JP2012011572A - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ボールペンリフィルの後端が後部材の前端部から外れた際には、ボールペンリフィルがコイルスプリングの付勢力によって、勢いよく後退し、そして、後部材に配置されている繰出機構の前端面に勢いよく激突する。
そして、その激突による衝撃力でボールペンリフィル内のインキがインキ収容筒に対して後退する。その結果、ボールペンチップの先端近傍に位置しているインキも後退することになり、筆記かすれが生じてしまう危険性がある。
【解決手段】 前軸の後部に雌ねじが形成され、その雌ねじに螺合する雄ねじが後軸の前部に形成され、それら前軸と後軸とを螺合せしめることによって軸筒を構成し、その軸筒内に芯体を配置すると共に、その芯体を弾発部材によって後方に向けて付勢するが、芯体の後端部は前記前軸内に位置させると共に、その芯体の後端部を前記後軸内に当接せしめ、また、その後軸の前端部に突部を形成した筆記具。
【選択図】 図1

Description

本発明は、前軸の後部に雌ねじが形成され、その雌ねじに螺合する雄ねじが後軸の前部に形成され、それら前軸と後軸とを螺合せしめることによって軸筒を構成し、その軸筒内に芯体を配置すると共に、その芯体を弾発部材によって後方に向けて付勢した筆記具に関する
1例として、先端開口部を有する軸筒本体に、剪断減粘性を付与したインキを収納したボールペンレフィルをコイルスプリングにより軸筒後端方向に付勢して配設し、軸筒本体後端に、内壁面にカム溝を有し、該カム溝と係合するノック体と回転カムとからなる繰出機構を装着した後部材を、軸筒本体にネジ嵌合により着脱自在に装着してなるノック式ボールペンであって、前記軸筒本体の後端が、前記ボールペンレフィルの後端部より軸筒後端側に位置させたノック式ボールペンが知られている。
特開2003−63192号公報
ところで、上記の従来技術の組み立てにあっては、軸筒本体にコイルスプリングを挿着し、次いでボールペンリフィルを挿入し、最後に後部材を軸筒本体に対してネジ螺合させている。
しかし、後部材を軸筒本体にネジ螺合させる際、後部材の前端部が前記ボールペンリフィルの後端部に当接し、その当接を維持させた状態でネジ螺合動作を継続してしまう危険性がある。ボールペンリフィルの後端が、軸筒本体内に位置し、隠れているため、ボールペンリフィルの後端部を見ることができず、往々にして、ボールペンリフィルの後端部が後部材の前端部に当接してしまうのである。この現象は、自動機などで組み立てる場合に顕著となる。軸本体を横に寝かせた状態で組み立てるため、ボールペンリフィルの後端部が重力によって下方に向かって撓んでしまい、その撓んだ部分に後部材の前端部が当接してしまうのである。
そして、この当接した状態は、後部材の前端部でボールペンリフィルをコイルスプリングの弾発力に抗して前進させるため、そのボールペンリフィルには、コイルスプリングからの反発力が過大にかかっていることになる。
その結果、ボールペンリフィルの後端が後部材の前端部から外れた際には、ボールペンリフィルがコイルスプリングの付勢力によって、勢いよく後退し、そして、後部材に配置されている繰出機構の前端面に勢いよく激突してしまうのである。
そして、その激突による衝撃力でボールペンリフィル内のインキがインキ収容筒に対して後退し、その結果、ボールペンチップの先端近傍に位置しているインキも後退することになり、筆記かすれが生じてしまう危険性がある。
そこで、本発明は、前軸の後部に雌ねじが形成され、その雌ねじに螺合する雄ねじが後軸の前部に形成され、それら前軸と後軸とを螺合せしめることによって軸筒を構成し、その軸筒内に芯体を配置すると共に、その芯体を弾発部材によって後方に向けて付勢するが、芯体の後端部は前記前軸内に位置させると共に、その芯体の後端部を前記後軸内に当接せしめ、また、その後軸の前端部に突部を形成したことを第1の要旨とし、前軸の後部に雌ねじが形成され、その雌ねじに螺合する雄ねじが後軸の前部に形成され、それら前軸と後軸とを螺合せしめることによって軸筒を構成し、その軸筒内に芯体を配置すると共に、その芯体を弾発部材によって後方に向けて付勢するが、芯体の後端部は前記前軸内に位置させると共に、その芯体の後端部を前記後軸内に当接せしめ、また、その後軸の前端部から中間部にかけて切り欠き部を形成したことを第2の要旨とし、前軸の後部に雌ねじが形成され、その雌ねじに螺合する雄ねじが後軸の前部に形成され、それら前軸と後軸とを螺合せしめることによって軸筒を構成し、その軸筒内に芯体を配置すると共に、その芯体を弾発部材によって後方に向けて付勢するが、芯体の後端部は前記前軸内に位置させると共に、その芯体の後端部を前記後軸内に当接せしめ、また、その後軸の前端部に傾斜面を形成したことを第3の要旨とする。
本発明は、前軸の後部に雌ねじが形成され、その雌ねじに螺合する雄ねじが後軸の前部に形成され、それら前軸と後軸とを螺合せしめることによって軸筒を構成し、その軸筒内に芯体を配置すると共に、その芯体を弾発部材によって後方に向けて付勢するが、芯体の後端部は前記前軸内に位置させると共に、その芯体の後端部を前記後軸内に当接せしめ、また、その後軸の前端部に突部を形成したことを第1の要旨とし、前軸の後部に雌ねじが形成され、その雌ねじに螺合する雄ねじが後軸の前部に形成され、それら前軸と後軸とを螺合せしめることによって軸筒を構成し、その軸筒内に芯体を配置すると共に、その芯体を弾発部材によって後方に向けて付勢するが、芯体の後端部は前記前軸内に位置させると共に、その芯体の後端部を前記後軸内に当接せしめ、また、その後軸の前端部から中間部にかけて切り欠き部を形成したことを第2の要旨とし、前軸の後部に雌ねじが形成され、その雌ねじに螺合する雄ねじが後軸の前部に形成され、それら前軸と後軸とを螺合せしめることによって軸筒を構成し、その軸筒内に芯体を配置すると共に、その芯体を弾発部材によって後方に向けて付勢するが、芯体の後端部は前記前軸内に位置させると共に、その芯体の後端部を前記後軸内に当接せしめ、また、その後軸の前端部に傾斜面を形成したことを第3の要旨としているので、インキが後退せず、筆記かすれのない筆記具を提供することができる。
第1例を示す縦断面図。 図1の左側面縦断面図。 図1のボールペン体を除いた図。 第1例の使用状態を示す正面外観図。 尾栓を示す外観斜視図。 図1の要部拡大図。 第2例を示す尾栓の外観斜視図。 図7の縦断面図。 動作を示す横断面図。 第3例を示す尾栓の外観斜視図。 図10の縦断面図。 第4例を示す外観背面図。 図12の外観斜視図。
作用について説明する。前軸と後軸とを相対的に回転させることによって、後軸の突部、或いは、傾斜面が芯体の後端部を弾き、その芯体が後軸の中心へと導かれる。
第1例を図1〜図6に示し説明する。軸体内にボールペン体を配置すると共に、そのボールペン体を出没可能に配置した、所謂、出没式の筆記具である。比較的硬質な樹脂材質から形成された軸筒1の表面には、比較的軟質な樹脂材質(軟質部材2)が被覆されている。前記軸筒1を形成する比較的硬質な樹脂材質の1例としては、本例においてはポリカーボネートを使用しているが、ポリエチレンテレフタレートやアクリル、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)、アクリロニトリルスチレン共重合体(AS)、ポリプロピレンなどが挙げられる。また、軟質部材2を形成する比較的軟質な樹脂材質としては、本例においては軟質アクリルを使用しているが、熱可塑性エラストマーなどが挙げられる。
前記軸筒1の後端開口部には、尾栓3が螺合の手段によって着脱自在に取り付けられているが、圧入構造を利用した固定手段であっても良い。それら軸筒1と軟質部材2、並びに、尾栓3によって軸体4が構成されているが、前記軸筒1の先端近傍は、先端に向かって先細り形状をなしている。また、軸体4の内部には、ボールペン体5がコイルスプリングなどの弾撥部材6によって、後方に付勢された状態で配置されているが、軸体4の長手方向に対して前後動が可能に配置されていると共に、そのボールペン体5の先端部(ボールペンチップ7)が軸体4の先端開口部から出没が可能なものとなっている。
一方、前記尾栓3の内部には、回転子8が前後動可能に配置されており、その回転子8の後方には摺動子9も前後動可能に配置されているが、その摺動子9の後端近傍は前記尾栓3の後端開口部から露出しており、その露出部が押圧操作部10となっている。即ち、摺動子9の押圧操作部10を指などで前後に押圧操作することによって、軸体4内のボールペン体6が前後動し、これによってボールペンチップ7が軸体4の先端開口部から出没するのである。また、前記回転子8は、尾栓3のほぼ中央部に位置していると共に、その回転子8の下端面には、前記ボールペン体5の後端部が当接している。つまり、そのボールペン体5の後端部も尾栓3のほぼ中央部に位置していることになる。
符号11は、前記尾栓3に一体成形されたクリップであるが、別部材で構成し、接着や圧入などの手段によって尾栓3に固定しても良い。
前記軟質部材2は、軸筒1のほぼ全域を覆うものとなっているが、それら軸筒1と軟質部材2は、2色成形の手段によって一体的に成形されている。そして、それら軸筒1と軟質部材2とは互いに融着し合っており、相対的なずれや剥離が防止されている。また、軟質部材2の前方部の表面には、微細な高さを有する波形状のグリップ部12が形成されているが、なし地状であっても良く、或いは、ドットを多数形成するなどしても良い。そして、そのグリップ部12の下方に、前記軸筒1を成形するためのゲート跡が形成されている。ゲート跡を波形状のグリップ部12の内側に位置させることによって、そのゲート跡を表面(外観)からは見えにくくしているのである。
一方、軟質部材2の後端部は、前記軸筒1の後端部から僅かに突出した状態で形成されており、その部分が延出部13となっている。そして、その延出部13の外径は、その他の軟質部材2の外径よりも小径なものとなっている。即ち、その延出部13が前記尾栓3によって圧縮された際、延出部13が外径方向、或いは、内径方向に膨れる(膨出部14)が、外径方向に膨れた膨出部14が軟質部材2の表面から突出しないようにしているのである。
また、前記軸筒1の後端近傍の外径は、後方に向けて徐々に拡径した円錐状(円錐状部15)をなしている。軸筒1の後端近傍を後方に向けて拡径した円錐状部15にすることによって、軸筒1の後部の肉厚を多く取ることができ、これによって、尾栓3の脱着操作における応力が分散され、軸筒1の後端部の白化やひび、割れが防止される。ちなみに、軸筒1の後部内面には、前記尾栓3が螺合する雌ねじ16が形成されている。尚、前記円錐状部15に伴って軟質部材2の後部は、薄肉部となっている。軟質部材2の後端近傍を薄肉部にすることによって、軟質部材2が弾性変形しやすくなり、経時による塑性変形も極力防止される。
前記尾栓3は、クリップ11の基部が連結される大径筒状部17とその大径筒状部17の前方に形成された小径筒状部18から構成されているが、その小径筒状部18には前記軸筒1雌ねじ16に螺合する雄ねじ19と案内筒部20が形成されている。そして、その案内筒部20の下端面には、一方の面が直角に切り落とされた台形状の位置決め突起21が形成されており、軸筒1の内面に形成された縦突起1bに係止している。また、この突起21は、案内筒部20の下端面に当接したボールペン体5の後端部を弾き、その後端部を案内筒部20内に導く作用もなしている。
さらに、尾栓3の前記大径筒状部17の下端周縁部における外径は、前記軟質部材2の延出部13が形成される直前の外径とほぼ同径となっている。さらに、尾栓3の大径筒状部17の下端周縁部であって、前記クリップ11が形成されている方向と反対側には、切欠部(面取り部22)が形成されている。そして、その面取り部22は、尾栓3を軸体4に取り付けた際、軟質部材2の延出部13が接触しない位置まで大きく切り欠かれている。即ち、尾栓3を軸体4に取り付けた際、軟質部材2の延出部13のほとんどが押し潰され、圧縮されることになるが、面取り部22を形成した部分の延出部13には、尾栓3の取り付け作用による圧縮作用が働かないようになっている。また、切欠部22のほぼ中央部には、ゲート跡が形成されている。この切欠部22に尾栓3を成形する際のゲート口を位置させることによって、そのゲート口によって残留してしまう前記ゲート跡を位置させることができ、そのゲート跡の前記軟質部材2への接触を防止している。
ここで、前記クリップ11の前方部には、玉部11aが形成されており、その玉部11aは前記軟質部材2の表面に接触している。これに加えて、クリップ11の前方に位置する軟質部材2の表面は膨出(膨出部2a)している。即ち、軟質部材2をクリップ11の玉部11aの位置まで形成することによって、また、クリップ11の前方部を膨出させることによって、そのクリップ11(玉部11a)にノートなどを挟み込んだ際、前記軟質部材2の抵抗、並びに膨出部2aによって抜け落ちにくくしているのである。
さらに、玉部11aの両側には、円弧部11bが施されている。ボールペン体5を交換する際、尾栓3を軸体4から離脱させるが、この時、尾栓3と軸体4とを相対的に回転させるため、軟質部材2の表面には玉部11aによる摺動傷が付いてしまう危険性が高い。その摺動傷を防止するために、玉部11aの両側に円弧部11bを形成しているのである。
ここで、前記軸筒1の前方部には、模様や商品名などの突状の刻印23が施されている。そして、軟質部材2は半透明な材質で成形されている。つまり、軸筒1の刻印23が半透明な軟質部材2を介して、うっすらと奥深い位置に視認することができる。この奥行き感により、樹脂成形品ではあるものの、高級感のある軸体となる。また、刻印23は、前記グリップ部12とは離れた位置に形成されている。即ち、波形状のグリップ部12と離隔させることによって、波形による影響を避け、視認性を高めているのである。尚、前記刻印23の高さは、軸筒1の表面から0.5mmになっているものの、軟質部材2の表面から0.75mmの内部に位置している。
また、軟質部材2は、軸筒1のほぼ全域を覆っているが、軸筒1の中央部が軟質部材2から露出している。具体的には、クリップ部12が位置する側面のほぼ中央部が露出(露出部1a)している。そして、その露出部1aと前記軟質部材2の膨出部2aとの連接部は、膨出部2aの方が若干盛り上がった状態で連接されている。軟質部材である膨出部2aの端部近傍の厚さを厚くすることによって、軸筒1との境界が明瞭になると共に、膨出部2aが成形される際のひけ(凹部)を防止することもできる。
前記尾栓3の内面には、押圧操作部10の脱落を防止するための内面突起24が形成されているが、その内面突起24の後方には、傾斜した縦リブ24aが形成されている。その傾斜した縦リブ24aを形成することによって、前記押圧操作部10の尾栓3への挿着性を容易なものとすると共に、内面突起24近傍の成形に起因するひけ(凹部)の発生を極力防止することができる。
一方、押圧操作部10の前方部には、縦スリット25が形成されており、その縦スリット25を形成することによって形成された係止片26には、係止突起が形成されている。即ち、この係止突起が前記内面突起24を乗り越える際、傾斜した縦リブによって係止片26が内径方向に案内され変形し、乗り越えた後には、自らの復元力によって弾性復帰し内面突起24に係止する。これによって、押圧操作部10の尾栓3からの脱落が防止される。尚、前記縦スリット25の幅は、係止片26が内径方向に十分に変形できる幅を有している。つまり、係止片26が変形した際、係止片26の側面が接触しないようになっている。
また、押圧操作部10の頂部の内面には、「−」状の位置決め突起が形成されている。この位置決め突起は、この押圧操作部10と尾栓3とを組み付け・位置決めする際の、組み付け治具への取り付け部となっている。
さらに、前記尾栓3の内面の下方には、回転子8の脱落を防止する内面リブ27が形成されている。その内面リブ27の後方の傾斜角度は、前方の傾斜角度よりもなだらかになっている。尾栓3を射出成型などの手段によって成形した際における、コアピンの離型性を良好なものとしている。
前記回転子8の下端面には、内面が円錐状をなした筒部28が形成されている。その筒部28に前記ボールペン体5の後端部を内接させることによって、そのボールペン体5の後端部における振れや偏心を防止している。
前記軸筒1の前方部における内面には、縦方向に6個のリブ29が放射状の等間隔な位置に形成されている。そして、そのリブ29の後部は、後方に向けて徐々に拡形する傾斜面29aになっている。そのリブ29によって、前記弾撥部材6の横振れを防止すると共に、センタリング性を向上させている。また、隣り合うリブ29間には、ボールペン体5のクリンプ(突起)5aが位置している。ボールペン体5のクリンプ5aを隣り合うリブ29間に位置させることによって、ボールペン体5の軸体4に対する回転が防止されると共に、ボールペン体5のインキ収容部5bを太くすることができ、インキの収容量の増大化が図れる。
尚、前記リブ29の長さは、本例においては、弾撥部材6の長さよりも長く形成されているが、弾撥部材6の長さとほぼ同等な長さであっても良い。
次に、前記軸筒1への弾発部材6やボールペン体5の挿入手順、並びに、尾栓3などの組み立て手順について説明する。最初に、軸筒1に弾発部材6を後端開口部から挿入し、次いで、ボールペン体5の前方部分を前記弾発部材6にも挿入されるよう、軸筒1の後端開口部から挿入する。次いで、軸筒1の後端開口部に尾栓3を螺合させるが、この時、尾栓3の案内筒部20の内側に前記ボールペン体5の後端部が真っ直ぐに挿入され、回転子8の下端面に当接すればよいが、往々にしてボールペン体5が撓んでいるため、そのボールペン体5の後端部が案内筒部20の前端面に当接してしまう。この当接が維持された状態で尾栓3を軸筒1に対して螺合・回転せしめると、尾栓3の前記突起21がボールペン体5の後端部に位置すると共に、そのボールペン体5の後端部が突起21によって弾かれ、案内筒部20内に導かれる。この時、尾栓3が前記の螺合の進行状況に応じてボールペン体5を弾発部材6の弾発力に抗して前進させ、弾発部材5を圧縮させるが、その圧縮量、即ち、前進移動量は、1ピッチにも満たない量である。よって、前記突部21の弾き作用によりボールペン体20に多少の衝撃力が加わっても、収納されているインキを後退させるまでの衝撃力には至らない。
第2例を図7、図8に示し説明する。前記第1例の尾栓3の案内筒部20にコの字型の切り欠き部30を形成した例である。以下、具体的に説明する。尾栓3の案内筒部20には、その前端面から中間部にかけて切り欠かれた矩形状の切り欠き部30が形成されている。その切り欠き部30の円周方向における幅は、前記ボールペン体5の直径とほぼ同等をなしているが、若干大きな幅としてもよい。自動組み立て機などによってボールペン体5が挿入された軸筒1に尾栓3を螺合させる際、前記ボールペン体5が重力によって下方に向けて撓むが、この時、その撓んだボールペン体5の後端部が前記案内筒部20の切り欠き部30に位置することになり、この状態で、螺合・回転を継続させれば、ボールペン体5の後端部は、その切り欠き部30の端面31を乗り越え、案内筒部20内へと導かれる(図9参照)。
尚、この第2例においては案内筒部20の前端面は、長手方向の軸線に対して垂直な平面で切り落とされているが、傾斜面32として形成してもよい(第3例、図10、図11)。軸筒1に尾栓3を螺合・回転させる際、万が一、案内筒部20の前端面に当接してしまったボールペン体5の後端部を徐々に切り欠き部30や案内筒部20内に導くようにしているのである。
第4例を図12、図13に示し説明する。尾栓3の案内筒部20の前端面に螺旋状の傾斜面33を形成した例である。具体的に説明すると、案内筒部20の前端面には、その案内筒部20のクリップ11側を始端とし、中間部にかけて螺旋状の傾斜面33が緩やかに形成されている。その螺旋状の傾斜面33の終端は再びクリップ11の側となっている。即ち、螺旋状の傾斜面33は360度の範囲に渡って形成されているのである。
1 軸筒
2 樹脂材質
3 尾栓
4 軸体
5 ボールペン体
6 弾撥部材
7 ボールペンチップ
8 回転子
9 摺動子
10 押圧操作部
11 クリップ
12 グリップ部
13 延出部
14 膨出部
15 円錐状部
16 雌ねじ
17 大径筒状部
18 小径筒状部
19 雄ねじ
20 案内筒部
21 位置決め突起
22 面取り部
23 刻印
24 内面突起
25 縦スリット
26 係止片
27 内面リブ
28 筒部
29 リブ
30 切り欠き部
31 端面
32 傾斜面
33 螺旋状の傾斜面

Claims (5)

  1. 前軸の後部に雌ねじが形成され、その雌ねじに螺合する雄ねじが後軸の前部に形成され、それら前軸と後軸とを螺合せしめることによって軸筒を構成し、その軸筒内に芯体を配置すると共に、その芯体を弾発部材によって後方に向けて付勢するが、芯体の後端部は前記前軸内に位置させると共に、その芯体の後端部を前記後軸内に当接せしめ、また、その後軸の前端部に突部を形成した筆記具。
  2. 前軸の後部に雌ねじが形成され、その雌ねじに螺合する雄ねじが後軸の前部に形成され、それら前軸と後軸とを螺合せしめることによって軸筒を構成し、その軸筒内に芯体を配置すると共に、その芯体を弾発部材によって後方に向けて付勢するが、芯体の後端部は前記前軸内に位置させると共に、その芯体の後端部を前記後軸内に当接せしめ、また、その後軸の前端部から中間部にかけて切り欠き部を形成した筆記具。
  3. 前記切り欠き部の円周方向にける幅を前記芯体の直径とほぼ同等とした請求項2に記載の筆記具。
  4. 前軸の後部に雌ねじが形成され、その雌ねじに螺合する雄ねじが後軸の前部に形成され、それら前軸と後軸とを螺合せしめることによって軸筒を構成し、その軸筒内に芯体を配置すると共に、その芯体を弾発部材によって後方に向けて付勢するが、芯体の後端部は前記前軸内に位置させると共に、その芯体の後端部を前記後軸内に当接せしめ、また、その後軸の前端部に傾斜面を形成した筆記具。
  5. 前記傾斜面を螺旋状に形成した請求項4に記載の筆記具。
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