JP2001341947A - 用紙搬送装置 - Google Patents

用紙搬送装置

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JP2001341947A JP2000169170A JP2000169170A JP2001341947A JP 2001341947 A JP2001341947 A JP 2001341947A JP 2000169170 A JP2000169170 A JP 2000169170A JP 2000169170 A JP2000169170 A JP 2000169170A JP 2001341947 A JP2001341947 A JP 2001341947A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の用紙搬送装置では、原稿の搬送方向を
反転させる場合にガイド部材により用紙の搬送経路を切
り換えていたが、該ガイド部材の切り換えを電気的な制
御により行っていたので、搬送系のプログラム制御が複
雑となっていた。 【解決手段】 原稿供給トレイ9と、該原稿供給トレイ
9から原稿排出トレイ7cへ用紙が反転されながら搬送
される第二搬送路R2と、該第二搬送路R2の終端部に
配設される正逆転可能なエキストローラ26と、該第二
搬送路R2の終端部から読取部10へ用紙が搬送される
戻し路R4と、該戻し路R4と第二搬送路R2との分岐
部に配設される第二ガイド部材38とを備え、該第二ガ
イド部材38は、第二ガイド部材38を搬送される用紙
を戻し路R4へ移送可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙を順次給送し
て、該用紙の第一面と第二面との両面の読み取りを行う
ことを可能とする用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、原稿を順次給送して、画像読
取装置により該原稿の読み取りを行うことを可能とする
自動給紙装置等の用紙搬送装置においては、該用紙搬送
装置内にて原稿の搬送方向を反転させるとともに原稿の
表裏を逆転させて、該原稿の第一面と第二面との両面の
読み取りを行うことを可能としたものがある。このよう
に構成した用紙搬送装置では、原稿の搬送方向を反転さ
せる場合に、反転の前後で原稿の搬送経路が異なるもの
があり、反転前後の搬送経路の分岐部にガイド部材を設
けて、該ガイド部材により用紙が搬送される経路の切り
換えを行うようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のガイド部材は、
ソレノイド等の電気的な制御を要する部材により駆動さ
れて搬送経路を切り換えるように構成されていたが、ガ
イド部材の駆動を電気的に行う場合は、原稿を搬送する
ためのフィードローラの回転駆動の制御と同期させて駆
動する等の必要があり、搬送系のプログラム制御が複雑
となっていた。そこで、本発明においては、プログラム
制御を複雑とすることなく、ガイド部材を簡単に駆動す
ることが可能な用紙搬送装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決すべく、次のような手段を用いるものであ
る。即ち、請求項1記載の如く、用紙供給部と、該用紙
供給部から用紙排出部へ用紙が反転されながら搬送され
る反転経路と、該反転経路の終端部に配設される正逆転
可能な反転ローラと、該反転経路の終端部から読取部へ
用紙が搬送される戻し経路と、該戻し経路と反転経路と
の分岐部に配設されるガイド部材とを備え、該ガイド部
材は、反転経路を搬送される用紙を戻し経路へ移送可能
とする。
【0005】また、請求項2記載の如く、前記ガイド部
材は、前記反転ローラの回転方向に応じて揺動すること
により、前記反転経路を開閉可能とする。
【0006】また、請求項3記載の如く、前記ガイド部
材は、トルクリミッタを介して前記反転ローラと連結さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面より説明する。図1は本発明の用紙搬送装置が装着さ
れた画像読取装置を具備するファクシミリ装置を示す斜
視図、図2は同じく正面断面図、図3は用紙搬送装置が
構成されるADF装置を示す側面断面図、図4は第二ガ
イド部材の部分の構成を示す側面図、図5は同じく平面
図、図6はギア機構を示す側面図である。
【0008】まず、本発明の用紙搬送装置が装着された
画像読取装置を具備するファクシミリ装置の概略構成に
ついて、図1、図2により説明する。ファクシミリ装置
Fは、記録装置1の上方に画像読取装置2を配置して構
成され、該画像読取装置2は、記録装置1に対して回動
支点1aを中心に上下回動可能とされている。記録装置
1には記録装置3及び給紙カセット4がそれぞれ上下に
内装されており、給紙カセット4内に堆積される用紙を
記録装置3へ給紙して記録した後に、記録紙排出トレイ
5から排出するように構成している。
【0009】一方、画像読取装置2においては、上面を
透明状の静止原稿載置面14とした読取ケース13内に
読取装置6を収納しており、該静止原稿載置面14上に
載置された原稿を該読取装置6により走査して、読み取
りを行うようにしているまた、読取ケース13の上方に
は、その一辺を中心として開閉可能に構成されるプラテ
ンカバー7が配置され、該プラテンカバー7により静止
原稿載置面14上に載置された原稿を上方から押えるも
のとしている。
【0010】プラテンカバー7の一端部には原稿を自動
的に給紙する自動給紙装置(ADF装置)8が付設さ
れ、該自動給紙装置8は給紙装置11と用紙搬送装置1
2とにより構成されている。そして、原稿供給トレイ9
に載置した原稿等の用紙を、給紙装置11により一枚ず
つピックアップして給紙口8aから用紙搬送装置12へ
給送し、該用紙搬送装置12により原稿を静止原稿載置
面14の一端部の読取部10へ搬送し、その内容を読取
装置6により読み取った後に、排紙口8bからプラテン
カバー7の上面に形成される原稿排出トレイ7cへ排出
するように構成している。
【0011】即ち、画像読取装置2は、読取装置6を走
査させて静止原稿を読み取るフラットベッドタイプのス
キャナとして用いるとともに、読取装置6を読取部10
に位置固定して原稿を給送しながら読み取りを行うシー
トフィードタイプのスキャナとして用いることができる
ように構成されている。
【0012】また、読取ケース13の一側方にはキーパ
ネル15が付設され、該キーパネル15の各種操作キー
を操作することにより、原稿内容の読み取りを行った
り、読み取った内容をファクシミリ送信する際の送信先
の設定を行ったり、受信内容や読み取った内容の記録装
置3による記録を行ったりするようにしている。
【0013】次に、ADF装置8における用紙搬送装置
12の構成について説明する。図3に示すように、給紙
装置11が配置される給紙口8aから読取部10までの
間には、側面視略C字状の第一搬送路R1が形成され、
読取部10から排紙口8bまでの間には排出路R3が形
成されている。給紙装置11の下流側には、該給紙装置
11により一枚ずつ繰り出された原稿を第一搬送路R1
へ搬送するフィードローラ24・25が配設されてい
る。第一搬送路R1の終端部及び排出路R3の始端部に
はフィードローラ28が配設され、読取部10の上方に
配置されている。また、排出路R3の終端部にはエキス
トローラ26及び該エキストローラ26に圧接するプレ
スローラ29が配設されている。
【0014】前記第一搬送路R1におけるフィードロー
ラ24・25の下流側近傍からは、側面視略C字状の第
二搬送路R2が形成されており、該第二搬送路R2の終
端部は前記排紙口8bの上方に配置されている。前記エ
キストローラ26は、上下に配置される排出路R3の終
端部と第二搬送路R2の終端部との間に配置され、該第
二搬送路R2の終端部には、エキストローラ26に圧接
するプレスローラ27が配設されている。
【0015】第二搬送路R2の終端部からはフィードロ
ーラ28側へ戻し路R4が延出し、該戻し路R4は第一
搬送路R1の下部と接続されている。また、前記排出路
R3の終端部からは連結路R5が延出し、該連結路R5
は戻し路R4の途中部と接続されている。
【0016】第一搬送路R1と第二搬送路R2との分岐
部には、a位置とb位置とに位置切換可能な第一ガイド
部材37が設けられ、第二搬送路R2と戻し路R4との
分岐部には、c位置とd位置とに位置切換可能な第二ガ
イド部材38が設けられ、排出路R3と連結路R5との
分岐部には、e位置とf位置とに位置切換可能な第三ガ
イド部材39が設けられている。
【0017】次に、このように構成された用紙搬送装置
12により、原稿供給トレイ9に載置した原稿を搬送
し、読取部10にて、その内容を読み取る際の機構につ
いて説明する。まず、原稿の片面のみの読み取りを行う
際には、読取面を上方に向けて原稿供給トレイ9に原稿
を載置する。原稿供給トレイ9に載置された原稿は、給
紙装置11により一枚ずつ分離されて第一搬送路R1へ
繰り出され、該フィードローラ24・25により下流側
へ搬送される。
【0018】この場合、前記第一ガイド部材37はa位
置に切り換えられ、該第一ガイド部材37により第二搬
送路R2の始端部が閉じられているので、フィードロー
ラ24・25により搬送される原稿は、第一搬送路R1
を読取部10側へ搬送される。搬送される原稿の先端部
が読取部10に近づくと、該原稿は、回転駆動される前
記フィードローラ28及び該フィードローラ28に圧接
する従動ローラ32に受け継がれ、さらに搬送されて読
取部10へ達する。読取部10へ達した原稿は、その内
容を読み取られた後、フィードローラ28及び該フィー
ドローラ28に圧接する従動ローラ33により排出路R
3へ搬送され、その後、該排出路R3の終端部に配設さ
れるエキストローラ26及び該エキストローラ26に圧
接するプレスローラ29によって、排紙口8bから原稿
排出トレイ7cへ排出される。
【0019】また、原稿の両面を読み取る場合の機構に
ついて説明する。尚、本説明では、原稿供給トレイ9に
載置された原稿の下面を第一面と、上面を第二面と称す
る。原稿の両面を読み取る場合には、初期状態として、
第一ガイド部材37がb位置に切り換えられるととも
に、第二ガイド部材38がd位置に切り換えられてい
る。
【0020】給紙装置11により一枚ずつ分離されて第
一搬送路R1へ繰り出されて、フィードローラ24・2
5により下流側へ搬送される原稿は、第一搬送路R1が
第一ガイド部材37により閉じられており、第二搬送路
R2が開口しているので、該第二搬送路R2側へ搬送さ
れる。第二搬送路R2を搬送される原稿は、第二ガイド
部材38がd位置に切り換えられているので、エキスト
ローラ26とプレスローラ27とのニップ部に案内さ
れ、該エキストローラ26とプレスローラ27とによ
り、原稿排出トレイ7cの上方の空間に搬送される。原
稿排出トレイ7cの上方の空間に搬送された状態の原稿
は、原稿供給トレイ9に載置された状態から反転してお
り、原稿の第一面は上面に位置している。即ち、第二搬
送路R2は、原稿供給トレイ9に載置された原稿を反転
させながら搬送する反転経路である。尚、この場合、エ
キストローラ26はp1方向に回転駆動され、プレスロ
ーラ27はq1方向へ従動回転し、第二ガイド部材38
はd位置に切り換えられた状態を維持している。
【0021】エキストローラ26とプレスローラ27と
により搬送される原稿の後端部が、該エキストローラ2
6とプレスローラ27とのニップ部近傍にまで達する
と、エキストローラ26及びプレスローラ27の回転方
向が逆転するとともに、第二ガイド部材38がc位置へ
切り換えられる。即ち、エキストローラ26がp2方向
へ回転駆動され、プレスローラ27がq2方向へ従動回
転し、第二ガイド部材38により第二搬送路R2が閉じ
られるとともに戻し路R4が開口するため、原稿はスイ
ッチバックされて戻し路R4を第一搬送路R1側へ搬送
される。
【0022】戻し路R4を搬送される原稿はフィードロ
ーラ28及び従動ローラ31により第一搬送路R1へ搬
送された後、該フィードローラ28及び従動ローラ32
により読取部10まで搬送される。即ち、戻し路R4
は、第二搬送路R2の終端部へ搬送された原稿を搬送し
て読取部10へ案内する戻し経路である。読取部10ま
で搬送された原稿は、第一面の内容を読み取られた後
に、フィードローラ28及び従動ローラ33により排出
路R3へ搬送される。この場合、第三ガイド部材39は
f位置に切り換えられており、排出路R3へ搬送された
原稿は、p2方向へ回転駆動されるエキストローラ26
及びr2方向へ従動回転するプレスローラ29によっ
て、原稿排出トレイ7c側へさらに搬送される。原稿排
出トレイ7c側へ搬送される原稿は、第一面が上面に、
第二面が下面に位置している。
【0023】原稿の後端部がエキストローラ26とプレ
スローラ29とのニップ部近傍まで達すると、エキスト
ローラ26及びプレスローラ27の回転方向が逆転する
とともに、第三ガイド部材39がe位置へ切り換えられ
る。即ち、エキストローラ26がp1方向へ回転駆動さ
れ、プレスローラ29がr1方向へ従動回転し、第三ガ
イド部材39により排出路R3が閉じられるとともに連
結路R5が開口するため、原稿はスイッチバックされ
て、連結路R5を通じて戻し路R4を第一搬送路R1側
へ搬送される。
【0024】戻し路R4を搬送される原稿はフィードロ
ーラ28及び従動ローラ31により第一搬送路R1へ搬
送された後、該フィードローラ28及び従動ローラ32
により読取部10まで搬送される。読取部10まで搬送
された原稿は、第二面が下面に位置しており、該第二面
の内容を読み取られた後に、フィードローラ28及び従
動ローラ33により排出路R3へ搬送される。この場
合、第三ガイド部材39はf位置に切り換えられてお
り、エキストローラ26及びプレスローラ29の回転方
向は、それぞれp2方向及びr2方向へ切り換えられて
いるので、原稿は、該エキストローラ26及びプレスロ
ーラ29によって、原稿排出トレイ7cへ排出される。
【0025】尚、第一面の読み取りが終了した後の原稿
が、p1方向に回転駆動されるエキストローラ26及び
r1方向に従動回転するプレスローラ29によりスイッ
チバックされて、連結路R5を通じて戻し路R4を第一
搬送路R1側へ搬送されているときには、次の原稿を第
二搬送路R2へ搬送し、エキストローラ26及びプレス
ローラ27により原稿排出トレイ7cの上方の空間に搬
送するように構成している。
【0026】また、第一搬送路R1における戻し路R4
との合流部よりも下流側には位置検出センサ36が設け
られており、前記プレスローラ29は下方に移動してエ
キストローラ26との圧接状態を解除可能に構成されて
いる。そして、戻し路R4から第一搬送路R1へ搬送さ
れた原稿の先端が該位置検出センサ36に検出される
と、該プレスローラ29が下方へ移動してエキストロー
ラ26との圧接状態を解除するとともに、該エキストロ
ーラ26の回転駆動方向がp2方向へ切り換えられる。
【0027】これにより、第一搬送路R1へ搬送された
原稿がフィードローラ28及び従動ローラ31・32に
より読取部10へ搬送されて第二面を読み取られている
間に、原稿排出トレイ7cの上方の空間に搬送された次
の原稿がスイッチバックされて、戻し路R4を搬送され
ることとなる。その後、第二面を読み取られている原稿
の後端を位置検出センサ36が検出すると、プレスロー
ラ29が上方移動してエキストローラ26と圧接され、
該エキストローラ26とプレスローラ29とにより第二
面を読み取られた原稿が原稿排出トレイ7cへ排出され
るとともに、戻し路R4を搬送されていた次の原稿が第
一搬送路R1へ達し、さらには読取部10へ達して第一
面の読取が開始される。
【0028】以上の如く、このように、用紙搬送装置1
2においては、原稿の両面を読み取る場合には、まず、
原稿を原稿供給トレイ9に載置された状態から第二搬送
路R2に搬送して反転させ、その後スイッチバックして
戻し路R4へ案内しさらに反転させて、原稿供給トレイ
9に載置された状態での裏面(第一面)側を読み取り排
出路R3へ搬送するようにしている。その後、排出路R
3の終端部へ搬送した原稿を、スイッチバックして連結
路R5を通じて戻し路R4へ案内し、再度反転させて表
面(第二面)側を読み取るようにしている。
【0029】そして、第二搬送路R2の終端部まで搬送
されて反転した原稿をスイッチバックする際には、第二
搬送路R2と戻し路R4との分岐部に配置される第二ガ
イド部材38を切り換えて該原稿を戻し路R4へ案内
し、読取部10へ案内するように構成しているので、第
二搬送路R2の終端部へ反転しながら搬送されてきた原
稿を、エキストローラ26の回転駆動方向及び第二ガイ
ド部材38の切換位置を切り換えるだけの簡単な操作
で、読取部10へ搬送することが可能となるとともに、
両面を読み取る際の原稿が搬送される経路の簡略化を図
ることが可能となっている。
【0030】また、この場合、原稿の2面目である表面
(第二面)側の読み取りを行うときに、次の原稿を、第
二搬送路R2や戻し路R4を通じて読取部10へ向かっ
て搬送することができるようにしているので、読取途中
の原稿の読み取りが終わり次第、次の原稿をすぐさま読
取部10まで搬送することが可能であり、読取時間の大
幅な短縮を実現している。
【0031】次に、第二搬送路R2と戻し路R4との分
岐部に配置され、原稿の搬送方向を切り換えるための第
二ガイド部材38について説明する。図4乃至図6に示
すように、回転駆動される前記エキストローラ26に圧
接するプレスローラ27はローラ軸27aを中心に回転
している。第二ガイド部材38も該ローラ軸27aを中
心に揺動可能であり、ローラ軸27aを中心に揺動する
ことでc位置とd位置との位置切換を行うように構成さ
れている。
【0032】プレスローラ27とローラ軸27aとは一
体的に回転可能であり、該ローラ軸27aと第二ガイド
部材38とは、ギア機構51及びトルクリミッタ61を
介して連結されている。ギア機構51は、ローラ軸27
aと一体的に回転する第一ギア52と、該第一ギア52
と噛合する第二ギア53と、第二ギア53と噛合し回転
中心をローラ軸27aと一致させた内歯ギアである第三
ギア54とで構成されている。ローラ軸27aの端部は
ADF装置8のフレーム8dに回転自在に支持されてお
り、ギア機構51における第二ギア53の軸53aもフ
レーム8dに回転自在に支持されている。
【0033】このように構成されるギア機構51におい
ては、ローラ軸27aの回転により、例えば第一ギア5
2が左回転すると、該第一ギア52と噛合する第二ギア
53は右回転し、該第二ギア53と噛合する第三ギア5
4は右回転することとなる。即ち、第一ギア52と第三
ギア54との回転方向が逆方向となるように構成されて
いる。
【0034】また、トルクリミッタ61は、ローラ軸2
7aに回転自在に支持されるケース62と、該ケース6
2内でローラ軸27aに回転自在に嵌装される付勢部材
63と、該ケース62と付勢部材63との間に介装され
該付勢部材63を第二ガイド部材38側へ付勢する圧縮
バネ64と、付勢部材63と第二ガイド部材38との間
に介装される摩擦部材65とで構成されている。摩擦部
材65は、圧縮バネ64及び付勢部材63により第二ガ
イド部材38の側面に圧接されている。また、トルクリ
ミッタ61のケース62と前記ギア機構51の第三ギア
54とは一体的に回転可能に連結されている。
【0035】ギア機構51及びトルクリミッタ61は以
上の如く構成されており、例えばエキストローラ26が
p1方向へ回転駆動されて、プレスローラ27がq1方
向へ従動回転すると、ローラ軸27aと一体的に回転す
る第一ギア52はq1方向へ回転し、該第一ギア52に
対して逆回転する第三ギア54は、トルクリミッタ61
のケース62と一体的にq2方向へ回転することとな
る。トルクリミッタ61のケース62がq2方向へ回転
すると、圧縮バネ64により第二ガイド部材38側へ付
勢される付勢部材63もq2方向へ回転する。付勢部材
63と第二ガイド部材38との間には、摩擦部材65に
より一定の摩擦力が付与されているため、該摩擦力によ
り、該第二ガイド部材38は付勢部材63のq2方向へ
の回転に伴ってq2方向へ回動、即ち上方回動する。
【0036】第二ガイド部材38が上方回動してd位置
へ達すると、該第二ガイド部材38は上方に配置される
上部ストッパピン38b(図4図示)に当接し、上方へ
の回動を阻止される。該上部ストッパピン38bによる
第二ガイド部材38の上方回動を阻止する力は、摩擦部
材65からの摩擦力によって第二ガイド部材38に付与
される上方回動力よりも大きく、該第二ガイド部材38
はd位置で上方回動を停止し、付勢部材63はケース6
2とともにq2方向への回転を続ける。即ち、エキスト
ローラ26がp1方向へ回転駆動されて、プレスローラ
27がq1方向へ回転すると、トルクリミッタ61によ
り第二ガイド部材38がc位置からd位置まで上方回動
される。
【0037】逆に、エキストローラ26がp2方向へ回
転駆動されて、プレスローラ27がq2方向へ従動回転
すると、前述の場合と同様に、ギア機構51の第三ギア
54がトルクリミッタ61のケース62と一体的にq1
方向へ回転し、第二ガイド部材38が摩擦部材65の摩
擦力によりd位置からc位置まで回動し、c位置へ達す
ると、該第二ガイド部材38の下方に配置される下部ス
トッパピン38aに当接して停止する。
【0038】以上の如く、第二ガイド部材38は、エキ
ストローラ26がp1方向へ回転駆動されるとc位置か
らd位置まで上方回動し、エキストローラ26がp2方
向へ回転駆動されるとd位置からc位置まで上方回動す
るといったように、エキストローラ26の回転方向に応
じて、その回動方向を切り換えられて揺動し、第二搬送
路R2を開閉するように構成されてる。このように、第
二ガイド部材38を、原稿の搬送方向を反転させる反転
ローラとしてのエキストローラ26の回転方向に応じて
上下に揺動し、第二搬送路R2を開閉して原稿の案内方
向を該第二搬送路R2と戻し路R4とに切り換えるよう
に構成することで、第二搬送路R2により反転されなが
ら該第二搬送路R2の終端部まで搬送されてきた原稿
を、戻し路R4を通じて読取部10へ案内する際の搬送
経路の切り換えを、エキストローラ26の回転方向を切
り換えるだけで自動的に行うことができ、切換操作を簡
略化することができる。これにより、第二搬送路R2を
通じて搬送されてきた原稿を、簡単に読取部10へ搬送
することが可能となる。
【0039】また、該第二ガイド部材38とエキストロ
ーラ26とは、プレスローラ27やギア機構51やトル
クリミッタ61を介して連結されており、第二ガイド部
材38の、エキストローラ26の回転方向に応じての揺
動方向の切り換えを、これらのギア機構51やトルクリ
ミッタ61といった機械的な構造部材により実現してい
るので、該第二ガイド部材38の駆動を、エキストロー
ラ26等の駆動と同期させたりして電気的に制御する必
要もなく、用紙搬送装置12のプログラム制御を簡素化
することが可能となる。これにより、第二搬送路R2を
通じて搬送されてきた原稿を、簡単に読取部10へ搬送
することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏する。まず、請求項1の如く、用紙供給
部と、該用紙供給部から用紙排出部へ用紙が反転されな
がら搬送される反転経路と、該反転経路の終端部に配設
される正逆転可能な反転ローラと、該反転経路の終端部
から読取部へ用紙が搬送される戻し経路と、該戻し経路
と反転経路との分岐部に配設されるガイド部材とを備
え、該ガイド部材は、反転経路を搬送される用紙を戻し
経路へ移送可能とするので、反転経路の終端部へ反転し
ながら搬送されてきた用紙を、反転ローラの回転駆動方
向及びガイド部材の切換位置を切り換えるだけの簡単な
操作で、読取部へ搬送することが可能となるとともに、
両面を読み取る際の用紙が搬送される経路の簡略化を図
ることが可能となる。
【0041】更に、請求項2の如く、前記ガイド部材
は、前記反転ローラの回転方向に応じて揺動することに
より、前記反転経路を開閉可能とするので、反転経路に
より反転されながら該反転経路の終端部まで搬送されて
きた用紙を、戻し経路を通じて読取部へ案内する際の搬
送経路の切り換えを、反転ローラの回転方向を切り換え
るだけで自動的に行うことができ、切換操作を簡略化す
ることができる。これにより、反転経路を通じて搬送さ
れてきた用紙を、簡単に読取部へ搬送することが可能と
なる。
【0042】更に、請求項3の如く、前記ガイド部材
は、トルクリミッタを介して前記反転ローラと連結され
るので、該ガイド部材の駆動を、反転ローラ等の駆動と
同期させたりして電気的に制御する必要もなく、用紙搬
送装置のプログラム制御を簡素化することが可能とな
る。これにより、反転経路を通じて搬送されてきた原稿
を、簡単に読取部へ搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙搬送装置が装着された画像読取装
置を具備するファクシミリ装置を示す斜視図である。
【図2】同じく正面断面図である。
【図3】用紙搬送装置が構成されるADF装置を示す側
面断面図である。
【図4】第二ガイド部材の部分の構成を示す側面図であ
る。
【図5】同じく平面図である。
【図6】ギア機構を示す側面図である。
【符号の説明】
F ファクシミリ装置 R2 第二搬送路 R4 戻し路 2 画像読取装置 7c 原稿排出トレイ 8 ADF装置 9 原稿供給トレイ 12 用紙搬送装置 26 エキストローラ 27 プレスローラ 38 第二ガイド部材 51 ギア機構 61 トルクリミッタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月26日(2000.7.2
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】以上の如く、第二ガイド部材38は、エキ
ストローラ26がp1方向へ回転駆動されるとc位置か
らd位置まで上方回動し、エキストローラ26がp2方
向へ回転駆動されるとd位置からc位置まで方回動す
るといったように、エキストローラ26の回転方向に応
じて、その回動方向を切り換えられて揺動し、第二搬送
路R2を開閉するように構成されてる。このように、第
二ガイド部材38を、原稿の搬送方向を反転させる反転
ローラとしてのエキストローラ26の回転方向に応じて
上下に揺動し、第二搬送路R2を開閉して原稿の案内方
向を該第二搬送路R2と戻し路R4とに切り換えるよう
に構成することで、第二搬送路R2により反転されなが
ら該第二搬送路R2の終端部まで搬送されてきた原稿
を、戻し路R4を通じて読取部10へ案内する際の搬送
経路の切り換えを、エキストローラ26の回転方向を切
り換えるだけで自動的に行うことができ、切換操作を簡
略化することができる。これにより、第二搬送路R2を
通じて搬送されてきた原稿を、簡単に読取部10へ搬送
することが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F053 BA03 BA12 BA14 BA19 EA01 EB04 EC02 EC15 ED02 ED25 LA01 LB02 3F100 AA04 BA05 CA12 CA13 CA15 CA17 DA01 EA02 3F101 FC11 FE12 LA01 LB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙供給部と、該用紙供給部から用紙排
    出部へ用紙が反転されながら搬送される反転経路と、該
    反転経路の終端部に配設される正逆転可能な反転ローラ
    と、該反転経路の終端部から読取部へ用紙が搬送される
    戻し経路と、該戻し経路と反転経路との分岐部に配設さ
    れるガイド部材とを備え、該ガイド部材は、反転経路を
    搬送される用紙を戻し経路へ移送可能とすることを特徴
    とする用紙搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材は、前記反転ローラの回
    転方向に応じて揺動することにより、前記反転経路を開
    閉可能とすることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材は、トルクリミッタを介
    して前記反転ローラと連結されることを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の用紙搬送装置。
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