JP2003283677A - 遠隔監視システム - Google Patents

遠隔監視システム

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JP2003283677A
JP2003283677A JP2002079340A JP2002079340A JP2003283677A JP 2003283677 A JP2003283677 A JP 2003283677A JP 2002079340 A JP2002079340 A JP 2002079340A JP 2002079340 A JP2002079340 A JP 2002079340A JP 2003283677 A JP2003283677 A JP 2003283677A
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JP2002079340A
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English (en)
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Atsushi Enomoto
淳 榎本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転送機能付きドアホン等の遠隔監視システム
において、転送先と確実に通信できるようにする。 【解決手段】 来訪者がドアホン子機1においてドアホ
ン親機2を呼び出す。ドアホン親機2が留守モードに設
定されている場合、メモリ26に通信先が記憶された複
数の端末装置4から選択された2以上の端末装置4に対
し、その優先度に応じて、いずれかの端末装置4と通信
可能となるまで順次端末装置4に通信を試みる。端末装
置4と通信可能となると、カメラ11により撮影された
画像データS0を端末装置4に送信するとともに、端末
装置4とドアホン子機1との間で通話が可能とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
遠隔地にある携帯電話や設置電話等の端末装置と通信を
行う、例えば住宅用のドアホンシステムに適用可能な遠
隔監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家人が不在のときに、ドアホ
ン子機への応答を外出先の電話や携帯電話等の端末装置
において行うようにした転送機能付きドアホンシステム
が提案されている(例えば特開2000−134342
号公報)。また、来訪者を撮影するカメラ付きのドアホ
ン子機と、ドアホン子機により撮影された画像を表示す
るモニタ付きドアホン親機とからなるモニタ付きドアホ
ンシステムにおいて、家人が不在のときにドアホン子機
が撮影した画像を外出先の電話や携帯電話等の端末装置
に転送するとともに、端末装置から来訪者に応答できる
ようにした転送機能付きモニタドアホンシステムも提案
されている(特開2000−224319号公報、同2
001−345943号公報等)。さらに、家人が不在
のときには、来訪者の画像およびメッセージを記録し、
記録した画像とメッセージを携帯端末装置に転送するよ
うにしたモニタドアホンシステムも提案されている(特
開2001−339521号公報)。
【0003】このような転送機能付きドアホンシステム
においては、家人が家に不在の場合でも来訪者を確認で
き、さらに必要があれば来訪者に応答することができる
ため、家を留守にする場合であっても、あたかも家人が
在宅中であるかのように振る舞うことができることか
ら、安心して家を留守にできるという利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た転送機能付きドアホンシステムにおいては、転送先の
電話や携帯電話にでることができない場合、通話中の場
合、留守番電話に設定されている場合、携帯電話が通信
圏外である場合、携帯電話の電源がオフである場合等に
おいては、来訪者は全く家人と応答を行うことができ
ず、また、来訪者に家人が不在であることが分かってし
まうため、転送機能付きドアホンシステムが有する機能
を有効に利用できないという問題がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、転送機能付きドアホンシステムのような遠隔監視シ
ステムが有する機能を有効に発揮させることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による遠隔監視シ
ステムは、端末装置との間で双方向通信を行う通信手段
と、複数の端末装置の通信先を記憶した記憶手段と、所
定のイベントを検出して、前記記憶手段に記憶された前
記複数の端末装置から少なくとも2つの端末装置を選択
し、該選択された端末装置と通信を行うよう前記通信手
段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするもの
である。
【0007】「所定のイベント」としては、ドアホン子
機の場合は呼び出しボタンの押下とすることができる
が、人が現れたこと、振動等を所定のイベントとしても
よい。なお、人が現れたことの検出は、体温に反応する
人感センサにより行うことができる。また、振動の検出
は加速度センサにより行うことができる。また、予め定
められた時間(例えば定時)になったことをタイマーを
用いて所定のイベントとして検出してもよい。
【0008】「通信」とは、選択された端末装置に所定
のイベントを通知するためのものであり、端末装置と通
話可能な状態とすること、端末装置の着信音を鳴動する
こと、端末装置に所定のイベントがあった旨の電子メー
ルを送信すること、端末装置に所定のイベントがあった
旨の音声を送信すること等を含む。
【0009】なお、本発明による遠隔監視システムにお
いては、被写体を撮像して画像を取得するカメラをさら
に備えるものとし、前記制御手段を、前記選択された端
末装置に前記画像を送信する手段としてもよい。
【0010】「カメラ」としては、ドアホンシステムに
おけるドアホン子機に設けられているカメラや、家内へ
の侵入者を監視したり、店舗において店内を監視するた
めの監視カメラ等を用いることができる。
【0011】なお、送信される画像は、静止画像であっ
ても動画であってもよいが、端末装置の機能に応じた画
像を送信することが好ましい。例えば、動画を再生でき
ない携帯端末と通信を行う場合には、カメラにより撮影
された画像が動画であっても、静止画像に加工して画像
を送信すればよい。
【0012】また、選択された端末装置による操作を受
けて、カメラを操作するようにしてもよい。カメラの操
作としては、アングルの変更、ズーム、さらには表示さ
れる画像に施す画像処理条件の変更を行えるようにする
ことが好ましい。
【0013】なお、端末装置がカメラを有するものであ
る場合には、端末装置において撮影された画像を、本発
明による遠隔監視システムに送信して表示するようにし
てもよい。
【0014】また、通信は、選択された全ての端末装置
と行ってもよいが、選択された端末装置に優先度を設定
し、設定された優先度に応じて順次選択された端末装置
との通信を試み、最初に通信可能となった端末装置と通
信を行うようにしてもよい。
【0015】「優先度」は、予め端末装置毎に設定して
もよく、端末装置を選択した後にGPS機能等を用いて
端末装置の場所を確認し、本発明による遠隔監視システ
ムに近い場所にある端末装置ほど優先度を高くするよう
に設定してもよい。
【0016】「順次試みる」とは、優先度が高い順に端
末装置と通信を試み、通信を試みた端末装置が話し中、
留守番電話が設定されている、通話圏外、電源がオフと
されている等、端末装置に応答すべき人物が応答できな
い場合に、その端末装置との通信を諦め、次の優先度の
端末装置に同様に通信を試み、選択された端末装置のい
ずれかと通信が可能となるまで、優先度の高い方から順
に端末装置との通信を続けることをいう。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、所定のイベントが検出
されると、記憶手段に記憶された複数の端末装置から少
なくとも2つの端末装置が選択され、選択された端末装
置と通信が行われる。ここで、選択された端末装置の全
てが通信できない状態にある可能性は非常に低い。した
がって、選択された端末装置のうち1の端末装置におい
て通信ができない状態にあっても、他の端末装置におい
て通信ができる可能性は非常に高いことから、遠隔地に
ある端末装置と通信を行って所定のイベントを通知する
という遠隔監視システムの機能を有効に発揮させること
ができる。
【0018】また、選択された端末装置にカメラにより
撮影された画像を送信することにより、端末装置におい
ては所定のイベントに起因する画像を確認することがで
きる。
【0019】この場合、端末装置の機能に応じた画像を
送信することにより、例えば、カメラにより撮影された
画像が動画であり、端末装置が動画を再生できないもの
である場合には、端末装置には静止画を送信することに
より、端末装置において画像が再生できないと行った不
都合を回避することができる。
【0020】また、この場合、選択された端末装置の操
作を受けてカメラのアングルやズーム倍率、さらには画
像処理の程度を操作できるようにすることにより、端末
装置からカメラを操作することができるため、端末装置
の所持者は、所望とするアングルや倍率さらには所望と
する画質を有する画像を端末装置に表示させることがで
きる。
【0021】さらに、カメラを玄関先に設置されたドア
ホン子機に設け、所定のイベントを来訪者によるドアホ
ン子機からの呼び出し動作とすることにより、家を留守
にしているときに、端末装置を所持する家人のいずれか
が来訪者と応答できる可能性が高くなるため、安心して
家を留守にすることができる。
【0022】また、選択された端末装置に設定された優
先度に応じて、順次選択された端末装置との通信を試
み、最初に通信可能となった端末装置と通信を行うよう
にすることにより、優先度が高い端末装置から先に通信
が行われる可能性が高くなる。したがって、所定のイベ
ントが起こったことを先に知るべき人物の端末装置から
先に通信されるため、効率よく遠隔監視システムを機能
させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。図1は本発明の第1の実施形態
による遠隔監視システムを適用したモニタ付きドアホン
システムの構成を示す概略ブロック図である。図1に示
すように、第1の実施形態によるモニタ付きドアホンシ
ステムは、住宅の玄関先に設置されたドアホン子機1
と、屋内に設置され、ドアホン子機1と信号線により接
続されたモニタ付きドアホン親機2とを備えてなるもの
であり、ドアホン親機2が通信回線3を介して複数の端
末装置4と通信可能とされているものである。
【0024】ドアホン子機1は、来訪者を撮影するため
のカメラ11、来訪者による呼び出しを受け付けるため
の呼び出しボタン12、家人との応答を行うためのマイ
ク13およびスピーカ14並びに家人の画像を表示する
ためのモニタ15を備える。
【0025】カメラ11は、ドアホン親機2からの指示
によりアングルおよび/またはズーム倍率が変更可能で
ある。さらに、ドアホン子機1においては、ドアホン親
機2からの指示により、不図示の画像処理手段において
カメラ11により撮影された画像に対する画像処理の内
容を変更することも可能である。これにより、ドアホン
親機2に来訪者を確実に表示することができる。
【0026】ドアホン親機2は、ドアホン子機1のカメ
ラ11により撮影された来訪者の画像を表示するモニタ
21、来訪者との応答を行うためのマイク22およびス
ピーカ23、通信回線3を介して端末装置4と双方向通
信を行うための通信インターフェース等の通信手段2
4、カメラ11により撮影された画像を画像データS0
として一時的に記憶する画像記憶手段25、複数の端末
装置4の通信先(電話番号、メールアドレス)を記憶し
たメモリ26、ドアホン親機2の在宅モードおよび留守
モードを切り替えるためのスイッチ27、ドアホン親機
2の制御を行う制御手段28、ドアホン子機1の操作を
行う操作部29並びに応答中の家人の画像を撮影するカ
メラ30を備える。
【0027】通信回線3は、有線および無線のいずれの
回線であってもよく、さらに公衆回線であっても専用回
線であってもよいものである。
【0028】端末装置4は、携帯電話のみならず設置電
話やPDAであってもよい。
【0029】このような構成により、スイッチ27が在
宅モードに切り替えられている状態においては、家人は
ドアホン親機2のモニタ21により、ドアホン子機1の
カメラ11が撮影した来訪者の画像を見ながら、来訪者
に応答することができる。一方、スイッチ27が留守モ
ードに切り替えられている状態においては、ドアホン親
機2が通信回線3を介して後述するように端末装置4と
双方向通信を行い、端末装置4を用いて来訪者に応答す
ることができる。
【0030】以下、第1の実施形態の動作について説明
する。図2は、第1の実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。まず、来訪者によりドアホン子機1の呼び
出しボタン12が押されて呼び出しがあったか否かが判
定され(ステップS1)、ステップS1が肯定される
と、呼び出し音が鳴動されて(ステップS2)、カメラ
11が駆動される(ステップS3)。
【0031】次いで、スイッチ27により、ドアホン親
機2のモードが在宅モードおよび留守モードのいずれに
設定されているかが判定され(ステップS4)、在宅モ
ードに設定されている場合には、カメラ11により撮影
された来訪者の画像がモニタ21に表示される(ステッ
プS5)。家人は来訪者に応答したくない場合もあるた
め、呼び出し音が鳴動してから所定時間が経過したか否
かが判定され(ステップS6)、ステップS6が否定さ
れると、操作部29が操作されたか否かが判定される
(ステップS7)。
【0032】家人が来訪者に応答したい場合には操作部
29が操作されてステップS7が肯定される。これによ
り、家人はモニタ21に表示された来訪者の画像を見な
がらマイク22およびスピーカ23を用いて来訪者に応
答することができる(ステップS8)。なお、この状態
においては、来訪者はドアホン子機1のマイク13およ
びスピーカ14を用いて家人に応答できる。また、カメ
ラ30により家人の画像が撮影され、撮影された家人の
画像がドアホン子機1のモニタ15に表示される。これ
により、来訪者と家人とはお互いの顔を見ながら会話で
きる。
【0033】家人が来訪者に応答したくない場合には、
ステップS7が否定され、ステップS6に戻る。そし
て、所定時間が経過するとステップS6が肯定され、処
理を終了する。
【0034】一方、留守モードに設定されている場合に
は、撮影された来訪者の画像を表す画像データS0が画
像記憶手段25に一時的に記憶される(ステップS
9)。次いで、通信先がメモリ26に記憶された複数の
端末装置4から2以上の端末装置4が選択される(ステ
ップS10)。なお、メモリ26に通信先が記憶された
複数の端末装置4の全てを選択してもよい。ここで、メ
モリ26に通信先が記憶された複数の端末装置4には優
先度が設定されている。例えば、父、母、子供二人の端
末装置4の通信先がメモリ26に記憶されている場合に
おいては、父、母、長子、次子の順に優先度が設定され
ている。本実施形態においては、優先度が高い順に通信
手段24により端末装置4への通信が試みられ(ステッ
プS11)、通信手段24と通信を試みた端末装置4と
が通信可能となったか否かが判定される(ステップS1
2)。なお、通信の試みは端末装置4に電話をかけるこ
とにより行われる。
【0035】ここで、通信を試みた端末装置4が通話中
の場合、留守番電話に設定されている場合、端末装置4
が通信圏外である場合、端末装置4の電源がオフである
場合、会議中等応答することができない場合には、通信
手段24と通信を試みた端末装置4とは通信できないた
め、ステップS12が否定され、優先度が次の端末装置
4が通信を試みる端末装置4として設定され(ステップ
S13)、ステップS11に戻る。
【0036】通信を試みた端末装置4の所持者(ここで
は家人)が応答すると、通信手段24と端末装置4とが
通信状態となり、ステップS12が肯定される。ステッ
プS12が肯定されると、画像記憶手段25に記憶され
た画像データS0が端末装置4に送信され(ステップS
14)、端末装置4に来訪者の画像が表示される。。
【0037】ここで、端末装置4の所持者は画像の確認
後、来訪者に応答したくない場合がある。このため、通
信が開始されてから所定時間が経過したか否かが判定さ
れ(ステップS15)、ステップS15が否定される
と、来訪者に応答するために端末装置4のキーが操作さ
れたか否かが判定される(ステップS16)。
【0038】端末装置4の所持者が来訪者に応答したい
場合には操作部29が操作されてステップS16が肯定
される。これにより、端末装置4の所持者は端末装置4
に表示された来訪者の画像を見ながら来訪者に応答する
ことができる(ステップS17)。なお、この状態にお
いては、来訪者はドアホン子機1のマイク13およびス
ピーカ14を用いて端末装置4の所持者に応答できる。
【0039】ここで、端末装置4がカメラ付きのもので
ある場合には、端末装置4の所持者の画像が端末装置4
のカメラにより撮影され、その画像を表す画像データが
ドアホン親機2に送信され、ドアホン子機1のモニタ1
5に応答中の端末装置4の所持者の画像が表示される。
これにより、来訪者と端末装置4の所持者とはお互いの
顔を見ながら会話できる。
【0040】端末装置4の所持者が来訪者に応答したく
ない場合には、ステップS16が否定され、ステップS
15に戻る。そして、所定時間が経過するとステップS
15が肯定され、処理を終了する。
【0041】なお、端末装置4の所持者が来訪者に応答
した場合において、家人が外出中であることは来訪者に
は知られない方がよい場合がある。このため、ドアホン
親機2は端末装置4からの画像データの送信を受けた
後、画像データから外光や照明等の影響を除去し、端末
装置4の所持者があたかも在宅中であるかのように見せ
るための画像処理を画像データに対して施すことが好ま
しい。これにより、留守中の家の安全を確保することが
できる。
【0042】なお、ドアホン親機2から端末装置4に送
信される画像データS0は、通信中の端末装置4の機能
に応じたものが送信される。すなわち、通信中の端末装
置4が動画を表示可能なものである場合には、カメラ1
1により撮影された来訪者の動画を表す画像データS0
が送信される。一方、接続された端末装置4が静止画の
みを表示可能なものである場合には、カメラ11により
撮影された来訪者の静止画を表す画像データS0が送信
される。これにより、端末装置において画像が再生でき
ないと行った不都合を回避することができる。
【0043】このように、第1の実施形態は、留守モー
ドの場合において、来訪者が呼び出しボタン12を押す
と、メモリ26に通信先が記憶された複数の端末装置4
から選択された端末装置4に対して、その優先度に応じ
て順次通信を試みるようにしたものである。ここで、選
択された端末装置4の全てが通信できない状態にある可
能性は非常に低く、通信を試みた端末装置4が通信がで
きない状態にあっても、次以降に通信を試みた端末装置
4において通信ができる可能性は非常に高いこととな
る。したがって、家を留守にしているときに、家人の誰
かが来訪者と応答できる可能性が非常に高くなるため、
安心して家を留守にできるという転送機能付きドアホン
の機能を有効に発揮させることができる。
【0044】なお、上記第1の実施形態において、端末
装置4に画像を表示した状態で端末装置4を操作するこ
とにより、ドアホン子機1のカメラ11のアングル、ズ
ーム倍率および/または画像処理の程度を変更できるよ
うにしてもよい。これにより、端末装置4の所持者は、
所望とする画質の画像を撮影して端末装置4に表示する
ことができる。
【0045】また、上記第1の実施形態においては、ド
アホン子機1においてカメラ11により得られた画像に
対して画像処理を行うようにしているが、ドアホン親機
2において画像処理を行うようにしてもよい。さらに、
端末装置4において画像処理を行うようにしてもよい。
【0046】また、上記第1の実施形態においては、優
先度に応じて順次端末装置4との通信を試みているが、
選択された端末装置4の全てに同時に通信を試みるよう
にしてもよい。この場合、通信可能となった全ての端末
装置4において来訪者に応答できるようにしてもよく、
一番速く応答した端末装置4のみにおいて来訪者と応答
できるようにしてもよい。
【0047】また、ある者の端末装置4にて通信に応答
した場合に、来訪者がその者に関係のない者である場
合、あるいは優先順位を誤って通信がなされた場合に
は、端末装置4から来訪者に相応しい者の端末装置4に
通信を転送するようにしてもよい。
【0048】さらに、上記第1の実施形態において、メ
モリ26に友人等の顔画像や名前を記憶しておき、来訪
者があった場合に、カメラ11により撮影した来訪者の
顔画像とメモリ26に記憶された顔画像とを照合して来
訪者を特定するようにしてもよい。この場合、端末装置
4の呼び出し音を例えば「○○さんからです」という音
声にすれば、誰が来訪中であるかを端末装置4に応答す
る前に知ることができる。なお、画像のみならず、指
紋、声、光彩を登録しておき、これの照合を行うことに
より来訪者を特定するようにしてもよい。また、来訪者
に応じた通信先を予め設定しておき、特定された来訪者
に対応する通信先と通信を行うようにしてもよい。
【0049】また、上記第1の実施形態においては、通
信中の端末装置4に画像データS0を送信しているが、
端末装置4の機種によっては画像を表示できないものが
ある。この場合には、画像データS0を送信することな
く、来訪者との応答のみを行うことができるようにすれ
ばよい。
【0050】また、上記第1の実施形態においては、留
守モードの場合に端末装置4に通信を試みるようにして
いるが、端末装置4に電子メールを送信するようにして
もよい。この場合、端末装置4において電子メールを見
た端末装置4の所持者は、端末装置4からドアホン親機
2にアクセスすることにより、来訪者に応答することが
できる。
【0051】さらに、上記第1の実施形態においては、
来訪者が呼び出しボタン12を押したときに通信を行う
ようにしているが、例えばタイマーを用いて予め定めら
れた時刻になったことを検出して通信を行うようにして
もよい。例えば、定時毎に通信を行うようにすれば、1
時間毎に端末装置4に画像を転送することができるた
め、端末装置4の所持者は定期的に家の外の様子を確認
することができる。
【0052】次いで、本発明の第2の実施形態について
説明する。図3は本発明の第2の実施形態による遠隔監
視システムの構成を示す概略ブロック図である。図3に
示すように、第2の実施形態による遠隔監視システム
は、例えば店舗内に設置された監視カメラ装置6を備え
てなるものであり、監視カメラ装置6が通信回線3を介
して複数の端末装置4と通信可能とされているものであ
る。
【0053】監視カメラ装置6は、店内を撮影するため
の監視カメラ61、体温に反応して監視カメラ61の撮
影範囲に人が現れたことを検出する人感センサ62、監
視カメラ61の撮影範囲における振動を検出する加速度
センサ63、警備モードおよび非警備モードを切り替え
るスイッチ64、並びに第1の実施形態と同様の通信手
段24、画像記憶手段25、メモリ26および制御手段
28を備えてなるものである。
【0054】なお、スイッチ64は、閉店時に警備モー
ドに切り替えられ、開店中は非警備モードに切り替えら
れる。
【0055】第2の実施形態においては、このような構
成により、警備モードにおいて人感センサ62が人を検
出したり、加速度センサ63が振動を検出した場合に、
制御手段28が通信回線3を介して端末装置4と双方向
通信を行い、監視カメラ61により撮影された画像デー
タS0を端末装置4に送信するようにしたものである。
【0056】次いで、第2の実施形態の動作について説
明する。図4は第2の実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。まず、人感センサ62および/または加速
度センサ63が人および/または振動を検出したか否か
が判定され(ステップS21)、ステップS21が肯定
されると、スイッチ64により、警備モードおよび非警
備モードのいずれに設定されているかが判定される(ス
テップS22)。非警備モードに設定されている場合に
は、店舗内に店員が存在し、接客可能な状態にあること
から防犯上問題はないとして処理を終了する。
【0057】警備モードに設定されている場合には、何
者かが無人の店舗内に侵入している可能性があるとし
て、監視カメラ61が駆動される(ステップS23)。
そして、撮影された画像を表す画像データS0が画像記
憶手段25に一時的に記憶される(ステップS24)。
次いで、メモリ26に通信先が記憶された複数の端末装
置4から2以上の端末装置4が選択される(ステップS
25)。なお、複数の端末装置4の全てを選択してもよ
い。ここで、メモリ26に通信先が記憶された端末装置
4には第1の実施形態と同様に優先度が設定されてい
る。したがって、優先度が高い順に通信手段24により
端末装置4への通信が試みられ(ステップS26)、通
信手段24と通信を試みた端末装置4とが通信可能とな
ったか否かが判定される(ステップS27)。なお、通
信の試みは端末装置4に電話をかけることにより行われ
る。
【0058】ここで、通信を試みた端末装置4が通話中
の場合、留守番電話に設定されている場合、端末装置4
が通信圏外である場合、携帯電話の電源がオフである場
合、会議中等応答することができない場合には、通信手
段24と通信を試みた端末装置4とは通信できないた
め、ステップS27が否定され、優先度が次の端末装置
4が通信を試みる端末装置4として設定され(ステップ
S28)、ステップS26に戻る。
【0059】通信を試みた端末装置4の所持者が応答す
ると、通信手段24と端末装置4とが通信状態となり、
ステップS27が肯定される。ステップS27が肯定さ
れると、画像記憶手段25に記憶された画像データS0
が端末装置4に送信され(ステップS29)、処理を終
了する。
【0060】端末装置4の所持者は、送信された画像デ
ータS0を端末装置4に表示し、無人のはずの店内に何
者かがいることを確認して警察や警備会社に電話する
等、防犯上必要な処置を執ることができる。
【0061】なお、送信される画像データS0は、接続
された端末装置4の機能に応じたものが送信される。す
なわち、接続された端末装置4が動画を表示可能なもの
である場合には、監視カメラ61により撮影された来訪
者の動画を表す画像データS0が送信される。一方、接
続された端末装置4が静止画のみを表示可能なものであ
る場合には、監視カメラ61により撮影された来訪者の
静止画を表す画像データS0が送信される。これによ
り、端末装置4において画像が再生できないと行った不
都合を回避することができる。
【0062】このように、第2の実施形態においては、
警備モードの場合において、人感センサ62および/ま
たは加速度センサ63が人および/または振動を検出す
ると、メモリ26に通信先が記憶された複数の端末装置
4から選択された端末装置4に対して、その優先度に応
じて順次通信を試みるようにしたものである。ここで、
選択された端末装置4の全てが通信できない状態にある
可能性は非常に低く、通信を試みた端末装置4が通信が
できない状態にあっても、次以降に通信を試みた端末装
置4において通信ができる可能性は非常に高いこととな
る。したがって、端末装置4の所持者に画像データを送
信できる可能性が非常に高くなるため、安心して閉店で
きるという遠隔監視システムの機能を有効に発揮させる
ことができる。
【0063】なお、上記第2の実施形態において、端末
装置4に画像を表示した状態で端末装置4を操作するこ
とにより、監視カメラ61のアングルおよび/またはズ
ーム倍率、撮影された画像に対する画像処理の程度を変
更できるようにしてもよい。また、端末装置4において
画像処理の程度を変更できるようにしてもよい。これに
より、端末装置4の所持者は、所望とする画質の画像を
撮影して端末装置4に表示することができる。
【0064】また、上記第2の実施形態においては、優
先度に応じて順次端末装置4との通信を試みているが、
選択された端末装置4の全てに同時に通信を試みるよう
にしてもよい。この場合、通信可能となった全ての端末
装置4に画像データS0を送信してもよく、一番速く応
答した端末装置4にのみ画像データS0を送信してもよ
い。
【0065】また、上記第2の実施形態においては、通
信中の端末装置4に画像データS0を送信しているが、
端末装置4の機種によっては画像を表示できないものが
ある。この場合には、画像データS0を送信することな
く、通信中の端末装置4に警告のメッセージを送信する
ようにすればよい。
【0066】また、上記第2の実施形態においては、警
備モードの場合に端末装置4に通信を試みるようにして
いるが、端末装置4に電子メールを送信するようにして
もよい。この場合、端末装置4において電子メールを見
た端末装置4の所持者は、端末装置4から監視カメラ装
置6にアクセスすることにより、画像データS0の転送
を受けて端末装置4に画像を表示することができる。
【0067】また、上記第2の実施形態においては、人
感センサ62および/または加速度センサ63が人およ
び/または振動を検出したときに通信を行うようにして
いるが、例えばタイマーを用いて予め定められた時刻に
なったことを検出して通信を行うようにしてもよい。例
えば、定時毎に通信を行うようにすれば、1時間毎に端
末装置4に画像を転送することができるため、端末装置
4の所持者は定期的に店内の様子を確認することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による遠隔監視システ
ムを適用したモニタ付きドアホンシステムの構成を示す
概略ブロック図
【図2】第1の実施形態の動作を示すフローチャート
【図3】本発明の第2の実施形態による遠隔監視システ
ムの構成を示す概略ブロック図
【図4】第2の実施形態の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 ドアホン子機 2 ドアホン親機 3 通信回線 4 端末装置 6 監視カメラ装置 11,30 カメラ 12 呼び出しボタン 13,22 マイク 14,23 スピーカ 15,21 モニタ 24 通信手段 25 画像記憶手段 26 メモリ 27、64 スイッチ 28 制御手段 61 監視カメラ 62 人感センサ 63 加速度センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 CA04 CC03 CD06 EA01 EA03 FF02 FF03 HA22 5C064 BA07 BB05 BC23 BC25 BD08 5K038 AA06 CC02 DD15 DD22 DD23 FF01 FF12 GG03 5K101 LL04 NN06 NN07 NN14 RR19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置との間で双方向通信を行う通信
    手段と、 複数の端末装置の通信先を記憶した記憶手段と、 所定のイベントを検出して、前記記憶手段に記憶された
    前記複数の端末装置から少なくとも2つの端末装置を選
    択し、該選択された端末装置と通信を行うよう前記通信
    手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする遠
    隔監視システム。
  2. 【請求項2】 被写体を撮像して画像を取得するカメラ
    をさらに備え、 前記制御手段は、前記選択された端末装置に前記画像を
    送信する手段であることを特徴とする請求項1記載の遠
    隔監視システム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記選択された端末装
    置の機能に応じた前記画像を該選択された端末装置に送
    信する手段であることを特徴とする請求項2記載の遠隔
    監視システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記選択された端末装
    置による操作を受けて、前記カメラを操作する手段であ
    ることを特徴とする請求項2または3記載の遠隔監視シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記カメラは、玄関先に設置されたドア
    ホン子機に設けられてなり、前記所定のイベントは、前
    記ドアホン子機からの呼び出し動作であることを特徴と
    する請求項2から4のいずれか1項記載の遠隔監視シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記選択された端末装
    置に設定された優先度に応じて、順次前記選択された端
    末装置との通信を試み、最初に通信可能となった端末装
    置と通信を行う手段であることを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれか1項記載の遠隔監視システム。
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