JP2012017435A - ポリウレタンエラストマー組成物及び防振材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ポリイソシアネート(A−1)とポリオール(A−2)とから得られるイソシアネート基末端プレポリマー(A)と、活性水素含有化合物を含む硬化剤(B)とからなるポリウレタンエラストマー組成物において、前記ポリイソシアネート(A−1)が4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネートであり、前記ポリオール(A−2)が二塩基酸成分中にセバシン酸を50モル%以上使用するポリエステルポリオール(A−2−1)を含有することを特徴とするポリウレタンエラストマー組成物。
【選択図】 なし
Description
〔合成例1〕PES1
5リットル4つ口フラスコに、1,4−ブタンジオール1290部、1,2−プロピレングリコール460部、セバシン酸3650部、テトラブチルチタネート0.06部を仕込み、窒素気流下、220℃で24時間反応させた。反応後、得られたポリエステルポリオール(PES1)は、酸価が0.18、水酸基価が56.3であった。
5リットル4つ口フラスコに、エチレングリコール950部、1,2−プロピレングリコール500部、セバシン酸3950部、テトラブチルチタネート0.06部を仕込み、窒素気流下、220℃で24時間反応させた。反応後、得られたポリエステルポリオール(PES2)は、酸価が0.12、水酸基価が54.2であった。
5リットル4つ口フラスコに、3−メチルペンタンジオール2200部、セバシン酸3200部、テトラブチルチタネート0.06部を仕込み、窒素気流下、220℃で24時間反応させた。反応後、得られたポリエステルポリオール(PES3)は、酸価が0.11、水酸基価が55.4であった。
5リットル4つ口フラスコに、1,6−ヘキサンジオール1580部、1,2−プロピレングリコール440部、セバシン酸3380部、テトラブチルチタネート0.06部を仕込み、窒素気流下、220℃で24時間反応させた。反応後、得られたポリエステルポリオール(PES4)は、酸価が0.16、水酸基価が54.8であった。
〔合成例5〕PES5
5リットル4つ口フラスコに、エチレングリコール400部、1,2−プロピレングリコール1140部、セバシン酸3860部、テトラブチルチタネート0.06部を仕込み、窒素気流下、220℃で24時間反応させた。反応後、得られたポリエステルポリオール(PES5)は、酸価が0.56、水酸基価が52.8であった
〔合成例6〕PES6
5リットル4つ口フラスコに、1,6−ヘキサンジオール1630部、1,2−プロピレングリコール450部、アジピン酸510部、セバシン酸2810部、テトラブチルチタネート0.06部を仕込み、窒素気流下、220℃で24時間反応させた。反応後、得られたポリエステルポリオール(PES6)は、酸価が0.24、水酸基価が53.2であった
〔合成例7〜12〕U1〜6
2リットル4つ口フラスコに合成例1〜4に示したポリエステルポリオールPES1〜4と4,4’―ジフェニルメタンジイソシアネートを最終NCO当量が550となるように合計300部仕込み、窒素気流下80℃で10時間反応させた。得られたポリウレタンプレポリマーをU1〜6とする。
合成例7で得たポリウレタンプレポリマーU1〜6を80℃に加温し、1,4−ブタンジオールを硬化剤としてNCO/OH=1.05となるように加えたものを攪拌混合・真空脱泡したのちに、110℃に保温した型に流し込み、110℃×1時間で1次硬化、110℃×14時間で2次硬化させ、ウレタンエラストマー成型物を得た。
1)耐磨耗性
得られたウレタンエラストマー成形物を荷重1kg、1000回転でテーパー磨耗試験装置(東洋精機製作所社製ロータリーアブレージョンテスタ)に掛け、磨耗量をmg単位の数値で示した。
2)耐加水分解性
70℃の温水に7日間浸漬試験を行い、硬度、抗張力、伸び、及び引っ張り強度をJIS K7312に従って、浸漬前と浸漬後で測定を行った。浸漬前の値を100として浸漬後の値を相対値で表した。
〔比較合成例1〕PES7
セバシン酸をアジピン酸に変えた以外は合成例1と同じモル比、条件で反応を行った。得られたポリエステルポリオール(PES7)は、酸価が0.15、水酸基価が53.8であった。
セバシン酸をアジピン酸に代えた以外は合成例2と同じモル比、反応条件で行った。得られたポリエステルポリオール(PES8)は、酸価が0.23、水酸基価が55.4であった。
〔比較合成例3〜4〕U7〜8
2リットル4つ口フラスコに合成比較例1〜2のポリエステルポリオールPES7〜8と4,4’―ジフェニルメタンジイソシアネートを最終NCO当量が550となるように合計300部仕込み、窒素気流下80℃で10時間反応させた。得られたポリウレタンプレポリマーをU7〜8とする。
合成例5で得たU1〜6を80℃に加温し、1,4−ブタンジオールを硬化剤としてNCO/OH=1.05となるように加えたものを攪拌混合・真空脱泡したのちに、110℃に保温した型に流し込み、110℃×1時間で1次硬化、110℃×14時間で2次硬化させ、ウレタンエラストマー成型物を得た。
Claims (7)
- ポリイソシアネート(A−1)とポリオール(A−2)とから得られるイソシアネート基末端プレポリマー(A)と、活性水素含有化合物を含む硬化剤(B)とからなるポリウレタンエラストマー組成物において、前記ポリイソシアネート(A−1)が4、4’−ジフェニルメタンジイソシアネートであり、前記ポリオール(A−2)が二塩基酸成分中にセバシン酸を50モル%以上使用するポリエステルポリオール(A−2−1)を含有することを特徴とするポリウレタンエラストマー組成物。
- 前記ポリオール(A−2)が、前記ポリエステルポリオール(A−2−1)を20〜100モル%含有することを特徴とする前記請求項1記載のポリウレタンエラストマー組成物。
- 前記ポリエステルポリオール(A−2−1)を構成する二塩基酸成分が、セバシン酸50〜100モル%含むものであることを特徴とする前記請求項1記載のポリウレタンエラストマー組成物。
- 前記ポリエステルポリオール(A−2−1)を構成するグリコール成分が、側鎖含有ポリオールを含むものであることを特徴とする請求項1記載のポリウレタンエラストマー組成物。
- 前記ポリエステルポリオール(A−2−1)を構成するグリコール成分中の側鎖含有ポリオールが、20モル%以上であることを特徴とする請求項1記載のポリウレタンエラストマー組成物。
- 前記プレポリマー(A)の(A−1)/(A−2)=NCO/OH(当量比)が、1.6/1〜5.0/1であることを特徴とする請求項1記載のポリウレタンエラストマー組成物。
- 請求項1記載のポリウレタンエラストマー組成物を用いて得られることを特徴とする防振材。
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