JP2002354459A - 能動的監視カメラ - Google Patents

能動的監視カメラ

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JP2002354459A
JP2002354459A JP2001157499A JP2001157499A JP2002354459A JP 2002354459 A JP2002354459 A JP 2002354459A JP 2001157499 A JP2001157499 A JP 2001157499A JP 2001157499 A JP2001157499 A JP 2001157499A JP 2002354459 A JP2002354459 A JP 2002354459A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常事態が発生した時から通報機能が作動し
警察の出動をいち早く促すようにした能動的な監視カメ
ラを提供する。 【解決手段】 撮像部20と異常発生認識部28と異常
発生通知部35とを備え、撮像部で撮像した画像データ
を用いて異常の発生を認識し、異常発生時に異常の発生
を拘束機関に通知するようにした能動的監視カメラにお
いて、複数の画像フレームを記憶するフレームメモリ2
82と、複数の画像フレームを用いて画像データから
「人」成分を抽出し、「人」成分から頭部と両手を抽出し、
両手が上方または頭部におかれたことを認識して異常の
発生と認識する異常発生認識手段283、284と、異
常の発生が認識されたときに異常発生通知部を動作させ
外部に異常発生を通知する警報出力手段286とを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は頻発するコンビニ強
盗などを早期に逮捕することを目的とした警察捜査支援
装置である。
【0002】
【従来の技術】客と対面して金銭の授受業務を行ってい
るカウンターでは監視カメラからの映像を控え室で監視
しているか、またはその映像を記録する装置を常に記録
状態にしておき、強盗など犯罪の有事後に再生し犯人捜
査の物証に利用することであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】監視カメラまたは監視
カメラに連動した記録装置はモニター画面を常に監視し
なければならず、常に見続けることは苦痛であり見逃す
こともあり得るため合理的でない。また、後者は有事後
に画像を再生し警察捜査の物証に利用できる利点はある
が全てにおいて有事後の事であり積極的に犯罪防止及び
捜査を進める材料にはならない。
【0004】従って、本発明の目的は理由もなく金銭を
奪う目的の行為がなされようとしたその時から通報機能
が作動し警察の出動をいち早く促すことに最大の特徴が
ある能動的な監視カメラを提供することにある。さら
に、本発明は、コンビニエンスストアまたは銀行におい
て金銭授受を行うカウンター業務などに従事している人
が強奪を目的としている客から脅迫され、両手を上げた
り頭上においた行為をCCDカメラが認識し、警察ない
し他の機関へ自動的に通報することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、客と対面して
現金の受け渡しに従事している人は、時に強奪目的の加
害者は凶器などを所有していることから迂闊にカウンタ
ー下部等に採りつけて取り付けてある警察への通知機能
を作動させる行為をとると加害者を刺激し障害を負う可
能性がある。
【0006】そのため両手を上げたり、頭上においたり
する行為は特に怪しまれないことや犯人から要求される
行為であるので、従事者のこの行為をCCDカメラが認
識しいち早く警察ないし他の機関に通報する機能を持っ
た能動的監視カメラである。
【0007】よって、対面接客し現金の受け渡しに従事
する従事者の警察ないし他の機関への通報を自動化し、
警察捜査の迅速化を支援するものである。
【0008】上記課題を解決するために、本発明は、画
像処理機能を有するCCDカメラを備えた能動的監視カ
メラにおいて、撮像画像内の人物が両手を上げた行為、
または両手を頭上においた行為を認識する機能を設け
た。
【0009】本発明は、上記能動的監視カメラにおい
て、認識機能が作動したとき予め設定された情報または
CCDカメラからの動画像を自動的に電話回線を通じて
発信する通知機能を設けた。
【0010】本発明は、上記能動的監視カメラにおい
て、CCDカメラからの撮像画像内の人物が両手を上げ
た行為、または両手を頭上においた行為を自動的に認識
する認識プログラムを備えた。
【0011】本発明は、上記能動的監視カメラにおい
て、前記予め設定された情報が地番、建物名、警報名か
らなり、この情報を音声合成またはデジタルデータで発
信する機能を備えた。
【0012】本発明は、上記能動的監視カメラにおい
て、前記通知機能を、電気的信号を発信する機能とし
た。
【0013】本発明は、上記能動的監視カメラにおい
て、前記通知機能が始動する5〜10秒から始動後5〜
30秒間の連続的なカメラからの映像を記憶する録画機
能を備えた。
【0014】本発明は、上記監視カメラにおいて、前記
録画機能が不揮発性半導体記憶素子または磁気的記録媒
体を使用して実現され、通知機能作動後任意に再生でき
る機能を有する。
【0015】本発明は、上記監視カメラにおいて、CC
Dカメラが、自動絞り機能付きレンズを備えた。
【0016】本発明は、上記監視カメラにおいて、前記
電気的信号にインクジェット式マーキング装置等を接続
できる機能を有している。
【0017】上記課題を解決するために、本発明は、撮
像部と異常発生認識部と異常発生通知部とを備え、撮像
部で撮像した画像データを用いて異常の発生を認識し、
異常発生時に異常の発生を拘束機関に通知するようにし
た能動的監視カメラにおいて、複数の画像フレームを記
憶するフレームメモリと、複数の画像フレームを用いて
画像データから「人」成分を抽出し、「人」成分から頭部と
両手を抽出し、両手が上方または頭部におかれたことを
認識して異常の発生と認識する異常発生認識手段と、異
常の発生が認識されたときに異常発生通知部を動作させ
外部に異常発生を通知する警報出力手段とを備えた。
【0018】本発明は、上記能動的監視カメラにおい
て、異常発生認識手段が、同一画面上に複数の「人」成分
を抽出したことを条件として、異常の発生を認識するよ
うにした。
【0019】本発明は、上記能動的監視カメラにおい
て、異常発生認識部に、画像記憶部を設け、異常発生時
にフレームメモリから画像データを転送して記憶させる
ようにした。
【0020】本発明は、上記能動的監視カメラにおい
て、異常発生認識部に、時計カレンダー機能を設け、異
常発生時刻を異常発生を認識した画像に重ね書きする機
能を設けた。
【0021】本発明は、上記能動的監視カメラにおい
て、異常発生通知部に、複数の通知先のダイヤルデータ
を優先順位を付して記憶するダイヤルメモリを設け、異
常発生時にダイヤルメモリから優先順位に従って読み出
した通知相手先に異常発生を通知するようにした。
【0022】本発明は、上記能動的監視カメラにおい
て、異常発生通知部に、アナログ公衆回線またはディジ
タル公衆回線を接続する機能を設けた。
【0023】本発明は、上記能動的監視カメラにおい
て、撮像部と、異常発生認識部と、異常発生通知部と
を、一体化するか、またはそれぞれを分離するか、もし
くはいずれか二つの部分を一体化した。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の好
ましい実施例を説明する。図1は、本発明に従ってCC
D型白黒カメラを客と対面する従事者を正面から撮像で
きる位置の天井下部に取り付けた位置関係を示す図であ
る。図2は、異常発生時に異常発生認識プログラムが動
作するハードウェア環境のブロック図である。図3は、
図2のハードウェア環境で動作する認識プログラムと通
報機能が動作するまでの概略的なフローチャートであ
る。図4は、通知機能も含む全体の機器構成を概略的に
説明するためのブロック図である。図5は、異常発生時
にCCDカメラ1で撮影した画像の例を示す図である。
図6は、異常発生時に異常発生認識プログラムが動作す
る能動的監視カメラの他の実施例にかかるハードウェア
環境を説明するブロック図である。図7は、本発明の能
動的監視カメラの機能構成を説明する機能ブロック図で
ある。
【0025】最初に図1を参照すると、コンビニエンス
ストア等において、従事者10と客12はキャッシュレ
ジスタの位置する側で対面して品物の売買に関わる金銭
の授受を行っている。金銭の授受に携わっている従事者
10を撮像できる位置の天井下部にCCDカメラ11か
らなる本発明にかかる能動的監視カメラを設置する。C
CDカメラ11が配置される位置は、従事者10をなる
べく正面から撮像する位置であることが望ましい。図5
に示すように、この位置に配置したカメラで撮像した画
像には、従業者10の正面像に加えて客12(有事の際
は加害者)の背後の像が写し込まれている。
【0026】このような能動的監視カメラが設置された
個所においては、通常は、従業者10と客12の画像が
撮影されているが、従事者10が対面する客(加害者)
12から凶器等で脅迫されたとき、従事者10がとっさ
に両手を上げ、または頭上においた行為をとると、後述
する認識部(図2の28)がCCDカメラ11の画像か
ら異常の発生を認識し、通知機能を始動させる。これら
の一連の動作は全く加害者に察知されることなく実行さ
れるものである。
【0027】次に、図2は本発明の認識プログラムが動
作するハードウェア環境を示した図で、このハードウェ
アは本発明の認識装置28である。CCDカメラ20
(図1の11)からの映像信号をADコンバータ21で
デジタル信号に変換し、各映像フレーム毎にフレームメ
モリ22に保存する。フレームメモリ22はCPU23
からプログラムにて書き換え可能な構造でありカメラ2
0からの映像信号を1秒間に5画面を60秒間以上また
は1秒間に10画面を30秒間以上保存できるメモリア
ドレス空間を有している。異常を認識すると入出力部2
4を介して異常発生を外部に通報するため音声合成とオ
ートダイアル装置25及びインクジェットマーキング装
置26へ始動信号を出力する。
【0028】CCDカメラ20(図1の11)からの映
像信号をADコンバータ21でデジタル信号に変換し、
各映像フレーム毎にフレームメモリ22に保存する。フ
レームメモリ22はCPU23からプログラムにて書き
換え可能な構造でありカメラ20からの映像信号を1秒
間に5画面を60秒間以上または1秒間に10画面を3
0秒間以上保存できるメモリアドレス空間を有してい
る。異常を認識すると入出力部24を介して異常発生を
外部に通報するため音声合成とオートダイアル装置25
及びインクジェットマーキング装置26へ始動信号を出
力する。
【0029】次に、図3を用いて、認識部28で実行さ
れる異常の発生を認識する認識処理の流れを説明する。
認識プログラムは、CCDカメラから入力された画像デ
ータをフレームメモリ22に順次入力する(F1)。C
CDカメラからの画像から図1の従事者10の認識処理
を簡略化するため前画像と現画像との間でフレーム間減
算処理を施し背景を消去して動き成分のみを抽出し動作
の認識を容易ならしめる(F2)。
【0030】背景処理された画像には動き成分しか残ら
ないので、この動き成分の動作から「人」を認識し(F
3)、認識した「人」成分から従事者の頭部及び両手を
認識する(F4)。認識した頭部および両手から両手を
上げた状態又は両手を頭上においた状態であるかを判断
し(F5)、両手を挙げた状態または両手を頭上におい
た状態が数秒間(1〜4秒の何れかの値)持続するか否
かを判断し(F6)、両手を挙げた状態または両手を頭
上においた状態が所定時間持続したときを異常な状態と
定義し、従事者が脅迫などの行為にさらされていると判
断して、通知機能を始動する(F7)。この判断プログ
ラムは形状の大小を包含するものである。
【0031】次に図4を参照すると、画像認識部41で
図3の認識プログラムが異常と判断すると、図2の入出
力部24からの電気信号で発信つまり通知機能を始動さ
せてあらかじめ設定された当該装置の設置場所、建物名
および警報種類などを管轄する警察署等へ電話通知機能
42を使用し通報するものである。あらかじめ設定され
たデータはデジタルデータとして出力するか音声合成に
て復調し音声信号として電話回線に出力するものであ
る。同様に図2の入出力部24からの電気信号でインク
ジェットマーキング装置43を始動させることもでき
る。
【0032】図2のハードウェア構成からフレームメモ
リはFIFO(First in First out先入れ先出し)構造
で30〜60秒間の映像を記録できる容量を持ち常にカ
メラからの映像を1秒間に10画面乃至は1秒間に5画
面を等間隔の時間で記録している。
【0033】認識プログラムが異常と判断するとFIF
Oのアドレスポインターはそのまま記録を続け、異常発
生後20〜40秒まで進んで停止する。結果、FIFO
には異常発生以前10〜20秒前からの映像と、発生後
20〜40秒間の映像が連続した記録として残る。これ
は任意に再生可能な映像データでビデオ出力端(図2の
27)から出力される。
【0034】次に、図6を用いて、本発明の他の実施例
にかかる認識プログラムが動作する認識部28を備えた
能動的監視カメラのハードウェア環境を説明する。能動
的監視カメラは、CCDカメラからなり画像を撮影する
撮像部11と、画像を監視し異常の発生を認識する認識
部28と、異常発生時に異常の発生を警察などに通知す
る通知部35とを有して構成される。
【0035】図1にCCDカメラとして示された撮像部
11は、CCD型カメラ20を有している。
【0036】認識部28は、CCDカメラ20からのア
ナログ画像信号をディジタル画像信号に変換するADコ
ンバータ21と、ディジタル画像信号を数十秒間分記憶
するFIFO型画像メモリ(フレームメモリ)22と、
能動型監視カメラ全体の動作を制御するCPU23と、
異常発生時に異常発生通知信号や画像データを出力する
入出力部24と、認識部の動作プログラムが格納される
ROMからなるプログラムメモリ28と、異常発生時に
FIFO型画像メモリから画像データを取り込んで記憶
する画像メモリ29と、DAコンバータ271に接続さ
れたビデオ出力端子27を有して構成される。さらに、
認識部28は、電源部30を有している。
【0037】通知部35は、異常発生時に警察などにオ
ートダイヤルしその内容を音声信号として通知する音声
合成およびオートダイヤル装置25と、リレースイッチ
261がオンすることによって動作する加害者に染料な
どを吹きつけるインクジェットマーカ装置とを有してい
る。
【0038】画像メモリ29は、異常発生時にFIFO
メモリ(フレームメモリ)22から、異常発生時より数
秒前から数十秒前の画像データを取り込むとともに、異
常発生時以降の画像を順次記憶する。
【0039】上記ハードウエア構成を有する能動的監視
カメラの機能構成を図7を用いて説明する。この実施例
にかかる能動的監視カメラは、CCD型カメラ20と、
異常発生認識部28と、通知部35を有して構成され
る。
【0040】異常発生認識部28は、AD変換機能28
1と、フレームメモリ機能282と、画像記憶機能28
3と、人物抽出機能284と、ホールドアップ判断機能
285と、警報出力機能286と、時計機能287と、
スイッチ機能288とを有している。
【0041】AD変換機能281は、CCD型カメラ2
0から入力されるアナログ画像信号をディジタル画像信
号に変換する機能である。フレームメモリ機能282
は、FIFOメモリから構成され、最も古い画像データ
を新たな画像データに置き換えて1時記憶する機能であ
り、数十秒分の画像フレームを格納する容量を持つ。画
像記憶機能283は、不揮発性半導体記憶素子または磁
気的記録媒体から構成され異常発生時にホールドアップ
判断機能から発生される画像取り込み信号によって時刻
情報とともにフレームメモリ282から画像データをと
り込み格納する機能である。人物抽出機能284は、フ
レームメモリ282から読み出した画像データを用いて
画像中の人物画像データを取り出す機能である。ホール
ドアップ判断機能285は、人物画像データを用いて異
常の発生を判断し異常発生信号を出力する機能である。
警報出力機能286は、異常発生信号を受けて通知部に
警報を出力する機能である。
【0042】通知部35は、オートダイヤル機能351
と、通知内容作成機能352と、ダイヤルメモリ機能3
53と、インクジェットマーキング制御機能354とを
有している。
【0043】オートダイヤル機能351は、警報出力機
能286からの警報を受けると、ダイヤルメモリ353
からダイヤルデータを優先順に取り出して警察署などの
拘束機関へ公衆回線や専用回線または移動無線回線など
の通信回線を介して自動的にダイヤルする機能である。
通知内容作成機能352は、警報出力機能286からの
警報を受けて、異常発生場所などの位置情報や、発生し
た異常の内容を音声情報として作成する機能であり、音
声合成装置や、これらの情報を記録した記録媒体などで
実現される。ダイヤルメモリ353は、異常発生情報を
通知する通知先のダイヤルデータを記憶する機能であ
り、警察署などの拘束機関が複数あるときにダイヤルデ
ータに優先順位を付して記憶している。インクジェット
マーキング制御機能354は、インクジェットマーカの
動作を制御する機能であり、警報信号を受けてインクジ
ェットマーカを動作させる。
【0044】このような構成を有する能動的監視カメラ
の異常発生認識部28で実行される異常の発生を認識す
る認識処理の流れを説明する。常時CCDカメラ20か
らの新たな画像データをフレームメモリ282に取り込
み、最も古い画像データを廃棄する(F11)。このフ
レームメモリは、例えば300フレームを格納する容量
を有しており、例えば画像データが1秒間に5フレーム
が書き込まれるときには、60秒分の画像データを1時
記憶することができる。人物抽出機能284は、フレー
ムメモリ282から最も新しい画像データ(現画像デー
タ)とそれ以前の画像データ(前画像データ)を読み出
して、両者を比較し、濃淡減算処理を施すことによって
現画像の背景を除去して動き成分を抽出する(F1
2)。人物抽出機能284は、抽出された動き成分から
「人」成分を認識する(F13)。ホールドアップ判断機
能285は、同一画面中に「人」成分が複数あるかを判断
する(F14)。すなわち、「人」成分が1つであるこ
とは相対する「人」がいないことであり、異常の発生と考
える必要がないからである。同一画面中に複数の「人」成
分があるときには、ホールドアップ判断機能285は、
それぞれの「人」成分から頭部と両手を認識する(F1
5)。ホールドアップ判断機能286は、「人」成分の少
なくとも1つの両手が上方または頭上にあるか否か、す
なわちホールドアップの状態にあるか否かを判定する
(F16)。ホールドアップの状態にあるときには、所定
時間この状態が保持されているか否かを判定する(F1
7)。ホールドアップ判断機能285は、所定時間ホー
ルドアップ状態が保持されたときには、異常発生と判断
して(F18)、通知機能である警報出力機能286お
よび通知部35を始動して、異常発生を通知する(F1
9)。ホールドアップ判断機能285は、上記異常発生
を通知するとともに、画像取込信号を画像記憶機能28
3に出力し、フレームメモリ282から記憶されている
全ての画像データを画像記憶機能283に転送する(F
20)。画像記憶機能283には、異常発生時刻以前の
画像データと、異常発生時刻以後の画像データが時計2
87からの現在時刻とともに、書き込まれる(F2
1)。
【0045】以上のように、この実施例によれば、異常
の発生を複数の人物が同一画面にあることを条件にして
判断するので、過ってホールドアップと判断することが
なくなる。さらに、この実施例によれば、フレームメモ
リの他に画像記憶機能を設けたので、フレームメモリの
容量を大きくすることなくフレームメモリの容量を越え
た多量の画像データを記録することが可能となり、事後
の捜査などに有用な証拠を得る可能性が高まる。
【0046】以上の実施例では、CCDカメラと認識部
と通知部とをそれぞれ別に設けて能動的監視カメラとし
た例を示したが、CCDカメラと認識部と通知部を一体
とした構成、CCDカメラと認識部を一体化し通知部を
別体とした構成、認識部と通知部を一体化しCCDカメ
ラを別体とした構成とすることができる。
【0047】さらに、通知部としては、アナログ回線お
よび/またはディジタル回線を接続できる構成、有線通
信回線または無線通信回線を接続することができる構成
とすることができる。
【0048】通知部から送出される位置情報や警報は、
音声合成装置でアナログ音声信号に変換し出力する機能
とすることができる。また、通知先がディジタル信号で
受信する装置を備えているときには、位置情報や警報を
ディジタル信号で送出する。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は金銭授受
を行うカウンターなどで強奪目的の客の存在を両手を上
げた状態または頭上においた状態をカメラが認識し、警
察等へ自動的に通報する能動的監視カメラであり、一刻
を争う犯罪捜査を支援し犯罪検挙率を向上させる期待が
もてる装置である。
【0050】また、本発明によれば、通知先を優先順位
をつけて複数設定することができるので、通知先が話中
であるときでも、他の通知先に通知することができる。
【0051】さらに、本発明によれば、従事者が加害者
とともに同一画面にあることを条件にホールドアップ状
態を認識するので、従事者が仕事の都合などホールドア
ップ以外の要因で両手を上方や頭上に位置させても、ホ
ールドアップと過って判断することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラは位置を示す関係図。
【図2】認識プログラムが動作するハードウェア環境の
ブロック図。
【図3】認識から通報までを概略的に表した動作フロー
チャート。
【図4】本発明を含む能動的監視カメラの動作を概略的
に説明するためのブロック図。
【図5】能動的監視カメラが撮影したホールドアップ画
面の例を示す図。
【図6】本発明の他の実施例にかかる能動的監視カメラ
のハードウエア構成を説明するブロック図。
【図7】本発明の他の実施例にかかる能動的監視カメラ
の機能構成を説明する機能ブロック図。
【図8】本発明の他の実施例にかかる能動的監視カメラ
の異常発生認識部における異常発生認識処理の流れを説
明する動作フローチャート。
【符号の説明】
10 従事者 11 CCD型カメラ(撮像部) 12 加害者 20 CCD型カメラ 21 ADコンバータ 22 FIFO型画像メモリ(フレームメモリ) 23 CPU 24 入出力部 25 音声合成及びオートダイアル装置 26 インクジェットマーキング装置 27 ビデオ出力端 28 認識部(異常発生認識部) 29 画像メモリ 30 電源部 35 通知部 40 CCD型カメラ 41 画像認識部 42 音声合成及びオートダイアル装置 43 インクジェットマーキング装置 281 AD変換機能 282 フレームメモリ機能 283 画像記憶機能 284 人物抽出機能 285 ホールドアップ判断機能 286 警報出力機能 287 時計機能 288 スイッチ機能 351 オートダイヤル機能 352 通知内容作成機能 353 ダイヤルメモリ機能 354 インクジェットマーキング制御機能
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 AA00 CC02 DA09 EA01 EA03 EA07 FC12 FC13 FE28 GA01 GA04 GB01 GB05 5C084 AA02 AA07 AA09 BB31 BB40 CC38 DD11 GG42 GG43 GG52 GG78 5C087 AA02 AA03 AA09 AA24 AA25 BB12 BB65 BB74 DD05 DD49 EE05 EE06 EE07 EE20 FF30 GG02 GG03 GG04 GG19 GG23 GG67

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理機能を有するCCDカメラにお
    いて、撮像画像内の人物が両手を上げた行為、または両
    手を頭上においた行為を認識する機能を有することを特
    徴とする能動的監視カメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の能動的監視カメラにおい
    て認識機能が作動したとき予め設定された情報またはC
    CDカメラからの動画像を自動的に電話回線を通じて発
    信する通知機能を有することを特徴とした能動的監視カ
    メラ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の能動的監視カメラにおい
    てCCDカメラからの撮像画像内の人物が両手を上げた
    行為、または両手を頭上においた行為を自動的に認識す
    る認識プログラムを備えたことを特徴とする能動的監視
    カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の能動的監視カメラにおい
    て請求項2に記載する予め設定された情報は地番、建物
    名、と警報名を音声合成またはデジタルデータで発信す
    る機能を有していることを特徴とする能動的監視カメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の能動的監視カメラにおい
    て請求項2記載の通知機能には電気的信号を発信するこ
    とを特徴とする能動的監視カメラ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の能動的監視カメラにおい
    て請求項2記載の通知機能が始動する5〜10から始動
    後5〜30秒間の連続的なカメラからの映像を記憶する
    録画機能を有することを特徴とする能動的監視カメラ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の監視カメラにおいて請求
    項6の録画機能は不揮発性半導体記憶素子または磁気的
    記録媒体を使用し通知機能作動後任意に再生できる機能
    を有することを特徴とする能動的監視カメラ。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の監視カメラにおいてCC
    Dカメラは自動絞り機能付きレンズであることを特徴と
    した能動的監視カメラ。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の監視カメラにおいて請求
    項5の電気的信号にインクジェット式マーキング装置等
    を接続できる機能を有していることを特徴とする能動的
    監視カメラ。
  10. 【請求項10】 撮像部と異常発生認識部と異常発生通
    知部とを備え、撮像部で撮像した画像データを用いて異
    常の発生を認識し、異常発生時に異常の発生を拘束機関
    に通知するようにした能動的監視カメラにおいて、複数
    の画像フレームを記憶するフレームメモリと、複数の画
    像フレームを用いて画像データから「人」成分を抽出し、
    「人」成分から頭部と両手を抽出し、両手が上方または頭
    部におかれたことを認識して異常の発生と認識する異常
    発生認識手段と、異常の発生が認識されたときに異常発
    生通知部を動作させ外部に異常発生を通知する警報出力
    手段とを備えたことを特徴とする能動的監視カメラ。
  11. 【請求項11】 異常発生認識手段が、同一画面上に複
    数の「人」成分を抽出したことを条件として、異常の発生
    を認識するようにした請求項10に記載の能動的監視カ
    メラ。
  12. 【請求項12】 異常発生認識部に、画像記憶部を設
    け、異常発生時にフレームメモリから画像データを転送
    して記憶させることを特徴とする請求項10または請求
    項11に記載の能動的監視カメラ。
  13. 【請求項13】 異常発生認識部に、時計カレンダー機
    能を設け、異常発生時刻を異常発生を認識した画像に重
    ね書きする機能を設けたことを特徴とする請求項10な
    いし請求項12のいずれか1項に記載の能動的監視カメ
    ラ。
  14. 【請求項14】 異常発生通知部に、複数の通知先のダ
    イヤルデータを優先順位を付して記憶するダイヤルメモ
    リを設け、異常発生時にダイヤルメモリから優先順位に
    従って読み出した通知相手先に異常発生を通知するよう
    にしたことを特徴とする請求項10ないし請求項13の
    いずれか1項に記載の能動的監視カメラ。
  15. 【請求項15】 異常発生通知部が、アナログ公衆回線
    またはディジタル公衆回線を接続する機能を有すること
    を特徴とする請求項10ないし請求項14のいずれか1
    項に記載の能動的監視カメラ。
  16. 【請求項16】 撮像部と、異常発生認識部と、異常発
    生通知部とを、一体化するか、またはそれぞれを分離す
    るか、もしくはいずれか二つの部分を一体化したことを
    特徴とする請求項10ないし請求項15のいずれか1項
    に記載の能動的監視カメラ。
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