JP2012017558A - 制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの手が塞がっている場合においても利便性が低下しないスマートシステムを実現する制御システムを提供する。
【解決手段】無線を用いたスマートキーの照合が成功したら、車両のドアあるいはトランクに備えられたLF送信部からRSSI確認コマンドを送信する。キー側では、受信した同コマンドのRSSI値を検出し、その数値を車両に返信する。車両ではRSSI数値が所定の閾値以上であればドア(トランク)を開錠、開放する。
【選択図】図4

Description

本発明は、制御システムに関する。
車両のスマートキーシステムが普及している。現状のスマートキーシステムにおいては、スマートキーが通信エリア内にはいると通信を開始し、照合がとれた時点でスタンバイ状態となる。その後ユーザがドアハンドルに触れるなどの動作によりドアがアンロックとなる。
例えば下記特許文献1には、スマートシステムにおいて、乗員に運転継続の意思があるか否かを判定する手段を装備して、携帯機が車両から離間し、携帯機の不所持者に運転継続の意思がある場合には内燃機関の再始動を許可し、車両の盗難をより確実に防止するシステムが開示されている。
特開2007−153190号公報
現状のスマートエントリーシステムではドアやトランクを開ける場合には必ず人による操作が必要である。したがって乗車しようとするユーザが手荷物を持っている場合などには、利便性が低下する。ユーザの手が塞がっている場合においても利便性が低下しないスマートエントリーシステムの提案はこれまでなされていない。
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記問題点に鑑み、ユーザの手が塞がっている場合においても利便性が低下しないスマートシステムを実現する制御システムを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を達成するために、本発明に係る制御システムは、車両のドアあるいはトランクを施錠する施錠部と、使用者により携帯可能で、電磁波の送信及び受信機能を有する第1通信部を備えた携帯機と、前記車両に備えられて、電磁波の送信及び受信機能を有する第2通信部と、前記携帯機に向けて識別信号の返信を指令する第1指令信号を前記第2通信部から送信するように指令する送信手段と、前記第1通信部が前記第1指令信号を受信したら、その携帯機固有の識別信号を前記第1通信部から返信するよう指令する返信手段と、前記第2通信部が受信した電磁波に前記携帯機固有の識別信号が含まれる場合に照合成功と判定する照合手段と、前記照合手段が照合成功と判定したら、前記第1通信部と前記第2通信部との間で送受信される電磁波を用いて、前記携帯機と前記車両との間の距離と相関を有する数値である距離相関量を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記距離相関量が所定の条件を満たす場合に、前記施錠部を開錠する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
これにより本発明に係る制御システムでは、携帯機の照合が成功したら、携帯機と車両との間で送受信される電磁波から車両と携帯機間の距離と相関を有する数値を検出して、その数値によれば携帯機と車両との距離が所定の条件を満たすと判断される場合には、車両のドアやトランクを開錠する。したがってこの制御システムのもとでは、ユーザは、ドアあるいはトランクを開錠するためにドアハンドルを持ってドアを開ける操作をする必要がなく、携帯機を身につけた状態で所定の動作を行うのみで、制御システムの側でユーザがドアあるいはトランクを開錠したいとの意思を持っていると判断して、ドアあるいはトランクを開錠する。よってユーザが手に物を持っているなど、手が塞がった状態であっても利便性が全く低下しないスマートエントリーシステムが実現できる。
また前記所定の条件とは、前記距離相関量が、前記携帯機と前記車両との間の距離が所定の距離よりも近いことを示す数値であるとの条件であるとしてもよい。
これにより、距離相関量が携帯機と車両との間の距離が所定の距離よりも近いことを示す数値であることがドアあるいはトランクを開錠する条件であるので、ユーザが携帯機を身につけた状態で車両に近づくとの動作をするのみで、制御システムの側でユーザがドアあるいはトランクを開錠したいとの意思を持っていると判断して、ドアあるいはトランクを開錠する。よってユーザが手に物を持っているなど、手が塞がった状態であっても利便性が全く低下しないスマートエントリーシステムが実現できる。
また前記所定の条件とは、前記距離相関量の時間的な推移が所定の時間関数であるとの条件であるとしてもよい。
これにより、距離相関量の時間的な推移が所定の時間関数であることがドアあるいはトランクを開錠する条件であるので、ユーザが携帯機を身につけた状態で所定の運動や姿勢変化をするのみで、制御システムの側でユーザがドアあるいはトランクを開錠したいとの意思を持っていると判断して、ドアあるいはトランクを開錠する。よってユーザが手に物を持っているなど、手が塞がった状態であっても利便性が全く低下しないスマートエントリーシステムが実現できる。
また前記距離相関量は、前記第1通信部と前記第2通信部との間で送受信される電磁波の電界強度であるとしてもよい。
これにより携帯機と車両との間で送受信される電磁波の電界強度が検出される。送信装置と受信装置間の距離が短いほど電界強度は大きくなることが知られており、したがって電界強度の大きさは車両と携帯機の間の距離と相関を有する量となる。よって、車両と携帯機間の距離を高精度に示す電界強度値を取得して、その数値を用いて携帯機が車両に十分近づいたと判断したら、ユーザによる操作なしで車両のドアあるいはトランクを開錠する。したがって、電界強度を用いることにより、ユーザの手が塞がった状態であっても利便性が全く低下しないスマートエントリーシステムが実現できる。
また前記検出手段は、前記第2通信部に対して前記携帯機へ向けて電界強度の返信を指令する第2指令信号の送信を指令する指令手段と、前記携帯機に備えられて、前記第2指令信号をのせた電磁波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、前記第1通信部からその電界強度検出手段により検出された電界強度を返信する電界強度返信手段と、を備えたとしてもよい。
これにより携帯機の側に電界強度を検出する手段を備えて、車両から電界強度の返信を指令する信号を送信し、携帯機の側で、その指令信号を受信したら、同信号の電界強度を検出し、その数値を返信するので、車両と携帯機との間の距離が十分に近いか否かの情報を精度よく取得して、ユーザの手が塞がった状態であっても利便性が全く低下しないスマートエントリーシステムが実現できる。
また前記指令手段は、前記第2指令信号を繰り返し送信するとしてもよい。
これにより携帯機の照合が終了したら、車両から電界強度の返信を指令する信号を繰り返し送信し、携帯機の側では、それを受けて、その指令信号の電界強度を検出して返信するので、ユーザが車両に徐々に近づく状況において、時々刻々変わる車両と携帯機間の距離を精度よく取得することができる。
本発明における制御システムの一実施例の構成図。 実施例1における制御処理のフローチャート。 電界強度と距離との関係の例を示す図。 トランクまたはドアの開錠(開放)エリアの例を示す図。 実施例2における制御処理のフローチャート。 トランクまたはドアの開錠(開放)のための電界強度の条件例を示す図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。まず図1は、本発明の実施例1に係る車両の制御システム1(システム)の装置構成の概略図である。図1に示されたシステム1は、車両2に備えられた照合ECU4、ドア5、及びユーザが携帯可能なキー3(スマートキー、携帯機)を備える。
照合ECU4は、LF送信部40、RF受信部41を備える。LF送信部40からはLF(長波)帯域の電磁波によってポーリング信号を車両2の周辺の所定距離範囲内に送信する。RF受信部41はRF波を受信する機能を有する。RF受信部41が受信可能なRF波には、上記ポーリング信号を受信したキー3から返信された識別信号が含まれる。LF送信部40、RF受信部41の装備位置は、例えば車両2のドアハンドルの部位とすればよい。またLF送信部40、RF受信部41を車両5のトランクに装備する場合は、例えばトランクの蓋部(トランクリッド)の車両後方側端部の中央部とすればよい。
照合ECU4は、通常のコンピュータの構造を有するとし、各種演算や情報処理を司るCPU、CPUの作業領域としての一時記憶部であるRAM、各種情報を記憶するための不揮発性のメモリ42を備える。メモリ42には、後述するマスターIDが記憶されているとする。
車両のドア5は、ドアをロック(施錠)するドアロック50を備える。なおドア5は、車両2の運転席ドア、助手席ドア、後部座席ドアのいずれでもよく、さらには車両2のトランクとしてもよい。
キー3は、LF受信部30、RF送信部31、RSSI検出部32、CPU33、RAM34、メモリ35を備える。メモリ35には、当該キー3に固有の識別信号36(IDコード、ID)が記憶されている。LF受信部30は、上述のポーリング信号を受信する。RF送信部31は、ポーリング信号の受信を受けて、当該キー3のIDコード36を送信する。
RSSI検出部32は、LF受信部30で受信した電磁波の(電界)強度(受信信号強度、RSSI:Received Siganal Strength Indicator)を検出する。検出方法は公知の方法を用いればよい。
CPU33はキー3における各種情報処理を司り、RAM34はCPU33のための作業領域としての一時記憶部であり、メモリ35は各種情報を記憶するための不揮発性の記憶部である。
以上の構成のもとで、システム1は、キー3の照合処理、さらにはドア5の開錠処理を実行する。その処理手順は図2に示されている。図2(及び後述の図5)の処理手順は予めプログラム化して例えばメモリ42やメモリ35に記憶しておき、車両2がイグニッションオフの状態のときに、照合ECU4やCPU33が呼び出して自動的に実行するとすればよい。
図2の処理ではまず、手順S10で照合ECU4は、車両2のドア(トランク)が施錠された状態であるか否かを判定する。施錠された状態の場合(S10:YES)の場合はS20へ進み、施錠されていない場合(S10:NO)の場合は施錠されるまで待ち状態となる。S20に進んだら照合ECU4は、LF信号(ポーリング信号)を送信する。
キー3は、S100でポーリング信号を受信したら、それを受けてS110でIDコード36を含む応答信号(RF信号)を返信する。このRF信号はRF波による搬送波が、IDコード36の内容が反映されたベースバンド信号によって変調された信号とすればよい。照合ECU4はS30で応答信号(RF信号)を受信し、続いてS40で、応答信号に含まれたIDコードがメモリ42に記憶されたマスターID43と一致するか否かを判定する。
マスターID43と一致する場合(S40:YES)は照合は成功したとしてS50に進む。IDコードがマスターID43と一致しない場合(S40:NO)は、照合は不成功であり、図2の処理を終了する。
S50以降の処理では、キー3と車両2との距離の情報(正確には、キー3とLF送信部40のアンテナとの間の距離情報)をRSSI値のかたちで取得する。具体的にはまずS50に進んだら照合ECU4は、LF送信部40を用いて、RSSI確認コマンドをキー3に向けて送信する。RSSI確認コマンドは、キー3に対して、RSSI値の検出と、その数値情報の返送を指令する信号である。
キー3はS120でLF受信部30でRSSI確認コマンドを受信したら、続いてS130でRSSI確認コマンド(をのせた電磁波)のRSSI値を検出(計測、算出)する。上述のとおり車両のLF送信部40はドアハンドルに装備する場合、算出されたRSSI値は、ドアハンドルから携帯機までの距離の情報を示す数値となる。
そしてキー3はS140で、検出したRSSI値をRF送信部31を用いて送信する。照合ECU4はS60でRSSI値を受信する。そしてS70で、S60で取得したRSSI値が閾値以上であるか否かを判定する。RSSI値が閾値以上の場合(S70:YES)はS80に進み、RSSI値が閾値未満の場合(S70:NO)は再びS50に戻ってRSSI確認コマンドの送信を繰り返す。
こうしてRSSI値が閾値以上となるまでS50からS70を繰り返す。RSSI値の大きさはキー3と車両2との間の距離が近いことの高精度な情報となる。特に本実施例の場合、LF送信部40から送信されるLF波(周波数30から300kHzの長波)では、送受信装置間距離の情報がRSSI値によって高精度に取得できる。
その例が図3に示されている。図3は、縦軸が携帯機3が受信した電磁波の電界強度(RSSI値)であり、横軸がLF送信部40とLF受信部30との間の距離を示す。図3に示されているとおり、LF送信部40とLF受信部30との距離が増加するほど、RSSI値は単調減少する規則性がある。したがってユーザが徐々に車両2(ドア5)に近づく場合には、図4に示されているように、設定された閾値の大小に応じて定まる距離よりも近づくとS70が肯定判断(YES)となる。
S80に進んだ場合は、RSSI値が閾値よりも大きい場合、すなわちキー3が車両2に近い位置にある場合である。したがってS80で照合ECU4は、ドアロック50を開錠する。なおS80では、ドアロック50の開錠処理に加えて、ドア(トランク)5の開放(オープン)処理も実行するとすればよい。ドア5(トランク)には、自動的に開放するための駆動部が装備されているとする。キー3が車両2に近いとの条件のみでドア(トランク)5が開放されるので、ユーザはドアハンドルを握るなどの動作をする必要がなく、車両2(ドアやトランク)に近づくのみでドアやトランクを開錠、開放できる。したがって、ユーザの手が塞がっている場合などにも高い利便性を有するスマートエントリーシステムとなる。以上が図2の処理手順である。
次に実施例2を説明する。実施例2ではドア、トランク5の開錠(開放)のためにRSSI値が満たすべき条件を、数値が大きいことでなく、その時間波形が所定の条件を満たすこととする。以下で実施例1と異なる部分を説明する。実施例2においても、図1の装置構成を用いればよい。実施例2では、図2ではなく図5の処理手順を用いる。
図5の処理手順は、図2におけるS70を図5のS71、S72に置き換える。S71で照合ECU4は、S60で受信したRSSI値の時間波形(RSSI値と時間との関係)を例えばメモリー42に記憶していく。具体的には、S60でRSSI値を受信するごとに、RSSI値とそのときの時間とがペアとなった数値情報をメモリ42に記憶していけばよい。時間の情報は、照合ECU4あるいは車両2のほかの部位が現在時刻を算出する計時手段を備えるとして、そこから時刻情報を取得すればよい。
そしてS72で照合ECU4は、S71で取得したRSSI値の時間波形が、ドア、トランク5の開錠(開放)のための所定の条件を満たしているか否かを判定する。所定の条件を満たしている場合(S72:YES)はS80に進んでドアあるいはトランク5を開錠(開放)し、所定の条件を満たしていない場合(S72:NO)はS50に戻って上記処理を繰り返す。
S72で判定される所定条件の例が図6に示されている。図6(a)の例は、RSSI値の時間関数(時間的な推移)が、増加速度(増加率)が所定値よりも大きい時間関数である場合に、ドアあるいはトランク5を開錠(開放)する例である。この条件は、キー3がLF送信部40との距離が急速に減少(所定速度以上で減少)したとき、例えばユーザがキー3を持って車両2に急接近(所定速度以上で接近)したときに、ドアあるいはトランク5を開錠(開放)することに対応する。
図6(a)の例では、RSSI波形の傾き値、つまり(s2−s1)/(t2−t1)、(s3−s2)/(t3−t2)、(s4−s3)/(t4−t3)を算出していき、例えば現在から直近の所定個の傾き値が所定値を超えたら、ドアあるいはトランク5を開錠(開放)すればよい。あるいは現在を含む所定期間における平均の傾き値が所定値を超えたら、ドアあるいはトランク5を開錠(開放)するとしてもよい。
図6(b)の例は、RSSI値が増加して、その後減少したら、すなわちRSSI値の時間関数が上に凸の時間関数ならば、ドアあるいはトランク5を開錠(開放)する例である。この条件は、キー3とLF送信部40との距離が減少し、その後増加したとき、例えばユーザがキー3を持った身体の部位でLF送信部40のある場所(の近傍)を掃く(あるいはなでる、タップする)ような動作をしたときに、ドアあるいはトランク5を開錠(開放)することに対応する。図6(b)の例では、RSSI値が、時刻t5、t6、t7でs3、s5、s7と増加していき、その後時刻t8、t9でs6、s4と減少している。以上の増加と減少を照合ECU4で算出すればよい。
図6(c)の例は、RSSI値の時間関数が、所定値以上である期間が所定時間以上継続する時間関数であるならば、ドアあるいはトランク5を開錠(開放)する例である。この条件は、キー3がLF送信部40の近くに所定時間継続して存在する、例えばユーザがキー3を持った身体の部位をLF送信部40のある場所に近づけてしばらく静止したときに、ドアあるいはトランク5を開錠(開放)することに対応する。図6(c)の例では、RSSI値が所定値S以上である期間がΔt以上継続していることを照合ECU4で検出する。なおRSSI値が満たすべき条件は図6(a)、(b)、(c)の例に限定しなくともよく、ユーザの動作(運動、姿勢変化)に対応付けて任意に定めればよい。
なお上記実施例では、RSSI検出部32をキー3側に装備した構成としたが、車両2側にRSSI検出部32を備える構成を採用してもよい。その場合、キー3から送信された電磁波(例えばRF送信部31から送信された電磁波)の電界強度(RSSI値)を、車両2のRSSI検出部32で検出する。この場合もキー3から繰り返し電磁波を送信すれば、時々刻々ユーザが車両2に近づく様子が高精度に検知できる。
なおLF送信部40、RF受信部41は、車両2の運転席ドア、助手席ドア、後部座席ドア、車両2のトランクの全てに装備すればよいが、その場合、複数あるドア、トランクのうちで、S80でどのドア(あるいはトランク)が開錠(開放)されるかは、以下のように決定されるとすればよい。まず、開放したいドア(あるいはトランク)にユーザが十分接近した状態で、キー3のRF送信部31からの送信信号の到達可能範囲内には1つのドア(あるいはトランク)のLF送信部40しか含まれない場合には、S140で送信された信号を受信したRF受信部41を備えたドア(トランク)が開錠(開放)されるべきドア(トランク)となる。他のドア(トランク)ではS60の受信が行われないのでS70以下が実行されず、したがってそのドア(トランク)の開錠(開放)もなされない。
また以下の方法もある。まずS50で送信されるRSSI確認コマンド信号の中に、送信先のドア(トランク)を特定できる情報を含ませておく。そしてS140でRSSI値を送信するときにも、RSSI値の情報と送信先のドア(トランク)が何かの情報を組み合わせた信号を送信する。S70の判断処理は個々のドア(トランク)ごとに実行し、RSSI値が閾値以上となったドア(トランク)のみをS80で開錠する。こうした処理手順の場合、各通信エリアが重なりを有する場合にも、確実にユーザが開放したいドア(トランク)が決定できる。
上記実施例において、ドアロック50が施錠部を構成する。LF受信部30及びRF送信部31が第1通信部を構成する。LF送信部40及びRF受信部41が第2通信部を構成する。S20の処理が送信手段を構成する。S110の処理が返信手段を構成する。S40の処理が照合手段を構成する。S50、S60,S120、S130、S140の処理が検出手段を構成する。S70、S71、S72とS80の処理が制御手段を構成する。S50の処理が指令手段を構成する。S130の処理が電界強度検出手段を構成する。S140の処理が電界強度返信手段を構成する。
1 制御システム
2 車両
3 キー(携帯機)
4 照合ECU
5 ドア(トランク)

Claims (6)

  1. 車両のドアあるいはトランクを施錠する施錠部と、
    使用者により携帯可能で、電磁波の送信及び受信機能を有する第1通信部を備えた携帯機と、
    前記車両に備えられて、電磁波の送信及び受信機能を有する第2通信部と、
    前記携帯機に向けて識別信号の返信を指令する第1指令信号を前記第2通信部から送信するように指令する送信手段と、
    前記第1通信部が前記第1指令信号を受信したら、その携帯機固有の識別信号を前記第1通信部から返信するよう指令する返信手段と、
    前記第2通信部が受信した電磁波に前記携帯機固有の識別信号が含まれる場合に照合成功と判定する照合手段と、
    前記照合手段が照合成功と判定したら、前記第1通信部と前記第2通信部との間で送受信される電磁波を用いて、前記携帯機と前記車両との間の距離と相関を有する数値である距離相関量を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記距離相関量が所定の条件を満たす場合に、前記施錠部を開錠する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする制御システム。
  2. 前記所定の条件とは、前記距離相関量が、前記携帯機と前記車両との間の距離が所定の距離よりも近いことを示す数値であるとの条件である請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記所定の条件とは、前記距離相関量の時間的な推移が所定の時間関数であるとの条件である請求項1に記載の制御システム。
  4. 前記距離相関量は、前記第1通信部と前記第2通信部との間で送受信される電磁波の電界強度である請求項1ないし3のいずれか1項に記載の制御システム。
  5. 前記検出手段は、
    前記第2通信部に対して前記携帯機へ向けて電界強度の返信を指令する第2指令信号の送信を指令する指令手段と、
    前記携帯機に備えられて、前記第2指令信号をのせた電磁波の電界強度を検出する電界強度検出手段と、
    前記第1通信部からその電界強度検出手段により検出された電界強度を返信する電界強度返信手段と、
    を備えた請求項4に記載の制御システム。
  6. 前記指令手段は、前記第2指令信号を繰り返し送信する請求項5に記載の制御システム。
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