JP2012011608A - 支持ピンの配置データ作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プリント基板裏面に既に電子部品が装着されている場合でも、この既に装着された電子部品に支持ピンが当接することがないようにすること。
【解決手段】モニタ109に表示されたタッチパネルスイッチ110を押圧操作して、支持ピンデータの編集メニューを選択して、その前記支持ピンの配置データを作成したいプリント基板の種類を選択すると、この選択されたプリント基板裏面に装着された複数の電子部品のグラフィックスDGとプリント基板を支持する複数の支持ピン52のグラフィックスPGとを制御装置101はモニタ109に表示させる。そして、装着データ、部品ライブラリデータ及び支持テーブル51のどの位置に配置するかの支持ピン51の配置データとに基づいてプリント基板裏面に装着された各電子部品と各支持ピン52とが干渉するか否かを制御装置101が判定する。
【選択図】図19

Description

本発明は、支持テーブルに立設される基板を支持する複数の支持ピンの配置データ作成装置に関する。
この種の基板支持テーブルの支持ピンに支持された基板上に、スクリーン上の塗布剤をスキージを移動させることにより塗布するスクリーン印刷機(作業装置)は、例えば特許文献1などに開示されている。
特開2000−211108号公報
しかし、前記基板裏面には既に電子部品が装着されている場合に、このプリント基板を支持する際に、この既に装着された電子部品に前記支持ピンが当接することがあると適切に支持できないばかりか、装着済みの電子部品を支持ピンが傷つけてしまうという問題が起こる。
そこで本発明は、基板裏面に既に電子部品が装着されている場合でも、この既に装着された電子部品に支持ピンが当接することがないようにすることを目的とする。
このため第1の発明は、支持テーブルに立設される基板を支持する複数の支持ピンの配置データ作成装置において、
前記支持ピンの配置データを作成したい前記基板の種類を選択する選択手段と、
この選択手段により選択された前記基板裏面に装着された複数の電子部品のグラフィックスと前記基板を支持する複数の支持ピンのグラフィックスとを表示する表示手段とを
設けたことを特徴とする。
第2の発明は、支持テーブルに立設される基板を支持する複数の支持ピンの配置データ作成装置において、
前記支持ピンの配置データを作成したい前記基板の種類を選択する選択手段と、
この選択手段により選択された前記基板裏面に装着された複数の電子部品のグラフィックスと前記基板を支持する複数の支持ピンのグラフィックスとを表示する表示手段と、
前記電子部品を前記基板のどの位置に装着するかの装着データ及びこの電子部品の寸法等に係る特徴を表す部品ライブラリデータと前記支持テーブルのどの位置に配置するかの前記支持ピンの配置データとに基づいて前記基板裏面に装着された各電子部品と各支持ピンとが干渉するか否かを判定する判定手段とを
設けたことを特徴とする。
第3の発明は、支持テーブルに立設される基板を支持する複数の支持ピンの配置データ作成装置において、
前記電子部品を前記基板のどの位置に装着するかの装着データを基板の種類毎に格納する第1の記憶手段と、
前記電子部品の寸法等に係る特徴を表す部品ライブラリデータを格納する第2の記憶手段と、
前記支持テーブルのどの位置に配置するかの前記支持ピンの配置データを基板の種類毎に格納する第3の記憶手段と、
前記支持ピンの配置データを作成したい前記基板の種類を選択する選択手段と、
この選択手段により選択された前記基板に係る装着データ及び前記部品ライブラリデータに基づいて前記基板裏面に装着された複数の電子部品のグラフィックスを表示すると共に前記選択手段により選択された前記基板に係る前記支持ピンの配置データに基づいてこの支持ピンのグラフィックスとを表示する表示手段と、
前記装着データ、部品ライブラリデータ及び支持ピンの配置データとに基づいて前記基板裏面に装着された各電子部品と各支持ピンとが干渉するか否かを判定する判定手段と、
前記第3の記憶手段に格納された前記支持ピンの配置データのうち、前記判定手段により干渉すると判定された前記支持ピンに係る配置データを削除するように制御する制御手段とを
設けたことを特徴とする。
第4の発明は、支持テーブルに立設される基板を支持する複数の支持ピンの配置データ作成装置において、
前記電子部品を前記基板のどの位置に装着するかの装着データを基板の種類毎に格納する第1の記憶手段と、
前記電子部品の寸法等に係る特徴を表す部品ライブラリデータを格納する第2の記憶手段と、
前記支持テーブルのどの位置に配置するかの前記支持ピンの配置データを基板の種類毎に格納する第3の記憶手段と、
前記支持ピンの配置データを作成したい前記基板の種類を選択する選択手段と、
この選択手段により選択された前記基板に係る装着データ及び前記部品ライブラリデータに基づいて前記基板裏面に装着された複数の電子部品のグラフィックスを表示すると共に前記選択手段により選択された前記基板に係る前記支持ピンの配置データに基づいてこの支持ピンのグラフィックスとを表示する表示手段と、
管理者がこの表示手段に表示された複数の電子部品のグラフィックスと前記プリント基板を支持する複数の支持ピンのグラフィックスとを見て両者が干渉するものと判断した際にその干渉する前記支持ピンのグラフィックスを指定する指定手段と、
前記第3の記憶手段に格納された前記支持ピンの配置データのうち、前記指定手段により指定された前記支持ピンのグラフィックスに対応する前記支持ピンの配置データを削除するように制御する制御手段とを
設けたことを特徴とする。
第5の発明は、支持テーブルに立設される基板を支持する複数の支持ピンの配置データ作成装置において、
前記電子部品を前記基板のどの位置に装着するかの装着データを基板の種類毎に格納する第1の記憶手段と、
前記電子部品の寸法等に係る特徴を表す部品ライブラリデータを格納する第2の記憶手段と、
前記支持テーブルのどの位置に配置するかの前記支持ピンの配置データを基板の種類毎に格納する第3の記憶手段と、
前記支持ピンの配置データを作成したい前記基板の種類を選択する選択手段と、
この選択手段により選択された前記基板に係る装着データ及び前記部品ライブラリデータに基づいて前記基板裏面に装着された複数の電子部品のグラフィックスを表示すると共に前記選択手段により選択された前記基板に係る前記支持ピンの配置データに基づいてこの支持ピンのグラフィックスとを表示する表示手段と、
前記装着データ、部品ライブラリデータ及び支持ピンの配置データとに基づいて前記基板裏面に装着された電子部品と各電子部品とが干渉すると判定された前記支持ピンに係る配置データを削除するように制御する第1の制御手段と、
管理者がこの表示手段に表示された複数の電子部品のグラフィックスと前記プリント基板を支持する複数の支持ピンのグラフィックスとを見て両者が干渉するものと判断して指定された前記支持ピンのグラフィックスに対応する前記支持ピンの配置データを削除するように制御する第2の制御手段と、
前記第1の制御手段により干渉する前記支持ピンの配置データを削除するように制御するか、前記第2の制御手段により干渉する前記支持ピンの配置データを削除するように制御するかを選択する選択手段とを
設けたことを設けたことを特徴とする。
本発明は、基板裏面に既に電子部品が装着されている場合でも、この既に装着された電子部品に支持ピンが当接することがないようにすることができるので、基板を適切に支持すると共に装着済みの電子部品を支持ピンが傷つけないようにすることができる。
スクリーン印刷機の正面図である。 スクリーン印刷機の要部の右側面図である。 基板支持装置の一部断面図である。 基板支持装置の平面図である。 基板支持装置の一部断面図である。 基板支持装置の一部断面図である。 基板支持装置の一部断面図である。 基板支持装置の一部断面図である。 基板支持装置の一部断面図である。 基板支持装置の一部断面図である。 基板支持装置の一部断面図である。 他の実施形態の基板支持装置の一部断面図である。 他の実施形態の基板支持装置の一部断面図である。 スクリーン印刷機の制御ブロック図である。 装着データを示す図である。 部品配置データを示す図である。 部品ライブラリデータを示す図である。 支持ピンの配置に係る配置データを示す図である。 フローチャートを示す図である。 モニタに表示された画面を示す図である。 モニタに表示された画面を示す図である。 モニタに表示された画面を示す図である。
以下、本発明の具体的な実施形態を図面を参照しながら説明する。基板支持装置を具備する作業装置としては、プリント基板上に塗布剤を塗布するスクリーン印刷機や、プリント基板上に接着剤を塗布する接着剤塗布装置や、プリント基板上に電子部品を装着する電子部品装着装置などがあるが、本実施形態では、スクリーン印刷機を例として、説明する。図1はスクリーン印刷機の要部の正面図、図2はスクリーン印刷機の要部の右側面図を示す。
図1に示すように、前記スクリーン印刷機1は、基台11上に設置された基板支持装置12と、この基板支持装置12の上方に配置されたスクリーン支持手段13と、基板支持装置12とスクリーン支持手段13の間に配置され基板支持装置12によって支持された基板であるプリント基板Pに対角線上の位置に付された基板認識マークKMを撮像する第1撮像手段14と、スクリーン支持手段13の上方に配置されスクリーン支持手段13に支持されたスクリーンSに付されたスクリーン認識マークを撮像する第2撮像手段15と、スクリーンSの上方に配置された一対の印刷ヘッド16A、16B(図2参照)と、基板Pを基板支持装置12上に供給する供給コンベア17と、基板Pを基板支持装置12上から排出する排出コンベア18と、第1及び第2撮像手段14、15で撮像した画像を映し出す後述のモニタ109とを備えている。
前記基板支持装置12は、水平方向に延びるX軸の方向(図1参照)に移動するための第1移動機構21と、この第1移動機構21上に設けられ水平面内で回転するための回転機構22と、この回転機構22上に設けられ垂直方向に延びるZ軸の方向に移動するための第2移動機構23と、この第2移動機構(以下、ブロックベースという。)23上に設けられ後述する複数本の支持ピンとこれらの支持ピンを支持する支持テーブル等を備えた基板支持テーブル24と、この基板支持テーブル24の上面に設けられ基板PをX軸方向に搬送する搬送機構(図示せず)とを備えている。
前記スクリーン支持手段13は、スクリーンSの下面の周縁部を支持するスクリーン支持枠25と、該スクリーン支持枠25の上方に配置されスクリーンSをスクリーン支持枠25に圧接するシリンダ26、26と、水平方向に延びるY軸の方向に移動するための移動機構27とを備えている。
前記第1撮像手段14は、基板認識用カメラ28と、この基板認識カメラ28をX軸及びY軸方向に移動させる移動機構29と、基板支持装置12上の基板Pに光を照射する照明装置(図示せず)とを備えている。また、第2撮像手段15は、スクリーン認識用カメラ31と、このカメラ31をX軸方向に移動させる移動機構32と、基板支持装置12上の基板Pに光を照射する照明装置(図示せず)とを備えており、カメラ31は印刷ヘッド16A、16Bの移動機構34によってY軸方向に移動するようになっている。
なお、図2に示すように、印刷ヘッド16A、16BはY軸方向に間隔をおいて配置され、下端部にそれぞれスキージ33A、33Bが取り付けられており、前記移動機構34によって同時にY軸方向に移動すると共に垂直移動機構35A、35Bによってそれぞれ個別にZ軸方向に移動する。そして、印刷ヘッド16A、16Bが図2の左方向へ移動する際には右側の印刷ヘッド16Aが下降してスキージ33AがスクリーンS上を摺動し、図3の右方向へ移動する際には左側の印刷ヘッド16Bが下降してスキージ33BがスクリーンS上を摺動する。したがって、印刷ヘッド16A、16Bの一回の往復移動で二回の印刷処理が行われる。
以下、上述した基板支持テーブル24について、図3及び図4に基づいて詳細に説明する。
51は支持テーブルであり、この支持テーブル51にはそれぞれが支持ピン52を支持する複数の支持孔53が等間隔で複数行(図1及び図2においてはX方向)、複数列(図2においてのY方向)、上下方向に形成されている。そして各支持孔53は、前記支持テーブル51の上部に形成されてプリント基板Pを水平に支持する前記支持ピン52を上下にスライド自在に支持する上部孔54とこの上部孔54の下に形成され上部孔54より断面積が大きい下部孔55とから成っている。
また、支持テーブル51には、各行毎に下部孔55の上部と下部とのそれぞれを連通する上部エア供給路56及び下部エア供給路57が連通している。上部エア供給路56及び下部エア供給路57はそれぞれ上部吸入路58及び下部吸入路59に連通し、各上部吸入路58及び下部吸入路59のエア入り口は支持テーブル51の側面に支持孔53の各行毎に並んで取り付けられた例えばセンターオープンの5ポート電磁弁等の電磁弁60a〜60gに接続されている。
また、支持テーブル51とブロックベース23の間にはリニアガイド23aが複数個所に設けられ、支持テーブル51はブロックベース23の上に、水平方向(図3においてはY方向)にスライド自在に支持されている。ブロックベース23には電磁弁60a〜60gの近傍に接続孔61が形成され、この接続孔61の下部穴に図示しないエア供給源に接続されたエア供給パイプ62が接続され、接続孔61の上部穴には各電磁弁60a〜60gが配管接続されている。
ブロックベース23の上には支持テーブル51をX方向(図4の矢印方向)に移動させるための駆動シリンダ63が設けられ、駆動シリンダ63のロッド63aが電磁弁60a〜60gと反対の支持テーブル51の側面に接続されている。
プリント基板Pを支持する支持ピン52は、断面円形であり、その下部には、最も直径が大きく前記下部孔55内にて上下にスライドするスライド部64が形成されている。このスライド部64の下には、スライド部64より直径が小さい突出部64aが形成され、上にはスライド部64より直径が小さい括れ部65が形成されている。括れ部65は、その直径が上部孔54の直径より僅かに小さく支持ピン52の上昇により上部孔54内にほぼ収まる下中間部66と、この下中間部66の上に形成され、直径が下中間部66より小さい中央部(括れ)67と、この中央部67の上に形成され下中間部66と断面形状が等しい上中間部68とを備えている。そして、支持ピン52を下降させている状態で、括れ部65と下部孔55の側壁との間に空間70が形成されている。
更に、括れ部65の上には更に上方へ伸び中央部67と直径が等しく断面積が上中間部68より小さく括れている延在部71が形成され、この延在部71の上には延在部71より直径が大きい上端部72が形成されている。
上述したスライド部64、括れ部65、延在部71及び上端部72は例えば一体に形成され、スライド部64の外周側面には全周に亘り溝75が形成され、溝75にパッキン76が取り付けられている。パッキン76は、例えば断面形状が下方に開放したU形状であり、スライド部64、即ち、支持ピン52の下方への移動時の抵抗は上方への移動時の抵抗より大きい。
81は、支持テーブル51の上に、支持テーブル51と間隔を存して設けられた支持ピンベースであり、各支持ピン52に対応して複数行、複数列、貫通孔82が形成されている。各貫通孔82は断面がだるま形状であり、直径が大きく上中間部68が昇降可能な昇降部83と、この昇降部83から連続して形成され支持ピン52が上昇した状態で上中間部68の下端を支持する直径が小さい支持部84とを備えている。なお、図4においては、総ての貫通孔の記載は省略する。
更に、支持ピンベース81の上方には塵埃をよけるためのシート85が設けられ、シート85には支持ピン52に対応して複数の孔86が形成されている。シート85は支持テーブル51と図示しない連結機構により連結され、支持テーブル51の移動に伴い支持テーブル51と同時に移動する。
また、支持テーブル51の上方には、図7に示したように、XY方向、例えば水平方向に移動可能な押込装置であり、例えばシリンダで構成された支持ピン52の移動手段である押込ヘッド87が設けられ、押込ヘッド87には上下方向に移動可能で、下降して予め設置された支持ピン52を前記支持孔53内に押し込むロッド88が設けられている。
以下、印刷するプリント基板Pに対応して各支持ピン52を設定するときの動作について、図3〜図12に基づいて説明する。なお、図5〜図12において、図示された各支持ピンを区別するために、最も左に位置した支持ピンから順に52a、52b及び52cとし、また、図3及び図4と同じ機構のものには同じ符号を付しその詳細な説明は省略する。
まず、図5に示すように、各支持ピン52a、52b或いは52cによる基板支持の設定を開始する前の初期状態では、各支持ピン52a、52b及び52cは共に下降位置であり、スライド部64は下部孔55の下部に位置し、突出部64aが下部孔55の底に当接し、括れ部65は上中間部68の上部を除き下部孔55内に位置し、支持ピン52a、52b及び52cと下部孔55の側壁との間に空間70が形成されている。また、中間部68の上部は上部孔54内に位置している。上部孔54の上方に貫通孔82が位置し、延在部71が貫通孔82を貫通し、上端部72がシート85の孔86に位置している。
このような初期状態において、後述する制御装置101が電磁弁60a〜60gに一方の開信号を出すると、電磁弁60a〜60gが動作する。そして、エア供給源から例えば電磁弁60aを介して矢印にて示したように、空気が対応した行の下部エア供給路57に送られ、各スライド部64には下方から圧力が加わり、各支持ピン52a、52b及び52cは上昇する。
この結果、図6に示したように、スライド部64の上面が下部孔55の上面に当接し、各支持ピン52a、52b及び52cは最も上昇した位置で停止する。このとき、下中間部66が上部孔54内にほぼ収まり、各支持ピン52a、52b及び52cが支持テーブル51の上部により支持され、また、中央部67は貫通孔82に対応した位置にある。そして、各支持ピン52a、52b及び52cのスライド部64のパッキン76により支持孔53内の空気の漏れが防止され、また、下部エア供給路57からの空気の供給が停止してもパッキン76と支持孔53の側壁との摩擦により各支持ピン52a、52b及び52cは上昇した位置に維持される(図6参照)。
次に、下部エア供給路57からの空気の供給が停止し、図7に示したように、予め設定されたプリント基板Pを支持する必要がない支持ピン(以下、支持不要ピンという。)52bの上方へ移動していた支持ピン52の移動手段である押込ヘッド87のロッド88は下降する。
なお、支持ピン52の移動手段は押込ヘッド87に限定されず、支持テーブル51に、例えば電磁石等の移動手段を設けてもよい。
この結果、ロッド88の下降によりその下端が支持ピン52bの上端部72に当接し、支持ピン52bが下降して図8に示したように、支持テーブル51及び支持ピンベース81に押し込まれる。その後、押込ヘッド87は予め設定されているその他の支持不要ピンの上方へ移動し、同様に支持不要ピンを支持テーブル51及び支持ピンベース81に押し込む。支持ピンの押し込み時、下部エア供給路57は電磁弁を介して大気に開放され、支持ピンが押し込まれたときには、下部孔55内の空気は外部に押し出され、支持ピンをスムーズに押し込むことができる。
総ての支持不要ピンの押し込み作業が終了すると、図9に矢印90に示したようにロッド88は上昇し、その状態に維持される。また、プリント基板の支持に使用される図示された支持ピン52a及び52cなどは上昇した状態に維持されている。次に、駆動シリンダ63が動作してロッド63aが伸び、支持テーブル51及びシート85が共に矢印91及び92の方向に次第に移動する。この移動に伴い、支持ピン52a及び52cの中央部67、即ち、プリント基板の支持に使用する支持ピンの中央部67は貫通孔82の昇降部83から支持部84へ移動する。また、支持ピン52bの延在部71、即ち、プリント基板の支持に使用しない支持ピンの延在部71も昇降部83から支持部84へ移動する。
このように、支持ピン52a、52b及び52cなどには、支持ピン52a、52b及び52cが上昇している状態、或いは下降している状態で支持部84に対応して直径が小さい中央部67及び延在部71が形成されているので、各支持ピンが上昇している状態及び下降した状態の何れの状態においても、支持テーブル51の移動によって各支持ピンの中央部67及び延在部71を昇降部83から支持部84に移動させることできる。
支持テーブル51及びシート85の移動が終了すると、次に、電磁弁60a〜60gが動作し、図10に矢印93に示したように、エア供給源から電磁弁60a〜60gを介して空気が上部エア供給路56に流れる。このため、空気の圧力により使用する支持ピンである支持ピン52a及び52c等がほぼ同時に僅かに下降し、図10に示したように、上中間部68の下端が支持ピンベース81の支持部84の周囲上面に当接し、その位置に支持される。このとき、支持ピン52a及び52c等の使用する支持ピンの中央部67が支持部84に嵌合するようにしてもよい。
使用する支持ピン52a及び52c等の上中間部68の下端が支持ピンベース81の支持部84の周囲上面に当接し、その位置に支持されるので、支持ピン52a及び52cを含む使用する各支持ピンを支持ピンベース81により一斉に同じ高さ位置に位置決めすることができる。また、使用しない支持ピン52bなどは僅かに下降し、突出部64aが下部孔55の底面に当接して支持されて位置決めされる。
このように、支持ピン52a及び52cなどをプリント基板の支持位置に設定するとき、即ち、位置決めするとき、駆動手段を用いて各支持ピンを一斉に上昇或いは下降させて位置決めするので、支持ピンの設定に必要な時間を極力短くすることができる。
また、上述した支持ピンの設定は各電磁弁60b〜60gに対応した行毎に各支持ピンについても同様に行われる。各行の支持ピンのうちプリント基板支持に使用される支持ピンが位置決めされ、設定される。
この結果、支持ピン52a及び52cなどの使用する支持ピンをプリント基板の支持位置に設定するとき、作業者が作業を行うことなく必要な支持ピンを設定することができる。また、多数の支持ピンを設定するときにも設定に必要な時間を極力短くすることができる。
その後、プリント基板の支持に使用される支持ピン52a及び52cなど、及び使用されない支持ピン52bなどがそれぞれ位置決めされた状態で、上述したようにプリント基板への印刷運転が行われる。
その後、例えば複数枚のプリント基板への印刷が終了し、印刷運転が終わると、次に印刷するプリント基板に対応して支持ピンを設定する段取り替えが行われる。
この段取り替え時には、まず、駆動シリンダ63が動作してロッド63aが引き込まれ、支持テーブル51及びシート85が共に矢印94及び95の方向に次第に移動する。この移動に伴い、図11に示したように、支持ピン52a、52b及び52c、即ち、総ての支持ピンは貫通孔82に位置する。その後、矢印96に示したように、空気が電磁弁60a〜60gを介して下部エア供給路57に流れる。この結果、総ての支持ピン52a、52b及び52c・・・が上昇する。
この結果、図11に示したように、支持ピン52a、52b及び52c、即ち、総ての支持ピンの中央部67は貫通孔82の昇降部83に対応した位置に移動する。
図11に示し各支持ピン52a、52b及び52c及び支持テーブル51、支持ピンベース81及びシート85の位置関係は、図6に示した状態と同様で、以後、上述した支持ピンの設定時と同様に使用する支持ピンの設定が行われる。
また、印刷するプリント基板の大きさに基づいて、開閉制御される電磁弁60a〜60gは制御され、支持するプリント基板と無関係な電磁弁は動作しないようにすることができ、この結果、空気が無駄に支持テーブル51に供給されること、或いは支持ピンが無駄に昇降することを回避できる。
以下、本発明の他の実施形態の支持ピンの設定方法を、図面を参照しながら説明する。図12及び図13はスクリーン印刷機の一部の断面図であり、上述した実施形態と同様の機構には同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図12は、把持ヘッド78を備えたスクリーン印刷機の支持ピン設定時の初期状態を示し、把持ヘッド78は押込ヘッド87と同様にXY方向、例えば水平方向に移動可能であり、且つ、図示しない昇降機構によって昇降可能であり、このヘッド78の下部には、水平方向に移動する一対の把持爪79、80が設けられている。また、各支持ピン52a、52b及び52cの延在部71は上述した実施形態の支持ピンより僅かに長く、下降している状態において、延在部71の上部及び上端部72はシート85から上方へ突出している。
図12に示したように、下降した状態であり、プリント基板の支持に使用する支持ピン52bの上方に位置した把持ヘッド78の把持爪79、80が矢印95に示したように接近する水平方向に移動する。そして、把持爪79、80の下端により支持ピン52bの上端部72を係止した後、把持ヘッド78は図13に矢印96に示したように所定の高さ位置まで上昇し、支持ピン52bを引き上げる。この結果、支持ピン52bの中央部67は昇降部83に位置している。同様に、プリント基板の支持に使用するその他の支持ピンについても把持ヘッド78が引き上げる。
次に、図9に示した状態と同様に、矢印91及び92に示した方向へ支持テーブル51及びシート85は移動し、以後、上述した実施の形態の図9から図10に示した設定時の動作と同様に使用する支持ピンが位置決めされ、設定される。
このように、把持ヘッド78を用いた場合には、使用する支持ピンを設定する動作を一層簡略化することができる。
次に、図14に基づき、スクリーン印刷機の制御ブロックについて説明する。先ず、101はCPU、RAM、ROM等を備えたマイクロコンピュータから成る制御装置であり、この制御装置101は判定手段、制御手段でもあり、各駆動回路102、103を介して前記押込ヘッド87の移動のための前記X軸駆動モータ104、Y軸駆動モータ105などを制御する。
前記制御装置101に接続された記憶装置(記憶手段)106には、電子部品装着装置の電子部品の装着に係る装着データ(図15参照)がプリント基板Pの種類毎に記憶されており、その装着順序毎(ステップ番号毎)に、プリント基板P内での各電子部品の装着座標であるX座標、Y座標及び角度情報や、各部品供給ユニット3の配置番号情報等が格納されている。
また記憶装置106には、この電子部品装着装置の前記各部品供給ユニット3の部品供給ユニット配置番号に対応した各電子部品の種類の情報、即ち部品配置データ(図16)が格納されている。更には、全ての電子部品装着装置において装着される電子部品の部品ID毎に電子部品のX方向及びY方向の寸法等に関する部品ライブラリデータ(図17)が格納されている。プリント基板Pの種類毎の支持ピン52の配置に係る配置データ(支持テーブル51に配置された支持ピン52のうち、位置決めされるプリント基板Pに対応した範囲の支持ピン52の配置データ、図18参照)などが格納されている。この配置データの原点はプリント基板Pの右下角部で、原点のX座標、Y座標をゼロとした座標である。なお、前記記憶装置106には、プリント基板Pの外形寸法に関する基板情報も格納されている。
なお、説明の便宜上、制御装置101は支持テーブル51をX軸方向に移動させるためのテーブルX軸駆動モータ、スクリーンSをY軸方向に移動させるためのスクリーンY軸駆動モータ、スキージをY軸方向に移動させるためのスキージY軸駆動モータ等を制御するが、ここでは図示を省略する。
107は前記制御装置101にインターフェース108を介して接続される認識処理装置で、前記スクリーン認識用カメラ31により撮像された画像や、前記基板認識用カメラ28により撮像された画像の認識処理が該認識処理装置107にて行われ、制御装置101に両者の認識処理結果が送出される。すると、制御装置101において、認識処理結果に基づいて各基板認識マークの位置と各スクリーン認識マークの位置とを相対的に位置決めさせるべき位置ズレ量を演算し、内蔵する記憶部に演算結果を格納する。従って、この位置ズレ量に基づいて、制御装置101は基板支持装置12をX軸方向に移動させるためのテーブルX軸駆動モータ及び基板支持装置12を回転させるためのテーブルθ軸駆動モータを制御すると共にスクリーンSをY軸方向に移動させるためのスクリーンY軸駆動モータを制御することにより、プリント基板PとスクリーンSの相対的な位置ズレを補正して位置決めする。
109は部品画像や各種データ設定のための画面などを表示するモニタ(表示手段)で、このモニタ109には入力手段としての種々のタッチパネルスイッチ110が設けられ、共にインターフェース108を介して制御装置101に接続され、作業者がタッチパネルスイッチ110を操作することにより、また入力手段としてのマウス111を使用して各種設定をすることができる。
次に、図19のフローチャートに基づいて、支持ピンデータの編集について説明する。先ず、前提として、制御装置101が電磁弁60a〜60gに一方の開信号を出力して電磁弁60a〜60gを動作させて、エア供給源から電磁弁60a〜60gを介して空気が対応した全て行の下部エア供給路57に送られ、各スライド部64には下方から圧力が加わり、全ての支持ピン52は上昇した状態にある。
この状態において、初めに、モニタ109に表示されたタッチパネルスイッチ(選択手段)110を押圧操作して、支持ピンデータの編集メニューを選択して、その前記支持ピンの配置データを作成したい(編集したい)プリント基板、即ちその裏面に電子部品が装着されたプリント基板の種類を選択すると、制御装置101は記憶装置106から全ての電子部品に係る部品ライブラリデータを読込む(ステップS01)と共に支持ピン52の配置データを読込む(ステップS02)。
そして、これらの読み込みの後に、このプリント基板を支持するために使用する支持ピンのグラフィックスPGを描画してモニタ109に表示する(ステップS03)。次に、前記記憶装置106に格納された基板情報を制御装置101は読み込み(ステップS04)、プリント基板の外形グラフィックスBGを描画してモニタ109に表示する(ステップS05)。
次に、制御装置101は記憶装置106に格納されたこのプリント基板に係る装着データを読み込み(ステップS06)、電子部品のグラフィックスDGを描画してモニタ109に表示させる。すると、図20に示すような画面表示となる。
そして、制御装置101は入力待ちをして(ステップS08)、モニタ109に表示されたタッチパネルスイッチ110である編集終了スイッチ部が押圧操作されると(ステップS09)、支持ピンデータの編集は終了する。
また、制御装置101は入力待ちをして(ステップS08)、編集終了スイッチ部が押圧操作されない状態では、自動判定スイッチ部が押圧されたか否かを判定して(ステップS10)、自動判定スイッチ部が押圧されないと判定すると、その他の処理をする(ステップS11)。
ここで、自動判定スイッチ部が押圧されたか否かを判定して(ステップS10)、自動判定スイッチ部が押圧されたと判定すると、装着データにおける該当する装着ステップ番号における支持ピンの判定が終了したか否かを判定する(ステップS12)。即ち、装着ステップ番号順に判定するので、該当する装着ステップは初めは装着ステップ番号001であり、この装着ステップ番号001の電子部品における全ての支持ピンの判定が終了したか否かを判定する(ステップS12)。
そして、この装着ステップ番号001の電子部品における全ての支持ピンの判定が終了していないと判定すると、判定する支持ピン52が下降させていない(使用する)支持ピンか否かを判定する(ステップS13)。即ち、使用しないために、既に下降させている支持ピンにあっては、プリント基板P裏面に装着されている電子部品と干渉することは無いので、干渉するかの判定(ステップS14)をすることなく、ステップS12に戻るためである。
従って、判定対象の支持ピンが下降させていない(使用する)支持ピンか否かを判定して(ステップS13)、下降させている場合にはステップS12に戻るが、下降させていないので、次にこの指定された装着ステップ番号001の電子部品と各支持ピン(全ての支持ピン)52とが干渉するか否かを制御装置101は判定する(ステップS14)。
この場合、電子部品と各支持ピン52とが干渉するか否かの判定については、制御装置101が前記記憶装置106に格納されている装着データ、部品ライブラリデータ及び支持ピン52の配置データとに基づいて、また使用する支持ピンの直径に関するサイズデータ(記憶装置106に格納されている)に基づいて、支持ピン52の座標と直径、電子部品の座標と大きさから、両者が抵触するか否かを判定する。この場合、電子部品の各辺と支持ピ52ンとが重なっているか、支持ピン52の内側に電子部品の中心座標が入っているか、支持ピン52の内側に電子部品の各頂点が入っているかどうか等を検査することにより、電子部品と各支持ピン52とが干渉するか否かの判定を行う。なお、前記支持ピンのサイズデータは、例えば支持ピン52の配置データのステップ番号毎に記憶させてもよい。
ここで、図20に示すように、干渉しないので、干渉しないと判定し、制御装置101は干渉判定をする装着ステップ番号を「1」インクリメントして(ステップS15)、ステップS12に戻る。
そして、次の装着ステップ番号002の電子部品と各支持ピン52とが干渉するかの判定が終了したか否かを判定し(ステップS12)、終了していないと判定すると、下降させていない(使用する)支持ピンか否かを判定する(ステップS13)。下降させている場合にはステップS12に戻るが、下降させていないので、次にこの指定された装着ステップ番号002の電子部品と各支持ピン52とが干渉するか否かを制御装置101は判定する(ステップS14)。
ここで、図20に示すように、装着ステップ番号002の電子部品に対応するグラフィックスDGAとステップ番号002の支持ピン52に対応するグラフィックスPGAとが干渉しており、制御装置101が干渉すると判定すると、図8に示す支持ピンの配置データからステップ番号002の支持ピン52に係る座標データを消去(削除)するように、制御装置101は制御する(ステップS16)。
なお、消去とともに、モニタ109上に他のステップ番号の支持ピン52と同様に、例えば黄色で表示されていたステップ番号002の支持ピン52のグラフィックス又は輪郭のみを、破線で表した透明なグラフィックスに表示するように制御装置101が切り換え制御することにより、他の支持ピン52とは区別できる異なった表示にする。これにより、座標データが消去された支持ピン52を容易に確認することができることとなる。
また、支持ピンの判定が自動的に行われた後、作業者がモニタ109を確認し、指示手段であるマウス111を後述するように操作して、さらに消去する支持ピンから消去しない支持ピンに変更することもでき、電子部品の配置に極力合った支持ピンの配置データを作成することもできる。
次いで、制御装置101は干渉判定をする装着ステップ番号を「1」インクリメントして(ステップS15)、ステップS12に戻る。
そして、次の装着ステップ番号003における支持ピンの判定が終了したか否かを判定し(ステップS12)、終了していないと判定すると、下降させていない(使用する)支持ピンか否かを判定する(ステップS13)。下降させている場合にはステップS12に戻るが、下降させていないので、次にこの指定された装着ステップ番号003の電子部品と各支持ピン52とが干渉するか否かを制御装置101は判定する(ステップS14)。
ここで、図20に示すように、干渉しないので、干渉しないと判定し、制御装置101は干渉判定をする装着ステップ番号を「1」インクリメントして(ステップS15)、ステップS12に戻る。
そして、次の装着ステップ番号004における支持ピンの判定が終了したか否かを判定し(ステップS12)、終了していないと判定すると、下降させていない(使用する)支持ピンか否かを判定する(ステップS13)。下降させている場合にはステップS12に戻るが、下降させていないので、次にこの指定された装着ステップ番号004の電子部品と各支持ピン52とが干渉するか否かを制御装置101は判定する(ステップS14)。
ここで、図20に示すように、干渉しないので、干渉しないと判定し、制御装置101は干渉判定をする装着ステップ番号を「1」インクリメントして(ステップS15)、ステップS12に戻る。
そして、全ての装着ステップ番号における支持ピンの判定が終了したか否かを判定し(ステップS12)、終了したと判定すると、ステップS08に戻り、タッチパネルスイッチ110である編集終了スイッチ部が押圧操作されると(ステップS09)、支持ピンデータの編集は終了する。
従って、プリント基板P裏面に既に電子部品が装着されている場合でも、この既に装着された電子部品に支持ピン52が当接することがないようにすることができるので、プリント基板Pを適切に支持すると共に装着済みの電子部品を支持ピン52が傷つけないようにすることができる。
干渉すると判定された支持ピン52は、干渉しないと判定された支持ピンと区別できるように、前述したように、モニタ109に、例えば他の支持ピンとは異なるように表示されるので、作業者は干渉すると判定された支持ピンを容易に確認することができる。
以上が自動的に、その裏面に装着された電子部品と各支持ピンとが干渉するか否かを自動的に判定するようにしたが、選択手段としてのタッチパネルスイッチ110(又はマウス111)を操作することにより、作業管理者が判定することもでき、図21に基づき、説明する。即ち、前述したように、モニタ109に支持ピンのグラフィックスPG、プリント基板の外形グラフィックスBG及び電子部品のグラフィックスDGを描画してモニタ109に表示させた状態で(図21参照)、作業管理者がモニタ109に表示された画面を見て、プリント基板Pに装着された電子部品と支持ピン21とが干渉するか否かを判断する。
従って、作業管理者はモニタ109に表示された画面を見て、電子部品のグラフィックスDG1と支持ピンのグラフィックスPG1とが干渉することが理解できるので、作業管理者はマウス111を操作してカーソルを支持ピンのグラフィックスPG1上に移動させた後、左クリックする。すると、制御装置101はこのステップ番号の支持ピン52の座標データを支持ピンの配置データから消去(削除)するように制御する。
また、電子部品のグラフィックスDG2と支持ピンのグラフィックスPG2とが干渉することも理解できるので、作業管理者はマウス111を操作してカーソルを支持ピンのグラフィックスPG1上に移動させた後、左クリックして、前述と同様にこの干渉する支持ピン52の座標データを支持ピンの配置データから消去(削除)するように制御する。
また、図22に示すように、電子部品のグラフィックスDGと支持ピンのグラフィックスPGとの干渉が複数隣り合って存在すると作業管理者が判断して、前記マウス111を操作することにより、表示されている複数の干渉部分を選択範囲(点線で示す。)として囲み、同時にこの複数の干渉部分を指定して、前記選択範囲内の複数の支持ピン52を下降させると共に記憶装置106に格納させるようにしてもよい。
以上のようにすることにより、支持ピンの配置データの作成作業の簡略化を図ることができ、また作業時間を短縮することができる。
そして、各電子部品と各支持ピンとが干渉しないような支持ピンの配置データを作成することができるから、プリント基板の生産の際に、この作成された配置データに従い、干渉するとされた支持ピン52について、使用しない位置に移動させることにより、プリント基板裏面に既に電子部品が装着されている場合でも、この既に装着された電子部品に支持ピン52が当接することがないようにすることができるので、プリント基板を適切に支持すると共に装着済みの電子部品を支持ピン52が傷つけないようにすることができる。
具体的には、駆動回路102、103を介してX軸駆動モータ104、Y軸駆動モータ105を駆動させて、干渉する支持ピン52の上方へ押込ヘッド87を移動させて、ロッド88を伸張してこの支持ピン52を支持孔53内に押し込むように、下降させて使用しない位置に移動させるように制御装置101が制御する。
なお、以上の実施形態は、スクリーン印刷機に備えられた制御装置101、記憶装置106、モニタ109、タッチパネルスイッチ110、マウス111等を使用して、支持ピンの配置データを作成したが、支持ピンの配置データ作成装置として、選択手段、判定手段及び表示手段を備えたパーソナルコンピュータをスクリーン印刷機に接続して、このパーソナルコンピュータで作成(編集)した支持ピンの配置データをスクリーン印刷機に送るようにしてもよい。
このようにすることにより、スクリーン印刷機は送られた支持ピンの配置データに基づいて、干渉する支持ピン52の上方へ押込ヘッド87を移動させて、ロッド88を伸張してこの支持ピン52を支持孔53内に押し込むように、下降させて使用しない位置に移動させるように制御装置101が制御することができる。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
51 支持テーブル
52 支持ピン
87 押込ヘッド
88 ロッド
101 制御装置(判定手段)
104 X軸駆動モータ
105 Y軸駆動モータ
106 記憶装置
109 モニタ
110 タッチパネルスイッチ
111 マウス
DG 電子部品のグラフィックス
PG 支持ピンのグラフィックス

Claims (5)

  1. 支持テーブルに立設される基板を支持する複数の支持ピンの配置データ作成装置において、
    前記支持ピンの配置データを作成したい前記基板の種類を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された前記基板裏面に装着された複数の電子部品のグラフィックスと前記基板を支持する複数の支持ピンのグラフィックスとを表示する表示手段とを
    設けたことを特徴とする支持ピンの配置データ作成装置。
  2. 支持テーブルに立設される基板を支持する複数の支持ピンの配置データ作成装置において、
    前記支持ピンの配置データを作成したい前記基板の種類を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された前記基板裏面に装着された複数の電子部品のグラフィックスと前記基板を支持する複数の支持ピンのグラフィックスとを表示する表示手段と、
    前記電子部品を前記基板のどの位置に装着するかの装着データ及びこの電子部品の寸法等に係る特徴を表す部品ライブラリデータと前記支持テーブルのどの位置に配置するかの前記支持ピンの配置データとに基づいて前記基板裏面に装着された各電子部品と各支持ピンとが干渉するか否かを判定する判定手段とを
    設けたことを特徴とする支持ピンの配置データ作成装置。
  3. 支持テーブルに立設される基板を支持する複数の支持ピンの配置データ作成装置において、
    前記電子部品を前記基板のどの位置に装着するかの装着データを基板の種類毎に格納する第1の記憶手段と、
    前記電子部品の寸法等に係る特徴を表す部品ライブラリデータを格納する第2の記憶手段と、
    前記支持テーブルのどの位置に配置するかの前記支持ピンの配置データを基板の種類毎に格納する第3の記憶手段と、
    前記支持ピンの配置データを作成したい前記基板の種類を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された前記基板に係る装着データ及び前記部品ライブラリデータに基づいて前記基板裏面に装着された複数の電子部品のグラフィックスを表示すると共に前記選択手段により選択された前記基板に係る前記支持ピンの配置データに基づいてこの支持ピンのグラフィックスとを表示する表示手段と、
    前記装着データ、部品ライブラリデータ及び支持ピンの配置データとに基づいて前記基板裏面に装着された各電子部品と各支持ピンとが干渉するか否かを判定する判定手段と、
    前記第3の記憶手段に格納された前記支持ピンの配置データのうち、前記判定手段により干渉すると判定された前記支持ピンに係る配置データを削除するように制御する制御手段とを
    設けたことを特徴とする支持ピンの配置データ作成装置。
  4. 支持テーブルに立設される基板を支持する複数の支持ピンの配置データ作成装置において、
    前記電子部品を前記基板のどの位置に装着するかの装着データを基板の種類毎に格納する第1の記憶手段と、
    前記電子部品の寸法等に係る特徴を表す部品ライブラリデータを格納する第2の記憶手段と、
    前記支持テーブルのどの位置に配置するかの前記支持ピンの配置データを基板の種類毎に格納する第3の記憶手段と、
    前記支持ピンの配置データを作成したい前記基板の種類を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された前記基板に係る装着データ及び前記部品ライブラリデータに基づいて前記基板裏面に装着された複数の電子部品のグラフィックスを表示すると共に前記選択手段により選択された前記基板に係る前記支持ピンの配置データに基づいてこの支持ピンのグラフィックスとを表示する表示手段と、
    管理者がこの表示手段に表示された複数の電子部品のグラフィックスと前記プリント基板を支持する複数の支持ピンのグラフィックスとを見て両者が干渉するものと判断した際にその干渉する前記支持ピンのグラフィックスを指定する指定手段と、
    前記第3の記憶手段に格納された前記支持ピンの配置データのうち、前記指定手段により指定された前記支持ピンのグラフィックスに対応する前記支持ピンの配置データを削除するように制御する制御手段とを
    設けたことを特徴とする支持ピンの配置データ作成装置。
  5. 支持テーブルに立設される基板を支持する複数の支持ピンの配置データ作成装置において、
    前記電子部品を前記基板のどの位置に装着するかの装着データを基板の種類毎に格納する第1の記憶手段と、
    前記電子部品の寸法等に係る特徴を表す部品ライブラリデータを格納する第2の記憶手段と、
    前記支持テーブルのどの位置に配置するかの前記支持ピンの配置データを基板の種類毎に格納する第3の記憶手段と、
    前記支持ピンの配置データを作成したい前記基板の種類を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された前記基板に係る装着データ及び前記部品ライブラリデータに基づいて前記基板裏面に装着された複数の電子部品のグラフィックスを表示すると共に前記選択手段により選択された前記基板に係る前記支持ピンの配置データに基づいてこの支持ピンのグラフィックスとを表示する表示手段と、
    前記装着データ、部品ライブラリデータ及び支持ピンの配置データとに基づいて前記基板裏面に装着された電子部品と各電子部品とが干渉すると判定された前記支持ピンに係る配置データを削除するように制御する第1の制御手段と、
    管理者がこの表示手段に表示された複数の電子部品のグラフィックスと前記プリント基板を支持する複数の支持ピンのグラフィックスとを見て両者が干渉するものと判断して指定された前記支持ピンのグラフィックスに対応する前記支持ピンの配置データを削除するように制御する第2の制御手段と、
    前記第1の制御手段により干渉する前記支持ピンの配置データを削除するように制御するか、前記第2の制御手段により干渉する前記支持ピンの配置データを削除するように制御するかを選択する選択手段とを
    設けたことを設けたことを特徴とする支持ピンの配置データ作成装置。
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