JP2012010598A - 緑化装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】植物を生育する植生基盤が充填され、多面を有する緑化装置であって、前記緑化装置の複数の側面のうちの一面を除く他の複数の側面を形成し、前記緑化装置の高さまで伸びる多側面部と、前記緑化装置の複数の側面のうちの一面を形成するとともに、前記緑化装置を高さ方向において複数段に分割する分割部であって、各段が、前記一面の一部を形成する分割側面と、該分割側面と接続された前記各段の底面を形成する分割底面を含み、各段同士が所定の間隔あけて配置される分割部と、前記多側面部と前記分割部とを接続する接続部と、を備える。
【選択図】図1
Description
装置の下部においても十分な水の供給が可能となる。所定の間隔は、灌水を行うために必要な寸法として適宜設計することができる。また、所定の間隔を設計するに際しては、通気性を考慮するようにしてもよい。なお、高さ方向の空間を有効活用する場合の方法としては、例えば、高さが低い緑化装置を収納棚等を用いて高さ方向に複数段重ねることも考えられる。但し、この場合には、別途棚が必要となる。これに対し、本発明によれば、このような棚も不要であり、部品点数の削減を図ることができる。また、棚が不要となることでスペースを更に有効に活用することができる。
<構成>
図1、図2に示すように、第一実施形態に係る緑化装置1は、側面パネルユニット2、分割パネルユニット3を備え、接続部材5によって側面パネルユニット2と分割パネルユニット3が互いに接続されている。また、第一実施形態に係る緑化装置1内には、植生マット6が設けられ、軽量土壌7が充填され、植物8が植え付け可能となっている。図1では、正面と上面にのみ植物8が植え付けられているが、右側面、左側面、背面にも植え付け可能である。分割パネルユニット3は、上段パネル金網3a、中段パネル金網3b、下段パネル金網3cの3段からなり、各段同士の間には隙間が設けられ、通気性を確保すると共に、この隙間から水の供給(灌水)が可能となっている。なお、本実施形態では、分割パネルユニット3の垂直面を緑化装置1の背面として定義するが、正面、背面、左側面、右側面は、説明の便宜上割り当てたものであり、限定されるものではない。
23を備え、緑化装置1の正面、右側面、及び左側面を形成する(特に、図2、図4Aから4Dを参照)。側面パネルユニット2には、正面金網21、左側面金網22、右側面金網23の内側に設けられる植生マット6も含まれる。正面金網21、左側面金網22、及び右側面金網23は、いずれも長方形であり、高さ方向の寸法が幅方向の寸法よりも大きく設計されている。正面金網21、左側面金網22、及び右側面金網23は、平板状の金網に対して折り曲げ加工と溶接が施されることで、各面が形成されている。金網の材質は、例えば、亜鉛とアルミニウム合金メッキの鉄線とすることができる。また、正面金網21、左側面金網22、及び右側面金網23は、格子の横方向を構成する横部材が、折り曲げ加工が施されることで、波状に形成されている。これに対し、格子の縦方向(高さ方向)を構成する縦部材は、直線状である。また、横部材の波状のうち、外側に向けて突出した突出部が高さ方向に直線状に並ぶように、突出部と突出部との間において、縦部材と横部材とが溶接によって接続されている。横部材が突出部を有することで、横部材と植生マット6の表面との間に空間が形成され、植物8が側面パネルユニット2の枠体に対して絡みやすくなる。なお、緑化装置1の側面には、蔓類の植物8を植えつけることが好ましく、突出部を高さ方向に直線状に配置することで上方に延びる蔓類が絡みやすくなる。
絡みやすくなる。また、下段底面金網32cでは、突出部が設けられることで設置面との間に空間が形成され、通気性が確保される。
次に、上述した緑化装置1の組み立て方法(以下、単に組み立て方法ともいう)について説明する。図5は、第一実施形態に係る緑化装置の組立て手順を示し、図6A、図6Bは、図6Cは、緑化装置1の組立状況を示す。なお、図5に示す組み立て方法の工程順序は一例であり、工程順序は適宜入れ替えることができる。
うに、中段、下段が夫々組み立てられる。その後、任意の面に植物8が植えつけられる。第一実施形態では、正面と上面に植物8が植えつけられる。植物8には、例えば、シラカシやアオダモなど主木となる木と、コナラ、ウツギ、ヤマブキ、ヤマツツジ、ツバキなどの中・低木、ヒメヤブラン、キチジョウソウ、チゴユリ、ゲンノショウコなどの草本が例示され、これらは混植してもよい。なお、植生マット6には予め植物8が受け付けられたものを用いてもよい。
以上説明した第一実施形態に係る緑化装置1によれば、従来よりも高くすることができ、高さ方向の空間を有効活用して従来よりも多くの植生面積を確保することができる。また、緑化装置1の背が高くなると、軽量土壌7を隅々まで充填することが困難となるが、第一実施形態に係る緑化装置1によれば、高さ方向を複数段に分割することで、各段に対して軽量土壌7を充填する際、軽量土壌7を隅々まで確実に充填することができる。また、緑化装置1の高さ方向が3段に分割され、各段の間には、隙間が形成されるので、この隙間から灌水を行うことができる。すなわち、各段への灌水が可能となり、緑化装置1の下部においても十分な水の供給が可能である。なお、背が低い緑化装置を収納棚等を用いて高さ方向に複数段重ねる場合と比較すると、第一実施形態に係る緑化装置1では、棚が不要であり、部品点数の削減を図ることができる。また、棚が不要となることでスペースを更に有効に活用することができる。
第二実施形態に係る緑化装置1は、第一実施形態に係る緑化装置1の構成に加えて、灌水装置9を更に備える。以下、第二実施形態に係る緑化装置1について図面に基づいて説明する。なお、第一実施形態に係る緑化装置1と同様の構成については、同一符号を付すことで詳細な説明は割愛する。
を、メモリ内のワークエリアに展開し、バルブ制御プログラムに従ってバルブの開閉制御を行う。メモリには、揮発性のRAM(Random Access Memory)と、不揮発性のROM(Read Only Memory)が含まれる。
ここで、図11は、第一又は第二実施形態に係る緑化装置1の設置例を示す。図11において緑化装置1を設置する建物は3階建てであり、正面には複数の窓を有し、正面の幅方向の両端部と側面には窓がない壁を有している。緑化装置1は、この窓のない壁に設置されている。より詳細には、窓のない壁の各階には、高さ方向に台座が3段設けられ、各台座に緑化装置1が設置されている。台座は、建物の建設時に設けてもよく、また、建設後に設けてもよい。図11に示す例では、各階の高さが3mほどである。緑化装置1の高さを3mとすると運搬や組立ての効率が悪くなることが想定されるため、緑化装置1の高さを1mほどに設計し、台座を3段設け、各台座に緑化装置1を設定することで高さ方向の緑化が実現されている。図11に示すように建物の各階の側壁に緑化装置1を並べて配置することで、建物の側壁を効果的に緑化することができる。図11に示す例では、軽量土壌7の風による飛散を防止するため、中段、下段の軽量土壌7の上には透水性のシートが設置されている。上段の軽量土壌7の上には、植生マット6を設置した上で植物8が植え付けられている。なお、透水性のシートや植生マット6に代えてチップ材や小石等を用いてもよい。図11に示す例は、あくまで例示であり、緑化装置1を設置可能な建物の階数、形状等は特に限定されない。また、設置場所は、建物の壁面に限定されるものではなく、コンクリートやアスファルトによって形成される地面や、建物の天端面など、緑化が
望まれる種々の場所とすることができる。
2・・・側面パネルユニット
3・・・分割パネルユニット
3a・・・上段パネル金網
3b・・・中段パネル金網
3c・・・下段パネル金網
4・・・螺旋状接続部材
5・・・接続部材
6・・・植生マット
7・・・軽量土壌
8・・・植物
9・・・灌水装置
Claims (5)
- 植物を生育する植生基盤が充填され、多面を有する緑化装置であって、
前記緑化装置の複数の側面のうちの一面を除く他の複数の側面を形成し、前記緑化装置の高さまで伸びる多側面部と、
前記緑化装置の複数の側面のうちの一面を形成するとともに、前記緑化装置を高さ方向において複数段に分割する分割部であって、各段が、前記一面の一部を形成する分割側面と、該分割側面と接続された前記各段の底面を形成する分割底面を含み、各段同士が所定の間隔あけて配置される分割部と、
前記多側面部と前記分割部とを接続する接続部と、
を備える緑化装置。 - 前記多側面部及び前記分割部は、格子状又は複数孔を有する平板状の枠体と、該枠体の内側に配置され植生基盤を内包すると共に通気性を有するマットを有する請求項1に記載の緑化装置。
- 前記緑化装置の複数の側面のうちの一面の幅は、前記緑化装置の幅と同じか又は該緑化装置の幅よりも大きい、請求項1又は2に記載の緑化装置。
- 前記各段に充填される植生基盤に対して水を供給する灌水部であって、前記所定の間隔に設けられる灌水部を更に備える請求項1から3の何れか1項に記載の緑化装置。
- 前記灌水部は、上段に設けられる灌水部が、下段に設けられる灌水部よりも多くの水を供給する請求項4に記載の緑化装置。
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