JP2012006850A - ピリドン系化合物含有毛髪化粧料及びピリドン系化合物の樹脂への吸着抑制方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を含有し、オレフィン系樹脂で形成された容器に収容されてなる毛髪化粧料に、(B)カチオン性界面活性剤、(C)炭素鎖長が14〜24の直鎖脂肪族アルコール、及び(D)ポリグリセリン骨格を有する化合物を配合したことを特徴とするピリドン系化合物含有毛髪化粧料。
上記(A)ピリドン系化合物を含有し、オレフィン系樹脂で形成された容器に収容されてなる化粧料に、上記(B)、(C)及び(D)を配合する前記化粧料におけるピリドン系化合物の樹脂への吸着抑制方法。
【選択図】なし
Description
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、有効成分の樹脂への吸着が効果的に抑制され、その有効性が十分に発現し、かつ使用後の毛髪の仕上り感が向上するピリドン系化合物含有毛髪化粧料及びピリドン系化合物の樹脂への吸着抑制方法を提供することを目的とする。
請求項1:
(A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を含有し、オレフィン系樹脂で形成された容器に収容されてなる毛髪化粧料に、(B)カチオン性界面活性剤、(C)炭素鎖長が14〜24の直鎖脂肪族アルコール、及び(D)ポリグリセリン骨格を有する化合物を配合したことを特徴とするピリドン系化合物含有毛髪化粧料。
請求項2:
(A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物が、ピロクトンオラミンであることを特徴とする請求項1記載の毛髪化粧料。
請求項3:
(D)ポリグリセリン骨格を有する化合物が、ポリグリセリン、ポリグリセリンアルキルエーテル、及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
請求項4:
(D)ポリグリセリン骨格を有する化合物が、ポリグリセリン及び/又はポリグリセリンアルキルエーテルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
請求項5:
(C)成分が、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
請求項6:
(A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物と(D)ポリグリセリン骨格を有する化合物との比率(A)/(D)が質量比で20以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
請求項7:
(A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を含有し、オレフィン系樹脂で形成された容器に収容されてなる化粧料において、前記ピリドン系化合物の樹脂への吸着を抑制する方法であって、前記化粧料に(B)カチオン性界面活性剤、(C)炭素鎖長が14〜24の直鎖脂肪族アルコール、及び(D)ポリグリセリン骨格を有する化合物を配合することを特徴とする前記化粧料におけるピリドン系化合物の樹脂への吸着抑制方法。
本発明の毛髪化粧料は、(A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を含有し、かつ(B)カチオン性界面活性剤、(C)炭素鎖長が14〜24の直鎖脂肪族アルコール、及び(D)ポリグリセリン骨格を有する化合物を配合したことを特徴とするもので、リンス、トリートメント、コンデショナー、整髪剤などの剤型、特にリンスとして好適に調製される。
1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物は、下記一般式(I)で表される。
1−ヒドロキシ−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−6−シクロヘキシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−6−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ヘプチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(1−エチルペンチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ウンデシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−プロペニル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−オクテニル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,2−ジブチル−ビニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(シクロヘキセニリデン−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−シクロヘキシル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(メチル−シクロヘキシル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ビシクロ〔2,2,1〕ヘプチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔2−(ジメチルシクロヘキシル)−プロピル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−第3ブチル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メチル−4−クロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3,5−ジクロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−ブロム−4−クロル−フェニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メトキシスチリル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔1−(4−ニトロフェノキシ)−ブチル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−シアノフェノキシメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェニルスルホニルメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−〔1−(4−クロルフェニルスルホニル)−ブチル〕−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ベンジル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4−ジメチルベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(第3ブチル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−クロル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−クロルベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,5−ジクロル−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−ブロム−ベンジル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェノキシメチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(3−メチルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−第2ブチルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,5−トリクロルフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−ブロムフェノキシ−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−クロルフェニルメルカプト−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(4−メチルフェニルメルカプト−メチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2−ナフチル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−ベンズヒドリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−フリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フリルビニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−スチリル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(フェニルブタジエニル)−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4−フェニル−6−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−4,6−ジフェニル−2−ピリドン等を挙げることができる。
炭素鎖長が14〜24の直鎖脂肪族アルコールとしては、特に限定されないが、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール(セチルアルコール)、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級脂肪族一価アルコールが挙げられ、これらの1種又は2種以上を使用できる。特に、毛髪のしっとり感の点から、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール(セチルアルコール)、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールがより好適であり、中でも毛髪の仕上がり性能を発揮させる点からステアリルアルコール、ベヘニルアルコールが最も好適である。
このようなポリグリセリン脂肪酸エステルの脂肪酸として具体的には、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、イソカプリン酸、イソラウリン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸等が挙げられる。特にイソステアリン酸ポリグリセリル、ステアリン酸ポリグリセリル、ラウリン酸ポリグリセリルがより好ましい。
オレフィン系樹脂としては、ポリエチレン樹脂及び/又はポリプロピレン樹脂が挙げられ、容器内壁がこれらから形成された容器であればよく、容器全体がこれらオレフィン系樹脂で形成されていてもよい。
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等が挙げられるが、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)を好適に用いることができる。
シリコーンポリエーテルコポリマーの市販品としては、東レダウコーニング社のSH3771M、SH3772M、SH3773M、SH3775M、SH3749、SS−2801、SS−2802、SS−2803、SS−2804、SS−2805や信越化学工業社のKF−351、KF−352、KF−353、KF−354L、KF−355A、KF−615A、KF−945、KF−618、KF−6011、KF−6015、KF−6004などが挙げられる。
アルキル変性シリコーンの市販品としては、信越化学工業社のKF−412、KF−413、KF−414やデグッサ社のABIL Wax9800、ABIL Wax9801、ABIL Wax9810P、ABIL Wax9814、ABIL Wax9840、などが挙げられる。
特に、ジメチコン、アミノ変性タイプのシリコーン、ポリエーテル変性タイプのシリコーンが、毛髪吸着性があり、サラサラ感を付与する点で好ましい。
1g/100mL濃度のシリコーンのトルエン溶液を作成し、式1により比粘度ηsp(25℃)を求める。次に、式2に示すHugginsの関係式に代入し、固有粘度〔η〕を求める。Huggins定数は中牟田、日化、77 588[1956]に記載のものを用いる。次に、〔η〕を式3に示すA.Kolorlovの式に代入し、分子量を求める。最後に、Mを式4に示すA.J.Barryの式に代入し、シリコーンの粘度ηを求める。
式1:ηsp=(η/η0)−1 ただしη0=トルエンの粘度、η=溶液の粘度
式2:ηsp=〔η〕+K’〔η〕2
式3:〔η〕=0.215×10-4M0.65
式4:logη=1.00+0.0123M0.5
なお、上記η0、ηは化粧品原料基準一般試験法粘度測定法第1法に準拠して測定したものである。
有機酸としては、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソパルミチン酸、イソノナン酸、イソオクタン酸、セバシン酸、アジピン酸、ネオペンタン酸、オレイン酸、オクタン酸、イソステアリン酸、エルカ酸、エイコセン酸、ヒドロキシステアリン酸、リノール酸、イノシン酸、エライジン酸、ペトロセリニン酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、エルシン酸、ブラシジン酸、ロジン酸、ヤシ油脂肪酸、ラノリン脂肪酸、ホホバ油脂肪酸、(C10−40)分岐アルキル脂肪酸、パーフルオロ脂肪酸、キシレンスルホン酸、パントテン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、ココアンホ酢酸、アルキルスルホン酸、没食子酸、没食子酸−3,5ジグルコシド、没食子酸−3,4ジグルコシド、没食子酸メチル−3,5ジグルコシド、没食子酸ブチル−3,5ジグルコシド、没食子酸−3,5ジマンノシド、エデト酸、ソルビン酸、サリチル酸、アクリル酸、メタクリル酸、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸、ラウリルアミノプロピオン酸、ココイルアミノプロピオン酸、アミノ酸であるアルギニン、アラニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン酸、シスチン、カルボシステイン、レボドパ、グルタミン酸、グルタミン、グリシン、トリメチルグリシン、ヒスチジン、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、プロリン、セリン、トレオニン、トリプトファン、チロジン、バリン、ピロリドンカルボン酸、N−アシル−L−グルタミン酸、ラウロイルメチル−β−アラニン、ココイルメチルタウリン、α−ヒドロキシ酸であるグリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、マンデル酸、の酸又は塩類、及びそれらの工業的混合物である。中でも分子内に水酸基を有するα−ヒドロキシ酸が好ましく、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、マンデル酸が更に好ましい。
具体的には、例えばN−ラウロイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N−カルボキシメチルエチレンジアミン、N−ラウロイル−N−(2−ヒドロキシエチル)−N’,N’−ビス(カルボキシエチル)エチレンジアミン、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−カルボキシメトキシエチルエチレンジアミン、N−ラウロイル−N’−カルボキシエチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)−エチレンジアミン、N−ラウロイル−N’−カルボキシエトキシエチルエチレンジアミン、N−ラウロイル−N’−カルボキシエチル−N’−カルボキシエトキシエチルエチレンジアミン等を挙げることができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
防腐剤としては、安息香酸塩、ソルビン酸塩、デヒドロ酢酸塩、パラオキシ安息香酸エステル、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキシジフェニルエーテル、3,4,4’−トリクロロカルバニリド、塩化ベンザルコニウム、ヒノキチオール、レゾルシン、エタノール、ケーソン、サリチル酸、ペンタンジオール、フェノキシエタノール等を例示することができる。
キレート剤としては、エデト酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸塩、ヘキサメタリン酸塩、グルコン酸等を例示することができる。
pH調整剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、コハク酸、トリエタノールアミン、アンモニア水、トリイソプロパノールアミン、リン酸等が例示される。
香料組成物の配合量は特に限定されないが、毛髪化粧料中0.005〜40%、特に0.01〜10%とすることができる。
アルコールとしては、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、プロパノール等の炭素数2〜4の低級一価アルコールなどが挙げられる。
ビタミン類としては、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンF、ビタミンK、ビタミンP、ビタミンU、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、α−リポ酸、オロット酸及びその誘導体等を例示することができる。
アミノ酸類としては、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、シスチン、メチオニン、システイン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、リジン及びその誘導体等を例示することができる。
本発明の毛髪化粧料は、特に制限されることなく、各種剤型の常法に従って製造することができる。
毛髪化粧料を常法により調製してポリエチレン(PE)容器に充填し、下記評価を行った。結果を表1〜5に示す。また、各例で使用した主な原料は表6に示すとおりである。
調製した毛髪化粧料をポリエチレン容器(50mL)に約40mL充填し(内溶液と接触している容器内壁の表面積は53cm2)、40℃で6ヶ月保存後、容器から全ての内容液を取り出し、均一にしてから、約0.2gを採取し、液体クロマトグラフィーを用いて下記条件で(A)成分量を定量し、下記式に基づいて(A)成分の残存率を算出した。
残存率(%)=
((保存後の(A)成分の定量値)/(調製初期の(A)成分の定量値))×100
紫外吸光光度計
測定波長:300nm
カラム:内径4.6mm、長さ25cmのステンレス管に5μm液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充填した。
ガードカラム:内径4.0mm、長さ10mmのステンレス管に5μm液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充填した。
カラム温度:40℃
移動相:メタノール/水/エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物0.25%水溶液/リン酸混液=40:8:1:1(容量比)
検出器:HITACHI L−7405H((株)日立製作所製)
長さがショート〜セミロングの髪の女性10名により、毛髪化粧料を10日間使用し、下記評点に基づいて仕上がりの毛髪のしっとり感を評価した。結果を10名の合計点から下記基準で示した。また、毛髪化粧料の前に使用するシャンプーやスタイリング剤、ヘアケア剤等のアウトバス製品は、各パネラーが日常用いているものをそのまま使用した。
<仕上がりの毛髪のしっとり感評点>
+2点:非常によい
+1点:やや良い
−1点:やや悪い
−2点:非常に悪い
<評価基準>
6点:合計点が10点以上
5点:合計点が9〜5点
4点:合計点が4〜0点
3点:合計点が−1〜−4点
2点:合計点が−5〜−9点
1点:合計点が−10点以下
長さがショート〜セミロングの髪の女性10名により、毛髪化粧料を10日間使用し、下記評点に基づいて毛髪化粧料ののばしやすさを評価した。結果を10名の合計点から下記基準で示した。
<毛髪化粧料ののばし易さ評点>
+2点:非常によい
+1点:やや良い
−1点:やや悪い
−2点:非常に悪い
<評価基準>
6点:合計点が10点以上
5点:合計点が9〜5点
4点:合計点が4〜0点
3点:合計点が−1〜−4点
2点:合計点が−5〜−9点
1点:合計点が−10点以下
〔処方例1〕
(A)(A)−1 0.5%
(B)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2
(C)ステアリルアルコール 5
(D)ポリグリセリン(4) 1
香料A 0.5
水 バランス
合計 100.0%
容器材質 PE
(A)/(D) 0.5
(A)(A)−1 0.5%
(B)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2
(C)ステアリルアルコール 5
(D)ポリグリセリン(6) 1
香料A 0.5
水 バランス
合計 100.0%
容器材質 PE
(A)/(D) 0.5
(A)(A)−1 0.5%
(B)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2
(C)ステアリルアルコール 5
(D)ポリグリセリン(10) 1
香料A 0.5
水 バランス
合計 100.0%
容器材質 PE
(A)/(D) 0.5
(A)(A)−1 0.5%
(B)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2
(C)ステアリルアルコール 5
(D)イソステアリン酸ポリグリセリル(4) 1
香料A 0.5
水 バランス
合計 100.0%
容器材質 PE
(A)/(D) 0.5
(A)(A)−1 0.5%
(B)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2
(C)ステアリルアルコール 5
(D)イソステアリン酸ポリグリセリル(10) 1
香料A 0.5
水 バランス
合計 100.0%
容器材質 PE
(A)/(D) 0.5
(A)(A)−1 0.5%
(B)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2
(C)ステアリルアルコール 5
(D)ステアリン酸ポリグリセリル(4) 1
香料A 0.5
水 バランス
合計 100.0%
容器材質 PE
(A)/(D) 0.5
(A)(A)−1 0.5%
(B)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2
(C)ステアリルアルコール 5
(D)ステアリン酸ポリグリセリル(10) 1
香料A 0.5
水 バランス
合計 100.0%
容器材質 PE
(A)/(D) 0.5
(A)(A)−1 0.5%
(B)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2
(C)ステアリルアルコール 5
(D)ラウリン酸ポリグリセリル(4) 1
香料A 0.5
水 バランス
合計 100.0%
容器材質 PE
(A)/(D) 0.5
(A)(A)−1 0.5%
(B)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 2
(C)ステアリルアルコール 5
(D)ラウリン酸ポリグリセリル(10) 1
香料A 0.5
水 バランス
合計 100.0%
容器材質 PE
(A)/(D) 0.5
Claims (7)
- (A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を含有し、オレフィン系樹脂で形成された容器に収容されてなる毛髪化粧料に、(B)カチオン性界面活性剤、(C)炭素鎖長が14〜24の直鎖脂肪族アルコール、及び(D)ポリグリセリン骨格を有する化合物を配合したことを特徴とするピリドン系化合物含有毛髪化粧料。
- (A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物が、ピロクトンオラミンであることを特徴とする請求項1記載の毛髪化粧料。
- (D)ポリグリセリン骨格を有する化合物が、ポリグリセリン、ポリグリセリンアルキルエーテル、及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
- (D)ポリグリセリン骨格を有する化合物が、ポリグリセリン及び/又はポリグリセリンアルキルエーテルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
- (C)成分が、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
- (A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物と(D)ポリグリセリン骨格を有する化合物との比率(A)/(D)が質量比で20以下であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
- (A)1−ヒドロキシ−2−ピリドン系化合物を含有し、オレフィン系樹脂で形成された容器に収容されてなる化粧料において、前記ピリドン系化合物の樹脂への吸着を抑制する方法であって、前記化粧料に(B)カチオン性界面活性剤、(C)炭素鎖長が14〜24の直鎖脂肪族アルコール、及び(D)ポリグリセリン骨格を有する化合物を配合することを特徴とする前記化粧料におけるピリドン系化合物の樹脂への吸着抑制方法。
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