JP3777588B2 - 軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造方法 - Google Patents
軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3777588B2 JP3777588B2 JP17582699A JP17582699A JP3777588B2 JP 3777588 B2 JP3777588 B2 JP 3777588B2 JP 17582699 A JP17582699 A JP 17582699A JP 17582699 A JP17582699 A JP 17582699A JP 3777588 B2 JP3777588 B2 JP 3777588B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mass
- flexible polyurethane
- weight
- polyol
- polyurethane slab
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【産業上の利用分野】
本発明は軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造方法に関するものであり、更に詳しくはサポート性、耐久性、難燃性、生産効率性に優れ、かつ配合比を変えることにより幅広い密度及び硬度が得られる軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軟質ポリウレタンスラブフォームは適当な大きさにカットされ、家具や自動車座席用等のクッション材、寝具用マットレス、枕、工業用シール材、防音材等幅広い用途に用いられている。近年、高齢化に伴い家具やマットレス用途において良好なサポート性、更には難燃性の高いフォームに対するニーズが大きくなってきている。また生産現場においては高反応性かつ高キュア性の生産効率の高い原料システムが望まれている。
【0003】
軟質ポリウレタンスラブフォームとしてトルエンジイソシアネートをポリイソシアネート成分に用いた技術がすでに広く知られている。また最近では生産場所でのイソシアネートの作業者の健康への影響、及び反応性向上から蒸気圧の低いジフェニルメタンジイソシアネートをポリイソシアネート成分に用いたスラブフォームも提案されている。
【0004】
しかしながら高い生産性を有し、かつサポート性、耐久性、難燃性、更には配合比を変えることにより幅広い密度及び硬度が得られる軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造技術はこれまで知られてなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、イソシアネート成分に特定のジフェニルメタンジイソシアネートを原料としたポリオール変性ポリイソシアネートと特定のポリエーテルポリオール、発泡剤、触媒、整泡剤、必要に応じて助剤を用いて、表面ソフト感触、サポート性、耐久性、難燃性、更には配合比を変えることにより幅広い密度及び硬度が得られる軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造方法を提供するものであり、特にフォーム密度が20〜100kg/m3 、硬さILD30〜250N/314cm2 の軟質ポリウレタンスラブフォームに適している。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、鋭意検討の結果、特定のポリウレタンフォーム組成物を用いて製造することにより成形性、サポート性、耐久性、難燃性に優れ、かつ幅広い密度硬度を有する軟質ポリウレタンスラブフォームが得られることを見出し本発明に至った。
【0007】
すなわち本発明は、有機ポリイソシアネート(A)、ポリオール(B)、触媒(C)、発泡剤としての水(D)、整泡剤(E)、その他助剤(F)の混合液をボックス又はコンベア上に注ぎ反応発泡して得られる軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造方法において、有機ポリイソシアネート(A)として2,4′−異性体を5〜30質量%含むジフェニルメタンジイソシアネート5〜42質量%、ジフェニルメタンジイソシアネートを20〜50質量%含有するポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート2〜40質量%、オキシアルキレン中のオキシエチレン含量が50質量%未満で官能基数2〜4、平均ヒドロキシル当量200〜2,500のポリエーテルポリオール20〜65質量%、オキシアルキレン中のオキシエチレン含量が50質量%以上の官能基数2〜4、平均ヒドロキシル当量200〜2,500のポリエーテルポリオール0.1〜5質量%からなるNCO含量10〜20質量%のプレポリマーを含有するものであり、ポリオール(B)として、官能基数2〜3、平均ヒドロキシル当量1,000〜2,500の末端エチレンオキサイドキャップのポリオキシプロピレンポリオール(a)とオキシアルキレン中のオキシエチレンが50質量%以上である官能基数2〜6、平均ヒドロキシル当量200〜2,000であるポリエーテルポリオール(b)からなり、その質量比率が(a):(b)=100:0.5〜25であり、イソシアネート基のヒドロキシル基に対する当量比が0.5〜1.5であること、を特徴とする軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造方法である。
【0008】
本発明に使用される有機ポリイソシアネート(A)としては、2,4′−ジイソシアネート異性体を5〜30質量%含む4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート5〜80質量%、ジフェニルメタンジイソシアネートを20〜50質量%含有するポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート2〜40質量%、オキシアルキレン中のオキシエチレン含量が50質量%未満で官能基数2〜4、平均ヒドロキシル当量200〜2,500のポリエーテルポリオール20〜65質量%、オキシアルキレン中のオキシエチレン含量が50質量%以上の官能基数2〜6、平均ヒドロキシル当量200〜2,500のポリエーテルポリオール0.1〜5質量%からなるNCO含量10〜25質量%のプレポリマーである。
【0009】
プレポリマーに使用される2種類のポリエーテルポリオールとしては、水、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等のポリオール類、あるいはジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン等のアミノアルコール類、あるいはエチレンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、トリレンジアミン、メチレンビスアニリン等のアミン類にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドのブロック又はランダム開環共重合体が挙げられる。
前記オキシアルキレン中のオキシエチレン含量が50質量%未満で官能基数2〜4、平均ヒドロキシル当量200〜2,500のポリエーテルポリオールとして、更に好ましいものは、ポリプロピレンポリオール又はエチレンオキサイド/プロピレンオキサイドのブロック共重合体である。前記オキシアルキレン中のオキシエチレン含量が50質量%以上の官能基数2〜6、平均ヒドロキシル当量200〜2,500のポリエーテルポリオールとして、更に好ましいものは、エチレンオキサイド/プロピレンオキサイドのランダム共重合体である。
これら2種類のポリオールで変性した有機イソシアネートを用いることにより、密度、硬さの幅広い範囲で良好な外観、通気性、そして良好な物性を有するスラブフォームが得られる。
【0010】
なおヒートシール性及び後加工での接着性改良を目的とし上記変性用ポリエーテルポリオールのトータル量を越えない範囲で、他のポリオールをプレポリマー変性用として併用することができる。その具体例としては、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、ダイマー酸等のジカルボン酸と、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3ーメチル−1,5−ペンタンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、1,9−ノナンジオールのジオールや、グリセリン、トリメチロールプロパン等のトリオールとの重縮合反応により得られるポリエステルポリオール、ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトン等の環状ラクトン類をエチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン等を開始剤として開環重合して得られるポリエステルポリオール、テトラヒドロフランのカチオン重合により得られるポリテトラメチレングリコール等が挙げられる。これらのポリオールのヒドロキシル当量は200〜2,000が好ましい。
【0011】
プレポリマー合成法としては特に制限されるものではなくイソシアネート原料とポリオール原料を全量仕込みプレポリマー化する方法、イソシアネート原料の一部とポリオール原料を反応させてから残りのイソシアネート原料を混合する方法等が適用できる。また、用いる発泡機の適用可能な原料成分数に応じ、本有機ポリイソシアネートを更に2成分に分割して用いることもできる。その場合、好ましくは、本有機ポリイソシアネートをジフェニルメタンジイソシアネートとポリオールからなるプレポリマーを主体とした成分とジフェニルメタンジイソシアネート含有のポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートを主体とした成分の2成分である。混合装置の配合比率の制約によりプレポリマー主体成分にポリメチレンポリフェニルイソシアネート成分が一部含まれていても良く、またポリメチレンポリフェニレンポリイソシアネート成分が一部プレポリマー化されていても良い。このように2成分に分割することにより、硬度と密度調整範囲をより広げることが可能となる。
【0012】
なお流れ性、硬さ、発泡速度調整等の目的で他のイソシアネートを一部併用することもできる。具体例としては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、o−キシリレンジイソシアネート、m−キシリレンジイソシアネート、p−キシリレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、2−メチル−1,5−ペンタンジイソシアネート、3−メチル−1,5−ペンタンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加キシリレンジイソシアネート、シクロヘキシルジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネート等のジイソシアネートや、これらジイソシアネートのビウレット変性体、イソシアヌレート変性体、ウレトンイミン変性体、カルボジイミド変性体、ポリオール変性体が挙げられる。
【0013】
有機ポリイソシアネートのNCO含量は10〜25質量%であり、特に好ましくは10〜20質量%である。有機ポリイソシアネートのNCO含量が25質量%を越えると初期の反応が早くなりすぎ急激な発泡が生じ成形性が悪化し、一方NCO含量10質量%未満の場合は原料粘度自体が高くなりすぎて、流れ性悪化により欠肉発生や不均一な発泡体を生じ易くなる。
【0014】
本発明のポリオール(B)に用いられるポリエーテルポリオールとしては、官能基数2〜3、平均ヒドロキシル当量1,000〜2,500の末端エチレンオキサイドキャップのポリオキシプロピレンポリオール(a)とオキシアルキレン中のオキシエチレンが50質量%以上である官能基数2〜6、平均ヒドロキシル当量200〜2,000であるポリエーテルポリオール(b)からなり、その質量比率が(a):(b)=100:0.5〜25のである。
【0015】
これらのポリエーテルポリオールは、水、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール等のポリオール類、あるいはジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン等のアミノアルコール類、あるいはエチレンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、トリエチレンテトラアミン、アニリン、トルイレンジアミン、メチレンビスアニリン等のアミン類にプロピレンオキサイドやエチレンオキサイドを付加して得ることができる。
【0016】
本発明には難燃性向上及び硬さ調整を目的に、固形分15〜50質量%含有の官能基数2〜4、平均ヒドロキシル当量1,000〜3,000のポリマーポリオールを更に併用することができる。ベースとなるポリオールとしては、水、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等のポリオール類、あるいはジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノールアミン等のアミノアルコール類、あるいはエチレンジアミン、1,6−ヘキサンジアミン、トリエチレンテトラアミン、メチレンビスアニリン等のアミン類にエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加して得られるポリエーテルポリオールを用いることができる。ポリマー粒子成分としてはアクリルニトリル、スチレン、メチルメタアクリレート等のエチレン性不飽和単量体の重合物及び/又は尿素、メラミン、フェノールから選定されるアミノプラスト系樹脂を用いることができる。アミノプラスト樹脂を用いたポリマーポリオールの具体例としては旭硝子製の商品名M−950、US−301、UH−201、UC−801が挙げられる。またポリエーテルポリオール中でイソシアネートとアミノアルコール又はアミン化合物を反応させることにより得られるポリウレタン粒子又はポリウレア粒子分散ポリエーテルポリオールを用いることもできる。特に好ましいポリマー成分は尿素、メラミン、フェノールから選定されるアミノプラスト系樹脂である。
【0017】
本発明に使用される触媒(C)としては、当業界で公知の各種ウレタン化触媒や三量化触媒を用いることができる。代表例としてはトリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、ジメチルベンジルアミン、N,N,N′,N′−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、N,N,N′,N′,N″−ペンタメチルジエチレントリアミン、トリエチレンジアミン、ビス−(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7等の三級アミン、ジメチルエタノールアミン、N−トリオキシエチレン−N,N−ジメチルアミン、N,N−ジメチル−N−ヘキサノールアミン等の反応型三級アミン又はこれらの有機酸塩、1−メチルイミダゾール、2−メチルイミダゾール、1,2−ジメチルイミダゾール、2,4−ジメチルイミダゾール、1−ブチル−2−メチルイミダゾール等のイミダゾール化合物、スタナスオクトエート、ジブチルチンジラウレート、ナフテン酸亜鉛等の有機金属化合物、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,4,6−トリス(ジアルキルアミノアルキル)ヘキサヒドロ−S−トリアジン、酢酸カリウム、2−エチルヘキサン酸カリウム等の三量化触媒が挙げられる。
【0018】
反応をマイルドにかつ高キュア性のバランスから、触媒として少なくともイミダゾール系とエーテル基含有3級アミン化合物を用いることが好ましく、特に好ましい触媒は1,2−ジメチルイミダゾールとビス−(2−ジメチルアミノエチル)エーテルとの組み合わせである。
【0019】
本発明では、発泡剤(D)は水を使用する。イソシアネート基と水との反応で発生する炭酸ガスにより発泡させるものであるが、低密度化を目的に二酸化炭素を液状で混合し発泡時に気化発泡する方式を併用することもできる。水の量は有機ポリイソシアネート100部に対し2〜20質量部が好ましい。液化炭酸ガスを併用する場合はその量として有機ポリイソシアネート100質量部に対し0.5〜6質量部が好ましい。
【0020】
本発明に使用される整泡剤(E)は当業界で公知の有機珪素系界面活性剤であり、例えば日本ユニカー社製のL−520、L−540、L−5309、L−5366、SZ−1306、トーレダウコーニング社製のSH−190、SH−192、SH−193、SH−194、SRX−274C、SF−2962、SF−2964、ゴールドシュミット社製のB−4113、B−8680、エアープロダクツ社製のDC−2583、DC−5043、DC−5169等が挙げられる。これら整泡剤は有機ポリイソシアネート100質量部に対し0.1〜3質量部の使用が好ましい。
【0021】
本発明にはセルの安定化を目的として、助剤(F)にジエタノールアミン又はトリエタノールアミンを添加することができる。好ましい添加量はポリオール成分100質量部に対し0.5〜2質量部である。
【0022】
また、本発明には更に必要に応じて、助剤(F)として、トリクロロエチルホスフェート、トリクロロプロピルホスフェート、これらの縮合タイプに代表されるリンーハロゲン系液状難燃剤、メラミン粉末に代表される固体難燃剤、ケッチェンブラックに代表される導電性カーボン、ジオクチルフタレート等の可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、着色剤、内部離型剤、その他の助剤を用いることが出来る。なおこれらの助剤は通常ポリオールに添加して用いられるが、イソシアネートと反応しうる活性水素を有しない助剤は有機イソシアネートにあらかじめ混合しておくこともできる。
【0023】
本発明におけるイソシアネート(NCO)/水酸基(OH)の当量比としては0.5〜1.5であり、特に好ましくは0.6〜1.0の範囲で製造される。
【0024】
本発明における製造装置であるが、原料混合用として当業界で公知のローター回転式又は高圧衝突混合式の混合ヘッドを有する多成分型の発泡機が用いられ、ヘッドからの混合液が箱状又は連続的にベルトコンベア上で発泡することにより任意の大きさのフォームを得ることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明により得られるスラブフォームは耐久性、サポート性、難燃性等に特に優れており、ソファー等の家具用クッション材、衣料用、自動車や鉄道車両用クッション材、自動車用内装材、マットレス、布団、枕等の寝具用、吸音材、遮音材、家庭電器製品用、電子部品用、工業用シール材、梱包材、日用雑貨用等に有用である。
【0026】
次に本発明を実施例及び比較例に基づいて具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、これらの実施例に限定されるものではない。なお、特に断りのない限り、文中の「部」、「%」は質量基準であるものとする。
【0027】
(使用原料)
(1)イソシアネート
イソシアネートA:2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートを10%含有するジフェニルメタンジイソシアネート
イソシアネートB:2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートを30%含有するジフェニルメタンジイソシアネート
イソシアネートC:ジフェニルメタンジイソシアネートを35%含有するポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート
イソシアネートD:ジフェニルメタンジイソシアネートを45%含有するポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート
イソシアネートE:TDI−80(2,4−トルエンジイソシアネート/2,6−トルエンジイソシアネート=80/20混合物)
イソシアネートF:ジフェニルメタンジイソシアネートを70%含有するポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート
(2)ポリオール
ポリオールA:公称官能基数3、平均ヒドロキシル当量1000のポリオキシプロピレンポリオール
ポリオールB:公称官能基数3、平均ヒドロキシル当量2000、エチレンオキサイド(15%)で末端キャップされたポリオキシプロピレンポリオール
ポリオールC:公称官能基数3、平均ヒドロキシル当量1250、オキシエチレンを80%含有するポリオキシエチレン/プロピレンランダム共重合ポリオール
ポリオールD:公称官能基数3、平均ヒドロキシル当量500のポリオキシエチレンポリオール
ポリオールE:公称官能基数6、平均ヒドロキシル当量200のポリオキシエチレンポリオール
ポリオールF:公称官能基数2、平均ヒドロキシル当量300のポリオキシエチレンポリオール
ポリオールG:固形分20%を含有するポリマーポリオール(メラミン分散ポリマーポリオール:M−950:旭硝子製)
(3)触媒
TOYOCAT DP−70:アミン触媒、1,2−ジメチルイミダゾールのDPG溶液(東ソー製)
TEDA L33 :アミン触媒、トリエチレンジアミンのDPG溶液(東ソー製)
TOYOCAT ET :アミン触媒、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル(東ソー製)
Dabco T−9 :金属触媒、スタナスオクトエート(エアープロダクツ製)
(4)添加剤
ジエタノールアミン
SF−2962 :シリコーン整泡剤(東レ・ダウコーニング製)
Dabco DC194:シリコーン整泡剤(エアープロダクツ製)
SRX−280A :シリコーン整泡剤(東レ・ダウコーニング製)
粉末メラミン :(日産化学製)
CR−530 :含ハロゲン縮合リン酸エステル(大八化学製)
導電性カーボン :ケッチェンブラック(旭カーボン製)
【0028】
(ポリイソシアネートの合成)
攪拌機、冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応器を窒素置換した後、イソシアネートA、Cを表1に示す所定量仕込み、80℃加温した。次いでポリオールA、Cを表1に示す所定量仕込み、攪拌しながら80℃にて攪拌しながら、4時間反応させて、MDIプレポリマーAを得た。MDIプレポリマーAのNCO含量は10.7%であった。以下、同様にしてMDIプレポリマーB、C、D、Eを得た。合成結果を表1に示した。
【0029】
【表1】
【0030】
実施例1〜5、比較例1〜3
表2に示す配合処方に従い、Cannon Viking社製多成分低圧発泡機を用い以下の要領でポリウレタンフォームを製造した。
原料温度25±2℃に温調された各成分を所定比率で4500rpmの回転数下で攪拌、混合し、幅750mmのコンベアー上に連続注入し、長さ2000mm、高さ700mmのスラブフォームブロックを成形した。得られたポリウレタンフォームは、製造後一昼夜放置した後、フォームを300mm×300mm×50mmに裁断し、その物性を測定した。その結果を表2に示した。
【0031】
(フォーム物性の測定方法)
フォーム物性の測定はJIS K−6400(1997)に基づいて行った。単位は以下の通りである。
全密度:kg/m3
硬さ(25%ILD):N/314cm2
ボールリバウンド値:%
耐久性:圧縮残留永久歪み:%
繰り返し圧縮残留歪み:%
(測定環境温度:+25℃、55RH%)
【0032】
フォーム感触とサポート性の評価は、JASO B−408記載の荷重試験方法により得られた荷重―たわみ曲線より、5%、20%、25%、65%たわみ時の荷重値を測定。以下の式より感触性(感触ファクター)とサポート性(サポートファクター)を求めた。
感触ファクター=20%たわみ時の荷重値/5%たわみ時の荷重値
(大きいほど表面のソフト感が有り)
サポートファクター=65%たわみ時の荷重値/25%たわみ時の荷重値
(大きいほど、サポート感が有り)
【0033】
【0034】
【表2】
【0035】
本発明のポリウレタンフォームは、耐久性(圧縮残留永久歪み、繰り返し圧縮残留歪み)、感触ファクター、サポートファクター、難燃性とも良好な値であった。
【0036】
実施例6〜10
実施例1と同様の方法で軟質ポリウレタンスラブフォームを製造し、同様にその物性を測定した。その結果を表3に示した。
【0037】
【表3】
【0038】
配合比率を変えることにより幅広い密度および硬度のポリウレタンフォームが得られ、その耐久性(圧縮残留永久歪み、くり返し圧縮残留歪み)、感触ファクター、サポートファクター、難燃性とも良好な値であった。
【0039】
実施例11〜12
実施例1と同様の方法で、難燃剤を添加した軟質ポリウレタンスラブフォームを製造し、同様にその物性を測定した。その結果を表4に示した。
【0040】
【表4】
【0041】
本発明のポリウレタンフォームは、非常に高い難燃性能と良好な耐久性(圧縮残留永久歪み)を示した。
【0042】
実施例13
実施例1と同様の方法で、導電性物質を添加した軟質ポリウレタンスラブフォームを製造し、同様にその物性を測定した。その結果を表5に示した。
【0043】
【表5】
【0044】
本発明のポリウレタンフォームは、非常に良好な導電性能と耐久性(圧縮残留永久歪み)を示した。
Claims (12)
- 有機ポリイソシアネート(A)、ポリオール(B)、触媒(C)、発泡剤としての水(D)、整泡剤(E)、その他助剤(F)の混合液をボックス又はコンベア上に連続的に注ぎ反応発泡して得られる軟質ポリウレタンスラブフォームにおいて、
有機ポリイソシアネート(A)として、2,4′−異性体を5〜30質量%含むジフェニルメタンジイソシアネート5〜42質量%、ジフェニルメタンジイソシアネートを20〜50質量%含有するポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート2〜40質量%、オキシアルキレン中のオキシエチレン含量が50質量%未満で官能基数2〜4、平均ヒドロキシル当量200〜2,500のポリエーテルポリオール20〜65質量%、オキシアルキレン中のオキシエチレン含量が50質量%以上の官能基数2〜4、平均ヒドロキシル当量200〜2,500のポリエーテルポリオール0.1〜5質量%からなるNCO含量10〜20質量%のプレポリマーであり、
ポリオール(B)として、官能基数2〜3、平均ヒドロキシル当量1,000〜2,500の末端エチレンオキサイドキャップのポリオキシプロピレンポリオール(a)とオキシアルキレン中のオキシエチレンが50質量%以上である官能基数2〜6、平均ヒドロキシル当量200〜2,000であるポリエーテルポリオール(b)からなり、その質量比率が(a):(b)=100:0.5〜25であり、
イソシアネート基のヒドロキシル基に対する当量比が0.5〜1.5であること、を特徴とする軟質ポリウレタンスラブフォーム。 - 触媒(C)が、少なくともイミダゾール系とエーテル基含有3級アミン系を含む2種類以上の化合物を用いることを特徴とする、請求項1記載の軟質ポリウレタンスラブフォーム。
- 助剤(F)に、ジエタノールアミン又はトリエタノールアミンを配合し、かつ該ジエタノールアミン又はトリエタノールアミンをポリオール(B)100質量部に対して、0.5〜2質量部添加すること、を特徴とする請求項1又は2に記載の軟質ポリウレタンスラブフォーム。
- フォーム密度が20〜100kg/m3 、硬度(25%ILD)が30〜250N/314cm2であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の軟質ポリウレタンスラブフォーム。
- 助剤(F)に、導電性カーボンを用い、かつ該導電性カーボンを全原料ベースで1〜20質量%添加することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の軟質ポリウレタンスラブフォーム。
- 助剤(F)に、メラミン粉末及び/又はリン酸エステル系の難燃剤を用い、かつ該メラミン粉末及び/又はリン酸エステル系の難燃剤を全原料ベースで5〜30質量%添加することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の軟質ポリウレタンスラブフォーム。
- 有機ポリイソシアネート(A)、ポリオール(B)、触媒(C)、発泡剤としての水(D)、整泡剤(E)、その他助剤(F)の混合液をボックス又はコンベア上に連続的に注ぎ反応発泡して得られる軟質ポリウレタンスラブフォームにおいて、
有機ポリイソシアネート(A)として、2,4′−異性体を5〜30質量%含むジフェニルメタンジイソシアネート5〜42質量%、ジフェニルメタンジイソシアネートを20〜50質量%含有するポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート2〜40質量%、オキシアルキレン中のオキシエチレン含量が50質量%未満で官能基数2〜4、平均ヒドロキシル当量200〜2,500のポリエーテルポリオール20〜65質量%、オキシアルキレン中のオキシエチレン含量が50質量%以上の官能基数2〜4、平均ヒドロキシル当量200〜2,500のポリエーテルポリオール0.1〜5質量%からなるNCO含量10〜20質量%のプレポリマーであり、
ポリオール(B)として、官能基数2〜3、平均ヒドロキシル当量1,000〜2,500の末端エチレンオキサイドキャップのポリオキシプロピレンポリオール(a)とオキシアルキレン中のオキシエチレンが50質量%以上である官能基数2〜6、平均ヒドロキシル当量200〜2,000であるポリエーテルポリオール(b)からなり、その質量比率が(a):(b)=100:0.5〜25であり、
イソシアネート基のヒドロキシル基に対する当量比が0.5〜1.5であること、を特徴とする軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法。 - 触媒(C)が、少なくともイミダゾール系とエーテル基含有3級アミン系を含む2種類以上の化合物を用いることを特徴とする、請求項7記載の軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法。
- 助剤(F)に、ジエタノールアミン又はトリエタノールアミンを配合し、かつ該ジエタノールアミン又はトリエタノールアミンをポリオール(B)100質量部に対して、0.5〜2質量部添加すること、を特徴とする請求項7又は8に記載の軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法。
- フォーム密度が20〜100kg/m3 、硬度(25%ILD)が30〜250N/314cm2であることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法。
- 助剤(F)に、導電性カーボンを用い、かつ該導電性カーボンを全原料ベースで1〜20質量%添加することを特徴とする、請求項7〜10のいずれかに記載の軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法。
- 助剤(F)に、メラミン粉末及び/又はリン酸エステル系の難燃剤を用い、かつ該メラミン粉末及び/又はリン酸エステル系の難燃剤を全原料ベースで5〜30質量%添加することを特徴とする請求項7〜11のいずれかに記載の軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17582699A JP3777588B2 (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | 軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17582699A JP3777588B2 (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | 軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001002749A JP2001002749A (ja) | 2001-01-09 |
JP3777588B2 true JP3777588B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=16002907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17582699A Expired - Fee Related JP3777588B2 (ja) | 1999-06-22 | 1999-06-22 | 軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3777588B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101771663B1 (ko) | 2017-05-16 | 2017-09-05 | 주식회사 에이피텍 | 도전성 폴리우레탄폼의 연속 제조방법 및 그 도전성 폴리우레탄폼 |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003237442A (ja) * | 2002-02-14 | 2003-08-27 | Bridgestone Corp | 車両用シートバック |
CN100404575C (zh) * | 2003-12-12 | 2008-07-23 | 上海昊海化工有限公司 | 制备高阻燃聚氨酯泡沫的方法 |
JP4738792B2 (ja) * | 2004-11-04 | 2011-08-03 | 株式会社イノアックコーポレーション | シート用パッド |
JP4718157B2 (ja) * | 2004-11-05 | 2011-07-06 | 株式会社イノアックコーポレーション | 軟質ポリウレタン発泡体、軟質ポリウレタン発泡体の製造方法、及びクッション |
JP4718158B2 (ja) * | 2004-11-05 | 2011-07-06 | 株式会社イノアックコーポレーション | 軟質ポリウレタン発泡体 |
JP2008074880A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 硬質ポリウレタンスラブフォームの製造方法、硬質ポリウレタンスラブフォームおよび配管用断熱材 |
JP2008179030A (ja) * | 2007-01-24 | 2008-08-07 | Nippon Polyurethane Ind Co Ltd | 導電性ポリウレタン成形体の製造方法および導電性ロール |
WO2009008239A1 (ja) | 2007-06-20 | 2009-01-15 | Nankyo Efnica Co., Ltd. | 難燃性、防曇性等を有する多機能性組成物 |
WO2009085960A2 (en) * | 2007-12-20 | 2009-07-09 | Dct Holdings, Llc | Multi-component polymeric structure for addressing noise, vibration, and harshness in structures |
JP5353010B2 (ja) * | 2008-01-11 | 2013-11-27 | 株式会社ブリヂストン | 除膜ポリウレタンフォーム及び流体フィルタ |
US20100151227A1 (en) * | 2008-12-17 | 2010-06-17 | International Automative Components Group North America, Inc. | Interior panel component for use with a vehicle and method for making |
JP5391113B2 (ja) * | 2010-03-09 | 2014-01-15 | 株式会社イノアックコーポレーション | トナーシール用軟質ポリウレタンフォーム及びそれを用いたトナーシール材 |
JP5889597B2 (ja) * | 2011-10-21 | 2016-03-22 | 株式会社イノアックコーポレーション | ポリウレタンフォーム |
CN103908103B (zh) * | 2014-04-29 | 2015-08-05 | 际诺思(厦门)轻工制品有限公司 | 一种聚氨酯发泡海绵沙发、海绵凳 |
KR101491089B1 (ko) * | 2014-06-27 | 2015-02-10 | 주식회사 세림티티시 | 연질 폴리우레탄폼 |
WO2019137882A1 (de) * | 2018-01-12 | 2019-07-18 | Covestro Deutschland Ag | Verfahren zur herstellung elastischer und reissfester polyurethanschäume sowie deren anwendungen |
WO2022177026A1 (ja) * | 2021-02-22 | 2022-08-25 | 株式会社イノアックコーポレーション | 軟質ポリエーテルウレタンフォームとウレタンマスク |
-
1999
- 1999-06-22 JP JP17582699A patent/JP3777588B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101771663B1 (ko) | 2017-05-16 | 2017-09-05 | 주식회사 에이피텍 | 도전성 폴리우레탄폼의 연속 제조방법 및 그 도전성 폴리우레탄폼 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001002749A (ja) | 2001-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3777588B2 (ja) | 軟質ポリウレタンスラブフォーム及びその製造方法 | |
EP0588981B1 (en) | A process for preparing a microcellular polyurethane elastomer from a soft-segment isocyanate-terminated prepolymer and microcellular polyurethane elastomer obtained thereby | |
JP5328154B2 (ja) | ポリオール組成物および低反発性ポリウレタンフォーム | |
JP2006249270A (ja) | 粘弾性ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2008247996A (ja) | ポリイソシアネート組成物及びそれを用いた軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
KR19990071778A (ko) | 가요성 폴리우레탄 발포체의 제조 방법 | |
JP2006282744A (ja) | 軟質ポリウレタンスラブフォーム用ポリイソシアネート及びそれを用いた軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法 | |
JP3613957B2 (ja) | 軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2002322236A (ja) | 軟質ポリウレタンスラブフォームの製造方法 | |
WO2009098966A1 (ja) | 低反発軟質ポリウレタンフォーム | |
JP2001329042A (ja) | 高反発高振動吸収性軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP4556161B2 (ja) | ボールリバウンド性に優れた軟質ポリウレタンフォームの製造方法。 | |
JP3355620B2 (ja) | スノーモービル用シートクッション材の製造方法 | |
JPH11171963A (ja) | 軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2012017435A (ja) | ポリウレタンエラストマー組成物及び防振材 | |
JP3937811B2 (ja) | 軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JPH11302355A (ja) | 発泡ポリウレタンエラストマー組成物及び防振材 | |
JP4154726B2 (ja) | 粘弾性ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2004231706A (ja) | シートクッション | |
JP2000143855A (ja) | ポリウレタンフォ―ム | |
JPH11255857A (ja) | 軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2004231710A (ja) | 寝具用粘弾性ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP2004285152A (ja) | 低反発性ウレタンフォームおよびその製造方法 | |
JP4597773B2 (ja) | 軟質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
JP3504770B2 (ja) | 軟質ポリウレタン発泡体およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050518 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050523 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090310 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |