JP2012022438A - 暗証番号入力装置、自動取引装置及び暗証番号入力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】暗証番号入力部の視認性及び操作性を確保しつつ、その暗証番号入力部の盗撮を防止することができる高セキュリティの暗証番号入力装置、自動取引装置及び暗証番号入力方法を提供することを課題とする。
【解決手段】暗証番号を入力操作させる暗証入力キー61と、入力操作されている暗証入力キー61が覆い隠されているか否かを検知する検知センサ62と、前記検知センサ62の検知結果が適正な被覆状態と検知しなければ、前記暗証入力キー61への入力を要求する入力モードに移行しない制御部80とを備えて暗証入力部60を構成する。
【選択図】図3

Description

この発明は、例えば金融機関の自動取引コーナで利用されるような自動取引機に関し、さらに詳しくは暗証番号を入力する時のセキュリティ性が高い暗証番号入力装置及び暗証番号入力方法に関する。
近年、ATM(現金自動預払機)など自動取引機の急速な普及に伴い、偽造カードと、不正に入手した暗証番号とを使った不正取引が大きな社会問題になっている。
特に、暗証番号の不正入手に際しては、暗証番号が入力操作される暗証番号入力部に対し、その暗証番号入力部を盗撮可能な位置に盗撮カメラを取り付けて、正規の顧客が取引する時に入力操作される暗証番号を盗撮するという不正手段が多く報告されている。
このため、暗証番号の盗撮防止対策として、暗証番号を入力操作させるキーパッドの周囲を半透明のキーパッドカバーで立体的に覆うことにより、暗証番号のキー入力操作が覗き見されるのを防止するようにした自動取引装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、このようなキーパッドカバーは、顧客がキーパッドのテンキーを入力操作できるように該キーパッドカバーの正面を一部開口させたカバー形状を有している。特に、開口部は身長差のある全ての顧客に対し、視認性と操作性とを確保しようとすると、正面の開口部が上下方向に広くなり、盗撮スペースが増えてカメラによる盗撮が容易になってしまう問題を有していた。
特開2008−287646号公報
そこでこの発明は、暗証番号入力部の視認性及び操作性を確保しつつ、その暗証番号入力部の盗撮を防止することができる高セキュリティの暗証番号入力装置、自動取引装置及び暗証番号入力方法を提供することを課題とする。
この発明は、暗証番号を入力操作させる暗証番号入力部と、入力操作されている暗証番号入力部が被覆体により一時的に覆い隠されているか否かを検知する被覆体検知部と、前記被覆体検知部の検知結果が適正な被覆状態と検知しなければ、前記暗証番号入力部への入力を要求する入力モードに移行しない制御部とを備えて構成した暗証番号入力装置であることを特徴とする。
この発明によれば、暗証番号入力部の視認性及び操作性を確保しつつ、その暗証番号入力部の盗撮を防止することができる高セキュリティの暗証番号入力装置、自動取引装置及び暗証番号入力方法を提供することができる。
暗証番号入力装置を備えたATMの取引システムを示す概略構成図。 ATMの内部構成を示す制御ブロック図。 暗証番号入力装置を示す外観斜視図。 ATMの取引処理動作を示すフローチャート。 ATMの取引開始画面を示す表示図。 ATMの保護操作案内画面を示す表示図。 ATMの暗証番号入力画面を示す表示図。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて説明する。
図1は銀行などの金融機関システムに採用される自動取引装置の一例として示されるATM1と、ホストコンピュータ2及び監視装置3との間を通信回線4で接続した現金取引システムの構成図である。
図2はATM1の内部構成を示す制御ブロック図であり、この制御ブロック図を参照してATM1の概略構造を説明する。
ATM1は利用者の取引操作に基づいて、現金を入金、出金、あるいは残高照会などの利用者の要求する金融取引を自動的に実行する自動取引装置である。
そして、利用者に取引操作するための案内情報を表示すると同時に利用者の入力を検出する表示入力処理部10と、利用者の口座番号などの情報が記録された各種のカードを取り扱うカード処理部20と、紙幣の入出金処理を行う紙幣処理部30と、利用明細書を印刷発行する明細書発行処理部40と、通信回線4を経由してホストコンピュータ2と接続された通信制御部50と、暗証番号を入力させる暗証入力部60と、ATM1の前面にいる人物の顔を撮影するカメラ処理部70と、これらの各種の処理、取引を制御する制御部80とから構成されている。
前記暗証入力部60は、ATM1の暗証番号入力装置として備えられ、暗証入力キー61と検知センサ62と照明ランプ63とを備えている。この暗証入力部60の構造の一例を図3に基づいて説明する。
このうち、暗証入力キー61は指定された暗証番号をタッチ入力させる暗証番号入力部であり、タッチ入力可能な平面視四角形状を有するシート状のテンキーで構成されている。このシート状の暗証入力キー61がATM1の接客パネル面に平面的に配置され、通信インターフェースを介して制御部80に接続されている。
前記暗証入力キー61を中心とする周囲には、その両側を囲うように不透明な遮蔽壁としての金属板あるいは樹脂板を用いて垂直に立上げた左側壁64と右側壁65と、同じく不透明な遮蔽壁としての金属板あるいは樹脂板を用いて奥側を垂直に立ち上げた奥壁66とで三方を囲う盗撮防止カバー67を備えている。この盗撮防止カバー67によって暗証入力キー61は両側及び奥側が覆われている。
一方、盗撮防止カバー67で覆われていない正面及び上面の開放部分は、手が入る程度の入力操作空間と正面上方からの視認空間とを兼ねた利用者の操作空間68として開放されている。
さらに、盗撮防止カバー67の3壁64,65,66の各上面中央部には、被覆体検知部としての検知センサ62をそれぞれ配置している。これらの3個の検知センサ62は分散された3ヶ所の位置でそれぞれ被覆体69を検知する。
これらの各検知データは制御部80に収集され、ここで暗証入力キー61を覆い隠した状態の有効性を確認するようにしている。例えば、3個の分散された検知センサ62が被覆体69により全て覆い隠されていると、制御部80は操作空間68の全体が被覆体69によって適切に覆い隠されていると判断し、暗証入力キー61の大部分が被覆されて適切な盗撮防止状態にあると判断することができる。
これに対し、1つでも検知センサ62が非検知であれば、被覆体69が偏って被覆しているなど不適な被覆状態にあると判断することができる。この際は、制御部80により入力操作を無効にしたり、利用者に再被覆操作させたりする制御を実行するとよい。
ここで、覆い隠す被覆体69としては、利用者の手、あるいは利用者が携える袋、財布、シート等の不透明の物体を用いることができる。例えば、図6に示すように、盗撮防止カバー67で囲ったときに開放される暗証入力キー61の上面及び正面の操作空間68を利用者の手で覆い隠したとき、3壁64,65,66の各上面に位置する各検知センサ62がそれぞれ手を検知することで、利用者が暗証入力キー61の上方空間部を手で適正に覆い隠していると検知できる。
さらに、奥壁66の内面にはLED等の照明ランプ63を配置している。この照明ランプ63は照明手段として該暗証入力キー61を奥側より正面側に向けて照らす役目を有し、制御部80からの指示に従い点灯・消灯する。
この照明ランプ63を点灯させた際は、暗証入力キー61の上方空間部を手で覆い隠しても暗くならず、入力操作時に暗証入力キー61を明瞭に照らし、利用者の良好な視認性を確保できる。
前記カメラ処理部70はCCDカメラ等が用いられ、利用者の顔を撮影できる高さ位置のATM1の前面あるいはその周辺に設置される。これにより、利用者の顔を撮影して記録することができる。
前記制御部80は、暗証番号を入力操作する暗証入力キー61が被覆体69により一時的に覆い隠されているか否かを検知し、その検知結果に基づいて前記暗証入力キー61への入力可否を制御する。つまり、暗証入力キー61が被覆体69によって適正に覆い隠されていると、暗証番号の入力を許可し、適正に覆い隠されていなければ、暗証番号の入力を要求する入力モードに移行しない制御機能を有している。ここで、入力モードは、例えば暗証番号の入力を要求する暗証番号入力画面を表示する、暗証番号入力を音声案内により要求する、暗証入力キー61に発光部を設けて該発光部を点灯させるなど、暗証番号入力を求める適宜の動作を行うモードとすることができる。
このように、暗証入力キー61が適正に覆い隠されていなければ、入力モードにならないため利用者が暗証番号を入力することができず、また暗証番号を入力しようと指を動かすこともない。このため、暗証番号の入力を開始する際は、必ず暗証入力キー61の盗撮を防止した被覆状態を確認してからの入力操作となる。これにより、暗証番号の保護機能の高い高セキュリティの盗撮防止を実現することができる。
この被覆状態の具体例として、図6に示すように、暗証入力キー61の上方空間部を手で平面的に覆い隠した状態で暗証番号を入力することになる。この際、盗撮防止カバー67で暗証入力キー61の周囲を略囲って外部と遮蔽することができる。このうち、入力操作空間となる上面や正面側の操作空間68を開放させているが、正面側の操作空間68は入力操作する側の手で覆われ、上面の操作空間68はもう一方の空いている手で覆い隠される。したがって、暗証入力キー61を隠しながら入力操作する際は、左右の手を上下に重ね合わせるようにして自然に入力操作することができる。
このため、操作空間68に対しても手を介在させることから盗撮防止効果も十分である。この結果、固定被覆体として設置された盗撮防止カバー67と、自由に動く可動被覆体としての手との組み合わせにより、暗証入力キー61の周囲を立体的に効率よく被覆する独特な盗撮防止構造が得られる。
ことに、利用者の柔軟な掌によって暗証入力キー61の上面開放部分を覆い隠す形を自由に変えることができるため、ATM1の正面に立つ本人に視認し易い角度の視認空間を正面側に形成し易く、それ以外の方向からでは視認できず、この結果、第三者からは見えない被覆構造が得られる。
さらに、制御部80は各壁64,65,66に分散された3個の検知センサ62の全てが覆い隠されたことを検知したとき、暗証入力キー61の大部分が被覆された盗撮防止状態であると判定することができる。一方、1つでも検知できない検知センサ62があると検知した場合は、現在の覆い隠し操作が不適切であると判定する制御機能を有している。
さらに、制御部80は暗証番号の入力開始後に、利用者による覆い隠し操作が行われていない場合や不適切な覆い隠し操作であると検知した場合には、暗証番号の入力を中断するように制御する機能を有している。
これにより、暗証番号の入力操作時に盗撮可能なおそれが発生すると、直ちに暗証番号の入力を規制して中断することができるため、暗証番号の盗撮を確実に防止できる。
さらに、制御部80は暗証番号の入力操作中を含む所定操作中であるか否かを検出する操作状態検出手段としての検出機能を有している。そして、ATM1が取引利用されていないATM取引待機中に、暗証入力キー61が覆い隠されていると検知センサ62が検知した場合は、暗証入力部60に不正行為者により盗撮カメラ等の異物が取り付けられるなど不正行為が行われていると判断できる。
この際には、制御部80が異常発生の出力信号を出力して対処することができる。例えば、ATM1の運用を停止する。これにより、不正行為者による暗証番号の詐取を的確に防ぐことができる。また、上位センタの監視装置3、あるいは警備員に通知する。これにより、異常発生を直ちに解消するように適切な処理を実行させることができる。
同じく、ATM1が取引利用されていないATM取引待機中に、所定時間以上暗証入力キー61が覆い隠されていると検知センサ62が検知した場合は、暗証入力部60に不正行為者により盗撮カメラ等の異物が取り付けられるなど不正行為が行われていると判断できる。この際は、その検知した瞬間にCCDカメラ等で利用者の顔を撮影し、不正行為時の瞬間を記録することができる。
さらに、暗証番号入力中のときは暗証入力キー61を照らすように構成している。このため、入力操作中は明瞭に照明させて入力操作することができる。特に、利用者による適切な被覆状態を実行させているが、この被覆状態が入力操作中に途中でなくなると、消灯して不適切な被覆状態であることを気付かせることができる。これにより、利用者が気付かずに暗証番号を入力し続けて、暗証番号が盗撮されるのを防止することができる。
さらに、不適切な被覆状態にあるときは利用者にその旨を知らせて覆い隠し操作を修正するよう案内することもできる。例えば、図6に示すように、表示入力処理部10に隠し状態案内画面102を表示させる。この隠し状態案内画面102は、手で隠した立体画像を表示するとともに、利用者が盗撮防止カバー67の上方空間部を手で隠したときの適否を表わす隠し状態表示アンテナ62a,62b,62cを各検知センサ62に対応させて表示したものである。これらの隠し状態表示アンテナ62a,62b,62cは3ヶ所の各検知センサ62の表示位置近傍に長さが異なる3本のアンテナを並列して点灯表示させるものであり、これら3本のアンテナの点灯表示数により、手と検知センサ62間の隙間度合いなどによる隠し状態の適否を表示案内する構成である。
これにより、利用者は被覆状態の適否を容易に知ることができ、不適切な場合は直ちに手の位置や被覆状態を変えるように点灯案内することができる。このほか、点灯表示によるだけでなく音声案内によっても覆い隠し状態の適否を知らせるようにすることも可能である。
さらに、暗証入力キー61と検知センサ62との配置関係は、図3に示すように平面的に並ぶ暗証入力キー61のテンキーが縦横に配列される構成上、その周囲を囲む平面視コ型状の盗撮防止カバー67の奥側にテンキーのほとんどのキーが配置されることになる。このため、盗撮防止カバー67の奥側を被覆することの重要性が高く、左右壁64,65の奥側寄りと奥壁66の中央部に検知センサ62を配置している。
このように3個の検知センサ62を盗撮防止カバー67の奥側寄りに配置することで、これら3個の検知センサ62を覆うように案内させて暗証入力キー61の上方空間部を片手で覆った際に、自然に手の置く位置を奥側寄りに位置決めすることができる。そして、これら3個の検知センサ62の検知有無を知ることによって、制御部80は暗証入力キー61が適正に覆い隠されたか否かを正確に判断することができる。
このように構成されたATM1で取引した際の動作における暗証番号の盗撮防止動作を図4のフローチャートを参照して説明する。
制御部80は取引内容にしたがって、例えばATM1の表示入力処理部10に、図5に示すようにカードの挿入操作状態を表わす案内画面と、「いらっしゃいませ、カードを入れてください。」の文言を表示した取引案内画面101を表示する。さらに、制御部80はカードの挿入を監視すると同時に、暗証入力部の各検知センサ62が検知状態で無いことを監視する(ステップS1、S2、S5)。
この際、検知センサ62が1つでも検知状態となっている場合(ステップS2)、制御部80は不正行為者が盗撮防止カバー67に異物を取り付けようとしていると判断し、カメラ機構部70に不正行為者の顔画像を取得するように指示を出力し、取得した顔画像データを制御部80のメモリに記録する(ステップS3)。
さらに、前記検知センサ62で異物など何らかの物体を検知している状態が継続した場合(ステップS4)、制御部80は不正行為者により異物が取り付けられた可能性が高いと判断し、表示入力処理部10に取扱中止の表示を行い(ステップS5)、その旨を遠隔監視する監視装置3に通知する。
一方、検知センサ62が検知することなく、カードが挿入されたことを検出した場合(ステップS6)、制御部80はカードを取り込み、カード処理部20によりカードに記録されている口座番号などのデータを読み取って取引を開始する。この取引開始に伴って制御部80は、図6に示すように表示入力処理部10に暗証番号を入力させるための操作案内画面を表示する。
つまり、暗証番号の入力に先立って、盗撮防止カバー67で囲まれた暗証入力キー61を手で隠すことを促す隠し状態案内画面102を表示し(ステップS7)、このとき制御部80は3個の検知センサ62の検知状態を判定し(ステップS8)、その判定結果に基づいて表示入力処理部10では、利用者が盗撮防止カバー67の上方空間部を手で隠したときの適否を表わす隠し状態表示アンテナ62a,62b,62cごとに点灯表示させて利用者の覆い隠し状態の適否を知らせている(ステップS9)。
このとき、制御部80は3個の検知センサ62の全てが検知状態となっているか否かを判定し、1つでも検知できない検知センサ62があると検知した場合は、現在の覆い隠し操作が不適切な盗撮防止状態であると判定して不適切な部位となる検知センサ62の部分に該当する隠し状態表示アンテナ62a,62b,62cを点灯あるいは点滅表示して利用者にその旨を知らせ、覆い隠し操作を修正するよう案内する。この案内により利用者の操作を容易にしている。また、入力モードに移行しないため、利用者が暗証番号を入力しようと指を動かしてその指の動きを盗み見られるといったことを防止できる。
そして、全ての検知センサ62が検知状態になったことを制御部80が検知すると(ステップS10)、制御部80は、入力モードに移行し、図7に示す暗証番号の入力操作を促す暗証番号入力画面103を表示入力処理部10に表示する(ステップS11)。またこのとき、照明ランプ63を点灯させる(ステップS12)。これにより、暗証番号が入力許可されたことが利用者に明確に伝わる。
暗証番号入力中も、制御部80にて検知センサ62の状態を監視し、覆っていた手が離れたり、ズレたりして少なくとも2個以上の検知センサ62が非検知状態となった場合は(ステップS13)、被覆状態が不十分となったため入力規制するように照明ランプ63を消灯させる(ステップS14)。
なお、消灯しても暗証入力キー61が入力操作された場合は、消灯状態なので暗く、暗証入力キー61の部分は不明瞭で外部からは盗撮し難い入力操作面となる。また、消灯するだけでなく制御部80が暗証入力キー61への入力を受け付けない入力拒否モードに設定するとよい。この際は、暗証番号が入力されるのを中断し、前記したステップS7以降の操作案内画面の表示に戻る。
これより、暗証入力欄103aが表示されなくなるため、利用者は暗証入力できないことを理解できる。そして、再び制御部80はステップS7〜ステップS13の処理を繰り返す。すなわち、表示入力処理部10に暗証入力キー61を手で隠すことを促す隠し状態案内画面102(図6参照)を表示し(ステップS7)、各検知センサ62が略検知状態となると(ステップS13)。
制御部80は、表示入力処理部10に図7に示すように、暗証番号の入力操作を促す暗証番号入力画面103を表示する(ステップS11)。また、このとき照明ランプ63を点灯させる(ステップS12)。
暗証番号入力中も、制御部80にて検知センサ62の状態を監視し、利用者の手で暗証入力キー61の部分を隠したことを検知すれば、続いて制御部80は利用者に暗証番号を入力させる(ステップS15)。
この暗証番号の入力が完了すると(ステップS16)、制御部80は照明ランプ63を消灯させ(ステップS17)、ホストコンピュータ2と通信し、利用者が要請した取引処理を実行する(ステップS18)。
上述のように、暗証入力キーを覆い隠し、その覆い隠し動作が適正であることを検知してから暗証番号の入力を行うように構成することで、暗証番号の盗撮を防止する高セキュリティの運用を図ることができる。さらに、盗撮防止カバーの上面と正面を開放させているため操作性の自由度が増し、利用者ごとに異なる伸長差などに左右されない良好な入力操作性を確保することができる。
利用者は自分が見易い状態で隠そうとし、制御部80が十分に隠せていないと判断すればエラーとするため、見易さの向上と盗撮防止性の向上という相反する課題を両立できる。
ことに、暗証入力キーを覆い隠した際、分散された複数の検知センサの全てが覆い隠されたか否かを検知し、1つでも検知できない検知センサがある場合は、現在の覆い隠し操作が不適切な覆い隠し状態であると判定して、暗証番号の入力を規制あるいは中断することができるため暗証番号の盗撮を確実に防止できる。
また、不適切な覆い隠し状態にあるときは、利用者にその旨を知らせて覆い隠し操作を修正するよう案内することもできる。さらに、暗証入力キーに対して不正行為等の異常を検知した際には、異常発生を出力して、ATMの運用を停止、監視装置へ通知、あるいは警備員に通知して異常発生を直ちに解消するように対処することができる。
また、不正行為が行われていると判断した際は、その検知した瞬間にCCDカメラ等で利用者の顔を撮影し、不正行為発生時点の瞬間の画像を記録することができる。さらに、暗証番号入力中のときは照明ランプにより暗証入力キーを照らすように構成しているため、暗証番号の入力操作中は明瞭に照明させて入力操作することができる。
この発明の構成は上述の実施例の構成に限定されるものではなく、例えば上述の実施例では検知センサ62の検知結果で覆い隠した状態の適否を検知する例を示したが、これに限らず撮影手段の撮影結果で覆い隠した状態を検知するように構成してもよい。さらに、暗証入力キー61はタッチ入力式の表示画面に限らず、キーボード式の入力装置にも適用できる。
ATMなどの暗証番号を入力する自動取引装置の全般に適用することができる。
1…ATM
60…暗証入力部
61…暗証入力キー
62…検知センサ
63…照明ランプ
69…被覆体
80…制御部

Claims (8)

  1. 暗証番号を入力操作させる暗証番号入力部と、
    入力操作されている暗証番号入力部が被覆体により一時的に覆い隠されているか否かを検知する被覆体検知部と、
    前記被覆体検知部の検知結果が適正な被覆状態と検知しなければ、前記暗証番号入力部への入力を要求する入力モードに移行しない制御部とを備えて構成した
    暗証番号入力装置。
  2. 前記被覆体検知部は、
    少なくとも前記暗証番号入力部の大部分を被覆していることを検知する構成である
    請求項1記載の暗証番号入力装置。
  3. 前記制御部は、
    前記暗証番号の入力開始後に、前記被覆体検知部が被覆体を検知しなかったとき、再度被覆した状態での暗証番号の入力を要求する
    請求項1または2記載の暗証番号入力装置。
  4. 少なくとも暗証番号の入力操作中を含む所定操作中か否かを検出する操作状態検出手段と、
    前記操作状態検出手段が前記所定操作中でないことを検出しているときに、前記被覆体検知部が被覆体を検知したとき、異常を出力する出力手段とを備えて構成した
    請求項1、2または3記載の暗証番号入力装置。
  5. 利用者の顔を撮影する撮影手段を備え、
    前記操作状態検出手段が前記所定操作中でないことを検出しているときに、前記被覆体検知部が被覆体を検知したとき、前記撮影手段が利用者の顔を撮影する構成とした
    請求項4記載の暗証番号入力装置。
  6. 前記暗証番号入力部を照明する照明手段を備え、
    前記暗証番号入力中のみ前記照明手段を照明させる構成とした
    請求項1〜5記載の暗証番号入力装置。
  7. 請求項1〜6記載の暗証番号入力装置を備えた自動取引装置。
  8. 暗証番号を入力操作する暗証番号入力部が被覆体により一時的に覆い隠されているか否かを検知し、その検知結果が適正な被覆状態と検知しなければ、前記暗証番号入力部への入力を要求する入力モードに移行しない
    暗証番号入力方法。
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