JP2011014432A - プラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents

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健治 佐藤
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久代 大畑
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Abstract

【課題】蛍光体インクの加熱乾燥時のばらつきを抑制し、ムラのない高精細で大画面のPDPを容易に実現できる製造方法を提供する。
【解決手段】プラズマディスプレイパネルの製造方法は、隔壁(9)を形成し、当該隔壁によって隔てられた複数の凹部(11)を形成する工程と、前記凹部に、インクジェット装置を用いて、蛍光体と、溶媒とを含む蛍光体インクを塗布する工程と、前記蛍光体インク(12)を、遠赤外線(14)によって加熱し、乾燥する工程と、を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像表示に用いられるプラズマディスプレイパネルの製造方法、特に、インクジェット装置を用いた製造方法に関する。
近年、大画面で薄型軽量を実現できるカラー表示デバイスとしてプラズマディスプレイパネル(以下、「PDP」と略記する)が注目されている。
このようなPDPにおいて、高精細対応のため、隔壁間のサイズが小さくなったり、また大画面化の実現で、パネルが大型化してくると、ガラス基板の歪みなどの影響も大きくなり、このため蛍光体ペーストを隔壁間に精度よく塗布形成することが困難となり、隔壁の頂部に蛍光体ペーストが付着したり、隣接隔壁の内に異なる蛍光体ペーストが入ることによる混色の問題が発生する。
さらに、パネルが大型化してくると蛍光体ペーストの乾燥工程において、基板ガラスの面内でのばらつきが発生し、十分な輝度を得ることが出来なかったり、厚さむらが発生したりする。
そこで、高精度で塗布することができるインクジェット工法や、均一な蛍光体層を得るために赤外線を用いた熱風乾燥が提案されている(特許文献1、2参照)。
インクジェット工法を用いた方法は、蛍光体を有機溶剤中に分散させ、粘度を例えば10cP以下にしたインクを作製し、インクジェットのヘッドの先端から吐出させる方法で、位置制御が可能であり、隔壁間の微小化や、基板ガラスの歪みにも対応が可能となってくる。
また、赤外線を用いた乾燥方法は、赤外線ヒータを備えた熱風乾燥装置の風速可変バルブで風速を可変することによって蛍光体層の形状を制御する方法である。
特開2005−71954号公報 特開2001−297697号公報
しかし、熱風乾燥装置によるインクの乾燥の際、熱風によって隔壁の側面に十分な量の蛍光体が付着しないという課題があった。本発明はこのような課題に鑑みなされたもので、蛍光体インクの加熱乾燥時のばらつきを抑制し、ムラのない高精細で大画面のPDPを容易に実現できる製造方法を提供することを目的とする。
上記目的は、以下の製造方法によって実現できる。当該製造方法は、プラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
隔壁を形成し、当該隔壁によって隔てられた複数の凹部を形成する工程と、
前記凹部に、インクジェット装置を用いて、蛍光体と、溶媒と、を含む蛍光体インクを塗布する工程と、
前記蛍光体インクを、遠赤外線によって加熱し、乾燥する工程と、を有する。
本発明によれば、蛍光体インクの加熱乾燥時のばらつきを抑制し、ムラのない高精細で大画面のPDPを容易に実現できる製造方法を提供すること。
本発明の第1実施形態におけるPDPの構造を示す分解斜視図 本発明の第1実施形態におけるPDPの放電セル部分を示す断面図 本発明の第1実施形態におけるPDPの電極配列を示す図 本発明の第1実施形態における液滴吐出の一例を示した要部断面図 本発明の第1実施形態における蛍光体インクを塗付した時の断面形状図 本発明の実施の形態におけるPDPの製造方法における要部の様子を示す断面図 本発明の実施の形態におけるPDPの製造方法における要部の様子を示す断面図 本発明の実施の形態におけるPDPの製造方法において、蛍光体層形成後の様子を説明するための断面図 本発明の第3実施形態におけるPDP装置の構成を示す概略図
[第1実施形態]
(PDPの構成)
図1は本発明の第1実施形態におけるPDP100の構造を示す分解斜視図、図2は放電セル部分の要部を示す断面図である。
図1に示すように、PDP100は、対向配置された前面板と背面板とを備える。前面板と背面板との間には、多数の放電セル11が形成されている。
前面板は、前面基板1と、走査電極2と、維持電極3と、誘電体層4と、保護層5とを有する。前面基板1は、ガラス製である。前面基板1上に1対の走査電極2と維持電極3とからなる表示電極が互いに平行に複数対形成されている。この走査電極2および維持電極3は、走査電極2−維持電極3−維持電極3−走査電極2の配列で繰り返すパターンで形成されている。そして、それら表示電極を覆うように誘電体層4が形成されている。そして、誘電体層4を覆うようにMgOからなる保護層5が形成されている。走査電極2および維持電極3は、それぞれITO、SnO2、ZnO等の導電性金属酸化物からなり光透過性を有する透明電極2a、3a上に、Ag等の金属からなるバス電極2b、3bが形成されている。
背面板は、背面基板6と、データ電極7と、誘電体層8と、隔壁9とを有する。背面基板6はガラス製である。背面基板6上に、複数の互いに平行なAgを主成分とする導電性材料からなるデータ電極7が形成されている。そのデータ電極7を覆うように誘電体層8が形成されている。さらに誘電体層8の上に井桁状の隔壁9が形成されている。隔壁9は、隣接する放電空間を分割している。そして誘電体層8の表面と隔壁9の側面とに、赤、緑、青各色の蛍光体層10が形成されている。
そして、走査電極2および維持電極3とデータ電極7とが立体交差するように、前面板と背面板とが対向配置されている。前面板と背面板との接合面の周辺部は封止されている。前面板と背面板との間には、放電空間が形成されている。放電空間には、放電ガスが封入されている。
ここで、図2に示すように、前面板と背面板とに挟まれた放電空間において、隔壁9により囲まれた部分に放電セル11が形成されている。放電セル11は、走査電極2および維持電極3とデータ電極7とに挟まれている。
図3は実施の形態におけるPDPの電極配列図である。行方向に長いn本の走査電極Y1、Y2、Y3・・・Yn(図1の2)およびn本の維持電極X1、X2、X3 ・・・Xn(図1の3)が配列され、列方向に長いm本のデータ電極A1・・・Am(図1の7)が配列されている。そして、1対の走査電極Y1および維持電極X1と1つのデータ電極A1とが交差した部分に放電セルが形成されている。放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。そしてこれらの電極のそれぞれは、前面板、背面板の画像表示領域外の周辺端部に設けられた接続端子にそれぞれに接続されている。
(製造方法)
以下に、本実施の形態によるPDP100の製造方法について説明する。
PDP100の製造方法は、前面板を形成する工程と、背面板を形成する工程と、前面板と背面板との封止工程、シール工程を有する。背面板を形成する工程は、蛍光体を塗布する工程を含む。蛍光体を塗布する工程以外は、従来の製造方法が適用できるため、その説明を省略する。
蛍光体を塗布する工程について詳細に説明する。蛍光体の塗布には、インクジェット装置を用いる。具体的には、例えば、蛍光体を含む蛍光体インクを作成する。インクジェットヘッドを背面板の上を移動させ走査する。インクジェットヘッドは、1回の走査で各隔壁に囲まれた放電セル11に、所定の色の蛍光体を含む蛍光体インクを所定の量になるように吐出する。この際、背面基板6などの材料に対する蛍光体インクの濡れ性を考慮して、滴下するインク量を調整する。図4は、本実施形態における液滴吐出の一例を示した要部断面図である。図5は、隔壁9に蛍光体インク12を塗付した時の断面形状図である。
青色蛍光体の材料としては、BaMgAl1217:Eu3+、BaMgAl1017:Eu2+、BaMgAl1423:Eu2+、Y2SiO5:Ce、(Ca,Sr,Ba)19(PO612:Eu2+、(Zn、Cd)S:Agなどを用いることができる。
緑色蛍光体の材料としては、BaAl1219:Mn、Zn2SiO4:MnまたはYBO3:Tbなどを用いることができる。
赤色蛍光体の材料としては、YBO3:Eu3+、(YxGd1-x)BO3:Eu3+ (0≦X≦1)、Y(P、V)O4:Eu3+などを用いることができる。もちろん、青色蛍光体、緑色蛍光体、および、赤色蛍光体は、上記材料に限定されるものではない。また、各蛍光体の中心粒径は、1μm以上である。中心粒径が1μm以上の各蛍光体は、高輝度である。なお、各蛍光体は中心粒径が1μm未満であってもよい。
青色蛍光体インクは、青色蛍光体を含む。緑色蛍光体インクは、緑色蛍光体を含む。赤色蛍光体インクは、赤色蛍光体を含む。各蛍光体インクは、各蛍光体粒子がブチルカルビトールアセテート、ターピネオール、エチルセルロースを溶解させた溶媒に分散されている。各蛍光体インクには、分散剤が添加されている。このときの分散剤の量は、例えば蛍光体インクの重量に対して0.5〜2wt%の分量で添加した。分散剤としては、アクリル系共重合物、アルキルアンモニウム塩類などの材料を用いることができる。
各蛍光体インクの25℃での粘度(以下、単に「粘度」と称する。)は、粘度が10mPa・s以上40mPa・s以下であるのが好ましい。本実施の形態では、エチルセルロースの分子量および含有量を調整し、粘度が10mPa・s以上40mPa・s以下となるように作製した。各蛍光体インクの粘度が10mPa・sより低いと、各蛍光体粒子の沈降が速くなり、インクジェット装置内で各蛍光体粒子が沈殿、凝集してしまう。そして、インクジェットヘッド301のノズル孔302から吐出される液滴303中の各蛍光体粒子の濃度(含有率)が一定に保たれずにばらついてしまう。その結果、隔壁の側壁に均一な膜厚で蛍光体層10を形成できなくなる。逆に粘度が40mPa・sより高いと、インクジェットヘッドのノズル孔からのインクの吐出が困難になる。
また、1つの放電セルの中に塗布することが出来る蛍光体インクの量は決まっているため、蛍光体インクの塗布、乾燥、焼成からなる1回のサイクルで形成される蛍光体層の最大厚みは、当該蛍光体インクの量と、蛍光体インクに含まれる蛍光体の含有量によって決まる。所定の厚みの蛍光体層を乾燥、焼成後に形成するためには、蛍光体インクの塗布、乾燥からなるサイクルを複数回行う必要があることがある。しかし、当該サイクルを数多く行うことは、生産性の悪化になる。このため、各蛍光体インク中の蛍光体の含有量は、40wt%以上70wt%以下が好ましい。こうすることで、所定の厚みの蛍光体層を形成するための蛍光体インクの塗布、乾燥からなるサイクルをなるべく少なくすることができる。例えば、1回のサイクルで所定の厚みの蛍光体層を形成することができる。蛍光体インクの蛍光体の重量比が40wt%未満の場合、1回に塗布するインク中に含まれる蛍光体の含有量が少ないため、隔壁の内容積に対して十分な量の蛍光体インクを注入するためには、塗布および乾燥のサイクルを多くする必要があり、生産性が悪くなる。逆に70wt%を超えると、溶媒量が少なくなるため、インクの流動性が悪くなり、インクの吐出が困難になる。なお、1回の蛍光体の塗布で、インクジェットヘッドからの蛍光体インクの吐出を複数回行ってもよい。
本実施の形態の各蛍光体インクは、例えば蛍光体の含有量が50wt%、分散剤は蛍光体の重量に対して0.5wt%含有したものを用いた。さらに、各蛍光体インクの溶液には、ブチルカルビトールアセテート、ターピネオールを用い、さらに例えばエチルセルロースなどのバインダーを添加した。このとき25℃で各蛍光体インクの粘度を測定すると20mPa・sであった。
インクジェット装置に設けられたノズル孔302から1回に吐出される蛍光体インクの初速度が4m/s以上、10m/s以下であるのが好ましい。
青色蛍光体インク、緑色蛍光体インク、および、赤色蛍光体インクのいずれかをそれぞれ各放電セル11に滴下した後、各蛍光体インクを例えば80℃以上に加熱し、各蛍光体インクを乾燥させる乾燥工程を行う。この際、分散剤などの成分が分解しない程度の温度で加熱する。ここで、加熱温度は、各蛍光体インクに用いた溶媒の成分、雰囲気、排気速度などに大きく依存して決定される。
次に、各蛍光体インクを100℃以上に加熱する焼成工程を行う。これにより、PDPの背面板が完成する。この焼成工程を行うことにより、拡散した分散剤成分を十分に分解できるため、PDPの特性(例えば、発光輝度)への分散剤材料による影響は軽減できる。焼成工程の際の加熱温度は、各蛍光体インクに用いた溶媒の成分、雰囲気、排気速度、添加剤、分散剤などの分解温度などに大きく依存して決定される。焼成工程は、添加剤、分散剤などの残留成分がPDPの特性に影響を与えない範囲まで分解できる温度で実施すればよい。
(乾燥・焼成工程の詳細)
ところで、本実施形態においては、蛍光体インクの加熱乾燥に波長25μm以下の遠赤外線を用いることを特徴としている。
図6〜図8は、本発明に係る製造方法を説明するための断面図である。まず、図6(a)に示すように、隔壁9を形成した後、図6(b)に示すように、背面板の隔壁9内に蛍光体層10を形成するための蛍光体インク12を例えば隔壁9の内容積の2/3程度滴下する。この場合、背面基板6などの材料における蛍光体インク12の濡れ性を考慮して、滴下するインク量を調整する。蛍光体インク12中には、蛍光体層10を形成する蛍光体材料12a、蛍光体材料12aを分散させる分散剤12bが含まれている。
次に、図7に示すように、遠赤外線照射装置13の遠赤外線照射側と蛍光体インク12が塗布された背面板の蛍光体インク12が塗布された面とを対向させて設置する。その後、遠赤外線照射装置13より蛍光体インク12が塗布された背面板に例えば25μmの波長の遠赤外線14を照射し蛍光体インク12の内部より100℃以上の加熱乾燥による蛍光体インクの焼成工程を行うことにより、PDPの背面板が完成する。
特に、本実施形態においては、波長25μm以下の遠赤外線を用いて蛍光体インクの内部より加熱乾燥を行うため、加熱乾燥時に蛍光体インク12の対流が生じ、アスペクト比の高い隔壁9においても、蛍光体が側壁に付着しやすく、乾燥むらの小さい蛍光体層10を形成できる。
また、遠赤外線を用いるため、ガスや埃のでないクリーンな加熱乾燥が行える。
さらに、風(例えば、熱風)を使用しないことで、蛍光体層10に発生する風紋等が抑えられる。
また、ベースとなる背面基板6の温度をあまり上げずに蛍光体インク12のみを加熱し乾燥することから、背面基板6の高熱による劣化を抑制することができる。
この遠赤外線加熱乾燥を行うことにより、図8に示すように、隔壁9の側壁にも十分な蛍光体層10が付着する。更に、拡散した分散剤成分を十分に分解できるため、デバイス特性への影響は軽減できる。
以上説明したように、本発明によれば、大面積で高精細化したPDPにおいて、アスペクト比の高い隔壁であっても、隔壁9の側壁に十分な量の蛍光体層10が付着し、乾燥むらのない蛍光体層を形成することが可能となる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図9は、PDP100を用いたPDP装置200の構成を示す概略図である。PDP100は駆動装置150と接続されることでPDP装置を構成している。PDP100には表示ドライバ回路153、表示スキャンドライバ回路154、アドレスドライバ回路155が接続されている。コントローラ152はこれらの電圧印加を制御する。点灯させる放電セルに対応する走査電極2とデータ電極7へ所定電圧を印加することでアドレス放電を行う。コントローラ152はこの電圧印加を制御する。その後、維持電極3と走査電極2との間にパルス電圧を印加して維持放電を行う。この維持放電によって、アドレス放電が行われた放電セルにおいて紫外線が発生する。この紫外線で励起された蛍光体層が発光することで放電セルが点灯する。各色セルの点灯、非点灯の組み合わせによって画像が表示される。
[他の実施形態]
以上により、実施形態を説明した。しかし、本発明は、これらには限定されない。そこで、本発明の他の実施形態を本欄にまとめて説明する。
(1)
各蛍光体インクは、蛍光体の平均粒径や粒度分布、溶媒、添加剤、成分の重量比がそれぞれ異なるものでもよい。
(2)
各色に用いる蛍光体材料は、1種類だけではなく、2種類以上混ぜたものを用いても良い。
[実施形態の特徴]
上記実施形態において特徴的な部分を以下に列記する。なお、上記実施形態に含まれる発明は以下に限定されるものではない。
[C1]
隔壁(例えば隔壁9)を形成し、当該隔壁によって隔てられた複数の凹部(例えば、放電セル11)を形成する工程と、
前記凹部に、インクジェット装置を用いて、蛍光体と、溶媒と、を含む蛍光体インク(例えば、蛍光体インク12)を塗布する工程と、
前記蛍光体インクを、遠赤外線によって加熱し、乾燥する工程と、
を有する、プラズマディスプレイパネルの製造方法。
これにより、蛍光体インクの加熱乾燥時のばらつきを抑制し、ムラのない高精細で大画面のPDPを容易に実現できる製造方法を提供することができる。
[C2]
C1に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
前記遠赤外線は、波長が25μm以下である。
[C3]
C1またはC2に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法であって、
前記遠赤外線によって加熱し、乾燥する工程において、風による乾燥を行わない。
これにより、蛍光体層10に発生する風紋等を抑えることができる。
以上のように本発明は、高精細のPDPを容易に実現する上で有用な発明である。
1 前面基板
2 走査電極
3 維持電極
4、8 誘電体層
5 保護層
6 背面基板
7 データ電極
9 隔壁
10 蛍光体層
11 放電セル
12 蛍光体インク
12a 蛍光体材料
12b 分散剤
13 遠赤外線照射装置
14 遠赤外線
100 PDP
150 駆動装置
152 コントローラ
153 表示ドライバ回路
154 表示スキャンドライバ回路
155 アドレスドライバ回路
200 PDP装置
301 インクジェットヘッド
302 ノズル孔
303 液滴

Claims (3)

  1. 隔壁を形成し、当該隔壁によって隔てられた複数の凹部を形成する工程と、
    前記凹部に、インクジェット装置を用いて、蛍光体と、溶媒と、を含む蛍光体インクを塗布する工程と、
    前記蛍光体インクを、遠赤外線によって加熱し、乾燥する工程と、
    を有する、プラズマディスプレイパネルの製造方法。
  2. 前記遠赤外線は、波長が25μm以下である、請求項1に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  3. 前記遠赤外線により加熱し、乾燥する工程において、風による乾燥を行わない、
    請求項1または2に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
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