JP2012012061A - 詰め替え容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を可能とすること。
【解決手段】本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体2と、該容器本体の口部2aに装着されると共に注出口3が形成された装着筒4と、注出口を閉塞するシール部5と、注出口上に配設されると共に容器軸O方向に沿ってスライド移動可能に装着筒に支持された操作部材6と、を備え、操作部材が、装着筒に形成されたガイド孔15にスライド移動可能にガイドされ、装着筒よりも径方向外側に突出すると共に本容器の注出口部の開口端縁に当接可能とされた突出片21と、装着筒内に配設され、スライド移動に伴ってシール部を押圧する押圧体22と、を備えている詰め替え容器1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、詰め替え容器に関するものである。
この種の詰め替え容器として、従来、例えば下記特許文献1に記載されているような、本容器に詰め替えるための内容物を収容する容器本体と、その容器本体の口部に装着されると共にその口部を閉塞する中栓と、が備えられ、その中栓を本容器の口部に螺着させて詰め替えを行う詰め替え容器が知られている。
上記した中栓には、内容物を注出するための注出口が形成されていると共に、この注出口を閉塞するシール部が設けられている。シール部は、例えばプルトップが付設された蓋体からなる。
上記した構成の詰め替え容器では、例えば、まずプルトップを引き上げて、中栓の注出口を開封する。続いて、詰め替え容器を正立姿勢(口部が上向きの姿勢)に配置し、その詰め替え容器の中栓に倒立姿勢(口部が下向きの姿勢)の本容器の口部を螺着する。その後、詰め替え容器と本容器とを反転させて、本容器を正立姿勢にすると共に詰め替え容器を倒立姿勢にする。これにより、詰め替え容器内の内容物が、詰め替え容器及び本容器の各口部の内側を流通して本容器内に詰め替えられる。
特開2000−159249号公報
しかしながら、上記した従来の詰め替え容器では、中栓の注出口を開封した後、中栓に本容器の口部を螺着し、その後、詰め替え容器と本容器を上下反転させる必要があるので、詰め替え作業が煩雑になり易かった。
また、中栓の注出口を開封した後に本容器の口部を詰め替え容器の中栓に螺着するため、その螺合作業中に誤って詰め替え容器を倒すと、詰め替え容器内の内容物がこぼれ出るおそれがあった。
更に、中栓に本容器の口部を螺着する際に本容器を倒立姿勢にするため、本容器の内側に内容物が残留していると本容器内の内容物がこぼれ易かった。従って、本容器内の内容物を使い切った後でないと詰め替え作業を行い難かった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる詰め替え容器を提供することである。
上記の目的を達成するために、この発明は以下の手段を提供している。
(1)本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、該容器本体の口部に装着されると共に注出口が形成された装着筒と、前記注出口を閉塞するシール部と、前記注出口上に配設されると共に、容器軸方向に沿ってスライド移動可能に前記装着筒に支持された操作部材と、を備え、前記操作部材が、前記装着筒に形成されたガイド孔にスライド移動可能にガイドされ、装着筒よりも径方向外側に突出すると共に前記本容器の注出口部の開口端縁に当接可能とされた突出片と、前記装着筒内に配設され、スライド移動に伴って前記シール部を押圧する押圧体と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る詰め替え容器によれば、本容器に内容物を詰め替える際に、まず、操作部材の突出片を注出口部の開口端縁に当接させて、詰め替え容器と本容器とを組み合わせる。そして、詰め替え容器の容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させることで、注出口側に向けて操作部材をスライド移動させ、該注出口を閉塞しているシール部を押圧体により押圧して破断或いは注出口から離脱させ、該注出口を開放させる。
これにより、装着筒の内部が注出口に連通するので、詰め替え容器の容器本体内と本容器の注出口部内とが連通し、容器本体内の内容物が注出口部内に注出されて本容器内に詰め替えられる。
上述したように、突出片を注出口部の開口端縁に当接させた状態で詰め替え容器及び本容器を組み合わせた後、容器本体と本容器とを容器軸方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって内容物を詰め替えることができるので、詰め替え作業の容易化を図ることができる。
また、詰め替え時、装着筒よりも径方向外側に突出する突出片を注出口部の開口端縁に当接させるので、詰め替え容器を安定状態で本容器に組み合わせることができると共に、装着筒を注出口部内に差し込むことができる。従って、内容物をこぼし難い。
また、上記のように突出片を注出口部の開口端縁に当接させることで操作部材を安定化させることができるうえ、突出片をガイド孔によって容器軸方向にガイドできるので、操作部材を滑らかに移動させることができ、過大な力を必要とせずにシール部を押圧して注出口を容易に開放させ易い。
更に、詰め替え容器の開封と同時に内容物を本容器内に詰め替えられるので、本容器を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器内の内容物が残留している場合であっても内容物の詰め替えを行うことができる。
(2)また、上記本発明の詰め替え容器において、前記装着筒に離脱可能に装着され、前記注出口側に向けた前記操作部材のスライド移動を規制する規制部材を備えていても良い。
この場合には、仮に流通段階等で詰め替え容器に不意に外力が加えられたとしても、操作部材のスライド移動を規制して押圧体がシール部を押圧するのを抑えることが可能になり、詰め替え容器が不意に開封されるのを抑制することができる。
(3)また、上記本発明の詰め替え容器において、前記規制部材が、前記操作部材を容器軸方向の外方から覆う天壁部を備えていても良い。
この場合には、規制部材が操作部材を容器軸方向の外方から覆っているので、外部から塵埃等が操作部材内や装着筒内に進入して押圧体やシール部等に付着することを抑制でき、詰め替え時に内容物への異物混入を防止し易い。
本発明に係る詰め替え容器によれば、詰め替え作業を簡便に行うことができるうえ、詰め替え時に内容物をこぼし難く、また、本容器内の内容物が残留している場合であっても詰め替え作業を行うことができる。
本発明に係る詰め替え容器の実施形態を示す縦断面図である。 図1に示すストッパを取り外した状態における詰め替え容器の側面図である。 図1に示す詰め替え容器を本容器に組み合わせた状態を示す縦断面図である。 図3に示す状態から、詰め替え容器と本容器とを容器軸方向に相対的に接近移動させて内容物を詰め替えている状態を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る詰め替え容器の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の詰め替え容器1は、本容器40(図3参照)に詰め替える図示しない内容物が収容される容器本体2と、該容器本体2の口部2aに装着されると共に注出口3が形成された装着筒4と、注出口3を閉塞するシール部5と、注出口3上に配設され、容器軸O方向に沿ってスライド移動可能に装着筒4に支持された操作部材6と、装着筒4に離脱可能に装着され、注出口3側に向けた操作部材6のスライド移動を規制するストッパ(規制部材)7と、を備えている。
なお、上述した容器本体2、装着筒4、シール部5及び操作部材6は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。本実施形態ではこの共通軸を容器軸Oといい、上記詰め替え容器1において、容器軸Oに沿った操作部材6側を上側、容器本体2側を下側という。また、容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O回りに周回する方向を周方向という。
装着筒4は、下端部が容器本体2の口部2a内に嵌合された内筒部10と、容器本体2の口部2aの外面に螺着された外筒部11と、内筒部10の容器軸O方向の中間部と外筒部11の上端部とを連結すると共に口部2aの開口端縁に接する連結環12と、内筒部10の上端部に環状の段部13を介して接続され、該内筒部10よりも縮径した状態で上方に延びたガイド筒部14と、を備えている。そして、ガイド筒部14の下端開口部が上記注出口3となっている。
また、本実施形態のガイド筒部14には、図1及び図2に示すように、容器軸Oを挟んで径方向に向かい合うように一対のガイド孔15が形成されている。これらガイド孔15は、ガイド筒部14の上端開口縁から下方に向かって延びたスリット状の切欠孔であり、ガイド筒部14における容器軸O方向の中間部まで形成されている。
また、このガイド筒部14には、図1に示すように、上記ガイド孔15の底壁よりも下側に位置する部分に径方向内側に突出する環状の爪部14aが形成されている。
シール部5は、注出口3に液密に嵌合された栓状部材であり、ガイド筒部14の下端部に嵌合されたシール筒部5aと、該シール筒部5aの下端部に接続されると共に下側にドーム状に膨出してシール筒部5aを閉塞するシール体5bと、を備えている。
また、シール体5bの外周縁はシール筒部5aよりも径方向外方に突設されており、段部13の下面に当接されている。
操作部材6は、上記装着筒4のガイド筒部14内にスライド移動自在に嵌合された本体筒部20と、本体筒部20における容器軸O方向の中間部から径方向外側に突出した一対のフランジ部(突出片)21と、本体筒部20内に配設された押圧筒部(押圧体)22と、該押圧筒部22の上端部と本体筒部20における容器軸O方向の中間部とを接続する円環状の連結板23と、を備えている。
本体筒部20は、下端部が上記ガイド筒部14の爪部14aに対してアンダーカット嵌合されている。この際、本体筒部20の下端部は、シール部5のシール筒部5aの上端部よりも上側に位置している。また、本体筒部20の上端部は、ガイド筒部14の上端部よりも上方に突出している。
一対のフランジ部21は、容器軸Oを挟んで径方向に向かい合うように配置されており、上記一対のガイド孔15内に各別に差し込まれて、容器軸O方向にスライド移動可能にガイドされている。また、これらフランジ部21は、ガイド筒部14よりも径方向外側に突出しており、この突出した部分が本容器40の注出口部41(図3参照)の開口端縁に当接可能とされている。
押圧筒部22は、下端部が斜めにカットされて針状に形成されており、シール部5のシール体5bに近接或いは当接している。連結板23は、一対のフランジ部21よりも下側に形成されており、該連結板23には複数の開口部23aが周方向に間隔を開けて形成されている。
ところで、上記のように構成された操作部材6は、装着筒4に対して容器軸O方向に位置決めされている。具体的には、図1及び図2に示すように、ガイド孔15の側壁にフランジ部21を上下から挟み込む凸部25が形成されている。フランジ部21は、これら凸部25によって上下方向への移動が規制されており、凸部25を乗り越える程度の外力が作用されない限りこの位置で位置決めされている。
ストッパ7は、図1に示すように、横断面視C字状に形成され、ガイド筒部14を径方向外側から囲繞して内部に該ガイド筒部14を嵌合させる弾性変形可能な第1リング部30と、該第1リング部30の上端部に接続されると共に横断面視C字状に形成され、フランジ部21を径方向外側から囲繞して内部に該フランジ部21を嵌合させる弾性変形可能な第2リング部31と、該第2リング部31の上端部に接続され、操作部材6の本体筒部20の上部開口部を覆う天壁部32と、を備えている。
第1リング部30は、装着筒4の段部13とフランジ部21との間に装着されており、フランジ部21の下方移動を規制している。具体的には、第1リング部30の上端と第2リング部31の下端とを連結するように径方向に配置された接続壁によって、少なくとも1つのフランジ部21が支持されている。また、天壁部32は、装着筒4のガイド筒部14内に配設されている操作部材6の本体筒部20を覆っており、該本体筒部20及び装着筒4(ガイド筒14)を一体的に塞ぐ役割を果たしている。
次に、上述したように構成された詰め替え容器1から本容器40に内容物を詰め替える方法について説明する。
まず、詰め替え容器1からストッパ7を取り外した後、詰め替え容器1を倒立姿勢にすると共に本容器40を正立姿勢にした状態で、詰め替え容器1を本容器40の上方に配置させる。そして、詰め替え容器1と本容器40とを位置合わせしながら相対的に容器軸O方向に接近移動させ、図3に示すように、操作部材6の一対のフランジ部21を本容器40の注出口部41の開口端縁に当接させて、詰め替え容器1と本容器40とを組み合わせる。
この際、詰め替え容器1の装着筒4のガイド筒部14の一部、及び操作部材6の本体筒部20の一部は、本容器40の注出口部41内に差し込まれて該注出口部41内に配設される。
ここで本実施形態では、上述したように詰め替え容器1を倒立姿勢とすることで、詰め替え容器1における上下が反転することとなり、倒立姿勢の詰め替え容器1において、容器軸O方向に沿った操作部材6側が下側、容器本体2側が上側となる。
また、詰め替え容器1の注出口3がシール部5で閉塞されていることから、詰め替え容器1を倒立姿勢としても、容器本体2内の内容物が注出口3を通して外部に流出することはない。また、操作部材6のフランジ部21がガイド孔15に形成された凸部25によって位置決めされているので、フランジ部21を注出口部41に当接させただけでは、操作部材6がスライド移動してしまい難い。
また、シール体5bの外周縁が段部13に当接しているため、内容物の重量によってシール部5が開放されてしまうことが防止されている。
そして、図4に示すように、詰め替え容器1の容器本体2と本容器40とを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させると、フランジ部21が凸部25を乗り越えて操作部材6のスライド移動が解除されるので、注出口3側に向けて該操作部材6をスライド移動させることができる。すると、操作部材6の押圧筒部22がシール部5のシール体5bを押圧して注出口3から離脱させ、該注出口3を開放させると共に装着筒4の内筒部10内に進入する。
これにより、注出口3、押圧筒部22の内部及び連結板23の開口部23aを通じて、詰め替え容器1の容器本体2内と本容器40の注出口部41内とが連通する。よって、詰め替え容器1の容器本体2内に収容されている内容物を、押圧筒部22の内部及び開口部23aを通じて本容器40の注出口部41内に注出することができ(図4に示す矢印A)、内容物を詰め替え容器1から本容器40に詰め替えることができる。
なお、本実施形態では、詰め替え容器1の容器本体2と本容器40とを相対的に接近移動させ続けると、操作部材6のフランジ部21とガイド孔15の底壁とが当接するので、接近移動が規制される。
また、詰め替え作業中、注出口部41と装着筒4のガイド筒部14との間の隙間を通じて、本容器40の内部と外部とを連通させることができる。そのため、この隙間を通じて本容器40内の空気置換を行うことができ(図4に示す矢印B)、本容器40内にスムーズに内容物を注出して詰め替え作業を効率良く行うことができる。
上述したように、本実施形態の詰め替え容器1によれば、フランジ部21を注出口部41の開口端縁に当接させた状態で詰め替え容器1及び本容器40を組み合わせた後、容器本体2と本容器40とを容器軸O方向に沿って相対的に接近移動させるという簡便な作業によって内容物を詰め替えることができるので、詰め替え作業の容易化を図ることができる。
また、詰め替え時、装着筒4のガイド筒部14よりも径方向外側に突出するフランジ部21を注出口部41の開口端縁に当接させるので、倒立姿勢となった詰め替え容器1を安定状態で本容器40に組み合わせることができると共に、装着筒4のガイド筒部14を注出口部41内に差し込むことができるので、詰め替え容器1と本容器40とを径方向に位置ずれさせることなく組み合わせることができる。従って、内容物がこぼれるのを抑制することができる。
また、上記のようにフランジ部21を注出口部41の開口端縁に当接させることで操作部材6を安定化させることができるうえ、フランジ部21をガイド孔15によって容器軸O方向にガイドできるので、操作部材6を滑らかにスライド移動させることができ、過大な力を必要とせずにシール部5を押圧して注出口3を容易に開放させ易い。この点においても、詰め替え作業を行い易い。
更に、詰め替え容器1の開封と同時に内容物を本容器40内に詰め替えることができるので、本容器40を倒立姿勢にすることなく詰め替え作業を行うことが可能になり、本容器40内の内容物が残留している場合であっても内容物の詰め替え作業を行うことができる。
また、図1に示すように、装着筒4のガイド筒部14にストッパ7が装着されてフランジ部21の下方移動を規制しているので、仮に流通段階等で詰め替え容器1に不意に外力が加えられたとしても、操作部材6のスライド移動を規制して押圧筒部22がシール部5を押圧するのを抑えることが可能になり、詰め替え容器1が不意に開封されるのを抑制することができる。
しかも、このストッパ7は、操作部材6の本体筒部20を塞ぐことで装着筒4のガイド筒部14を塞いでいるので、外部から塵埃等が進入して押圧筒部22やシール部5等に付着することを抑制でき、詰め替え時に内容物への異物混入を防止し易い。
なお、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、シール部5の注出口3に対する嵌合力は、倒立姿勢の詰め替え容器1においてシール部5が押圧筒部22に当接させられた状態で、容器本体2及びシール部5の自重によって該シール部5が注出口3から離脱させられない程度に設定することが好ましい。
また、上記実施形態では、フランジ部21及びガイド孔15を、それぞれ容器軸Oを挟んで径方向に向かい合うように2つ設けたが、2つに限られるものではなく、周方向に間隔を開けて3つ以上設けても良く、また1つだけ設けても構わない。
特に、フランジ部21の数を多くすることで、詰め替え容器1と本容器40とを組み合わせる際に、詰め替え容器1の姿勢をより安定化させることができると共に、操作部材6に力が伝わり易くなるので、シール部5を押圧し易い。更に、フランジ部21の数を多くした場合には、上方からの荷重に対する耐久性を向上することができるので、押圧操作が良好になり、詰め替え作業をスムーズに行い易い。
また、ガイド孔15の一例として、容器軸O方向に直線的に延びたスリット状に形成した場合を例に挙げたが、途中で周方向に延在する階段状に形成しても構わない。こうすることで、上記実施形態の凸部25を設けることなく、フランジ部21を容器軸O方向に容易且つ確実に位置決めすることができる。
更に、上記実施形態の凸部25は必須ではなく設けなくても良い。
また、上記実施形態では、押圧筒部22の下端部を傾斜させた針状としたが、傾斜していなくても構わない。但し、押圧筒部22の下端部を傾斜させておくことで、シール部5を注出口3から離脱させ易くなるので好ましい。
更には、押圧体の一例として筒状の押圧筒部22を例に挙げて説明したが、操作部材6のスライド移動に伴ってシール部5を押圧できればどのように構成しても構わない。例えば、押圧体を容器軸O方向に延びた棒状或いは板状の部材としても構わない。この場合、押圧体の数は1つでも構わないし、容器軸Oを中心に周方向に間隔を開けて複数配設させても構わない。
また、上記実施形態では、シール部5が押圧筒部22によって押圧されて注出口3から離脱することで、該注出口3が開放される構成としたが、これに限られるものではなく、例えばシール部5が破断されることで注出口3が開放されても良い。この場合、例えば、シール部5を、破断可能な弱化部を介して注出口3の内周面に接続された蓋状に形成しても良く、また、注出口3の内側に張設された破断可能な膜状に形成しても良い。また、この場合、押圧体としてシール部5を押圧して破断する刃部としても良い。
また、上記実施形態では、操作部材6の本体筒部20が、装着筒4のガイド筒部14よりも上方に突出するように構成したが、ガイド筒部14の開口端縁と同じ高さとなるようにしても良いし、ガイド筒部14の内部に納まるようにしても良い。そして、このように構成した場合には、ストッパ7の天壁部32がガイド筒部14を直接塞ぐようにすれば良い。
O…容器軸
1…詰め替え容器
2…容器本体
2a…容器本体の口部
3…注出口
4…装着筒
5…シール部
6…操作部材
7…ストッパ(規制部材)
15…ガイド孔
21…フランジ部(突出片)
22…押圧筒部(押圧体)
32…ストッパの天壁部
40…本容器
41…本容器の注出口部

Claims (3)

  1. 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
    該容器本体の口部に装着されると共に注出口が形成された装着筒と、
    前記注出口を閉塞するシール部と、
    前記注出口上に配設されると共に、容器軸方向に沿ってスライド移動可能に前記装着筒に支持された操作部材と、を備え、
    前記操作部材は、
    前記装着筒に形成されたガイド孔にスライド移動可能にガイドされ、装着筒よりも径方向外側に突出すると共に前記本容器の注出口部の開口端縁に当接可能とされた突出片と、
    前記装着筒内に配設され、スライド移動に伴って前記シール部を押圧する押圧体と、を備えていることを特徴とする詰め替え容器。
  2. 請求項1に記載の詰め替え容器において、
    前記装着筒に離脱可能に装着され、前記注出口側に向けた前記操作部材のスライド移動を規制する規制部材を備えていることを特徴とする詰め替え容器。
  3. 請求項2に記載の詰め替え容器において、
    前記規制部材は、前記操作部材を容器軸方向の外方から覆う天壁部を備えていることを特徴とする詰め替え容器。
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