JP2006184985A - 外来者通知装置、インターホン装置およびインターホン対話方法 - Google Patents

外来者通知装置、インターホン装置およびインターホン対話方法 Download PDF

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Abstract

【課題】屋内に配置する親機を不要とした外来者通知装置、インターホン装置およびインターホン対話方法を得ること。
【解決手段】家屋151の玄関ドア152の近傍には呼鈴ボタン153が取り付けられており、これが押されるとスピーカ部154から呼出音が出力される。呼出音は呼鈴検知センサ103で検知されて呼鈴ボタン153の近くのインターホン装置100で受信される。これと共にユーザの携帯電話端末に電話が掛けられてインターホン装置100とユーザの通話が可能になる。図示しないガラス戸の破損等も専用のセンサが検知してインターホン装置100を介してユーザ等に通知される。
【選択図】図5

Description

本発明は、家屋の玄関等に設置し外来者をその家屋の居住者に通知する外来者通知装置、インターホン装置およびインターホンで対話を行うインターホン対話方法に関する。
屋外と屋内あるいは部屋同士を結ぶ対話システムとしてのインターホン装置のうち、特に玄関と室内を結ぶ装置は、防犯上の要請等から広く使用されている。玄関と室内を結ぶインターホン装置は、親機を室内に配置し、子機を玄関や門に配置するようにしている。以下の説明では子機を玄関に配置した一般的なインターホン装置を例に挙げて説明する。
インターホン装置は、玄関のドアを開ける前に来訪者を確認できるという利点がある一方で、インターホン装置の呼鈴ボタンに誰も応答しない場合には、留守であることが分かり、泥棒の侵入を許してしまうという問題がある。そこで、自宅を不在にするときには、インターホン装置の呼鈴ボタンが押されると、あらかじめ設定した固定電話でこれに応答するようにすることが提案されている(たとえば特許文献1参照)。
この第1の提案では、留守をするときにインターホン装置に不在の設定を行って、転送先の固定電話あるいは携帯電話の電話番号を指定するようになっている。この状態で、来訪者が呼鈴ボタンを押すと転送先への発呼要求が行われる。転送先との通話状態が確立すると、インターホン装置と電話装置の音声ラインが接続され、来訪者との対話が可能になる。
また、インターホン装置をインターネットに接続し、インターネットに接続中のパーソナルコンピュータに来訪者の映像を写したり、直接応答できるようにする第2の提案も行われている(たとえば特許文献2参照)。この第2の提案では、インターホン装置の親機側に電話回線を接続して、これを介してインターネットに接続するようにしている。
このため、第2の提案では、来訪者が呼鈴ボタンを押したときに、該当するパーソナルコンピュータが作動中でインターネットに接続しているという条件を満たすことが必要である。すなわち、来訪者が呼鈴ボタンを押した時点でインターネットにダイアルアップ接続したり、パーソナルコンピュータの電源を投入したりすると、応答までに比較的長い時間を必要とし、応答がないものとして来訪者が立ち去ってしまうことが想定される。したがって、この第2の提案は、あくまでもインターホン装置で親機から応答できない場合の補助としての機能を持つに過ぎない。
特開平11−220544号公報(第0015段落、図1)、特開平9−163000(第0006段落、図3) 特開2002−354137号公報(第0017段落、図1)
また、第1および第2の提案に共通して問題とされるのは、インターホン装置の親機側に電話回線を接続したり、電話によって対話を可能にするための特殊な電話装置を追加する必要があることである。すなわち、既存のインターホン装置に特殊な装置を追加する形を採っているために、インターホン装置を設置するための費用がかさむという問題がある。また、インターホン装置の親機と子機をケーブルで接続しようとすると、配線工事が必要となり、借家等に気軽に設置することができない。
以上、インターホン装置について説明したが、インターホン対話方法および防犯という観点で外来者を通知する外来者通知装置についても、同様の問題があった。
そこで本発明の目的は、屋内に配置する親機を不要とした外来者通知装置、インターホン装置およびインターホン対話方法を提供することにある。
請求項1記載の発明では、(イ)屋外に配置され、外来者を検知する外来者検知手段と、(ロ)この外来者検知手段が外来者を検知したときその外来者に関する情報を収集する外来者情報収集手段と、(ハ)この外来者情報収集手段の収集した外来者情報を予め定めた宛先の通信端末に無線で送信する外来者情報送信手段とを外来者通知装置に具備させる。
すなわち請求項1記載の発明では、外来者検知手段が外来者を検知すると、外来者情報収集手段がその外来者の画像、声等の外来者に関する情報を収集し、外来者情報送信手段が収集した外来者情報を予め定めた宛先の通信端末に無線で送信するようにしている。したがって、通信手段を備えた親機とこれにケーブルで接続された子機といった対の関係にある装置を使用しなくても、外来者が来たことおよびその外来者を特定するために有効な情報を予め定めた宛先の通信端末に無線で送信することができる。
請求項6記載の発明では、(イ)請求項1〜請求項3、請求項5いずれかに記載の外来者通知装置と、(ロ)マイクロフォンとスピーカを備え、外来者通知装置が通知を行った時点で、検知された外来者と無線で対話を行う対話手段とをインターホン装置に具備させる。
すなわち請求項6記載の発明では、請求項1等に記載された外来者通知装置が外来者情報を通知したとき、マイクロフォンとスピーカを備えた対話手段を用いて、その検知された外来者と無線で対話を行うようにインターホン装置を構成したので、通信手段を備えた親機とこれにケーブルで接続された子機といった対の関係にある装置を使用しなくても、外来者と通信端末のユーザとが対話を行うことができる。
請求項7記載の発明では、(イ)外来者が訪問したことを通知する呼鈴ボタンの押下によって発生する呼出音を検知する呼鈴検知ステップと、(ロ)この呼鈴検知ステップで検知した呼出音をトリガとして所定の携帯電話端末に電話を掛ける呼接続ステップと、(ハ)この呼接続ステップでその携帯電話端末との間で呼が接続されたらマイクロフォンとスピーカを使用して外来者と対話を行う対話ステップとをインターホン対話方法に具備させる。
すなわち請求項7記載の発明では、呼鈴検知ステップで外来者が訪問したことを通知する呼鈴ボタンの押下によって発生する呼出音を検知すると、呼接続ステップでその検知した呼出音をトリガとして所定の携帯電話端末に電話を掛け、対話ステップでマイクロフォンとスピーカを使用して呼が接続された状態で外来者と対話を行うようにした。これにより、通信手段を備えた親機とこれにケーブルで接続された子機といった対の関係にある装置を使用しなくても、外来者と通信端末のユーザとが対話を行うことができる。
以上説明したように本発明によれば、玄関の付近等の屋外に配置される子機と、通信手段を備えてこの子機と接続された親機といった対の関係にある装置を使用することなく、屋外で外来者を検知した時点で無線で通信端末あるいは携帯電話端末と対話が可能になるので、発明を実現するための装置のコストダウンを図ることができる。また、無線による通信端末あるいは携帯電話端末を使用することで、屋内にいなくても外来者との対話が可能になり、その分だけ空き巣に侵入される可能性を軽減することができる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例におけるインターホン装置を正面から見たものであり、図2はこのインターホン装置を横から見たものである。また、図3はこのインターホン装置を背面から見たものである。本実施例のインターホン装置100は、図1に示すように防水のための密閉構造をした箱状の本体ケース101の上部中央に、このインターホン装置100をフックで玄関等の所定位置に吊り下げるためのフック取付部材102を配置している。このフック取付部材102の左側には、インターホン装置100の付近に取り付けられた図示しない呼鈴ボタンの押下によって発生する音を入力するための呼鈴検知センサ103が着脱自在に配置され、右側には無線通信を行うための通信モジュール104と、アンテナ105が設けられている。呼鈴検知センサ103は、それ自体に電池を内蔵しており、呼鈴ボタンの押下により発せられる呼出音をより良好に検出できるように本体ケース101から外して、所望の箇所に配置することができるようになっている。たとえば、インターホン装置100を設置しようとする家屋の既存の呼鈴ボタンを押下したとき、呼出音が屋内で出力されるものであれば、その位置の近傍に呼鈴検知センサ103を配置することができる。
本体ケース101の前面中央部には、来訪者を撮影するための撮影レンズ106が配置されており、図示しない2次元CCD(Charged Coupled Device)に画像が投影されるようになっている。撮影レンズ106の隣には、夜間の被写体に照明をあてるためのストロボあるいは赤外線ランプ等の照明装置107が配置されている。本体ケース101の前面の下の部分には、来訪者と対話するためのマイクロフォン108とスピーカ109が配置されている。なお、呼鈴ボタンは、このインターホン装置100の本体ケース101の前面に配置されていてもよい。たとえば撮影レンズ106を中心として照明装置107の対称位置に呼鈴ボタンを配置することができる。呼鈴ボタンを本体ケース101の前面に配置した場合には、呼鈴検知センサ103が不要となる。
本体ケース101には充電用バッテリが内蔵されており、図3に示すように本体ケース101の背面には、充電用バッテリの交換用のバッテリ収納口111と、充電用バッテリに充電を行う際に使用する電源接続口112が設けられている。したがって、充電用バッテリの残量が少なくなった場合には、インターホン装置100を屋内に持ち込む等により電源接続口112に電源を接続してこれを充電することができる。バッテリ収納口111は、充電用バッテリを交換する際に使用する口であり、装置によってはバッテリ収納口111を省略することができる。
図4は、本実施例のインターホン装置の回路構成の概要を表わしたものである。インターホン装置100は、CPU(中央処理装置)121を備えている。CPU121は、本体ケース101内の各部とデータバス等のバス122を介して接続されている。このうち、ROM123は、インターホン装置100の各種制御を行う制御プログラムを格納したリード・オンリ・メモリである。RAM124は、CPU121が制御プログラムを実行する上で必要とされる一時的なデータを格納するランダム・アクセス・メモリである。RAM124の一部は、前記した充電用バッテリ等によってバックアップされた不揮発性メモリ125を構成している。この不揮発性メモリ125には、ユーザが設定した携帯電話端末132の電話番号や、電子メールのアドレス等のデータを保存できるようになっている。
音入力回路126は、マイクロフォン108から入力された音を増幅すると共に、A/D(アナログ/ディジタル)変換を行うようになっている。音出力回路127は、ユーザから送られてきた音の信号をD/A(ディジタル/アナログ)変換して増幅し、スピーカ109から出力するようになっている。通信モジュール104は、呼鈴検知センサ103の検知出力を無線で受信する図示しない第1の通信部と、基地局131を介してユーザの携帯電話機等の携帯電話端末132と通信を行う同じく図示しない第2の通信部を備えている。画像処理回路133は、2次元CCD134の出力する静止画を入力して、所定の補正処理を行った後、伝送に適するように圧縮するようになっている。図1に示した撮影レンズ106は来訪者等の画像をこの2次元CCD134に結像するようになっている。照明装置107は、赤外線の場合には呼鈴検知センサ103が呼出音を検出したときに被写体を照射する。ストロボのように可視光を照射する場合には、インターホン装置100の周囲が暗くなっているときにのみ照明を行う方が省電力の点から好ましい。時計回路136は来訪の日時を判別するための時計情報を生成する回路である。外光センサ137は、照明装置107が照明を行うか否かを判別するセンサである。前記したストロボのように可視光を照射する場合には外光センサ137が必要である。もちろん、照明装置107が赤外線を照射する場合も、外光センサ137が存在すれば昼間の発光を省略して節電を図ることができる。加速度センサ138は、このインターホン装置100を第三者が持ち逃げするような場合に警報を発したり、直前に撮影した画像を送信する等によって盗難を間接的に予防したり、犯人を特定するために本体ケース101に突然加わる加速度を検出するセンサである。
図5は、本実施例におけるインターホン装置と呼鈴ボタンの配置関係を示したものである。一戸建てあるいは集合住宅等の家屋151の玄関ドア152の近傍には、呼鈴ボタン153が従来から取り付けられており、屋内の所定のスピーカ部154にケーブル155で接続されている。したがって、来訪者が呼鈴ボタン153を押すとスピーカ部154が呼出音を出力するようになっている。玄関ドア152の同じく近傍には、インターホン装置100がフック取付部材102によって取り付けられている。この例では、呼鈴検知センサ103が本体ケース101から取り外されて、屋内のスピーカ部154の近傍に図示しない取付具等によって取り付けられている。このため、スピーカ部154から呼出音が出力されると、呼鈴検知センサ103がこれを検知して、無線で通信モジュール104の前記した第1の通信部によって受信されるようになっている。
図6は、来訪者が呼鈴ボタンを押した場合のインターホン装置の処理の流れを表わしたものである。図4と共に、インターホン装置100の処理を説明する。CPU121は、通信モジュール104が呼鈴検知センサ103による呼出音の検知の受信を行ったかどうか(ステップS201)と、加速度センサ138が所定の値以上の加速度を検知したかどうか(ステップS202)の監視を行っている。ここで加速度センサ138が所定の値以上の加速度を検知する(ステップS202:Y)とは、たとえばインターホン装置100の所有者がその取り付けを行う場合や、第三者がインターホン装置100のフック取付部材102を取り外してこれを持ち去ろうとする場合、あるいは台風等の原因でインターホン装置100が取付箇所から落下したような場合をいう。このような場合には、後に説明する盗難等対応処理が実行される(ステップS203)。
これに対して、呼鈴検知センサ103による呼出音の検知の受信が行われた場合には(ステップS201:Y)、外光センサ137の出力をチェックしてインターホン装置100の周囲が暗いかどうかの判別が行われる(ステップS204)。暗い場合には(Y)、撮影のために照明装置107を時間t1の間、点灯させる(ステップS205)。時間t1は、撮影枚数との関係で定まる。周囲が暗いかどうかを判別することにしたのは、明るい場合には照明装置107を作動させないことにして、インターホン装置100の内蔵バッテリの消費電力を節約するためである。したがって、照明装置107の電力節減が特に問題にならない場合やコストダウンのためにはステップS204の処理を省略し、外光センサ137をインターホン装置100に配置することを省略することも可能である。
周囲が撮影に支障がない明るさの場合(ステップS204:N)、あるいは照明装置107が作動した場合には(ステップS205)、2次元CCD134による来訪者のいるべき方向に向けての撮影が行われる(ステップS206)。次に、このインターホン装置100を通じて通話を行う通話先の携帯電話端末132の電話番号の読み出しが行われ(ステップS207)、呼の接続のための処理が行われる(ステップS208)。その結果として相手先の携帯電話端末132と来訪者の対話が可能であれば(ステップS209:Y)、まず、撮影した画像が相手先に送られてその携帯電話端末132のディスプレイに表示される(ステップS210)。これにより、その携帯電話端末132のユーザは、来訪者を確認することができる。この状態でユーザの携帯電話端末132とインターホン装置100の間で音声による通話処理が行われる(ステップS211)。インターホン装置100側ではマイクロフォン108とスピーカ109が使用される。
一方、ステップS209で通話が行われなかった場合、他の通話先が登録されているかどうかの判別が行われる(ステップS212)。たとえば、休日でA、B、Cの3人が家屋151に居るような場合は、これらの者は、所定の認証を行った後、それぞれの携帯電話端末132を使用してインターホン装置100にアクセスし、電話番号を不揮発性メモリ125に登録しておくことができる。このような場合には、ステップS209でAが通話中あるいはその携帯電話端末132の電源をオフにしているような場合に、他の通話先があれば(ステップS212:Y)、ステップS207に戻って処理を行うことで、代わってBまたはCに通話先を変更することができる。
もちろん、不揮発性メモリ125に登録する電話番号は、インターホン装置100の設置された家屋151内にいる者に限る必要はない。たとえば買い物に出ているDがその携帯電話端末の電話番号を登録しておいて、ステップS211の通話処理を行うことで、あたかも家屋151内部に人がいるかのように振舞って、泥棒の侵入を阻止することも可能である。
ステップS212で他の通話先がない場合には(N)、訪問者と通話を行うことができないが、そのとき撮影した画像を予め定めた携帯電話端末132等に電子メールで送信する(ステップS213)。これにより、その電子メールの受信者は、訪問者が誰であるかを判別することができる。また、電子メールの受信した時刻情報によって、いつその者が家屋151(図5)まで来たかを確認することができる。これにより、その訪問者が知人であれば、その者に後で携帯電話端末132を使用して連絡を試みることができる。また、知らない訪問者の場合もその画像が送信されるので、泥棒による家屋の侵入があった場合であってもその者を特定することができる。したがって、電子メールで訪問の事実を画像と共に送信したことを音声メッセージで訪問者に知らせることで、泥棒による被害を防止あるいは軽減することができる。
図7は、図6のステップS203で示した盗難等に対応する処理の流れを具体的に表わしたものである。図6のステップS202で加速度センサ138が所定の値以上の加速度を検知したら(Y)、まず照明装置107を時間t2の間、点灯させる(図7ステップS231)。時間t2は、撮影枚数との関係で定まる。図6のステップS205の時間t1と同じであってもよいし、これよりも長く、あるいは短く設定されていてもよい。照明装置107の点灯が開始されたら、設定された複数コマの画像が2次元CCD134によって撮影される(ステップS232)。
照明装置107が赤外線の照射装置である場合、可視光が照射されなければインターホン装置100の取り外し等の移動を行っている者が撮影に気付くことはない。そこで、撮影が終了した時点でCPU121は予めROM123に記憶されたデータを用いて警報音を時間t3の間、スピーカ109から出力する。警報音の代わりに、「泥棒です」というような音声メッセージがスピーカ109から繰り返し大音響で出力されてもよい。警報音あるいは音声メッセージの出力が開始されたら、CPU121は不揮発性メモリ125に予め格納した非常連絡先の読み出しを行う(ステップS234)。非常連絡先は、ユーザのメールアドレスであってもよいし、契約を行ったセキュリティ会社のメールアドレスであってもよい。CPU121は、次に通信モジュール104に指示してその宛先に撮影済みの画像を添付書類にしてその宛先に電子メールで送信する(ステップS235)。
したがって、たとえば第三者がフック取付部材102で所定位置に取り付けられているインターホン装置100を取り外して持ち去ろうとすると、インターホン装置100を動かした時点で加速度センサ138がこれを検出してその者の画像を撮影する。そして、警報音を出力することによって、インターホン装置100を持ち去ることをためらわせる。インターホン装置100自体は通信モジュール104で独自に情報を送信する能力を備えているので、放置されたり、あるいは第三者が持ち去る途中であっても、撮影した画像を電子メールとして最寄の図示しない無線基地局に送信することができる。したがって、インターホン装置100に生じた盗難等の事故を早期に通告することができる。
ところで、加速度センサ138はユーザ自身がこのインターホン装置100を玄関の周囲等に取り付ける際や充電のために取りはずすときにも作動する。したがって、インターホン装置100の取り付け後に加速度センサ138が作動するように図示しない作動スイッチをインターホン装置100に取り付けたり、ユーザの携帯電話端末132からインターホン装置100に作動開始用のデータを送出することで加速度センサ138の作動を開始させるような工夫を行っていてもよい。もちろん、盗難等の事故発生時の電子メールの宛先をユーザ自身のメールアドレスにしている場合には、電子メールが送信されても特に他人に迷惑をかけるおそれがない。また、加速度センサ138の作動を確認するための処理がインターホン装置100の取付時に行われることになるので、加速度センサ138の作動解除の処理を行う必要性はない。
<発明の第1の変形例>
ところで、実施例で説明した呼鈴検知センサ103は着脱自在となっていて、かつ呼鈴ボタンの押下によって発生する呼出音をフィルタ処理によってある程度特定して抽出して検出するようになっている。そこで、呼出音以外に防犯上で有効な音を特定して検知し、その結果を通信モジュール104で同様に受信することで、インターホン装置100を防犯ステーションとしての役割に拡張することができる。発明の第1の変形例では、家屋の図示しない窓ガラスの近傍にガラスの破損音を受信音のフィルタ処理によって検知するガラス破損音検知センサを配置すると共に、侵入のおそれのある扉の近傍に、図示しない扉の破壊音を受信音のフィルタ処理によって検知する扉破壊音検知センサを配置するようにしている。これらはインターホン装置100の通信モジュール104の受信範囲内であれば数多く取り付けてもよい。
図8は、発明の第1の変形例におけるインターホン装置による侵入検知処理の流れを表わしたものである。図4と共に処理の流れを説明する。CPU121は、通信モジュール104を介してガラスの破損音の検知(ステップS251)と扉破壊音の検知(ステップS252)を行っている。これらの音の検知ではなく、ガラス戸等の破損等による振動を検知してもよい。ガラスの破損音が検知された場合には(ステップS251:Y)、予め用意された基本的な文章に発生日時や音の持続時間あるいは音の大きさや持続時間等を追加したガラス破損警報文書が編集される(ステップS253)。そして、図7のステップS234と同様に非常連絡先を不揮発性メモリ125から読み出して(ステップS254)、その宛先に電子メールで送信する(ステップS255)。
扉破壊音の検知が行われた場合には(ステップS252:Y)、予め用意された基本的な文章に発生日時や音の持続時間あるいは大きさ等を追加した扉破壊警報文書が編集される(ステップS256)。そして、非常連絡先を不揮発性メモリ125から読み出して(ステップS254)、その宛先に電子メールで送信することになる(ステップS255)。
以上説明した盗難等の対応処理は、図6のステップS201やステップS202の処理と並列的に行われてもよいし、防犯専用の装置として行われてもよい。防犯専用の装置として使用される場合には、図4に示したマイクロフォン108やスピーカ109といったインターホンとしての部品を省略することも可能である。
また、ガラス破損音検知センサおよび扉破壊音検知センサにそれぞれを識別するための識別情報を割り振っておき、どのガラス戸あるいは扉に障害が発生した、あるいは発生しつつあることを、所定の携帯電話やパーソナルコンピュータ等の通信端末に送信するようにしてもよい。すなわち、電子メールのみの送信を行う場合には、必ずしも携帯電話端末を使用する必要はなく、電子メールを受信できる通信端末に送信すれば足りる。
<発明の第2の変形例>
先の実施例では呼鈴検知センサ103を設けて、図5で示した既存の呼鈴ボタン153およびスピーカ部154からなる呼鈴装置に対応させたが、新築の家屋やこのような呼鈴装置が備えられていない家屋では、インターホン装置100の本体ケース101に呼鈴装置の呼鈴ボタンを追加すればよい。この場合、図示しない呼鈴ボタンを押すと、本体ケース101に取り付けられたスピーカ109から比較的大音量の呼出音が出力され、屋内の者に来訪者を通知することになる。
図9は、この第2の変形例における呼鈴ボタン一体型のインターホン装置の処理の流れの要部を表わしたものである。図4を準用して説明を行う。CPU121は、呼鈴ボタンが押下されたことを検知する図示しない入力回路を介して呼鈴ボタンの押下を監視している(ステップS271)。そして、呼鈴ボタンの押下が検知された場合には(Y)、図6に示したステップS204以降の処理を行うことになる。これ以外の処理の内容は図6と同一なので、その説明を省略する。
以上説明した以外に本発明は各種の変形が可能である。たとえば、インターホン装置100が屋外の明るい場所に設置されるものであれば、その前面等に太陽電池を取り付けることで充電用バッテリを省略することができる。また、充電用バッテリの充電が必要になったときは、その旨の電子メールを作成してユーザに通知することも可能である。
更に実施例では2次元CCD134が静止画を撮影したが、動画を撮影してこれを電子メールに添付するか、リアルタイムで送信するようにしてもよい。更に赤外線を検知するセンサを取り付けて、人が近づいたとき自動的にその者の画像を撮影して電子メールで送信することも可能である。2次元CCD134以外の撮像手段、たとえばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラを本発明に使用してもよいことはもちろんである。
また、実施例ではインターホン装置100をフック取付部材102で固定したが、取付用金具を玄関の周囲等にネジや接着剤等で固定して、これに本体ケース101を着脱自在に装着してもよい。もちろん、太陽電池を備えたり、工事によって商用電源等の電源が常時供給できるようになっていれば、本体ケース101をネジや接着剤等で玄関の周囲等に直接固着してもよい。
更に本発明のインターホン装置100は、取り外し自在なので、これを屋内の子供部屋あるいは病人のいる部屋に設置して、屋内の様子を外出先の携帯電話端末によって確認あるいは監視し、子供等と必要に応じて対話することも可能である。
本発明の一実施例におけるインターホン装置の正面図である。 本実施例のインターホン装置の側面図である。 本実施例のインターホン装置の背面図である。 本実施例のインターホン装置の回路構成を示すブロック図である。 本実施例のインターホン装置と呼鈴ボタンの配置関係を示した説明図である。 来訪者が呼鈴ボタンを押した場合のインターホン装置の処理の流れ図である。 図6のステップS203で示した盗難等に対応する処理の流れ図である。 発明の第1の変形例におけるインターホン装置による侵入検知処理を表わした流れ図である。 本発明の第2の変形例における呼鈴ボタン一体型のインターホン装置の処理の要部を示す流れ図である。
符号の説明
100 インターホン装置
101 本体ケース
103 呼鈴検知センサ
104 通信モジュール
106 撮影レンズ
107 照明装置
108 マイクロフォン
109 スピーカ
121 CPU
123 ROM
125 不揮発性メモリ
132 携帯電話端末
134 2次元CCD
137 外光センサ
138 加速度センサ
151 家屋
152 玄関ドア
153 呼鈴ボタン
154 スピーカ部

Claims (8)

  1. 屋外に配置され、外来者を検知する外来者検知手段と、
    この外来者検知手段が外来者を検知したときその外来者に関する情報を収集する外来者情報収集手段と、
    この外来者情報収集手段の収集した外来者情報を予め定めた宛先の通信端末に無線で送信する外来者情報送信手段
    とを具備することを特徴とする外来者通知装置。
  2. 前記外来者検知手段は、外来者が訪問したことを通知する呼鈴ボタンの押下によって発生する呼出音を検知する呼鈴検知センサであることを特徴とする請求項1記載の外来者通知装置。
  3. 前記外来者情報収集手段の収集する外来者情報は外来者の画像であることを特徴とする請求項1記載の外来者通知装置。
  4. 前記外来者検知手段は、家屋への侵入を音によって検知するセンサであることを特徴とする請求項1記載の外来者通知装置。
  5. 前記外来者情報送信手段は、予め設定した宛先に前記外来者情報の少なくとも一部を電子メールに加工して送信する電子メール送信手段であることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれかに記載の外来者通知装置。
  6. 請求項1〜請求項3、請求項5いずれかに記載の外来者通知装置と、
    マイクロフォンとスピーカを備え、前記外来者通知装置が通知を行った時点で、検知された前記外来者と無線で対話を行う対話手段
    とを具備することを特徴とするインターホン装置。
  7. 外来者が訪問したことを通知する呼鈴ボタンの押下によって発生する呼出音を検知する呼鈴検知ステップと、
    この呼鈴検知ステップで検知した呼出音をトリガとして所定の携帯電話端末に電話を掛ける呼接続ステップと、
    この呼接続ステップでその携帯電話端末との間で呼が接続されたらマイクロフォンとスピーカを使用して前記外来者と対話を行う対話ステップ
    とを具備することを特徴とするインターホン対話方法。
  8. 前記外来者の画像を撮影する撮影ステップと、この撮影ステップで撮影した画像を前記呼接続ステップで接続した携帯電話端末に送信する画像送信ステップを具備することを特徴とする請求項7記載のインターホン対話方法。
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