JP2012009662A - ウエーハの研削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 研削屑のウエーハへの付着を抑制することが可能なウエーハの研削方法を提供することである。
【解決手段】 ウエーハの裏面中央を研削して円形凹部と該円形凹部を囲繞する環状凸部とを形成するウエーハの研削方法であって、ウエーハの表面側をチャックテーブルで保持する保持ステップと、該チャックテーブルで保持されたウエーハの裏面に研削砥石を当接させつつウエーハと該研削砥石とを摺動させて円形凹部を形成するとともに該円形凹部を囲繞する環状凸部を形成する研削ステップとを備え、該研削ステップでは、ウエーハと該研削砥石とに少なくとも二酸化炭素と純水とからなる研削水を供給しつつ研削を遂行することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、ウエーハの裏面中央を研削して円形凹部と該円形凹部を囲繞する環状凸部とを形成するウエーハの研削方法に関する。
半導体デバイスの製造プロセスにおいては、ウエーハの表面に格子状に配列されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、この区画された各領域にIC、LSI等の回路素子(デバイス)を形成する。そして、ウエーハをストリートに沿って切削装置で切削することにより、個々の半導体デバイスが製造される。
ウエーハは、ストリートに沿って切削される前に裏面が研削されて所定の厚みに薄化される。近年、電気機器の軽量化、小型化を達成するために、ウエーハの厚さをより薄く、例えば50μm程度に薄化することが要求されている。
このように薄く研削されたウエーハは取り扱いが困難になり、搬送等において破損する恐れがある。そこで、ウエーハのデバイス領域に対応する裏面のみを研削することで円形凹部を形成するとともに、円形凹部を囲繞する環状凸部を補強部として残存させる研削方法が特開2007−19461号公報で提案されている。
研削装置で研削を遂行する際には、研削によって生じる加工熱を冷却するとともに研削で生じた研削屑をウエーハ上から除去するために、ウエーハと研削砥石とに研削水が供給される。研削水としては一般に純水が使用される。これは、市水に含まれる不純物がウエーハに残存すると、デバイスの特性に悪影響を及ぼすためである。
特開2007−19461号公報
ところが、純水は非常に電気伝導率が低いため、研削中に帯電して研削屑がウエーハに付着してしまうという問題が生じる。特に、研削によってウエーハ裏面に円形凹部を形成する場合には、円形凹部に研削屑を含む純水が滞留するため、研削屑がウエーハ裏面に付着し易い。
研削屑がウエーハ裏面に付着すると、後のチップマウント時にマウント不良が発生したり、デバイスの特性不良に繋がるため、非常に問題となる。更に、一度異物が付着した後ウエーハが乾燥してしまうと、洗浄しても付着物は取り除けないため、研削中に研削屑をウエーハに付着させないことが重要となる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、研削屑のウエーハへの付着を抑制可能なウエーハの研削方法を提供することである。
本発明によると、ウエーハの裏面中央を研削して円形凹部と該円形凹部を囲繞する環状凸部とを形成するウエーハの研削方法であって、ウエーハの表面側をチャックテーブルで保持する保持ステップと、該チャックテーブルで保持されたウエーハの裏面に研削砥石を当接させつつウエーハと該研削砥石とを摺動させて円形凹部を形成するとともに該円形凹部を囲繞する環状凸部を形成する研削ステップとを備え、該研削ステップでは、ウエーハと該研削砥石とに少なくとも二酸化炭素と純水とからなる研削水を供給しつつ研削を遂行することを特徴とするウエーハの研削方法が提供される。
本発明によると、純水と二酸化炭素とからなる研削水を用いてウエーハの裏面が研削されて円形凹部と環状凸部とが形成される。二酸化炭素が純水に混入されることで、研削水の電気伝導率が上昇して帯電が防止されるため、円形凹部に研削水が滞留しても研削屑がウエーハに付着することが抑制される。
研削装置の外観斜視図である。 半導体ウエーハの表面側斜視図である。 表面に保護テープが貼着された状態の半導体ウエーハの裏面側斜視図である。 ウエーハが保護テープを介してチャックテーブルに保持された状態の側面図である。 研削ホイールによって実施される研削ステップを示す斜視図である。 研削ステップの説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1を参照すると、本発明のウエーハの研削方法を実施するのに適した研削装置2の斜視図が示されている。4は研削装置2のハウジングであり、ハウジング4の後方にはコラム6が立設されている。コラム6には、上下方向にのびる一対のガイドレール8が固定されている。
この一対のガイドレール8に沿って研削ユニット(研削手段)10が上下方向に移動可能に装着されている。研削ユニット10は、ハウジング12と、ハウジング12を保持する支持部14を有しており、支持部14が一対のガイドレール8に沿って上下方向に移動される移動基台16に取り付けられている。
研削ユニット10は、ハウジング12中に回転可能に収容されたスピンドル18と、スピンドル18の先端に固定されたホイールマウント20と、ホイールマウント20にねじ締結され環状に配設された複数の研削砥石を有する研削ホイール22と、スピンドル18を回転駆動するサーボモータ26を含んでいる。
研削装置2は、研削ユニット10を一対の案内レール8に沿って上下方向に移動するボールねじ28とパルスモータ30とから構成される研削ユニット送り機構32を備えている。パルスモータ30を駆動すると、ボールねじ28が回転し、移動基台16が上下方向に移動される。
ハウジング4の上面には凹部4aが形成されており、この凹部4aにチャックテーブル機構34が配設されている。チャックテーブル機構34はチャックテーブル36を有し、図示しない移動機構により図1に示されたウエーハ着脱位置Aと、研削ユニット10に対向する研削位置Bとの間でY軸方向に移動される。38,40は蛇腹である。ハウジング4の前方側には、研削装置2のオペレータが研削条件等を入力する操作パネル42が配設されている。
図2を参照すると、研削装置2でその裏面が研削される半導体ウエーハ11の表面側斜視図が示されている。半導体ウエーハ11は、例えば厚さが700μmのシリコンウエーハからなっており、表面11aに複数のストリート13が格子状に形成されているとともに、該複数のストリート13によって区画された複数の領域にIC、LSI等のデバイス15が形成されている。
このように構成された半導体ウエーハ11は、デバイス15が形成されているデバイス領域17と、デバイス領域17を囲繞する外周余剰領域19を備えている。また、半導体ウエーハ11の外周には、シリコンウエーハの結晶方位を示すマークとしてのノッチ21が形成されている。
半導体ウエーハ11の表面11aには、保護テープ貼着工程により保護テープ23が貼着される。従って、半導体ウエーハ11の表面11aは保護テープ23によって保護され、図3に示すように、裏面11bが露出する状態となり、裏面11bを上側にして研削装置2のチャックテーブル36に吸引保持される。
以上のように構成された研削装置2により、半導体ウエーハ11のデバイス領域17に対応する裏面に円形凹部を形成し、外周余剰領域19にリング状補強部を残存させるウエーハの研削方法について以下に説明する。
まず、図1に示すウエーハ着脱位置Aに位置付けられたチャックテーブル36上に、図4に示すように、保護テープ23を下にしてウエーハ11を吸引保持する。従って、ウエーハ11の裏面11bが露出される。次いで、チャックテーブル36をY軸方向に移動して研削位置Bに位置付ける。
そして、図5及び図6に示すように、チャックテーブル36を矢印37で示す方向に例えば300rpmで回転しつつ、研削ホイール22を矢印53で示す方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、研削ユニット送り機構32を駆動して研削ホイール22の研削砥石をウエーハ11の裏面に接触させる。そして、研削ホイール22を所定の研削送り速度で下方に所定量研削送りする。
この研削ステップでは、純水供給源62から供給される純水中に二酸化炭素ボンベ64から供給される二酸化炭素を吹き込んで、純水と二酸化炭素とからなる研削水を生成し、研削水供給ノズル66から研削水67を供給しながら、ウエーハ11のデバイス領域17に対応する裏面11bの研削を実施する。
純水中に二酸化炭素を吹き込んで研削水を生成する際、研削水の比抵抗値を1MΩ・cm以下とするのが好ましい。このように研削水の比抵抗値を比較的低い値に制御することにより、研削水の電気伝導率が上昇して帯電が防止され、研削屑がウエーハ11に付着することが抑制される。
研削ステップが終了すると、半導体ウエーハ11の裏面には、図5に示すように、デバイス領域17に対応する裏面が研削除去されて所定厚さ(例えば50μm)の円形状の凹部56が形成されるとともに、外周余剰領域19に対応する領域が残存されて環状凸部58が形成される。
ここで、チャックテーブル36に保持されたウエーハ11と研削ホイール22を構成する研削砥石52の関係について図6を参照して説明する。チャックテーブル36の回転中心P1と研削砥石52の回転中心P2は偏心しており、研削砥石52の外径はウエーハ11のデバイス領域17と外周余剰領域19との境界線60の直径より小さく、境界線60の半径より大きい寸法に設定され、環状に配置された研削砥石52がチャックテーブル36の回転中心P1を通過するようになっている。
上述した本発明のウエーハの研削方法では、純水と二酸化炭素とからなる研削水を用いてウエーハ11のデバイス領域17に対応する裏面が研削されて円形凹部56が形成され、外周余剰領域19に対応する領域が残存されて環状凸部58が形成される。
純水中に二酸化炭素を混入した研削水67を用いることにより、研削水67の電気伝導率が上昇して帯電が防止されるため、円形凹部56に研削水が滞留しても研削屑がウエーハ11に付着することが抑制される。
11 半導体ウエーハ
17 デバイス領域
19 外周余剰領域
22 研削ホイール
23 保護テープ
36 チャックテーブル
56 円形凹部
58 環状凸部
62 純水供給源
64 二酸化炭素ボンベ
66 研削水供給ノズル
67 研削水

Claims (1)

  1. ウエーハの裏面中央を研削して円形凹部と該円形凹部を囲繞する環状凸部とを形成するウエーハの研削方法であって、
    ウエーハの表面側をチャックテーブルで保持する保持ステップと、
    該チャックテーブルで保持されたウエーハの裏面に研削砥石を当接させつつウエーハと該研削砥石とを摺動させて円形凹部を形成するとともに該円形凹部を囲繞する環状凸部を形成する研削ステップとを備え、
    該研削ステップでは、ウエーハと該研削砥石とに少なくとも二酸化炭素と純水とからなる研削水を供給しつつ研削を遂行することを特徴とするウエーハの研削方法。
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