JP2012006536A - 車両用ドア構造及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サッシュ部の断面形状の自由度が高く、高剛性であり、材料歩留り向上を図るのに効果的な車両用のドア構造及びその製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】車両用の、ウインドウガラスが昇降保持されるサッシュ部を備えたドア構造であって、それぞれロール成形されたアウタールーフ部及びアウターピラー部とからなるサッシュアウター部と、ルーフ部及びピラー部をプレスにて一体成形されたサッシュインナー部を有し、前記、アウタールーフ部とアウターピラー部が相互にコーナー部で突合せ接合された状態で、前記サッシュインナー部に接合されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は車両の側部等に配設されるドア構造に関し、特に開閉するドア本体の上部に窓開口部を有し、ウインドガラスが昇降するサッシュ部(ドアフレーム)を備えたドア構造及びその製造方法に係る。
ドア構造としてはサッシュ部を複数のロール駒の間を順次通過させるロールホーミングにてロール成形し、ドア本体部に接合する、いわゆるロールサッシュタイプと、サッシュ部をドア本体部と一体的にプレス成形するか、あるいはサッシュ部及びドア本体部を別々にプレス成形後に接合する、いわゆるプレスドアタイプとが存在する。
ロール成形は生産効率が高いものの原則一定断面になる問題があり、プレスドアは断面形状の自由度が高いが、窓ガラス部分が不要であるために材料歩留りが悪い問題がある。
そこで特許文献1にはピラー部のアウター側をロール成形し、インナー側をプレス成形したドア構造を開示するが、サッシュ部とドア本体部とを溶接接合しているので剛性不足になりやすい問題があった。
特開2005−212646号公報
本発明はサッシュ部の断面形状の自由度が高く、高剛性であり、材料歩留り向上を図るのに効果的な車両用のドア構造及びその製造方法の提供を目的とする。
本発明に係る車両用ドア構造は、車両用の、ウインドウガラスが昇降保持されるサッシュ部を備えたドア構造であって、それぞれロール成形されたアウタールーフ部及びアウターピラー部とからなるサッシュアウター部と、ルーフ部及びピラー部をプレスにて一体成形されたサッシュインナー部を有し、前記、アウタールーフ部とアウターピラー部が相互にコーナー部で突合せ接合された状態で、前記サッシュインナー部に接合されていることを特徴とする。
ここで、ロール成形とは、金属製の帯状の材料を複数のロール駒の間を順次通過させることでこの金属材料折り曲げ加工し所定の断面形状を得る工法をいい、プレス成形とは一枚の金属板を下型に対して上型を加圧し塑性加工する工法をいい、断面形状はプレス型形状にて定まる。
本発明では、サッシュ部(ドアフレーム)のアウター側をロール成形で得るために生産性が高く、インナー側をプレスにて一体的に成形するので従来のロールサッシュより剛性が高く、従来のプレスドアよりも材料歩留りが向上する。
ここで、サッシュインナー部は少なくともインナー側のルーフ部とピラー部とがプレスにて一体成形されていれば、インナー側のサッシュ部とドア本体とが一体的になったプレスインナーパネルでもよく、プレスしたサッシュインナー部をプレスしたドア本体部に後で接合したものも含まれる。
本発明において、前記サッシュインナー部(インナーパネルのサッシュ部)は、車室内側に膨出した膨出部を有し、前記アウタールーフ部及びアウターピラー部はそれぞれ車室外側に位置する車外表面部と、ドアガラスを摺動保持するためのランチャンネルを装着保持するランチャンネル保持部とを一体的に有しているのが好ましい。
なお、ここで車外表面部と表現したのはそのまま、車両の外観意匠面を形成させてもよく、さらにこの車外表面部の外側にアウターガーニッシュ等の意匠カバー材を取り付けてもよい趣旨である。
本発明にあっては、サッシュアウター部をロール成形によって得ることから、そのまま車外表面部を外観意匠にしやすい。
また、本発明にあっては、アウタールーフ部とアウターピラー部とは、相互の車外表面部とランチャンネル保持部とでコーナー突合せ接合され、サッシュアウター部の内周縁部と外周縁部とでサッシュインナー部と接合されているのが好ましい。
この場合にランチャンネル保持部の車内側とサッシュインナー部の膨出部内周の車外側とで内周側が接合されるのでスポット溶接接合でもよいが、外周側はサッシュアウター部の意匠部の外周裏面側(車内側)とインナーパネルの外周縁部とで接合されることになるので、意匠面に影響を与えないヘミング加工による接合が好ましい。
また、意匠面に影響を与えない接合方法としては接着シーラーにて外周縁部を接合する方法でもよい。
このようにコーナー部にて突合せ接合することでランチャンネル保持部がルーフ部とピラー部とにて連続したほぼ同一断面になる。
このような車両用のドア製造方法としては、車両用の、ウインドウガラスが昇降保持されるサッシュ部を備えたドアの製造方法であって、アウタールーフ部をロール成形する工程と、アウターピラー部をロール成形する工程と、前記アウタールーフ部とアウターピラー部とを相互にコーナー部で突合せ接合する工程と、インナールーフ部及びインナーピラー部を一体的にプレス成形する工程と、コーナー突合せ接合されたアウタールーフ部及びアウターピラー部とからなるサッシュアウター部をサッシュインナー部と接合する工程とを有することを特徴とする。
本発明に係る車両用ドア構造にあっては、サッシュ部インナー側を一体的にプレス成形したので、断面形状の自由度が高く、剛性アップを図るのに有効であり、その一方でサッシュアウター部のルーフ部とピラー部とをそれぞれロール成形したものをコーナー突合せ接合したので生産性が高い。
また、ロール成形なのでアウター側の生産性が高いだけでなく外観意匠性に優れ、ガーニッシュ等の意匠部材がかならずしも必要でなくなる。
アウタールーフ部とアウターピラー部の断面形状例を示す。 アウタールーフ部とアウターピラー部との接合状態及びインナーパネル側サッシュ部を示す。 サッシュアウター部とインナーパネルの重ね合せた状態を示す。 サッシュアウター部とインナーパネルとの接合状態を示す。 サッシュ部におけるルーフ部断面(A−A断面端面図)及びピラー部断面図(B−B断面端面図)の例を示す。
本発明に係る車両用ドアの構造例を以下図面に基づいて説明するが、本発明の趣旨に合致する範囲にて適宜、変更が可能である。
図5にドアを内側から見た内面図を示し、ドアはドア本体部Dとサッシュ部とからなりサッシュ部はルーフ部Rとピラー部Pとで構成されている。
図5では、ルーフ部のA−A断面端面図及びピラー部のB−B断面端面図を示す。
図1にドアのサッシュ部(ドアフレーム)のサッシュアウター部のコーナー部付近の要部図を示す。
サッシュアウター部はアウタールーフ部10とアウターピラー部20とを図2に示すようにコーナー部にて突き合せ溶接接合した後に、サッシュインナー部30(ドアフレームのインナー側部分)と図3及び図4に示すように接合される。
図1に示すようにアウタールーフ部10は、ドアフレームのルーフ側に位置し、ロール成形により、車外表面部11とランチャンネル保持部12とを一体的に成形する。
ランチャンネル保持部12はドアガラス外縁部との間をシールするゴム製等のランチャンネルを装着保持するための断面略コ字形状の溝部である。
本実施例では車外表面部11を形成する面の上端はヘミング加工により接合するための折り返し片状の外周接合部11aを形成し、内周側(ドアガラス側)は図1で下から上方に折り返した車外側折り返し部12a、車内外方向の底部12b、この底部12の車内側を下向きに折り曲げた車内側折り返し部12cからなるチャンネル形状になっている。
車内側折り返し部12cから内周側にはさらに後述するサッシュインナー部30との接合部となる内周接合部13を有する。
アウターピラー部20もロール成形にて車外表面部21と、それより内周側にランチャンネル保持部22を一体的に成形する。
車外表面部21の外周側は車内側に折り返した片状の外周接合部21aを有する。
車外表面部12の内周側は図1で左から右側に折り返した車外側折り返し部22a、車内外方向の底部22b、この底部22bの車内側を内周側に折り返した車内側折り返し部22cからなる断面略コ字形状のランチャンネル保持部22を形成する。
また、車内側折り返し部22cからさらに内周側にサッシュインナー部30との接合部となる内周接合部23を有する。
アウタールーフ部10とアウターピラー部20との端部は、斜め切断により図2に示すようにコーナー突き合せ可能になるようになっている。
具体的にはアウタールーフ部10の車外表面部11の端部111がアウターピラー部20のコーナー切欠部の端部121と突き合され、ランチャンネル保持部の端部(112a,122a)、(112b,122b)、(112c,122c)がそれぞれ突き合された状態で車内側から溶接W,W,W接合する。
サッシュインナー部30は図2にドアフレーム側の部分のみ表示してあるが、図示を省略したドア本体側の全部あるいはその一部と一体的にプレス成形し、車内側に突出した膨出部31を一体的に形成する。
膨出部31はドアフレームのピラー部に位置するピラー膨出部31aとルーフ部に位置するルーフ部膨出部31bをプレスにて一体的に形成してあり、この膨出部31とサッシュアウター部とで袋状部32を形成することで剛性が向上する。
膨出部31よりも外周側には外周接合部34を有し、内周側には内周接合部33を有する。
図3に示すように、サッシュインナー部30のルーフ側の内周接合部33bとアウタールーフ部10の内周接合部13とを重ね合せ、同様にサッシュインナー部30のピラー側の内周接合部33aとアウターピラー部20の内周接合部23とを重ね合せ、スポット溶接等にて接合する。
なお、このスポット溶接の替りに図5<A−A断面端面図>に示すようにヘミング加工等によるカシメ接合でもよい。
外周側はサッシュインナー部30のピラー側の外周接合部34aをアウターピラー部20の折り返した外周接合部21aの内側に位置合せをし、サッシュインナー部30のルーフ側の外周接合部34bをアウタールーフ部10の折り返した外周接合部11aの内側に位置させ、ヘミング加工等によるカシメ接合をする。
このようにサッシュアウター部をロール成形したアウタールーフ部とアウターピラー部とで成形したので、従来のプレス成形に比較して歩留まり率が高く、生産性に優れドアフレームのインナー側をプレス成形にしたので剛性の確保がしやすくなる。
また、ロール成形を採用することでサッシュアウター部にランチャンネル保持部を一体的に成形でき、従来のように別部材を取り付ける必要がなくなる。
その状態を模式的に図4に示す。
10 アウタールーフ部
11 車外表面部
11a 外周接合部
12 ランチャンネル保持部
13 内周接合部
20 アウターピラー部
21 車外表面部
21a 外周接合部
22 ランチャンネル保持部
23 内周接合部
30 サッシュインナー部
31 膨出部
31a ピラー部膨出部
31b ルーフ部膨出部
32 袋状部
33 内周接合部
34 外周接合部

Claims (5)

  1. 車両用の、ウインドウガラスが昇降保持されるサッシュ部を備えたドア構造であって、
    それぞれロール成形されたアウタールーフ部及びアウターピラー部とからなるサッシュアウター部と、ルーフ部及びピラー部をプレスにて一体成形されたサッシュインナー部を有し、
    前記、アウタールーフ部とアウターピラー部が相互にコーナー部で突合せ接合された状態で、前記サッシュインナー部に接合されていることを特徴とする車両用ドア構造。
  2. 前記サッシュインナー部は、車室内側に膨出した膨出部を有し、前記アウタールーフ部及びアウターピラー部はそれぞれ車室外側に位置する車外表面部と、ドアガラスを摺動保持するためのランチャンネルを装着保持するランチャンネル保持部とを一体的に有していることを特徴とする請求項1記載の車両用ドア構造。
  3. アウタールーフ部とアウターピラー部とは、相互の車外表面部とランチャンネル保持部とでコーナー突合せ接合され、サッシュアウター部の内周縁部と外周縁部とでサッシュインナー部と接合されていることを特徴とする請求項2記載の車両用ドア構造。
  4. 前記アウタールーフ部とアウターピラー部とのそれぞれ車外表面部は、ドアサッシュ部の意匠面を形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用ドア構造。
  5. 車両用の、ウインドウガラスが昇降保持されるサッシュ部を備えたドアの製造方法であって、
    アウタールーフ部をロール成形する工程と、アウターピラー部をロール成形する工程と、前記アウタールーフ部とアウターピラー部とを相互にコーナー部で突合せ接合する工程と、インナールーフ部及びインナーピラー部を一体的にプレス成形する工程と、コーナー突合せ接合されたアウタールーフ部及びアウターピラー部とからなるサッシュアウター部とサッシュインナー部を接合する工程とを有することを特徴とする車両用ドアの製造方法。
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