JP2012027069A - レンズ鏡筒及び光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鏡筒の径方向の寸法、鏡筒の光軸方向の寸法を大きくすることなく、全ズーム領域においてレンズ鏡筒の耐衝撃性を高めたレンズ鏡筒を提供すること
【解決手段】 直進溝を有する案内筒と、前記案内筒に対して光軸周りに回転可能に保持され複数のカム溝を有するカム筒と、前記直進溝と前記カム溝に係合する第1のカムフォロアピンを備え、前記カム筒の回転により変倍又は合焦のために光軸方向に移動するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠に保持されたレンズと、を有するレンズ鏡筒において、前記案内筒は、前記カム筒を定位置回転又は回転繰り出し可能に保持する第1の係合部と、光軸方向において前記第1の係合部と前記カム溝を挟んで離間する第2の係合部と、を備え、前記カム筒は、前記第1の係合部と係合する第1の溝部と、前記第2の係合部と係合する第2の溝部を有することを特徴とする
【選択図】 図2

Description

本発明は、カム筒の回転によってレンズ群を移動させるレンズ鏡筒に関するものである。特に、スチルカメラ、ビデオカメラを構成するレンズ鏡筒に関するものである。
従来から、直進溝を有する案内筒401と、カム溝を有するカム筒402と、直進溝とカム溝に係合するカムフォロアを有する移動レンズ枠にて構成され、カム筒402の回転により移動レンズ枠を光軸方向に移動させるレンズ鏡筒が知られている(図4参照)。カム筒402は、案内筒401に形成されたバヨネット爪とカム筒に形成されたバヨネット溝との関係にて定位置回転可能に保持される。
ところで、Fナンバーの明るい大口径ズームレンズにおいては、前群レンズの重量が大きくなる。そのため、レンズ鏡筒に衝撃が加わると、カム筒のカム溝や、カム筒を定位置回転させるためのバヨネット溝が変形してしまい、ズーミング作動不良やレンズ群の倒れによる結像性能の悪化の原因となる場合があった。
カム筒の強度を上げるためには、カム筒のラジアル方向、カム筒の光軸方向のそれぞれの肉厚を厚くしたり、カム溝を有底にする手段があるが、レンズ鏡筒の大型化や加工工数増加によるコストアップの要因となってしまう。
特許文献1には、前群レンズ枠を保持する直進筒のカムフォロアを光軸方向における後方から押圧する押圧部材を設け、落下の衝撃を押圧部材により受け取って衝撃を和らげる手法が開示されている。
また、図4は、バヨネット構造を用いないカム筒の保持方法であり、案内筒401にカム筒402を組み込み後、カム筒押さえ環403を案内筒401に組み込むことでカム筒402の光軸方向を規制している。
特開2008−64887号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、直進筒を終端に移動させないと衝撃緩和効果を得ることができない。
また、図4に示すカム筒の保持構造は、レンズ鏡筒が衝撃を受けた際にカム溝に大きな変形が生じる前にカム筒402の端面とカム筒押さえ環403の端面が先当りするため、カム筒402の光軸方向の挙動を抑制することで、カム溝の変形を軽減させる効果がある。しかし、カム筒押さえ環403をカム筒402の先端に配置する必要があるため、鏡筒の全長が長くなってしまうという問題がある。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、鏡筒の径方向の寸法、鏡筒の光軸方向の寸法を大きくすることなく、全ズーム領域においてレンズ鏡筒の耐衝撃性を高めたレンズ鏡筒を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るレンズ鏡筒は、直進溝を有する案内筒と、前記案内筒に対して光軸周りに回転可能に保持され複数のカム溝を有するカム筒と、前記直進溝と前記カム溝に係合するカムフォロアピンを備え、前記カム筒の回転により変倍又は合焦のために光軸方向に移動するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠に保持されたレンズと、を有するレンズ鏡筒において、前記案内筒は、前記カム筒を定位置回転又は回転繰り出し可能に保持する第1の係合部と、光軸方向において前記第1の係合部と前記カム溝を挟んで離間する第2の係合部と、を備え、前記カム筒は、前記第1の係合部と係合する第1の溝部と、前記第2の係合部と係合する第2の溝部を有することを特徴とする。
本発明に係るレンズ鏡筒によれば、鏡筒の径方向の寸法、鏡筒の光軸方向の寸法を大きくすることなく、全ズーム領域においてレンズ鏡筒の耐衝撃性を高める効果が得られる。
実施例のレンズ鏡筒の断面図である。 実施例のレンズ鏡筒の要部断面図である。 実施例のレンズ鏡筒の展開図である。 従来のレンズ鏡筒の要部断面図である。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施例の1眼レフカメラ用の交換レンズのワイド状態における内部構造と、変換レンズが取り付けられるカメラ本体の概略を示す断面図である。
図2は、図1にて説明した実施例の交換レンズ2のワイド状態の要部断面図である。なお、説明のため、図1とは異なる位相の断面図としている。
図3は、実施例のレンズ鏡筒としての交換レンズ2のワイド状態の要部展開図である。
カメラ本体1には、レンズ鏡筒(交換レンズ2)が着脱自在に取り付けられ、カメラ本体1内には撮像素子1aが設けられている。交換レンズ2は、物体側から順に、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、第4レンズ群L4、第5レンズ群L5からなる5群ズームレンズである。
第1レンズ群L1及び第2レンズ群L2の2つのレンズ群、第3レンズ群L3及び第4レンズ群L4及び第5レンズ群L5の3つのレンズ群は、ズーム動作に際し光軸方向に一体で移動する変倍レンズ群である。
また、その中で、第2レンズ群L2は、フォーカス動作に際し光軸方向に移動する合焦レンズ群でもある。
レンズ鏡筒(交換レンズ2)をカメラ本体1に取り付けるためのマウント11は、バヨネット部を有しており、固定筒12にビス止め固定されている。マウントリング13は、マウント11と固定筒12との間に挟み込まれて固定されている。
案内筒14は、固定筒12にビス止めされることで、カメラ本体1に対して固定され、案内筒14の外周にはバヨネット部によって光軸を中心に回転可能なカム筒15が嵌合されている。
16は、第3レンズ群L3を保持する3群レンズ保持枠である。3群レンズ保持枠16には3群レンズ枠移動コロ17が軸ビス18aにて固定されている。
また、3群保持枠16には、絞り駆動部と絞り羽根部とから構成される電磁絞りユニット19と、副絞りユニット20がビスにより固定されている。また、3群保持枠16の撮像面側の後端には、第4レンズ群L4を保持する4群レンズ保持枠21が、3群レンズ保持枠16にビス止めされている。
第5レンズ群L5を保持する5群保持枠22は、4群レンズ保持枠21に対して平行偏芯調整を行う。そのため、偏芯コロ23にて4群レンズ保持枠21に保持される。なお、偏芯コロによる平行偏芯調整構造は、公知であるため説明は省略する。
24は直進筒である。直進筒24の端面には、第1レンズ群L1を保持する1群レンズ保持枠25がビスにより固定されている。第1レンズ群L1はレンズ押さえ環26によって固定される。直進筒24には、カムフォロアピンとしての直進筒移動コロ27が軸ビス18bにより固定されている。
カム筒15を回転させると、案内筒14に設けられた光軸方向へ延伸した直進溝14bと、カム筒15に設けられた3群用カム溝15bおよび直進筒用カム溝15cの交点とが移動する。この交点の移動に従って、3群レンズ保持枠16及び直進筒24は、それぞれの第1のカムフォロアピンとしての移動コロを介して光軸方向に移動する。
合焦レンズ群保持枠である2群レンズ保持枠28は合焦レンズ群である第2レンズ群L2を保持し、外周に設けられたカムフォロアピンが直進筒24に設けられたカム溝24aに係合する。2群レンズ保持枠28から延出したカムフォロアピンは、前記カム溝24aを貫通して、フォーカス定位置回転筒29に設けられた直進溝(不図示)にも係合する。フォーカス定位置回転筒29はバヨネット結合により直進筒24に対して定位置回転可能に保持されている。
30は、フォーカスユニットで、案内筒14にビス止めされている。フォーカスユニット30は、主として振動型モータと差動機構とで構成されており、振動型モータのロータ回転量とマニュアルリング31の回転量に応じたフォーカスキー32の回転量を出力する。
フォーカスキー32は、フォーカス定位置回転筒29に固定されたフォーカス伝達キー33と係合している。
フォーカスユニット30の前側にはフード枠34がビス止めされている。フード枠34の先端外周には、案内筒に一体形成されたバヨネット部が設けられており、不図示のアクセサリーであるフードが装着可能となっている。
また、フード枠34と1群レンズ保持枠25との隙間には、遮蔽部材であるテレンプ35が光軸周りに巻きつけられている。さらに、1群レンズ保持枠25の光軸直交平面25aとフード枠34の光軸直交平面34aの間には、環状の弾性部材36が配置されており、ズーミングにより1群レンズ保持枠25が光軸方向に移動しても、常に光軸方向に生じる2部品間の隙間を埋めるように設定されている。
37は、フード枠34にビスにて固定されたマニュアルリングコマであり、マニュアルリング31をフード枠34に対して定位置回転可能に保持する。マニュアルリングコマ37は、円周3箇所に配置されている。マニュアルリング31の外周にはマニュアルリングゴム38が巻き付けられている。
39は、目盛シートで、フォーカスユニット30の出力であるフォーカスキー32と一体的に回転し、目盛窓40と合わせて焦点位置の表示を行う。
ズームリング41は、ズーム操作時に使用者が回転操作する部材であり、固定筒12に対して定位置回転可能に保持されている。ズームリング41にはズームキー42がビスにより固定されている。ズームキー42は、カム筒15に形成されたズームキー係合溝15fに係合し、ズームリング41を回転させるとその回転力によりズームキー42を介して一体的にカム筒15を回転させることができる。ズームリング41の外周にはズームゴム43が巻き付けられている。
44は、ズームリング41にビス止めされたズームブラシで、エンコーダフレキシブル基板45のグレイコードパターン上を摺動して、ズームリング41とエンコーダフレキシブル基板45の位置関係を検出するために用いられる。
46は、メイン基板で、フォーカスユニット30、電磁絞りユニット19、エンコーダフレキシブル基板45と可撓性フレキシブル基板を介して又は直接、電気的に接続され、各種制御を行う。
47は、マウント11にビス止めされ、メイン基板46とフレキシブル基板を介して接続された接点ブロックであり、カメラ本体との通信および電源の供給を行うために設けられている。
48は、裏蓋で、マウント11に弾性結合して有害光をカットしている。
以上のように構成された交換レンズでは、ズームリング41を回転させると、ズームキー42を介してカム筒15が回転し、上記機構に従い全ての5群ズームレンズL1〜L5が光軸方向に移動してズーミングが行われる。また、第3レンズ群L3の移動により、副絞りユニット20が開閉動作をおこない、開放口径を決定している。
一方、オートフォーカス時には振動型モータの駆動により、マニュアルフォーカス時にはマニュアルリング31を回転させることにより、それぞれフォーカスキー32を回転させる。これにより、上記機構に従い、第2群レンズL2が光軸方向に移動し、フォーカシングを行うことができる。
次に、本発明の特徴部である、案内筒14とカム筒15の結合部について詳細に説明する。
案内筒14とカム筒15は、案内筒の外周部に設けられたバヨネット爪14a(第1の係合部)と、カム筒に設けられたバヨネット溝15a(第1の溝部)が係合することで、カム筒15を光軸方向への移動を規制しつつ、定位置回転可能に保持している。15bは、3群レンズ保持枠16を光軸方向に移動させるための3群用カム溝である。15cは直進筒24を光軸方向に移動させるための直進筒用カム溝である。3群用カム溝15bと直進筒用カム溝15cは円周3等分に配置されている。
14cは、3群レンズ保持枠16及び直進筒24を直進移動させるための直進溝14bである。直進溝14bも前述のカム溝と同様に円周3等分に配置されている。
15dは、5群レンズ保持枠22を平行偏芯調整するための工具穴であり、カム筒15をテレ状態まで回転させると、案内筒14の工具穴14bと位相が一致し、外径方向から偏芯コロ22にアクセス可能となる。
49は、案内筒14の直進溝14bと同位相であり、かつバヨネット爪14aと光軸方向においてカム筒15のカム溝(本実施例では直進筒用カム溝15cを示す)を挟んで離間して配置される衝撃緩和ピンである。衝撃緩和ピン49は、軸部49a(第2の係合部)とネジ部49bから成り、軸部49aが案内筒14の座ぐり穴14dに位置決めされ、案内筒14に対してネジ固定される。
さらに、衝撃緩和ピン49の軸部49aは、カム筒15の第2の溝部15eと光軸方向において係合している。この時、案内筒14のバヨネット爪14a(第1の係合部)と、カム筒に設けられたバヨネット溝15a(第1の溝部)との隙間よりも、衝撃緩和ピン49の軸部49a(第1の係合部)とカム筒15の第2の溝部15eとの隙間の方が大きい設定としている。
次に、案内筒14へカム筒15を組み込むための作業手順について説明する。
カム筒15は、案内筒14の被写体側から挿入される。案内筒のバヨネット爪14aはカム筒15の内径より凸となっているが、カム筒15に設けられたズームキー係合溝15fよりも鏡筒の径方向の長さが小さい。そのため、バヨネット爪14aとズームキー係合溝15fの位相を合わせて組み込むことで、カム筒15のバヨネット溝15aと案内筒14のバヨネット爪14aを光軸方向において一致する位置まで挿入可能となる。
上記位置までカム筒を挿入したら、カム筒を光軸周り(鏡筒の径方向)に回転させ、バヨネット爪14aとバヨネット溝15aを係合させる。さらに、カム筒を衝撃緩和ピン挿入工具穴15gと案内筒の座ぐり穴14dが一致する位相まで回転させ、衝撃緩和ピン49を衝撃緩和ピン挿入工具穴15gを介して案内筒14に固定する。衝撃緩和ピン49は、円周3等分に配置されるため、さらに、カム筒15を120°ピッチで回転させ、衝撃緩和ピン49を案内筒14に固定する。
衝撃緩和ピン49を3箇所固定したら、カム筒15を図3の状態(ワイド状態)まで回転し、不図示のビスをビス穴15hに固定する。ビスは案内筒14とカム筒15の組立て工程内での暫定的なズームストッパーとして機能し、案内筒14に形成された周溝14e内のワイド側壁14fと当接することでワイド端となり、カム筒を図中A方向に回転させるとテレ側壁14gと当接し、テレ端となる。
カム筒をワイド端状態まで回転させた状態にて、前述した各レンズ群を案内筒14の内径部に挿入し、直進筒移動コロ27を直進筒24へ固定する。同様に、3群レンズ枠移動コロ17を3群保持枠16に固定する。
次に、交換レンズ2に衝撃が加わった際の挙動について説明する。
交換レンズ2を、レンズ群L1側から落下し、フード枠34、又は不図示のアクセサリーであるフードから接地した場合、カム筒15に保持された各レンズ群に対してマウント11から引き離される方向へ慣性力が生じる。その結果、カム筒15がマウントから離間する方向に移動しようとするが、バヨネット爪14aのマウント側面14hとカム筒15のバヨネット溝15aのマウント側面15iが当接し、カム筒15の移動を抑制する。しかし、カム筒15のマウント側面15iとカム筒15のマウント側端面15jとの肉厚が薄いと、衝撃によりマウント側面15iが変形する恐れがある。
しかし、本実施例のレンズ鏡筒(交換レンズ2)は、案内筒14の直進溝14bと光軸周り(鏡筒の径方向)に同位相に、衝撃を受けた際にカム筒15のバヨネット溝15aが著しく変形する前に、カム筒15の第2の溝部15eのマウント側面15kが衝撃緩和ピン49に当接することで、バヨネット溝15aの変形を軽減できる。
また、各レンズ群がマウントから離間する方向に移動しようとするのに対し、カム筒15は、前述の通り、案内筒14とのバヨネット部で移動が規制されるため、各レンズ群の重量は、各レンズ群を保持するカム筒15のカム溝にそれぞれ作用する。その結果、特にレンズの重量の大きいレンズ群L1を保持する直進筒用カム溝15cが変形する恐れがある。
しかし、カム筒15の直進筒用カム溝15cの変形に対しても、光軸周り(鏡筒の径方向)において力点(直進筒移動コロ27)と同位相に衝撃緩和ピン49が配置されているため、全ズーム領域において効果的に直進筒用カム溝15cの変形を軽減できる。
さらに、直進筒用カム溝15cとカム筒15のレンズ群L1側端面15lの肉厚を確保できるため、直進筒用カム溝15cを機械加工する際のカム溝幅精度を安定させる効果がある。
本実施例によれば、カム筒15のマウント側面15iとカム筒15のマウント側端面15jとの肉厚を薄くできる。さらに、直進筒用カム溝15cとレンズ群L1側端面15lの肉厚も第2の溝部15eが構成できる肉厚を確保するのみでよい。そのため、カム筒15の光軸方向の寸法を強度を確保しつつ短縮することが可能となる。
なお、本実施例では、カム筒15は案内筒14に対して定位置回転可能に保持されているが、案内筒14のバヨネット爪14aを第2のカムフォロワピンとしてのコロに置き換え、カム筒15のバヨネット溝15aをカム溝に置き換え、カム筒15を光軸方向に移動させる回転繰り出し可能な構成としてもよい。その際、カム筒15の第2の溝部15eもカム溝形状に置き換える必要がある。
本実施例では、第1の係合部及び第2の係合部のうち一方が、案内筒14に一体形成されたバヨネット爪14aであり、第1の係合部及び第2の係合部のうち他方が案内筒14に固定された衝撃緩和ピン49であるが、本発明は、その構成に限定されない。
本発明は、第1の係合部及び第2の係合部のうち一方が、案内筒14に一体形成された第2のカムフォロワピンであり、第1の係合部及び第2の係合部のうち他方が案内筒14に固定された衝撃緩和ピン49であっても良い。
そして、第2の係合部が衝撃緩和ピンで、第1の係合部が第2のカムフォロワピンでるとした場合、第1の係合部と第1の溝部との隙間よりも第2の係合部と第2の溝部との隙間の方が大きい構成をとることで、本発明の効果を高めることができる。
また、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、1眼レフカメラ以外の光学機器に適用することができる。
1 カメラ本体
2 交換レンズ
11 マウント
12 固定筒
14 案内筒
15 カム筒
16 3群保持枠
17 3群レンズ枠移動コロ
24 直進筒
27 直進筒移動コロ
34 フード枠
49 衝撃緩和ピン

Claims (7)

  1. 直進溝を有する案内筒と、前記案内筒に対して光軸周りに回転可能に保持されカム溝を有するカム筒と、前記直進溝と前記カム溝に係合する第1のカムフォロアピンを備え、前記カム筒の回転により変倍又は合焦のために光軸方向に移動するレンズ保持枠と、前記レンズ保持枠に保持されたレンズと、を有するレンズ鏡筒において、
    前記案内筒は、前記カム筒を定位置回転又は回転繰り出し可能に保持する第1の係合部と、光軸方向において前記第1の係合部と前記カム溝を挟んで離間する第2の係合部と、を備え、
    前記カム筒は、前記第1の係合部と係合する第1の溝部と、前記第2の係合部と係合する第2の溝部を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記第1の係合部及び前記第2の係合部のうち一方が、前記案内筒に一体形成されたバヨネット爪であり、前記第1の係合部及び前記第2の係合部のうち他方が前記案内筒に固定された衝撃緩和ピンである請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記第1の係合部及び前記第2の係合部のうち一方が、前記案内筒に第2のカムフォロワピンであり、前記第1の係合部及び前記第2の係合部のうち他方が前記案内筒に固定された衝撃緩和ピンである請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第2の係合部が衝撃緩和ピンであり、前記第1の係合部がバヨネット爪であり、前記第1の係合部と前記第1の溝部との隙間よりも前記第2の係合部と前記第2の溝部との隙間の方が大きい請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記第2の係合部が衝撃緩和ピンであり、前記第1の係合部が第2のカムフォロワピンであり、前記第1の係合部と前記第1の溝部との隙間よりも前記第2の係合部と前記第2の溝部との隙間の方が大きい請求項3に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記衝撃緩和ピンは、前記直進溝と光軸周りにおいて同位相に配置されている請求項2乃至5の何れか1項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項にレンズ鏡筒を有する光学機器。
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