JP3904196B2 - シート後処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像形成装置に併設され、当該装置から排出されたシートに、必要に応じて後処理を行った後、排出手段により排紙トレイ上に排出するシート後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平11−5662号公報に記載のシート後処理装置は、排出されたシートを積載する可動排紙皿と、この可動排紙皿を支持する固定排紙皿と、これら可動排紙皿と固定排紙皿との間に介挿され可動排紙皿を上方に付勢するバネ部材で構成されており、可動排紙皿は、固定排紙皿の先端部に設けた支軸を中心に回転自在在に支持され、排出手段に近接する端部を昇降させる構造になっている。
【0003】
また、特開平11−157732号公報に記載のシート後処理装置は、そのフレーム(本体)側に設けた昇降装置のベルトに排紙トレイの基端を支持し、昇降装置で排紙トレイを昇降させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平11−5662号公報に開示された従来のシート後処理装置における排紙トレイ構造では、可動排紙トレイの回動中心を排出手段から遠い方で行っているため、可動排紙トレイを支承する支持部材(固定排紙皿)が排紙トレイ全体を覆うような感じで大きくなり、機械幅が大きくなるという問題があった。
【0005】
そこで、この発明の第1の目的は、可動排紙トレイを覆うような大きな支持部材を必要とせずにこれを簡単な機構で昇降できる、小型なシート後処理装置を提供できるようにすることにある。
【0006】
また、特開平11−157732号公報に開示された従来の排紙トレイ構造では、可動排紙トレイの昇降する上死点と下死点にプーリや軸などが必要になり、さらにプーリ同士の駆動を伝達するベルトを掛け回さなければならないので、必要以上にスペースが大きくなり、可動排紙トレイを昇降させる駆動部が大きくなる、すなわち機械全体(幅・高さ方向)が大きくなるという問題があった。
【0007】
そこで、この発明の第2の目的は、可動排紙トレイを昇降させる昇降機構に平行リンク機構を用いることにより、従来のように、排紙トレイ全体を大きく昇降させる方法(例えば500枚積載の場合、変位量が65mm程度)に比べて、小さい(7mm程度)変位量で昇降させることができ、従来機のように、大きな変位量を必要としないため、可動排紙トレイの昇降機構を小さくできる、小型なシート後処理装置を提供することにある。
【0008】
この発明の第3の目的は、可動排紙トレイの復帰動を狭いスペースを利用して簡単に行えるようにすることにある。
【0009】
この発明の第4の目的は、排出されて来るシートを常に同じ条件で可動排紙トレイ上に積載できるようにすることにある。
【0010】
さらに、特開平11−157732号公報に開示された従来の排紙トレイ構造では、可動排紙トレイの昇降する上死点と下死点にプーリや軸などが必要になり、さらにプーリ同士の駆動を伝達するベルトを掛け回さなければならないので、必要以上にスペースが大きくなり、可動排紙トレイを昇降させる駆動装置をフレーム側に設ける必要があった。
【0011】
そこで、この発明の第5の目的は、可動排紙トレイを昇降させる駆動装置を可動排紙トレイに収めることができる、一層小型なシート後処理装置を提供することにある。
【0012】
また、この発明の第6の目的は、可動排紙トレイを上限(ホームポジション)と下限(満杯)に変位させるに当たり、偏心カムを用いて簡単に制御することができ、より簡単な機構で可動排紙トレイを昇降させることができるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
そのため、この発明は、上記第1、2の目的を達成すべく、
画像形成装置から送り込まれた画像形成済みのシートを、排出手段により可動排紙トレイに排出するシート後処理装置において、
前記可動排紙トレイは、第1排紙トレイと第2排紙トレイとで構成されて昇降手段で昇降され、
前記第2排紙トレイは、その基端側を、前記排出手段の下方に設ける支持部材に回動自在に支承され、
前記第1排紙トレイは、その基端側を、前記第2排紙トレイの先端に回動自在に連結され、
前記支持部材と前記第1排紙トレイの基端側を平行リンク機構で連結し、
その平行リンク機構を作動させて前記第1排紙トレイを前記第2排紙トレイに対して回動させる第1排紙トレイ回動装置を備えるものである。
【0015】
請求項2に係る発明は、上記第3の目的を達成すべく、
請求項1に記載のシート後処理装置において、
昇降手段は、前記支持部材と第2排紙トレイの基端部との間に、該第2排紙トレイを上方へ回動付勢するバネ部材を有する。
【0016】
請求項3に係る発明は、上記第3の目的を達成すべく、
請求項1または2に記載のシート後処理装置において、
平行リンク機構は、第2排紙トレイの回動角度の変化に拘わらず第1排紙トレイの水平方向とのなす角度をほぼ一定とする。
【0017】
請求項4に係る発明は、上記第5の目的を達成すべく、
請求項1、2または3に記載のシート後処理装置において、
平行リンク機構を構成する揺動台板に第1排紙トレイ回動装置を搭載する。
【0018】
請求項5に係る発明は、上記第6の目的を達成すべく、
請求項1、2、3、または4に記載のシート後処理装置において、
第1排紙トレイ回動装置が、偏心カムを介して平行リンク機構を作動させる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1において、シートは画像形成装置(図示しない)からこの発明のシート後処理装置1に送り込まれる。
【0020】
シート後処理装置1に送り込まれたシートは、シート後処理装置1内の入口ローラ2、縦搬送ローラ3により搬送ガイドに沿って送られ、その搬送途中で搬送センサ4により検知されることにより、切替爪5にて上部方向に行くシートと排紙トレイ(排紙トレイ手段)6方向へ行くシートとに分けられる。排紙トレイ6方向の搬送路には排紙ローラ(排出手段)7、シート横方向整合アッセンブリ8等が配置されていて、排紙トレイ6方向の搬送路は、シート束の綴じを行う図示しないステイプル装置の上部に位置するような構成になっている。
【0021】
図1において、排紙ローラ7の下部には整合トレイ12が設置されている。この整合トレイ12は、排紙トレイ6上のシート上流側端面の垂直な基準部12aと、ステイプルモードで綴じる時やシフトモードで整合する時に、シートの上流部を幅方向に渡って支える水平な支え部12bと、シート上流側端面のステイプル(シフト)基準面12cとを有する。シート上流部を支える支え部12bの搬送方向の幅は、ステイプラの間口とほぼ同等と必要最小限で有ることが望ましい。入口ローラ2、縦搬送ローラ3、排紙ローラ7は図示しない搬送モータにより駆動される。
【0022】
図2において、ステイプル装置9は、ステイプル移動モータ10によりステイプルベルト11を介して駆動されて横移動する。また、一対のシート横方向整合アッセンブリ8は、シートの横方向の整合を行うための前ジョガー13と後ジョガー14をそれぞれ具備し、後ジョガー14は、ジョガーモータ15によりジョガーベルト16を介して駆動されて横移動するのに対し、前ジョガー13は、ステイプル装置9と連結しており、ステイプル装置9が移動することにより横移動する。前ジョガー13および後ジョガー14は、後述する一対のシート縦方向整合アッセンブリ17をそれぞれ包み込む形状になっているため、一対のシート縦方向整合アッセンブリ17は、各ジョガー13・14とそれぞれ一緒に横移動することができる。また、各ジョガー13・14及びシート縦方向整合アッセンブリ17は、軸受を介して排紙ローラ7の軸7aに挿入され横移動をするようになっている。前ジョガー13及び後ジョガー14は、それぞれシートの横一部分を支える支え部13a・14aを下側に有している。
【0023】
図3において、シート縦方向整合アッセンブリ17は排紙ローラ7の軸7aを回転支点とし、ソレノイド20のON・OFFにより振り子運動されるように構成されている。シート縦方向整合アッセンブリ17は、シートの縦方向の整合を行うための戻しローラ21を具備した叩打ブラケット22を備え、この戻しローラ21は、排紙ローラ7の軸7aに装着されたギヤ23およびギヤプーリ24と、戻しローラベルト25を介して駆動される。叩打ブラケット22は、横方向に伸びたリンク棒26を貫通させており、リンク棒26がある支点を中心にして上下方向に回動することにより振り子運動を行う。リンク棒26は、レバー27を介してソレノイド20にリンクされ、ソレノイド20がONの状態で叩打ブラケット22がジョガーの支え部13a・14a方向に回動し、戻しローラ21をシートに接触させる。なお、戻しローラ21に代えてパドルにしても、同様な効果が得られる。
【0024】
図4〜図6は押し出し機構の構成図である。
押し出し部材30は、2本の押し出しリンクレバー33a・33bに連結され、一方の押し出しリンクレバー33aは偏心カムギヤ34に接しており、両押し出しリンクレバー33a・33b、偏心カムギヤ34は、それぞれ整合トレイ12に突き出たボスに装着され、回転及び回動可能になっている。よって、偏心カムギヤ34が回転することによって、押し出しリンクレバーが回動して押し出し部材30が進退するようになっている。
【0025】
図4において、押え部材31は、被ガイド部材32と一体化されており、押し出し部材30の上の軸30aを支点として装着され、図示しないスプリングにより矢印U方向に持ち上げ付勢されている。図5において、押し出し部材30がシートを押し出すA方向に移動すると、被ガイド部材32が整合トレイ12のガイド部材12dに接触して、押え部材31がシートを押える方向(矢印D方向)に回転することによりシートをチャッキングする。被ガイド部材32はバネ部材であり、シート束の厚みにより押え圧をコントロールする。
【0026】
なお、押え部材31を上記スプリングでD方向に下げるようにして、シートを押し出さない時は、被ガイド部材32をガイド部材12dに突き当てて押え部材31をU方向に持ち上げるようにしても良い。
【0027】
また、ステイプル時には、図4および5に示すように押し出し部材30をシート上流側端面のステイプル基準面12cより退避させ、押え部材31の突当て部31aを整合トレイ12の突当て部12eに突当て、押え部材31をD方向に押し下げてシートをチャッキングさせる。
【0028】
次に、シート支え機構について説明する。
図7はシート支え機構の昇降手段を示し、第1リンクバー42、第2リンクバー43、第3リンクバー44、第4リンクバー45がそれぞれ一対ずつ交差するようなパンタグラフ構造になっている。第3リンクバー44の端部にはシート支え46が回動自在に嵌合され、このシート支え46は第4リンクバー45の端部で下側から支えられている。スタックシート押え47は、第1リンクバー42と第4リンクバー45の連鎖部に嵌合されて回動可能になっている。第1リンクバー42の端部は固定支点軸48に軸受けされ、この固定支点軸48を支点に回動する。さらに、第1リンクバー42にはボス49があり、小カム50の受け部に挿入されて、小カム50が回転することにより、パンタグラフが伸縮する。シート支え46の下側にはマグネット51が付設され、スタックシート押え47の上側には金属棒52が付いており、パンタグラフが伸縮することによりシート支え46からスタックシート押え47が着脱するようになっている。また、シート支え46は整合トレイ12へシートをガイドするガイド形状をしている。
【0029】
図8はシート支え機構の進退部で、進退支えホルダ54は図7の固定支点軸48に軸受けされ、固定支点軸48を支点に回動する。進退支えホルダ54にはボス55があり、大カム56の受け部に挿入されて、この大カム56が回転することにより進退支えホルダ54が回動する。
【0030】
図9はシート支え機構の全体図で、第2リンクバー43と第3リンクバー44の連鎖部のボス57と第4リンクバー45の端部のボス58は進退支えホルダ54の長穴に挿入されて、進退支えホルダ54に対し上下方向のみ移動するよう規制されている。大カム56および小カム50はカム駆動プーリ59およびカム駆動ベルト60を介して回転する。それぞれのカムが回転することにより、シート支え46は昇降し、進退支えホルダ54によりシート支え46が進退する。
【0031】
前記の構成において、先ず、図10〜図15のシフトモードが選択された場合について説明する。
シフトモードが選択されると各ジョガー13・14はホームポジションより移動し、シート幅より設定距離を保った位置で待機する。また、押し出し部材30はホームポジション(整合トレイ12にシートを受け入れる状態位置)に移動する。
【0032】
図10において、画像形成装置から送られてくるシートPが、入口ローラ2により受け入れられ、縦搬送ローラ3で搬送され、搬送センサ4がシート先端を検知すると、シート支え46がシートPの中央を支える位置に移動し、スタックシート押え47が排紙トレイ6上のシートPを押える。さらに、切替爪5により排紙トレイ6方向に向けられ排紙ローラ7により排紙し、排紙されたシートPは、前ジョガー13の支え部13aと後ジョガー14の支え部14aに横一部を支えられ、各ジョガー13・14上に積載される。このときシートPの後端中央部は、シート支え46により支えられ排紙後の所定時間後にソレノイド20がONし、叩打ブラケット22を下げ、戻しローラ21をシートPに接触させ、戻しローラ21の回転によりシートPを上流方向に搬送する。戻しローラ21により上流方向に搬送されたシートPは、整合トレイ12の支え部12b上にシート上流側を支えられるような位置に搬送される。
【0033】
さらにシートPは、シート上流側端面のステイプル基準面12cにシート上流側端面を突き当てシート縦方向の整合を行う(図11)。前側シフト時は、前ジョガー13はそのままの位置で、後ジョガー14が移動してシート横方向の整合を行い最終ページまで繰り返す。最終ページが終了した後、押し出し部材30により、シート束上流部(後端部)を排紙トレイ6上のシート上流側端面の基準部12a位置まで移動する。この時に押し出し部材30の速度でシート束Pに慣性が働いてしまうのを防ぐために、押え部材31でシート束上流部(後端部)をチャッキングしている状態になる(図12)。
【0034】
続いて前ジョガー13、後ジョガー14がシート束を落下させるように開放し(図13)、その後、シート支え46が降りてシート束を排紙トレイ6に落下させる(図14、図15)。
【0035】
後側シフト時は、後ジョガー14はそのままの位置で、前ジョガー13が移動しシート横方向の整合を行い、上記動作を繰り返す。前側シフト、後側シフトを交互に繰り返すことによりシート束の仕分けを行う。
【0036】
次に、ステイプルモードが選択された場合について説明する。
ステイプルモードが選択されると、各ジョガー13・14はホームポジションより移動し、シート幅より設定距離を保った位置で待機する。また、押し出し部材30は、ホームポジション(整合トレイ12にシートを受け入れる状態位置)に移動する。
【0037】
画像形成装置から送られてくるシートPが、入口ローラ2により受け入れられ、縦搬送ローラ3で搬送され、搬送センサ4がシート先端を検知すると、シート支え46がシートPを支える位置に移動し、スタックシート押え47が排紙トレイ6上のシートPを押える。
【0038】
さらに、切替爪5により排紙トレイ6方向に向けられ排紙ローラ7により排紙し、排紙されたシートPは、前ジョガー13の支え部13aと後ジョガー14の支え部14aに横一部を支えられ、各ジョガー13・14上に積載される。このときシートPの後端中央部は、シート支え46により支えられ、排紙後の所定時間後にソレノイド20がONし、叩打ブラケット22を下げ、戻しローラ21をシートPに接触させ、戻しローラ21の回転によりシートPを上流方向に搬送する。戻しローラ21により上流方向に搬送されたシートPは、整合トレイ12の支え部12b上にシート上流側を支えられるような位置に搬送される(図10)。
【0039】
さらにシートPは、シート上流側端面ステイプル基準面12cにシート上流側端面を突き当て、シート縦方向の整合を行う(図11)。その後、前ジョガー13および後ジョガー14がシート横方向の整合を行う。最終ページが終了した後、押し出し部材30がシート上流側端面のステイプル基準面12cより後退して押え部材31を回動させ、シート束をチャッキングし、ステイプル装置9がステイプルを行う(図12)。その後、押し出し部材30により、シート束上流部(後端部)を排紙トレイ6上のシート上流側端面の基準部12a位置まで移動させ(図13)、続いて前ジョガー13および後ジョガー14がシート束を落下させるように開放し、シート支え46が降りてシート束を排紙トレイ5に落下させる(図14、15)。
引き続きシートの受入がある時には、上記動作を繰り返す。
【0040】
次に、図16および図17を参照して、ステイプルもシフトも行わない非後処理モードが選択された場合の動作について説明する。
【0041】
画像形成装置から送られてくるシートPが、入口ローラ2より受け入れられ、縦搬送ローラ3により搬送される。切替爪5により排紙トレイ6方向に向けられ排紙ローラ7により排紙トレイ6に排紙される。この時、押し出し部材30は、排紙トレイ6上のシート上流側端面の基準部12aより後退した位置にあり、すなわち、押え部材31は排紙トレイ6上のシート上流側端面の基準部12aとほぼ同位置にくるよう制御される。押え部材31は、シートをガイドできる形状になっているため、排紙ローラ7から排出されたシートの上流側が整合トレイ12間口に入らず、排紙トレイ6へガイドされるようになる。
【0042】
さらに、前ジョガー13および後ジョガー14は、シート排出時にシート先端(下流部)が排紙トレイ6に突き当らないようにするため、シートを掬い上げられる位置に待機し、排出完了と同時に各ジョガー13・14を退避させ、シートを排紙トレイ6に落下させる。
【0043】
本実施例においては、幅方向に大きなシートを受け入れる時、中央部が垂れ下がり揃え性が確保することができない場合を考えて、整合トレイ12にシート上流端支え部12bを設けたが、幅方向に大きなシートを扱わないようなシステムにおいては、シート上流端支え部12bを設けなくても良い。
【0044】
図18に、この発明の主要部である排紙トレイ支持構造の概要を示す。
図18において、排紙トレイアッセンブリ70は、排紙ローラ7から排出されて来たシートを積載する可動排紙トレイ71と、可動排紙トレイ71を支持する支持部材72と、可動排紙トレイ71を支持部材72に回動自在に軸支する回転軸73と、可動排紙トレイ71を上方に付勢するバネ部材74とから構成されている。支持部材72は、シート後処理装置のフレーム1aに取り付けられている。
【0045】
可動排紙トレイ71のシート積載面は、積載されるシートの先端側(下流側)が高く、基端側(上流側)が低い傾斜面になるよう形成されている。可動排紙トレイ71のシート積載面には、シート面に摺接する図示しない複数本の溝と、シート取り出し用の凹型切り欠きを有している。
【0046】
可動排紙トレイ71の基端側には、可動排紙トレイ71の回動中心である回転中心71Bと、シートが所定枚数積載されたら可動排紙トレイ71をシート上流側端面の基準部12aに当接させて回動させない下限ストッパ面71Cが一体で形成されている。
【0047】
可動排紙トレイ71は、シート後処理装置のフレーム1aに取り付けられた支持部材72に回転軸73にて装着されているため、可動排紙トレイ71は、回転軸73を中心として上下に回動することができる。この回転軸73には、可動排紙トレイ71を上方に付勢するバネ部材74が遊設されている。バネ部材74は、一端を可動排紙トレイ71の底部、他端をシート上流側端面の基準部12aに当接させることによって可動排紙トレイ71を上方へ付勢している。
【0048】
非処理モードの場合、排紙ローラ7により、排出されたシートは、可動排紙トレイ71のシート積載面上に放出された後、シートの自重でシート積載面上を滑落して、シートの後端部はシート上流側端面の基準部12aに向かって進行する。
【0049】
シフトモードやステイプルモードの場合、排紙ローラ7により排出されたシートは、図2に示した前ジョガー13と後ジョガー14上にいったん積載され、所定の枚数になると、必要に応じて仕分け(シフト)やステイプルを行い、シート束ごとシート積載面上に放出される。可動排紙トレイ71に多数枚のシートが積載され所定の重量以上になると、シートの自重により、バネ部材74の付勢力に抗して、可動排紙トレイ71が下降して行く。
【0050】
なお、バネ部材74のバネ圧は、可動排紙トレイ71の重さと、最大積載枚数(本実施例では500枚)のシートの重さを足したものを最大圧として設定している。シートの重さは、バネがどのようなシート種、または、サイズであっても可動排紙トレイ71が昇降できるように薄く小サイズのシートで設定している。
【0051】
シートがさらに積載されると、下限ストッパ面71Cがシート上流側端面の基準部12aに当接し、可動排紙トレイ71は回動を停止する(図18の二点鎖線)。
【0052】
薄く小サイズのシートの場合は、シートのカール状態などにもよるが、可動排紙トレイ71が、回動を停止するとほぼ同時くらいに、図示せぬ満杯検知手段が検知を行うが、厚く大サイズのシートの場合は、薄く小サイズのシートよりも早く回動を停止する。回動を停止しても最上位のシートと満杯検知手段までの距離があるため、可動排紙トレイ71は、回動を停止した状態でシートが満杯になるまで積載される。
【0053】
次に、排紙トレイアッセンブリの具体例について図19〜図27を参照して詳述する。
図19〜図21において、排紙トレイアッセンブリ80は、排紙ローラ7から排出されて来たシートの先端が接触して滑走する第1排紙トレイ81と、第1排紙トレイ81に回動自在に取り付けられ、第1排紙トレイ81から滑落して来たシートを積載する第2排紙トレイ82と、第2排紙トレイ82の下方で、第2排紙トレイを含んで構成される平行リンク機構83と、第2排紙トレイ82および平行リンク機構83の基端部を回転自在に支持する支持部材84と、第2排紙トレイ82を上方に付勢するバネ部材85と、平行リンク機構83に併設され第1および第2排紙トレイ81・82を昇降させる第1排紙トレイ回動装置86とから構成されている。
【0054】
そして、第1排紙トレイ81と第2排紙トレイ82とで構成される可動排紙トレイを、第1排紙トレイ回動装置86の駆動により平行リンク機構83を介して昇降する構造になっている。
【0055】
図22において、第1排紙トレイ81のシート積載面81Aは、積載されるシートの先端側(下流側)が高く、基端側(上流側)が低い傾斜面になるよう形成されている。また、第1排紙トレイ81のシート積載面81Aには、シート面に摺接する複数本の溝81Bと、シート取り出し用の凹型切り欠き81Hが形成されている。さらに、第1排紙トレイ81の基端側には、第2排紙トレイ82と回動自在に連結するための第1回転中心81C(切欠孔)と、第1回転中心81Cの下方において平行リンク機構83と回動自在に連結するための第3回転中心(凹部)81Dが形成され、さらにホームポジションに位置決めする上限ストッパ面81Eが一体に形成されている。
【0056】
一方、第2排紙トレイ82は、図20に示すように、第1排紙トレイ81から滑落して来たシートを積載するシート積載面82Aを有し、このシート積載面82Aには、シート面に摺接する複数本の溝82Bが、第1排紙トレイの溝81Bと連なって形成されているとともに、シート取り出し用の凹型切り欠き82Hも形成されている。
【0057】
また、図23に示すように、第2排紙トレイ82の裏側には、第1排紙トレイ81と回動自在に連結する一対の回転中心(孔)82Cと、後述する偏心カム87と当接する押圧壁82Eと、ホームポジションの位置決めを行う上限ストッパ壁82Fが先端側に形成され、第2排紙トレイ82の回動中心となる複数の第2回転中心(孔)82Dと、下降時の下限の位置決めを行う下限ストッパ面82Gとが基端側に形成されている。
【0058】
押圧壁82Eは複数のリブで形成され、後述する第1排紙トレイ回動装置86からの駆動を伝達する偏心カム87と当接するような位置に配設されている。
【0059】
上限ストッパ壁82Fも複数のリブで形成され、これは、第2排紙トレイ82がホームポジションまで回動すると、それ以上回動しないようにする位置決め、つまり第1排紙トレイ81の上限ストッパ面81Eに当接することによってホームポジションの位置決めを行う。
【0060】
下限ストッパ面82Gは、第2排紙トレイ82の最後端(基端側)に形成され、第2排紙トレイ82が下死点、すなわち、満杯状態で図25におけるシート上流側端面の基準部12aに当接するように形成されている。
【0061】
平行リンク機構83は、図24に示すように、第2排紙トレイ82の下方で、第2排紙トレイ82を含んで構成され、中央部に第1排紙トレイ回動装置86を搭載した揺動台板83Aと、その左右両サイドに起立した壁部83Bを有している。この壁部83Bの先端部には、第1排紙トレイ81の第3回転中心81Dを回動自在に軸支するための左右一対の回転中心(孔)83Cが形成され、基端部には、支持部材84に回動自在に支持するための左右一対の第4回転中心(孔)83Dが形成されている。平行リンク機構83は、この第4回転中心83Dを中心として上下回動するようになっている。
【0062】
図19に示すように、第3回転中心83Cと第4回転中心83Dが、左右それぞれ同一直線上に配置され、第1回転中心82Cと第2回転中心82Dも、左右それぞれ同一直線上に配置され、それら二つの直線は、平行に配置している。そして、第1回転中心、第2回転中心、第3回転中心、第4回転中心の各中心点を直線で結ぶと、相対する2組の辺の長さがそれぞれ等しい平行四辺形を形成するように構成されている。
【0063】
第1排紙トレイ回動装置86は、図24に示すように、モータMlと、Gl、G2、G3、G4、G5、G6からなるギヤ列と、モータM1およびギヤ列を揺動台板83Aに固定する図示しないブラケットと、排紙トレイの上限(ホームポジション)と下限(満杯時)を検知する図示しない検知手段で構成されている。
【0064】
モータMlの駆動軸にはピニオンギヤGlが付設されており、このピニオンギヤGlには、駆動を伝達する駆動ベルトBlが掛け回され、その他端には駆動プーリG2が駆動ベルトBlを張設するよう配設されている。なお、駆動プーリG2は、ウォームギヤを一体に形成している。ウォームギヤの上方には、ギヤG3が噛合され、以下G4、G5、G6のギヤ列が次々と噛合されている。ギヤG6には、それと一体に偏心カム87が形成されているため、モータMlの駆動をギヤ列を介して、減速しながら偏心カム87に伝達することができる。
【0065】
図19に示すように、支持部材84は、フレーム1aに一体に突設されている。この支持部材84は、第2排紙トレイ82を回動自在に軸支するための丸穴(上側軸支部)を有する上ブラケット84Aと、平行リンク機構83を回動自在に軸支するための丸穴(下側軸支部)を有する下ブラケット84Bとを有している。上ブラケット84Aには、第2排紙トレイ82を軸支する回転軸89が挿通され、また下ブラケット84Bには、平行リンク機構83を軸支する回転軸90が挿通されている。
【0066】
バネ部材85は、回転軸89の周りに巻き付けたねじりコイルバネであり、第2排紙トレイ82と平行リンク機構83の間に介挿されている。このバネ部材85は、一端を第2排紙トレイ82の底部、他端をシート上流側端面の基準部12aに当接させることによって、常に第2排紙トレイ82を上方へ付勢している。
【0067】
上記のような構成において、排紙ローラ7により、排出されたシートPは、第1排紙トレイ81のシート積載面81Aにシート先端が接触し、第1排紙トレイ81および第2排紙トレイ82のシート積載面81A・82A上を滑走する。滑走を終えると、シートPの自重でシート積載面上を滑落して、シートPの後端部はシート上流側端面の基準部12aに向かって進行する。
【0068】
シフトモードやステイプルモードの場合は、排紙ローラ7により、排出されたシートPは、図2に示した前ジョガー13と後ジョガー14上にいったん積載され、所定の枚数になると、必要に応じて仕分けやステイプルを行ない、シート束ごと押出し部材30により第1排紙トレイ81および第2排紙トレイ82のシート積載面81A・82A上に放出される。
【0069】
第1排紙トレイ81および第2排紙トレイ82にシートが積載されて所定の高さ以上になると、シートPの最上面を満杯検知手段88が検知する。検知後、満杯検知手段88からの情報に基づき第1排紙トレイ回動装置86は、モータMlによりギヤ列を介して偏心カム87を時計方向に所定の角度回転させる。偏心カム87が所定の角度回転すると、第2排紙トレイ82の押圧壁82Eと当接していた偏心カム87の間には隙間が発生する。しかし、可動排紙トレイの自重およびシートの自重により、隙間が発生した分だけ、すなわち、偏心カム87が所定の角度回転し、その回転により変位した分だけ第1および第2排紙トレイ81・82は、バネ部材85の力に抗して下降する。このとき、第2排紙トレイ82は支持部材84の上ブラケット84Aの丸穴を、また平行リンク機構83の揺動台板83Aは下ブラケット84Bの丸穴を中心として同時に回動するが、第1排紙トレイ81は、水平方向とのなす角度θをほぼ変えることなく下降する。
【0070】
そして、満杯検知手段88が満杯を検知するたびに上記動作を繰り返し行い、そのたびごと偏心カム87が時計方向に所定の角度ずつ回転する。やがて、偏心カム87が、180°回転し、第2排紙トレイ82の基端部に設けた下限ストッパ面82Gが、シート上流側端面の基準部12aに当接して、第2排紙トレイ82は、これ以上下方へ回動できないようになっている(図25)。
【0071】
バネ部材85のバネ圧は、排紙トレイアッセンブリ80の重さと、最大積載枚数(本実施例では500枚)のシートの重さを加えたものを最大圧として設定している。なお、シートの重さは、バネがどのようなシート種、またはサイズであっても可動排紙トレイが下死点まで下降できるように薄く小サイズのシートで設定している。このため、満杯時にバネを使用しない時に比べて、上記バネ圧分の負荷を低減することができる。
【0072】
ホームポジション(図19)に復帰するとき、可動排紙トレイからシートPが取り除かれているときは、バネ部材85が、可動排紙トレイとシートの重みを最大圧として設定しているため、バネ部材85のみで自動的に復帰させることができる。バネ部材85にて上方に付勢された第2排紙トレイ82は、第1排紙トレイ81に設けた上限ストッパ面81Eと当接してホームポジションの位置決めを行う。
【0073】
このままだと、偏心カム87は下限で待機した状態(180°回転したまま)であるため、押圧壁82Eと偏心カム87に隙間(ストローク量)が空いた状態である。再びシートの排出を行う際には、偏心カム87を反時計回りに180°回動させる動作を行ってホームポジションに戻ってから、すなわち、偏心カム87と押圧壁82Eが当接してから行う。
【0074】
一方、シートPが可動排紙トレイに積載されているときは偏心カム87を反時計回りに回動させることによってホームポジションに復帰させる。このとき、可動排紙トレイにシートPが積載されているから、押圧壁82Eと偏心カム87が当接し隙間を形成することはなく、上記したように満杯検知手段88と偏心カム87により、積載されたシートPに応じた可動排紙トレイとなる。
【0075】
なお、本実施例では、第2排紙トレイ82の復帰動作にバネを使用しているが、コストを優先させたい時は、バネを使用しなくて偏心カム87だけで排紙トレイの昇降を行っても良い。その場合は、押圧壁82Eを偏心カム87を挟持するように、反対側にもうひとつ設ける必要がある。
【0076】
次に、平行リンク機構83を利用した排紙トレイの昇降方法の詳細を説明する。
図26は、平行四辺形の上下の相対する面の距離の変化を利用した昇降方法で、前述した図19および図25は平行四辺形の相対する面のずれ(スライド量)を利用した実施例である。
【0077】
図26において、略凹字型の押圧板90は、第1回転中心82Cと第2回転中心82Dの中心を結んだ直線に平行になるよう配設され、第2排紙トレイ81の下面に図示せぬねじで締結されている。
【0078】
ホームポジション時の偏心カム87の中心から押圧板90までの距離をYlとし、満杯時(図27)の偏心カム87の中心から押圧板90までの距離をY2とすると、YlとY2の関係は、Yl>Y2となる。これは4つの回転中心を結んで形成される平行四辺形の上下の相対する面が、ホームポジションの時と満杯時で変位しているためである。本実施例では、第1排紙トレイ81の高さ制御を、上下の相対する面の距離が変位することを利用して偏心カム87で行っている。
【0079】
次に、平行四辺形の相対する面のずれ(スライド量)を利用した昇降方法を説明する。
図26において、ホームポジション時の偏心カム87の中心から押圧板90の起立した右側面までの距離をX1、図27において、満杯時の偏心カム87の中心から押圧板90の起立した右側面までの距離をX2とすると、X1とX2の関係は、X1>X2となる。これは4つの回転中心を結んで形成される平行四辺形の相対する面が、支持部材84の上下のブラケット84A・84Bに設けた丸穴によりホームポジションの時と満杯時でずれる(スライドする)ためである。本実施例では、第1排紙トレイ81の高さ制御を、相対する面のスライド量を利用して偏心カム87で行なっている。図19および図25はスライド量を利用した実施例である。
【0080】
なお、本実施例において、シート500枚を積載させるためのストローク量(変位量)は、例えば、
上下の面間距離の場合:Y1−Y2=4.1mm
スライド量の場合:X1−X2=7.3mm
である。
【0081】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、可動排紙トレイの基端部を、排出手段のほぼ下方で支持部材の軸支部で回動自在に支承させるので、可動排紙トレイを覆うような大きな支持部材を必要とせず、小型なシート後処理装置を提供することができる。
【0082】
また、可動排紙トレイを第1排紙トレイと第2排紙トレイとで構成し、平行リンク機構を作動させて第1排紙トレイを第2排紙トレイに対して回動させるので、大きな駆動装置を必要とせずに昇降させることができ、小型で機構簡単なシート後処理装置を提供することができる。
【0083】
請求項2に係る発明によれば、支持部材と第2排紙トレイの基端部との間に設けたバネで、第2排紙トレイを上方へ回動付勢するので、可動排紙トレイの復帰動を狭いスペースを利用して簡単に行える。
【0084】
請求項3に係る発明によれば、第2排紙トレイの回動角度の変化に拘わらず第1排紙トレイの水平方向とのなす角度をほぼ一定にできるので、排出されて来るシートを常に同じ条件で可動排紙トレイ上に整然と積載できる。
【0085】
請求項4に係る発明によれば、第1排紙トレイ回動装置を平行リンク機構を構成する揺動台板に搭載したので、可動排紙トレイを昇降させる駆動装置を可動排紙トレイの下側に収めることができ、一層小型なシート後処理装置を提供することができる。
【0086】
請求項5に係る発明によれば、偏心カムを介して平行リンク機構を作動させるので、より簡単な機構で可動排紙トレイを昇降させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート後処理装置および排紙トレイの断面図である。
【図2】シート後処理装置の排紙機構の斜視図である。
【図3】同上の一部分の斜視図である。
【図4】同じく押し出し機構の押し出し部材を示す斜視図である。
【図5】押し出し機構の斜視図である。
【図6】同様の斜視図である。
【図7】 シート支え機構の昇降手段の斜視図である。
【図8】その一部分の斜視図である。
【図9】シート支え機構の全体斜視図である。
【図10】シート後処理装置から排紙トレイ上への排紙動作を示す断面図である。
【図11】同様の断面図である。
【図12】同様の断面図である。
【図13】同様の断面図である。
【図14】同様の断面図である。
【図15】同様の断面図である。
【図16】同様の断面図である。
【図17】同様の断面図である。
【図18】この発明の主要部である排紙トレイとその支持構造の概要側面図である。
【図19】同じく排紙トレイアッセンブリの具体的構造を示す断面図である。
【図20】可動排紙トレイを構成する第1排紙トレイおよび第2排紙トレイの斜視図である。
【図21】同上の裏側斜視図である。
【図22】第1排紙トレイの斜視図である。
【図23】第2排紙トレイの裏側斜視図である。
【図24】平行リンク機構を構成する揺動台板およびこれに搭載された第1排紙トレイ回動装置の斜視図である。
【図25】図19とは異なる位置の排紙トレイアッセンブリの断面図である。
【図26】第1排紙トレイ回動装置による可動排紙トレイの動作を説明する断面図である。
【図27】同様の断面図である。
【符号の説明】
1 シート後処理装置
6 排紙トレイ(排紙トレイ手段)
7 排紙ローラ(排出手段)
80 排紙トレイアッセンブリ
81 第1排紙トレイ
82 第2排紙トレイ
83 平行リンク機構
83A 揺動台板
84 支持部材
85 バネ部材
86 第1排紙トレイ回動装置
87 偏心カム
Claims (5)
- 画像形成装置から送り込まれた画像形成済みのシートを、排出手段により可動排紙トレイに排出するシート後処理装置において、
前記可動排紙トレイは、第1排紙トレイと第2排紙トレイとで構成されて昇降手段で昇降され、
前記第2排紙トレイは、その基端側を、前記排出手段の下方に設ける支持部材に回動自在に支承され、
前記第1排紙トレイは、その基端側を、前記第2排紙トレイの先端に回動自在に連結され、
前記支持部材と前記第1排紙トレイの基端側を平行リンク機構で連結し、
その平行リンク機構を作動させて前記第1排紙トレイを前記第2排紙トレイに対して回動させる第1排紙トレイ回動装置を備える、
ことを特徴とする、シート後処理装置。 - 前記昇降手段は、前記支持部材と前記第2排紙トレイの基端部との間に、該第2排紙トレイを上方へ回動付勢するバネ部材を有することを特徴とする、請求項1に記載のシート後処理装置。
- 前記平行リンク機構は、前記第2排紙トレイの回動角度の変化に拘わらず前記第1排紙トレイの水平方向とのなす角度をほぼ一定とすることを特徴とする、請求項1または2に記載のシート後処理装置。
- 前記第1排紙トレイ回動装置は、前記平行リンク機構を構成する揺動台板に搭載したことを特徴とする、請求項1、2、または3に記載のシート後処理装置。
- 前記第1排紙トレイ回動装置は、偏心カムを介して前記平行リンク機構を作動させることを特徴とする、請求項1、2、3、または4に記載のシート後処理装置。
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