JP2012029771A - 遊技情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】呼出ランプは、図柄変動の長さに応じた演出を実行することが可能となるので、図柄変動の内容(遊技情報)にリンクした演出を実行することが可能となる。これにより、図柄変動が実行された場合の大当たり期待度を遊技者に報知(教示)することが可能となる。
【選択図】図2
Description
また、遊技場では、遊技機の遊技内容に関する遊技情報を表示する遊技情報表示装置が遊技機ごとに設けられている。例えば特許文献1には、複数設置された遊技機に対応してそれぞれ遊技情報表示装置が設置されていることが記載されている。そして、その遊技情報表示装置にて、大当たり抽選に当選する確率が、遊技情報として遊技者に報知されることが記載されている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、予め定められた条件が成立したことに基づいて図柄変動を開始するとともに当該図柄変動において遊技結果を表示する遊技機について、遊技に関する遊技情報を良好に報知し得る遊技情報表示装置を提供することにある。
請求項2記載の遊技情報表示装置において、前記報知制御手段は、前記特別演出が実行されている状況において前記図柄変動が終了した後、その図柄変動が終了してから前記第1時間が経過するまでに当該特別演出を終了するようにしてもよい(請求項4)。
遊技機において次の図柄変動が開始されてから第1時間が経過するまでは、先の図柄変動に対応した特別演出が実行されているとしても、次の図柄変動に対応した特別演出が実行される前のタイミングであるため、その特別演出が先の図柄変動に対応して実行されていることを遊技者が把握可能であることが考えられる。このため、次の図柄変動における第1時間の経過までは、複数の図柄変動に跨って特別演出が実行されているとしても、上記不具合が発生しにくいことが想定される。そこで、請求項4の発明によれば、上記不具合の発生しにくい期間においては複数の図柄変動に跨った特別演出の実行を許容することで、特別演出を実行可能な時間を長くすることが可能となるので、特別演出の実行内容の自由度を高めることが可能となる。
図1は全体構成を示す概略図である。遊技場には多数の遊技機1が設置されており、それらの遊技機1に対応して貸出装置2、呼出ランプ3(遊技情報表示装置に相当)が設置されていると共に、管理室には管理装置4が設置されている。呼出ランプ3は、遊技機1及び貸出装置2と管理装置4とを間のデータを中継する中継手段として機能する。
呼出ランプ3は、CPUを主体とする制御装置(報知制御手段に相当)から構成されており、遊技機側からの図柄変動信号がハイレベルとなった場合は、遊技機1の図柄変動が開始したと判断し、ローレベルとなった場合は、1回の図柄変動が終了したと認識する。
そこで、呼出ランプ3は、図柄変動信号がローレベルからハイレベルとなった場合は、ハイレベルとなってからの時間(図柄変動時間)を測定し、その図柄変動時間に対応して所定の演出を液晶表示部16(報知手段に相当)にて実行する。つまり、呼出ランプ3には図柄変動時間に対応した演出が予め設定されており、図柄変動時間の経過にしたがって液晶表示部16にて実行する演出を変更するようになっている。具体的には、図柄変動が開始されてから第1時間としての10秒が経過したタイミングで第1特別演出を実行し(図2(a)参照)、図柄変動が開始されてから第2時間としての30秒(第1特別演出が開始されてから20秒)が経過したタイミングで第2特別演出を実行する(図2(c)参照)。第1特別演出及び第2特別演出はそれぞれ複数設定されており、特別演出を実行する場合は、設定されている複数の特別演出からいずれかの特別演出を選択して実行する。この場合、複数設定されている第1特別演出のいずれが選択されたとしても第1特別演出は15秒以内に終了するように設定され、複数設定されている第2特別演出のいずれが選択されたとしても第2特別演出は30秒以内に終了するように設定されている。
(1)特別演出を実行している状況において図柄変動が終了した場合、次の図柄変動が開始されないことを条件として特別演出を続行する(強制終了しない、図2(a)、(c)参照)。
(2)第1特別演出を実行している状況において図柄変動が終了した後、次の図柄変動が開始される場合には、次の図柄変動が開始されてから10秒が経過するまでに第1特別演出を終了する(実際には9秒経過するまで第1特別演出処理を実行し、その後第1特別演出が強制終了されたことを示す強制終了演出を1秒間実行する。図2(b)参照)。すなわち、第1特別演出を実行している状況において図柄変動が終了した後、次の図柄変動が開始される場合には、次の図柄変動が開始されてから9秒が経過した場合、その第1特別演出の実行の途中であったとしても、その第1特別演出を終了する。そして、その第1特別演出の終了に続き強制終了演出を実行する。この場合、強制終了演出の終了に続けて新たな第1特別演出を実行することになる。
(3)第2特別演出を実行している状況では、次の図柄変動が開始されてから10秒が経過したとしても、演出を終了しない(強制終了しない、図2(d)参照)。
図5は、呼出ランプ3による特別演出開始処理を示すフローチャートである。呼出ランプ3は、図柄変動信号がハイレベルかを判定しており(A1)、ローレベルからハイレベルとなると図柄変動実行中であると判定し(A1:YES)、図柄変動開始から第1時間(10秒)が経過したか(A2)、第2時間(30秒)が経過したか(A7)を判定する。
遊技機1で図柄変動が発生したものの、リーチが発生することなくハズレ図柄が停止する場合は図柄変動時間が10秒経過することはないことから、呼出ランプ3は、何の処理を実行することはない。これに対して、遊技機1で図柄変動から例えば10秒後にノーマルリーチが発生したとすると、呼出ランプ3は、図柄変動信号がハイレベルとなってから10秒経過したことから(A2:YES)、第2特別実行フラグが1、つまり第2特別演出実行中か(A3)を判定する。このように第2特別演出を実行中かを判定し、第1特別演出を実行中かを判定しないのは、上述したようにこのタイミングでは第1特別演出は必ず終了しているからである。第2特別演出フラグが0の場合は(A3:NO)、複数設定されている第1特別演出のうちから一つを選択する第1特別演出を選択処理し(A4)、選択した第1特別演出を実行処理し(A5)、第1特別演出フラグを1とする(A6)。
図3(c)は、図柄変動が終了し、新たな図柄変動開始から10秒経過するにも関わらず第2特別演出を続行している状態を示している。
図4(b)下段は、新たな図柄変動を開始してから9秒経過後における強制終了演出を示し、同図(c)は、強制終了演出に続く新たな第1特別演出を示している。従って、遊技者は、強制終了演出により第1特別演出が強制終了したことを認識できるので、現在の第1特別演出がいずれの図形変動によるものであるかを把握することができる。
遊技機1の図柄変動の長さに応じた演出を実行することが可能となるので、図柄変動の内容(遊技情報)にリンクした演出を実行することが可能となる。この結果、図柄変動が実行された場合の大当たり期待度を遊技者に報知(教示)することが可能となり、図柄変動が実行された場合の大当たり期待度を遊技者が把握できることで、遊技者の図柄変動に対する注目度を高める効果を期待できる。
スーパーリーチに対応した第2特別演出は第1特別演出に比べ、遊技者の注目度が高いことから、遊技者が把握したいと考えている第2特別演出については、その特別演出が開始された図柄変動が終了された後、第1時間が経過したとしても実行が維持されることで、遊技者の注目度が高い第2特別演出が中断されてしまうことを抑制できる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
図柄変動が終了したこと、或いは新たな図柄変動が開始されたことに基づいて第1特別演出を強制終了するようにしてもよい。このような構成によれば、次の図柄表示が開始されている状況において第1特別演出が実行され続けることを抑制できるので、いずれの図柄変動に対応した第1特別演出であるかを遊技者が理解できなくなることを抑制できる。
図柄変動が実行されているか否かの判定の方法を変更してもよく、スタート信号及び確定信号の一方又は両方を受信することで図柄変動が実行されているか否かを判定できるようにしてもよい。尚、スタート信号は、図柄変動が開始される(された)場合に遊技機から出力される信号であり、確定信号は、図柄変動が終了される(された)場合に遊技機から出力される信号である。
確定信号のみを受信する構成においては、始動口に玉が入賞(有効な入賞)した回数を把握し、その数と確定信号の受信回数とから図柄変動が実行されているか否かを判定するようにすればよい。
スタート信号のみを受信する構成においては、始動口に玉が入賞した回数を把握し、その数とスタート信号を受信した回数とから図柄変動が実行されているか否かを判定するようにすればよい。尚、始動の保留がない場合、いずれのタイミングで図柄変動が終了するかを呼出ランプ3にて把握することができない。このため、保留がない場合、特別演出を実行しないようにすればよい。さらには、保留がないとしても、特別演出を実行するか否かのタイミングを判定し、特別演出を実行するタイミング以降に始動口に玉が入賞し、保留が発生した場合に特別演出を実行するようにしてもよい。
特別演出を実行する機器は呼出ランプ3に限れられるものではない。すなわち、遊技機1とは個別に設けられていれば、いずれの機器にて特別演出を実行するようにしてもよい。
新たな図柄変動が実行された場合であっても特別演出の中断を実行しなくともよい。
ノーマルリーチ、スーパーリーチをノーマルリーチ信号、スーパーリーチ信号を用いて判定するようにしてもよい。例えば、ノーマルリーチ信号を受信している図柄変動では、10秒が経過した場合に第1特別演出を実行する。スーパーリーチ信号を受信している図柄変動では、30秒が経過した場合に第2特別演出を実行する。
本発明は、本遊技機1とはパチンコ機に適用することも可能である。すなわち、遊技者の遊技ペース(ボタン操作等)にて1回の図柄変動の時間が変動しない構成であれば、本発明の構成を適用できる。
予め設定されている図柄変動の時間に応じて演出が実行される遊技機に対応して設置される呼出ランプ3に適用できる。要するに、遊技者の遊技ペース(ボタン操作等)にて1回の図柄変動の時間が変動しない構成に適用できる。
第2特別演出を強制終了することがないものとしたが、第2特別演出を強制終了するようにしてもよい。例えば、第2特別演出の実行中に図柄変動が終了した場合、そのタイミングにて第2特別演出を終了するようにしてもよい。
Claims (5)
- 予め定められた条件が成立したことに基づいて図柄変動を開始するとともに当該図柄変動において遊技結果を表示する遊技機に対応するように設置される遊技情報表示装置であって、
前記遊技機に関する情報を報知する特別演出が実行される報知手段と、
前記図柄変動が開始されてから第1時間が経過した場合に、前記特別演出としての第1特別演出を実行するよう前記報知手段を制御するとともに、前記図柄変動が開始されてから前記第1時間より長い第2時間が経過した場合に、前記特別演出としての第2特別演出を実行するよう前記報知手段を制御する報知制御手段と、
を備えたことを特徴とする遊技情報表示装置。 - 前記報知制御手段は、前記特別演出が実行されている状況において前記図柄変動が終了した場合、当該図柄変動が終了した以降の所定タイミングで前記特別演出の実行を終了することを特徴とする請求項1記載の遊技情報表示装置。
- 前記報知制御手段は、前記特別演出が実行されている状況において前記図柄変動が終了した後、新たな図柄変動が開始されていることに基づいて、その新たな図柄変動が開始された以降の所定タイミングで当該特別演出を終了することを特徴とする請求項2記載の遊技情報表示装置。
- 前記報知制御手段は、前記特別演出が実行されている状況において前記図柄変動が終了した後、その図柄変動が終了してから前記第1時間が経過するまでに当該特別演出を終了することを特徴とする請求項2又は3記載の遊技情報表示装置。
- 前記遊技機は、前記図柄変動が開始されてから前記第1時間が経過した場合よりも、前記第2時間が経過した場合の方が、遊技者に有利な遊技結果となる期待度が高いものであり、
前記報知手段は、前記第2特別演出が実行された場合、前記第1特別演出が実行された場合よりも、遊技者に有利な遊技結果となる期待度が高いことに対応した演出が実行されるものであり、
前記報知制御手段は、前記第2特別演出が開始された前記図柄変動が終了した後に前記第1時間が経過した状況において、前記第2特別演出の実行の中途である場合、当該第2特別演出の実行を維持することを特徴とする請求項4記載の遊技情報表示装置。
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