JP2012019089A - 半導体モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】必要な沿面距離を確保しつつ、半導体モジュールの小型化、つまり半導体モジュールの横幅(半導体チップが並べられる方向の幅)を縮小することを可能とし、さらに組み付け性を向上させる。
【解決手段】接続部材20を吊リードとしても機能させる。これにより、吊リード32の数を少なくできると共に、各制御端子15a、15bの間において、ヒートシンク16aとヒートシンク16bに接続される吊リードを2つとも備えるような構造にしなくても済む。このため、各制御端子15a、15bから吊リードまでの沿面距離を確保でき、半導体モジュール10の横幅、つまり半導体チップ11a、11bが並べられる方向の幅を縮小させられ、半導体モジュール10の小型化が可能となる。また、接続部材20をリードフレーム30の一部によって構成できるため、特異な手段で固定する必要がなくなり、組付け性を向上させることも可能となる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヒートシンクによる放熱が行われる半導体パワー素子が形成された半導体チップとヒートシンクとを樹脂モールドして一体構造とした半導体モジュールに関するもので、上アーム(ハイサイド側素子)と下アーム(ローサイド側素子)の二つの半導体パワー素子を樹脂モールドした2in1構造の半導体モジュールなどに適用すると好適である。
従来、特許文献1において、半導体パワー素子がそれぞれ備えられた上アームと下アームとを直列に接続した2in1構造の半導体モジュールが開示されている。この半導体モジュールは、半導体パワー素子としてIGBT(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)を備えたもので、上アームおよび下アームそれぞれについて、IGBTが形成された半導体チップのエミッタ側に銅ブロックを介してヒートシンクを配置すると共にコレクタ側にヒートシンクを配置し、各ヒートシンクを封止樹脂部から露出させた状態で樹脂封止した構造とされている。上アームと下アームとを接続する中間電位となるヒートシンクは他のヒートシンクよりも大きくされ、その上に、上アーム側の半導体チップについては表面側が上を向けられ、下アーム側の半導体チップについては裏面側が上を向けられて搭載されている。
しかながら、このような構造の半導体モジュールの場合、半導体チップの搭載方向が統一されていないため、組付け工程が煩雑になるという問題がある。
そこで、例えば特許文献2において、素子の搭載方向を統一しつつ、一方の素子の表面に接続されたヒートシンクと他方の素子の裏面に接続されたヒートシンクとをヒートシンクとは別の部品を用いて接続する構造が考案されている。このように素子の搭載方向を統一できる構造とすることで、組付け工程の煩雑化を防止することができる。
特許4192396号公報 特開2006−120970号公報
しかしながら、特許文献2に示されるような構造の半導体装置では、半導体チップに形成された半導体パワー素子を制御するための制御端子は、モールド樹脂によって固定される工程までは、半導体チップの裏面に接続されたヒートシンクに固定され、かつ、モールド成型後に切り離されることになる。このため、最終製品においても、半導体チップの裏面と同電位となる吊リード部が制御端子付近に存在することとなり、信号端子との電位差によっては沿面距離を確保しなければならず、小型化が難しいという問題がある。さらに、上下に分かれて配置される中間電位となる部位同士、具体的には上アームの半導体チップの表面側に接続されたヒートシンクと下アームの半導体チップの裏面側に接続されたヒートシンクとを別の独立した部品を用いて接続するため、特異な手段で各構成部品を固定する必要があり、組立てが複雑になるという問題もある。これらの問題について具体的に説明する。
図15は、従来の半導体モジュールを表したものであり、(a)は、樹脂モールドする前の状態の概略レイアウトを示した図、(b)は、(a)のC−C’断面図である。なお、図15(a)は断面図ではないが、図を見易くするために部分的にハッチングを示してある。
図15(a)、(b)に示される半導体モジュールJ10には、上下アームの半導体パワー素子が形成された半導体チップ11、各種リードJ12、J13、J14、制御端子J15および上下のヒートシンクJ16、J17を樹脂モールド部J18にて樹脂モールドして一体化した構造とされている。上アーム側の半導体チップJ11aの裏面側に下側のヒートシンクJ16aが接続されている共に、表面側に金属ブロックJ19aを介して上側のヒートシンクJ17aが接続されている。一方、下アーム側の半導体チップJ11bの裏面側に下側のヒートシンクJ16bが接続されている共に、表面側に金属ブロックJ19bを介して上側のヒートシンクJ17bが接続されている。
また、樹脂モールド部J18による樹脂モールドの前においては、各リードJ12〜J14や制御端子J15はリードフレームJ30としてフレームJ31に繋がった一体化構造とされており、これらがはんだ等により各ヒートシンクJ16、J17や半導体チップJ11と接続されている。具体的には、上アーム側のヒートシンクJ16aに対して正極リードJ12が接続され、下アーム側のヒートシンクJ16bに出力電位となる出力リードJ13が接続され、下アーム側のヒートシンクJ17bに負極リードJ14が接続されている。また、上アーム側のヒートシンクJ17aと下アーム側のヒートシンクJ16bとが接続部材J20にて接続されることで、これらが共に中間電位となるように構成されている。そして、各半導体チップJ11a、J11bの表面側に備えられたパッドに対して制御端子J15a、J15bがボンディングワイヤJ21a、J21bにて接続されている。そして、このような接続形態とされた各構成部品を樹脂モールド部J18にて樹脂モールドするに際し、モールド圧によって各構成部品が傾くことから、リードフレームJ30に吊リードJ32a〜J32cを備え、上アーム側の各構成部品や下アーム側の各構成部品が複数の角部でリードフレームJ30に接続されるようにしている。
なお、図15(a)中の細線ハッチングで示した部分は、下側のヒートシンクJ16a、J16bと接続されていることを表しており、太線ハッチングで示した部分は、上側のヒートシンクJ17a、J17bと接続されていることを表している。
このような接続形態とされる場合、例えば、上アーム側において、制御端子J15a付近に存在する吊リードJ32bと制御端子J15aには、それぞれ上アームの半導体パワー素子のコレクタ電位とエミッタ電位(中間電位に等しい)が印加されることになる。このため、これらの間b1に対して、インバータ動作時には1000V以上の電圧が印加される場合がある。同様に、吊リードJ32bと吊リードJ32cの間b2には、上アーム側の半導体パワー素子のコレクタ電位と中間電位の電位差が印加され、吊リードJ32cと制御端子J15bとの間b3には、中間電位と下アーム側の半導体パワー素子のエミッタ電位の電位差が印加される。そして、吊リードJ32b、J32cや制御端子J15b等が最終製品としては樹脂モールド部J18から露出させられるため、b1、b2、b3はそれぞれの電位差に対応した沿面距離を確保する必要があった。
このため、半導体モジュールJ10の横幅、つまり半導体チップJ11a、J11bが並べられる方向の幅を拡大させ、半導体モジュールJ10の小型化を行うことができなかった。また、上アーム側のヒートシンクJ17aと下アーム側のヒートシンクJ16bとの間を接続する接続部材J20が単独部品であるため、特異な手段で固定する必要があり、組立てが複雑になるという問題もあった。
本発明は上記点に鑑みて、必要な沿面距離を確保しつつ、半導体モジュールの小型化、つまり半導体モジュールの横幅(半導体チップが並べられる方向の幅)を縮小することを可能とし、さらに組み付け性を向上させることを第1の目的とする。
また、樹脂モールド時にモールド圧によって構成部品が傾くことを抑制すると共に、必要な沿面距離を確保しつつ、半導体モジュールの小型化を可能とし、さらに組み付け性を向上させることを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、正極リード(12)、出力リード(13)および第1、第2制御端子(15a、15b)をフレーム(31)にて繋いだリードフレーム(30)の状態で樹脂モールド部(18)による樹脂モールドを行った後、フレーム(31)から正極リード(12)、出力リード(13)および第1、第2制御端子(15a、15b)を切断することで形成される半導体モジュールであって、接続部材(20)を第2ヒートシンク(17a)と第3ヒートシンク(16a)とに接続することにより、樹脂モールド時にフレーム(31)に繋がる吊リードとして機能させ、樹脂モールド後にフレーム(31)から切断されるようにすることを特徴としている。例えば、請求項2に記載したように、接続部材(20)を第2ヒートシンク(17a)のうち第4ヒートシンク(17b)側の角部と第3ヒートシンク(16a)のうち第1ヒートシンク(16a)側の角部とに接続されるようにすることができる。
このように、接続部材(20)を吊リードとしても機能させるようにしている。これにより、吊リードの数を少なくできると共に、第1、第2制御端子(15a、15b)の間において、第1ヒートシンク(16a)に接続される吊リードや第2ヒートシンク(16b)に接続される吊リードを2つとも備えるような構造にしなくても済む。このため、第1、第2制御端子(15a、15b)から吊リードまでの沿面距離を確保でき、半導体モジュールの横幅、つまり第1、第2半導体チップ(11a、11b)が並べられる方向の幅を縮小させられ、半導体モジュールの小型化が可能となる。また、吊リードを省略できるため、第1〜第4ヒートシンク(16a、16b、17a、17b)とリードフレーム(30)との接続点数を全体として少なくできるし、上アーム側の第2ヒートシンク(17a)と下アーム側の第3ヒートシンク(16b)との間を接続する接続部材(20)をリードフレーム(30)の一部によって構成できるため、特異な手段で固定する必要がなくなり、組付け性を向上させることも可能となる。
例えば、請求項3に記載したように、第1、第2半導体チップ(11a、11b)を挟んで第1、第2制御端子(15a、15b)と反対側に正極リード(12)、出力リード(13)および負極リード(14)を配置すると共に、第1半導体チップ(11a)に対して第1制御端子(15a)側に第1吊リード(32a)を備える構成とする場合、正極リード(12)は、第1接続点(Ca1)において第1ヒートシンク(16a)のうち第1半導体チップ(11a)を挟んで第1制御端子(15a)と反対側に接続され、出力リード(13)は、第2接続点(Ca2)において第3ヒートシンク(16b)のうち第2半導体チップ(11b)を挟んで第2制御端子(15b)と反対側に接続され、負極リード(14)は、第3接続点(Ca3)において第4ヒートシンク(17b)のうち第2半導体チップ(11b)を挟んで第2制御端子(15b)と反対側、かつ、出力リード(13)よりも第2ヒートシンク(17a)側に接続され、接続部材(20)は、第4接続点(Ca4)において第2ヒートシンク(17a)のうち第1半導体チップ(11a)に対して第1制御端子(15a)側、かつ、第1制御端子(15a)よりも第4ヒートシンク(17b)側に接続されていると共に、第5接続点(Ca5)において第3ヒートシンク(16b)のうち第2半導体チップ(11b)に対して第2制御端子(15b)側、かつ、第2制御端子(15b)よりも第1ヒートシンク(16a)側に接続され、第1吊リード(32a)は、第6接続点(Ca6)において第1ヒートシンク(16a)のうち第1半導体チップ(11a)に対して第1制御端子(15a)側、かつ、第1制御端子(15a)を挟んで第3ヒートシンク(16b)の反対側に接続される構造とすることができる。
具体的には、請求項4に記載したように、正極リード(12)は、第1接続点(Ca1)において第1ヒートシンク(16a)のうち第3ヒートシンク(16b)から近い側かつ第1制御端子(15a)から遠い側の角部に接続され、出力リード(13)は、第2接続点(Ca2)において第3ヒートシンク(16b)のうち第1ヒートシンク(16a)から遠い側かつ第2制御端子(15b)からも遠い側の角部に接続され、負極リード(14)は、第3接続点(Ca3)において第4ヒートシンク(17b)のうち第2ヒートシンク(17a)から近い側かつ第2制御端子(15b)から遠い側の角部に接続され、接続部材(20)は、第4接続点(Ca4)において第2ヒートシンク(17a)のうち第4ヒートシンク(17b)から近い側かつ第1制御端子(15a)からも近い側の角部に接続されていると共に、第5接続点(Ca5)において第3ヒートシンク(16b)のうち第1ヒートシンク(16a)から近い側かつ第2制御端子(15b)からも近い側の角部に接続され、第1吊リード(32a)は、第6接続点(Ca6)において第1ヒートシンク(16a)のうち第3ヒートシンク(16b)から遠い側かつ第1制御端子(15a)から近い側の角部に接続される構造とすることができる。
このような構造とすれば、第1接続点(Ca1)と第6接続点(Ca6)という第1ヒートシンク(16a)の一方の対角線上において、リードフレーム(30)と第1ヒートシンク(16a)とが接続され、かつ、第2接続点(Ca2)と第5接続点(Ca5)という第2ヒートシンク(16b)の一方の対角線上において、リードフレーム(30)と第2ヒートシンク(16b)とが接続された状態で樹脂モールドを行うことができる。このため、樹脂モールド時にモールド圧によって構成部品が傾くことを抑制することも可能となる。
また、請求項5に記載したように、第1、第2半導体チップ(11a、11b)を挟んで第1、第2制御端子(15a、15b)と反対側に正極リード(12)、出力リード(13)および負極リード(14)を配置すると共に、第1半導体チップ(11a)に対して第1制御端子(15a)側に配置された第1吊リード(32a)と第2半導体チップ(11b)に対して第2制御端子(15b)側に配置された第2吊リード(32b)とを備える構成とする場合、正極リード(12)は、第1接続点(Cb1)において第1ヒートシンク(16a)のうち第1半導体チップ(11a)を挟んで第1制御端子(15a)と反対側に接続され、接続部材(20)は、第2接続点(Cb2)において第3ヒートシンク(16b)のうち第2半導体チップ(11b)を挟んで第2制御端子(15b)と反対側に接続され、負極リード(14)は、第3接続点(Cb3)において第4ヒートシンク(17b)のうち第2半導体チップ(11b)を挟んで第2制御端子(15b)と反対側、かつ、接続部材(20)よりも第2ヒートシンク(17a)から遠い側に接続され、接続部材(20)は、第4接続点(Cb4)において第2ヒートシンク(17a)のうち第1半導体チップ(11a)を挟んで第1制御端子(15a)と反対側、かつ、正極リード(12)よりも第4ヒートシンク(17b)側に接続され、第1吊リード(32a)は、第5接続点(Cb5)において第1ヒートシンク(16a)のうち第1半導体チップ(11a)に対して第1制御端子(15a)側、かつ、第1制御端子(15a)よりも第3ヒートシンク(16b)側に接続され、第2吊リード(32b)は、第6接続点(Cb6)において第3ヒートシンク(16b)のうち第2半導体チップ(11b)に対して第2制御端子(15b)側、かつ、第2制御端子(15b)を挟んで第1ヒートシンク(16a)の反対側に接続され、出力リード(13)は、接続部材(20)に接続され、該接続部材(20)を介して第2ヒートシンク(17a)および第3ヒートシンク(16b)に接続される構造とすることができる。
具体的には、請求項6に記載したように、正極リード(12)は、第1接続点(Cb1)において第1ヒートシンク(16a)のうち第3ヒートシンク(16b)から遠い側かつ第1制御端子(15a)からも遠い側の角部に接続され、接続部材(20)は、第2接続点(Cb2)において第3ヒートシンク(16b)のうち第1ヒートシンク(16a)から近い側かつ第2制御端子(15b)から遠い側の角部に接続され、負極リード(14)は、第3接続点(Cb3)において第4ヒートシンク(17b)のうち第2ヒートシンク(17a)から遠い側かつ第2制御端子(15b)からも遠い側の角部に接続され、接続部材(20)は、第4接続点(Cb4)において第2ヒートシンク(17a)のうち第4ヒートシンク(17b)から近い側かつ第1制御端子(15a)から遠い側の角部に接続され、第1吊リード(32a)は、第5接続点(Cb5)において第1ヒートシンク(16a)のうち第3ヒートシンク(16b)から近い側かつ第1制御端子(15a)からも近い側の角部に接続され、第2吊リード(32b)は、第6接続点(Cb6)において第3ヒートシンク(16b)のうち第1ヒートシンク(16a)から遠い側かつ第2制御端子(15b)から近い側の角部に接続され、出力リード(13)は、接続部材(20)に接続され、該接続部材(20)を介して第2ヒートシンク(17a)および第3ヒートシンク(16b)に接続される構造とすることができる。
このように、出力リード(13)が該接続部材(20)を介して第2ヒートシンク(17a)および第3ヒートシンク(16b)に接続されるようにしても良い。この場合にも、第1接続点(Cb1)と第5接続点(Cb5)という第1ヒートシンク(16a)の一方の対角線上において、リードフレーム(30)と第1ヒートシンク(16a)とが接続され、かつ、第2接続点(Cb2)と第6接続点(Cb6)という第2ヒートシンク(16b)の一方の対角線上において、リードフレーム(30)と第2ヒートシンク(16b)とが接続された状態で樹脂モールドを行うことができる。このため、樹脂モールド時にモールド圧によって構成部品が傾くことを抑制することも可能となる。
請求項7に記載したように、第1、第2半導体チップ(11a、11b)を挟んで第1、第2制御端子(15a、15b)と反対側に正極リード(12)および負極リード(14)を配置すると共に、第1、第2半導体チップ(11a、11b)に対して第1、第2制御端子(15a、15b)側に出力リード(13)を配置し、かつ、第1半導体チップ(11a)に対して第1制御端子(15a)側に配置された第1吊リード(32a)と第2半導体チップ(11b)に対して第2制御端子(15b)側に配置された第2吊リード(32b)および第2半導体チップ(11b)に対して第2制御端子(15b)と反対側に配置された第3吊リード(32c)とを備える構造とする場合、正極リード(12)は、第1接続点(Cc1)において第1ヒートシンク(16a)のうち第1半導体チップ(11a)を挟んで第1制御端子(15a)と反対側に接続され、接続部材(20)は、第2接続点(Cc2)において第3ヒートシンク(16b)のうち第2半導体チップ(16b)に対して第2制御端子(15b)側、かつ、第2制御端子(15b)よりも第1ヒートシンク(16a)側に接続され、負極リード(14)は、第3接続点(Cc3)において第4ヒートシンク(17b)のうち第2半導体チップ(11b)を挟んで第2制御端子(15b)から遠い側に接続され、接続部材(20)は、第4接続点(Cc4)において第2ヒートシンク(17a)のうち第1半導体チップ(11a)に対して第1制御端子(15a)側、かつ、第1制御端子(15a)よりも第4ヒートシンク(17b)側に接続され、第1吊リード(32a)は、第5接続点(Cc5)において第1ヒートシンク(16a)のうち第1半導体チップ(11a)に対して第1制御端子(15a)側、かつ、第1制御端子(15a)を挟んで第3ヒートシンク(16b)と反対側に接続され、第2吊リード(32b)は、第6接続点(Cc6)において第3ヒートシンク(16b)のうち第2半導体チップ(11b)に対して第2制御端子(15b)側、かつ、第2制御端子(15b)を挟んで第1ヒートシンク(16a)と反対側に接続され、第3吊リード(32c)は、第7接続点(Cc7)において第3ヒートシンク(16b)のうち第2半導体チップ(11b)を挟んで第2制御端子(15b)と反対側、かつ、負極リード(14)よりも第1ヒートシンク(16a)側に接続され、出力リード(13)は、接続部材(20)に接続され、該接続部材(20)を介して第2ヒートシンク(17a)および第3ヒートシンク(16b)に接続される構造とすることができる。
具体的には、請求項8に記載したように、正極リード(12)は、第1接続点(Cc1)において第1ヒートシンク(16a)のうち第3ヒートシンク(16b)から近い側かつ第1制御端子(15a)から遠い側の角部に接続され、接続部材(20)は、第2接続点(Cc2)において第3ヒートシンク(16b)のうち第1ヒートシンク(16a)から近い側かつ第2制御端子(15b)からも近い側の角部に接続され、負極リード(14)は、第3接続点(Cc3)において第4ヒートシンク(17b)のうち第2ヒートシンク(17a)から遠い側かつ第2制御端子(15b)からも遠い側の角部に接続され、接続部材(20)は、第4接続点(Cc4)において第2ヒートシンク(17a)のうち第4ヒートシンク(17b)から近い側かつ第1制御端子(15a)からも近い側の角部に接続され、第1吊リード(32a)は、第5接続点(Cc5)において第1ヒートシンク(16a)のうち第3ヒートシンク(16b)から遠い側かつ第1制御端子(15a)から近い側の角部に接続され、第2吊リード(32b)は、第6接続点(Cc6)において第3ヒートシンク(16b)のうち第1ヒートシンク(16a)から遠い側かつ第2制御端子(15b)から近い側の角部に接続され、第3吊リード(32c)は、第7接続点(Cc7)において第3ヒートシンク(16b)のうち第1ヒートシンク(16a)から近い側かつ第2制御端子(15b)から遠い側の角部に接続され、出力リード(13)は、接続部材(20)に接続され、該接続部材(20)を介して第2ヒートシンク(17a)および第3ヒートシンク(16b)に接続される構造とすることができる。
このように、出力リード(13)が該接続部材(20)を介して第2ヒートシンク(17a)および第3ヒートシンク(16b)に接続されるようにしても良い。この場合にも、第1接続点(Cc1)と第5接続点(Cc5)という第1ヒートシンク(16a)の一方の対角線上において、リードフレーム(30)と第1ヒートシンク(16a)とが接続され、かつ、第6接続点(Cc6)と第7接続点(Cc7)という第2ヒートシンク(16b)の一方の対角線上において、リードフレーム(30)と第2ヒートシンク(16b)とが接続された状態で樹脂モールドを行うことができる。このため、樹脂モールド時にモールド圧によって構成部品が傾くことを抑制することも可能となる。
また、請求項9に記載したように、請求項7に示した構造に対して、負極リード(14)と第3吊リード(32c)との接続場所が入れ替えられた構造、つまり、負極リード(14)を第3接続点(Cc3)において第4ヒートシンク(17b)のうち第4ヒートシンク(17b)のうち第2半導体チップ(11b)を挟んで第2制御端子(15b)と反対側に接続し、第3吊リード(32c)を第7接続点(Cc7)において第3ヒートシンク(16b)のうち第2半導体チップ(11b)を挟んで第2制御端子(15b)と反対側、かつ、負極リード(14)よりも第1ヒートシンク(16a)から遠い側に接続した構造とすることもできる。具体的には、請求項10に示すように、負極リード(14)を第3接続点(Cc3)において第4ヒートシンク(17b)のうち第2ヒートシンク(17a)から近い側かつ第2制御端子(15b)から遠い側の角部に接続し、第3吊リード(32c)を第7接続点(Cc7)において第3ヒートシンク(16b)のうち第1ヒートシンク(16a)から遠い側かつ第2制御端子(15b)からも遠い側の角部に接続した構造とすることもできる。
請求項11に記載の発明では、接続部材(20)のうち電流の流れる方向に対する垂直方向の寸法が、正極リード(12)や出力リード(13)もしくは負極リード(14)のうち電流の流れる方向に対する垂直方向の寸法よりも大きくされていることを特徴としている。
このような構成とすれば、接続部材(20)の寸法に応じて、接続部材(20)と第2ヒートシンク(17a)や第3ヒートシンク(16b)との接続面積を拡大できるため、より接続部材(20)と第2ヒートシンク(17a)や第3ヒートシンク(16b)との固定をより強固に行うことが可能となる。
請求項12に記載の発明では、第1、第2半導体チップ(11a、11b)の法線方向から見て、接続部材(20)のうち第2ヒートシンク(17a)とオーバラップする角部および第3ヒートシンク(16b)とオーバラップする角部が面取りされていることを特徴としている。
接続部材(20)と第1、第2半導体チップ(11a、11b)との間隔が一定間隔空くように各接続点での接続を行うに際し、第1、第2半導体チップ(11a、11b)を配置する開口部(33a、33b)と接続部材(20)が嵌め込まれる凹部(33c)が形成され位置合わせ治具(33)が用いられる。このような、位置合わせ治具(33)を用いた接続を行うに際し、接続部材(20)の角部を面取りしていないと、開口部(33a、33b)と凹部(33c)との間において位置合わせ治具(33)が細くなる。これに対して、接続部材(20)の角部を面取りしていると、開口部(33a、33b)と凹部(33c)との間において位置合わせ治具(33)が細くなることを抑制できる。これにより、位置合わせ治具(33)の強度を確保することが可能となる。
請求項13に記載の発明では、上アーム(41、51、53、55)と下アーム(42、52、54、56)を1つずつ接続した相を複数相備え、該複数相分の第1、第2半導体チップ(11a、11b)、第1〜第4ヒートシンク(16a、17a、16b、17b)、正極リード(12)、出力リード(13)、負極リード(14)、第1、第2制御端子(15a、15b)および接続端子(20)が樹脂モールド部(18)に覆われており、複数相の正極リード(12)同士が連結部(12a)にて接続されており、複数相の負極リード(14)同士が一体構造とされていると共に、リードフレーム(30)とは別体で構成されていることを特徴としている。
このように、複数相を備える半導体モジュールとしても、上記各請求項に示した効果を得ることができる。
請求項14に記載の発明は、請求項1に記載の発明である半導体モジュールの製造方法に関する発明である。本請求項に記載したように、接続部材(20)を第2ヒートシンク(17a)と第3ヒートシンク(16a)とに接続すると共にフレーム(31)に繋がる吊リードとして機能させつつ、樹脂モールド部(18)による樹脂モールドを行うことで、第1〜第4ヒートシンク(16a、17a、16b、17b)のうち第1もしくは第2半導体チップ(11a、11b)と反対側の面に加えて、正極リード(12)と出力リード(13)および負極リード(14)の一端と第1、第2制御端子(15a、15b)の一端を露出させつつ、第1、第2半導体チップ(11a、11b)を覆う工程と、樹脂モールド後に、フレーム(31)から正極リード(12)、出力リード(13)および第1、第2制御端子(15a、15b)を切断すると共に、接続部材(20)をフレーム(31)から切断する工程と、を行うことにより、請求項1に記載した半導体モジュールを製造することができる。これにより、請求項1に示した効果を得ることができる。
例えば、請求項15に記載したように、接続部材(20)を第2ヒートシンク(17a)のうち第4ヒートシンク(17b)側の角部と第3ヒートシンク(16a)のうち第1ヒートシンク(16a)側の角部とに接続することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる半導体モジュール10が適用されるインバータ1の回路図である。 半導体モジュール10の断面図である。 半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図である。 本発明の第2実施形態にかかる半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図である。 本発明の第3実施形態にかかる半導体モジュール10の断面図である。 半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図である。 本発明の第4実施形態にかかる半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図である。 (a)、(b)は、接続部材20の角部を面取りした場合と第1実施形態のように面取りしていない場合、それぞれの場合の位置合わせ治具33との関係を示した図である。 本発明の第5実施形態にかかる半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図である。 本発明の第6実施形態にかかる半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図である。 本発明の第7実施形態にかかる半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図である。 本発明の第8実施形態で説明する半導体モジュール10の各部の概略レイアウトを示した図である。 図12に示す半導体モジュール10の等価回路図である。 本発明の第9実施形態で説明する半導体モジュール10の各部の概略レイアウトを示した図である。 従来の半導体モジュール10を表した図であり、(a)は、樹脂モールドする前の状態の概略レイアウトを示した図、(b)は、(a)のC−C’断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態では、本発明の一実施形態にかかる半導体モジュールの適用例として、三相モータ駆動用のインバータを例に挙げて説明する。
図1は、インバータ1の回路図である。図1に示すように、インバータ1は、直流電源2に基づいて負荷である三相モータ3を交流駆動するためのもので、昇圧回路4とインバータ出力回路5とを備えた構成とされている。
昇圧回路4は、直列接続した上下アーム41、42と、リアクトル43およびコンデンサ44にて構成されている。上下アーム41、42は、それぞれ、IGBT41a、42aとフリーホイールダイオード(以下、FWDという)41b、42bが並列接続された構成とされ、上下アーム41、42の間にリアクトル43を介して直流電源2の正極側が接続されている。また、リアクトル43よりも直流電源2側において、直流電源2と並列的にコンデンサ44が接続されている。このようにして昇圧回路4が構成されている。
このように構成される昇圧回路4では、上アーム41のIGBT41aをオフ、下アーム42のIGBT42aをオンしているときに直流電源2からの電力供給に基づいてリアクトル43がエネルギーを蓄積する。例えば直流電源2は288Vの電圧を発生させる200V系のバッテリであり、この高電圧に基づいてリアクトル43にエネルギーが蓄えられる。そして、上アーム41のIGBT41aをオン、下アーム42のIGBT42aをオフすると、リアクトル43に蓄積されているエネルギーがインバータ出力回路5への電源供給ライン6に直流電源2よりも大きな電源電圧を印加する。このような上下アーム41、42のIGBT41a、42aのオンオフ動作を交互に繰り返し行うことで、一定の電源電圧をインバータ出力回路5側に供給することができる。
なお、昇圧回路4とインバータ出力回路5との間において、電源供給ライン6とGNDライン7との間にコンデンサ8および抵抗9が並列的に接続されている。コンデンサ8は、平滑用コンデンサであり、昇圧回路4における上下アーム41、42のIGBT41a、42aのスイッチング時のリプルの低減やノイズの影響を抑制して一定な電源電圧を形成するために用いられる。抵抗9は、放電抵抗であり、昇圧回路4における上アーム41のIGBT41aのオフ時に、コンデンサ8に蓄えられているエネルギーを消費するために備えられている。
インバータ出力回路5は、直列接続した上下アーム51〜56が三相分並列接続された構成とされ、上アーム51、53、55と下アーム52、54、56との中間電位を三相モータ3のU相、V相、W相の各相に順番に入れ替えながら印加する。すなわち、上下アーム51〜56は、それぞれ、IGBT51a〜56aおよびFWD51b〜56bを備えた構成とされ、各相の上下アーム51〜56のIGBT51a〜56aがオンオフ制御されることで、三相モータ3に対して周期の異なる三相の交流電流を供給する。これにより、三相モータ3の駆動を可能としている。
本実施形態では、昇圧回路4における上下アーム41、42もしくはインバータ出力回路5における上下アーム51〜56の1相分に対して本発明の一実施形態を適用することで、2つのアームを構成する半導体チップを1つにパッケージ化した2in1構造の半導体モジュールとしている。
図2に、半導体モジュール10の断面図を示す。また、図3に半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図を示す。なお、図2は、樹脂モールドを行った後における図3のA−A’断面に相当する断面図である。この図は断面図ではないが、便宜上部分的にハッチングを示してある。以下、これらの図を参照して本実施形態に係る半導体モジュール10の構成について説明する。
図2および図3に示すように、半導体モジュール10は、半導体チップ11、各種リード12、13、14、制御端子15および上下のヒートシンク16、17等を樹脂モールド部18にて樹脂モールドして一体化した構造とされている。具体的には、下側のヒートシンク16の上にはんだ等を介して半導体チップ11を接続すると共に、半導体チップ11の上にはんだ等を介して金属ブロック19を接続したのち、さらに金属ブロック19の上にはんだ等を介して上側のヒートシンク17を接続し、これらを樹脂モールド部18にて樹脂モールドすることで一体化している。
半導体チップ11は、上下アーム41、42、51〜56を構成する素子が形成されたもので、2つの半導体チップ11a、11bが備えられている。各半導体チップ11a、11bの基本構造は同じ構造とされているが、一方に上アーム41、51、53、55が形成され、他方に下アーム42、52、54、56が形成されている。例えば図2の紙面左側の半導体チップ11aに上アーム41、51、53、55、紙面右側の半導体チップ11bに下アーム42、52、54、56が形成されている。本実施形態では、半導体チップ11a、11bに形成されるIGBT41a、42a、51a〜56aおよびFWD41b、42b、51b〜56bを基板垂直方向に電流を流す縦型素子として形成しており、半導体チップ11a、11bの表面側と裏面側に各種パッドが形成されている。具体的には、図3に示すように、半導体チップ11a、11bの表面側には、IGBT41a、42a、51a〜56aのゲートに接続される半導体パワー素子の制御用パッドが形成されていると共に、IGBT41a、42a、51a〜56aのエミッタおよびFWD41b、42b、51b〜56bのカソードに接続されるパッドが形成されている。また、裏面側は、裏面全面がIGBT51a〜56aのコレクタおよびFWD41b、42b、51b〜56bのアノードに繋がるパッド(図示せず)とされている。
なお、半導体チップ11の表面側に接続される金属ブロック19は、例えば銅などの熱伝導率が高い金属で構成される。上アーム側の金属ブロック19aは、半導体チップ11aに形成されたIGBT41a、42a、51a〜56aのエミッタおよびFWD41b、51b、53b、55bのカソードに接続されるパッドに接続されている。下アーム側の金属ブロック19bは、半導体チップ11bに形成されたIGBT42a、52a、54a、56aのエミッタおよびFWD42b、52b、54b、56bのカソードに接続されるパッドに接続されている。
リード12〜14は、図3に示すように正極リード12と出力リード13および負極リード14を備えた構成とされている。これらリード12〜14は、制御端子15および後述する接続部材20等と共に、例えば一枚の金属板をプレス加工することで形成されている。各リード12〜14や制御端子15および接続部材20は、リードフレーム30としてフレーム31に繋がった一体化構造とされており、これらがはんだ等により各ヒートシンク16、17や半導体チップ11と接続されている。なお、図3は、断面図ではないが、図を見易くするために部分的にハッチングを示してある。細線ハッチングで示した部分は、下側のヒートシンク16と接続されていることを表しており、太線ハッチングで示した部分は、上側のヒートシンク17と接続されていることを表している。
正極リード12は、電源供給ライン6などに接続される端子を構成するものである。図3に示すように、正極リード12は、後述する上アーム側のヒートシンク16aに接続されることにより、半導体チップ11aにおける裏面側、つまり上アーム41、51、53、55のIGBT41a、51a、53a、55aのコレクタおよびFWD41b、51b、53b、55bのアノードに接続されている。具体的には、正極リード12は、一端が接続点Ca1においてはんだ等によりヒートシンク16aと接続されている。ヒートシンク16aは四角形状とされ、接続点Ca1は4つの角部のうちの1つとされている。また、正極リード12は、他端が樹脂モールド部18から露出させられた構造とされ、この正極リード12のうち樹脂モールド部18から露出させられた部分が電源供給ライン6などに接続される。
出力リード13は、上アーム41、51、53、55と下アーム42、52、54、56との間において、三相モータ3に接続される出力端子を構成するものである。出力リード13は、半導体チップ11bの裏面側に接続されることにより、下アーム42、52、54、56のIGBT42a、52a、54a、56aのコレクタおよびFWD42b、52b、54b、56bのアノードに接続されている。具体的には、出力リード13も、一端が接続点Ca2においてはんだ等によってヒートシンク16bと接続されている。ヒートシンク16bは四角形状とされ、接続点Ca2は4つの角部のうちの1つとされている。また、後述する接続部材20が上アーム側のヒートシンク17aと下アーム側のヒートシンク16bとを接続しているため、上アーム41、51、53、55のIGBT41a、51a、53a、55aのエミッタおよびFWD41b、51b、53b、55bのカソードと、下アーム42、52、54、56のIGBT42a、52a、54a、56aのコレクタおよびFWD42b、52b、54b、56bのアノードとが接続されている。このため、出力リード13は、上アーム41、51、53、55と下アーム42、52、54、56との間の中間電位となる。
負極リード14は、GNDラインに接続される端子を構成するものである。この負極リード14は、接続点Ca3において下アーム側のヒートシンク17bに接続されることで、金属ブロック19bを介して半導体チップ11bの表面側、つまり下アーム42、52、54、56のIGBT42a、52a、54a、56aのエミッタおよびFWD42b、52b、54b、56bのカソードに接続されている。負極リード14は、一端が下アーム側のヒートシンク17bの裏面に接続されており、他端が樹脂モールド部18から露出させられた構造とされる。そして、負極リード14のうち樹脂モールド部18から露出させられた部分がGNDラインなどに接続される。
なお、各リード12〜14は、下側のヒートシンク16に接続されるものと、上側のヒートシンク17に接続されるものがあり、接続される高さが異なっているが、各リード12〜14が必要に応じてプレス加工時に折り曲げられることで異なる高さにも対応できるようにしてある。
制御端子15は、上アーム側の制御端子15aと下アーム側の制御端子15bによって構成されている。各制御端子15a、15bは、IGBT41a、42a、51a〜56aのゲート配線等となるもので、半導体チップ11a、11bの表面側に形成されたIGBT41a、42a、51a〜56aのゲートに接続されるパッドにボンディングワイヤ21a、21bを介して電気的に接続されている。これら制御端子15a、15bに対して、半導体チップ11a、11bを挟んだ反対側(半導体チップ11a、11bを結んだ線の反対側)に各リード12〜14が配置されている。そして、上述したように、半導体チップ11a、11bを上側のヒートシンク17a、17bに直接接続するのではなく、金属ブロック19a、19bを介して接続してある。このため、半導体チップ11a、11bからヒートシンク17a、17bとの間の距離を確保できており、ボンディングワイヤ21a、21bがヒートシンク17a、17bと接触しないようにできる。また、制御端子15における半導体チップ11a、11bとは反対側の端部は、樹脂モールド部18から露出させられており、この露出部分を通じて外部との接続が行えるように構成されている。
下側のヒートシンク16は、半導体チップ11a、11bの法線方向から見た形状が四角形とされ、半導体チップ11aに接続されるヒートシンク16aと半導体チップ11bに接続されるヒートシンク16bの二枚によって構成されている。各ヒートシンク16a、16bにおける半導体チップ11a、11bとは反対側の面は、樹脂モールド部18から露出させられており、放熱が行えるようになっている。また、上側のヒートシンク17は、金属ブロック19aを介して半導体チップ11aに接続されるヒートシンク17aと金属ブロック19bを介して半導体チップ11bに接続されるヒートシンク17bの二枚によって構成されている。各ヒートシンク17a、17bにおける半導体チップ11a、11bとは反対側の面は、樹脂モールド部18から露出させられており、放熱が行えるようになっている。これら上下のヒートシンク16、17は、上下アームそれぞれのヒートシンク16の任意の一辺が対向するように並べられると共に、上下アームそれぞれのヒートシンク17の任意の一辺が対向するように並べられている。また、各ヒートシンク16、17は、半導体チップ11a、11bよりも大寸法とされることで、半導体チップ11a、11bの熱を広範囲に拡散させ、広い範囲での放熱が行える構成とされている。
また、接続部材20は、上アーム41、51、53、55と下アーム42、52、54、56との間を接続するものである。接続部材20の太さ、具体的には電流の流れる方向に対する垂直方向(紙面上下方向)に接続部材20を切断したときの断面積は、三相モータ3に供給されるモータ電流に必要な分確保されている。この接続部材20が上アーム側のヒートシンク17aと下アーム側のヒートシンク16bとを接続することで、上アーム41、51、53、55のIGBT41a、51a、53a、55aのエミッタおよびFWD41b、51b、53b、55bのカソードと、下アーム42、52、54、56のIGBT42a、52a、54a、56aのコレクタおよびFWD42b、52b、54b、56bのアノードとが接続されている。このため、接続部材20は、半導体モジュール10が使用される際には上アーム41、51、53、55と下アーム42、52、54、56との中間電位、つまり三相モータ3に対して接続される出力リード13と同電位となる。具体的には、接続部材20は、一端が接続点Ca4において上アーム側の上側のヒートシンク17aの裏面に接続され、他端が接続点Ca5において下アーム側の下側のヒートシンク16bの表面に接続されている。ヒートシンク16bは四角形状とされているため、接続点Ca5は4つの角部のうちの1つとされている。
樹脂モールド部18は、上記各構成部品を成形型に設置し、その成形型内に樹脂を注入してモールド化することで構成される。この樹脂モールド部18により、各リード12〜14および制御端子15の露出箇所以外が覆われることで、半導体チップ11などが保護されている。なお、樹脂モールド部18による樹脂モールドが完了すると、リードフレーム30におけるフレーム31、つまり半導体モジュール10に必要がない不要部分は切断されて除去される。したがって、最終製品としては、図3に示す各リード12〜14や制御端子15a、15bおよび接続部材20等はそれぞれ分断され、電気的に分離された状態となっている。
このような構造により、本実施形態にかかる2in1構造の半導体モジュール10が構成されている。そして、このような半導体モジュール10では、樹脂モールド部18による樹脂モールドを行う際に、モールド圧によって各構成部品が傾くことを防止するために、リードフレーム30と下側のヒートシンク16a、16bとの接続形態を以下のようにしている。
すなわち、本実施形態では、上アーム側の下側のヒートシンク16aに接続されるように吊リード32を備えると共に、接続部材20も吊リードとして機能させるようにしている。吊リード32は、本実施形態では第1吊リード32aのみが備えられており、接続点Ca6においてヒートシンク16aに接続されている。ヒートシンク16aは四角形状とされているため、接続点Ca6は4つの角部のうちの1つとされている。
上述したように、正極リード12とヒートシンク16aとは接続点Ca1において接続されており、出力リード13とヒートシンク16bとは接続点Ca2において接続されている。このため、ヒートシンク16aに関しては、接続点Ca1と接続点Ca6においてリードフレーム30と接続されることになり、ヒートシンク16bに関しては、接続点Ca2と接続点Ca5においてリードフレーム30と接続されることになる。接続点Ca1と接続点Ca6は、共に、四角形状とされたヒートシンク16aの各角部とされ、これらが対角線上に配置されるようにしている。また、接続点Ca2と接続点Ca5についても、四角形状とされたヒートシンク16bの各角部とされ、これらが対角線上に配置されるようにしている。
このように、ヒートシンク16a、16bの少なくとも一方の対角線上において、リードフレーム30とヒートシンク16a、16bとが接続されるように、各リード12〜14と接続部材20および第1吊リード32aを配置している。このため、樹脂モールド時にモールド圧によって構成部品が傾くことを抑制することが可能となる。また、基本的には、ヒートシンク16a、16bの少なくとも一方の対角線上において、リードフレーム30とヒートシンク16a、16bとが接続されることで、モールド圧による構成部品の傾きを抑制することが可能となるが、本実施形態では、さらに、負極リード14や接続部材20がその対角線上とは異なるもう一つの角部(接続点Ca3、Ca4)においてヒートシンク17a、17bと接続されるようにしている。このため、よりモールド圧による構成部品の傾きを十分に抑制することが可能となる。
そして、接続部材20を吊リードとしても機能させているため、ヒートシンク16bのうち出力リード13と接続される接続点Ca2と対角の関係にある角部において、別途吊リードを備えてヒートシンク16bとリードフレーム30とを接続する必要がない。このため、別途吊リードを備える場合と比較して、次のような効果を得ることができる。
接続部材20とは他に別途吊リードを備える場合には、その吊リードを備える分のスペースが必要になる。特に、従来では、図15に示したように、接続部材J20を各ヒートシンクJ16a、J16bの角部ではなく対向する辺の中央位置に配置し、各ヒートシンクJ16a、J16bの角部において吊リードJ32b、J32cに接続していたため、2つの吊リードJ32b、J32cを配置するスペースが必要になっていた。また、制御端子J15a付近に存在する吊リードJ32bと制御端子J15aには、それぞれ上アームの半導体パワー素子のコレクタ電位とエミッタ電位(中間電位に等しい)が印加されることになる。このため、これらの間b1に対して、インバータ動作時には1000V以上の電圧が印加される場合がある。同様に、吊リードJ32bと吊リードJ32cの間b2には、上アーム側の半導体パワー素子のコレクタ電位と中間電位の電位差が印加され、吊リードJ32cと制御端子J15bとの間b3には、中間電位と下アーム側の半導体パワー素子のエミッタ電位の電位差が印加される。そして、吊リードJ32b、J32cや制御端子J15b等が最終製品としては樹脂モールド部J18から露出させられるため、b1、b2、b3はそれぞれの電位差に対応した沿面距離を確保する必要があった。
このため、半導体モジュールJ10の横幅、つまり半導体チップJ11a、J11bが並べられる方向の幅を拡大させ、半導体モジュールJ10の小型化を行うことができなかった。また、吊リードJ32b、J32cを備えている分だけリードフレームJ30との接続数が多くなるし、上アーム側のヒートシンクJ17aと下アーム側のヒートシンクJ16bとの間を接続する接続部材J20が単独部品であるため、特異な手段で固定する必要があり、組立てが複雑になるという問題もあった。
これに対して、本実施形態では、接続部材20を吊リードとしても機能させているため、別途吊リードを備える必要がない。また、接続部材20は中間電位となり、上アーム側の制御端子15aは上アーム側のIGBT41a、51a、53a、55aのエミッタ電位(中間電位に等しい)が印加されるため、これらの間a1について沿面距離を確保する必要が無くなる。その一方、接続部材20は中間電位となり、下アーム側の制御端子15bは下アーム側のIGBT42a、52a、54a、56aのエミッタ電位(GND電位に等しい)が印加されるため、これらの間a2について沿面距離を確保する必要がある。しかしながら、本実施形態のように接続部材20のみを両制御端子15a、15bの間に配置する場合、従来の別途吊リードを設ける形態のように、2つの吊リードJ32b、J32cを両制御端子J15a、J15bの間に配置する場合と比較して、接続部材20から制御端子15bまでの距離を確保し易い。このため、接続部材20から制御端子15bまでの沿面距離を確保しても、十分に上下アーム41、42、51〜56の構成部品を近づけて配置することが可能となる。
したがって、半導体モジュール10の横幅、つまり半導体チップ11a、11bが並べられる方向の幅を縮小させられ、半導体モジュール10の小型化が可能となる。また、吊リードを省略できるため、第1〜第4ヒートシンク16a、16b、17a、17bとリードフレーム30との接続点数を全体として少なくできるし、上アーム側のヒートシンク17aと下アーム側のヒートシンク16bとの間を接続する接続部材20をリードフレーム30の一部によって構成できるため、特異な手段で固定する必要がなくなり、組付け性を向上させることも可能となる。
以上説明したように、本実施形態の半導体モジュール10によれば、接続部材20を吊リードとしても機能させるようにしている。これにより、吊リード32の数を少なくできると共に、各制御端子15a、15bの間において、ヒートシンク16aに接続される吊リードやヒートシンク16bに接続される吊リードを2つとも備えるような構造にしなくても済む。このため、各制御端子15a、15bから吊リード(本実施形態の場合は、吊リードとして機能させられる接続部材20)までの沿面距離を確保でき、半導体モジュール10の横幅、つまり半導体チップ11a、11bが並べられる方向の幅を縮小させられ、半導体モジュール10の小型化が可能となる。また、吊リードを省略できるため、リードフレーム30との接続数が少なくなるし、上アーム側のヒートシンク17aと下アーム側のヒートシンク16bとの間を接続する接続部材20をリードフレーム30の一部によって構成できるため、特異な手段で固定する必要がなくなり、組付け性を向上させることも可能となる。
さらに、ヒートシンク16a、16bの少なくとも一方の対角線上において、リードフレーム30とヒートシンク16a、16bとが接続されるように、各リード12〜14と接続部材20および第1吊リード32aを配置している。このため、樹脂モールド時にモールド圧によって構成部品が傾くことを抑制することも可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の半導体モジュール10は、第1実施形態に対して接続部材20の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4に、本実施形態にかかる半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図を示す。なお、本実施形態にかかる半導体モジュール10の断面構造については、第1実施形態で説明した図2と同様である。また、図4は断面図ではないが、便宜上部分的にハッチングを示してある。
本実施形態では、接続点Ca4、Ca5、つまり接続部材20と上アーム側のヒートシンク17aと下アーム側のヒートシンク16bとの接続箇所での接続面積を第1実施形態よりも拡大している。具体的には、接続部材20のうち電流が流れる方向に対する垂直方向の寸法を第1実施形態と比較して拡大し、各リード12〜14のうち電流の流れる方向に対する垂直方向の寸法以上としている。そして、その方向において、接続部材20と上アーム側のヒートシンク17aと下アーム側のヒートシンク16bとの接続長さを第1実施形態よりも長くしている。このような構成とすれば、接続部材20とヒートシンク17aやヒートシンク16bとの固定をより強固に行うことが可能となる。
また、このような構成とすれば、接続部材20を電流が流れる方向に対する垂直方向に切断したときの断面積が、各リード12〜14を電流の流れる方向に対する垂直方向に切断したときの断面積以上となる。このため、接続部材20が構成する電流経路の断面積をより拡大することができ、接続部材20が流すことを許容できる電流量も多くすることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の半導体モジュール10は、第1、第2実施形態に対して接続部材20とヒートシンク17aとの接続形態を変更したものであり、その他に関しては第1、第2実施形態と同様であるため、第1、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5に、半導体モジュール10の断面図を示す。また、図6に半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図を示す。なお、図5は、樹脂モールドを行った後における図6のB−B’断面に相当する断面図である。この図は断面図ではないが、便宜上部分的にハッチングを示してある。
図5および図6に示されるように、本実施形態では、上アーム側の上側のヒートシンク17aに対する接続部材20の接続を、ヒートシンク17aの裏面ではなくヒートシンク17aの側面としている。例えば、プレス加工時に、接続部材20を2箇所で折り曲げることによりリードフレーム30のフレーム31に対して部分的に垂直となる部位を設け、その部位において接続部材20がヒートシンク17aに側面と接続されるようにしている。
このように、接続部材20をヒートシンク17aの側面に接続するようにしても良い。このような形態とすれば、上下アーム接続の公差を垂直方向(半導体チップ11に対する法線方向)ではなく、平面方向で吸収することが可能となる。
なお、図6では第1実施形態の構造に対して接続部材20がヒートシンク17aの側面に接続される場合について示したが、勿論、第2実施形態の構造に対して同様の構造を適用することもできる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の半導体モジュール10は、第1実施形態に対して接続部材20の形状を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図7に、本実施形態にかかる半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図を示す。なお、本実施形態にかかる半導体モジュール10の断面構造については、第1実施形態で説明した図2と同様である。また、図7は断面図ではないが、便宜上部分的にハッチングを示してある。
この図に示されるように、接続部材20の角部、具体的には半導体チップ11の法線方向から見て接続部材20のうちヒートシンク17aやヒートシンク16bとオーバラップする両角部を面取りした構造としている。このような構造とすることで、以下の効果を得ることができる。この効果について、図8を参照して説明する。
図8(a)、(b)は、本実施形態のように接続部材20の角部を面取りした場合と第1実施形態のように面取りしていない場合、それぞれの場合の位置合わせ治具33との関係を示した図である。
図8(a)、(b)に示すように、接続部材20と各半導体チップ11a、11bとの間隔が一定間隔空くように各接続点Ca1〜C6で接続を行うに際し、位置合わせ治具33を用いている。
位置合わせ治具33には、半導体チップ11a、11bを配置する開口部33a、33bと接続部材20が嵌め込まれる凹部33cが形成されている。そして、このような位置合わせ治具33を用いて、次のようにして各接続点Ca1〜C6で接続点での接続を行っている。
まず、所定間隔空けて各ヒートシンク16a、16bを設置する。続いて、ヒートシンク16a、16b上にリードフレーム30を配置したのち、リードフレーム30の開口箇所に位置合わせ治具33を配置する。位置合わせ治具33の形状や寸法は、リードフレーム30の開口箇所と対応して設定されており、リードフレーム30の開口箇所に位置合わせ治具33を配置したときに、凹部33c内に接続部材20が嵌まり込むと共に、開口部33a、33bや凹部33cが所望位置に配置される。
さらに、位置合わせ治具33の開口部33a、33bにはんだ等を介して半導体チップ11a、11bを設置する。そして、接続点Ca1、Ca2、Ca5、Ca6において、リードフレーム30の各部とヒートシンク16a、16bとを接続する。例えば、はんだによって接続する場合には、リードフレーム30をヒートシンク16a、16b上に配置する前に、これらのいずれかにおける接続点Ca1、Ca2、Ca5、Ca6と対応する場所にはんだを配置しておくようにする。その後、はんだリフローを行うことにより、半導体チップ11a、11bをヒートシンク16a、16bとを接続すると共に、接続点Ca1、Ca2、Ca5、Ca6においてリードフレーム30の各部とヒートシンク16a、16bとを接続することができる。この後、位置合わせ治具33を取り外した後、各半導体チップ11a、11bの上に金属ブロック19a、19bを介してヒートシンク17a、17bを配置し、これらを接続すると共に、接続点Ca3、Ca4においてリードフレーム30の各部とヒートシンク17a、17bとを接続する。これらの接続も、例えばはんだ等によって行うことができる。上記リフローについては、各構成部品の設置が完了した後で行っても良い。
このように、位置合わせ治具33を用いた接続を行うに際し、第1実施形態のように接続部材20の角部を面取りしていないと、図8(b)に示すように、開口部33a、33bと凹部33cとの間において位置合わせ治具33が細くなる。これに対して、本実施形態のように接続部材20の角部を面取りしていると、図8(a)に示すように、開口部33a、33bと凹部33cとの間において位置合わせ治具33が細くなることを抑制できる。これにより、位置合わせ治具33の強度を確保することが可能となる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態の半導体モジュール10は、第1実施形態に対して出力リード13および接続部材20の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図9に、本実施形態にかかる半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図を示す。なお、本実施形態にかかる半導体モジュール10の断面構造については、第1実施形態で説明した図2と同様である。また、図9は断面図ではないが、便宜上部分的にハッチングを示してある。
図9に示すように、本実施形態では、接続部材20を出力リード13と一体化した構造としている。つまり、接続部材20も出力リード13も共に中間電位とされることから、これらを接続しても構わない。このため、本実施形態では、接続部材20を半導体チップ11a、11bを挟んで制御端子15a、15bと反対側に配置すると共に、出力リード13を正極リード12と負極リード14の間に配置し、出力リード13が接続部材20を介して上アーム側の上側のヒートシンク17aや下アーム側の下側のヒートシンク16bと接続されるようにしている。
さらに、本実施形態では、吊リード32として上アーム側の第1吊リード32aに加えて下アーム側の第2吊リード32bを備え、かつ、リードフレーム30の各ヒートシンク16、17との接続点Cb1〜Cb6を以下のようにしている。
具体的には、正極リード12とヒートシンク16aとの接続点Cb1については、ヒートシンク16aの角部のうちヒートシンク16bから遠い側かつ制御端子15aからも遠い側の角部(紙面左上の角部)としてある。出力リード13とヒートシンク16bとの接続点Cb2については、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから近い側かつ制御端子15bから遠い側の角部(紙面左上の角部)とされている。負極リード14とヒートシンク17bとの接続点Cb3については、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから遠い側かつ制御端子15bからも遠い側の角部(紙面右上の角部)としてある。
さらに、出力リード13とヒートシンク17aとの接続点Cb4については、ヒートシンク17aの角部のうちヒートシンク17bから近い側かつ制御端子15aから遠い側の角部(紙面右上の角部)としてある。第1吊リード32aとヒートシンク16aとの接続点Cb5については、ヒートシンク16aの角部のうちヒートシンク16bから近い側かつ制御端子15aからも近い側の角部(紙面右下の角部)としてある。また、第2吊リード32bとヒートシンク16bとの接続点Cb6については、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから遠い側かつ制御端子15aから近い側の角部(紙面右下の角部)としてある。
このような構成とすることにより、第1実施形態と同様に、ヒートシンク16a、16bの少なくとも一方の対角線上において、リードフレーム30とヒートシンク16a、16bとが接続されるようにできる。このため、樹脂モールド時にモールド圧によって構成部品が傾くことを抑制することが可能となる。さらに、負極リード14や接続部材20がその対角線上とは異なるもう一つの角部(接続点Cb3、Cb4)においてヒートシンク17a、17bと接続されるようにしている。このため、よりモールド圧による構成部品の傾きを十分に抑制することが可能となる。したがって、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態でも、接続部材20の角部、具体的には半導体チップ11の法線方向から見て接続部材20のうちヒートシンク17aやヒートシンク16bとオーバラップする両角部を面取りした構造としている。このため、第5実施形態と同様の効果を得ることもできる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態の半導体モジュール10は、第5実施形態に対して出力リード13および接続部材20の構成を変更したものであり、その他に関しては第5実施形態と同様であるため、第5実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図10に、本実施形態にかかる半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図を示す。なお、本実施形態にかかる半導体モジュール10の断面構造については、第1実施形態で説明した図2と同様である。また、図10は断面図ではないが、便宜上部分的にハッチングを示してある。
図10に示すように、本実施形態でも、第5実施形態と同様に、接続部材20を出力リード13と一体化した構造としているが、出力リード13が制御端子15a、15b側から引き出されるようにしている。さらに、本実施形態では、吊リード32として上アーム側の第1吊リード32aに加えて下アーム側に第2、第3吊リード32b、32cを備え、かつ、リードフレーム30の各ヒートシンク16、17との接続点Cc1〜Cc7を以下のようにしている。
具体的には、正極リード12とヒートシンク16aとの接続点Cc1については、ヒートシンク16aの角部のうちヒートシンク16bから近い側かつ制御端子15aから遠い側の角部(紙面右上の角部)としてある。出力リード13とヒートシンク16bとの接続点Cc2については、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから近い側かつ制御端子15bからも近い側の角部(紙面左下の角部)とされている。負極リード14とヒートシンク17bとの接続点Cc3については、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから遠い側かつ制御端子15bからも遠い側の角部(紙面右上の角部)としてある。
さらに、出力リード13とヒートシンク17aとの接続点Cc4については、ヒートシンク17aの角部のうちヒートシンク17bから近い側かつ制御端子15aからも近い側の角部(紙面右下の角部)としてある。第1吊リード32aとヒートシンク16aとの接続点Cc5については、ヒートシンク16aの角部のうちヒートシンク16bから遠い側かつ制御端子15aから近い側の角部(紙面左下の角部)としてある。また、第2吊リード32bとヒートシンク16bとの接続点Cc6については、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから遠い側かつ制御端子15aから近い側の角部(紙面右下の角部)としてある。また、第3吊リード32cとヒートシンク16bとの接続点Cc7については、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから近い側かつ制御端子15aから遠い側の角部(紙面左上の角部)としてある。
このような構成とすることで、出力リード13を制御端子15側から引き出すことができる。また、第1実施形態と同様に、ヒートシンク16a、16bの少なくとも一方の対角線上において、リードフレーム30とヒートシンク16a、16bとが接続されるようにできる。このため、樹脂モールド時にモールド圧によって構成部品が傾くことを抑制することが可能となる。さらに、負極リード14や接続部材20がその対角線上とは異なるもう一つの角部(接続点Cc3、Cc4)においてヒートシンク17a、17bと接続されるようにしている。このため、よりモールド圧による構成部品の傾きを十分に抑制することが可能となる。したがって、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態の半導体モジュール10は、第6実施形態に対して負極リード14および第3吊リード32cの構成を変更したものであり、その他に関しては第6実施形態と同様であるため、第6実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図11に、本実施形態にかかる半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図を示す。なお、本実施形態にかかる半導体モジュール10の断面構造については、第1実施形態で説明した図2と同様である。また、図11は断面図ではないが、便宜上部分的にハッチングを示してある。
図11に示すように、本実施形態では、第6実施形態に対して、負極リード14と第3吊リード32cの位置を入れ替えている。すなわち、負極リード14が正極リード12に近接配置されるようにし、負極リード14とヒートシンク17bとの接続点Cc3が、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから近い側かつ制御端子15bから遠い側の角部(紙面左上の角部)となるようにしている。また、第3吊リード32cとヒートシンク16bとの接続点Cc3については、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから遠い側かつ制御端子15bからも遠い側の角部(紙面右上の角部)としてある。
このように、負極リード14を正極リード12側に近づけて配置することもできる。そして、このような構成とすれば、インダクタンスを低減することができる。このため、インバータ1の要求に応じて、インダクタンスの低減を図りたい場合には、本実施形態のような構造をとすることが好ましい。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態の半導体モジュール10は、二相分の上下アームを一体構造とした4in1構造のものであり、その他に関しては第1〜第7実施形態と同様であるため、第1〜第7実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図12(a)、(b)は、半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図であり、(a)は樹脂モールド部18を除く半導体モジュール10の構成部品のうち上側のヒートシンク17a、17bおよび負極リード14を除いた部分のレイアウト図、(b)は上側のヒートシンク17a、17bおよび負極リード14のレイアウト図である。なお、図12(a)、(b)は断面図ではないが、便宜上部分的にハッチングを示してある。図13は、本実施形態にかかる半導体モジュール10の等価回路図である。
図12(a)、(b)に示すように、本実施形態では、U相とV相の二相分の上下アームを備えた構成とされている。このため、図13に示すように、本実施形態の半導体モジュール10の等価回路はHブリッジ状に配置されたものとなる。
具体的には、U相およびV相それぞれの出力リード13同士を連結部13aにて接続してある。U相およびV相それぞれの負極リード14はリードフレーム30とは別体とされ、各相の下アーム側のヒートシンク17bに対して接続された構造となっている。そして、U相では第1〜第3吊リード32a〜32cを備えると共に、V相では第4、第5吊リード32d、32eを備え、かつ、リードフレーム30の各ヒートシンク16、17との接続点Cd1〜Cd15を以下のようにしている。
まず、U相について説明する。正極リード12とヒートシンク16aとの接続点Cd1については、ヒートシンク16aの角部のうちヒートシンク16bから近い側かつ制御端子15aから遠い側の角部(紙面右上の角部)としてある。出力リード13とヒートシンク17aとの接続点Cd2については、ヒートシンク17aの角部のうちヒートシンク17bから遠い側かつ制御端子15aからも遠い側の角部(紙面左上の角部)としてある。負極リード14とヒートシンク17bとの接続点Cd3については、ヒートシンク17bの角部のうちヒートシンク17aから近い側かつ制御端子15bから遠い側の角部(紙面左上の角部)としてある。
接続部材20とヒートシンク17aとの接続点Cd4については、ヒートシンク17aの角部のうちヒートシンク17bから近い側かつ制御端子15bからも近い側の角部(紙面右下の角部)としてある。また、接続部材20とヒートシンク16bとの接続点Cd5については、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから近い側かつ制御端子15bからも近い側の角部(紙面左下の角部)としてある。
さらに、第1吊リード32aとヒートシンク16aとの接続点Cd6については、ヒートシンク16aの角部のうちヒートシンク16bから遠い側かつ制御端子15aから近い側の角部(紙面左下の角部)としてある。第2吊リード32bとヒートシンク17bとの接続点Cd7については、ヒートシンク17bの角部のうちヒートシンク17aから遠い側かつ制御端子15aから近い側の角部(紙面右下の角部)としてある。また、第3吊リード32cとヒートシンク16bとの接続点Cd8については、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから遠い側かつ制御端子15aからも遠い側の角部(紙面右上の角部)としてある。
次に、V相について説明する。正極リード12とヒートシンク16aとの接続点Cd9については、ヒートシンク16aの角部のうちヒートシンク16bから近い側かつ制御端子15aから遠い側の角部(紙面右上の角部)としてある。出力リード13とヒートシンク16bとの接続点Cd10については、ヒートシンク16bの角部のうちヒートシンク16aから遠い側かつ制御端子15bからも遠い側の角部(紙面右上の角部)としてある。負極リード14とヒートシンク17bとの接続点Cd11については、ヒートシンク17bの角部のうちヒートシンク17aから近い側かつ制御端子15bから遠い側の角部(紙面左上の角部)としてある。
接続部材20とヒートシンク17aとの接続点Cd12、および、接続部材20とヒートシンク16bとの接続点Cd13については、U相と同様である。また、第4吊リード32dとヒートシンク16aとの接続点Cd14、および、第5吊リード32eとヒートシンク17bとの接続点Cd15については、U相における第1吊リード32aとヒートシンク16aとの接続点Cd6、および、第2吊リード32bとヒートシンク17bとの接続点Cd7と同様である。
このような構造により、4in1構造の半導体モジュール10を構成している。このようにしても、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。図12では、第1〜第5実施形態のように、各リード12〜14が制御端子15と反対側から引き出される形態とする場合について説明したが、第6、第7実施形態のように、出力リード13が制御端子15と同じ側から引き出される形態とすることもできる。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態について説明する。本実施形態の半導体モジュール10は、三相分の上下アームを一体構造とした6in1構造のものであり、その他に関しては第1〜第8実施形態と同様であるため、第1〜第8実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図14(a)、(b)は、半導体モジュール10を樹脂モールドする前の状態の概略レイアウト図であり、(a)は樹脂モールド部18を除く半導体モジュール10の構成部品のうち上側のヒートシンク17a、17bおよび負極リード14を除いた部分のレイアウト図、(b)は上側のヒートシンク17a、17bおよび負極リード14のレイアウト図である。
図14(a)、(b)に示すように、本実施形態では、U相、V相、W相の三相分の上下アームを備えた構成とされている。このため、本実施形態の半導体モジュール10の等価回路は図1に示すインバータ出力回路6の三相分すべてが備えられた構造となる。
図14(a)、(b)に示すように、本実施形態の半導体モジュール10は、U相およびV相については、第8実施形態で説明した二相分の上下アームを備えた4in1構造と同様とされているが、この構造に対してW相にかかわる構造を追加した構成とされている。すなわち、W相の出力リード13については、U相およびV相それぞれの出力リード13同士を接続する連結部13aに接続してある。また、W相の負極リード14も、U相およびV相それぞれの負極リード14と一体構造としてあり、リードフレーム30とは別体としてある。そして、W相に第6、第7吊リード32f、32gを備えている。W相におけるリードフレーム30の各ヒートシンク16、17との接続点Cd16〜Cd22は、U相のにおけるリードフレーム30の各ヒートシンク16、17との接続点Cd9〜Cd15と同様とされている。
このような構造により、6in1構造の半導体モジュール10を構成している。このようにしても、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。図14では、第1〜第5実施形態のように、各リード12〜14が制御端子15と反対側から引き出される形態とする場合について説明したが、第6、第7実施形態のように、出力リード13が制御端子15と同じ側から引き出される形態とすることもできる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、ヒートシンク16、17とリードフレーム30との接続をはんだ等として説明したが、はんだの他、かしめ、溶接、超音波による接続など、どのような接続形態であっても構わない。
また、上記実施形態では、三相モータ3を駆動するインバータ1について説明したが、半導体モジュール10の適用対象としてインバータ1に限るものではなく、少なくとも半導体モジュール10が備えられるものであれば、どのようなものに対しても第1〜第3実施形態に示した構成を適用することができる。例えば、コンバータなどに対して第1〜第3実施形態に示した構成を適用することができる。
また、上記3〜第6実施形態では、半導体チップ11にIGBT41a、42a、51a〜56aやFWD41b、42b、51b〜56bが一体形成されているものについて説明したが、第2実施形態のように、これらがそれぞれ別チップとされている構造としても良い。さらに、半導体パワー素子としてIGBTを例に挙げて説明したが、他の素子、例えばパワーMOSFETなどが用いられる場合についても、本発明を適用することも可能である。
また、上記各実施形態では、各半導体チップ11a、11bにIGBT41a、42a、51a〜56aやFWD41b、42b、51b〜56bが一体形成されているものについて説明したが、これらがそれぞれ別チップとされている構造としても良い。
また、上記各実施形態では、各上側のヒートシンク17a、17bと金属ブロック19a、19bとを別体として構成したが、これらが一体形成されているような構造であっても良い。
また、上記第2実施形態では、接続部材20の寸法の拡大を第1実施形態のレイアウトとされる半導体モジュール10に適用した場合について説明した。しかしながら、これも単なる一例を示したに過ぎず、第3〜第9実施形態のレイアウトとされる半導体モジュール10に適用することもできる。なお、第5実施形態などのように、接続部材20の面取りを行うような場合には、電流が流れる経路に対する垂直方向の寸法のうち最も短い部分が各リード12〜14よりも大きくなるようにすれば、第2実施形態に示した効果を得ることができる。
さらに、上記第3実施形態では、接続部材20の接続を、ヒートシンク17aの裏面ではなくヒートシンク17aの側面とする場合の一例として、本構造を第1実施形態のレイアウトとされる半導体モジュール10に適用した場合について説明した。しかしながら、これも単なる一例を示したに過ぎず、第2、第4〜第9実施形態のレイアウトとされる半導体モジュール10に適用することもできる。
また、上記各実施形態では、第1〜第4ヒートシンク16a、16b、17a、17bを四角形板状部材にて構成する場合について説明したが、必ずしも四角形状である必要は無い。そのような場合であっても、各リード12〜14や吊リード32の配置が上記各実施形態で示した配置であれば、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
1 インバータ
3 三相モータ
4 昇圧回路
5 インバータ出力回路
10 半導体モジュール
11 半導体チップ
12 正極リード
13 出力リード
14 負極リード
15 制御端子
16、17 ヒートシンク
18 樹脂モールド部
20 接続部材
30 リードフレーム
32(32a〜32g) 吊リード
41、51、53、55 上アーム
42、52、54、56 下アーム

Claims (15)

  1. 表面および裏面を有し、縦型の半導体パワー素子(41a、42a、51a〜56a)が形成された上アーム(41、51、53、55)を構成する第1半導体チップ(11a)および下アーム(42、52、54、56)を構成する第2半導体チップ(11b)と、
    前記第1半導体チップ(11a)の裏面側に備えられるパッドに接続される第1ヒートシンク(16a)と、
    前記第1ヒートシンク(16a)に接続される正極リード(12)と、
    前記第1半導体チップ(11a)の表面側に備えられる前記半導体パワー素子の制御用パッドにボンディングワイヤ(21a)を介して電気的に接続される第1制御端子(15a)と、
    前記第1半導体チップ(11a)の表面側に接続される第2ヒートシンク(17a)と、
    前記第2半導体チップ(11b)の裏面側に備えられるパッドに接続される第3ヒートシンク(16b)と、
    前記第2半導体チップ(11b)の表面側に備えられる前記半導体パワー素子の制御用パッドにボンディングワイヤ(21b)を介して電気的に接続される第2制御端子(15b)と、
    前記第2半導体チップ(11b)の表面側に接続される第4ヒートシンク(17b)と、
    前記第4ヒートシンク(17b)に接続される負極リード(14)と、
    前記第2ヒートシンク(17a)と前記第3ヒートシンク(16b)とを接続する接続部材(20)と、
    前記第2ヒートシンク(17a)と前記第3ヒートシンク(16b)および前記接続部材(20)のいずれかに接続される出力リード(13)と、
    前記第1〜第4ヒートシンク(16a、17a、16b、17b)のうち前記第1もしくは第2半導体チップ(11a、11b)と反対側の面に加えて、前記正極リード(12)と前記出力リード(13)および前記負極リード(14)の一端と前記第1、第2制御端子(15a、15b)の一端を露出させつつ、前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)を覆う樹脂モールド部(18)とを有し、
    前記正極リード(12)、前記出力リード(13)および前記第1、第2制御端子(15a、15b)をフレーム(31)にて繋いだリードフレーム(30)の状態で前記樹脂モールド部(18)による樹脂モールドを行った後、前記フレーム(31)から前記正極リード(12)、前記出力リード(13)および前記第1、第2制御端子(15a、15b)を切断することで形成される半導体モジュールであって、
    前記接続部材(20)は、前記第2ヒートシンク(17a)と前記第3ヒートシンク(16a)とに接続され、前記樹脂モールド時に前記フレーム(31)に繋がる吊リードとして機能させられており、前記樹脂モールド後に前記フレーム(31)から切断されていることを特徴とする半導体モジュール。
  2. 前記接続部材(20)は、前記第2ヒートシンク(17a)のうち前記第4ヒートシンク(17b)側の角部と前記第3ヒートシンク(16a)のうち前記第1ヒートシンク(16a)側の角部とに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
  3. 前記第1ヒートシンク(16a)と前記第3ヒートシンク(16b)とが一方向に並べられて配置されていると共に、前記第2ヒートシンク(17a)と前記第4ヒートシンク(17b)とが前記一方向と同方向に並べられて配置されており、
    前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)を挟んで前記第1、第2制御端子(15a、15b)と反対側に前記正極リード(12)、前記出力リード(13)および前記負極リード(14)が配置されていると共に、前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側に第1吊リード(32a)が備えられ、
    前記正極リード(12)は、第1接続点(Ca1)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第1半導体チップ(11a)を挟んで前記第1制御端子(15a)と反対側に接続され、
    前記出力リード(13)は、第2接続点(Ca2)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第2半導体チップ(11b)を挟んで前記第2制御端子(15b)と反対側に接続され、
    前記負極リード(14)は、第3接続点(Ca3)において前記第4ヒートシンク(17b)のうち前記第2半導体チップ(11b)を挟んで前記第2制御端子(15b)と反対側、かつ、前記出力リード(13)よりも前記第2ヒートシンク(17a)側に接続され、
    前記接続部材(20)は、第4接続点(Ca4)において前記第2ヒートシンク(17a)のうち前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側、かつ、前記第1制御端子(15a)よりも前記第4ヒートシンク(17b)側に接続されていると共に、第5接続点(Ca5)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)側、かつ、前記第2制御端子(15b)よりも前記第1ヒートシンク(16a)側に接続され、
    前記第1吊リード(32a)は、第6接続点(Ca6)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側、かつ、前記第1制御端子(15a)を挟んで前記第3ヒートシンク(16b)の反対側に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体モジュール。
  4. 前記第1〜第4ヒートシンク(16a、17a、16b、17b)は前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)の法線方向から見た形状が四角形とされ、
    前記第1ヒートシンク(16a)の一辺と前記第3ヒートシンク(16b)の一辺とが対向するように配置されていると共に、前記第2ヒートシンク(17a)の一辺と前記第4ヒートシンク(17b)の一辺とが対向するように配置されており、
    さらに、前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)を挟んで前記第1、第2制御端子(15a、15b)と反対側に前記正極リード(12)、前記出力リード(13)および前記負極リード(14)が配置されていると共に、前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側に第1吊リード(32a)が備えられ、
    前記正極リード(12)は、第1接続点(Ca1)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第3ヒートシンク(16b)から近い側かつ前記第1制御端子(15a)から遠い側の角部に接続され、
    前記出力リード(13)は、第2接続点(Ca2)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第1ヒートシンク(16a)から遠い側かつ前記第2制御端子(15b)からも遠い側の角部に接続され、
    前記負極リード(14)は、第3接続点(Ca3)において前記第4ヒートシンク(17b)のうち前記第2ヒートシンク(17a)から近い側かつ前記第2制御端子(15b)から遠い側の角部に接続され、
    前記接続部材(20)は、第4接続点(Ca4)において前記第2ヒートシンク(17a)のうち前記第4ヒートシンク(17b)から近い側かつ前記第1制御端子(15a)からも近い側の角部に接続されていると共に、第5接続点(Ca5)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第1ヒートシンク(16a)から近い側かつ前記第2制御端子(15b)からも近い側の角部に接続され、
    前記第1吊リード(32a)は、第6接続点(Ca6)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第3ヒートシンク(16b)から遠い側かつ前記第1制御端子(15a)から近い側の角部に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体モジュール。
  5. 前記第1ヒートシンク(16a)と前記第3ヒートシンク(16b)とが一方向に並べられて配置されていると共に、前記第2ヒートシンク(17a)と前記第4ヒートシンク(17b)とが前記一方向と同方向に並べられて配置されており、
    前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)を挟んで前記第1、第2制御端子(15a、15b)と反対側に前記正極リード(12)、前記出力リード(13)および前記負極リード(14)が配置されていると共に、前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側に配置された第1吊リード(32a)と前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)側に配置された第2吊リード(32b)とが備えられ、
    前記正極リード(12)は、第1接続点(Cb1)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第1半導体チップ(11a)を挟んで前記第1制御端子(15a)と反対側に接続され、
    前記接続部材(20)は、第2接続点(Cb2)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第2半導体チップ(11b)を挟んで前記第2制御端子(15b)と反対側に接続され、
    前記負極リード(14)は、第3接続点(Cb3)において前記第4ヒートシンク(17b)のうち前記第2半導体チップ(11b)を挟んで前記第2制御端子(15b)と反対側、かつ、前記接続部材(20)よりも前記第2ヒートシンク(17a)から遠い側に接続され、
    前記接続部材(20)は、第4接続点(Cb4)において前記第2ヒートシンク(17a)のうち前記第1半導体チップ(11a)を挟んで前記第1制御端子(15a)と反対側、かつ、前記正極リード(12)よりも前記第4ヒートシンク(17b)側に接続され、
    前記第1吊リード(32a)は、第5接続点(Cb5)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側、かつ、前記第1制御端子(15a)よりも前記第3ヒートシンク(16b)側に接続され、
    前記第2吊リード(32b)は、第6接続点(Cb6)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)側、かつ、前記第2制御端子(15b)を挟んで前記第1ヒートシンク(16a)の反対側に接続され、
    前記出力リード(13)は、前記接続部材(20)に接続され、該接続部材(20)を介して前記第2ヒートシンク(17a)および前記第3ヒートシンク(16b)に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体モジュール。
  6. 前記第1〜第4ヒートシンク(16a、17a、16b、17b)は前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)の法線方向から見た形状が四角形とされ、
    前記第1ヒートシンク(16a)の一辺と前記第3ヒートシンク(16b)の一辺とが対向するように配置されていると共に、前記第2ヒートシンク(17a)の一辺と前記第4ヒートシンク(17b)の一辺とが対向するように配置されており、
    さらに、前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)を挟んで前記第1、第2制御端子(15a、15b)と反対側に前記正極リード(12)、前記出力リード(13)および前記負極リード(14)が配置されていると共に、前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側に配置された第1吊リード(32a)と前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)側に配置された第2吊リード(32b)とが備えられ、
    前記正極リード(12)は、第1接続点(Cb1)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第3ヒートシンク(16b)から遠い側かつ前記第1制御端子(15a)からも遠い側の角部に接続され、
    前記接続部材(20)は、第2接続点(Cb2)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第1ヒートシンク(16a)から近い側かつ前記第2制御端子(15b)から遠い側の角部に接続され、
    前記負極リード(14)は、第3接続点(Cb3)において前記第4ヒートシンク(17b)のうち前記第2ヒートシンク(17a)から遠い側かつ前記第2制御端子(15b)からも遠い側の角部に接続され、
    前記接続部材(20)は、第4接続点(Cb4)において前記第2ヒートシンク(17a)のうち前記第4ヒートシンク(17b)から近い側かつ前記第1制御端子(15a)から遠い側の角部に接続され、
    前記第1吊リード(32a)は、第5接続点(Cb5)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第3ヒートシンク(16b)から近い側かつ前記第1制御端子(15a)からも近い側の角部に接続され、
    前記第2吊リード(32b)は、第6接続点(Cb6)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第1ヒートシンク(16a)から遠い側かつ前記第2制御端子(15b)から近い側の角部に接続され、
    前記出力リード(13)は、前記接続部材(20)に接続され、該接続部材(20)を介して前記第2ヒートシンク(17a)および前記第3ヒートシンク(16b)に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体モジュール。
  7. 前記第1ヒートシンク(16a)と前記第3ヒートシンク(16b)とが一方向に並べられて配置されていると共に、前記第2ヒートシンク(17a)と前記第4ヒートシンク(17b)とが前記一方向と同方向に並べられて配置されており、
    前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)を挟んで前記第1、第2制御端子(15a、15b)と反対側に前記正極リード(12)および前記負極リード(14)が配置されていると共に、前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)に対して前記第1、第2制御端子(15a、15b)側に前記出力リード(13)が配置され、かつ、前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側に配置された第1吊リード(32a)と前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)側に配置された第2吊リード(32b)および前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)と反対側に配置された第3吊リード(32c)とが備えられ、
    前記正極リード(12)は、第1接続点(Cc1)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第1半導体チップ(11a)を挟んで前記第1制御端子(15a)と反対側に接続され、
    前記接続部材(20)は、第2接続点(Cc2)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第2半導体チップ(16b)に対して前記第2制御端子(15b)側、かつ、前記第2制御端子(15b)よりも前記第1ヒートシンク(16a)側に接続され、
    前記負極リード(14)は、第3接続点(Cc3)において前記第4ヒートシンク(17b)のうち前記第2半導体チップ(11b)を挟んで前記第2制御端子(15b)から遠い側に接続され、
    前記接続部材(20)は、第4接続点(Cc4)において前記第2ヒートシンク(17a)のうち前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側、かつ、前記第1制御端子(15a)よりも前記第4ヒートシンク(17b)側に接続され、
    前記第1吊リード(32a)は、第5接続点(Cc5)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側、かつ、前記第1制御端子(15a)を挟んで前記第3ヒートシンク(16b)と反対側に接続され、
    前記第2吊リード(32b)は、第6接続点(Cc6)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)側、かつ、前記第2制御端子(15b)を挟んで前記第1ヒートシンク(16a)と反対側に接続され、
    前記第3吊リード(32c)は、第7接続点(Cc7)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第2半導体チップ(11b)を挟んで前記第2制御端子(15b)と反対側、かつ、前記負極リード(14)よりも前記第1ヒートシンク(16a)側に接続され、
    前記出力リード(13)は、前記接続部材(20)に接続され、該接続部材(20)を介して前記第2ヒートシンク(17a)および前記第3ヒートシンク(16b)に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体モジュール。
  8. 前記第1〜第4ヒートシンク(16a、17a、16b、17b)は前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)の法線方向から見た形状が四角形とされ、
    前記第1ヒートシンク(16a)の一辺と前記第3ヒートシンク(16b)の一辺とが対向するように配置されていると共に、前記第2ヒートシンク(17a)の一辺と前記第4ヒートシンク(17b)の一辺とが対向するように配置されており、
    さらに、前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)を挟んで前記第1、第2制御端子(15a、15b)と反対側に前記正極リード(12)および前記負極リード(14)が配置されていると共に、前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)に対して前記第1、第2制御端子(15a、15b)側に前記出力リード(13)が配置され、かつ、前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側に配置された第1吊リード(32a)と前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)側に配置された第2吊リード(32b)および前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)と反対側に配置された第3吊リード(32c)とが備えられ、
    前記正極リード(12)は、第1接続点(Cc1)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第3ヒートシンク(16b)から近い側かつ前記第1制御端子(15a)から遠い側の角部に接続され、
    前記接続部材(20)は、第2接続点(Cc2)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第1ヒートシンク(16a)から近い側かつ前記第2制御端子(15b)からも近い側の角部に接続され、
    前記負極リード(14)は、第3接続点(Cc3)において前記第4ヒートシンク(17b)のうち前記第2ヒートシンク(17a)から遠い側かつ前記第2制御端子(15b)からも遠い側の角部に接続され、
    前記接続部材(20)は、第4接続点(Cc4)において前記第2ヒートシンク(17a)のうち前記第4ヒートシンク(17b)から近い側かつ前記第1制御端子(15a)からも近い側の角部に接続され、
    前記第1吊リード(32a)は、第5接続点(Cc5)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第3ヒートシンク(16b)から遠い側かつ前記第1制御端子(15a)から近い側の角部に接続され、
    前記第2吊リード(32b)は、第6接続点(Cc6)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第1ヒートシンク(16a)から遠い側かつ前記第2制御端子(15b)から近い側の角部に接続され、
    前記第3吊リード(32c)は、第7接続点(Cc7)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第1ヒートシンク(16a)から近い側かつ前記第2制御端子(15b)から遠い側の角部に接続され、
    前記出力リード(13)は、前記接続部材(20)に接続され、該接続部材(20)を介して前記第2ヒートシンク(17a)および前記第3ヒートシンク(16b)に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体モジュール。
  9. 前記第1ヒートシンク(16a)と前記第3ヒートシンク(16b)とが一方向に並べられて配置されていると共に、前記第2ヒートシンク(17a)と前記第4ヒートシンク(17b)とが前記一方向と同方向に並べられて配置されており、
    前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)を挟んで前記第1、第2制御端子(15a、15b)と反対側に前記正極リード(12)および前記負極リード(14)が配置されていると共に、前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)に対して前記第1、第2制御端子(15a、15b)側に前記出力リード(13)が配置され、かつ、前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側に配置された第1吊リード(32a)と前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)側に配置された第2吊リード(32b)および前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)と反対側に配置された第3吊リード(32c)とが備えられ、
    前記正極リード(12)は、第1接続点(Cc1)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第1半導体チップ(11a)を挟んで前記第1制御端子(15a)と反対側に接続され、
    前記接続部材(20)は、第2接続点(Cc2)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)側、かつ、前記第2制御端子(15b)よりも前記第1ヒートシンク(16a)側に接続され、
    前記負極リード(14)は、第3接続点(Cc3)において前記第4ヒートシンク(17b)のうち前記第2半導体チップ(11b)を挟んで前記第2制御端子(15b)と反対側に接続され、
    前記接続部材(20)は、第4接続点(Cc4)において前記第2ヒートシンク(17a)のうち前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側、かつ、前記第1制御端子(15a)よりも前記第4ヒートシンク(17b)側に接続され、
    前記第1吊リード(32a)は、第5接続点(Cc5)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側、かつ、前記第1制御端子(15a)を挟んで前記第3ヒートシンク(16b)と反対側に接続され、
    前記第2吊リード(32b)は、第6接続点(Cc6)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)側、かつ、前記第2制御端子(15b)を挟んで前記第1ヒートシンク(16a)と反対側に接続され、
    前記第3吊リード(32c)は、第7接続点(Cc7)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第2半導体チップ(11b)を挟んで前記第2制御端子(15b)と反対側、かつ、前記負極リード(14)よりも前記第1ヒートシンク(16a)から遠い側に接続され、
    前記出力リード(13)は、前記接続部材(20)に接続され、該接続部材(20)を介して前記第2ヒートシンク(17a)および前記第3ヒートシンク(16b)に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体モジュール。
  10. 前記第1〜第4ヒートシンク(16a、17a、16b、17b)は前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)の法線方向から見た形状が四角形とされ、
    前記第1ヒートシンク(16a)の一辺と前記第3ヒートシンク(16b)の一辺とが対向するように配置されていると共に、前記第2ヒートシンク(17a)の一辺と前記第4ヒートシンク(17b)の一辺とが対向するように配置されており、
    さらに、前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)を挟んで前記第1、第2制御端子(15a、15b)と反対側に前記正極リード(12)および前記負極リード(14)が配置されていると共に、前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)に対して前記第1、第2制御端子(15a、15b)側に前記出力リード(13)が配置され、かつ、前記第1半導体チップ(11a)に対して前記第1制御端子(15a)側に配置された第1吊リード(32a)と前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)側に配置された第2吊リード(32b)および前記第2半導体チップ(11b)に対して前記第2制御端子(15b)と反対側に配置された第3吊リード(32c)とが備えられ、
    前記正極リード(12)は、第1接続点(Cc1)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第3ヒートシンク(16b)から近い側かつ前記第1制御端子(15a)から遠い側の角部に接続され、
    前記接続部材(20)は、第2接続点(Cc2)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第1ヒートシンク(16a)から近い側かつ前記第2制御端子(15b)からも近い側の角部に接続され、
    前記負極リード(14)は、第3接続点(Cc3)において前記第4ヒートシンク(17b)のうち前記第2ヒートシンク(17a)から近い側かつ前記第2制御端子(15b)から遠い側の角部に接続され、
    前記接続部材(20)は、第4接続点(Cc4)において前記第2ヒートシンク(17a)のうち前記第4ヒートシンク(17b)から近い側かつ前記第1制御端子(15a)からも近い側の角部に接続され、
    前記第1吊リード(32a)は、第5接続点(Cc5)において前記第1ヒートシンク(16a)のうち前記第3ヒートシンク(16b)から遠い側かつ前記第1制御端子(15a)から近い側の角部に接続され、
    前記第2吊リード(32b)は、第6接続点(Cc6)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第1ヒートシンク(16a)から遠い側かつ前記第2制御端子(15b)から近い側の角部に接続され、
    前記第3吊リード(32c)は、第7接続点(Cc7)において前記第3ヒートシンク(16b)のうち前記第1ヒートシンク(16a)から遠い側かつ前記第2制御端子(15b)からも遠い側の角部に接続され、
    前記出力リード(13)は、前記接続部材(20)に接続され、該接続部材(20)を介して前記第2ヒートシンク(17a)および前記第3ヒートシンク(16b)に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体モジュール。
  11. 前記接続部材(20)のうち電流の流れる方向に対する垂直方向の寸法が、前記正極リード(12)や前記出力リード(13)もしくは前記負極リード(14)のうち電流の流れる方向に対する垂直方向の寸法よりも大きくされていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の半導体モジュール。
  12. 前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)の法線方向から見て、前記接続部材(20)のうち前記第2ヒートシンク(17a)とオーバラップする角部および前記第3ヒートシンク(16b)とオーバラップする角部が面取りされていることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の半導体モジュール。
  13. 前記上アーム(41、51、53、55)と前記下アーム(42、52、54、56)を1つずつ接続した相を複数相備え、該複数相分の前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)、前記第1〜第4ヒートシンク(16a、17a、16b、17b)、前記正極リード(12)、前記出力リード(13)、前記負極リード(14)、前記第1、第2制御端子(15a、15b)および前記接続端子(20)が前記樹脂モールド部(18)に覆われており、
    前記複数相の前記正極リード(12)同士が連結部(12a)にて接続されており、
    前記複数相の前記負極リード(14)同士が一体構造とされていると共に、前記リードフレーム(30)とは別体で構成されていることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の半導体モジュール。
  14. 表面および裏面を有し、縦型の半導体パワー素子(41a、42a、51a〜56a)が形成された上アーム(41、51、53、55)を構成する第1半導体チップ(11a)および下アーム(42、52、54、56)を構成する第2半導体チップ(11b)と、
    前記第1半導体チップ(11a)の裏面側に備えられるパッドに接続される第1ヒートシンク(16a)と、
    前記第1ヒートシンク(16a)に接続される正極リード(12)と、
    前記第1半導体チップ(11a)の表面側に備えられる前記半導体パワー素子の制御用パッドにボンディングワイヤ(21a)を介して電気的に接続される第1制御端子(15a)と、
    前記第1半導体チップ(11a)の表面側に接続される第2ヒートシンク(17a)と、
    前記第2半導体チップ(11b)の裏面側に備えられるパッドに接続される第3ヒートシンク(16b)と、
    前記第2半導体チップ(11b)の表面側に備えられる前記半導体パワー素子の制御用パッドにボンディングワイヤ(21b)を介して電気的に接続される第2制御端子(15b)と、
    前記第2半導体チップ(11b)の表面側に接続される第4ヒートシンク(17b)と、
    前記第4ヒートシンク(17b)に接続される負極リード(14)と、
    前記第2ヒートシンク(17a)と前記第3ヒートシンク(16b)とを接続する接続部材(20)と、
    前記第2ヒートシンク(17a)と前記第3ヒートシンク(16b)および前記接続部材(20)のいずれかに接続される出力リード(13)と、
    前記第1〜第4ヒートシンク(16a、17a、16b、17b)のうち前記第1もしくは第2半導体チップ(11a、11b)と反対側の面に加えて、前記正極リード(12)と前記出力リード(13)および前記負極リード(14)の一端と前記第1、第2制御端子(15a、15b)の一端を露出させつつ、前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)を覆う樹脂モールド部(18)とを有し、
    前記正極リード(12)、前記出力リード(13)および前記第1、第2制御端子(15a、15b)をフレーム(31)にて繋いだリードフレーム(30)の状態で前記樹脂モールド部(18)による樹脂モールドを行った後、前記フレーム(31)から前記正極リード(12)、前記出力リード(13)および前記第1、第2制御端子(15a、15b)を切断することで形成される半導体モジュールの製造方法であって、
    前記接続部材(20)を前記第2ヒートシンク(17a)と前記第3ヒートシンク(16a)とに接続すると共に前記フレーム(31)に繋がる吊リードとして機能させつつ、前記樹脂モールド部(18)による樹脂モールドを行うことで、前記第1〜第4ヒートシンク(16a、17a、16b、17b)のうち前記第1もしくは第2半導体チップ(11a、11b)と反対側の面に加えて、前記正極リード(12)と前記出力リード(13)および前記負極リード(14)の一端と前記第1、第2制御端子(15a、15b)の一端を露出させつつ、前記第1、第2半導体チップ(11a、11b)を覆う工程と、
    前記樹脂モールド後に、前記フレーム(31)から前記正極リード(12)、前記出力リード(13)および前記第1、第2制御端子(15a、15b)を切断すると共に、前記接続部材(20)を前記フレーム(31)から切断する工程と、を含んでいることを特徴とする半導体モジュールの製造方法。
  15. 前記接続部材(20)を、前記第2ヒートシンク(17a)のうち前記第4ヒートシンク(17b)側の角部と前記第3ヒートシンク(16a)のうち前記第1ヒートシンク(16a)側の角部とに接続することを特徴とする請求項14に記載の半導体モジュールの製造方法。
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