JP2012028839A - 原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰まり後の原稿の読取り時間を短縮できる原稿搬送装置を提供する。
【解決手段】上流側第1搬送路R11の原稿Gの搬送先を、下流側第1搬送路R12又は第4搬送路R4に切り換える第1原稿搬送先切り換え部450と、第2空間K2の第2原稿排出部702と第2原稿搬送先切り換え部460との間K21の原稿の搬送先を、第2空間K2の切り換え部460よりも外側の外側第2空間K22又は第1空間K1に切り換える切り換え部460と、切り換え部450による原稿の搬送先を搬送路R12に設定し且つ切り換え部460による原稿Gの搬送先を外側第2空間K22に設定する通常搬送モードと、切り換え部450による原稿の搬送先を第4搬送路R4に設定し且つ原稿の搬送方向を第1搬送路R1の第1合流部R13から排出部702に向かう方向に設定し且つ切り換え部460による原稿の搬送先を第1空間K1に設定する短絡搬送モードとに変更可能である。
【選択図】図9

Description

本発明は、コピー機などの画像形成装置などと組み合わせて使用され且つ原稿載置部に載置された原稿を画像読取位置に搬送する原稿搬送装置、及び原稿搬送装置を含む画像形成装置に関する。
原稿搬送装置は、コピー機、ファクシミリなどのように、原稿の画像を読み取る画像読取部を備える画像形成装置などと組み合わされて使用される装置である。原稿搬送装置によれば、画像形成装置における画像読取部の画像読取位置に、原稿載置部に載置された原稿を搬送することができる。また、原稿搬送装置によれば、画像読取位置を通過した原稿を、原稿集積部に排出し、集積することができる。
また、原稿を表裏反転させる機能を有する原稿搬送装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。特許文献1に記載の原稿搬送装置においては、原稿載置部と原稿集積部との間の空間を原稿集積部側の第1空間と原稿載置部側の第2空間とに仕切る中間トレイと、原稿を第1空間に向けて排出する第1原稿排出部と、原稿の一部分を第2空間に向けて排出する第2原稿排出部と、を備えている。また、特許文献1に記載の原稿搬送装置においては、原稿載置部に載置された原稿を画像読取位置に搬送する第1搬送手段と、画像読取位置に位置する原稿を第1原稿排出部に搬送する第2搬送手段と、画像読取位置に位置する原稿を第2原稿排出部に搬送する第3搬送手段と、原稿を第2空間を利用してスイッチバックさせると共に表裏反転させて画像読取位置に再度搬送する第4搬送手段と、を備えている。第1から第4搬送手段は、板金部材などから形成される搬送路や原稿を挟持して繰り出す搬送ローラ対などから構成される。
そして、特許文献1に記載の原稿搬送装置において、原稿における一方の面のみの画像を読み取る場合(片面読み取りの場合)には、以下のように原稿が搬送される。
原稿載置部に載置された原稿は、第1搬送手段により画像読取位置に搬送され、画像読取位置において、画像形成装置における画像読取部により原稿における一方の面の画像が読み取られる。その後、画像が読み取られた原稿は、第2搬送手段により第1原稿排出部に搬送され、第1原稿排出部から排出されて原稿集積部に集積される。
また、特許文献1に記載の原稿搬送装置において、原稿における両面の画像を読み取る場合(両面読み取りの場合)には、以下のように原稿が搬送される。
原稿載置部に載置された原稿は、第1搬送手段により画像読取位置に搬送され、画像読取位置において、画像形成装置における画像読取部により原稿における一方の面の画像が読み取られる。その後、画像が読み取られた原稿は、第3搬送手段により第2原稿排出部に搬送され、第4搬送手段により第2空間を利用してスイッチバックされ、表裏反転されて画像読取位置に再度搬送される。そして、画像読取位置において、画像形成装置における画像読取部により原稿における他方の面の画像が読み取られる。ここで、原稿における両面の画像の読み取りは完了するが、このまま原稿を原稿集積部に排出したのでは、原稿集積部において、片面読み取りをされた原稿と両面読み取りをされた原稿とは、表裏反対になる。
そこで、両面読み取りされた原稿は、第3搬送手段及び第4搬送手段により第2空間を利用して再度スイッチバックされ、表裏反転されて画像読取位置に搬送される。なお、ここでは、画像読取部による原稿における画像の読み取りは行われない。その後、両面読み取りされた原稿は、第2搬送手段により第1原稿排出部に搬送され、第1原稿排出部から排出される。
このようにして、原稿集積部において、片面読み取りをされた原稿及び両面読み取りをされた原稿は、表裏一致した状態で集積される(このような原稿の両面の画像を読み取る方式を「中間トレイスイッチバック原稿両面読み取り方式」ともいう)。
また、複数の原稿を搬送している原稿搬送装置において原稿の詰まり(JAM)が発生した場合に、ユーザは、複数の原稿のうち画像読取位置を通過していない原稿(画像が読み取られていない原稿)を選別し、選別した原稿のみを原稿載置部に再度載置して、原稿の再搬送(原稿の再読み取り)を行う必要があった。
しかし、画像読取位置を通過していない原稿をユーザが正確に選別することは困難であった。
そこで、画像読取位置を通過していない原稿をユーザが選別する作業を不要とする技術として、特許文献2には、「複数の原稿を1枚づつ原稿台に送る自動原稿送り装置と、原稿が正常に搬送されたかどうか判断する手段と、原稿の枚数をカウントするカウント手段と、使用者に対して操作方法を案内する表示手段とを具備し、原稿が正常に搬送された場合に前記カウント手段で原稿枚数をカウントし、原稿の搬送異常が発生したときにそれまでのカウント値を保持するとともに前記表示手段に原稿を全部戻すよう操作指示表示し、動作再開後前記カウント値まで原稿を空送りした後コピー動作を継続することを特徴とする画像形成装置」が開示されている。
特許文献2に記載の画像形成装置(原稿搬送装置)によれば、原稿搬送装置において原稿の詰まりが発生した場合には、ユーザは、全ての原稿を原稿載置部に戻した後、コピー動作(原稿における画像の読み取り動作)を再開すれば、画像読取位置を通過した原稿(画像が読み取られた原稿)については、画像の読み取りを行わず、且つ画像読取位置を通過していない原稿(画像が読み取られていない原稿)についてのみ画像の読み取りを行うようにすることができる(このような画像の読み取り方式を「全原稿再搬送方式」ともいう)。特許文献2に記載の画像形成装置は、このような動作を実現することにより、全ての原稿の再読み取りを不要として、原稿の読み取りに要する時間を短縮することができる。
また、中間トレイスイッチバック原稿両面読み取り方式及び全原稿再搬送方式を併せて採用した原稿搬送装置も存在する。
特開2004−29066号公報 特開2000−98821号公報
しかし、中間トレイスイッチバック原稿両面読み取り方式の原稿搬送装置において原稿が詰まった後における原稿の読み取りに要する時間を更に短縮させることが望まれている。
本発明は、中間トレイスイッチバック原稿両面読み取り方式の原稿搬送装置において原稿が詰まった後における原稿の読み取りに要する時間を更に短縮させることができる原稿搬送装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、前記原稿搬送装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像が読み取られる前の原稿が載置される原稿載置部と、前記原稿載置部の下方に位置し、所定の画像読取位置を通過した原稿が集積される原稿集積部と、前記原稿載置部と前記原稿集積部との間に配置され、前記原稿載置部と前記原稿集積部との間の空間を前記原稿集積部側の第1空間と前記原稿載置部側の第2空間とに仕切る中間トレイと、前記第1空間に臨み、原稿を前記第1空間に向けて排出する第1原稿排出部と、前記第2空間に臨み、原稿を前記第2空間に向けて排出する第2原稿排出部と、前記原稿載置部と前記画像読取位置との間の第1搬送路であって、前記原稿載置部側の上流側第1搬送路、前記画像読取位置側の下流側第1搬送路及び前記上流側第1搬送路と前記下流側第1搬送路との間に位置する第1合流部を有する第1搬送路と、前記原稿載置部に載置された原稿を前記第1搬送路を通じて前記画像読取位置に搬送する第1搬送手段と、前記画像読取位置と前記第1原稿排出部との間の第2搬送路と、前記画像読取位置に位置する原稿を前記第2搬送路を通じて前記第1原稿排出部に搬送する第2搬送手段と、前記画像読取位置と前記第2原稿排出部との間の第3搬送路と、前記画像読取位置に位置する原稿を前記第3搬送路を通じて前記第2原稿排出部に搬送する第3搬送手段と、前記第2原稿排出部と前記第1搬送路の前記第1合流部との間の第4搬送路と、前記第3搬送路に位置する原稿を、前記第2空間を利用してスイッチバックさせて前記第4搬送路及び前記下流側第1搬送路を通じて前記画像読取位置に再度搬送し、また、前記第1搬送路の前記第1合流部に位置する原稿を前記第4搬送路を通じて前記第2原稿排出部に向けて搬送する第4搬送手段と、前記上流側第1搬送路を搬送する原稿の搬送先を、前記下流側第1搬送路又は前記第4搬送路に切り換える第1原稿搬送先切り換え部と、前記第2空間における前記第2原稿排出部よりも外方に設けられる第2原稿搬送先切り換え部であって、前記第2空間における前記第2原稿排出部と前記第2原稿搬送先切り換え部との間を搬送する原稿の搬送先を、前記第2空間における前記第2原稿搬送先切り換え部よりも外側の外側第2空間又は前記第1空間に切り換える第2原稿搬送先切り換え部と、原稿の搬送モードとして、前記第1原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を前記下流側第1搬送路に設定すると共に前記第2原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を前記外側第2空間に設定する通常搬送モードと、前記第1原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を前記第4搬送路に設定し且つ前記第4搬送手段における原稿の搬送方向を前記第1搬送路の前記第1合流部から前記第2原稿排出部に向かう方向に設定すると共に前記第2原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を前記第1空間に設定する短絡搬送モードとに変更可能な搬送モード制御部と、を備える原稿搬送装置に関する。
また、前記搬送モード制御部は、前記第1原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を制御する第1原稿搬送先制御部と、前記第2原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を制御する第2原稿搬送先制御部と、前記第4搬送手段における原稿の搬送方向を制御する第4原稿搬送方向制御部と、を備え、前記搬送モード制御部は、原稿を前記画像読取位置に搬送する場合には、原稿の搬送モードを前記通常搬送モードに設定し、前記画像読取位置を経由せずに原稿を前記原稿集積部に搬送する場合には、原稿の搬送モードを前記短絡搬送モードに設定することが好ましい。
また、複数の原稿を前記原稿載置部から前記原稿集積部に搬送させる場合において前記画像読取位置を通過した原稿の数をカウントする原稿カウント部と、前記原稿搬送装置における原稿の詰まりを検知する原稿詰まり検知部と、を備え、前記原稿詰まり検知部が原稿の詰まりを検知した後に原稿が前記原稿載置部に再度載置された場合において前記原稿載置部から前記原稿集積部への原稿の搬送が再開されたときに、前記原稿カウント部によりカウントされた数の原稿の以前の原稿については、前記短絡搬送モードで搬送し、前記原稿カウント部によりカウントされた数の原稿の次以降の原稿については、前記通常搬送モードで搬送することが好ましい。
また、本発明は、前記原稿搬送装置と、前記原稿搬送装置における前記画像読取位置を通過した前記原稿の画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部により読み取られた前記原稿の画像に関する画像情報に基づいて、シートに画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置に関する。
本発明によれば、中間トレイスイッチバック原稿両面読み取り方式の原稿搬送装置において原稿が詰まった後における原稿の読み取りに要する時間を更に短縮させることができる原稿搬送装置を提供することができる。
また、本発明によれば、前記原稿搬送装置を備える画像形成装置を提供することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態としてのコピー機1における各構成要素の配置を説明するための左側面図である。 原稿搬送装置700における原稿Gの搬送経路を示す模式的断面図である。 原稿搬送装置700の中間トレイ730に設けられた第2原稿搬送先切り換え部460を示す斜視図で、(A)は原稿Gの搬送先が外側第2空間K22である状態を示す図、(B)は原稿Gの搬送先が第1空間K1である状態を示す図である。 原稿搬送装置700の制御に係る機能ブロック図である。 両面読み取り時における原稿Gの搬送経路を示す模式的断面図である。 図5の続きを示す模式的断面図である。 図6の続きを示す模式的断面図である。 図7の続きを示す模式的断面図である。 短絡搬送モードにおける原稿Gの搬送経路を示す模式的断面図である。 原稿搬送装置700における搬送動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのコピー機1について説明する。本実施形態のコピー機1には、本発明の原稿搬送装置700の一実施形態が含まれている。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのコピー機1における各構成要素の配置を説明するための左側面図である。図2は、原稿搬送装置700における原稿Gの搬送経路を示す模式的断面図である。図3は、原稿搬送装置700の中間トレイ730に設けられた第2原稿搬送先切り換え部460を示す斜視図で、(A)は原稿Gの搬送先が外側第2空間K22である状態を示す図、(B)は原稿Gの搬送先が第1空間K1である状態を示す図である。本実施形態において、後述する手差しトレイ65が配置された側(図1における右側)をコピー機1の前側とする。
図1に示すように、本実施形態のコピー機1は、画像読取装置200と、装置本体Mとを備える。
画像読取装置200は、画像読取部201と原稿搬送装置700とを備える。原稿搬送装置700は、画像読取部201の垂直方向上側に配置されており、画像読取部201に原稿Gを自動的に搬送する。
装置本体Mは、画像読取装置200(画像読取部201)の垂直方向下側に配置され、画像読取部201からの画像情報に基づいて用紙T(シート)にトナー画像を形成する。
画像読取部201について説明する。
画像読取部201は、光源を含む照明部と、光路を形成する複数のミラーと、結像レンズと、読取手段としてのCCDと、CCDにより読み取られた画像情報に対して所定の処理をすると共に該画像情報を装置本体M側に出力させるCCD基板とを備える。CCDは、原稿搬送装置700により画像読取位置Jに搬送された原稿Gに形成されている画像を読み取る。
原稿搬送装置700について説明する。図1及び図2に示すように、原稿搬送装置700は、搬送機構筐体703と、原稿載置部710と、原稿集積部720と、中間トレイ730とを備える。
搬送機構筐体703は、原稿搬送装置700における搬送機構が収納された筐体である。
原稿載置部710は、画像が読み取られる前の原稿Gが載置される部分である。
原稿集積部720は、原稿載置部710の垂直方向下側に位置し、所定の画像読取位置J(図2参照)を通過した原稿Gが集積される部分である。
中間トレイ730は、原稿載置部710と原稿集積部720との間に配置され、原稿載置部710と原稿集積部720との間の空間Kを原稿集積部720側の第1空間K1と原稿載置部710側の第2空間K2とに仕切るトレイである。
原稿搬送装置700は、搬送機構筐体703の内部に、第1原稿排出部701と、第2原稿排出部702と、原稿搬送路R(図2参照)と、搬送部400(図4参照)と、第1原稿搬送先切り換え部450と、第2原稿搬送先切り換え部460と、第3原稿搬送先切り換え部470と、第4原稿搬送先切り換え部480と、を備える。
第1原稿排出部701は、第1空間K1に臨み、原稿Gを第1空間K1に向けて排出する部分である。
第2原稿排出部702は、第2空間K2に臨み、原稿Gの一部分を第2空間K2に向けて排出する部分である。
原稿搬送路Rは、原稿搬送装置700において原稿Gを搬送する経路である。原稿搬送路Rは、第1搬送路R1と、第2搬送路R2と、第3搬送路R3と、第4搬送路R4と、を備える。第1搬送路R1は、原稿載置部710と画像読取位置Jとの間における原稿Gを搬送する経路である。
第1搬送路R1は、原稿載置部710側の上流側第1搬送路R11と、画像読取位置J側の下流側第1搬送路R12と、上流側第1搬送路R11と下流側第1搬送路R12との間に位置する第1合流部R13と、を有する。
第2搬送路R2は、画像読取位置Jと第1原稿排出部701との間における原稿Gを搬送する経路である。第2搬送路R2は、画像読取位置J側の上流側第2搬送路R21と、第1原稿排出部701側の下流側第2搬送路R22と、を備える。
第3搬送路R3は、画像読取位置Jと第2原稿排出部702との間における原稿Gを搬送する経路である。第3搬送路R3は、画像読取位置J側の上流側第3搬送路R31と、第1原稿排出部701側の下流側第3搬送路R32と、を備える。
上流側第2搬送路R21と上流側第3搬送路R31とは共通の搬送路である。下流側第2搬送路R22及び下流側第3搬送路R32は、上流側第2搬送路R21(上流側第3搬送路R31)の終端部から、下流側に延びている。
第4搬送路R4は、第2原稿排出部702と第1搬送路R1の第1合流部R13との間おける原稿Gを搬送する経路である。
搬送部400は、原稿搬送装置700において原稿Gを搬送する。図4に示すように、搬送部400は、第1搬送手段としての第1搬送部410と、第2搬送手段としての第2搬送部420と、第3搬送手段としての第3搬送部430と、第4搬送手段としての第4搬送部440と、を備える。
搬送部400(第1搬送部410、第2搬送部420、第3搬送部430、第4搬送部440)は、ローラ対やローラとパッドとの対などからなる。具体的には、図2に示すように、搬送部400は、第1ローラ対401と、第2ローラ対402と、第3ローラ対403と、第4ローラ対404と、第5ローラ対405と、第6ローラ対406と、第7ローラ対407と、第8ローラ対408と、を備える。
第1搬送部410は、第1ローラ対401と、第2ローラ対402と、第3ローラ対403と、第4ローラ対404と、を備える。
第2搬送部420は、第5ローラ対405と、第6ローラ対406と、を備える。
第3搬送部430は、第5ローラ対405と、第7ローラ対407と、を備える。
第4搬送部440は、第7ローラ対407と、第8ローラ対408と、を備える。
第1ローラ対401は、上流側第1搬送路R11における原稿載置部710側に配置される。
第2ローラ対402は、上流側第1搬送路R11における第1ローラ対401の下流側で且つ第3ローラ対403の上流側に配置されている。
第3ローラ対403は、上流側第1搬送路R11における第2ローラ対402の下流側で且つ第1合流部R13の上流側に配置されている。
第4ローラ対404は、下流側第1搬送路R12における第1合流部R13の下流側で且つ画像読取位置Jの上流側に配置されている。
第5ローラ対405は、上流側第2搬送路R21における下流側の終端部の近傍に配置されている。
第6ローラ対406は、下流側第2搬送路R22における第1原稿排出部701の近傍に配置されている。
第7ローラ対407は、下流側第3搬送路R32における第2原稿排出部702の近傍に配置されている。
第8ローラ対408は、第4搬送路R4における第1合流部R13と第7ローラ対407との間に配置されている。
第1搬送部410は、原稿載置部710に載置された原稿Gを、第1搬送路R1を通じて画像読取位置Jに搬送する。
第2搬送部420は、画像読取位置Jに位置する原稿Gを、第2搬送路R2を通じて第1原稿排出部701に搬送する。
第3搬送部430は、画像読取位置Jに位置する原稿Gを、第3搬送路R3を通じて第2原稿排出部702に搬送する。
第4搬送部440は、第3搬送路R3に位置する原稿Gを、第2空間K2を利用してスイッチバックさせると共に表裏反転させて第4搬送路R4及び下流側第1搬送路R12を通じて画像読取位置Jに再度搬送する。また、第4搬送部440は、第1搬送路R1の第1合流部R13に位置する原稿Gを、第4搬送路R4を通じて第2原稿排出部702に向けて搬送する(この搬送動作については後に詳述する)。
第1原稿搬送先切り換え部450は、上流側第1搬送路R11を搬送する原稿Gの搬送先を、下流側第1搬送路R12又は第4搬送路R4に切り換える。換言すると、第1原稿搬送先切り換え部450は、上流側第1搬送路R11を搬送する原稿Gを下流側第1搬送路R12に搬送する第1位置(図2参照)と、上流側第1搬送路R11を搬送する原稿Gを、第4搬送路R4に搬送する第2位置(図9参照)と、に切り替え(揺動)可能に配置される。
第2原稿搬送先切り換え部460は、第2空間K2における第2原稿排出部702よりも外方に設けられる。第2原稿搬送先切り換え部460は、第2空間K2における第2原稿排出部702と第2原稿搬送先切り換え部460との間の領域K21を搬送する原稿Gの搬送先を、第2空間K2における第2原稿搬送先切り換え部460よりも外側の外側第2空間K22又は第1空間K1に切り換える。換言すると、第2原稿搬送先切り換え部460は、第2空間K2の領域K21を搬送する原稿Gを第2空間K2の外側第2空間K22に搬送する第1位置(図5、図3(A)参照)と、第2空間K2の領域K21を搬送する原稿Gを第1空間K1に搬送する第2位置(図9、図3(B)参照)と、に切り替え(揺動)可能に配置される。
図3(A)及び図3(B)に示すように、第2原稿搬送先切り換え部460は、中間トレイ730に対して揺動自在に連結された板状の部材からなる。中間トレイ730は、第2空間K2の領域K21に対応する位置に開口部731を有する。第2原稿搬送先切り換え部460は、この開口部731を開閉することができる。
第2原稿搬送先切り換え部460が開口部731を閉じた状態の第1位置(図5、図3(A)参照)においては、中間トレイ730の上面と第2原稿搬送先切り換え部460の上面とは、ほぼ面一(ツライチ)となる。そのため、第2空間K2の領域K21を搬送する原稿Gは、第2空間K2の外側第2空間K22に搬送される。
また、第2原稿搬送先切り換え部460が開口部731を開いた状態の第2位置(図9、図3(B)参照)においては、第2空間K2の領域K21を搬送する原稿Gは、開口部731を介して、第2空間K2の下方に位置する第1空間K1に搬送される。
図2に示すように、第3原稿搬送先切り換え部470は、上流側第2搬送路R21(上流側第3搬送路R31)を搬送する原稿Gの搬送先を、下流側第2搬送路R22又は下流側第3搬送路R32に切り換える。換言すると、第3原稿搬送先切り換え部470は、上流側第2搬送路R21(上流側第3搬送路R31)を搬送する原稿Gを下流側第2搬送路R22に搬送する第1位置(図2参照)と、上流側第2搬送路R21(上流側第3搬送路R31)を搬送する原稿Gを下流側第3搬送路R32に搬送する第2位置(図5参照)と、に切り替え(揺動)可能に配置される。
第4原稿搬送先切り換え部480は、下流側第3搬送路R32を搬送する原稿Gの搬送先を、第2原稿排出部702を介して第2空間K2に切り換えたり、第2空間K2を利用してスイッチバックさせた原稿Gの搬送先を、第4搬送路R4に切り換える。換言すると、第4原稿搬送先切り換え部480は、下流側第3搬送路R32を搬送する原稿Gを第2空間K2に搬送する第1位置(図5参照)と、第2空間K2を利用してスイッチバックさせた原稿Gを第4搬送路R4に搬送する第2位置(図6参照)と、に切り替え(揺動)可能に配置される。
また、第4原稿搬送先切り換え部480は、第4搬送路R4を第1搬送路R1の第1合流部R13から第2原稿排出部702に向かうように搬送する原稿Gを、第2原稿排出部702を介して第2空間K2に搬送する第3位置(図9参照)にも切り替え(揺動)可能に配置される。
画像読取位置Jの垂直方向上側には、原稿ガイド746が配置される。原稿ガイド746は、画像読取位置Jにおいて、原稿Gの搬送経路を形成するため、画像読取部201の透過部材202との間に微小間隙を介して対向配置される。
搬送機構筐体703における画像読取位置Jに対応する部分(垂直方向下側)は開放されている。これにより、原稿G(被読取画像が形成された面)は、画像読取位置Jを通過する際に画像読取部201における読取面を構成する透過部材202に対向して配置される。
装置本体Mについて説明する。
図1に示すように、装置本体Mは、所定の画像情報に基づいて用紙Tに所定の画像を形成する画像形成部GKと、用紙Tを画像形成部GKに供給すると共に画像が形成された用紙Tを排出する給排紙部KHとを有する。
図1に示すように、画像形成部GKは、感光体ドラム2と、帯電部10と、レーザスキャナユニット4と、現像器16と、トナーカートリッジ5と、トナー供給装置6と、転写ローラ8と、定着部9と、を備える。
また、給排紙部KHは、給紙カセット52と、手差しトレイ65と、レジストローラ対80と、用紙Tの搬送路Lと、を備える。
感光体ドラム2は、円筒形状の部材からなり、像担持体として機能する。感光体ドラム2は、図1の紙面に対して垂直な回転軸を中心に回転可能な態様で装置本体Mに配置される。感光体ドラム2の表面には、静電潜像が形成される。
帯電部10は、感光体ドラム2の垂直方向上側(上方)に配置される。帯電部10は、感光体ドラム2の表面を一様に正(プラス極性)帯電させる。
レーザスキャナユニット4は、感光体ドラム2の垂直方向上側(上方)に、感光体ドラム2から離間して配置される。レーザスキャナユニット4は、不図示のレーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有して構成される。
レーザスキャナユニット4は、画像読取装置200から出力された画像情報に基づいて、感光体ドラム2の表面を走査露光する。レーザスキャナユニット4により走査露光されることによって、感光体ドラム2の表面に帯電した電荷が除去される。これにより、感光体ドラム2の表面に静電潜像が形成される。
現像器16は、感光体ドラム2の前方(図1における右側)に配置される。現像器16は、感光体ドラム2に形成された静電潜像に単色(通常はブラック)のトナー画像を現像する。現像器16は、感光体ドラム2に対向配置可能な現像ローラ17と、トナー攪拌用の攪拌ローラ18と、を有する。
トナーカートリッジ5は、現像器16に供給されるトナーを収容する。
トナー供給装置6は、トナーカートリッジ5に収容されたトナーを、現像器16に供給する。
ドラムクリーニング部11は、感光体ドラム2の後方(図1における左側)に配置される。ドラムクリーニング部11は、感光体ドラム2の表面に残留したトナーや付着物を除去する。
転写ローラ8は、感光体ドラム2の表面に現像されたトナー画像を用紙Tに直接的に転写させる。転写ローラ8には、不図示の電圧印加手段により、感光体ドラム2に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させるための転写バイアスが印加される。
なお、感光体ドラム2の表面に現像されたトナー画像は、中間転写ベルト等を介して、用紙Tに間接的に転写させることができる。
転写ローラ8は、感光体ドラム2に当接される当接位置と、感光体ドラム2から離間する離間位置とに移動可能に構成される。詳細には、転写ローラ8は、感光体ドラム2に現像されたトナー画像を用紙Tに転写させる場合には当接位置に移動され、他の場合には離間位置に移動される。
ここで、用紙Tは、感光体ドラム2と転写ローラ8とによって挟み込まれ、感光体ドラム2の表面(トナー画像が現像された側)に押し当てられる。このようにして転写部としての転写ニップNが形成され、感光体ドラム2に現像されたトナー画像は、用紙Tに転写される。
定着部9は、用紙Tに転写されたトナー画像を構成するトナーを溶融させて、用紙Tに定着させる。定着部9は、ヒータにより加熱される加熱ローラ9aと、加熱ローラ9aに圧接される加圧ローラ9bと、を備える。加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとは、トナー画像が転写された用紙Tを挟持するようにして搬送する。用紙Tが加熱ローラ9aと加圧ローラ9bとの間に挟持されるように搬送されることによって、用紙Tに転写されたトナーは、溶融されると共に該用紙Tの表面に定着される。
給紙カセット52は、装置本体Mの下部(垂直方向における下側)に配置される。給紙カセット52は、装置本体Mの前側(図1における右側)に水平方向に引き出し可能に配置される。給紙カセット52は、用紙Tが載置される載置板60を備えており、給紙カセット52には、載置板60に用紙Tが積層された状態で、用紙Tが収容される。カセット給紙部51は、給紙カセット52の用紙送り出し側端部(図1における右側端部)に配置される。カセット給紙部51は、給紙カセット52に収容された用紙Tを搬送路Lに送り出す。
カセット給紙部51は、載置板60に載置された用紙Tを取り出す前送りコロ61と、用紙Tを1枚ずつ搬送路Lに送り出すローラ対63と、からなる重送防止機構を備える。
カセット給紙部51又は手差し給紙部64と排紙部50との間には、用紙Tを搬送する搬送路Lが形成される。搬送路Lは、カセット給紙部51から第1合流部P1までの第1搬送路L1と、第1合流部P1からレジストローラ対80までの第2搬送路L2と、レジストローラ対80から転写ローラ8までの第3搬送路L3と、転写ローラ8から定着部9までの第4搬送路L4と、定着部9から分岐部P3までの第5搬送路L5と、分岐部P3から排紙部50までの第6搬送路L6とを有する。
また、搬送路Lは、手差しトレイ65から第1合流部P1までの第7搬送路L7を有する。第1合流部P1は、カセット給紙部51から用紙Tを搬送する第1搬送路L1と、手差しトレイ65から用紙Tを搬送する第7搬送路L7との合流部である。
第2搬送路L2の途中には、第2合流部P2が配置される。更に、搬送路Lは、分岐部P3から第2合流部P2までの戻し搬送路Lbを有する。第2合流部P2は、第2搬送路L2と戻し搬送路Lbとの合流部である。
ここで、転写ローラ8における用紙Tの搬送方向の上流側(図1における右側)には、レジストローラ対80が配置される。レジストローラ対80は、用紙Tのスキュー(斜め給紙)補正や、トナー画像とのタイミング調整を行うためのローラ対である。
戻し搬送路Lbは、用紙Tの両面印刷を行う際に、既に印刷されている面とは反対面(非印刷面)を感光体ドラム2に対向させるために設けられる搬送路である。
戻し搬送路Lbによれば、分岐部P3から排紙部50側に搬送された用紙Tを表裏反転させて第2搬送路L2に戻すことができる。戻し搬送路Lbにより表裏反転された用紙Tは、感光体ドラム2により非印刷面に対して所定のトナー画像が転写される。
装置本体Mの前面側(図1における右側)であって給紙カセット52の上方には、手差し給紙部64が設けられる。手差し給紙部64は、手差しトレイ65と、給紙コロ66とを備える。手差しトレイ65は、その基端部において第7搬送路L7の入口近傍に回動自在(開閉自在)に取り付けられる。手差しトレイ65は、その閉状態において、装置本体Mの前面の一部を構成する。給紙コロ66は、手差しトレイ65に載置された用紙Tを取り出し、第7搬送路L7に向けて送り出す。
手差し給紙部64は、開状態の手差しトレイ65に載置された用紙Tを、第7搬送路L7及び第1合流部P1を介して、第2搬送路L2に給紙する。
第6搬送路L6における端部には、排紙部50が形成される。排紙部50は、装置本体Mにおける上方側に配置される。排紙部50は、装置本体Mの前方(図1における右方)に向けて開口している。排紙部50は、定着部9によりトナーが定着された用紙Tを装置本体Mの外部に排紙する。
排紙部50における開口側には、排紙集積部M1が形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面(外面)に形成される。排紙集積部M1は、装置本体Mにおける上面が下方(垂直方向下側)に窪んで形成された部分である。排紙集積部M1の底面は、装置本体Mにおける上面の一部を構成する。排紙集積部M1には、排紙部50から排出された、所定画像が転写された用紙Tが積層して集積される。
画像読取部201から出力された画像情報は、画像読取装置200から装置本体Mに出力される。
装置本体Mにおいて、入力された画像情報は、不図示の画像形成制御部に入力される。画像形成制御部は、画像情報に基づいて、画像形成部GKを構成する像担持体としての感光体ドラム2、帯電部10、レーザスキャナユニット4や現像器16等を制御する。感光体ドラム2には、画像情報に基づいて、所定のトナー画像が形成される。
搬送路Lを介して感光体ドラム2により形成される転写ニップNに搬送された用紙Tには、画像情報に基づいて原稿Gの画像と同じ画像が転写される。画像が形成された用紙Tは、排紙部50から排紙集積部M1に排出される。
次いで、図4を参照して、本実施形態の原稿搬送装置700の制御に係る構成について説明する。図4は、原稿搬送装置700の制御に係る機能ブロック図である。
図4に示すように、本実施形態の原稿搬送装置700は、操作パネル750と、通過センサ490と、エンプティセンサ495と、制御部100と、記憶部120と、搬送駆動部500と、第1切り換え部駆動部550と、第2切り換え部駆動部560と、第3切り換え部駆動部570と、第4切り換え部駆動部580と、を備える。また、本実施形態の原稿搬送装置700は、前述の通り、搬送部400と、第1原稿搬送先切り換え部450と、第2原稿搬送先切り換え部460と、第3原稿搬送先切り換え部470と、第4原稿搬送先切り換え部480と、を備える。
操作パネル750は、パネル表示部751と操作入力部752とを備える。パネル表示部751は、各種情報を表示する。パネル表示部751は、例えば、「原稿が詰まりました。全ての原稿を、一旦取り出し、もう一度セットして下さい。」等の原稿詰まりの後の処理を促すメッセージを表示する。
操作入力部752は、原稿搬送装置700を操作するための入力を行う部位であり、例えば、各種キーやタッチセンサパネルからなる。操作入力部752は、例えば、原稿の搬送(つまり、原稿における画像の読み取り等)を開始(再開)する「スタートキー」や、原稿を読み取る面(片面/両面)を決定する「読取面決定キー」を含んでいる。操作入力部752は、入力された操作に係る信号を制御部100に出力する。
通過センサ490は、原稿搬送路Rにおける複数の所定位置にそれぞれ(複数)設けられており、原稿Gが原稿搬送路Rにおける所定位置を通過すること(所定位置における原稿Gの有無)を検出する。通過センサ490は、原稿Gが画像読取位置Jを通過したことを検出する読取位置通過センサ491を含む。通過センサ490は、原稿Gが所定位置を通過した場合に、所定の信号を制御部100に出力する。読取位置通過センサ491は、原稿Gが画像読取位置Jを通過した場合に、所定の信号を制御部100に出力する。
エンプティセンサ495は、原稿載置部710に設けられており、原稿Gが原稿載置部710に載置されていること(原稿載置部710における原稿Gの有無)を検出する。エンプティセンサ495は、原稿Gが原稿載置部710に載置されている場合に、所定の信号を制御部100に出力する。
搬送駆動部500は、原稿搬送装置700における原稿Gの搬送に係る駆動を行う。搬送駆動部500は、第1搬送駆動部510と第2搬送駆動部520と第3搬送駆動部530と第4搬送駆動部540とを備える。第1搬送駆動部510、第2搬送駆動部520、第3搬送駆動部530及び第4搬送駆動部540は、それぞれ、搬送部400における第1搬送部410、第2搬送部420、第3搬送部430及び第4搬送部440の駆動を行う。
第1切り換え部駆動部550、第2切り換え部駆動部560、第3切り換え部駆動部570及び第4切り換え部駆動部580は、それぞれ第1原稿搬送先切り換え部450、第2原稿搬送先切り換え部460、第3原稿搬送先切り換え部470及び第4原稿搬送先切り換え部480の駆動を行う。
制御部100は、搬送駆動制御部110と、搬送モード制御部130と、原稿カウント部190と、リカバリーカウント部191と、原稿詰まり検知部192と、原稿空検知部195と、を備える。
搬送駆動制御部110は、搬送駆動部500(第1搬送駆動部510、第2搬送駆動部520、第3搬送駆動部530、第4搬送駆動部540)による搬送部400(第1搬送部410、第2搬送部420、第3搬送部430、第4搬送部440)の駆動の制御を行う。搬送駆動制御部110は、操作入力部752、通過センサ490、エンプティセンサ495等からの出力信号などに基づいて、所定の駆動の制御を行う。
搬送モード制御部130は、原稿の搬送モードを制御する。搬送モード制御部130は、第1原稿搬送先制御部150と、第2原稿搬送先制御部160と、第3原稿搬送先制御部170と、第4原稿搬送先制御部180と、第4原稿搬送方向制御部140と、を備える。
第1原稿搬送先制御部150は、第1原稿搬送先切り換え部450における原稿Gの搬送先を制御する。第2原稿搬送先制御部160は、第2原稿搬送先切り換え部460における原稿Gの搬送先を制御する。第3原稿搬送先制御部170は、第3原稿搬送先切り換え部470における原稿Gの搬送先を制御する。第4原稿搬送先制御部180は、第4原稿搬送先切り換え部480における原稿Gの搬送先を制御する。第4原稿搬送方向制御部140は、第4搬送部440における原稿Gの搬送方向を制御する。
搬送モード制御部130は、原稿Gを画像読取位置Jに搬送する場合には、原稿の搬送モードを通常搬送モードMD1に設定する。搬送モード制御部130は、通常搬送モードMD1において画像読取位置Jに搬送された原稿Gに対する搬送モードとして、片面排出搬送モードMD3又は両面排出搬送モードMD4を設定する。搬送モード制御部130は、画像読取位置Jを経由せずに原稿Gを原稿集積部720に搬送する場合には、原稿Gの搬送モードを短絡搬送モードMD2に設定する。
通常搬送モードMD1は、図2に示すように、第1原稿搬送先切り換え部450における原稿Gの搬送先を下流側第1搬送路R12に設定すると共に、第2原稿搬送先切り換え部460における原稿Gの搬送先を外側第2空間K22に設定する搬送モードである。
片面排出搬送モードMD3は、通常搬送モードMD1において画像読取位置Jに搬送された原稿Gに対する搬送モードであり、図2に示すように、第3原稿搬送先切り換え部470における原稿Gの搬送先を第1空間K1に設定する搬送モードである。
両面排出搬送モードMD4は、通常搬送モードMD1において画像読取位置Jに搬送された原稿Gに対する搬送モードであり、図5から図7に示すように、第3原稿搬送先切り換え部470における原稿Gの搬送先を第2空間K2に設定し、第4原稿搬送先切り換え部480における原稿Gの搬送先を、第2空間K2を利用してスイッチバックさせると共に表裏反転させて第4搬送路R4及び下流側第1搬送路R12を通じて画像読取位置Jに再度搬送するように設定し、図8に示すように、第3原稿搬送先切り換え部470における原稿Gの搬送先を第1空間K1に設定する搬送モードである。
短絡搬送モードMD2は、第1原稿搬送先切り換え部450における原稿Gの搬送先を第4搬送路R4に設定し、第4搬送部440における原稿Gの搬送方向を第1搬送路R1の第1合流部R13から第2原稿排出部702に向かう方向に設定すると共に、第2原稿搬送先切り換え部460における原稿Gの搬送先を第1空間K1に設定する搬送モードである。
原稿カウント部190は、複数の原稿Gを原稿載置部710から原稿集積部720に搬送させる場合において、読取位置通過センサ491からの入力信号に基づいて、画像読取位置Jを通過した原稿Gの数をカウントする。
リカバリーカウント部191は、前述の全原稿再搬送方式(全ての原稿を原稿載置部に戻した後、画像読取位置を通過していない原稿についてのみ画像の読み取りを行う方式)の動作を実現するためのカウント部(カウンタ)である。
原稿詰まり検知部192は、通過センサ490からの出力信号に基づいて、原稿搬送装置700における原稿Gの詰まり(JAM)を検知する。原稿詰まり検知部192は、例えば、原稿Gが原稿搬送路Rにおける所定位置に所定の時間以上位置し続けているときに、その所定位置において原稿Gの詰まりが発生していると判定する。
原稿空検知部195は、エンプティセンサ495からの出力信号に基づいて、原稿載置部710に載置されている原稿Gの有無を判定する。また、原稿空検知部195は、原稿Gが原稿載置部710に再度載置されたこと(原稿Gが再セットされたこと、つまり原稿Gが原稿載置部710から取り除かれた後、再度載置されたこと)を検知する。
制御部100は、前述の構成を有することにより、原稿詰まり検知部192が原稿Gの詰まりを一旦検知した後に原稿Gが原稿載置部710に再度載置されたことが検知された場合において、原稿載置部710から原稿集積部720への原稿Gの搬送が再開されたときに、原稿カウント部190によりカウントされた数の原稿の以前の原稿(つまり、画像が既に読み取られた原稿)については、短絡搬送モードMD2で搬送し、原稿カウント部190によりカウントされた数の原稿Gの次以降の原稿(つまり、画像が読み取られていない原稿)については、通常搬送モードMD1で搬送するように、所定の制御を行う。
記憶部120には、制御部100に関する各種情報が記憶される。例えば、記憶部120には、原稿詰まり検知部192が原稿Gの詰まりを検知した後に原稿Gが原稿載置部710に再度載置されたことを原稿空検知部195が検知する条件の情報などが記憶される。
本実施形態の原稿搬送装置700における原稿Gの搬送動作について簡単に説明する。図5は、両面読み取り時における原稿Gの搬送経路を示す模式的断面図である。図6は、図5の続きを示す模式的断面図である。図7は、図6の続きを示す模式的断面図である。図8は、図7の続きを示す模式的断面図である。図9は、短絡搬送モードにおける原稿Gの搬送経路を示す模式的断面図である。
原稿GにおけるA面のみの画像を読み取る場合(片面読み取りの場合)には、以下のように原稿Gが搬送される。
図2に示すように、原稿載置部710に載置された原稿Gは、第1搬送部410により第1搬送路R1を通じて画像読取位置Jに搬送され、画像読取位置Jにおいて、コピー機1における画像読取部201により原稿GにおけるA面(一方の面)の画像が読み取られる。その後、画像が読み取られた原稿Gは、第2搬送部420により第2搬送路R2を通じて第1原稿排出部701に搬送され、第1原稿排出部701から排出されて原稿集積部720に集積される。
また、原稿Gにおける両面の画像を読み取る場合(両面読み取りの場合)には、以下のように原稿Gが搬送される。
図5に示すように、原稿載置部710に載置された原稿Gは、第1搬送部410により第1搬送路R1を通じて画像読取位置Jに搬送され、画像読取位置Jにおいて、コピー機1における画像読取部201により原稿GにおけるA面(一方の面)の画像が読み取られる。その後、画像が読み取られた原稿Gは、第3搬送部430により第3搬送路R3を通じて第2原稿排出部702に搬送され、原稿Gは、その一部分が第7ローラ対407に挟持された状態で、第2空間K2に排出される。
図6に示すように、原稿Gは、第4搬送部440により第2空間K2を利用してスイッチバックされ、第4搬送路R4及び下流側第1搬送路R12を通じて表裏反転されて、画像読取位置Jに再度搬送される。そして、画像読取位置Jにおいて、コピー機1における画像読取部201により原稿GにおけるB面(他方の面)の画像が読み取られる。
ここで、原稿における両面(A面、B面)の画像の読み取りは完了するが、このまま原稿Gを原稿集積部720に排出したのでは、原稿集積部720において、片面読み取りをされた原稿Gと両面読み取りをされた原稿Gとは、表裏反対になる。
そこで、図7に示すように、両面読み取りされた原稿Gは、第3搬送部430及び第4搬送部440により第2空間K2を利用して再度スイッチバックされ表裏反転されて、第4搬送路R4及び下流側第1搬送路R12を通じて画像読取位置Jに搬送される。なお、ここでは、画像読取部201による原稿Gにおける画像の読み取りは行われない。その後、両面読み取りされた原稿Gは、第2搬送部420により第2搬送路R2を通じて第1原稿排出部701に搬送され、第1原稿排出部701から排出される。
このようにして、原稿集積部720において、片面読み取りをされた原稿G及び両面読み取りをされた原稿Gは、表裏一致した状態で集積される。
短絡搬送モードの場合には、以下のように原稿Gが搬送される。
図9に示すように、第1原稿搬送先切り換え部450による原稿Gの搬送先は、第4搬送路R4に設定される。第4搬送部440による原稿Gの搬送方向は、第1搬送路R1の第1合流部R13から第2原稿排出部702に向かう方向に設定される。第2原稿搬送先切り換え部460による原稿Gの搬送先は第1空間K1に設定される。
原稿載置部710に載置されている原稿Gは、上流側第1搬送路R11、第1合流部R13、第4搬送路R4、第2原稿排出部702、第2空間K2の領域K21及び第2原稿搬送先切り換え部460を通じて、第1空間K1に搬送され、その後、原稿集積部720に集積される。
次に、図10を参照しながら、本実施形態の原稿搬送装置700における搬送動作に係る制御について説明する。図10は、原稿搬送装置700における搬送動作を示すフローチャートである。
図10に示すように、ユーザにより操作入力部752のスタートキーがONされると、ステップST1において、原稿カウント部190のカウンタ値Nが「N=0」にリセットされる。
ステップST2において、制御部100は、搬送駆動部500、第1切り換え部駆動部550、第3切り換え部駆動部570等を制御し、搬送部400、第1原稿搬送先切り換え部450、第3原稿搬送先切り換え部470等を駆動させる。これにより、原稿Gが所定の搬送先に向けて搬送される。
ステップST3において、原稿詰まり検知部192は、原稿Gの詰まり(JAM)の有無を判定する。原稿詰まり検知部192が原稿Gの詰まりを検知しない場合(NO)には、ステップST4に進む。一方、原稿詰まり検知部192が原稿Gの詰まりを検知した場合(YES)には、ステップST7に進む。
ステップST4において、画像読取位置Jを通過した原稿Gについて画像の読み取りが行われる。
ステップST5において、原稿カウント部190のカウンタ値Nを、「N=N+1」により、「1」加算する。
ステップST6において、原稿空検知部195は、原稿載置部710に載置されている原稿G(次の原稿)の有無を判定する。原稿空検知部195が原稿載置部710に載置されている原稿Gを検知した場合(YES)には、ステップST2に戻り、ステップST2からステップST5が繰り返される。一方、原稿空検知部195が原稿載置部710に載置されている原稿Gを検知しない場合(NO)には、原稿Gの搬送処理を終了する。
次に、ステップST3において原稿詰まり検知部192が原稿Gの詰まりを検知した場合(YES)の後の処理について説明する。
ステップST7において、操作パネル750のパネル表示部751に、例えば「原稿が詰まりました。全ての原稿を、一旦取り出し、再セットして下さい。」との原稿詰まりの後の処理を促すメッセージが表示される。
ステップST8において、原稿空検知部195は、原稿Gの再セット、つまり、原稿載置部710に原稿Gが載置されていない状態から原稿Gが載置されている状態に変化したことの有無を検知する。
原稿Gの再セットの検知は、ステップST7における表示に基づいて、詰まりを起こした原稿、原稿搬送路Rに存在する原稿、原稿集積部720に排出された原稿、原稿載置部710に載置されている原稿などの全ての原稿がユーザにより一旦取り出され、全ての原稿がコピー(原稿の読み取り)の開始前の状態に揃えられて原稿載置部710に戻される(再セットされる)ことにより行われる。
原稿空検知部195が原稿Gの再セットがあったことを検知した場合(YES)には、ステップST9に進む。一方、原稿空検知部195が原稿Gの再セットがあったことを検知しない場合(NO)には、ステップST7を維持する。
なお、エンプティセンサ495による信号の出力が変化しないときは、例えばユーザによりリセットの指示があるまで、ステップST7の表示が継続される。
ステップST9において、リカバリーカウント部191のnに「0」がセットされる。
ステップST10において、操作パネル750のパネル表示部751に、例えば「スタートキーを押して下さい」とのメッセージが表示される。
ステップST11において、操作入力部752のスタートキーのオン/オフが判定される。ステップST10の表示に対応してユーザによりスタートキーがオンにされた場合(YES)には、ステップST12に進む。一方、スタートキーがオンにされない場合(NO)には、ステップST10を維持する。
ステップST11においてスタートキーがオンにされた場合(YES)には、ステップST12において、搬送モード制御部130は、原稿の搬送モードを短絡搬送モードMD2に設定する。
具体的には、図9に示すように、第1原稿搬送先制御部150は、第1切り換え部駆動部550を制御し、第1原稿搬送先切り換え部450における原稿Gの搬送先を第4搬送路R4に設定する。また、第4原稿搬送方向制御部140は、第4搬送駆動部540を制御し、第4搬送部440における原稿Gの搬送方向を第1搬送路R1の第1合流部R13から第2原稿排出部702に向かう方向に設定する。第2原稿搬送先制御部160は、第2切り換え部駆動部560を制御し、第2原稿搬送先切り換え部460における原稿Gの搬送先を第1空間K1に設定する。
ステップST13において、原稿載置部710に載置されている原稿Gが再び搬送される。原稿の搬送モードが短絡搬送モードMD2に設定されているため、原稿載置部710に載置されている原稿Gは、上流側第1搬送路R11、第1合流部R13、第4搬送路R4、第2原稿排出部702、第2空間K2の領域K21及び第2原稿搬送先切り換え部460を通じて、第1空間K1に搬送され、その後、原稿集積部720に集積される。
ステップST14において、リカバリーカウント部191のnは、原稿が1枚搬送される毎に「1」加算される。
ステップST15において、原稿カウント部190のNの値及びリカバリーカウント部191のnの値が「n=N」であるか否かが判定される。
「n≠N」の場合(NO)には、ステップST13に戻る。N枚目の原稿までは正常に画像の読み取り(コピー)が行われており、N+1枚目の原稿が詰まりを起こしたことになる。したがって、「n=N」が満足されるまで原稿の空送り動作を継続することにより、既に画像の読み取り動作が終了した原稿は、そのまま原稿集積部720に排出される。つまり、N枚目までの原稿Gは、画像の読み取り(コピー)の動作を行うことなく、搬送(空送り)される。
一方、ステップST15において「n=N」の場合(YES)には、ステップST16に進む。
ステップST16において、搬送モード制御部130は、原稿の搬送モードを通常搬送モードMD1に設定する。具体的には、図2又は図5に示すように、第1原稿搬送先制御部150は、第1切り換え部駆動部550を制御し、第1原稿搬送先切り換え部450における原稿Gの搬送先を下流側第1搬送路R12に設定する。また、第2原稿搬送先制御部160は、第2切り換え部駆動部560を制御し、第2原稿搬送先切り換え部460における原稿Gの搬送先を外側第2空間K22に設定する。
ステップST16において原稿の搬送モードが通常搬送モードMD1に設定された後、ステップST2に戻る。N+1枚目の原稿が画像読取位置Jに搬送されることで、画像の読み取り動作が終了していないN+1枚目の原稿Gから、ステップST2からST6が繰り返され、残りの原稿に対する画像の読み取り動作が繰り返される。
なお、N+1枚目の原稿がN枚目の原稿よりも先に原稿集積部720に排出されると原稿の順序が変わるため、このような事態を避ける必要がある。N枚目の原稿がN+1枚目の原稿よりも確実に先に原稿集積部720に排出されるように、例えば、原稿搬送装置700においては、搬送駆動部500の駆動パルスを監視し、N枚目の原稿を原稿集積部720に排出させる分の移動パルス量が検出された後に、N+1枚目の原稿を画像読取位置Jに搬送させるように、制御を行う。
なお、上述した例では、アナログ式のコピー機においても適用可能な、「1原稿搬送→1画像の読み取り」を繰り返す例を示したが、デジタル式のコピー機の場合には、前述した動作に加えて、例えば、正常に搬送された原稿の画像情報を、記憶部120に順次記憶し、原稿の詰まりが生じて再び原稿が搬送された場合に、既に記憶部120に記憶されている画像データに続く原稿以降の画像データを更に順次に記憶し、全ての画像データが記憶されてから全原稿に対する画像の読み取り動作を一括して開始してもよい。また、原稿の詰まりが発生した場合には、原稿の空送りをする間に、既に記憶部120に蓄積されている画像データに対応する画像の形成動作を並列に実施してもよい。
本実施形態の原稿搬送装置700によれば、例えば、次の効果が奏される。
本実施形態の原稿搬送装置700は、上流側第1搬送路R11を搬送する原稿Gの搬送先を、下流側第1搬送路R12又は前記第4搬送路R4に切り換える第1原稿搬送先切り換え部450と、第2空間K2における第2原稿排出部702よりも外方に設けられる第2原稿搬送先切り換え部460であって、第2空間K2における第2原稿排出部702と第2原稿搬送先切り換え部460との間K21を搬送する原稿Gの搬送先を、第2空間K2における第2原稿搬送先切り換え部460よりも外側の外側第2空間K22又は第1空間K1に切り換える第2原稿搬送先切り換え部460と、原稿の搬送モードとして、第1原稿搬送先切り換え部450における原稿Gの搬送先を下流側第1搬送路R12に設定すると共に第2原稿搬送先切り換え部460における原稿Gの搬送先を外側第2空間K22に設定する通常搬送モードMD1と、第1原稿搬送先切り換え部450における原稿Gの搬送先を第4搬送路R4に設定し且つ第4搬送部440における原稿Gの搬送方向を第1搬送路R1の第1合流部R13から第2原稿排出部702に向かう方向に設定すると共に第2原稿搬送先切り換え部460における原稿Gの搬送先を第1空間Kに設定する短絡搬送モードMD2とに変更可能な搬送モード制御部130と、を備える。
そのため、原稿搬送装置700において原稿Gの詰まりが発生した場合に、ユーザが全ての原稿を原稿載置部に戻した後、コピー動作(原稿における画像の読み取り動作)を再開すれば、画像読取位置Jを通過した原稿G(画像が読み取られた原稿)については、画像の読み取りを行わず、且つ画像読取位置Jを通過していない原稿G(画像が読み取られていない原稿)についてのみ画像の読み取りを行うようにすることができる。そして、画像読取位置Jを通過していない原稿G(画像が読み取られていない原稿)についてのみ画像の読み取りを行う場合に、短絡搬送モードMD2により、既に画像読取位置Jを通過した原稿G(画像が読み取られた原稿)を、画像読取位置Jを再度通過させることなく、第4搬送路R4、第2原稿搬送先切り換え部460等を通して、原稿集積部720に排出することができる。そのため、原稿の読み取りに要する時間を更に短縮することができる。
また、本実施形態の原稿搬送装置700によれば、原稿Gを無用に画像読取位置Jに通過させる必要がないので、原稿Gが画像読取位置Jを通過することに起因する原稿Gへのダメージを低減することができる。
また、本実施形態の原稿搬送装置700は、従来の中間トレイスイッチバック原稿両面読み取り方式の原稿搬送装置をベースに比較的簡単な構成の変更で実現することができるため、構造が比較的単純であると共に、装置のコストアップを最小限にすることができる。
また、本実施形態の原稿搬送装置700は、複数の原稿Gを原稿載置部710から原稿集積部720に搬送させる場合において画像読取位置Jを通過した原稿Gの数をカウントする原稿カウント部190と、原稿搬送装置700における原稿Gの詰まりを検知する原稿詰まり検知部192と、を備えている。また、本実施形態の原稿搬送装置700においては、原稿詰まり検知部192が原稿Gの詰まりを検知した後に原稿詰まり検知部192が原稿Gの詰まりを検知しなくなった場合(つまり原稿が再セットされた場合)において原稿載置部710から原稿集積部720への原稿Gの搬送が再開されたときに、原稿カウント部190によりカウントされた数(N)の原稿の以前の原稿については、短絡搬送モードMD2で搬送し、原稿カウント部190によりカウントされた数(N)の原稿の次(N+1)以降の原稿については、通常搬送モードMD1で搬送する。
そのため、全原稿再搬送方式による原稿の搬送動作を容易に実現することができる。
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。
例えば、第2原稿搬送先切り換え部460の構成は、中間トレイ730に開閉自在に連結されるものに制限されず、中間トレイ730以外の部材に設けることができる。第2原稿搬送先切り換え部460は、第2空間K2における第2原稿排出部702の近傍に設けることができる。
画像形成装置は、モノクロのコピー機に制限されず、カラーコピー機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの複合機等であってもよい。
1……コピー機(画像形成装置)、130……搬送モード制御部、140……4原稿搬送方向制御部、150……第1原稿搬送先制御部、160……第2原稿搬送先制御部、190……原稿カウント部、192……原稿詰まり検知部、201……画像読取部、410……第1搬送部(第1搬送手段)、420……第2搬送部(第2搬送手段)、430……第3搬送部(第3搬送手段)、440……第4搬送部(第4搬送手段)、450……第1原稿搬送先切り換え部、460……第2原稿搬送先切り換え部、700……原稿搬送装置、701……第1原稿排出部、702……第2原稿排出部、710……原稿載置部、720……原稿集積部、730……中間トレイ、G……原稿、GK……画像形成部、J……画像読取位置、K……空間、K1……第1空間、K2……第2空間、K21……第2原稿排出部と第2原稿搬送先切り換え部との間、K22……外側第2空間、R1……第1搬送路、R11……上流側第1搬送路、R12……下流側第1搬送路、R13……第1合流部、R2……第2搬送路、R3……第3搬送路、R4……第4搬送路

Claims (4)

  1. 画像が読み取られる前の原稿が載置される原稿載置部と、
    前記原稿載置部の下方に位置し、所定の画像読取位置を通過した原稿が集積される原稿集積部と、
    前記原稿載置部と前記原稿集積部との間に配置され、前記原稿載置部と前記原稿集積部との間の空間を前記原稿集積部側の第1空間と前記原稿載置部側の第2空間とに仕切る中間トレイと、
    前記第1空間に臨み、原稿を前記第1空間に向けて排出する第1原稿排出部と、
    前記第2空間に臨み、原稿を前記第2空間に向けて排出する第2原稿排出部と、
    前記原稿載置部と前記画像読取位置との間の第1搬送路であって、前記原稿載置部側の上流側第1搬送路、前記画像読取位置側の下流側第1搬送路及び前記上流側第1搬送路と前記下流側第1搬送路との間に位置する第1合流部を有する第1搬送路と、
    前記原稿載置部に載置された原稿を前記第1搬送路を通じて前記画像読取位置に搬送する第1搬送手段と、
    前記画像読取位置と前記第1原稿排出部との間の第2搬送路と、
    前記画像読取位置に位置する原稿を前記第2搬送路を通じて前記第1原稿排出部に搬送する第2搬送手段と、
    前記画像読取位置と前記第2原稿排出部との間の第3搬送路と、
    前記画像読取位置に位置する原稿を前記第3搬送路を通じて前記第2原稿排出部に搬送する第3搬送手段と、
    前記第2原稿排出部と前記第1搬送路の前記第1合流部との間の第4搬送路と、
    前記第3搬送路に位置する原稿を、前記第2空間を利用してスイッチバックさせて前記第4搬送路及び前記下流側第1搬送路を通じて前記画像読取位置に再度搬送し、また、前記第1搬送路の前記第1合流部に位置する原稿を前記第4搬送路を通じて前記第2原稿排出部に向けて搬送する第4搬送手段と、
    前記上流側第1搬送路を搬送する原稿の搬送先を、前記下流側第1搬送路又は前記第4搬送路に切り換える第1原稿搬送先切り換え部と、
    前記第2空間における前記第2原稿排出部よりも外方に設けられる第2原稿搬送先切り換え部であって、前記第2空間における前記第2原稿排出部と前記第2原稿搬送先切り換え部との間を搬送する原稿の搬送先を、前記第2空間における前記第2原稿搬送先切り換え部よりも外側の外側第2空間又は前記第1空間に切り換える第2原稿搬送先切り換え部と、
    原稿の搬送モードとして、前記第1原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を前記下流側第1搬送路に設定すると共に前記第2原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を前記外側第2空間に設定する通常搬送モードと、前記第1原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を前記第4搬送路に設定し且つ前記第4搬送手段における原稿の搬送方向を前記第1搬送路の前記第1合流部から前記第2原稿排出部に向かう方向に設定すると共に前記第2原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を前記第1空間に設定する短絡搬送モードとに変更可能な搬送モード制御部と、
    を備える原稿搬送装置。
  2. 前記搬送モード制御部は、前記第1原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を制御する第1原稿搬送先制御部と、前記第2原稿搬送先切り換え部における原稿の搬送先を制御する第2原稿搬送先制御部と、前記第4搬送手段における原稿の搬送方向を制御する第4原稿搬送方向制御部と、を備え、
    前記搬送モード制御部は、原稿を前記画像読取位置に搬送する場合には、原稿の搬送モードを前記通常搬送モードに設定し、前記画像読取位置を経由せずに原稿を前記原稿集積部に搬送する場合には、原稿の搬送モードを前記短絡搬送モードに設定する
    請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 複数の原稿を前記原稿載置部から前記原稿集積部に搬送させる場合において前記画像読取位置を通過した原稿の数をカウントする原稿カウント部と、
    前記原稿搬送装置における原稿の詰まりを検知する原稿詰まり検知部と、を備え、
    前記原稿詰まり検知部が原稿の詰まりを検知した後に原稿が前記原稿載置部に再度載置された場合において前記原稿載置部から前記原稿集積部への原稿の搬送が再開されたときに、前記原稿カウント部によりカウントされた数の原稿の以前の原稿については、前記短絡搬送モードで搬送し、前記原稿カウント部によりカウントされた数の原稿の次以降の原稿については、前記通常搬送モードで搬送する
    請求項2に記載の原稿搬送装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の原稿搬送装置と、
    前記原稿搬送装置における前記画像読取位置を通過した前記原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部により読み取られた前記原稿の画像に関する画像情報に基づいて、シートに画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
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