JP2012022871A - 吐出装置 - Google Patents

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Takayoshi Hirakawa
貴義 平川
Otsumi Toyoda
恩津水 豊田
Osayuki Shigefuji
修行 重藤
Kazuhiko Sugimoto
和彦 杉本
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Abstract

【課題】インク吐出工程における雰囲気の温度変化や吐出ノズルの温度変化によるノズルの変形を防止して、液体インクの吐出量を安定化させる吐出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数のノズル孔201を有する吐出ノズル202を有し、前記吐出ノズル202の前記ノズル孔201から液体インクを吐出させる吐出装置であって、前記吐出ノズル202には、前記吐出ノズル202の温度を調整するための温度調整手段と、前記吐出ノズル202の変形を計測するための位置センサ203とを配置しており、温度調整手段として、一定温度に調整された液体を循環させる循環液配管が、ノズル孔201に対向した位置の吐出ノズル202面に配置された構成である。
【選択図】図5

Description

ここに開示された技術は、プラズマディスプレイパネル等の蛍光体層を形成する際に、蛍光体インクを吐出する吐出装置に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、PDPという)の蛍光体層を形成する方法としては、スクリーン印刷法・インクジェット法などが知られている。中でもインクジェット法は、装置コストが安価でしかも生産性に優れるという理由で近年注目されている方法の一つである。
そこで従来から、蛍光体粉末をビヒクルに分散した蛍光体インクを吐出させる吐出装置がいろいろ提案されている。例えば、蛍光体インクを吐出させるノズルと、蛍光体インクをノズルに供給するためのサーバと、ノズルに圧力を印加するための圧力器とを備えた蛍光体インクの吐出装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一般に、蛍光体インクなどの液体インクは温度によって粘度が変化するので、温度に応じて吐出される液体インクの吐出量が変化する。したがって、インクジェット法で液体インクを吐出する場合は、インク吐出工程における雰囲気の温度を一定にして液体インクの吐出量の変化を防止していた。
特開2000−251695号公報
しかしながら、従来の液体インクの吐出装置は、インク吐出工程における雰囲気の温度が一定になるように室温を調整しても、吐出装置の吐出動作による発熱の影響によって、液体インクの温度が変動するため、吐出されるインク量が変化するという問題があった。また、吐出装置の温度変動により吐出ノズルの伸びあるいは撓みなどによってノズルが変形したりもした。
ここに開示された技術は上記問題を解決し、インク吐出工程における雰囲気の温度変化や吐出ノズルの温度変化によるノズルの変形を防止して、液体インクの吐出量を安定化させる吐出装置を提供することを目的とする。
上記目的は以下の吐出装置によって達成される。
上記目的を達成するために吐出装置は、複数のノズル孔を有する吐出ノズルを有し、前記吐出ノズルの前記ノズル孔から液体インクを吐出させる吐出装置であって、前記吐出ノズルには、前記吐出ノズルの温度を調整するための温度調整手段と、前記吐出ノズルの変形を計測するための位置センサとを配置した構成である。
ここに開示された技術によれば、温度による吐出ノズルの変形が防止されるため、吐出装置による液体インクの吐出量が安定化される。
PDPの電極の配置を示す平面図 同PDPの画像表示領域における部分断面斜視図 同PDPの概略回路図 本実施の形態における吐出装置の概略図 同吐出装置の温度調整手段の概略図 同吐出装置を用いて背面基板に蛍光体を吐出する状態を示す説明図
本実施の形態における吐出装置について、図面を参照しながら説明する。
[PDP100の電極の配置について]
図1はPDPの電極の配置を示す平面図である。PDP100は、前面ガラス基板(図示せず)と、背面ガラス基板102と、維持電極103と、走査電極104と、アドレス電極107と、気密シール層121とを備える。維持電極103と走査電極104とはそれぞれN本が平行に配置されている。アドレス電極107はM本が平行に配置されている。維持電極103と走査電極104とアドレス電極107とは3電極構造の電極マトリックスを有しており、走査電極104とアドレス電極107との交点に放電セルが形成されている。
[PDP100の概略構成について]
図2はPDPの画像表示領域における部分断面斜視図である。PDP100は、前面パネル130と背面パネル140とで構成されている。前面パネル130の前面ガラス基板101上には維持電極103と走査電極104と誘電体ガラス層105とMgO保護層106とが形成されている。背面パネル140の背面ガラス基板102上にはアドレス電極107と下地誘電体ガラス層108と隔壁109と赤色蛍光体層110R、緑色蛍光体層110G、青色蛍光体層110Bとが形成されている。
前面パネル130と背面パネル140とを貼り合わせ、前面パネル130と背面パネル140との間に形成される放電空間122内に放電ガスを封入してPDP100が完成する。
[PDP100の概略回路図について]
図3は、PDPの概略回路図である。PDP100は駆動装置150と接続されることでPDP装置を構成している。PDP100には表示ドライバ回路153、表示スキャンドライバ回路154、アドレスドライバ回路155が接続されている。コントローラ152はこれらの電圧印加を制御する。点灯させる放電セルに対応する走査電極104とアドレス電極107へ所定電圧を印加することでアドレス放電を行う。コントローラ152はこの電圧印加を制御する。その後、維持電極103と走査電極104との間にパルス電圧を印加して維持放電を行う。この維持放電によって、アドレス放電が行われた放電セルにおいて紫外線が発生する。この紫外線で励起された蛍光体層が発光することで放電セルが点灯する。各色セルの点灯、非点灯の組み合わせによって画像が表示される。
[PDP100の製造方法について]
第1に、前面パネル130の製造方法を説明する。図1および図2に示すように、前面ガラス基板101上に、各N本の維持電極103と走査電極104をストライプ状に形成する。その後維持電極103と走査電極104を誘電体ガラス層105でコートする。さらに誘電体ガラス層105の表面にMgO保護層106を形成する。
この維持電極103と走査電極104は、銀を主成分とする電極用の銀ペーストをスクリーン印刷により塗布した後、焼成することによって形成する。誘電体ガラス層105は、酸化ビスマス系のガラス材料を含むペーストをスクリーン印刷で塗布した後、焼成して形成する。上記ガラス材料を含むペーストは、例えば、30重量%の酸化ビスマス(Bi23)と28重量%の酸化亜鉛(ZnO)と23重量%の酸化硼素(B23)と2.4重量%の酸化硅素(SiO2)と2.6重量%の酸化アルミニウムを含む。さらに、10重量%の酸化カルシウム(CaO)と4重量%の酸化タングステン(WO3)と有機バインダ(α−ターピネオールに10%のエチルセルロースを溶解したもの)とを混合して形成する。ここで、有機バインダとは樹脂を有機溶媒に溶解したものであり、樹脂としてエチルセルロース以外にアクリル樹脂、有機溶媒としてブチルカービトールなども使用することができる。さらに、こうした有機バインダに分散剤(例えば、グリセルトリオレエート)を混入させてもよい。
誘電体ガラス層105は所定の厚み(約40μm)となるように塗布厚みを調整する。MgO保護層106は酸化マグネシウム(MgO)から成るものであり、例えばスパッタリング法やイオンプレーティング法によって所定の厚み(約0.5μm)となるように形成する。
第2に、背面パネル140の製造方法を説明する。背面ガラス基板102上に、電極用の銀ペーストをスクリーン印刷し、焼成することによってM本のアドレス電極107をストライプ状に形成する。アドレス電極107の上に酸化ビスマス系のガラス材料を含むペーストをスクリーン印刷法で塗布した後、焼成して下地誘電体ガラス層108を形成する。同じく酸化ビスマス系のガラス材料を含むペーストをスクリーン印刷法により所定のピッチで繰り返し塗布した後に焼成して隔壁109を形成する。放電空間122はこの隔壁109によって区画され、放電セルが形成される。隔壁109の間隔寸法は42インチ〜50インチのフルHDテレビやHDテレビに合わせて130μm〜240μm程度に規定されている。
隣接する2本の隔壁109の間の溝に、赤色蛍光体層110R、緑色蛍光体層110G、青色蛍光体層110Bを形成する。赤色蛍光体層110Rは例えば(Y、Gd)BO3:Euの赤色蛍光体材料からなる。青色蛍光体層110Bは例えばBaMgAl1017:Euの青色蛍光体材料からなる。緑色蛍光体層110Gは例えばZn2SiO4:Mnの緑色蛍光体材料からなる。
このようにして作製された前面パネル130と背面パネル140を、前面パネル130の走査電極104と背面パネル140のアドレス電極107とが直交するように対向して重ね合わせる。封着用ガラスを周辺部に塗布し、450℃程度で10分〜20分間焼成する。図1に示すように、気密シール層121の形成により、前面パネル130と背面パネル140とを封着する。そして、一旦放電空間122内を高真空に排気したのち、放電ガス(例えば、ヘリウム−キセノン系、ネオン−キセノン系の不活性ガス)を所定の圧力で封入することによってPDP100が完成する。
[蛍光体層の形成について]
図4において、吐出装置は、複数のノズル孔201を有する吐出ノズル202と、吐出ノズル202の変形を計測するための位置センサ203とを備えている。
吐出ノズル202には、図5に示すような、吐出ノズル202の温度を調節するための温度調整手段が具備されている。温度調整手段は、一定温度に調整された液体を循環させる循環液配管300が、ノズル孔201に対向した位置の吐出ノズル202面に具備されている。図示していないが、この温度調整手段には、液体を循環させるポンプなどからなる液体循環装置と、液体の温度を制御する温度制御装置が備えられている。
また、吐出ノズル202のノズル孔201の面には、位置センサ203で計測する位置を特定するための位置測定用マーク204が付与されている。位置センサ203には、吐出ノズル202の変形が予め設定した設定値を外れた場合に、制御装置を駆動させるための指令信号を発生させる指令信号発生装置が具備されている。
さらに、図示していないが、吐出装置には、蛍光体インクを吐出ノズル202に供給するためのサーバと、吐出ノズル202に圧力を加えて蛍光体インクをノズル孔201から吐出させるための圧力装置とが備えられている。
次に、吐出装置の動作および吐出装置を用いてPDPの蛍光体層を形成する方法について説明する。
図6に示すように、PDPの背面ガラス基板102に形成された隔壁109によって仕切られた溝に吐出ノズル202を配置する。このとき、互いに直交するx軸とy軸とz軸において、吐出ノズル202のx方向とy方向とz方向の位置を位置センサ203によって計測する。
次に、背面ガラス基板102もしくは吐出ノズル202の一方を固定し他方を蛍光体インクの吐出量に応じた速度で移動させて、蛍光体インクをノズル孔201から溝に吐出させる。
蛍光体インクの吐出を繰り返して行うと、加圧された液体インクと吐出ノズル202の内壁との摩擦熱などによって、吐出ノズル202が加熱される。その結果、吐出ノズル202が伸びたり、撓んだり、歪んだり、などの変形を生じる。
位置センサ203が吐出ノズル202の変形を計測し、吐出前の計測値と変形後の計測値との差が、設定値を外れると指令信号発生装置から温度制御装置へ指令信号が送られる。そして、温度制御装置によって液体の温度が所望の温度に調整される。その結果、吐出ノズル202は、常に所定の形状に保持されるとともに、蛍光体インクの吐出量の変動が防止され吐出量が安定化される。
本実施の吐出装置に適用できる蛍光体インクとしては、一般によく知られているPDP用の液体インクであればよい。例えば、特許文献1に開示されているような赤、緑、青の蛍光体粉末と、エチルセルロースなどの樹脂と、タルピネオールなどの溶剤とを混合した蛍光体インクが挙げられる。
なお、本実施の吐出装置では、蛍光体インクの吐出による吐出ノズル202の変形について詳述したが、作業場の雰囲気の温度変化によって生じる吐出ノズル202の変形についても同様である。
ここに開示された技術によれば、吐出ノズルの温度による変形が防止され、かつ、蛍光体インクの吐出量が安定化するため、発光輝度の均一化が要求される蛍光体層を形成する吐出装置に適用できる。
100 PDP
101 前面ガラス基板
102 背面ガラス基板
103 維持電極
104 走査電極
105 誘電体ガラス層
106 MgO保護層
107 アドレス電極
108 下地誘電体ガラス層
109 隔壁
110R 赤色蛍光体層
110G 緑色蛍光体層
110B 青色蛍光体層
121 気密シール層
122 放電空間
130 前面パネル
140 背面パネル
150 駆動装置
152 コントローラ
153 表示ドライバ回路
154 表示スキャンドライバ回路
155 アドレスドライバ回路
201 ノズル孔
202 吐出ノズル
203 位置センサ
204 位置測定用マーク
300 循環液配管

Claims (1)

  1. 複数のノズル孔を有する吐出ノズルを有し、前記吐出ノズルの前記ノズル孔から液体インクを吐出させる吐出装置であって、
    前記吐出ノズルには、
    前記吐出ノズルの温度を調整するための温度調整手段と、
    前記吐出ノズルの変形を計測するための位置センサとを配置した
    吐出装置。
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