JP2003179697A - 自動通報システム - Google Patents

自動通報システム

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JP2003179697A
JP2003179697A JP2001375516A JP2001375516A JP2003179697A JP 2003179697 A JP2003179697 A JP 2003179697A JP 2001375516 A JP2001375516 A JP 2001375516A JP 2001375516 A JP2001375516 A JP 2001375516A JP 2003179697 A JP2003179697 A JP 2003179697A
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JP2001375516A
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Kiyoshi Mizuuchi
清 水内
Takeshi Masuda
威 増田
Masaaki Kurusu
正昭 来栖
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Taiko Electric Works Ltd
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Taiko Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 警備センタへの誤通報による警備員の無駄な
出動を防止し、ユーザの無駄な出費を抑えることができ
る自動通報システムを提供する。 【解決手段】 起動イベント発生手段13a〜13cか
らの通報の起動の契機となる起動契機信号を受信する
と、通報監視通信制御装置100は、メモリから電話番
号情報を読み出して、携帯型無線通信端末4に発呼を行
ない、この発呼に対する携帯型無線通信端末4の応答を
確認したときに、1または複数個の撮像装置からの映像
情報を、携帯型無線通信端末4に送信する。携帯型無線
通信端末4は、通報監視通信制御装置からの映像情報を
受信して、表示部に表示する。ユーザは、この表示部の
画像を見て非常状態の発生か否かを確認した後、警備会
社、警察等に通報するための適切な処置をとることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、非常事態の発生
時に、電話回線を通じて、通報の情報を予め定められた
所定の端末に送るようにする自動通報システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】社会的動向として、核家族化が進み、ま
た、一人暮らし世帯が急増していることと、経済的環境
の厳しさ等による社会環境の安全性の低下により、個人
の住宅に対する警備・保安のニーズが強くなってきてい
る。
【0003】そこで、例えば、賊の侵入、火災発生等の
非常事態が発生した場合に、非常用押ボタンスイッチや
センサなどの非常通報の起動の契機となる起動契機信号
を発生する起動イベント発生手段により起動されて、警
備会社の警備センタに通報がなされ、この通報を受けた
警備会社の社員が、現場に駆けつけて、適切な処置を行
なうようにするホームセキュリティーシステムによるサ
ービスが注目されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホーム
セキュリティーシステムにおける非常通報には、比較的
誤通報が多く、このため、警備会社は、無駄な出動を余
儀なくされたり、ユーザは、無駄な出動に対する対価の
支払いにより、余計な経済的な出費を余儀なくされてし
まうという問題があった。
【0005】この発明は、以上の点にかんがみ、上述の
ような問題点を回避できる自動通報システムを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、通報監視対象場所に設置され、1ま
たは複数個の撮像装置からの映像信号を受け付けると共
に、通報の起動の契機となる起動契機信号を発生する起
動イベント発生手段からの前記起動契機信号を受信する
通報監視通信制御装置と、前記通報監視通信制御装置と
通信ネットワークを介して接続され、前記通信ネットワ
ークを通じて受信した映像情報を表示する表示部を備え
る携帯型無線通信端末とからなる自動通報システムであ
って、前記通報監視通信制御装置は、前記通報の第1の
通報先として、前記携帯型無線通信端末の電話番号情報
を記憶すると共に、前記通報の第2の通報先として、非
常通報の受信機関の電話番号情報を記憶するメモリと、
前記起動イベント発生手段からの前記起動契機信号を受
信したときに、前記メモリから前記携帯型無線通信端末
の電話番号情報を読み出して、前記携帯型無線通信端末
に発呼を行なう手段と、前記発呼に対する前記携帯型無
線通信端末の応答を検知したときに、前記1または複数
個の撮像装置からの映像情報を、前記通信ネットワーク
を介して前記携帯型無線通信端末に送信する手段と、前
記携帯型無線通信端末から、前記第2の通報先への通報
の起動を要求する指示情報を受信したときに、前記メモ
リから前記非常通報の受信機関の電話番号情報を読み出
して、前記非常通報の受信機関に発呼を行なう手段と、
前記発呼に対する前記非常通報の受信機関の応答を検知
したときに、前記通信ネットワークを介して前記非常通
報の受信機関に対して非常通報動作を行なう手段と、を
備え、前記携帯型無線通信端末は、前記通報監視通信制
御装置からの前記映像情報を受信して、前記表示部に表
示する手段と、前記第2の通報先への通報の起動を要求
する指示情報を入力するための操作手段とを備えること
を特徴とする自動通報システムを提供するものである。
【0007】
【作用】上述の構成のこの発明によれば、例えば賊の侵
入などがセンサにより検知されて起動契機信号が発生し
たときには、第1の通報先として割り付けられたユーザ
の携帯型無線通信端末の電話番号(この明細書におい
て、「携帯型無線通信端末の電話番号」とは、携帯型無
線通信端末に発呼するための電話番号を意味するものと
する)が読み出されて、その電話番号に発呼がなされ、
ユーザが携帯型無線通信端末で応答したときには、1ま
たは複数個の撮像装置で撮影した映像情報を、当該携帯
型無線通信端末に送る。すると、携帯型無線通信端末で
は、受信した映像情報による画像が表示部に表示され
る。
【0008】したがって、ユーザは、この表示部の画像
を見て、非常状態の発生の確認をすることができる。そ
して、非常状態であると確認したときには、ユーザは、
予め定められている警備会社の警備センタや警察署の受
信台などの非常通報の受信機関への通報の起動要求のた
めの操作をする。
【0009】通報監視通信制御装置は、携帯型無線通信
端末からの非常通報の受信機関への通報の起動要求を受
信したときには、メモリから第2の通報先として割り付
けられている非常通報の受信機関の電話番号(この明細
書において、「非常通報の受信機関の電話番号」とは、
非常通報の受信機関に発呼するための電話番号を意味す
るものとする)を読み出し、当該非常通報の受信機関に
非常通報をする。
【0010】したがって、ユーザは、携帯型無線通信端
末の画面で、非常状態の発生であるかどうかを確認して
から、非常通報の受信機関に通報するなどの適切な処置
をとることができる。このため、誤通報を少なくして、
警備員の無駄な出動や、ユーザの無駄な出費を抑えるこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明による自動通報シ
ステムの実施の形態を、図を参照しながら説明する。以
下に説明する実施の形態においては、起動イベント発生
手段としては、センサが用いられる。また、通報監視通
信制御装置が収容する電話回線の例としては、ISDN
(Integrated Service Digit
alNetwork;総合デジタル通信網)回線が用い
られる。
【0012】また、この実施の形態においては、第1の
通報先としての携帯型無線通信端末の例としては、携帯
電話端末が用いられている。また、第2の通報先として
の非常通報の受信機関は、警備会社の警備センタとされ
ている。
【0013】図1は、この実施の形態の自動通報システ
ムの全体の構成の概要を示すブロック図である。また、
図2は、図1の例の各要素の概念的な配置例を含むブロ
ック図であり、基本的な自動通報システムの構成は図1
と同じである。
【0014】この実施の形態の自動通報システムにおい
ては、図2に示すように、住宅10内には、ホームセキ
ュリティーシステム20が設けられる。このホームセキ
ュリティーシステム20は、通報監視通信制御装置10
0を備えている。この通報監視通信制御装置100は、
この実施の形態では、ISDN回線用のターミナルアダ
プタの機能を備え、電話網2に接続されているISDN
回線1が、この通報監視通信制御装置100のU点端子
101に接続される。
【0015】この場合、電話網2には、携帯電話網の基
地局3が接続され、この基地局3に対して携帯電話端末
4が無線回線により接続されている。また、電話網2に
は、ユーザがホームセキュリティーシステム20につい
て契約している警備会社の警備センタ5も接続されてい
る。この場合、警備センタ5と電話網2との間の電話回
線6は、アナログ回線あるいはデジタル回線のいずれで
もよい。
【0016】そして、通報監視通信制御装置100は、
デジタルポート(S/T点)102を備え、そのデジタ
ルポート102に、1または複数個のデジタル回線用端
末11が接続可能であり、図2の例では、1台のパーソ
ナルコンピュータ11PCが接続されている。
【0017】また、この例では、通報監視通信制御装置
100は、1または複数個の、この例では、1個のアナ
ログポート103を備え、このアナログポート103に
は、電話機やファクシミリ装置などのアナログ回線用電
話端末12、図2の例では、アナログ電話機12TEL
が接続されている。
【0018】また、通報監視通信制御装置100は、1
以上の、この例では、3個のセンサ警報信号入力端子1
04a,104b,104cを備える。このセンサ警報
信号入力端子104a,104b,104cには、それ
ぞれセンサ13a,13b,13cが接続される。図2
に示すように、この例においては、センサ13aは1階
の窓あるいはその近傍に、センサ13bは2階の窓ある
いはその近傍に、それぞれ取り付けられて、窓の鍵が破
壊されたり、窓が破られたりしたことを検知して、警報
信号を発生する。また、センサ13cは、玄関などのド
アあるいはその近傍に取り付けられ、その鍵が破壊され
たり、破られたりしたときに、それを検知して、警報信
号を発生する。
【0019】さらに、通報監視通信制御装置100は、
1以上の、この例では、2個の映像信号入力端子105
a、105bを備える。この映像信号入力端子105
a、105bには、それぞれ撮像装置、この例では、ビ
デオカメラ14a、14bからの映像信号が入力され
る。そして、図2の例においては、ビデオカメラ14a
は、住宅10の1階に設置され、また、ビデオカメラ1
4bは、住宅10の2階に設置される。
【0020】また、この実施の形態では、ビデオカメラ
14a,14bは、図示を省略したが、電動駆動装置に
取り付けられており、通報監視通信制御装置100から
の制御信号により、ビデオカメラ14a,14bのレン
ズ光軸位置を移動(いわゆるパンニングやチルト動作)
することができるようにされている。また、ビデオカメ
ラ14a,14bは、電動ズーム機構を備え、通報監視
通信制御装置100からの制御信号により、ズーム制御
可能とされている。
【0021】このため、通報監視通信制御装置100
は、ビデオカメラ14a,14bに制御信号を供給する
制御信号出力端子106a,106bを備えている。
【0022】また、通報監視通信制御装置100は、1
以上の音声信号出力端子、この例では、2個の音声信号
出力端子107a,107bを備える。この音声信号出
力端子107a,107bには、スピーカ15a,15
bがそれぞれ接続される。そして、図2の例において
は、非常通報動作中において、携帯電話端末4から音声
情報を受信したときに、それを増幅して、スピーカ15
a,15bにて放音する。
【0023】次に、この実施の形態の通報監視通信制御
装置100について説明する。この実施の形態の通報監
視通信制御装置100は、図3に示すように構成され
る。
【0024】すなわち、通報監視通信制御装置100
は、DSU(Digital Service Uni
t;回線終端装置)111と、ISDN回線インターフ
ェース部112と、アナログ回線インターフェース部1
13と、映像信号処理部114と、カメラ制御信号発生
部115と、例えばLCD(Liquid Cryst
al Display)からなる表示部116と、映像
蓄積用メモリ117と、オーディオアンプ118,11
9と、制御部120とを備えて構成されている。
【0025】そして、この通報監視通信制御装置100
は、警戒スイッチ121が押されると、警戒モードとな
って、後述するようにセンサ13a〜13cのいずれか
で、非常状態を検知すると、後述するような携帯電話端
末4への非常通報動作を行なう。また、警戒スイッチ1
21がオフであるときには、通常モードとなって、通報
監視通信制御装置100は、単に、ターミナルアダプタ
の動作を行なう。
【0026】制御部120は、通報監視通信制御装置1
00の前記各部を制御するためのマイクロコンピュータ
を搭載して構成される。そして、制御部120を構成す
るマイクロコンピュータは、通常モード時のシーケンス
を制御するためのプログラム、非常通報モード時のシー
ケンスを制御するためのプログラムや、映像蓄積用メモ
リ117に、カメラ14a、14bのうちのいずれか一
つ、あるいは両方からの映像情報を、常に、所定データ
容量分記憶して蓄積するプログラムなどを実行する機能
を備えている。
【0027】この実施の形態においては、送信する映像
情報は静止画情報とされており、かつ、その静止画情報
をデータ圧縮したものを伝送するようにする。このた
め、蓄積映像としては、常に所定データ容量分のデータ
圧縮された静止画情報が映像蓄積用メモリ117に保存
される。
【0028】また、制御部120が内蔵する不揮発性メ
モリには、最初に非常通報する第1の通報先としての携
帯電話端末4の電話番号と、第2の通報先である非常通
報の受信機関の例としての警備センタ5の電話番号とが
記憶されている。この不揮発性メモリには、電源が電池
バックアップされているメモリを含むものである。
【0029】この制御部120の不揮発性メモリへの携
帯電話端末4の電話番号および警備センタ5の電話番号
の書き込みは、この非常通報システムの住宅10への設
置時に、使用者あるいは設置者により行なわれる。
【0030】U点端子101には、DSU111が接続
される。そして、このDSU111にISDNインター
フェース部112が接続される。DSU111とISD
Nインターフェース部112との接続点は、デジタルポ
ート入力端子102inおよび出力端子102outに
接続される。制御部120からの制御信号により、IS
DNインターフェース部112が制御されると共に、I
SDN回線1から取得された情報のうちの制御用情報
が、制御部120に供給される。
【0031】ISDNインターフェース112は、DS
U111を介して接続されるISDN回線1とのインタ
ーフェース処理を行なうもので、制御回路120は、こ
のISDN回線インターフェース部112を通じて着呼
時のデータを取得して解析し、例えば相手の発番号(発
信者電話番号)などを検知したり、発呼時に発番号の情
報を「SET UP」メッセージに加えて送出したりす
る。
【0032】また、アナログポート103に対して、ア
ナログ回線インターフェース部113が設けられてい
る。これらアナログ回線インターフェース部113は、
ISDNインターフェース部112に接続される。
【0033】次に、映像信号処理部114について説明
する。映像信号処理部114は、映像信号入力端子10
5a,105bを通じて入力されるカメラ14a、14
bからの映像信号のうちのいずれか一つを、制御部12
0からの切り換え制御信号に応じて選択し、その選択し
た一つの映像信号から静止画を取り込み、取り込んだ静
止画の映像信号をA/D変換して、デジタル映像データ
に変換し、そのデジタル映像データを、所定の圧縮方
式、この例では、JPEG(Joint Photog
raphic Experts Group)方式によ
り、データ圧縮する機能を備える。
【0034】そして、映像信号処理部114は、制御部
120からの映像サイズ制御信号により、取り込み静止
画の映像サイズを、320×240(1/4サイズ)
と、640×480(1/1サイズ)とに切り換え変更
可能である。また、映像信号処理部114では、静止画
の取り込みインターバルを、0秒から99秒の範囲で、
1秒単位で設定することができる。ここで、取り込みイ
ンターバルとは、カメラで撮影した映像をJPEG圧縮
するための処理終了後から、次の静止画の取り込みまで
の時間をいう。
【0035】この映像信号処理部114は、非常通報時
にのみ起動されるのではなく、この実施の形態では、ユ
ーザにより警戒状態に設定されたときに、制御部120
は、定期時間間隔で、いずれか1台のカメラからの、あ
るいは複数台のカメラからの映像信号から、静止画を取
り込み、映像蓄積用メモリ117に蓄積する機能を備え
る。すなわち、非常通報動作が起動される前の映像情報
を蓄積しており、この蓄積された映像情報を通報先に送
ることが可能である。
【0036】非常通報動作が起動される前の映像情報
は、非常通報の起因となる事象を現している場合も多い
ので、この蓄積映像を通報先である携帯電話端末4の使
用者がチェックすることにより、非常通報の緊急性の把
握のみならず、事後処理にも役立てることができる。
【0037】このときの静止画取り込みインターバル
は、前述した設定された時間となる。この場合、蓄積さ
れる映像情報は、例えば映像サイズが1/1のものとさ
れる。1/4の映像サイズの映像情報は、これを間引き
処理することにより容易に得られる。
【0038】そして、映像蓄積用メモリ117には、映
像情報は、例えばリングバッファ形式による記憶方式を
用いることにより、その記憶容量分だけ蓄積可能であ
る。つまり、映像蓄積用メモリ117の容量が一杯にな
るまでは、順次に静止画圧縮画像データが蓄積されてい
くが、映像蓄積用メモリ117の容量が一杯になると、
古い静止画圧縮画像データが最新の静止画圧縮画像デー
タによって重ね書きされて、古い静止画圧縮画像データ
が消去されてゆくものである。
【0039】したがって、映像蓄積用メモリ117に
は、常に最新の、1または複数のカメラについての複数
フレーム分の静止画圧縮画像データが蓄積されているこ
とになる。なお、以下の説明において、映像蓄積用メモ
リ117に記憶される映像情報を蓄積映像と称すること
とする。
【0040】表示部116は、制御部120に、前記取
り込みインターバルなどを設定する際の登録事項を表示
して、確認するためなどに使用される。
【0041】オーディオアンプ118および119は、
音声信号出力端子107a,107bに接続されるスピ
ーカに供給する音声信号を電力増幅するためのものであ
る。
【0042】なお、この実施の形態においては、第1の
通報先である携帯電話端末4に通報送出する際、およ
び、第2の通報先である非常通報の受信機関に通報送出
する際に、それぞれ音声メッセージを送出するように構
成されている。その音声メッセージは、図示を省略した
音声メッセージ格納メモリに記憶されており、それぞれ
の通報時に読み出されて、通報先に送出される。
【0043】特に、第2の通報先である非常通報の受信
機関への通報メッセージには、通報元の住所、ユーザの
氏名、契約番号等が含まれ、どこからの通報であるか
を、第2の通報先である非常通報の受信機関に知らせる
ようにしている。
【0044】また、第1および第2の通報先へ送出する
通報メッセージとしては、例えば複数のセンサの設置位
置に合わせて、通報の起動イベントが発生した場所を含
めるようにしてもよい。例えば、玄関に設置されたセン
サから警報信号が発生した場合には、「玄関が破られ
て、賊が侵入しました。」などのような通報メッセージ
を送る。
【0045】この通報メッセージは、ユーザが音声入力
してメモリに記憶させるように構成してもよいし、予
め、センサの設置場所に応じた複数通りの通報メッセー
ジを用意しており、その中から、ユーザに選択してもら
うようにしてもよい。
【0046】次に、携帯電話端末4のブロック構成例を
図4に示す。すなわち、携帯電話端末4は、アンテナ2
01と、デュプレクサ202と、受信回路203と、送
信回路204と、信号処理回路205と、アンプ206
および207と、スピーカ208と、マイクロホン20
9と、制御部210と、操作部211と、例えばLCD
からなる表示部212とを備えている。
【0047】そして、アンテナ201で受信した信号
は、デュプレクサ202を介して受信回路203に供給
され、さらに受信回路203から信号処理回路205に
供給され、この信号処理回路205で復調される。復調
された信号のうち、音声信号は、アンプ206を通じて
スピーカ208に供給されて、受話音声として音響再生
される。また、復調された信号のうち、制御データは、
制御部210に供給されて、解析されて制御のために用
いられる。さらに、復調された信号が映像情報であった
ときには、信号処理回路205あるいは制御部210に
より映像信号がデコードされ、そのデコードされた映像
信号により表示部212の画面に、画像が表示される。
【0048】また、マイクロホン209からの音声信号
は、アンプ207を介して信号処理回路205に供給さ
れて、送信信号に変調される。そして、送信回路204
およびデュプレクサ202を介してアンテナ201に供
給されて、送信される。
【0049】次に、以上のような構成の通報監視通信制
御装置100の動作について、図5〜図8のフローチャ
ートを参照しながら説明する。
【0050】図5は、この通報監視通信制御装置100
の動作の全体の概要を説明するためのフローチャートで
ある。この図5に示すように、通報監視通信制御装置1
00の制御部120は、まず、警戒スイッチ121が押
されてオンとなっているか否か判別し(ステップS10
1)、警戒スイッチ121はオフであると判別したとき
には、通報監視通信制御装置100を、通常モードとし
て(ステップS102)、ターミナルアダプタとしての
通常動作を行なう(ステップS103)。そして、ステ
ップS101に戻り、警戒スイッチ121の状態チェッ
クを行なう。
【0051】ステップS101で、警戒スイッチ121
がオンとされたと判別したときには、制御部120は、
通報監視通信制御装置100を警戒モードとし(ステッ
プS104)、設定されたインターバル間隔で、1台あ
るいは複数台のカメラからの映像信号から静止画を取り
込み、それをJPEG方式により圧縮して、映像蓄積用
メモリ117に記憶する(ステップS105)。
【0052】そして、制御部120は、センサ13a〜
13cのいずれかからの警報信号を検知したか否か判別
し(ステップS106)、警報信号を検知しなかったと
きには、ステップS103に進んでターミナルアダプタ
としての通常動作を行なう。そして、ステップS101
に戻り、警戒スイッチ121の状態チェックを行なう。
【0053】ステップS106で、センサ13a〜13
cのいずれかからの警報信号を検知したと判別したとき
には、制御部120は、内蔵するメモリに記憶されてい
る携帯電話端末4の電話番号を用いて、携帯電話端末4
への非常通報動作を実行する(ステップS107)。こ
の非常通報動作が終了したら、ステップS101に戻
り、警戒スイッチ121の状態チェックを行ない、上述
の動作を繰り返す。
【0054】次に、ステップS107の非常通報動作に
ついて、図6〜図8のフローチャートを参照して説明す
る。
【0055】すなわち、制御部120は、まず、ISD
N回線1が使用中であるかどうか判別する(ステップS
201)。ISDN回線1の2つのBチャンネルの両方
が使用中であれば、制御部120は、強制的に使用中の
ISDN回線の一方のBチャンネルを切断して強制開放
し、非常通報用に空きを形成する(ステップS20
2)。
【0056】ステップS201で、ISDN回線1の2
つのBチャンネルの少なくとも一方が空いていると判別
したとき、また、ステップS202で使用中であったI
SDN回線1を強制開放したときには、制御部120
は、その空いているISDN回線1のBチャンネルを捕
捉する(ステップS203)。そして、制御部120
は、蓄積映像の取り込みを停止する(ステップS20
4)。
【0057】そして、制御部120は、内蔵不揮発性メ
モリから第1の通報先として記憶されている携帯電話端
末4の電話番号を読み出し、この読み出した電話番号情
報に基づいてISDN回線1への発呼動作を行なう。す
なわち、「SET UP」メッセージをISDN回線1
に送出する(ステップS205)。
【0058】そして、制御部120は、警報を発したセ
ンサが、センサ13a〜13cのいずれであるかを判別
して、そのセンサ付近の映像を撮影するように、ビデオ
カメラ14aまたは14bが取り付けられている電動制
御装置に制御信号を送り、ビデオカメラ14aまたは1
4bの向きをセンサ付近の映像を撮影する状態にする。
【0059】そして、映像信号処理部114では、制御
部120からの制御指示により、前記センサ付近の映像
を撮影するカメラからの映像信号(そのときに撮影され
た映像の信号)を取り込み、静止画情報を抽出し、JP
EG圧縮して、リアルタイム映像として制御部120に
送る。制御部120は、このリアルタイム映像を、IS
DN回線1を通じて映像伝送先である携帯電話端末4に
送る準備を行なう(ステップS206)。そして、制御
部120は、通報先である携帯電話端末4からの応答を
待つ(ステップS207)。
【0060】ステップS207で、携帯電話端末4から
の応答を受信しないと判別したときには、応答無しの状
態が所定時間以上続いたかを判別する(ステップS20
8)。これは、携帯電話端末4の電源がオフであった
り、携帯電話端末4が、電波の届かない場所にあったり
する場合を考慮したものである。
【0061】そして、ステップS207で、携帯電話端
末4からの応答を受信したと判別したときには、前記カ
メラからのリアルタイム映像と、警報のコメント、ま
た、この例では、前述したように予め用意されている音
声メッセージを送出する(ステップS213)。
【0062】後述するように、携帯電話端末4では、こ
のリアルタイム映像や警報のコメント、音声メッセージ
を受け取り、その表示部212の画面に、前記リアルタ
イム映像および警報のコメントを表示すると共に、スピ
ーカから、音声メッセージを送出する。
【0063】これにより、携帯電話端末4の使用者は、
自宅で発生した非常事態の発生を検知するとともに、そ
の非常事態の様子を表示部212のLCD画面で確認す
ることができる。このとき、この実施の形態では、携帯
電話端末4から所定の操作を行なうことにより、通報監
視通信制御装置100が有するカメラ切り換え機能、リ
アルタイム映像/蓄積映像切り換え機能、映像サイズ切
り換え機能、カメラの向きの制御機能についての制御指
示を入力することができるように構成されている。
【0064】そこで、通報監視通信制御装置100で
は、制御部120が、映像情報送信先からの制御指示を
受信したかどうかを監視しており(図7のステップS3
01)、制御指示を受信したと検知したときには、受け
取った制御指示は何であるかを判別する(ステップS3
02)。
【0065】そして、制御指示が「蓄積映像への切換」
であったときには、映像蓄積メモリ117に蓄積されて
いる静止画の映像情報に、映像情報送信先に送る映像情
報を切り換える(ステップS303)。このとき、映像
蓄積メモリ117に蓄積されている静止画の映像情報を
すべて読み出して、携帯電話端末4に送り終わるまで、
このステップS303を継続するようにする。もっと
も、携帯電話端末4のユーザがオンフック操作して、回
線を切断したときには、映像蓄積メモリ117からの読
み出しおよび蓄積映像の送信も停止されるのは、通常の
場合と同様である。
【0066】また、制御指示が「リアルタイム映像への
切換」であったときには、映像情報送信先に送る映像情
報を、蓄積映像からリアルタイム映像に切り換える(ス
テップS304)。
【0067】また、制御指示が「映像サイズの変更」で
あったときには、映像情報送信先に送る映像情報の映像
サイズを、指定された映像サイズに切り換える(ステッ
プS305)。前述したように、この実施の形態では、
映像サイズは、1/4サイズと、1/1サイズとがあ
り、そのいずれかに切り換えることになる。
【0068】また、制御指示が「カメラ切換」であった
ときには、映像情報送信先に送る映像情報を取得するカ
メラを、指定されたカメラに切り換える(ステップS3
06)。
【0069】また、制御指示が「カメラの向き制御」で
あったときには、映像情報送信先に送る映像情報を取得
するカメラの向きを、指定された向きに制御するように
する(ステップS307)。
【0070】なお、以上の制御指示の他に、カメラのズ
ーム指示を行なえるようにしてもよい。
【0071】以上のステップS303〜ステップS30
7の次は、図8のステップS401に進み、制御部12
0は、映像情報送信先である携帯電話端末4から音声情
報を受信したか否か判別する。音声情報を受信したかど
うかの判別方法は、従来周知の方法を用いることができ
るので、ここでは、その詳細は省略する。
【0072】そして、制御部120は、音声情報を受信
したと判別したときには、オーディオアンプ118,1
19をアクティブにして、受信した音声情報をオーディ
オアンプ118,119により増幅して、スピーカ15
a、15bに供給して、放音する(ステップS40
2)。
【0073】したがって、通報監視通信制御装置100
からの非常通報による監視映像を見たユーザが、携帯電
話端末4のマイクロホン209に対して、例えば「泥棒
だ」と発声すると、それが、通報監視通信制御装置10
0に接続されているスピーカ15a,15bから放音さ
れ、あたかも、住宅10内に家人が在宅していて、叫ん
でいるような状態となる。これにより、侵入した賊を驚
愕させ、退散させることができる。
【0074】そして、この実施の形態では、携帯電話端
末4のユーザは、表示部212の画面に表示された映像
を見て、賊の侵入などを確認したときには、予め定めら
れたボタン操作、例えば「*」ボタンに続いて数字
「9」ボタンと「#」ボタンを操作することにより、通
報監視通信制御装置100から非常通報の受信機関であ
る警備センタ5に非常通報を要請する非常通報コマンド
を送ることができる。
【0075】このため、この実施の形態では、ステップ
S401で音声情報を受信しなかったと判別したとき、
また、受信音声の放音が終了したときには、制御部12
0は、映像情報送信先からの前記非常通報コマンドを受
信したか否か判別する(ステップS403)。
【0076】そして、制御部120は、映像情報送信先
からの前記非常通報コマンドを受信したと判別したとき
には、ISDN回線1を一旦切断し(図6のステップS
209)、その後、再び、回線捕捉し(ステップS21
0)、今度は、制御部120の内蔵不揮発性メモリに記
憶されている警備センタ5の電話番号を読み出し、その
読み出した電話番号により、警備センタ5に発呼する
(ステップS211)。
【0077】そして、警備センタ5の応答を待って(ス
テップS212)、応答を確認したらステップS213
に進み、携帯電話端末4への通報動作と同様にして、映
像、警報のコメント、音声メッセージによる通報を行な
う。その後の動作は、映像情報送信先が、携帯電話端末
4から警備センタに変わるだけで、上述の動作と全く同
様の動作が、警備センタ5と通報監視通信制御装置10
0との間で行なわれる。
【0078】ステップS403で、映像情報送信先から
の前記非常通報コマンドを受信しないと判別したときに
は、制御部120は、回線切断コマンドを受信したか否
か判別し(ステップS404)、回線切断コマンドを受
信しなかったときには、図7のステップS301に戻
り、再度の映像情報送信先からの制御指示を受信したか
否か判別する。
【0079】そして、ステップS404で回線切断コマ
ンドを受信したと判別したときには、制御部120は、
回線を切断する(ステップS405)。そして、映像蓄
積メモリ117の蓄積映像を破棄する(ステップS40
6)。その後、警戒モードが継続していれば、図5のス
テップS105において、映像蓄積メモリ117への映
像情報の蓄積を再開する。
【0080】以上のようにして、通報監視通信制御装置
100からの映像による非常通報を受けた携帯電話端末
4のユーザは、上述のようにして、自宅の非常状態を表
示部212の画面で確認し、誤通報であるか非常事態か
を認識することができる。
【0081】そして、非常事態であると認識したときに
は、上述したようにして、ユーザは、携帯電話端末4
に、「泥棒だ」などと音声入力することにより、侵入し
た賊を退散させるようにすることができると共に、携帯
電話端末において予め定められている所定のボタン操作
を行なうことにより、通報監視通信制御装置100に対
して、非常通報要求を出して、通報監視通信制御装置1
00から、第2の通報先の非常通報の受信機関、この例
では、警備センタ5に対して非常通報動作を行なわせる
ことができる。
【0082】また、ユーザは、通報監視通信制御装置1
00との間の回線を切断後、携帯電話端末4によって、
警察に電話したり、警備センタ5に通知したり、あるい
は隣人に電話で通報したりして、適切な対処を取ること
もできる。
【0083】また、図6のステップS208で、携帯電
話端末4からの応答を受信しない状態が所定時間以上経
過したことを確認したときには、制御部120は、IS
DN回線1を一旦切断し(ステップS209)、その
後、再び、回線捕捉し(ステップS210)、今度は、
制御部120の内蔵不揮発性メモリに記憶されている警
備センタ5の電話番号を読み出し、その読み出した電話
番号により、警備センタ5に発呼する(ステップS21
1)。
【0084】そして、警備センタ5の応答を待って(ス
テップS212)、応答を確認したら、ステップS21
3に進み、携帯電話端末4への通報動作と同様にして、
映像、警報のコメント、音声メッセージによる通報を行
なう。その後の動作は、前述したように、映像情報送信
先が、携帯電話端末4から警備センタ5に変わるだけ
で、上述の動作と全く同様の動作が、警備センタ5と通
報監視通信制御装置100との間で行なわれる。
【0085】したがって、この実施の形態においては、
携帯電話端末4に電源が投入されていなかったり、バッ
テリー切れであったり、また、電波の届かないところに
携帯電話端末4があったりして、通報が困難なときに
は、警備センタへの通報に自動的に変わる。このため、
非常通報がどこにも行なわれないという事態を避けるこ
とができる。
【0086】次に、この実施の形態における携帯電話端
末4の着信時の動作について、図9を参照しながら説明
する。
【0087】携帯電話端末4の制御部210は、着信を
待ち(ステップS501)、着信を検知すると、発信者
電話番号をチェックする(ステップS502)。そし
て、着信が通報監視通信制御装置100からのものであ
るか否か判別し(ステップS503)、着信が通報監視
通信制御装置100からのものではないと判別したとき
には、通常着信音を放音し(ステップS504)、通常
の着信処理ルーチンに移る。
【0088】また、制御部210は、ステップS503
において、着信が通報監視通信制御装置100からのも
のであると判別したときには、予め通報監視通信制御装
置100からの着信に対する着信音として割り当てられ
ている緊急着信音を放音する(ステップS505)。
【0089】そして、制御部210は、操作部211を
通じたユーザの応答操作を待ち(ステップS506)、
ユーザの応答操作を確認すると、通報監視通信制御装置
100からの映像情報の受信を待つ(ステップS50
7)。そして、通報監視通信制御装置100からの映像
情報の受信を確認すると、受信した映像情報をデコード
して、表示部212の画面に、その再生画像を表示する
(ステップS508)。
【0090】その後、制御部210は、通報監視通信制
御装置100に接続されているカメラを制御するための
キー入力が、操作部211を通じてなされたか否か判別
する(ステップS509)。
【0091】カメラ制御のためのキー操作は、例えば、
特定の数字と、「#」ボタンとの組み合わせなどからな
る。例えば、数字「1」ボタンに続いて「#」ボタンが
押されると、カメラ14aを選択するカメラ切換操作と
され、数字「2」ボタンに続いて「#」ボタンが押され
ると、カメラ14bを選択するカメラ切換操作とされ
る。
【0092】また、数字「0」ボタン、数字「1」ボタ
ン、「#」ボタンと、続いて押されると、リアルタイム
映像と蓄積映像の切換要求操作とされる。数字「0」ボ
タン、数字「2」ボタン、「#」ボタンと、続いて押さ
れると、画サイズの変更要求操作とされる。さらに、数
字「0」ボタン、数字「2」ボタン、「#」ボタンと、
続いて押されると、カメラの向き制御の要求操作とさ
れ、その後、「>」ボタンや「<」ボタンなどのカーソ
ルボタンを操作すると、その方向へのカメラの向きの制
御要求とされる。
【0093】制御部210は、ステップS509でカメ
ラ制御のためのキー入力操作があったと判別したときに
は、そのキー入力情報を通報監視通信制御装置100に
送出する(ステップS510)。このキー入力情報の送
出に対して、通報監視通信制御装置100側では、前述
したようにカメラ制御を行なうので、その制御に応じて
変更された映像情報が携帯電話端末4に送られてくる。
したがって、携帯電話端末4の表示部212の画面に
は、制御にしたがって変更された映像が表示される。
【0094】次に、制御部210は、ユーザからの例え
ば「泥棒だ」などの音声入力があるか否か判別し(ステ
ップS511)、音声入力があれば、それを通報監視通
信制御装置100側に送る(ステップS512)。
【0095】次に、制御部210は、前述した警備セン
タ5への非常通報要求のキー操作が行われた否か判別し
(ステップS513)、非常通報要求のためのキー入力
操作があったと判別したときには、そのキー入力情報を
通報監視通信制御装置100に送出する(ステップS5
14)。
【0096】そして、その後、または非常通報要求のた
めのキー入力操作がないと判別したときには、回線切断
の動作(オンフック動作)があったか否か判別し(ステ
ップS515)、オンフック動作がされていないと判別
したときには、ステップS509に戻り、カメラ制御の
ためのキー入力の監視を行なう。また、ステップS51
5で、回線切断の操作がなされたと判別したときには、
回線を切断し(ステップS516)、この着信の処理ル
ーチンを終了する。
【0097】なお、上述の説明は、通報監視通信制御装
置100からの非常通報時であるが、非常通報時でなく
とも、通報監視通信制御装置100が警戒モードである
ときには、携帯電話端末4から通報監視通信制御装置1
00に電話をかけて、携帯電話端末4でユーザが所定の
キー操作を行なうことにより、カメラ映像を携帯電話端
末4の表示部212の画面に表示させるようにすること
ができる。
【0098】この場合に、通報監視通信制御装置100
は、着信があったときに、その着信情報に含まれる発信
者電話番号と、制御部120の内蔵メモリに記憶されて
いる携帯電話端末4の電話番号とを比較して、携帯電話
端末4であると確認したときに、携帯電話端末4からの
要求により、カメラ映像を送るようにする。
【0099】なお、通報監視通信制御装置100は、着
信があったときに、携帯電話端末4の使用者に暗証番号
の入力を促し、入力されて送られてきた暗証番号を確認
してからカメラ映像を送るようにしてもよい。この暗証
番号の確認は、上記発信者電話番号の確認に加えて行な
うようにしてもよいし、発信者電話番号の確認に代え
て、行なうようにしてもよい。
【0100】このように、携帯電話端末4側から通報監
視通信制御装置100にアクセスして映像伝送が行なわ
れる場合にも、上述したように、携帯電話端末4のキー
操作により、通報監視通信制御装置100に接続される
カメラの制御を行なうことができる。
【0101】なお、警備センタ5においても、同様にし
て、通報監視通信制御装置100に電話をかけて、所定
のキー操作を行なうことにより、通報監視通信制御装置
100からのカメラ映像を取得することができるととも
に、カメラ制御を行なうことができる。この場合にも、
通報監視通信制御装置100は、着信があったときに、
その着信情報に含まれる発信者電話番号と、制御部12
0の内蔵メモリに記憶されている警備センタ5の電話番
号とを比較して、警備センタ5であると確認したとき
に、警備センタ5からの要求により、カメラ映像を送る
と共に、カメラ制御を行なうようにする。
【0102】なお、以上の実施の形態の説明において
は、センサにより非常事態を検知したときに、通報監視
通信制御装置100は、携帯電話端末4に対して非常通
報動作を行なうようにしたが、通報ボタンを通報監視通
信制御装置100に設け、その通報ボタンが操作された
ときに、通報監視通信制御装置100は、携帯電話端末
4に対して非常通報動作を行なうようにしてもよい。
【0103】この通報ボタンの起動に基づいて、通報を
受けた者は、受信映像により、通報者の状態を確認でき
るので、この通報ボタンに基づく非常通報の起動を行な
う方式においては、例えば一人暮らしの老人が、家族や
親しい知人などに非常連絡する場合に好適である。
【0104】[他の実施の形態]上述のように、通報監
視通信制御装置100からの非常通報により、監視カメ
ラで撮影されたリアルタイム映像の映像情報を携帯電話
端末4で受けたユーザは、携帯電話端末4の表示画面に
おいて、現在何が起きているかを知ることができる。同
様に、警備センタ5においても、警備センタ5の受信装
置の表示画面において、リアルタイム映像を確認するこ
とができる。この場合に、後日の証拠資料とするためな
どの理由により、そのリアルタイム映像を記録しておけ
れば非常に便利である。
【0105】以下に説明する実施の形態では、この点に
着目して、携帯電話端末4から、あるいは警備センタ5
から、通報監視通信制御装置100に対してリアルタイ
ム映像の記録(記憶を含むものとする)指示を行ない、
通報監視通信制御装置100でリアルタイム映像の記録
を実行するようにする。
【0106】この実施の形態の場合のハードウエア構成
は、図1〜図4に示した前述の実施の形態のハードウエ
ア構成とほぼ同様であるが、この実施の形態において
は、図示は省略するが、通報監視通信制御装置100に
は、蓄積映像用メモリ117の他に、リアルタイム映像
記憶用メモリを設ける。一つのメモリのメモリ領域を2
つに分け、一方を蓄積映像用、他方をリアルタイム映像
記録用としてもよい。
【0107】そして、この実施の形態においては、通報
監視通信制御装置100の制御部120は、携帯電話端
末4から、あるいは警備センタ5から、例えば予め定め
られた特定のキー操作に応じたキー入力情報からなる映
像記録コマンドを受けたときに、携帯電話端末4あるい
は警備センタ5に送っているリアルタイム映像(圧縮さ
れた静止画映像情報)を、リアルタイム映像記録用メモ
リに書き込んで記憶するようにする。
【0108】以下に説明する例では、映像記録コマンド
を受信した通報監視通信制御装置100は、当該映像記
録コマンドを受信した時点から、予め定められた時間
分、例えば20秒間分、リアルタイム映像記録用メモリ
に書き込んで記録(記憶)するようにする。
【0109】そして、この実施の形態では、通報監視通
信制御装置100が、携帯電話端末4から、非常通報の
受信機関に通報するようにする指示である非常通報コマ
ンド受信したときには、リアルタイム映像記録用メモリ
に記憶したリアルタイム映像を、非常通報の受信機関
に、最初に送る映像情報とする。
【0110】次に、この実施の形態の場合における通報
監視通信制御装置100の動作を、図を参照しながら説
明する。
【0111】この実施の形態における通報監視通信制御
装置100においては、図6および図7のフローチャー
トに示した動作部分は、前述の実施の形態と全く同様で
ある。この実施の形態においては、前述の図8のフロー
チャートに示した動作部分が、図10および図11のフ
ローチャートに示した動作部分に置き換わるものとな
る。
【0112】すなわち、図10のフローチャートにおい
ては、図8のフローチャートのステップS401と、ス
テップS403との間に、映像情報送信先からの映像記
録コマンドを受信したか否かを判別するステップS60
0を挿入する。そして、ステップS600で映像記録コ
マンドを受信しないと判別したときには、ステップS4
03に進む。このときには、通報監視通信制御装置10
0は、前述の実施の形態と全く同様の動作を行なうこと
になる。
【0113】一方、ステップS600で映像記録コマン
ドを受信したと判別したときには、通報監視通信制御装
置100の制御部120は、映像情報送信先にリアルタ
イム映像を送り続けながら、当該リアルタイム映像をリ
アルタイム映像記録用メモリに書き込むようにする(図
11のステップS601)。この例では、前述したよう
に、リアルタイム映像は、映像記録コマンドを受信した
と判別したときから、例えば20秒間分、記録するよう
にする。
【0114】記録が終了すると、制御部120は、映像
情報送信先からの前記非常通報コマンドを受信したか否
か判別する(ステップS602)。そして、制御部12
0は、映像情報送信先からの前記非常通報コマンドを受
信したと判別したときには、ISDN回線1を一旦切断
し(ステップS603)、その後、再び、回線捕捉し
(ステップS604)、今度は、制御部120の内蔵不
揮発性メモリに記憶されている警備センタ5の電話番号
を読み出し、その読み出した電話番号により、警備セン
タ5に発呼する(ステップS605)。
【0115】そして、警備センタ5の応答を待って(ス
テップS606)、応答を確認したら、リアルタイム映
像記録用メモリに書き込まれているリアルタイム映像情
報を読み出して、その映像情報を警備センタ5に送ると
共に、警報のコメント、音声メッセージによる通報を警
備センタ5に送る。
【0116】さらに、この例においては、携帯電話端末
4のユーザが、「泥棒だ」などと音声入力して、スピー
カ15a、15bにより放音された音声も、警備センタ
5に送られる。このため、この実施の形態においては、
通報監視通信制御装置100の制御部120は、ステッ
プS402で、受信音声情報を増幅して、スピーカ15
a、15bに供給して放音すると共に、制御部120が
内蔵するメモリに保存する。そして、制御部120は、
警備センタ5への通報時にその音声情報をメモリから読
み出して、警備センタ5に送るようにする。
【0117】その後、図7のステップS301に戻り、
上述の実施の形態の場合の動作と全く同様の動作が、警
備センタ5と通報監視通信制御装置100との間で行な
われる。なお、リアルタイム映像記録用メモリに記録し
た映像情報を警備センタ5に送り終わった後には、通報
監視通信制御装置100からは、そのとき、カメラにて
撮影されて得られるリアルタイム映像の情報が警備セン
タ5に送られるものである。
【0118】ステップS602で、映像情報送信先から
の前記非常通報コマンドを受信しないと判別したときに
は、制御部120は、回線切断コマンドを受信したか否
か判別し(ステップS608)、回線切断コマンドを受
信しなかったときには、図7のステップS301に戻
り、映像情報送信先からの制御指示を受信したか否か判
別する。
【0119】そして、ステップS608で回線切断コマ
ンドを受信したと判別したときには、制御部120は、
回線を切断する(ステップS609)。そして、リアル
タイム映像記録用メモリに記憶されている映像情報は保
持しておく(ステップS610)。いつでも、読み出し
て再生することができるようにするためである。
【0120】その後、警戒モードが継続していれば、図
5のステップS105において、映像蓄積メモリ117
への映像情報の蓄積を再開する。
【0121】以上のように、この実施の形態によれば、
ユーザは、携帯電話端末4でその表示画面を見ながら、
映像記録指示のキー入力操作をすると、通報監視通信制
御措置100では、指示された部分のリアルタイム映像
を、メモリに書き込んで保存するようにする。したがっ
て、ユーザは、賊の侵入時の映像や、窃盗現場を、この
リアルタイム映像として記録保持するように指示するこ
とができ、後日、犯人探しのための資料として用いるこ
とが可能になる。
【0122】また、携帯電話端末4のユーザが、非常通
報コマンドを通報監視通信制御装置100に送出したと
きに、リアルタイム映像記録用メモリにリアルタイム映
像が記録されているときには、警備センタ5には、その
記録されていたリアルタイム映像が送られる。記録され
たリアルタイム映像は、ユーザが重要な情報として記録
指示したものであるので、警備センタ5では、その映像
情報により、発生した事件の状況を的確かつ迅速に把握
することが可能になり、迅速な事後策を施すことができ
る。
【0123】また、この実施の形態では、ユーザが携帯
電話端末4から通報監視通信制御装置100に送信した
「泥棒だ」などの音声情報も、警備センタ5に送るよう
にしたので、警備センタ5では、より適切な把握をする
ことができる。
【0124】なお、上述の実施の形態では、携帯電話端
末4から、非常通報コマンドが到来すると、非常通報通
信制御装置100は、携帯電話端末4との回線を切断し
て、その切断した回線を捕捉し、警備センタなどの非常
通報の受信機関に発呼するようにしたが、ISDN回線
は、2つのBチャンネルが存在するので、携帯電話端末
4との回線は、切断せずに、空いている他のBチャンネ
ルを用いて警備センタなどの非常通報の受信機関に発呼
して、非常通報を行なうようにすることができる。
【0125】その場合であれば、図10のフローチャー
トのステップS500において、映像記録コマンドを受
信したときにリアルタイム映像の記録を開始し、その
後、回線が切れずに繋がっている携帯電話端末4からの
記録停止コマンドあるいは回線切断コマンドが到来する
まで、リアルタイム映像の記録を継続するように構成す
ることができる。
【0126】[変形例]なお、以上の例では、携帯電話
端末4から「泥棒だ。」などという音声情報を通報監視
通信制御装置100から送ると、通報監視通信制御装置
100では、音声情報が送られてきたか否かを判別し
て、オーディオアンプをアクティブにするようにした
が、携帯電話端末4で、音声送出をこれから行なうとい
うことを示す所定のボタンキー入力からなる音声送出コ
マンドを送った後、「泥棒だ。」などという音声入力を
して、当該音声情報を送るようにしてもよい。
【0127】通報監視通信制御装置100では、その場
合には、音声送出をこれから行なうということを示すキ
ー入力情報からなる音声送出コマンドを受信したとき
に、オーディオアンプをアクティブにして、その後、受
信する音声情報を増幅してスピーカにて放音する準備を
するようにすることができる。
【0128】なお、以上の説明においては、リアルタイ
ム映像として伝送する映像情報は、1台のカメラで撮影
されて得られた映像信号から生成した映像情報(静止画
情報)としたが、リアルタイム映像として伝送する映像
情報(静止画データをJPEG圧縮したもの)は、複数
台のカメラのうちから選択された複数台、あるいは複数
台すべてのカメラで撮影された映像から生成した映像情
報(静止画情報)とすることもできる。
【0129】その場合、非常通報映像伝送装置100
は、複数台のカメラで撮影された映像から生成された圧
縮静止画情報を、時分割的に、順次にサイクリックに切
り換えたものを、リアルタイム映像として、映像情報送
信先である携帯電話装置4などに伝送するようにすると
よい。
【0130】一方、携帯電話端末4などの映像受信側装
置では、映像を順次に表示するのみでなく、ディスプレ
イ上の画面をカメラの台数分に分割し、各カメラからの
映像情報を、それぞれ、分割画面のそれぞれにおいて独
立に表示するようにすることもできる。その場合には、
複数台のカメラからの映像を、同時に観察することがで
きる。
【0131】映像蓄積メモリ117に蓄積される蓄積映
像の場合にも、予め設定された、いずれか1台のカメラ
からの映像信号から生成した静止画の圧縮データを伝送
する場合のみではなく、複数台のカメラからの映像信号
から生成した静止画の圧縮データを蓄積しておき、携帯
電話端末4などの映像情報伝送先からの指示により、伝
送する蓄積映像を、撮影したカメラごとに切り換えるよ
うにすることもできる。
【0132】また、このように、映像蓄積メモリ117
に、複数台のカメラからの映像信号に基づいて生成した
映像データを蓄積しておく場合においては、蓄積映像の
伝送の場合においても、前述したリアルタイム映像の伝
送の場合と同様に、1台のカメラからの映像信号から生
成した静止画の圧縮データのみではなく、複数台のカメ
ラからの映像信号から生成した静止画の圧縮データを、
時分割的切り換えて順次に伝送するようにすることもで
きる。
【0133】上述の実施の形態の説明では、伝送する映
像情報は、静止画情報とし、JPEG圧縮するようにし
たが、圧縮方式は、JPEG方式に限らないことは言う
までもない。
【0134】また、伝送する映像情報は、静止画情報に
限るものではなく、撮影した映像信号をMPEG方式な
どにより圧縮した動画情報であってもよい。
【0135】また、リアルタイム映像情報を記録する記
録媒体は、上述の例ではメモリとしたが、メモリに限ら
れるものではなく、ハードディスクや光ディスクなどの
ディスク媒体や磁気テープなどのテープ媒体を用いるこ
とができる。
【0136】また、以上の実施の形態では、携帯型無線
通信端末は、携帯電話端末を用いたが、PHS(Per
sonal Handyphone System)端
末を用いることができるのは言うまでもない。また、無
線通信機能を備えるPDA(Personal Dig
ital Assistants)や、無線通信機能を
備えるノート型パーソナルコンピュータを、携帯型無線
通信端末として用いることもできる。
【0137】また、上述の実施の形態では、非常通報の
受信機関の例である警備センタ5も、映像情報を受信す
ることができる機能を備えるものとしたが、非常通報の
受信機関としては、従来のような音声の通報メッセージ
のみを受信する構成であってもよい。つまり、非常通報
の受信機関への非常通報動作は、通報監視通信制御装置
100が設置されている住所、利用者の氏名、非常通報
の内容を表わす音声メッセージのみを送信する動作であ
ってもよい。
【0138】また、非常通報の受信機関としては、上述
の例では、警備会社の警備センタとしたが、賊の侵入な
どの用途の場合には、警察署の受信台、また、火災の通
報の場合には、消防署の受信台とするようにしてもよ
い。
【0139】また、上述の実施の形態では、電話回線1
は、ISDN回線とされ、通報管理通信制御装置は、タ
ーミナルアダプタの機能を備えるものとしたが、電話回
線1は、アナログ回線であってもよい。したがって、通
報管理通信制御装置は、ターミナルアダプタの機能を備
えるものに限られるわけではない。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、通報監視通信制御装置は、通報の起動イベントが発
生すると、ユーザの携帯型無線通信端末にカメラ映像を
送るようにするので、ユーザは、その映像を見て、通報
が誤って発報されたものかどうかを判別して、適切な対
処をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による自動通報システムの実施の形態
の全体の構成の概要を説明するための図である。
【図2】図1の実施の形態における各要素の概念的な配
置例を含むブロック図である。
【図3】図1の実施の形態における通報監視通信制御装
置の一例のブロック図である。
【図4】図1の実施の形態における携帯電話端末の一例
のブロック図である。
【図5】図1の実施の形態における通報監視通信制御装
置の一例の動作説明のためのフローチャートを示す図で
ある。
【図6】図1の実施の形態における通報監視通信制御装
置の一例からの非常通報動作を説明するためのフローチ
ャートの一部を示す図である。
【図7】図1の実施の形態における通報監視通信制御装
置の一例からの非常通報動作を説明するためのフローチ
ャートの一部を示す図である。
【図8】図1の実施の形態における通報監視通信制御装
置の一例からの非常通報動作を説明するためのフローチ
ャートの一部を示す図である。
【図9】図1の実施の形態における携帯電話端末での非
常通報の着信動作を説明するためのフローチャートを示
す図である。
【図10】この発明の他の実施の形態における通報監視
通信制御装置の一例からの非常通報動作を説明するため
のフローチャートの一部を示す図である。
【図11】この発明の他の実施の形態における通報監視
通信制御装置の一例からの非常通報動作を説明するため
のフローチャートの一部を示す図である。
【符号の説明】
1 電話回線(ISDN回線) 2 電話網 3 基地局 4 携帯電話端末 5 警備センタ 13a、13b、13c センサ 14a、14b、14c ビデオカメラ 15a、15b スピーカ 100 通報監視通信制御装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 311 H04Q 9/00 311J 311W (72)発明者 来栖 正昭 東京都品川区中延六丁目10番13号 株式会 社大興電機製作所内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA09 AA24 AA25 AA37 BB12 BB20 BB74 DD03 DD24 EE08 EE11 FF01 FF05 FF17 FF19 FF20 GG02 GG11 GG13 GG21 GG60 5K036 DD11 LL01 5K048 AA05 BA02 BA10 DA02 DC07 EB02 EB14 EB15 FB05 5K101 KK11 KK13 KK14 LL01 LL12 MM07 NN06 NN07 NN18 NN36 NN37 RR12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通報監視対象場所に設置され、1または複
    数個の撮像装置からの映像信号を受け付けると共に、セ
    ンサや通報ボタンなどの通報の起動の契機となる起動契
    機信号を発生する起動イベント発生手段からの前記起動
    契機信号を受信する通報監視通信制御装置と、前記通報
    監視通信制御装置と通信ネットワークを介して接続さ
    れ、前記通信ネットワークを通じて受信した映像情報を
    表示する表示部を備える携帯型無線通信端末とからなる
    自動通報システムであって、 前記通報監視通信制御装置は、 前記通報の第1の通報先として、前記携帯型無線通信端
    末の電話番号情報を記憶すると共に、前記通報の第2の
    通報先として、所定の非常通報の受信機関の電話番号情
    報を記憶するメモリと、 前記起動イベント発生手段からの前記起動契機信号を受
    信したときに、前記メモリから前記携帯型無線通信端末
    の電話番号情報を読み出して、前記携帯型無線通信端末
    に発呼を行なう手段と、 前記発呼に対する前記携帯型無線通信端末の応答を検知
    したときに、前記1または複数個の撮像装置からの映像
    情報を、前記通信ネットワークを介して前記携帯型無線
    通信端末に送信する手段と、 前記携帯型無線通信端末から、前記第2の通報先への通
    報の起動を要求する指示情報を受信したときに、前記メ
    モリから前記非常通報の受信機関の電話番号情報を読み
    出して、前記非常通報の受信機関に発呼を行なう手段
    と、 前記発呼に対する前記非常通報の受信機関の応答を検知
    したときに、前記通信ネットワークを介して前記非常通
    報の受信機関に対して非常通報動作を行なう手段と、 を備え、 前記携帯型無線通信端末は、 前記通報監視通信制御装置からの前記映像情報を受信し
    て、前記表示部に表示する手段と、 前記第2の通報先への通報の起動を要求する指示情報を
    入力するための操作手段とを備えることを特徴とする自
    動通報システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の自動通報システムにおい
    て、 前記非常通報の受信機関に対する非常通報動作は、非常
    通報メッセージの送出であることを特徴とする自動通報
    システム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の自動通報
    システムにおいて、 前記非常通報の受信機関に対する非常通報動作は、前記
    1または複数個の撮像装置からの映像情報の送出を含む
    ことを特徴とする自動通報システム。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の自動通報システムにおい
    て、 前記通報監視通信制御装置は、 前記起動契機信号を発生した前記起動イベント発生手段
    の近傍の映像を撮像するように、前記撮像装置を制御す
    る手段を備えることを特徴とする自動通報システム。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の自動通報システムにおい
    て、 前記通報監視通信制御装置は、 前記携帯型無線通信端末からの情報を解析し、その解析
    結果に基づいて前記1または複数個のカメラの制御を行
    なう手段を備えることを特徴とする自動通報システム。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の自動通報システムにおい
    て、 前記通報監視通信制御装置は、 前記携帯型無線通信端末から受信した音声情報を増幅し
    て、スピーカに供給する手段を備えることを特徴とする
    自動通報システム。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の自動通報システムにおい
    て、 前記通報監視通信制御装置は、 前記携帯型無線通信端末から映像記録要求コマンドを受
    信したときに、前記携帯型無線通信端末に送出している
    映像情報を記録する記録手段を備えることを特徴とする
    自動通報システム。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の自動通報システムにおい
    て、 前記通報監視通信制御装置は、 前記携帯型無線通信端末から映像記録要求コマンドを受
    信したときに、前記携帯型無線通信端末に送出している
    映像情報を記録する記録手段を備えると共に、 前記非常通報の受信機関に対する非常通報動作時に、前
    記記録手段によって記録された前記映像情報を読み出し
    て、前記非常通報の受信機関に送るようにすることを特
    徴とする自動通報システム。
  9. 【請求項9】通報監視対象場所に設置され、1または複
    数個の撮像装置からの映像信号を受け付けると共に、セ
    ンサや通報ボタンなどの通報の起動の契機となる起動契
    機信号を発生する起動イベント発生手段からの前記起動
    契機信号を受信する通報監視通信制御装置と、前記通報
    監視通信制御装置と通信ネットワークを介して接続さ
    れ、前記通信ネットワークを通じて受信した映像情報を
    表示する表示部を備える携帯型無線通信端末とからなる
    自動通報システムであって、 前記通報監視通信制御装置は、 前記通報の第1の通報先として、前記携帯型無線通信端
    末の電話番号情報を記憶すると共に、前記通報の第2の
    通報先として、非常通報の受信機関の電話番号を記憶す
    るメモリと、 前記起動イベント発生手段からの前記起動契機信号を受
    信したときに、前記メモリから前記携帯型無線通信端末
    の電話番号情報を読み出して、前記携帯型無線通信端末
    に発呼を行なう手段と、 前記発呼に対する前記携帯型無線通信端末の応答を検知
    したときに、前記1または複数個の撮像装置からの映像
    情報を、前記通信ネットワークを介して前記携帯型無線
    通信端末に送信する手段と、 前記携帯型無線通信端末への発呼時から、予め定めた所
    定の時間の間、前記携帯型無線通信端末からの応答がな
    いときに、前記携帯型無線通信端末への発呼を中止し、
    前記非常通報の受信機関の電話番号を前記メモリから読
    み出して、前記非常通報の受信機関に発呼する手段と、 前記発呼に対する前記非常通報の受信機関の応答を検知
    したときに、前記通信ネットワークを介して前記非常通
    報の受信機関に対して非常通報動作を行なう手段と、 を備えることを特徴とする自動通報システム。
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