JP2012007520A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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大 片岡
Makoto Fujikubo
誠 藤久保
Kaoru Hanawa
薫 塙
Yutaka Hoshino
裕 星野
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Abstract

【課題】複数のロッカアームにガイド孔がそれぞれ設けられ、それらのガイド孔に、隣接するロッカアームを連結する連結位置ならびにその連結を解除する連結解除位置間での軸方向移動を可能として相互に当接した連結ピンが摺動可能にそれぞれ嵌合される内燃機関の可変動弁装置において、アクチュエータからロストモーション機構を介して連結ピンに押圧力を及ぼすようにしつつ、アクチュエータの小型化を可能とする。
【解決手段】複数の連結ピン47,48に軸方向押圧力を及ぼすアクチュエータ50と、複数の連結ピン47,48との間に介装されるロストモーション機構52の少なくとも一部が、複数のロッカアーム29,30のうち配列方向に沿う少なくとも一端のロッカアーム29に設けられたガイド孔45に同軸に収容される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、相互に隣接して配列される複数のロッカアームに、それらのロッカアームで開閉駆動される機関弁が閉弁状態にあるタイミングで同軸に連なるガイド孔がそれぞれ設けられ、それらのガイド孔に、隣接するロッカアームを連結する連結位置ならびにその連結を解除する連結解除位置間での軸方向移動を可能として相互に当接した連結ピンが摺動可能にそれぞれ嵌合される内燃機関の可変動弁装置に関する。
相互に当接する複数の連結ピンが、複数のロッカアームのガイド孔に摺動可能に嵌合され、それらの連結ピンの配列方向一端側の連結ピンに油圧を作用せしめることを可能とするとともに、前記各連結ピンの配列方向他端側の連結ピンに戻しばねのばね力を作用せしめ、油圧の制御によって各連結ピンを摺動させることで複数のロッカアームの連結および連結解除を切換えるようにした内燃機関の可変動弁装置が、従来から知られている。しかるに、このような可変動弁装置では、油圧で連結ピンを駆動するので、内燃機関の潤滑用として用いられる油圧とは異なる高い油圧と、その油圧切換えのためのバルブ類とが必要であるため、もともと高い油圧を必要としていない転がり軸受式のクランクシャフトを備える内燃機関や小型の内燃機関にあっては、機関弁の作動態様を切換えるために、高い油圧と、その油圧を制御するための制御手段を装備することは、コストやスペースの制約から難しい。そこでソレノイドや電動モータ等のアクチュエータで連結ピンを押すことで複数のロッカアームの連結および連結解除を切換えるようにした可変可変動弁装置が、特許文献1で知られている。
特許第3029486号公報
上記特許文献1で開示された可変動弁装置では、ソレノイドであるアクチュエータの作動タイミングを連結ピンによる切換タイミングに合わせることなく、相互に隣接したロッカアームが静止しているタイミングで連結ピンの移動を開始させるために、連結ピンおよびソレノイド間に、ロッカアームの外方に配置されるロストモーション機構が設けられている。ところが、ロッカアーム外に配置されるロストモーション機構と、ロッカアームのガイド孔に摺動可能に嵌合される連結ピンとの間に複数の可動部材が介装されるので、ロストモーション機構は、それらの可動部材をも高速で駆動するばね力を発揮することが要求されることになり、このロストモーション機構に押圧力を作用せしめるソレノイドも大型化してしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、アクチュエータからロストモーション機構を介して連結ピンに押圧力を及ぼすようにしつつ、アクチュエータの小型化を可能とした内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、相互に隣接して配列される複数のロッカアームに、それらのロッカアームで開閉駆動される機関弁が閉弁状態にあるタイミングで同軸に連なるガイド孔がそれぞれ設けられ、それらのガイド孔に、隣接するロッカアームを連結する連結位置ならびにその連結を解除する連結解除位置間での軸方向移動を可能として相互に当接した連結ピンが摺動可能にそれぞれ嵌合される内燃機関の可変動弁装置において、複数の前記連結ピンに軸方向押圧力を及ぼすアクチュエータと、複数の前記連結ピンとの間に介装されるロストモーション機構の少なくとも一部が、複数の前記ロッカアームのうち配列方向に沿う少なくとも一端のロッカアームに設けられた特定の前記ガイド孔に同軸に収容されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記ロストモーション機構が、前記特定のガイド孔に移動可能に挿入されるとともに前記アクチュエータに連結される可動部材と、複数の前記連結ピンのうち前記特定のガイド孔に摺動可能に嵌合される連結ピンおよび前記可動部材間に設けられるロストモーションばねとから成ることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、複数の前記連結ピンを前記アクチュエータ側からの押圧力作用方向と反対側に付勢する戻しばねを備えることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記ロストモーションばねのばね定数が前記戻しばねのばね定数よりも大きく設定されることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記特定のガイド孔が、該特定のガイド孔が設けられるロッカアームに隣接した他のロッカアームとは反対側に端壁を有して有底状に形成され、前記端壁に対向する前記可動部材に、前記端壁の中央部に設けられた貫通孔を摺動自在に嵌合するとともに前記アクチュエータに連動、連結される軸が連設されることを第5の特徴とする。
本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記アクチュエータがソレノイドであり、該ソレノイドおよび前記ロストモーション機構間に、ソレノイドからの押圧力が作用する毎に前記ロストモーション機構側に所定ストロークの押圧力を及ぼすノック式駆動機構が介設されることを第6の特徴とする。
さらに本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、複数の前記ロッカアームの配列方向両端のロッカアームに設けられるガイド孔に前記ロストモーション機構の少なくとも一部がそれぞれ収容され、複数の前記連結ピンのうち軸方向両端の前記連結ピンに前記両ロストモーション機構を介して押圧力を及ぼし得るシフトフォークが前記アクチュエータに連結されることを第7の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、ロストモーション機構の少なくとも一部が、複数のロッカアームの少なくとも1つのガイド孔に収容されるので、ロストモーション機構は連結ピンを移動させるだけの比較的小さなばね力を発揮するものであればよく、またロストモーション機構が必要とされるストロークも比較的小さいので、作動時間の比較的遅いアクチュエータを使用することが可能となり、アクチュエータのコスト低減および小型化を図ることができる。しかもロストモーション機構を配置するための専用のハウジングが不要であり、部品点数を低減することが可能であり、機関本体の小型化が可能となる。また連結ピンにアクチュエータからの押圧力を及ぼす際の作動音を低減することもできる。
本発明の第2の特徴によれば、ロストモーション機構が、アクチュエータに連結される可動部材と、連結ピンおよび可動部材間に設けられるロストモーションばねとを有するものであり、アクチュエータから可動部材に入力される押圧力をロストモーションばねに蓄え、蓄えたばね力で連結ピンを駆動するので、連結ピンの移動速度を高め、作動を確実なものとすることができる。
本発明の第3の特徴によれば、簡単な構成で連結ピンを連結解除位置および連結位置間で駆動することができる。
本発明の第4の特徴によれば、ロストモーションばねのばね定数が戻しばねのばね定数よりも大きいので、アクチュエータおよび戻しばねのストロークを増やすことなく、連結ピンの確実な切換作動が可能となる。
本発明の第5の特徴によれば、ロストモーション機構が収容されるガイド孔が有底状に形成され、ガイド孔の端壁に対向する可動部材に、端壁の中央部に設けられた貫通孔を摺動自在に嵌合する軸が連設され、その軸がアクチュエータに連動、連結されるので、可動部材の連結ピンと反対側への移動端を端壁で規制するようにして簡易な構成で可動部材の移動を規制することができ、特にロストモーションばねのばね力を端壁で受けるようにしてロストモーション機構の小型化および軽量化を図ることができる。
本発明の第6の特徴によれば、アクチュエータであるソレノイドおよびロストモーション機構間にノック式駆動機構が介設されるので、ソレノイドの作動時間を短くして省電力化を図ることができる。
さらに本発明の第7の特徴によれば、複数のロッカアームの配列方向両端のロッカアームに設けられるガイド孔にロストモーション機構の少なくとも一部がそれぞれ収容され、軸方向両端の前記連結ピンには、アクチュエータに連結されるシフトフォークから両ロストモーション機構を介して押圧力を作用するように構成されるので、戻しばねが不要であり、連結位置および連結解除位置間での両方向のロストモーションが可能となり、ロッカアームの連結および連結解除の切換の確実性が向上する。
第1の実施の形態の内燃機関の要部縦断面図である。 吸気側ロッカアームが連結解除状態にあるときの図1の2−2線に沿う拡大横断面図である。 第2の実施の形態の図2に対応した断面図である。 第3の実施の形態の内燃機関の要部縦断面図である。 図4の5−5線に沿う横断平面図である。 動弁装置およびシフト駆動手段の分解斜視図である。 図5の要部を拡大して示す一部切欠き平面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の第1の実施の形態について、図1および図2を参照しながら説明すると、先ず図1において、この内燃機関は、たとえば自動二輪車に搭載される小型のものであり、その機関本体10は、ピストン13を摺動可能に嵌合させるシリンダボア12を有するシリンダブロック11と、前記ピストン13の頂部を臨ませる燃焼室14を前記シリンダブロック11との間に形成して前記シリンダブロック11に結合されるシリンダヘッド15と、該シリンダヘッド15との間に動弁室25を形成するようにして前記シリンダヘッド15に結合されるヘッドカバー26とを備える。
前記シリンダヘッド15には、前記燃焼室14に通じ得る吸気ポート16および排気ポート17が設けられ、吸気ポート16には燃料噴射弁18を有する吸気装置19が接続され、排気ポート17には図示しない排気装置が接続される。
また前記シリンダヘッド15には、前記吸気ポート16の前記燃焼室14への連通・遮断を切換える一対の機関弁としての吸気弁21…と、前記排気ポート17の前記燃焼室14への連通・遮断を切換える一対の排気弁22…とが開閉作動可能に配設され、吸気弁21…は弁ばね23…で閉弁方向に付勢され、排気弁22…は弁ばね24…で閉弁方向に付勢される。
図2を併せて参照して、前記シリンダヘッド15および前記ヘッドカバー26間に形成される動弁室25には、前記吸気弁21…および前記排気弁22…を開閉駆動する動弁装置27が収容される。
この動弁装置27は、吸気弁21…および排気弁22…に共通にして吸気弁21…および排気弁22…間に配置される単一のカムシャフト28と、一対の吸気弁21…および前記カムシャフト28間に介設される第1および第2吸気側ロッカアーム29,30と、一対の排気弁22…および前記カムシャフト28間に介設される一対の排気側ロッカアーム32…とを備える。
一対の排気側ロッカアーム32…の中間部は、前記カムシャフト28と平行な軸線を有する排気側ロッカシャフト33で揺動可能に支承されており、排気側ロッカアーム32…の一端部には、前記カムシャフト28に設けられる排気側カム34…に転がり接触するローラ35…が軸支され、排気側ロッカアーム32…の他端部には、前記排気弁22…のステムエンド22a…に当接するタペットねじ36…が進退位置を調節可能として螺合される。
第1および第2吸気側ロッカアーム29,30は、カムシャフト28の軸線に沿う方向に隣接して並列配置されており、前記排気側ロッカシャフト33と平行な軸線を有する吸気側ロッカシャフト37で揺動可能に支承される。
第1および第2吸気側ロッカアーム29,30の一端部には、前記吸気弁21…のステムエンド21a…に当接するタペットねじ38,38が進退位置を調節可能として螺合される。また第1吸気側ロッカアーム29の他端部には、前記カムシャフト28に設けられる休止用突部40に転がり接触するローラ39が軸支され、第2吸気側ロッカアーム30の他端部には、前記カムシャフト28に設けられる吸気側カム41に転がり接触するローラ42が軸支される。
而して吸気側カム41は、前記カムシャフト28の中心軸線を中心とする仮想円に沿う円弧状のベース円部41aと、前記仮想円よりも外側方に突出するようにして前記ベース円部41aの周方向両端に連なるカム山部41bとから成る。一方、前記休止用突部40は、両吸気弁21…のうち第1吸気側ロッカアーム29に連動、連結された吸気弁21を閉弁休止することを可能とするものであり、前記仮想円にほぼ沿う円形の外周面を有するように形成され、吸気弁21を完全に閉弁休止状態としたときの燃料溜まりが生じるのを防止するために吸気弁21をごくわずかに開弁させるような外周面を有するものであってもよい。
第1および第2吸気側ロッカアーム29,30には、吸気弁21…に連動、連結されている第1吸気側ロッカアーム29のローラ39を、吸気側カム41に従動して揺動する第2吸気側ロッカアーム30とは無関係に休止用突部40に転がり接触させたままとすることで内燃機関の低速運転時に一方の吸気弁21を閉弁休止するとともに他方の吸気弁21を吸気側カム41のカムプロフィルに応じた作動態様で開閉作動せしめる状態と、第1および第2吸気側ロッカアーム29,30を連結することで内燃機関の高速運転時に両吸気弁21…を吸気側カム41のカムプロフィルに応じた作動態様で開閉作動せしめる状態とを切換える弁作動特性変更手段43が設けられる。
この弁作動特性変更手段43は、前記吸気側ロッカシャフト37および前記カムシャフト28間で第1および第2吸気側ロッカアーム29,30の上部に設けられるものであり、吸気側ロッカシャフト37と平行な軸線を有して第1吸気側ロッカアーム29に設けられる第1ガイド孔45と、前記吸気弁21が閉弁状態にあるタイミングで第1ガイド孔45に同軸に連なるようにしつつ前記吸気側ロッカシャフト37と平行な軸線を有して第2吸気側ロッカアーム30に設けられる第2ガイド孔46と、第1および第2吸気側ロッカアーム29,30を連結する連結位置ならびにその連結を解除する連結解除位置間での軸方向移動を可能として相互に当接しつつ第1および第2ガイド孔45,46にそれぞれ摺動可能に嵌合される第1および第2連結ピン47,48とを備え、第1および第2連結ピン47,48は、閉塞端を相互に当接させるようにして有底円筒状に形成される。
前記シリンダヘッド15の外面には、アクチュエータであるソレノイド50が断熱材51を介して締結されており、そのソレノイド50と、第1および第2連結ピン47,48との間にはロストモーション機構52が介装され、このロストモーション機構52は、第1および第2吸気側ロッカアーム29,30のうち配列方向に沿う一端側の第1吸気側ロッカアーム29に設けられた特定のガイド孔である第1ガイド孔45に同軸に収容される。
前記ロストモーション機構52は、第1ガイド孔45に移動可能に挿入されるとともに前記ソレノイド50に連結される円板状の可動部材53と、第1ガイド孔45に摺動可能に嵌合される第1連結ピン47および前記可動部材53間に設けられるロストモーションばね54とから成る。
第1吸気側ロッカアーム29に設けられる第1ガイド孔45は、第2吸気側ロッカアーム30とは反対側に端壁55を有して有底状に形成され、前記端壁55に対向する前記可動部材53に、前記端壁55の中央部に設けられた貫通孔56を摺動自在に嵌合する軸57の基端が一体に連設される。
一方、シリンダヘッド15に締結された前記ソレノイド50は、前記シリンダヘッド15から第1吸気側ロッカアーム29側に突出する出力軸58を有するものであり、この出力軸58の先端には、合成樹脂から成る伝動軸59の一端部が嵌合、連結される。この伝動軸59の他端部に形成される円板部59aには、前記軸57の先端が摺接される。しかも円板部59aは、第1吸気側ロッカアーム29とともに揺動する前記軸57を常時摺接させる大きさを有するように形成される。
而してロストモーション機構52の可動部材53は、該可動部材53と一体の軸57と、合成樹脂から成る伝動軸59を介してソレノイド50に連結されることになり、伝動軸59が合成樹脂から成るので円板部59aおよび軸57の摺接部の摩擦を低減することが可能となり、第1吸気側ロッカアーム29からソレノイド50側への熱の伝達を抑えることができ、ソレノイド50が断熱材51を介してシリンダヘッド15の外面に締結されるので、シリンダヘッド15の内方側からソレノイド50への伝熱も抑えられることになり、ソレノイド50を低温に保持することができる。このようにソレノイド50の低温状態が保持されると、ソレノイド50の作動ストローク量および動作時間の変動を抑えるとともに作動音を小さくすることができる。
また第2吸気側ロッカアーム30に設けられる第2ガイド孔46は、第1吸気側ロッカアーム29とは反対側を端壁60で閉じた有底状に形成されるものであり、第2連結ピン48および前記端壁60間には、第1および第2連結ピン47,48を前記ソレノイド50側からの押圧力作用方向と反対側に付勢する戻しばね61が介設される。しかも前記ロストモーションばね54のばね定数は前記戻しばね61のばね定数よりも大きく設定される。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、並列して配列される第1および第2吸気側ロッカアーム29,30には、吸気弁21…が閉弁状態にあるタイミングで同軸に連なる第1および第2ガイド孔45,46が設けられ、それらのガイド孔45,46には、隣接する第1および第2吸気側ロッカアーム29,30を連結する連結位置ならびにその連結を解除する連結解除位置間での軸方向移動を可能として相互に当接した第1および第2連結ピン47,48が摺動可能にそれぞれ嵌合され、ソレノイド50と、第1および第2連結ピン47,48との間に介装されるロストモーション機構52が、第1および第2ロッカアーム29,30のうち配列方向に沿う一端側の第1吸気側ロッカアーム29に設けられた第1のガイド孔45に同軸に収容されるので、ロストモーション機構52は第1および第2連結ピン47,48を移動させるだけの比較的小さなばね力を発揮するものであればよく、またロストモーション機構52が必要とされるストロークも比較的小さいので、作動時間の比較的遅いソレノイド50を使用することが可能となり、ソレノイド50のコスト低減および小型化を図ることができる。しかもロストモーション機構52を配置するための専用のハウジングが不要であり、部品点数を低減することが可能であり、機関本体10の小型化が可能となる。また第1および第2連結ピン47,48にソレノイド50からの押圧力を及ぼす際の作動音を低減することもできる。
またロストモーション機構52が、第1ガイド孔45に移動可能に挿入されるとともに前記ソレノイド50に伝動軸59を介して連結される可動部材53と、第1および第2連結ピン47,48のうち第1ガイド孔45に摺動可能に嵌合される第1連結ピン47および前記可動部材53間に設けられるロストモーションばね54とから成るものであるので、ソレノイド50から可動部材53に入力される押圧力をロストモーションばね54に蓄え、蓄えたばね力で第1および第2連結ピン47,48を駆動するので、第1および第2連結ピン47,48の移動速度を高め、作動を確実なものとすることができる。
また第1および第2連結ピン47,48は、前記ソレノイド50側からの押圧力作用方向とは反対側に戻しばね61で付勢されるので、簡単な構成で第1および第2連結ピン47,48を連結解除位置および連結位置間で駆動することができる。
また前記ロストモーションばね54のばね定数が前記戻しばね61のばね定数よりも大きく設定されるので、ソレノイド50および戻しばね61のストロークを増やすことなく、第1および第2連結ピン47,48の確実な切換作動が可能となる。
さらに第1吸気側ロッカアーム29に設けられる第1ガイド孔45が、第1吸気側ロッカアーム29に隣接した第2吸気側ロッカアーム30とは反対側に端壁55を有して有底状に形成され、端壁55に対向する可動部材53に、端壁55の中央部に設けられた貫通孔56を摺動自在に嵌合する軸57が一体に連設され、この軸57が伝動軸59を介してソレノイド50に連動、連結されるので、可動部材53の第1連結ピン47と反対側への移動端を端壁55で規制するようにして簡易な構成で可動部材53の移動を規制することができ、特にロストモーションばね54のばね力を端壁55で受けるようにしてロストモーション機構52の小型化および軽量化を図ることができる。
本発明の第2の実施の形態について図3を参照しながら説明するが、第1の実施の形態に対応する部分には、同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
シリンダヘッド15の外面に断熱材51を介して締結されるソレノイド50と、第1吸気側ロッカアーム29の第1ガイド孔45に収容されたロストモーション機構52との間には、ソレノイド50からの押圧力が作用する毎に前記ロストモーション機構52側に所定ストロークの押圧力を及ぼすノック式駆動機構62が介設される。
而してこの第2の実施の形態では、ソレノイド50の出力軸58および伝動軸59間に、ノック式駆動機構62が介設されるので、ソレノイド50の作動時間を短くして省電力化を図ることができる。
本発明の第3の実施の形態について図4〜図7を参照しながら説明すると、先ず図4において、この内燃機関は、たとえば自動二輪車に搭載される小型のものであり、その機関本体65は、ピストン66を摺動自在に嵌合せしめたシリンダボア67を有するシリンダブロック68と、前記ピストン66の頂部を臨ませる燃焼室71を前記シリンダブロック68との間に形成して該シリンダブロック68に結合されるシリンダヘッド69と、該シリンダヘッド69との間に動弁室72を形成して前記シリンダヘッド69に結合されるヘッドカバー70とを備える。
前記シリンダヘッド69には、前記燃焼室71に連通し得る吸気ポート73と、前記燃焼室71に連通し得る排気ポート74とが設けられ、前記吸気ポート73および前記燃焼室71の連通・遮断を切換える機関弁としての吸気弁21と、前記排気ポート74および前記燃焼室71の連通・遮断を切換える機関弁としての排気弁22とが、開閉作動を可能として前記シリンダヘッド69に配設され、吸気弁21および排気弁22は弁ばね23,24でそれぞれ閉弁方向に付勢される。またシリンダヘッド69には前記燃焼室71の頂部に臨む点火プラグ75が取付けられる。
図5を併せて参照して、前記動弁室72には、前記吸気弁21および前記排気弁22を開閉駆動する動弁装置76が収容されるものであり、この動弁装置76は、カムシャフト77と、前記吸気弁21および前記カムシャフト77間に介設される第1および第2吸気側ロッカアーム78,79と、前記排気弁22および前記カムシャフト77間に介設される第1および第2排気側ロッカアーム80,81とを備える。
前記シリンダヘッド69には、前記カムシャフト77の軸線に沿う方向に間隔をあけた位置に配置される第1および第2カムホルダ82,83が固設されており、前記吸気弁21および前記排気弁22に共通である単一の前記カムシャフト77が、前記吸気弁21および前記排気弁22間に配置されるようにして第1および第2カムホルダ82,83で回転自在に支承される。前記カムシャフト77の両端部のうち第2カムホルダ83から突出した端部には、前記ピストン66に連接されるクランクシャフト(図示せず)の回転動力を1/2に減速して前記カムシャフト77に伝達する調時伝動機構84の一部を構成する被動スプロケット85が固設され、前記調時伝動機構84の一部を構成するカムチェーン86が前記被動スプロケット85に巻き掛けられる。
第1および第2吸気側ロッカアーム78,79は、前記カムシャフト77と平行な軸線を有して第1および第2カムホルダ82,83で軸方向にスライド可能に支承される吸気側ロッカシャフト87で揺動可能に支承されて隣接配置され、第1および第2吸気側ロッカアーム78,79の少なくとも一方、この第3の実施の形態では第1吸気側ロッカアーム78が前記吸気弁21に連動、連結される。すなわち第1吸気側ロッカアーム78には、吸気弁21のステムエンド21aに当接するタペットねじ39が進退位置を調節可能として螺合される。また第1および第2排気側ロッカアーム80,81は、前記吸気側ロッカシャフト87との間に前記カムシャフト77を挟む位置で該カムシャフト77と平行な軸線を有する排気側ロッカシャフト88で揺動可能に支承されて隣接配置され、第1および第2排気側ロッカアーム80,81の少なくとも一方、この第3の実施の形態では第1排気側ロッカアーム80が排気弁22に連動、連結される。すなわち第1排気側ロッカアーム80には、排気弁22のステムエンド22aに当接するタペットねじ36が進退位置を調節可能として螺合される。しかも排気側ロッカシャフト88も前記吸気側ロッカシャフト87と同様に第1および第2カムホルダ82,83で軸方向にスライド可能に支承される。
而して吸気側ロッカシャフト87で揺動可能に支承される第1および第2吸気側ロッカアーム78,79と、排気側ロッカシャフト88で揺動可能に支承される第1および第2排気側ロッカアーム80,81とは、前記調時伝動機構84とは反対側から、第2吸気側ロッカアーム79、第1吸気側ロッカアーム78、第1排気側ロッカアーム80および第2排気側ロッカアーム81の順に並列して配置される。
一方、前記カムシャフト77には、第1および第2吸気側ロッカアーム78,79に個別に対応した第1および第2吸気側カム91,92と、第1および第2排気側ロッカアーム80,81に個別に対応した第1および第2排気側カム93,94とが設けられ、第1吸気側カム91および第1排気側カム93は機関の低速運転時に対応したカムプロフィルを有するように形成され、第2吸気側カム92および第2排気側カム94は機関の高速運転時に対応したカムプロフィルを有するように形成される。すなわち第1および第2吸気側カム91,92は相互にカムプロフィルが異なるように形成され、第1および第2排気側カム93,94は相互にカムプロフィルが異なるように形成される。しかもカムシャフト77の軸線に直交する平面への投影図上で第1吸気側カム91は第2吸気側カム92の投影範囲内に在るように形成され、第1排気側カム93は第2排気側カム94の投影範囲内に在るように形成される。
第1および第2吸気側ロッカアーム78,79には、第1および第2吸気側カム91,92に転がり接触するローラ95,96がそれぞれ軸支されるものであり、それらのローラ95,96を回転自在に軸支するための円筒状の吸気側支軸99,100が、それらの吸気側支軸99,100の両端をそれぞれ開放するようにして第1および第2吸気側ロッカアーム78,79に固設される。それらの吸気側支軸99,100は、前記ローラ95,96が第1および第2吸気側カム91,92のベース円部に転がり接触している状態では同軸に並ぶようにして第1および第2吸気側ロッカアーム78,79に設けられ、両吸気側支軸の99,100の軸方向長さは第1および第2吸気側ロッカアーム78,79の幅とほぼ同一に設定され、両吸気側支軸99,100の内径は同一に設定される。
また第1および第2排気側ロッカアーム80,81には、第1および第2排気側カム93,94に転がり接触するローラ97,98がそれぞれ軸支されるものであり、それらのローラ97,98を回転自在に軸支するための円筒状の排気側支軸101,102が、それらの排気側支軸101,102の両端をそれぞれ開放するようにして第1および第2排気側ロッカアーム80,81に固設される。それらの排気側支軸101,102は、前記ローラ97,98が第1および第2排気側カム93,94のベース円部に転がり接触している状態では同軸に並ぶようにして第1および第2排気側ロッカアーム80,81に設けられ、両排気側支軸101,102の軸方向長さは第1および第2排気側ロッカアーム80,81の幅とほぼ同一に設定され、両排気側支軸101,102の内径は同一に設定される。
前記吸気弁21および前記排気弁22の作動特性は、相互に隣接した第1および第2吸気側ロッカアーム78,79ならびに相互に隣接した第1および第2排気側ロッカアーム80,81の連結および連結解除を弁作動特性変更手段103で切換えることで変更される。而して機関の低速運転時に第1および第2吸気側ロッカアーム78,79の連結を解除するとともに第1および第2排気側ロッカアーム80,81の連結を解除すると、第1吸気側ロッカアーム78が第1吸気側カム91に従動して揺動することによって吸気弁21が第1吸気側カム91のカムプロフィルに対応した作動特性で開閉作動し、第1排気側ロッカアーム80が第1排気側カム93に従動して揺動することによって排気弁22が第1排気側カム93のカムプロフィルに対応した作動特性で開閉作動する。
また機関の高速運転時に第1および第2吸気側ロッカアーム78,79を連結するとともに第1および第2排気側ロッカアーム80,81を連結すると、第2吸気側カム92に従動して揺動する第2吸気側ロッカアーム79とともに第1吸気側ロッカアーム78が揺動することによって吸気弁21が第2吸気側カム92のカムプロフィルに対応した作動特性で開閉作動し、第2排気側カム94に従動して揺動する第2排気側ロッカアーム81とともに第1排気側ロッカアーム80が揺動することによって排気弁22が第2排気側カム94のカムプロフィルに対応した作動特性で開閉作動する。
ところで第1吸気側ロッカアーム78および第1排気側ロッカアーム80は、吸気弁21および排気弁22にそれぞれ連動、連結されており、吸気弁21および排気弁22を閉弁方向に付勢する弁ばね23,24のばね力で第1吸気側ロッカアーム78および第1排気側ロッカアーム80のローラ95,97を第1吸気側カム91および第1排気側カム93に転がり接触させる側にばね付勢されるのであるが、第1吸気側ロッカアーム78とは分離した状態に在る第2吸気側ロッカアーム79ならびに第1排気側ロッカアーム80とは分離した状態に在る第2排気側ロッカアーム81には、前記弁ばね23,24のばね付勢力は作用しない。そこで第2吸気側ロッカアーム79およびヘッドカバー110間には、第2吸気側ロッカアーム79のローラ96を第2吸気側カム92に転がり接触させる側に第2吸気側ロッカアーム79を付勢するための吸気側ロストモーションばね104が設けられ、第2排気側ロッカアーム81およびヘッドカバー110間には、第2排気側ロッカアーム81のローラ98を第2排気側カム94に転がり接触させる側に第2排気側ロッカアーム81を付勢するための排気側ロストモーションばね105が設けられる。
図6および図7を併せて参照して、前記弁作動特性変更手段103は、第1および第2吸気側ロッカアーム78,79の連結および連結解除を切換えるようにして第1および第2吸気側ロッカアーム78,79の配列方向すなわち吸気側ロッカシャフト87の軸線方向に摺動することを可能としつつ相互に当接されて第1および第2吸気側ロッカアーム78,79のガイド孔107,108に嵌合される第1および第2吸気側連結ピン111,112と、第1および第2排気側ロッカアーム80,81の連結および連結解除を切換えるようにして第1および第2排気側ロッカアーム80,81の配列方向すなわち排気側ロッカシャフト88の軸線方向に摺動することを可能としつつ相互に当接されて第1および第2排気側ロッカアーム80,81のガイド孔109,110に嵌合される第1および第2排気側連結ピン113,114とを備える。前記ガイド孔107,108は吸気側支軸99,100でそれぞれ形成され、前記ガイド孔109,110は排気側支軸101,102でそれぞれ形成される。
第1および第2吸気側連結ピン111,112は、閉塞端を相互に当接させるようにしてそれぞれ有底円筒状に形成されるものであり、第1および第2吸気側連結ピン111,112の当接面を第1および第2吸気側ロッカアーム78,79間の中央部に配置した状態にある連結解除位置と、第1および第2吸気側連結ピン111,112の当接面がガイド孔107内に在るようにして第2吸気側連結ピン112の一部をガイド孔107に嵌合せしめた連結位置との間で摺動可能である。また第1および第2排気側連結ピン113,114は、第1および第2排気側連結ピン113,114の当接面を第1および第2排気側ロッカアーム80,81間の中央部に配置した状態にある連結解除位置と、第1および第2排気側連結ピン113,114の当接面がガイド孔110内に在るようにして第1排気側連結ピン113の一部をガイド孔110に嵌合せしめた連結位置との間で摺動可能である。
一対である第1および第2吸気側連結ピン111,112ならびに一対である第1および第2排気側連結ピン113,114には、回転動力を発揮する電動モータ等のアクチュエータ115(図5参照)からシフト駆動手段116およびシフトフォーク117を介して軸方向押圧力が作用するのであるが、前記アクチュエータ115と、第1および第2吸気側連結ピン111,112ならびに第1および第2排気側連結ピン113,114との間に介装されるロストモーション機構の少なくとも一部が、一対ずつ配列される2組の第1および第2吸気側ロッカアーム78,79ならびに第1および第2排気側ロッカアーム80,81の配列方向に沿う少なくとも一端のロッカアームに設けられた特定のガイド孔に同軸に収容される。
而してこの第3の実施の形態では、第1および第2吸気側ロッカアーム78,79の配列方向に沿う両端の吸気側ロッカアームすなわち第1および第2吸気側ロッカアーム78,79に設けられるガイド孔107,108と、第1および第2排気側ロッカアーム80,81の配列方向に沿う両端の排気側ロッカアームすなわち第1および第2排気側ロッカアーム80,81に設けられるガイド孔109,110とが、上記特定のガイド孔であり、第1および第2吸気側ロッカアーム123,79のガイド孔107,108には第1および第2吸気側ロストモーション機構118,119の少なくとも一部が同軸に収容され、第1および第2排気側ロッカアーム80,81のガイド孔109,110には第1および第2排気側ロストモーション機構120,121の少なくとも一部が同軸に収容される。
第1および第2吸気側ロストモーション機構118,119は、ガイド孔107,108に移動可能に挿入されるとともに前記シフトフォーク117および前記シフト駆動手段116を介して前記アクチュエータ115に連結される可動部材122,123と、前記ガイド孔107,108に摺動可能に嵌合される第1および第2吸気側連結ピン111,112および前記可動部材122,123間に設けられるロストモーションばね124,125とから成り、外端を閉じた有底円筒状の前記可動部材122,123は第1および第2吸気側連結ピン111,112に相対摺動可能に嵌合される。
第1および第2排気側ロストモーション機構120,121は、ガイド孔109,110に移動可能に挿入されるとともに前記シフトフォーク117および前記シフト駆動手段116を介して前記アクチュエータ115に連結される可動部材126,127と、前記ガイド孔109,110に摺動可能に嵌合される第1および第2排気側連結ピン113,114および前記可動部材126,127間に設けられるロストモーションばね128,129とから成り、外端を閉じた有底円筒状の前記可動部材126,127は第1および第2排気側連結ピン113,114に相対摺動可能に嵌合される。
前記シフトフォーク117は、第1および第2吸気側連結ピン111,112の配列方向一端の吸気側連結ピンである第2吸気側連結ピン112との間に第2吸気側ロストモーション機構119を介在させた第1当接板部117aと、第1および第2吸気側連結ピン111,112の配列方向他端の吸気側連結ピンである第1吸気側連結ピン111との間に第1吸気側ロストモーション機構118を介在させるとともに第1および第2排気側連結ピン113,114の配列方向一端の排気側連結ピンである第1排気側連結ピン113との間に第1排気側ロストモーション機構120を介在させた第2当接板部117bと、第1および第2排気側連結ピン113,114の配列方向他端の排気側連結ピンである第2排気側連結ピン114との間に第2排気側ロストモーション機構121を介在させた第3当接板部117cと、第1および第2当接板部117a,117b間を結ぶ第1支持筒117dと、第2および第3当接板部117b,117c間を結ぶ第2支持筒117eとを一体に備える。
第1支持筒117dは排気側ロッカシャフト88を同軸に囲繞し、第2支持筒117eは吸気側ロッカシャフト87を同軸に囲繞するものであり、第1および第2支持筒117d,117eはねじ部材131,132で排気側ロッカシャフト88および吸気側ロッカシャフト87に固定される。したがってシフトフォーク117は、吸気側ロッカシャフト87および排気側ロッカシャフト88とともに作動するようにしてそれらのロッカシャフト87,88に連動、連結されることになり、各ロッカアーム123〜126の配列方向に連動して移動する。
而して第1および第2吸気側連結ピン111,112の相互に当接した内端が第1および第2吸気側ロッカアーム123,124間の中央部にあって第1および第2吸気側ロッカアーム123,124が連結されておらず、第1および第2排気側連結ピン113,114の相互に当接した内端が第1および第2排気側ロッカアーム125,126間の中央部にあって第1および第2排気側ロッカアーム125,126が連結されていない状態では、図7で示すように、シフトフォーク117の第1当接板部117aは、第2吸気側ロストモーション機構119における可動部材123の外端閉塞部を当接させて第2吸気側ロッカアーム124から離隔した位置に在り、第2当接板部117bは、第1吸気側ロストモーション機構118における可動部材122の外端閉塞部ならびに第1排気側ロストモーション機構120における可動部材126の外端閉塞部を当接させて第1吸気側ロッカアーム123に近接した位置に在り、第3当接板部117cは、第2排気側ロストモーション機構121における可動部材127の外端閉塞部を当接させて第2排気側ロッカアーム126に近接した位置にある。
シフトフォーク117が、図7の状態から第1当接板部117aを第2吸気側ロッカアーム124に近接させ、第2当接板部117bを第1吸気側ロッカアーム123から離隔させるとともに第1排気側ロッカアーム125に近接させ、第3当接板部117cを第2排気側ロッカアーム126から離隔させる側に移動すると、第1当接板部117aは、第2吸気側ロストモーション機構119のロストモーションばね125がばね力を蓄えるようにロストモーションばね125を収縮させ、第2当接板部117bは、第1排気側ロストモーション機構120のロストモーションばね128がばね力を蓄えるようにロストモーションばね128を収縮させることになる。而して第2吸気側ロストモーション機構119におけるロストモーションばね125の蓄えられたばね力で付勢された第2吸気側連結ピン112の移動ならびに第1排気側ロストモーション機構120におけるロストモーションばね128の蓄えられたばね力で付勢された第1排気側連結ピン113の移動は、第1および第2吸気側ロッカアーム123,124のローラ95,96が第1および第2吸気側カム91,92のベース円部に転がり接触している状態となって吸気弁21が閉弁するとともに第1および第2排気側ロッカアーム125,126のローラ97,98が第1および第2排気側カム93,94のベース円部に転がり接触している状態となって排気弁22が閉弁し、ガイド孔107,108;109,110が同軸に連なるまでは阻止されており、ガイド孔107,108;109,110が同軸に連なったときに第2吸気側連結ピン112および第1排気側連結ピン113がロストモーション125,128の蓄えられたばね力で第1吸気側連結ピン111および第2排気側連結ピン114を押し込みながらガイド孔107,110に嵌合するように移動し、それによって第1および第2吸気側ロッカアーム123,124が連結されるとともに第1および第2排気側ロッカアーム125,126が連結されることになる。
第1および第2吸気側ロッカアーム123,124ならびに第1および第2排気側ロッカアーム125,126の連結を解除するときに、シフトフォーク117は、図7で示すように、第1当接板部117aを第2吸気側ロッカアーム124から離隔させ、第2当接板部117bを第1吸気側ロッカアーム123に近接させるとともに第1排気側ロッカアーム125から離隔させ、第3当接板部117cを第2排気側ロッカアーム126に近接させる側に移動することになり、このようなシフトフォーク117の移動によって、第1吸気側ロストモーション機構118のロストモーションばね124がばね力を蓄え、第2排気側ロストモーション機構121のロストモーションばね129がばね力を蓄えることになり、ロストモーションばね124の蓄えられたばね力で付勢された第1吸気側連結ピン111の移動ならびにロストモーションばね129の蓄えられたばね力で付勢された第2排気側連結ピン114の移動は、吸気弁21が閉弁するとともに排気弁22が閉弁し、ガイド孔107,108;109,110が同軸に連なるまでは阻止されており、ガイド孔107,108;109,110が同軸に連なったときに第1吸気側連結ピン111および第2排気側連結ピン114がロストモーション124,129の蓄えられたばね力で第2吸気側連結ピン112および第1排気側連結ピン113を押し出しながらガイド孔107,110内で移動し、それによって第1および第2吸気側ロッカアーム123,124の連結が解除されるとともに第1および第2排気側ロッカアーム125,126の連結が解除されることになる。
シフト駆動手段116は、機関本体65のシリンダヘッド69に回動自在に支承される回動部材である入力プーリ134と、該入力プーリ134の回動動作を前記各ロッカアーム123〜126の配列方向に沿う前記シフトフォーク117の移動に変換させるようにしたカム機構135とを有して、前記調時伝動機構129とは反対側に配置される。而してシリンダヘッド69のうち前記入力プーリ134を回動自在に支承する部分は、ヘッドカバー70側に食い込むようにして上方に隆起するように形成される。
前記入力プーリ134には、前記アクチュエータ115に連なるケーブル136が巻き掛け、連結されており、所定のスロットル開度範囲で入力プーリ134が回動作動するようにして前記アクチュエータ115からの回転動力が入力プーリ134に伝達され、カム機構135は所定のスロットル開度で切換作動することになる。
カム機構135は、前記カムシャフト122と平行な軸線を有して前記シリンダヘッド69に回動自在に支承される回動軸137を有しており、シリンダヘッド69および回動軸137間にボールベアリング138および環状のシール部材139が介装される。而して前記シリンダヘッド69の外方で前記回動軸137に前記入力プーリ134が固定される。
第1カムホルダ82の外方には、前記回動軸137を挿通せしめる挿通孔141を中央部に有して前記吸気側および前記排気側ロッカシャフト87,88の軸線と直交する方向に延びる可動連結部材140が配置されており、前記吸気側および前記排気側ロッカシャフト87,88は、前記可動連結部材140の長手方向両端部にねじ部材142,143で固定される。
前記カム機構135は、前記回動軸137および前記可動連結部材140間に設けられるものであり、前記回動軸137の外周に設けられるカム溝145と、前記挿通孔141内で前記カム溝145に内端を嵌合せしめるようにして前記可動連結部材140に固定されるピン146とから成る。しかも前記カム溝145は、前記回動軸137の回動に応じて前記ピン146すなわち前記可動連結部材140を前記回動軸137すなわち前記吸気側および前記排気側ロッカシャフト87,88の軸線方向に移動させるように形成される。
前記シフト駆動手段116における可動連結部材140および第1カムホルダ82間には、第1および第2吸気側ロッカアーム123,124ならびに第1および第2排気側ロッカアーム125,126の連結を解除せしめる作動位置と、第1および第2吸気側ロッカアーム123,124ならびに第1および第2排気側ロッカアーム125,126を連結させる作動位置とで、シフトフォーク117を弾発的に保持するシフト保持機構148が設けられる。
このシフト保持機構148は、前記カム機構135における前記ピン146の外端を挿通させる長孔149を有して第1カムホルダ82で回動自在に支承されるレバー150と、該レバー150および第1カムホルダ82間に縮設されるばね151とを備える。
前記レバー150の一端部は、排気側ロッカシャフト88の軸線と直交する軸線を有して第1カムホルダ82の排気側ロッカシャフト88側に支軸152を介して回動自在に支承され、前記長孔149はレバー150の他端部に設けられる。また前記ばね151は、第1カムホルダ82の吸気側ロッカシャフト87寄りの部分に設けられた固定ばね受け部153と、前記レバー150の中間部に設けられた可動ばね受け部150aとの間に縮設されるものであり、支軸152の中心および固定ばね受け部153の中心間を結ぶ仮想直線L1から可動ばね受け部150aがずれることでレバー150の位置が弾発的に保持され、レバー150の長孔149にピン146が挿通されているので、可動連結部材140、吸気側ロッカシャフト87、排気側ロッカシャフト88およびシフトフォーク117の位置が弾発的に保持されることになる。
次にこの第3の実施の形態の作用について説明すると、相互に隣接して一対ずつ配列される第1および第2吸気側ロッカアーム123,124ならびに第1および第2排気側ロッカアーム125,126に、それらのロッカアーム123,124;125,126で開閉駆動される吸気弁21および排気弁127が閉弁状態にあるタイミングで同軸に連なるガイド孔107,108;109,110がそれぞれ設けられ、それらのガイド孔107,108;109,110に、隣接するロッカアームすなわち第1および第2吸気側ロッカアーム123,124ならびに第1および第2排気側ロッカアーム125,126を連結する連結位置ならびにその連結を解除する連結解除位置間での軸方向移動を可能として相互に当接した第1および第2吸気側連結ピン111,112ならびに第1および第2排気側連結ピン113,114が摺動可能にそれぞれ嵌合され、それらの第1および第2吸気側連結ピン111,112ならびに第1および第2排気側連結ピン113,114に、アクチュエータ115からシフト駆動手段116およびシフトフォーク117を介して軸方向押圧力が作用するのであるが、前記アクチュエータ115と、第1および第2吸気側連結ピン111,112ならびに第1および第2排気側連結ピン113,114との間に介装されるロストモーション機構118,119;120,121の少なくとも一部が、一対ずつ配列される2組の第1および第2吸気側ロッカアーム123,124ならびに第1および第2排気側ロッカアーム125,126の配列方向に沿う少なくとも一端のロッカアーム123,124;125,126に設けられた特定のガイド孔に同軸に収容される。
したがってロストモーション機構118,119;120,121は連結ピン111,112;113,114を移動させるだけの比較的小さなばね力を発揮するものであればよく、またロストモーション機構118,119;120,121が必要とされるストロークも比較的小さいので、作動時間の比較的遅いアクチュエータ115を使用することが可能となり、アクチュエータ115のコスト低減および小型化を図ることができる。またロストモーション機構118,119;120,121を配置するための専用のハウジングが不要であり、部品点数を低減することが可能であり、機関本体113の小型化が可能となる。また連結ピン111,112;113,114にアクチュエータ115からの押圧力を及ぼす際の作動音を低減することもできる。
しかも第1および第2吸気側ロッカアーム123,124の配列方向に沿う両端の吸気側ロッカアームすなわち第1および第2吸気側ロッカアーム123,124に設けられるガイド孔107,108に第1および第2吸気側ロストモーション機構118,119の少なくとも一部が同軸に収容され、第1および第2排気側ロッカアーム125,126の配列方向に沿う両端の排気側ロッカアームすなわち第1および第2排気側ロッカアーム125,126に設けられるガイド孔109,110に第1および第2排気側ロストモーション機構120,121の少なくとも一部が同軸に収容され、第1および第2吸気側連結ピン111,112のうち軸方向両端の第1および第2吸気側連結ピン111,112に第1および第2吸気側ロストモーション機構118,119を介して押圧力を及ぼし得るとともに、第1および第2排気側連結ピン113,114のうち軸方向両端の第1および第2排気側連結ピン113,114に第1および第2排気側ロストモーション機構120,121を介して押圧力を及ぼし得るシフトフォーク117がアクチュエータ115にシフト駆動手段116を介して連結されるので、前記各連結ピン111,112;113,114を戻し側に付勢する戻しばねが不要であり、前記各連結ピン111,112;113,114の連結位置および連結解除位置間での両方向のロストモーションが可能となり、第1および第2吸気側ロッカアーム123,124ならびに第1および第2排気側ロッカアーム125,126の連結および連結解除の切換の確実性が向上する。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施の形態では隣接して配列される一対のロッカアームの連結および連結解除を切換えて機関弁の作動態様を変化させる可変動弁装置について説明したが、本発明は、隣接して配列される3以上の複数のロッカアームの連結および連結解除を切換えて機関弁の作動態様を変化させる可変動弁装置に適用することも可能である。
21・・・機関弁である吸気弁
22・・・機関弁である排気弁
29,30,78,79,80,81・・・ロッカアーム
45,46,107,108,109,110・・・ガイド孔
47,48,111,112,113,114・・・連結ピン
50・・・アクチュエータであるソレノイド
52,118,119,120,121・・・ロストモーション機構
53,122,123,126,127・・・可動部材
54,124,125,128,129・・・ロストモーションばね
55・・・端壁
56・・・貫通孔
57・・・軸
61・・・戻しばね
62・・・ノック式駆動機構
115・・・アクチュエータ
117・・・シフトフォーク

Claims (7)

  1. 相互に隣接して配列される複数のロッカアーム(29,30;78,79;80,81)に、それらのロッカアーム(29,30;78,79;80,81)で開閉駆動される機関弁(21,22)が閉弁状態にあるタイミングで同軸に連なるガイド孔(45,46;107,108;109,110)がそれぞれ設けられ、それらのガイド孔(45,46;107,108;109,110)に、隣接するロッカアーム(29,30;78,79;80,81)を連結する連結位置ならびにその連結を解除する連結解除位置間での軸方向移動を可能として相互に当接した連結ピン(47,48;111,112;113,114)が摺動可能にそれぞれ嵌合される内燃機関の可変動弁装置において、複数の前記連結ピン(47,48;111,112;113,114)に軸方向押圧力を及ぼすアクチュエータ(50,115)と、複数の前記連結ピン(47,48;111,112;113,114)との間に介装されるロストモーション機構(52;118,119;120,121)の少なくとも一部が、複数の前記ロッカアーム(29,30;78,79;80,81)のうち配列方向に沿う少なくとも一端のロッカアーム(29;78,79;80,81)に設けられた特定の前記ガイド孔(45;107,108;109,110)に同軸に収容されることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記ロストモーション機構(52;118,119;120,121)が、前記特定のガイド孔(45;107,108;109,110)に移動可能に挿入されるとともに前記アクチュエータ(50,115)に連結される可動部材(53;122,123;126,127)と、複数の前記連結ピン(47,48;111,112;113,114)のうち前記特定のガイド孔(45;107,108;109,110)に摺動可能に嵌合される連結ピン(47;111,112;113,114)および前記可動部材(53;122,123;126,127)間に設けられるロストモーションばね(54;124,125;128,129)とから成ることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 複数の前記連結ピン(47,48)を前記アクチュエータ(50)側からの押圧力作用方向と反対側に付勢する戻しばね(61)を備えることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 前記ロストモーションばね(54)のばね定数が前記戻しばね(61)のばね定数よりも大きく設定されることを特徴とする請求項3記載の内燃機関の可変動弁装置。
  5. 前記特定のガイド孔(45)が、該特定のガイド孔(45)が設けられるロッカアーム(29)に隣接した他のロッカアーム(30)とは反対側に端壁(55)を有して有底状に形成され、前記端壁(55)に対向する前記可動部材(53)に、前記端壁(55)の中央部に設けられた貫通孔(56)を摺動自在に嵌合するとともに前記アクチュエータ(50)に連動、連結される軸(57)が連設されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の可変動弁装置。
  6. 前記アクチュエータがソレノイド(50)であり、該ソレノイド(50)および前記ロストモーション機構(52)間に、ソレノイド(50)からの押圧力が作用する毎に前記ロストモーション機構(52)側に所定ストロークの押圧力を及ぼすノック式駆動機構(62)が介設されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関の可変動弁装置。
  7. 複数の前記ロッカアーム(78,79;80,81)の配列方向両端のロッカアーム(78,79;80,81)に設けられるガイド孔(107,108;109,110)に前記ロストモーション機構(118,119;120,121)の少なくとも一部がそれぞれ収容され、複数の前記連結ピン(111,112;113,114)のうち軸方向両端の前記連結ピン(111,112;113,114)に前記両ロストモーション機構(118,119;120,121)を介して押圧力を及ぼし得るシフトフォーク(117)が前記アクチュエータ(115)に連結されることを特徴とする請求項1または2記載の内燃機関の可変動弁装置。
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