JP2012020841A - 用紙収容装置及び用紙折り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙トレイに積載された用紙が用紙トレイ引き出し時に倒れることを抑制できる用紙収容装置及びその用紙収容装置を備えた用紙折り装置を提供する。
【解決手段】装置内部に収納された収納位置と前記収容位置から装置外部に引き出された引き出し位置との間で移動可能に設けられ、折り処理された用紙を積載する用紙トレイと、装置本体内で用紙トレイを昇降させる昇降手段とを備えた用紙収容装置において、用紙トレイを前記収納位置から前記引き出し位置に移動させる際に、用紙トレイ上に積載された用紙を押さえる用紙押さえ手段を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙に折り処理を行う用紙折り装置から順次送られてくる用紙を用紙トレイ上に積載収納する用紙収容装置、及び、その用紙収容装置を備えた用紙折り装置に関するものである。
従来より、用紙に折り処理を行う用紙折り装置で折り加工が施された用紙を、装置内で昇降手段により昇降する昇降トレイ上に積載収容する用紙収容装置が知られている(特許文献1)。
装置内に設けられた昇降トレイ上に積載された用紙を取り出す際には、昇降トレイ上の用紙を外部に露出させてから取り出すことになる。そのため、スライド機構が設けられた引き出し可能位置まで昇降手段によって昇降トレイを移動させ、スライド機構により装置内から装置外に昇降トレイを引き出し、用紙を外部に露出させて取り出す構成を採用することができる。しかしながら、昇降トレイを引き出した際に振動などによって昇降トレイ上に積載された用紙がバランスを崩して倒れてしまうといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、用紙トレイに積載された用紙が用紙トレイ引き出し時に倒れることを抑制できる用紙収容装置及びその用紙収容装置を備えた用紙折り装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、装置内部に収納された収納位置と該収容位置から装置外部に引き出された引き出し位置との間で移動可能に設けられ、折り処理された用紙を積載する用紙トレイと、装置本体内で前記用紙トレイを昇降させる昇降手段とを備えた用紙収容装置において、前記用紙トレイを前記収納位置から前記引き出し位置に移動させる際に、該用紙トレイ上に積載された用紙を押さえる用紙押さえ手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の用紙収容装置において、上記用紙トレイの上方に設けられ、上記昇降手段によって上昇させた前記用紙トレイに積載された用紙を押圧する押圧手段を有しており、前記押圧手段は用紙を押圧しつつ、前記用紙トレイの昇降に連動して上下方向に移動可能であると共に、前記用紙トレイの上記収納位置と上記引き出し位置との移動に連動して装置内部と装置外部との間で移動可能であり、前記押圧手段を上記用紙押さえ手段として兼用したことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の用紙収容装置において、上記用紙トレイに用紙を排紙する用紙排紙手段が前記用紙トレイよりも上方に設けられており、上記押圧手段は前記用紙排紙手段による用紙の排紙方向に長尺であり前記用紙トレイと対向する底面に用紙を当接させて用紙を押圧する板状部材を有しており、前記板状部材は前記昇降手段により昇降させた前記用紙トレイに積載された用紙と当接する当接位置と該当接位置から上方に退避した退避位置との間で移動可能であり、前記板状部材の前記当接位置から前記退避位置への移動を前記用紙排紙手段による用紙の排紙方向上流側と排紙方向下流側とでタイミングを変えて行い、前記板状部材の前記排紙方向上流側を前記排紙方向下流側よりも先に前記当接位置から前記退避位置に移動させることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の用紙収容装置において、上記板状部材の上記排紙方向上流側の退避位置よりも上記排紙方向下流側の退避位置のほうが下方に位置することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項2の用紙収容装置において、上記用紙トレイに用紙を排紙する用紙排紙手段が前記用紙トレイよりも上方に設けられており、上記押圧手段は前記用紙排紙手段による用紙の排紙方向に長尺であり前記用紙トレイと対向する底面に用紙を当接させて用紙を押圧する板状部材を有しており、前記板状部材の前記用紙排紙手段による用紙の排紙方向上流側は、前記昇降手段により昇降させた前記用紙トレイに積載された用紙と当接する当接位置と該当接位置から上方に退避した退避位置との間で移動可能であることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項3、4または5の用紙収容装置において、上記用紙排紙手段は1対のローラ部材からなる排紙ローラ対であり、用紙後端が前記排紙ローラ対から抜けた直後に、上記板状部材を上記退避位置から上記当接位置に移動させることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、用紙に折り加工を施す用紙折り装置において、折り加工が施された用紙を積載収容する用紙収容手段として、請求項1、2、3、4、5または6の用紙収容装置を備えることを特徴とするものである。
本発明においては、用紙押さえ手段により用紙トレイ上に積載された用紙を押さえながら用紙トレイを収納位置から引き出し位置に移動させることができる。よって、用紙トレイを収納位置から引き出し位置に移動させた際に、用紙押さえ手段によって用紙が押さえられているので、用紙トレイ上に積載された用紙がバランスを崩して倒れてしまうことを抑制することができる。
以上、本発明によれば、用紙トレイに積載された用紙が用紙トレイ引き出し時に倒れることを抑制できるという優れた効果がある。
昇降トレイを装置外部に引き出した状態を示す斜視図。 実施形態にかかるシート折り装置を連結したシステム構成を示す説明図。 シート折り装置の概略構成図。 Z折りの説明に用いる図。 二つ折りの説明に用いる図。 外三つ折りや内三つ折りの説明に用いる図。 スタッカー部への排紙動作を説明する図。 用紙押さえの形状を示す図。 用紙押さえ部の構成を示す図。 用紙押さえ部材の動作を示す図。 移動プレートの駆動を示す図。 排紙動作完了後、移動プレートを押さえ位置の状態から待機位置の状態へと移行した際の模式図。 移動プレートを用紙取り出し可能位置に向かって下降させた際の模式図。 昇降トレイのスライド機構を示す模式図。 スタッカー部の動作フロー。 用紙押さえ部材の動作を示す図。 スタッカー部への排紙動作を説明する図。 スタッカー部の動作フロー。 用紙押さえ部材の動作を示す図。 スタッカー部への排紙動作を説明する図。 スタッカー部の動作フロー。 用紙押さえ部材の動作を示す図。 スタッカー部への排紙動作を説明する図。 スタッカー部の動作フロー。
図2は本発明の実施形態にかかるシート折り装置を連結したシステム構成を示す説明図である。
本システムは図示するように、大きくは本発明による構成・動作を行うシート折り装置1000と、複写機などの画像形成装置2000と、シートに対してステープルなどの後処理を行うシート後処理装置3000とを備えている。
図3は本発明を反映したシート折り装置1000の概略構成図である。本発明を反映するシート折り装置1000の構成を図3に基づいて各折り動作別に説明する。シート折り折り装置1000は、図に示す構成により、Z折り(図4)、二つ折り(図5)、外三つ折り、内三つ折り(図6)の各折り動作が可能となっている。
<Z折り>
図4を用いてZ折りについて説明する。
画像形成装置2000よりシート折り装置1000内に受け入れた用紙を、入口切替爪400によって第1ストッパ搬送路102へ案内し、第1ストッパ搬送路102内の第1ストッパ301に用紙先端を突き当てて撓ませる(図4(a))。そして、第1撓み補助部材401を動作させ、第1折りローラ201と第2折りローラ202とによって形成される第1ニップに向けて用紙を撓ませ送り込み第1ニップで1回目の折りを行う(図4(b))。
1回目折り完了後、第1中継搬送路103から第2ストッパ搬送路104へ搬送され、第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302に用紙先端を突き当てて撓ませる(図4(c))。そして、第2撓み補助部材402を動作させ、第3折りローラ203と第4折りローラ204とによって形成される第2ニップに向けて用紙を撓ませ送り込み第2ニップで2回目の折りを行い、第2中継搬送路105にてZ折り完了となる。(図4(d))。
折り完了後、第3ストッパ搬送路106を通り(図4(e))、排紙搬送ローラ112によってシート後処理装置3000へ搬送される(図4(f))。なお、Z折りモードでは、第3ストッパ303は使用しない為、第3ストッパ搬送路106から退避した位置にある。
<二つ折り>
図5を用いて二つ折りについて説明する。
画像形成装置2000よりシート折り装置1000内に受け入れた用紙は、入口切替爪400と第1撓み補助部材401とによって、第1ストッパ搬送路102へは進入せずに、第1折りローラ201と第2折りローラ202とによって形成される第1ニップを通過し、第1中継搬送路103を通って第2ストッパ搬送路104へ案内される(図5(a))。
このように第2ストッパ搬送路104に案内した用紙を、第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302に用紙先端を突き当てて撓ませる(図5(b))。そして、第2撓み補助部材402を動作させ、第3折りローラ203と第4折りローラ204とによって形成される第2ニップに向けて用紙を均一に撓ませ送り込み第2ニップで1回目の折りを行い、第2中継搬送路105にて二つ折り完了となる(図5(c))。
折り完了後、第3ストッパ搬送路106を通り(図5(d)、排紙搬送ローラ112によってシート後処理装置3000へ搬送される(図5(e))。なお、二つ折りモードでは、第3ストッパ303は使用しない為、第3ストッパ搬送路106から退避した位置にある。
<外三つ、内三つ>
図6を用いて外三つや内三つ折りについて説明する。
画像形成装置2000よりシート折り装置1000内に受け入れた用紙は、入口切替爪400と第1撓み補助部材401とによって、第1ストッパ搬送路102へは進入せずに、第1折りローラ201と第2折りローラ202とによって形成される第1ニップを通過し、第1中継搬送路103を通って第2ストッパ搬送路104へ案内される(図6(a))。
このように第2ストッパ搬送路104に案内した用紙を、第2ストッパ搬送路104内の第2ストッパ302に用紙先端を突き当てて撓ませる(図6(b))。そして、第2撓み補助部材402を動作させ、第3折りローラ203と第4折りローラ204とによって形成される第2ニップに向けて用紙を撓ませ送り込み第2ニップで1回目の折りを行い、第2中継搬送路105にて1回目折り完了となる(図6(c))。
1回目折り完了後、第3ストッパ搬送路106へ搬送され、第3ストッパ搬送路106内の第3ストッパ303に用紙先端を突き当てて撓ませる(図6(d))。そして、第3撓み補助部材403を動作させ、第5折りローラ205と第6折りローラ206とによって形成される第3ニップに向けて用紙を撓ませ送り込み第3ニップで2回目の折りを行い、スタッカー搬送路107にて内三つ折り、外三つ折り完了となる(図6(e))。折り完了後、用紙はスタッカー排紙搬送ローラ対113によってスタッカー部500へ収納される(図6(f))。
スタッカー部500は先端ストッパ520や後端フェンス540や昇降トレイ501を備えている。また、シート折り装置1000の内部下方に回転可能に取り付けた駆動軸の両端にそれぞれ取り付けた下部タイミングプーリと、シート折り装置1000の内部上方にそれぞれ回転自在に取り付けた上部タイミングプーリとにタイミングベルトを張架させ、このタイミングベルトに図示しない支持部材を介して昇降トレイ501の両側端部をそれぞれ取り付けている。駆動軸には従動ギヤが取り付けられており、駆動軸の近傍に配設したDCモータに取り付けた駆動ギヤと嵌合している。そして、DCモータを駆動し駆動軸を正転させることでタイミングベルトが回転して昇降トレイ501が上昇し、駆動軸を逆転させることでタイミングベルトが回転して昇降トレイ501が下降する昇降動作が行われる。すなわち、昇降トレイ501は、タイミングプーリやタイミングベルトなどからなる昇降機構をDCモータにより駆動することによって上下方向の昇降動作が行われる。また、昇降トレイ501の昇降動作は用紙が昇降トレイ501に排紙させる毎に行われる。
また、昇降トレイ501に排紙される用紙のサイズに応じて、先端ストッパ520が用紙搬送方向に移動可能となっている。先端ストッパ520の下端には、水平方向に長尺で先端フェンス可動モータの回転軸に取り付けられたピニオンギヤと噛み合うラックが設けられている。そして、先端フェンス可動モータからの回転力によってピニオンギヤを回転させラックを水平方向で移動させることにより、用紙サイズに応じた位置に先端ストッパ520を位置させることができる。
[構成例1]
図7はスタッカー部500への排紙動作を説明する図である。
折りを完了した用紙はスタッカー排紙搬送ローラ対113により挾持搬送されてスタッカー部500に収納される。用紙先端がスタッカー排紙搬送ローラ対113を抜けるときには、用紙押さえ部材510が上昇して用紙先端が用紙押さえ部材510に干渉しない位置に位置している状態である。
用紙後端がスタッカー排紙搬送ローラ対113を抜ける直前で昇降トレイ501が下降し、昇降トレイ501上に用紙をスタックする。
昇降トレイ501上に用紙が載ると用紙押さえ部材510が下降し用紙押さえ部材510によって用紙が押さえられ、用紙の膨らみが制限される。
さらに、昇降トレイ501が上昇することで、昇降トレイ501上にスタックされた用紙が昇降トレイ501と用紙押さえ部材510とに挟み込まれ、昇降トレイ501上にスタックされた用紙のかさばりを小さくする。
昇降トレイ501が上昇した際に、紙面検知センサ530により昇降トレイ501上にスタックされた最上部の用紙の紙面高さを紙面検知センサ530によって検知された位置で昇降トレイ501の上昇を停止し待機する。
そして、次の用紙を受け入れる前に用紙押さえ部材510が再び上昇させ、用紙先端が用紙押さえ部材510に干渉しないようにする。
図8に示すように板状の用紙押さえ部材510の長手方向両端にはピン形状の突起510a,510bがあり、図9に示すように用紙押さえ部材510を挟んで用紙押さえ部材510の長手方向両端に対向させて設けられた一対の移動プレート511を動かすことで、押さえ解除カム512a,512bが用紙押さえ部材510の両端それぞれの突起510a,510bを掬い上げるように用紙押さえ部材510を上昇させる。また、移動プレート511を退避させることで突起510a,510bが押さえ解除カム512a,512bから下りて用紙押さえ部材510を下降させる。
移動プレート511の駆動は、図11に示すように駆動モータ516を動かして、駆動モータ516から駆動ギヤ515へと回転を伝え、さらに駆動ギヤ515から伝達ギヤ514へと回転を伝えられ、移動プレート511に接続され伝達ギヤ514と噛み合った駆動ラック513により直線動作へと変換されることで行われる。
片方の移動プレート511にだけ駆動機構を設けて、もう片方の移動プレート511に駆動を伝達する。駆動ギヤ515に対して駆動伝達ギヤを設けて、駆動伝達ギヤと反対側の駆動伝達ギヤとを軸で繋いでいる。そして、もう片方の移動プレートの駆動は、駆動伝達ギヤから駆動ギヤ515へと回転を伝え、さらに駆動ギヤ515から伝達ギヤ514へと回転を伝えられ、移動プレート511に接続され伝達ギヤ514と噛み合った駆動ラック513により直線動作へと変換されることで行われる。
画像形成装置本体内の側板には移動プレート511の移動距離分だけ水平方向に開口した長孔が設けられており、その長孔で移動プレート511から出した軸を支持している。また、移動プレート511は駆動ラック513と伝達ギヤ514とでも支持されている。
用紙押さえ部材510は移動プレート511を動かすことで、図10(a)に示した待機位置、図10(b)に示した押さえ位置、図10(c)に示した退避位置の3つの位置の間で移動可能となっている。
スタッカー部500への排紙動作が指定されるまで移動プレート511を図10(a)の待機位置の状態に保持し、用紙押さえ部材510が昇降トレイ501上に直接または用紙を介して載るかたちで昇降トレイ501の昇降動作に追従して上下方向に移動可能になっている。
スタッカー部500への排紙動作が指定された場合(内三つ折り、外三つ折りの場合)は、移動プレート511を動かして図10(c)の待機位置の状態から図10(b)の押さえ位置の状態に移行し、用紙押さえ部材510を押さえ位置に位置させる。
用紙がスタッカー部500に排出される排紙動作中は、用紙1枚排紙毎に移動プレート511を図10(b)の押さえ位置の状態と図10(c)の退避位置の状態とを繰り返しとるように動かし、用紙を昇降トレイ501上に排紙する際に用紙先端と用紙押さえ部材510との干渉を回避させたり、昇降トレイ501上に排紙された用紙を用紙押さえ部材510により上方から押さえたりする。
排紙動作が完了し、続く排紙動作の指定が無い場合は、移動プレート511を図10(b)の押さえ位置の状態から図10(a)の待機位置の状態へと移行し、図12に示すように用紙押さえ部材510が用紙を介して昇降トレイ501上に載るかたちで昇降トレイ501上に積載された用紙を用紙押さえ部材510によって押さえる。そして、昇降トレイ501を用紙取り出し可能位置(図3の符号501bの位置)に向かって下降させることで、図13に示すように移動プレート511の突起510a,510bがガイド板590のガイド溝591に嵌り込みガイドされながら移動プレート511も昇降トレイ501に追従して下降する。
図1に示すようにスタッカー部500の正面板505には、引き出し用の取っ手506が取り付けられており、昇降トレイ501を用紙取り出し可能位置まで下降させた後、取っ手506を掴みながら装置前面に正面板505を引き出すことで、正面板505の内側面下部に取り付けられレール580上を装置前後方向でスライドする台570上に載置された昇降トレイ501を装置本体内から装置外部に引き出すことができる。このように昇降トレイ501を装置外部に引き出すことで、外部に露出した昇降トレイ501上の用紙を取り出すことができる。
昇降トレイ501を装置本体内から引き出す際のスライド機構は、図14に示すようにスタッカー部500の下部に装置前後方向に延びるレール580を設けて、そのレール580上をスライドする台570に昇降トレイ501を載せることで、台570のスライドにより昇降トレイ501を装置本体内から引き出させるように構成されている。昇降トレイ501は用紙取り出し可能な位置で台570上に載置された際に、ピン等により台570に対する位置が固定された状態となる。この状態にすることで台570をスライドさせた際に台570上から昇降トレイ501がずれ落ちることなく、台570と一体で昇降トレイ501を引き出すことができる。
このように、排紙完了から用紙取り出し可能位置まで昇降トレイ501を下降させて、昇降トレイ501を装置外部に引き出しまでの間は、移動プレート511を図10(a)の待機位置の状態とすることで、常に用紙押さえ部材510により昇降トレイ501上の用紙を押さえる状態にすることが可能となる。これにより、図1に示すように昇降トレイ501の引き出し時に、昇降トレイ501上に積載された用紙が用紙押さえ部材510により抑えられているので、昇降トレイ501上に積載された用紙がバランスを崩して倒れてしまうのを抑制することができる。
装置外部に引き出した昇降トレイ501上から用紙を取り出した後などに、正面板505を装置本体内に向かって押し込んで、昇降トレイ501を装置外部から装置本体内に収納する。このように昇降トレイ501を装置本体内に収容してから支持部材560を上昇させて昇降トレイ501を持ち上げることで、台570から昇降トレイ501が外される。この際、支持部材560と昇降トレイ501とがピン等により固定されている。
図15を用いて、スタッカー部500の動作フローを説明する。なお、電源ON時もしくは用紙取り出し後からの動作を説明したフローである。
昇降トレイ501が紙面検知位置に位置しているかを検知し(S1)、昇降トレイ501が紙面検知位置に位置していなければ(S1でNO)、昇降トレイ501を上昇させて(S2)、昇降トレイ501の位置が紙面検知位置にしているかを検知し(S3)、昇降トレイ501の位置が紙面検知位置に位置するまでこの動作を繰り返し行う。昇降トレイ501が紙面検知位置に位置していれば(S1でYES、S3でYES)、用紙押さえ部材510が待機位置に位置しているかを検知する(S4)。用紙押さえ部材510が待機位置に位置していなければ(S4でNO)、用紙押さえ部材510を待機位置(図10(a)参照)に移動させる(S5)。このように用紙押さえ部材510を待機位置に移動させたり、用紙押さえ部材510が待機位置に位置しているのを検知したり(S4でYES)した後、複写機からスタッカー部500への排紙指定があるかを確認する(S6)。スタッカー部500への排紙指定が無ければ(S6でNO)、スタッカー部500への排紙指定があるまで動作しないで待機する。スタッカー部500への排紙指定があれば(S6でYES)、用紙押さえ部材510を押さえ位置(図10(b)参照)に移動させる(S7)。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達しているかを確認する(S8)。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達していなければ(S8でNO)、用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113に到達するまで動作しないで待機する。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達していれば(S8でYES)、図7(a)に示したように用紙押さえ部材510を退避位置(図10(c)参照)に移動させる(S9)。用紙押さえ部材510を退避位置に移動させた後、図7(b)に示したように昇降トレイを下降させる(S10)。そして、図7(c)に示したように用紙押さえ部材510を退避位置から押さえ位置(図10(b)参照)に移動させた後(S11)、図7(d)に示したように昇降トレイ501を上昇させる(S12)。指定された排紙処理に対して、最終紙が排紙され排紙が完了したかを確認する(S13)。最終紙が排紙されておらず排紙が完了していなければ(S13でNO)、次の用紙を受け入れるために、用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達しているかを確認する(S8)。最終紙が排紙され排紙が完了していれば(S13でYES)、用紙押さえ部材510を押さえ位置から待機位置(図10(a)参照)に移動する(S14)。その後、昇降トレイ501を下降させて(S15)、昇降トレイ501が用紙取り出し可能位置(図3の符号501bの位置)まで下降が完了したかを確認する(S16)。昇降トレイ501の用紙取り出し可能位置まで下降が完了していなければ(S16でNO)、昇降トレイ501の下降動作を継続して行う。昇降トレイ501の用紙取り出し可能位置までの下降が完了されれば(S16でYES)、一連の処理を終了する。
なお、昇降トレイ501が用紙取り出し可能な位置まで可能したかどうかは、昇降トレイ501の支持部材560にフィラー形状を設けて、フォトインタラプタで検知する方法や、反射型フォトインタラプタで昇降トレイ501の側面を検知する方法などにより行う。
[構成例2]
本構成例においては、図16に示すように押さえ解除カム512aの形状を構成例1の図10に示した押さえ解除カム512aの形状よりも先端ストッパ520側を長くしている。これにより、用紙押さえ部材510の上昇動作を図17に示すようにすることで、用紙先端と用紙押さえ部材510との干渉を回避しながら、少しでも長い間、用紙押さえ部材510の一端で用紙を押さえ続けられ昇降トレイ501に積載された用紙の膨らみを抑制することができる。
図18を用いて、スタッカー部500の動作フローを説明する。なお、電源ON時もしくは用紙取り出し後からの動作を説明したフローである。
昇降トレイ501が紙面検知位置に位置しているかを検知し(S1)、昇降トレイ501が紙面検知位置に位置していなければ(S1でNO)、昇降トレイ501を上昇させて(S2)、昇降トレイ501の位置が紙面検知位置にしているかを検知し(S3)、昇降トレイ501の位置が紙面検知位置に位置するまでこの動作を繰り返し行う。昇降トレイ501が紙面検知位置に位置していれば(S1でYES、S3でYES)、用紙押さえ部材510が待機位置に位置しているかを検知する(S4)。用紙押さえ部材510が待機位置に位置していなければ(S4でNO)、用紙押さえ部材510を待機位置(図16(a)参照)に移動させる(S5)。このように用紙押さえ部材510を待機位置に移動させたり、用紙押さえ部材510が待機位置に位置しているのを検知したり(S4でYES)した後、複写機からスタッカー部500への排紙指定があるかを確認する(S6)。スタッカー部500への排紙指定が無ければ(S6でNO)、スタッカー部500への排紙指定があるまで動作しないで待機する。スタッカー部500への排紙指定があれば(S6でYES)、用紙押さえ部材510を押さえ位置(図16(b)参照)に移動させる(S7)。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達しているかを確認する(S8)。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達していなければ(S8でNO)、用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113に到達するまで動作しないで待機する。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達していれば(S8でYES)、図17(a)に示したように用紙押さえ部材510の退避位置に移動させる。この際、図16(c)に示すように用紙押さえ先端から上昇し始め(S9)、時間差をもって図16(d)に示すように用紙押さえ後端が上昇し始めて(S10)、図16(e)に示すように退避位置に移動する。用紙押さえ部材510を退避位置に移動させた後、図17(b)に示したように昇降トレイを下降させる(S11)。そして、図17(c)に示したように用紙押さえ部材510を退避位置から押さえ位置に移動させる。この際、図16(d)に示すように用紙押さえ部材510の後端から下降し始め(S12)、図16(d)に示すように時間差をもって用紙押さえ部材510の先端が下降し始めて(S13)、図16(b)に示すように押さえ位置に移動する。このようにして用紙押さえ部材510を押さえ位置に移動させた後、図17(d)に示したように昇降トレイ501を上昇させる(S14)。指定された排紙処理に対して、最終紙が排紙され排紙が完了したかを確認する(S15)。最終紙が排紙されておらず排紙が完了していなければ(S15でNO)、次の用紙を受け入れるために、用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達しているかを確認する(S8)。最終紙が排紙され排紙が完了していれば(S15でYES)、用紙押さえ部材510を押さえ位置から待機位置(図16(a)参照)に移動する(S16)。その後、昇降トレイ501を下降させて(S17)、昇降トレイ501が用紙取り出し可能位置(図3の符号501bの位置)まで下降が完了したかを確認する(S18)。昇降トレイ501の用紙取り出し可能位置まで下降が完了していなければ(S18でNO)、昇降トレイ501の下降動作を継続して行う。昇降トレイ501の用紙取り出し可能位置までの下降が完了されれば(S18でYES)、一連の処理を終了する。
[構成例3]
本構成例においては、図19に示すように押さえ解除カム512aの形状を構成例1や構成例2に示した押さえ解除カム512aの形状よりも用紙押さえ部材510の先端ストッパ520側がほとんど上昇しないような形状にしている。これにより、用紙押さえ部材510の動作を図20に示すようにすることができ、スタッカー排紙搬送ローラ対113を抜けた用紙を用紙押さえ部材510で叩き落とすように動作させることで、用紙を叩き落とし自由落下している時間を減少させることができ、昇降トレイ501と用紙押さえ部材510とで用紙を挟む時間が増えるので、その分、昇降トレイ501に積載された用紙の膨らみを抑えることができる。
図21を用いて、スタッカー部500の動作フローを説明する。なお、電源ON時もしくは用紙取り出し後からの動作を説明したフローである。
昇降トレイ501が紙面検知位置に位置しているかを検知し(S1)、昇降トレイ501が紙面検知位置に位置していなければ(S1でNO)、昇降トレイ501を上昇させて(S2)、昇降トレイ501の位置が紙面検知位置にしているかを検知し(S3)、昇降トレイ501の位置が紙面検知位置に位置するまでこの動作を繰り返し行う。昇降トレイ501が紙面検知位置に位置していれば(S1でYES、S3でYES)、用紙押さえ部材510が待機位置に位置しているかを検知する(S4)。用紙押さえ部材510が待機位置に位置していなければ(S4でNO)、用紙押さえ部材510を待機位置(図19(a)参照)に移動させる(S5)。このように用紙押さえ部材510を待機位置に移動させたり、用紙押さえ部材510が待機位置に位置しているのを検知したり(S4でYES)した後、複写機からスタッカー部500への排紙指定があるかを確認する(S6)。スタッカー部500への排紙指定が無ければ(S6でNO)、スタッカー部500への排紙指定があるまで動作しないで待機する。スタッカー部500への排紙指定があれば(S6でYES)、用紙押さえ部材510を押さえ位置(図19(b)参照)に移動させる(S7)。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達しているかを確認する(S8)。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達していなければ(S8でNO)、用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113に到達するまで動作しないで待機する。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達していれば(S8でYES)、図20(a)に示したように用紙押さえ部材510の退避位置に移動させる。この際、図19(c)に示すように用紙押さえ部材510の先端(スタッカー排紙搬送ローラ対113側端部)から上昇し始め(S9)、時間差をもって図19(d)に示すように用紙押さえ部材510の後端(先端ストッパ520側端部)が上昇し始めて(S10)、図19(e)に示すように用紙押さえ部材510の前端の上昇量に比べて用紙押さえ部材510の後端が微量に上昇した退避位置に移動する。用紙押さえ部材510を退避位置に移動させた後、図19(c)に示したように昇降トレイ501を下降させる(S11)。そして、図19(d)に示したように用紙押さえ部材510を退避位置から押さえ位置に移動させる。この際、図19(d)に示すように用紙押さえ部材510の後端から下降し始め微量に下降し(S12)、図19(d)に示すように時間差をもって用紙押さえ部材510の先端が下降し始めて(S13)、図19(b)に示すように押さえ位置に移動する。このようにして用紙押さえ部材510を押さえ位置に移動させた後、図20(d)に示したように昇降トレイ501を上昇させる(S14)。指定された排紙処理に対して、最終紙が排紙され排紙が完了したかを確認する(S15)。最終紙が排紙されておらず排紙が完了していなければ(S15でNO)、次の用紙を受け入れるために、用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達しているかを確認する(S8)。最終紙が排紙され排紙が完了していれば(S15でYES)、用紙押さえ部材510を押さえ位置から待機位置(図19(a)参照)に移動する(S16)。その後、昇降トレイ501を下降させて(S17)、昇降トレイ501が用紙取り出し可能位置(図3の符号501bの位置)まで下降が完了したかを確認する(S18)。昇降トレイ501の用紙取り出し可能位置まで下降が完了していなければ(S18でNO)、昇降トレイ501の下降動作を継続して行う。昇降トレイ501の用紙取り出し可能位置までの下降が完了されれば(S18でYES)、一連の処理を終了する。
[構成例4]
本構成例においては、図22に示すように押さえ解除カム512aの形状を用紙押さえ部材510の先端ストッパ520側が上昇しないような形状にすることで、用紙押さえ部材510の上昇動作を図23に示すようにすることができる。用紙押さえ部材510の退避位置への移動時は、用紙押さえ部材510全体を持ち上げる場合に比べて、用紙押さえ部材510のスタッカー排紙搬送ローラ対113側を持ち上げるだけであることから、構成例1、構成例2及び構成例3と比べて駆動時の負荷が少なくなり、駆動電流を低減することができる。
図24を用いて、スタッカー部500の動作フローを説明する。なお、電源ON時もしくは用紙取り出し後からの動作を説明したフローである。
昇降トレイ501が紙面検知位置に位置しているかを検知し(S1)、昇降トレイ501が紙面検知位置に位置していなければ(S1でNO)、昇降トレイ501を上昇させて(S2)、昇降トレイ501の位置が紙面検知位置にしているかを検知し(S3)、昇降トレイ501の位置が紙面検知位置に位置するまでこの動作を繰り返し行う。昇降トレイ501が紙面検知位置に位置していれば(S1でYES、S3でYES)、用紙押さえ部材510が待機位置に位置しているかを検知する(S4)。用紙押さえ部材510が待機位置に位置していなければ(S4でNO)、用紙押さえ部材510を待機位置(図22(a)参照)に移動させる(S5)。このように用紙押さえ部材510を待機位置に移動させたり、用紙押さえ部材510が待機位置に位置しているのを検知したり(S4でYES)した後、複写機からスタッカー部500への排紙指定があるかを確認する(S6)。スタッカー部500への排紙指定が無ければ(S6でNO)、スタッカー部500への排紙指定があるまで動作しないで待機する。スタッカー部500への排紙指定があれば(S6でYES)、用紙押さえ部材510を押さえ位置(図22(b)参照)に移動させる(S7)。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達しているかを確認する(S8)。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達していなければ(S8でNO)、用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113に到達するまで動作しないで待機する。用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達していれば(S8でYES)、図23に示したように用紙押さえ部材510を退避位置に移動させる(S9)。この際、図22(c)や図22(d)に示すように用紙押さえ部材510の後端(先端ストッパ520側端部)が上昇することなく用紙押さえ部材510の先端(スタッカー排紙搬送ローラ対113側端部)が上昇して、図22(e)に示すように用紙押さえ部材510が退避位置に移動する。用紙押さえ部材510を退避位置に移動させた後、図23に示したように昇降トレイ501を下降させて昇降トレイ501上に用紙を積載し(S10)、昇降トレイ501に用紙が積載された後、図23(c)に示したように昇降トレイ501を上昇させる(S11)。そして、図23(d)に示したように用紙押さえ部材510を退避位置から押さえ位置(図22(b)参照)に移動させる(S12)。この際、図22(d)や図22(c)に示すように用紙押さえ部材510の後端が下降することなく用紙押さえ部材510の先端が下降して、図22(b)に示すように用紙押さえ部材510が押さえ位置に移動する。指定された排紙処理に対して、最終紙が排紙され排紙が完了したかを確認する(S13)。最終紙が排紙されておらず排紙が完了していなければ(S13でNO)、次の用紙を受け入れるために、用紙がスタッカー排紙搬送ローラ対113まで到達しているかを確認する(S8)。最終紙が排紙され排紙が完了していれば(S13でYES)、用紙押さえ部材510を押さえ位置から待機位置(図22(a)参照)に移動する(S14)。その後、昇降トレイ501を下降させて(S15)、昇降トレイ501が用紙取り出し可能位置(図3の符号501bの位置)まで下降が完了したかを確認する(S16)。昇降トレイ501の用紙取り出し可能位置まで下降が完了していなければ(S16でNO)、昇降トレイ501の下降動作を継続して行う。昇降トレイ501の用紙取り出し可能位置までの下降が完了されれば(S16でYES)、一連の処理を終了する。
以上、本実施形態によれば、装置内部に収納された収納位置と前記収容位置から装置外部に引き出された引き出し位置との間で移動可能に設けられ、折り処理された用紙を積載する用紙トレイである昇降トレイ501と、装置本体内で昇降トレイ501を昇降させる昇降手段である昇降機構とを備えた用紙収容装置であるスタッカー部500において、昇降トレイ501を前記収納位置から前記引き出し位置に移動させる際に、昇降トレイ501上に積載された用紙を押さえる用紙押さえ手段を有する。これにより、用紙押さえ手段により昇降トレイ501上に積載された用紙を押さえながら昇降トレイ501を前記収納位置から前記引き出し位置に移動させることができる。よって、昇降トレイ501を前記収納位置から前記引き出し位置に移動させた際に、用紙押さえ手段によって用紙が押さえられているので、昇降トレイ501に積載された用紙がバランスを崩して倒れてしまうことを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、昇降トレイ501の上方に設けられ、昇降機構によって上昇させた昇降トレイ501に積載された用紙を押圧する押圧手段である用紙押さえ部材510を有しており、用紙押さえ部材510は用紙を押圧しつつ、昇降トレイ501の昇降に連動して上下方向に移動可能であると共に、昇降トレイ501の前記収納位置と前記引き出し位置との移動に連動して装置内部と装置外部との間で移動可能であり、用紙押さえ部材510を前記用紙押さえ手段として兼用した。これにより、用紙押さえ部材510により昇降トレイ501上に積載された用紙を押さえながら昇降トレイ501を前記収納位置から前記引き出し位置に移動させることができる。よって、昇降トレイ501を前記収納位置から前記引き出し位置に移動させた際に、用紙押さえ部材510によって用紙が押さえられているので、昇降トレイ501に積載された用紙がバランスを崩して倒れてしまうことを抑制することができる。また、用紙押さえ部材510とは別個に前記用紙押さえ手段を設ける場合よりも部品点数を減らすことができるので、低コスト化や装置の小型化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、昇降トレイ501に用紙を排紙する用紙排紙手段であるスタッカー排紙搬送ローラ対113が昇降トレイ501よりも上方に設けられており、前記押圧手段はスタッカー排紙搬送ローラ対113による用紙の排紙方向に長尺であり昇降トレイ501と対向する底面に用紙を当接させて用紙を押圧する板状部材である用紙押さえ部材510を有しており、用紙押さえ部材510は前記昇降手段により昇降させた昇降トレイ501に積載された用紙と当接する当接位置である押さえ位置と前記押さえ位置から上方に退避した退避位置との間で移動可能であり、用紙押さえ部材510の前記押さえ位置から前記退避位置への移動をスタッカー排紙搬送ローラ対113による用紙の排紙方向上流側と排紙方向下流側とでタイミングを変えて行い、用紙押さえ部材510の前記排紙方向上流側を前記排紙方向下流側よりも先に前記押さえ位置から前記退避位置に移動させる。これにより、用紙先端が昇降トレイ501に到達する直前まで、既に昇降トレイ501上に積載された用紙を用紙押さえ部材510により押さえることができる。よって、その分、長い間、昇降トレイ501に積載された用紙の膨らみを抑えることができる。
また、本実施形態によれば、用紙押さえ部材510の前記排紙方向上流側の退避位置よりも前記排紙方向下流側の退避位置のほうが下方に位置する。これにより、用紙押さえ部材510の前記排紙方向上側よりも前記排紙方向下流側を上方に移動させる量が少なくなるので、その分、用紙押さえ部材510全体を同じ高さまで退避させる場合よりも駆動時の負荷を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、昇降トレイ501に用紙を排紙するスタッカー排紙搬送ローラ対113が昇降トレイ501よりも上方に設けられており、前記押圧手段はスタッカー排紙搬送ローラ対113による用紙の排紙方向に長尺であり昇降トレイ501と対向する底面に用紙を当接させて用紙を押圧する板状部材である用紙押さえ部材510を有しており、用紙押さえ部材510のスタッカー排紙搬送ローラ対113による用紙の排紙方向上流側は、前記昇降手段により昇降させた昇降トレイ501に積載された用紙と当接する当接位置である押さえ位置と前記押さえ位置から上方に退避した退避位置との間で移動可能である。これにより、用紙押さえ部材510全体を前記押さえ位置から前記退避位置に移動させる場合に比べて用紙押さえ部材510の前記排紙方向上流側を上方に移動させるだけなので、その分、駆動時の負荷を少なくすることができる。
また、本実施形態によれば、前記用紙排紙手段は1対のローラ部材からなる排紙ローラ対であるスタッカー排紙搬送ローラ対113であり、用紙後端がスタッカー排紙搬送ローラ対113から抜けた直後に、用紙押さえ部材510を前記退避位置から前記押さえ位置に移動させる。これにより、スタッカー排紙搬送ローラ対113から排紙された用紙を叩き落とし自由落下している時間を減少させることができる。よって、昇降トレイ501と用紙押さえ部材510とで用紙を挟む時間が増えるので、その分、昇降トレイ501に積載された用紙の膨らみを抑えることができる。
また、本実施形態によれば、用紙に折り加工を施す用紙折り装置であるシート折り装置1000において、折り加工が施された用紙を積載収容する用紙収容手段として、本発明のスタッカー部500としての用紙収容装置を備えることで、用紙の膨らみが小さくなる分、昇降トレイ501上に積載される用紙の枚数を多くすることができる。また、昇降トレイ501を引き出した際に用紙が崩れて倒れてしまうことを抑制できる。
102 第1ストッパ搬送路
103 第1中継搬送路
104 第2ストッパ搬送路
105 第2中継搬送路
106 第3ストッパ搬送路
107 スタッカー搬送路
112 排紙搬送ローラ
113 スタッカー排紙搬送ローラ対
201 第1折りローラ
202 第2折りローラ
203 第3折りローラ
204 第4折りローラ
205 第5折りローラ
206 第6折りローラ
301 第1ストッパ
302 第2ストッパ
303 第3ストッパ
400 入口切替爪
401 第1撓み補助部材
402 第2撓み補助部材
403 第3撓み補助部材
500 スタッカー部
501 昇降トレイ
510 用紙押さえ部材
510a 突起
510b 突起
511 移動プレート
512a 解除カム
512b 解除カム
513 駆動ラック
514 伝達ギヤ
515 駆動ギヤ
516 駆動モータ
520 先端ストッパ
530 紙面検知センサ
540 後端フェンス
560 支持部材
570 台
580 レール
590 ガイド板
591 ガイド溝
1000 シート折り装置
2000 画像形成装置
3000 シート後処理装置
特開2004−115196号公報

Claims (7)

  1. 装置内部に収納された収納位置と該収容位置から装置外部に引き出された引き出し位置との間で移動可能に設けられ、折り処理された用紙を積載する用紙トレイと、
    装置本体内で前記用紙トレイを昇降させる昇降手段とを備えた用紙収容装置において、
    前記用紙トレイを前記収納位置から前記引き出し位置に移動させる際に、該用紙トレイ上に積載された用紙を押さえる用紙押さえ手段を有することを特徴とする用紙収容装置。
  2. 請求項1の用紙収容装置において、
    上記用紙トレイの上方に設けられ、上記昇降手段によって上昇させた前記用紙トレイに積載された用紙を押圧する押圧手段を有しており、
    前記押圧手段は用紙を押圧しつつ、前記用紙トレイの昇降に連動して上下方向に移動可能であると共に、前記用紙トレイの上記収納位置と上記引き出し位置との移動に連動して装置内部と装置外部との間で移動可能であり、前記押圧手段を上記用紙押さえ手段として兼用したことを特徴とする用紙収容装置。
  3. 請求項2の用紙収容装置において、
    上記用紙トレイに用紙を排紙する用紙排紙手段が前記用紙トレイよりも上方に設けられており、
    上記押圧手段は前記用紙排紙手段による用紙の排紙方向に長尺であり前記用紙トレイと対向する底面に用紙を当接させて用紙を押圧する板状部材を有しており、
    前記板状部材は前記昇降手段により昇降させた前記用紙トレイに積載された用紙と当接する当接位置と該当接位置から上方に退避した退避位置との間で移動可能であり、
    前記板状部材の前記当接位置から前記退避位置への移動を前記用紙排紙手段による用紙の排紙方向上流側と排紙方向下流側とでタイミングを変えて行い、前記板状部材の前記排紙方向上流側を前記排紙方向下流側よりも先に前記当接位置から前記退避位置に移動させることを特徴とする用紙収容装置。
  4. 請求項3の用紙収容装置において、
    上記板状部材の上記排紙方向上流側の退避位置よりも上記排紙方向下流側の退避位置のほうが下方に位置することを特徴とする用紙収容装置。
  5. 請求項2の用紙収容装置において、
    上記用紙トレイに用紙を排紙する用紙排紙手段が前記用紙トレイよりも上方に設けられており、
    上記押圧手段は前記用紙排紙手段による用紙の排紙方向に長尺であり前記用紙トレイと対向する底面に用紙を当接させて用紙を押圧する板状部材を有しており、
    前記板状部材の前記用紙排紙手段による用紙の排紙方向上流側は、前記昇降手段により昇降させた前記用紙トレイに積載された用紙と当接する当接位置と該当接位置から上方に退避した退避位置との間で移動可能であることを特徴とする用紙収容装置。
  6. 請求項3、4または5の用紙収容装置において、
    上記用紙排紙手段は1対のローラ部材からなる排紙ローラ対であり、
    用紙後端が前記排紙ローラ対から抜けた直後に、上記板状部材を上記退避位置から上記当接位置に移動させることを特徴とする用紙収容装置。
  7. 用紙に折り加工を施す用紙折り装置において、
    折り加工が施された用紙を積載収容する用紙収容手段として、請求項1、2、3、4、5または6の用紙収容装置を備えることを特徴とする用紙折り装置。
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