JP2012003596A - 通報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 非常事態の発生時に取られる所定の姿勢を検出して通報する場合に、強盗犯人の確からしさに応じて通報の要否を判定することで信頼性を向上させた通報装置の提案。
【解決手段】
監視領域の画像を取得する画像取得手段と、取得した画像情報から人物の所定の姿勢を検知する姿勢検知手段と、予め所定の姿勢データを記憶する記憶手段と、取得した画像情報から顔を隠蔽した人物を検出する顔隠蔽検出手段を備え、姿勢検知手段にて検知した姿勢が前記記憶手段に記憶された姿勢データと一致した場合に、顔隠蔽検出段の検出結果に基づいて非常通報の要否を判定する判定する通報要否判定手段と、非常通報要否判定手段の判定結果に従って、通報を行う通報手段とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、強盗などの非常事態の発生を検出して通報する通報装置に関し、特に、通報ボタン等の操作を要しない通報装置に関する。
従来、店舗や事務所などの利用者が強盗などの非常事態を外部に通報するための通報装置として、いわゆる非常ボタンの操作により、非常信号とともに監視カメラが撮像している画像を遠隔の監視センタに送出するものが広く知られている。
この種の通報装置は、利用者の自発的な操作に基づくために非常事態を誤って通報することが少ない反面、強盗などの非常事態が発生したときに当該強盗により非常ボタンの操作が妨げられたり、利用者の気が動転して非常ボタンの操作を失念してしまうことがあり、通報の確実性に欠けるという問題があった。
また、客と対面して現金の受け渡しに従事している人は、強奪目的の加害者が凶器などを所有していることから迂闊にカウンター下部等に取り付けてある警察等への通知機能を作動させる行為をとると加害者を刺激し傷害を負う可能性がある。このような問題への対策として特許文献1には、撮像部と異常発生認識部と異常発生通知部とを備え、撮像部で撮像した画像データを用いて異常の発生を認識し、異常発生時に異常の発生を拘束機関に通知するようにした能動的監視カメラにおいて、複数の画像フレームを記憶するフレームメモリと、複数の画像フレームを用いて画像データから「人」成分を抽出し、「人」成分から頭部と両手を抽出し、両手が上方または頭部におかれたことを認識して異常発生を認識する異常発生認識手段と、異常発生が認識されたときに異常発生通知部を動作させ外部に異常発生を通知する警報出力手段とを備えた通報装置が開示されている。
特開2002−354459号公報
特許文献1に提案される通報装置によれば、利用者による非常ボタンの操作を不要としつつ、強盗などの非常事態の発生を外部に通報することができ、利便性と通報の確実性の双方を向上させることができる。
しかしながら、例えば、頭の上に手を所定時間置くという姿勢は、強盗発生時以外にも生じえる姿勢であり、このような姿勢のみを検知して通報するようにすると、誤動作を多発する可能性があり、ひいては通報を受ける監視センタの負荷が増加し、通報装置の信頼性が低下する。
また、例えばコンビニや金融機関などの強盗事件では、犯人は、マスクやサングラスで顔を隠蔽しているケースがほとんどであり、顔を隠蔽した人物が居ない場合には、強盗が発生している可能性は少ない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、所定の姿勢を検知して非常事態の発生を通報する場合に、非常事態の発生時以外に当該姿勢を検知したとき非常事態発生と誤判定することを低減して信頼性を向上させた通報装置の提案を目的とする。
上記の目的を達成するために本発明による通報装置は、
監視領域の画像を取得する画像取得手段と、前記取得した画像情報から人物の所定の姿勢を検知する姿勢検知手段と、予め所定の姿勢データを記憶する記憶手段と、前記取得した画像情報から顔を隠蔽した人物を検出する顔隠蔽検出手段を備え、前記姿勢検知手段にて検知した姿勢が前記記憶手段に記憶された姿勢データと一致した場合に、前記顔隠蔽検出段の検出結果に基づいて非常通報の要否を判定する通報要否判定手段と、前記非常通報要否判定手段の判定結果に従って、通報を行う通報手段とを備える。
これにより、通報装置は、店員が所定の姿勢をとった場合に、強盗犯の特徴である顔の隠蔽度に応じて通報の要否を判定するので、非常事態時以外に誤って通報することを防止できる。
また、本発明の通報装置において、
姿勢検知手段は、取得した画像情報から所定の姿勢をとった人物の位置情報を算出し、顔隠蔽検知手段は、取得した画像情報から顔を隠蔽した人物の位置情報を算出し、通報要否判定手段は、前記所定の姿勢をとった人物の位置情報及び前記顔を隠蔽した人物の位置情報に基づいて非常通報の要否を判定する。
これにより、顔を隠蔽した人物と所定の姿勢を取った人物が対面した場合に通報するようにしたので、さらに通報の信頼性を高めることができる。
本発明によれば、非常事態の発生時にとられる所定の姿勢を検出した場合に、顔の隠蔽した人物が付近に居る場合に限り、非常通報を行うので、強盗の発生の可能性が少ない状況における誤通報を低減することを防止できる。
本発明の通報装置による通報システムの全体構成を示す概略図である。 本発明の通報装置の構成を示すブロック図である。 本発明の通報装置の監視処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。
本実施形態では、金融機関や商店などの営業所を監視エリアとし、この監視エリアとして店舗エリアとレジカウンターエリアとが設けられている場合を例示するが、本発明の範囲はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の通報装置を用いた通報システム1を示す構成図である。
図1は、外部との出入口を有する店舗エリア2a及びレジカウンターエリア2bからなる監視エリア2と、監視エリア2に設置される監視カメラ3と、熱線センサや開閉センサなどの警備センサ7と、この監視カメラ3及び警備センサ7が接続される通報装置4との関係を模式的に平面図上に示している。
ここで、本実施形態において、監視エリア2には、店舗エリア2aと、レジカウンターエリア2bがあり、レジカウンターエリア2bは店員のみが存在する領域である。
図1に示すように、店舗エリア2aは、外部との出入口として店舗出入口21が設けられている。
図1の例では、店舗エリア2aの出入口21を含む店舗エリア2a全体が撮像可能な位置に監視カメラ3aが設置され、また、レジカウンターエリア2bが撮像可能な位置には監視カメラ3bが設置されている。これら監視カメラ3と通報装置4とは図示しないLANにより接続され、通報装置4は更に遠隔の監視センタ5と通信回線網6を介して接続されている。
また、店舗エリア2aの出入口21に開閉センサ71が設置され、店舗エリア2b及びレジカウンターエリア2bには図示しない熱線センサが設置されている。これらの警備センサ7は通報装置4と監視カメラ3とを結ぶLANに接続されている。
監視カメラ3は、監視エリア2の監視情報を生成する監視手段である。監視カメラ3は、予め各監視カメラ3を識別するカメラ番号を記憶しており、撮像素子から入力される画像信号を所定の撮影間隔(例えば0.2秒周期、すなわち5fps(フレーム/秒))でデジタル信号に変換し、圧縮符号化処理を行い所定の規格(例えばJPEG規格)に準拠した画像データを生成する。生成された画像データは、LANに出力され通報装置4に送信される。このとき送信される画像データには、カメラ番号が含まれる。なお、監視カメラ3は、マイクから入力される音声信号を圧縮符号化して音声データを生成し、画像データと音声データを多重化してLANに出力してもよい。
警備センサ7は、監視エリア2の内部へ侵入する侵入者を検知する監視手段である。警備センサ7は、予め各警備センサ7を識別するセンサ番号を記憶しており、侵入者を検知したときセンサ番号を含む検知信号を通報装置4に出力する。
通報装置4は、警備センサ7からの検知信号及び監視エリア2に設定された警備モードに基づき侵入者を監視する。警備モードには、監視モードとしての警備セットモードと、非監視モードとしての警備解除モードとがある。警備セットモードは、監視エリア2に利用者が存在しない無人状態において設定するモードであり、通報装置4は、この警備セットモードが設定されている監視エリア2において、警備センサ7から検知信号を受信したとき侵入と判定し、侵入検出信号を監視センタ5に送信する。警備解除モードは、監視エリア2に利用者が存在する有人状態において設定するモードであり、通報装置4は、この警備解除モードが設定されている監視エリア2において、警備センサ7から検知信号を受信しても侵入と判定せず、侵入検出信号を監視センタ5に送信しない。
また、通報装置4は、監視カメラ3から入力される画像データを受信して、この画像データから監視エリア2内の人物の姿勢(例えば店員の両手を挙げた万歳、合掌の姿勢等)を検知して、予め定められた所定の姿勢を検知すると強盗犯人推定要因に応じて非常通報の要否を判定する通報要否判定処理を実行する。通報要否判定処理の結果、通報要と判定されると、通信回線網6を介して監視センタ5に非常通報信号を通報するとともに、監視カメラ3から受信する画像データを監視センタ5に送信する。画像データの送信処理は監視センタ5又は監視エリア2の利用者から停止入力があるまで継続して行われる。
特に、本実施形態において、通報装置4は、店員が所定の姿勢を検知したときに監視エリア2内に居る人が顔を隠蔽している場合に強盗発生リスクが高いとして、非常通報処理を実行する。これにより、強盗が押し入った状況においては確実に非常通報を動作させるとともに、たまたま店員が所定の姿勢をとったときの強盗発生のリスクが低い状況での誤通報を防止している。
監視センタ5は、警備会社などが運営するセンタ装置51を備えた施設である。センタ装置51は、1又は複数のコンピュータで構成されており、本発明に関連する監視センタ5の機能を実現する。監視センタ5では、センタ装置51により各種機器が制御され、通報装置4から受信した不審者検出信号を記録するとともに、通報装置4から送信される画像データをディスプレイ52に表示することで、監視員が監視エリア2を監視している。
<通報装置>
次に、図2を用いて通報装置4の構成について説明する。図2は、通報装置4の構成を示すブロック図である。
通報装置4は、監視カメラ3、警備センサ7、及び監視センタ5と通信可能に監視エリア2内(本実施形態ではレジカウンターエリア2b)に設置されている。
通報装置4は、LANに接続される通信I/F(インタフェース)としての監視情報取得部41と、通信回線網6と接続される通信部42と、利用者が入力操作を行う操作部43と、HDDやメモリなどで構成される記憶部44と、MPUやマイコンなどで構成され各部の制御を行う制御部45とを有して概略構成される。
監視情報取得部41は、監視カメラ3及び警備センサ7と接続され、監視エリア2の監視情報として監視カメラ3から出力されるカメラ番号及び画像データ、警備センサ7から出力される検知信号を受信して制御部45にこれらデータを出力する。
通信部42は、通信回線網6を介してセンタ装置51と接続されて監視センタ5との間で通信を行う。通信部42は、制御部45にて非常通報要と判定されると、自己のアドレス情報を含む非常通報信号および監視カメラ3が撮像する画像データを監視センタ5に送信する。また、通信部42は、制御部45にて警備セットモードに設定されている監視エリア2(店舗エリア2a、レジカウンターエリア2b)に侵入者が存在すると判定されると自己のアドレス情報を含む侵入検出信号を監視センタ5に送信する。
操作部43は、警備モードの設定操作など各設定情報が入力可能なスイッチである。
記憶部44は、ROMやRAM、又はHDDにて構成され自己を特定するためのアドレス情報と各種プログラムなどを記憶しており、更に通報装置4を動作させるための各種情報を記憶する。具体的に、記憶部44は、移動物体を抽出するための背景情報となる基準データと、現在の警備モードを示すモード情報と、姿勢データ、顔特徴情報(例えば、目、口などの水平エッジ)とを記憶している。また、記憶部44には、監視カメラ3から出力された過去所定時間分の画像データが記憶されている。
ここで、記憶部44に記憶される基準データは、後述する入場者検出処理にて現在の画像データと比較して監視エリア2内の移動物体を抽出するために用いられる比較基準情報であり、予め無人時の監視エリア2を撮像して取得された画像データである。
また、モード情報は、監視エリア2(店舗エリア2a及びレジカウンターエリア2b)に現在設定されている警備モード(警備セットモード又は警備解除モード)を記憶している。警備モードは利用者による操作部43への操作入力に基づき制御部45にて設定される。
さらに、姿勢データは、強盗などの非常事態が発生したときに店員が取る姿勢を特定する為のデータである。具体的には特定の人物のとる姿勢データに対応した特徴点及び輪郭特徴量の情報である。
制御部45は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータ及びその周辺回路で構成され、上述した各部を制御する。そのために、制御部45は、このマイクロコンピュータ及びマイクロコンピュータ上で実行されるコンピュータプログラムによって実現される機能モジュールとして、現在日時を取得する時計手段としての電子カレンダ部450と、監視エリア2の警備モードを設定/変更するモード設定部451と、監視エリア2への侵入者を検出する侵入者検出部452と、店員による所定の姿勢を検出する姿勢検出部453と、監視領域2内の人の顔の隠蔽を検知する顔隠蔽検知部454と、非常通報の要否を判定する通報要否判定部455と、通信部42による通信処理を制御する通信制御部456を備えている。
モード設定部451は、利用者が警備モードを設定する際に操作部43から入力する情報を照合し、照合OKと判定できれば、操作部43の入力に基づいて監視エリア2の警備モードを警備セットモードまたは警備解除モードに設定する。モード設定部451にて設定された監視エリア2の警備モードは、記憶部44のモード情報に記憶される。
上述したように、警備セットモードは、休日など監視エリアが無人となるときに設定され、警備センサ7が事象の変化を検知したときに侵入検出信号として通信部42を介して遠隔の監視センタ5に異常通報を行うモードである。また、警備解除モードは、監視エリア2が有人のときに設定され、警備センサ7の検知による異常通報を行わないモードである。
侵入者検出部452は、警備センサ7から監視情報取得部41を介して検知信号の入力があると、記憶部44に記憶されたモード情報から、現在の警備モードを参照して警備セットモード時であれば、監視エリア2に侵入者が存在すると判定する。一方、現在の警備モードが警備解除モードであれば、侵入者の存在を判定しない。侵入者検出部452が侵入者を検出した監視エリア2の情報、及び検知信号を出力した警備センサ7の情報は、記憶部44に記憶され侵入検出信号として監視センタ5へ通報される。
姿勢検出部453が実行する姿勢検出処理による姿勢検出方法は、本実施例では、監視カメラ3bで撮影したレジカウンターエリア2b内の店員の画像から検出する。
姿勢検出処理には種々の方法があるが、本実施形態では、画像から人物が写っている領域の輪郭を抽出し、その輪郭上に複数の特徴点を設定し、複数の特徴点のそれぞれについて、その特徴点と異なる他の特徴点のそれぞれに対して、その特徴点からの距離、及びその特徴点と他の特徴点とを結ぶ線分が他の特徴点における輪郭に基づいて定められた基準線となす角度を輪郭特徴量として算出し、複数の輪郭特徴量を用いて人物の姿勢を検出する。
つまり、姿勢検出部453で検出した複数の輪郭特徴量のデータを記憶部44に記憶した所定の姿勢データの輪郭特徴量のデータと比較し、所定以上の類似性があればその人物の姿勢が所定の姿勢であると判定する。
また、姿勢検出部453は、所定の姿勢を検出した場合には、その姿勢をとった人物の画像上の位置情報を算出して記憶部44に記憶する。
顔隠蔽検出部454が実行する顔隠蔽検出処理は、監視情報取得部41で取得した画像データに人相が判別可能な顔特徴部分となる各部位(目、鼻、口)を隠蔽している(顔の各部位が検出できない)人物が存在することを検出し、検出した人物の画像上の位置情報を算出して記憶部44に記憶する。顔隠蔽検出部454は、顔領域において顔特徴部分を検出するための公知の様々な方法を用いることができる。
具体的には、顔隠蔽検出部454は顔隠蔽検出処理として、監視情報取得部41で取得した画像データにてラベリングされた変動領域のエッジ成分を抽出し、エッジ画像データにおいて顔の輪郭形状に近似した楕円形状のエッジ分布を検出して、そのエッジ分布に囲まれた楕円領域内の色情報が、肌色(例えばHSV表色系において色相(H)成分が0から30にある画素)を含む場合に当該楕円領域を顔領域として抽出する。そして、この顔領域内に、顔特徴部分となるエッジ(例えば、目、口などの水平エッジ)が現れているか否かを判定し、このような顔特徴部分が検出できない顔領域を顔隠蔽であると判定する。
また、顔隠蔽検出部454は、顔領域の輝度分布からサングラスとマスクを装着した顔領域を個別に検出する。サングラスとマスクを装着した顔領域は、上方に暗い画素が集中するため縦方向の輝度重心が中心より低い位置となる。また、横方向に見たライン毎の輝度値が小さくなるのに対し縦方向に見たライン毎の輝度値の分散は大きい。さらに、サングラスの部分により輝度値が極端に低いという性質がある。そこで、顔領域の輝度重心のY座標が顔領域の中心より下方にあり、更に、X方向の標準偏差とY方向の標準偏差の比が所定しきい値より大きく、更に、輝度値の低い画素の割合がしきい値以上となる場合に、この顔領域内の画像はサングラスとマスクを装着した顔の画像であると判定して、当該顔領域を顔隠蔽であると判定する。顔隠蔽検出部454は、顔隠蔽した人物を検出した場合には、顔を隠蔽した人物の画像上の位置情報を算出して記憶部44に記憶する。
通報要否判定部455は、姿勢検出部453にて、レジカウンターエリア2b内の店員による所定の姿勢を検知したとき、顔隠蔽検出部454にて顔を隠蔽した入場者を検知した場合に、記憶部44から所定の姿勢を検知した人物と顔を隠蔽した人物の位置情報を取得し、その両者の相対的な位置関係が所定距離(例えば2M)以下であれば、非常通報の必要があると判定する。
通信制御部456は、通報要否判定部455により非常通報の必要が有ると判定されると監視センタ5に非常通報信号を送信する。非常通報信号には通報装置4のアドレス情報が含まれる。また、通信制御部456は、非常通報要が判定されたとき監視カメラ3から入力される画像データを監視センタ5に送信開始する。送信される画像データにはカメラ番号と通報装置4のアドレス情報がヘッダ情報として付加され、監視カメラ3から入力される都度継続的に現在の画像データを送信する。そして、通信制御部456は、操作部43への画像送信の停止入力による停止信号、又は監視センタ5から送信される画像送信の停止信号の何れかを受け付けると監視センタ5への画像データ送信処理を停止する。
また、通信制御部456は、侵入者検出部452により監視エリア2内の警備セットモードに設定されているエリアに侵入者が存在すると判定されると、監視センタ5に侵入検出信号を送信する。
<動作の説明>
以上のように構成された通報システム1について、図面を参照してその動作を説明する。ここでは、主として通報装置4による非常通報処理に関する動作について説明する。図3は通報装置4にて繰り返し実行される監視プログラムの動作を示すフローチャートである。
通報装置4は、所定周期(例えば0.2秒周期、すなわち5fps(フレーム/秒))ごとに監視情報取得部41より監視カメラ3が撮像した画像データの入力を受け付けて記憶部44に記憶する。
図3に示す監視プログラムが実行されると、姿勢検出部453がレジカウンターエリア2b内の店員の姿勢を検出して所定の姿勢か否かを判定する。姿勢検出部453が実行する姿勢検出処理では、レジカウンターエリア2b内の人物の姿勢が予め設定した姿勢データに合致することを判定する。本実施形態では、監視情報取得部41で取得した画像データに写っている人物の領域の輪郭を抽出し、その輪郭上に複数の特徴点を設定する。その設定した複数の特徴点のそれぞれについて、その特徴点と異なる他の特徴点のそれぞれに対して、その特徴点からの距離、及びその特徴点と他の特徴点とを結ぶ線分が他の特徴点における輪郭に基づいて定められた基準線となす角度を輪郭特徴量として算出する。
そして、予め記憶部44に記憶している姿勢データの輪郭特徴量と比較して、所定以上の類似性がある場合にレジカウンターエリア2b内に所定の姿勢を取っている人物がいると判定する。姿勢検出部453は、所定の姿勢をとっている人物検出した場合には、その人物の画像上の位置情報を算出して記憶部44に記憶する。
姿勢検出処理の結果、レジカンターエリア2b内に所定の姿勢の人物が居ると判定されると(ステップST2−Yes)、顔隠蔽検出部454による顔隠避検出処理を開始する。顔隠蔽検出処理は上述のとおりである。
姿勢検出処理の結果、レジカンターエリア2b内に所定の姿勢の人物が居ないと判定されると(ステップST2−No)処理を終了する。
顔隠蔽検出処理の結果、店舗エリアカンターエリア2a内に顔を隠蔽した人物がいると判定すると(ステップST4−Yes)、通報要否判定部455による通報要否判定処理を開始する。顔隠蔽検出処理の結果、店舗エリアカンターエリア2a内に顔を隠蔽した人物がいると判定されなかった場合(ステップST4−No)、処理を終了する。
通報要否判定部455は、顔隠蔽検出部454にて顔を隠蔽した入場者を検出し、顔を隠蔽した入場者を検知した場合には、記憶部44から所定の姿勢を検知した人物と顔を隠蔽した人物の位置情報を取得し、その両者の相対的な位置関係が所定距離(例えば2M)以下であれば、非常通報が必要であると判定して(ステップST6−Yes)、非常通報信号を送信する処理に移行する。
通信制御部456が監視センタ5に非常通報信号を送信し(ステップST5)、監視カメラ3から入力される画像データを監視センタ5に送信開始する(ステップST6)。画像データの送信は、操作部43から又は監視センタ5から画像送信の停止信号が入力されるまで継続して行われる。操作部43から又は監視センタ5から画像送信の停止信号が入力されると(ステップST7−Yes)、監視センタ5への画像データの送出を停止して処理を終了する(ステップST8)。
他方、ステップST6において、非常通報不要と判定された場合には(ステップST6−N0)、ステップST7〜ステップST10の処理をスキップすることで、非常通報処理の実行を禁止している。従って、店員が所定の姿勢をとった場合でも、店舗エリア内2a内に顔を隠蔽した入場者が存在しないときには、非常通報の誤通報を抑制することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
例えば、本実施形態では、監視情報取得部41が監視エリア2の監視情報として画像データを取得し、この画像データを用いて入場検出を行う例について説明したが、これに限定されない。すなわち、監視情報としては画像データに限らず、監視エリア2の移動物体を識別して認識可能な情報であればよい。例えば、監視カメラ3に換えて、若しくは監視カメラ3の他に、監視手段として監視エリア2内にレーザ光を照射しながら所定周期で空間走査を行い、光路上にある物体にて反射した反射光を受光することで、区域内に存在する物体までの距離データと照射方向を得て当該物体の位置を検出するレーザ走査型距離センサを用いてもよい。
この場合、監視情報取得部41には、監視情報としてレーザ走査型距離センサから監視エリア2内の物体の位置(距離データと照射方向)が入力される。基準データとしては無人時に計測した既設物体の位置が記憶され、この基準データと現在の監視エリア2内の物体の位置との差分から変動物体が抽出されてラベリングされ、前回周期とのトラッキング処理により新規な出現物体か否かが判別される。
また、本実施例では、店員の所定の姿勢を検知したときに顔隠蔽した人物が居るか否かにより、通報要否判定部455にて非常通報の必要があるか否かを判定しているが、これは店員の所定の姿勢に限らず、顧客の所定の姿勢であってもよい。
1 通報システム
2 監視エリア
2a 店舗エリア
2b レジカウンターエリア
3 監視カメラ
4 通報装置
41 監視情報取得部
42 通信部
43 操作部
44 記憶部
45 制御部
450電子カレンダ部
451 モード設定部
452 侵入者検出部
453 姿勢検出部
454 顔隠蔽検出部
455 通報要否判定部
456 通信制御部
5 監視センタ
51 センタ装置
52 ディスプレイ
6 通信回線網
7 警備センサ


Claims (2)

  1. 監視領域の画像を取得する画像取得手段と、
    前記取得した画像情報から人物の所定の姿勢を検知する姿勢検知手段と、
    予め所定の姿勢データを記憶する記憶手段と、
    前記取得した画像情報から顔を隠蔽した人物を検出する顔隠蔽検出手段と、
    前記姿勢検知手段にて検知した姿勢が前記記憶手段に記憶された姿勢データと一致した場合に、前記顔隠蔽検出段の検出結果に基づいて非常通報の要否を判定する通報要否判定手段と、
    前記通報要否判定手段の判定結果に従って通報を行う通報手段と、
    を備えてなる通報装置。
  2. 前記姿勢検知手段は、取得した画像情報から所定の姿勢をとった人物の位置情報を算出し、
    前記顔隠蔽検知手段は、取得した画像情報から顔を隠蔽した人物の位置情報を算出し、
    前記通報要否判定手段は、前記所定の姿勢をとった人物の位置情報及び前記顔を隠蔽した人物の位置情報に基づいて非常通報の要否を判定することを特徴とした請求項1記載の通報装置。
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