JP2010278610A - データ通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】メータや接点機器が接続された通信機器において、異常が検知されたときに、すぐにセンタ側装置に通報できるようにする。
【解決手段】親機4、子機5、中継機6の各通信機器は互いに無線通信を行う。親機4は、通信回線を介してセンタ側装置と通信を行う。各通信機器に、メータ8および接点機器9が接続される。特定の接点機器9が接続された入力端子に対して、優先設定が行われる。特定の接点機器9が異常を検知すると、異常の発生を示す情報を通信機器に送信する。通信機器は、特定の接点機器9から情報の入力があると、実行中の処理を中止して、接点機器9からの情報をセンタ側装置に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス、水道などのメータが検針したデータだけでなく、地震等の緊急情報を通信回線を通じてセンタ側装置に送信するデータ通信システムに関する。
センタ側装置と端末側装置との間でデータ通信を行うデータ通信システムである無線テレメータシステムでは、無線通信を利用して、ガス、水道などのメータの検針を行う。このシステムのサービスの向上として、センサ等の接点機器を接続して、異常が発生すれば、センタ側装置に通報する。
例えば、特許文献1では、水位計によって検知した緊急性のない通常時のデータは、予め定められたタイミングでセンタ側装置に送信される。ここで、水位計が異常な水位の上昇を検知すると、センタ側装置は、注意喚起を行うため、端末側装置に一斉通信を行う。
特開2009−33578号公報
接点機器が異常の発生を検知したとき、端末側装置は、すぐにセンタ側装置に通報しなければならない。しかし、端末側装置が、センタ側装置と通信している、あるいはメータと通信しているといったように他の処理の実行中に、異常の発生が検知されたとき、端末側装置は、発生した処理を順に行うため、センタ側装置への通報は、実行中の処理が終了してから行われる。これでは、緊急な情報の通報が遅延して、緊急性が損なわれ、サービスの低下を招く。そこで、本発明は、上記に鑑み、異常が検知されたときにすぐに通報することができるデータ通信システムの提供を目的とする。
本発明は、センタ側装置と端末側装置とが通信回線を通じて通信可能に接続され、端末側装置は、所定の情報を検知する端末機器を接続する複数の入力端子を有し、端末側装置は、特定の入力端子に対して、端末機器からの入力に対する処理を優先する優先設定を行い、端末側装置は、処理の実行中に、特定の入力端子からの入力の有無を監視し、特定の入力端子に接続された端末機器から情報の入力があったとき、実行中の処理を中止し、端末機器からの情報に基づいてセンタ側装置に通報するものである。
端末側装置は、センタ側装置と通信を行う無線親機と、無線親機と無線通信を行う無線子機とを有し、端末機器は、メータおよび異常の発生を検知する接点機器とされ、接点機器が接続された入力端子に対して優先設定がされる。接点機器が異常の発生を検知すると、通信機器の入力端子に検知した情報が入力される。
ここで、異常を検知する端末機器が特定の入力端子に接続される。端末側装置は、このような特定の端末機器から入力があると、異常が発生したと判断して、優先的に処理を行う。すなわち、端末側装置は、例えば通信中のように処理の実行中に、特定の入力端子からの入力の有無を重点的に監視する。特定の入力端子に入力があると、端末側装置は、この通信等の処理を中止して、端末機器から入力された情報をセンタ側装置に送信する。通常、端末側装置は、発生した処理を順に実行するが、特定の入力端子からの入力に対する処理を最優先して実行する。センタ側装置は、異常の発生をすばやく知ることができる。
端末側装置は、端末機器から入力があったとき、自装置に応じて決められた時間だけ待機してから、センタ側装置と通信する。複数の端末機器が同時に情報を検知すると、一斉にセンタ側装置への通報が行われる。そこで、各端末側装置に応じて決められた時間だけ待機してから、通報することにより、各端末側装置による通報のタイミングがずれ、通信の輻輳を回避できる。
端末側装置は、端末機器から入力があったとき、他の入力端子に接続されている端末機器から情報を収集して、他の端末機器からの情報をセンタ側装置に通報する。優先設定された入力端子に接続された特定の端末機器からの情報だけでなく、他の端末機器から入力された情報も送信される。このように、端末機器から多様な情報が得られるので、異常発生等の状況を詳細に把握することができる。
端末側装置は、端末機器の動作を規制する指令を出力し、端末機器の動作が規制されたことを確認すると、規制したことを示す情報をセンタ側装置に通報する。異常の発生に対して、端末機器の動作を規制することにより、発生現場における安全性が確保される。このような情報がセンタ側装置に通報される。
端末側装置は、端末機器から情報を収集し、情報の変化が認められたとき、センタ側装置に通報し、情報の変化が認められないとき、センタ側装置への通報を中止する。収集した情報に変化があるとき、重大な事象が発生したおそれがある。そこで、重大な事象が発生したことを示す情報も通報することにより、発生現場の状況を把握するのに役立つ。収集した情報に変化が認められないとき、軽微な異常であると判断できる。このような場合、センタ側装置への通報が行われない。ただし、速報しなくてもよいが、後ほど通報すればよい。
端末側装置と通信可能な携帯端末が設けられ、端末側装置は、端末機器から入力があったとき、携帯端末に通報する。ユーザが携帯端末を所持する。この携帯端末に通報することにより、ユーザに異常発生等を報知することができる。そして、端末側装置は、携帯端末から応答があったとき、センタ側装置への通報を中止する。報知されたユーザが携帯端末を操作すると、携帯端末は端末側装置に応答する。端末側装置は、応答があれば、ユーザが無事であることがわかるので、センタ側装置に通報しない。このように、通報しないことにより、センタ側装置に一斉に通報されて、通信が輻輳することを防げる。
なお、携帯端末から応答があったとき、端末側装置は、応答ありの情報をセンタ側装置に通報してもよい。また、携帯端末から応答がなければ、端末側装置は、センタ側装置に通報する。携帯端末からの応答の有無にかかわらず、センタ側装置に通報することにより、センタ側装置では、ユーザの安否を確認することができる。
センタ側装置によって、あるいは端末側装置と通信可能な設定器によって、優先設定が行われる。端末機器が変更されたり、追加されたとき、直接操作しなくても、遠隔で優先設定を行うことが可能となる。
本発明によると、異常の発生等が検知されたとき、他の処理中であっても、この処理が中止されて、最優先にセンタ側装置に通報することができる。これによって、通常のテレメータシステムに、緊急の情報を即座に通報できるサービスを付加することができ、付加価値の高いデータ通信システムを実現できる。
本発明のデータ通信システムの全体構成図 無線親機の概略構成を示すブロック図 無線子機および中継機の概略構成を示すブロック図 携帯端末の概略構成を示すブロック図 通常の接点機器からの入力があったときの通報までのフローチャート 発呼電文の構成を示す図 優先設定用の電文の構成を示す図 特定の接点機器からの入力があったとき、通報するまでのフローチャート 特定の接点機器からの入力があったとき、待機しながら通報するまでのフローチャート 特定の接点機器からの入力があったときに、メータの状態確認をしてから通報するときのシーケンスを示す図 メータの確認結果を含む発呼電文の構成を示す図 特定の接点機器からの入力があったときに、メータを検針してから通報するときのシーケンスを示す図
本実施形態のデータ通信システムを図1に示す。本システムでは、センタ側装置と端末側装置とが通信回線を通じて通信可能に接続され、センタ側装置と端末側装置との間でデータ通信を行う。センタ側装置は、ホストコンピュータ1、センタ網制御装置(センタNCU)2からなり、センタ網制御装置2が、通信回線としての電話回線などの公衆網3に接続される。
端末側装置は、無線親機(以下、親機と称する)4、無線子機(以下、子機と称する)5、中継機6を備え、端末側装置に端末機器が接続される。親機4と子機5とは、特定小電力無線による無線通信を行う。親機4は、端末網制御装置として機能し、携帯電話網基地局7に通信可能に接続され、携帯電話網を通じて公衆網3に接続され、センタ網制御装置2とデータ通信を行う。親機4および子機5に、端末機器が接続される。端末機器は、ガス、水道等のメータ8と、ガスセンサ、振動センサ、火災センサ、侵入検知センサ等の接点機器9とされる。
中継機6は、親機4および子機5と特定小電力無線による無線通信を行い、親機4と子機5との通信を中継する。中継機6にも、メータ8および接点機器9が接続される。さらに、ユーザが所持する携帯端末10も備えられ、携帯端末10は、親機4、子機5および中継機6と特定小電力無線による無線通信を行う。
親機4は、図2に示すように、CPU20、ROM21、RAM22から構成され機器全体の制御を司る制御部、携帯電話網による通信を行う携帯網用無線通信ユニット23とそのアンテナ24、特定小電力無線用の通信ユニット25とそのアンテナ26、識別情報等の登録データを記憶する不揮発性メモリ27、メータ8や接点機器9を接続するためのインターフェース28、電源装置29、スイッチ30、表示装置31を備えている。
子機5は、図3に示すように、CPU20、ROM21、RAM22から構成され機器全体の制御を司る制御部、特定小電力無線用の通信ユニット25とそのアンテナ26、識別情報等の通信に必要な情報を記憶する不揮発性メモリ27、メータ8や接点機器9を接続するためのインターフェース28、電池32、スイッチ30、表示装置31を備えている。中継機6は、子機5と同じ構成である。
携帯端末10は、図4に示すように、CPU20、ROM21、RAM22から構成され機器全体の制御を司る制御部、特定小電力無線用の通信ユニット25とそのアンテナ26、識別情報等の通信に必要な情報を記憶する不揮発性メモリ27、電池32、スイッチ30、表示装置31、ブザー33を備えている。
親機4、子機5および中継機6といった通信機器のインターフェース(入力端子)28は、それぞれ複数設けられる。そのため、各通信機器には、メータ8および接点機器9が接続される。なお、メータ8だけ接続されたり、接点機器9だけ接続される場合もあるが、端末側装置としては、少なくとも1つの接点機器9が接続される。メータ8は、ガス使用量や水道使用量などの検針値を計測する。接点機器9は、所定の情報を検知するセンサあるいは検知スイッチとされる。すなわち、接点機器9は、ガス漏れ、地震、火災といった事象を検出することにより、所定の情報を得る。そして、これらの端末機器は、インターフェース28を通じて通信機器に検針値や異常発生などの情報を入力する。
親機4の制御部は、センタ側装置からの検針の要求に基づいて、あるいは決められた時間になると、それぞれのメータ8の検針を行う。子機5および中継機6の制御部は、親機からの指令があると、メータ8から情報を収集して、入力された情報を親機4に送信する。また、子機5および中継機6の制御部は、接点機器9が異常を検知したとき、接点機器9から入力された情報を親機4に送信する。親機4の制御部は、他の通信機器から受信した情報あるいは接続されている端末機器から入力された情報をセンタ網制御装置2に送信する。このように、各通信機器の制御部は、端末機器を含む他の通信機器と通信する処理を実行する。さらに、親機4の制御部は、センタ側装置と通信する処理を実行する。
例えばいずれかの通信機器に接続されている接点機器9が所定の情報を検知すると、接点機器9は、通信機器に情報を出力する。図5に示すように、通信機器の制御部は、インターフェース28を通じた接点機器9からの入力を監視している(ステップ1)。接点機器9からの入力があると、制御部は、他の処理を実行しているかを確認する(ステップ2)。例えば、制御部は、メータ8やセンタ網制御装置2と通信しているなどの接点機器9以外の要因で動作しているとき、他の処理中であると判断する。他の処理中の場合、制御部は、接点機器9からの入力に対する処理をすぐに実行せず、他の処理が終了するまで待機する。
他の処理が終了したとき、あるいは他の処理中でないとき、制御部は、接点機器9から入力された情報に基づいた処理を実行する(ステップ3)。すなわち、制御部は、端末機器の入力があったことを示す電文をセンタ網制御装置2に発呼する。センタ側装置では、電文から所定の情報を取得して、この情報に応じて対処する。このように、通信機器の制御部は、処理の発生順に処理を実行する。
この発呼電文は、図6に示すように、通信機器のID、処理種別、データ部によって構成される。通信機器のIDは、通信機器毎に固有の識別符号とされ、例えば“123”とされる。処理種別は、電文の目的を表し、“F8”は、接点機器9からの入力による電文であることを示す。データ部は、入力情報、発生時刻、発呼時刻を含む。入力情報は、接点機器9が検知した情報を示し、接点機器9がオン信号あるいはオフ信号を出力するとき、入力情報は、入力された信号に応じて“1”あるいは“0”とされる。発生時刻は、通信機器に入力があったときのCPUの内蔵時計による時刻を示す。発呼時刻は、センタ側装置に発呼したときの時刻を示す。例えば2009年3月10日10時10分10秒のとき、“090310101010”とされる。なお、他の処理が実行されていて、発呼を待機した場合、発生時刻と発呼時刻とに差が生じ、例えば10分20秒間、待機していたことになる。
ここで、端末側装置に接続される端末機器の中には、ガスボンベのガス残量が少なくなったといった緊急性のない情報を検知する接点機器9だけでなく、ガス漏れ、地震、火災、不審者の侵入といった緊急を要する情報を検知する接点機器9がある。各通信機器は、このような接点機器9から緊急性の高い情報の入力があると、この入力に対する処理を優先させる。そこで、通信機器の制御部は、上記のような接点機器9が接続される特定のインターフェース28からの入力に対して、優先して処理する設定を行う。このような優先設定がされているとき、特定のインターフェース28から入力があると、この入力に対する処理が最優先とされ、実行中の処理は中止される。
通常、通信機器のインターフェース28では、優先設定が無効に設定されているが、外部からの操作によって、優先設定が有効に切り替えられる。センタ側装置、あるいは端末側装置の設定を行うための設定器が、特定のインターフェース28に対する優先設定を指示する電文を送信する。なお、設定器は、通信機器と無線通信を行うが、通信機器にケーブルで接続してもよい。設定用の電文において、図7に示すように、端末IDには、優先設定が行われる通信機器のIDが書き込まれる。処理種別には、インターフェース28に対して優先設定を行うことを示す“A8”が書き込まれる。データ部には、対象となるインターフェース28の端子番号、例えば1番端子であれば“1”が書き込まれ、優先設定が有効であることを示す“1”が書き込まれる。
そして、特定のインターフェース28が子機5あるいは中継機6にある場合、親機4の制御部は、電文を子機5あるいは中継機6に送信する。通信機器の制御部は、電文に基づいてメモリ27に設定情報を登録して、優先設定を行う。なお、親機4、子機5および中継機6の各インターフェース28に接続される端末機器は、端末側装置の設置時に登録されており、端末機器に関する登録情報は、センタ側装置において管理される。登録情報に基づいて、優先設定されたインターフェース28に接続された接点機器9を特定することが可能である。通信機器のインターフェース28に接続される端末機器が変更されたり、追加されたとき、登録情報は更新される。そのため、優先設定は、端末側装置の設置時だけでなく、設置後に端末機器が接続されたときでも行うことができる。しかも、無線通信を利用することにより、遠隔で設定の切り替えを行うことができ、作業者の手間を省ける。
優先設定がされている場合、通信機器の制御部は、他の処理を実行しているとき、特定のインターフェースからの入力を重点的に監視し、入力があれば、すぐに通報できるようにしている。すなわち、図8に示すように、通信機器の制御部は、接点機器9からの入力の有無を監視する(ステップ1)。接点機器9からの入力があると、制御部は、入力があったインターフェース28に対して優先設定が有効かを確認する(ステップ2)。優先設定が無効であれば、ステップ6において、制御部は、処理の発生順にしたがって、接点機器9からの入力に対する処理として発呼処理を実行する。優先設定が有効であれば、制御部は、他の処理を実行しているかを確認する(ステップ3)。他の処理が実行されていないとき、制御部は、優先設定されたインターフェース28に接続された特定の接点機器9からの入力に応じてセンタ側装置に電文を送信する発呼処理を行う(ステップ4)。他の処理が実行中の場合、制御部は、実行中の処理を中止する(ステップ5)。そして、制御部は、接点機器9からの入力に基づく発呼処理を行う(ステップ4)。
親機4が、子機5あるいは中継機6から優先的に処理すべき電文を受信すると、実行中の処理があれば、この処理を中止して、受信した電文をすぐにセンタ側装置に送信する。
このように、地震発生等の異常が検知されたとき、センタ側装置への通報が最優先で実行される。センタ側装置は、異常の通報に応じて、迅速に対応することができる。したがって、テレメータシステム以外に速報性が要求される災害やセキュリティの警報サービスを付加したとき、速報性が損なわれることはなく、このサービスの付加価値を高めることができる。
各通信機器において、それぞれ優先設定がされている場合、地震等のように広域にわたる異常が発生すると、各通信機器の特定の接点機器9は、同時に異常を検知し、一斉にセンタ側装置への通報が行われる。このような一斉発呼があると、端末とセンタとの間での通信が輻輳し、正常な通信が行えなくなる。そこで、通信機器の制御部は、特定の接点機器9から入力があったとき、決められた時間だけ待機してからセンタ側装置に通報する。通報までの待機時間は、通信機器のIDに基づいて決められる。通信機器毎にIDは異なるので、待機時間も異なる。例えば、通信機器のIDが“123”である場合、下1桁の“3”を有効値とし、1つの発呼処理時間が10秒必要であるとき、待機時間として、3×10=30秒に設定される。
図9に示すように、接点機器9の入力から発呼前までの過程は、上記と同じである。通信機器の制御部は、センタ側装置に発呼するとき、接点機器9から入力があった時点から自機器に応じて決められた待機時間だけ待機し(ステップ7)、この時間が経過すると、発呼処理を行う(ステップ4)。他の通信機器の制御部も、決められた待機時間経過してから発呼処理を行う。センタ側装置は、複数の発呼電文を順に受信する。これにより、一斉発呼する機器の個数が大幅に減少し、通信の輻輳を防止でき、センタ側装置に確実に通報できる。
さらに、本システムでは、警報サービスの付加価値を高めるために、異常を通報するとき同時に、他の端末機器から情報も収集して、この情報に基づいて通報する。例えば、図10に示すように、通信機器の制御部は、特定の接点機器9から入力があったとき、接続されているメータ8に対して遮断指示を出力する。メータ8は、この指示に応答し、遮断状態になる。制御部は、メータ8の状態を確認する電文を送信する。メータ8は、遮断状態にあることを通知する。このように、制御部は、メータ8が遮断状態にあることを確認すると、センタ側装置に接点機器9からの情報とともにメータ8の動作が規制されていることを示す情報も通報する。
このときのセンタ側装置への発呼電文を図11に示す。電文には、情報を提供した通信機器のID、処理種別、データ部を含む。処理種別は、接点機器9からの入力により発呼であることを示す“F9”とされる。データ部には、入力情報、発生時刻、発呼時刻、確認結果を含む。入力情報、発生時刻、発呼時刻については、図6に示した電文を同じである。確認結果は、メータ8の遮断状態を確認したことを示す“1”とされる。なお、発生時刻と発呼時刻には30秒の時間差があるが、この時間差は、メータ8に対する指示と確認に要した時間によるものである。
また、通信機器の制御部は、接続されている端末機器から収集した情報に基づいて、異常の発生に伴う事象の発生を判断し、判断結果に応じてセンタ側装置に通報する。すなわち、図12に示すように、通信機器の制御部は、特定の接点機器9から入力があったとき、接続されているメータ8に対して、一定間隔で複数回検針を行う。メータ8は、その都度、検針値を送信する。制御部は、取得した検針値の変化により事象の発生の有無を調べる。具体的には、制御部は、検針値の変化量を算出し、変化量が許容値を超えるか検出する。
変化量が許容値以内の場合、制御部は、ガス漏れ等の重大な事象が発生していないと判断する。この場合、制御部は、センタ側装置に通報を行わない。あるいは、図11に示す発呼電文において、確認結果が、予め定められた許容値内の変化であったことを示す“3”とされ、制御部は、この発呼電文をセンタ側装置に送信する。なお、センタ側装置に通報しない場合、制御部は、優先的に処理を行わないが、後ほど通報するようにしてもよい。
変化量が許容値以上の場合、制御部は、重大な事象が発生したと判断し、この事象の発生をセンタ側装置に通報する。発呼電文の確認結果が、許容値以上の変化であったことを示す“4”とされ、制御部は、この発呼電文をセンタ側装置に送信する。
このように、異常発生時に、特定の接点機器9以外の他の端末機器から収集した情報を付加して通報することにより、センタ側装置は、端末側装置の設置先での安全の確保を確認することができる。また、端末機器からの情報を収集することにより、異常の発生現場における状況を知らせることができ、異常の発生への対処がしやすくなる。特に、センタ側装置に通報する前に、メータを遮断状態にすることにより、通報後にセンタ側装置からの指示によって行う場合に比べて、異常の発生に素早く対処でき、安全面において優れたシステムを実現できる。
また、本システムでは、ユーザは、通信機器と通信可能な携帯端末10を所持している。そこで、警報サービスの1つとして、異常が発生したとき、ユーザにも通報が行われる。通信機器の制御部は、特定の接点機器9から入力があると、センタ側装置に通報するとともに携帯端末10に異常が発生したことを示す情報を通報する。携帯端末10の制御部は、通信機器から情報を受信すると、表示あるいはブザー33による報知を行う。これによって、緊急の情報を広く通報することができ、各人にすばやく適切な対応を促すことができる。
さらに、警報サービスにおいて、ユーザの安否を確認するようにしてもよい。通信機器の制御部は、特定の接点機器9から入力があると、上記のように携帯端末10に通報する。そして、制御部は、携帯端末10からの応答に応じて、センタ側装置への通報を行う。携帯端末10が特定の通信機器からの情報を受信して報知したとき、ユーザは、携帯端末10のスイッチ30を操作する。携帯端末10の制御部は、特定の通信機器にスイッチ操作されたことを示す情報を返信する。通信機器の制御部は、携帯端末10からの返信電文を受信すると、ユーザは無事であると判断し、センタ側装置への通報を行わない。センタ側装置への通報を中止することにより、地震等の緊急事態が発生したときに、センタ側装置への送信が集中して、通信不能な状態になることを回避できる。
あるいは、図11に示す発呼電文において、確認結果が、ユーザによる確認応答ありを示す“5”とされ、制御部は、この発呼電文をセンタ側装置に送信する。センタ側装置は、ユーザが無事であることを確認できる。
携帯端末10のスイッチ30が操作されなかったとき、携帯端末10は、返信電文を送信しない。通信機器の制御部は、携帯端末10から返信がないことを検知し、確認結果を確認応答なしとした発呼電文をセンタ側装置に送信する。センタ側装置は、ユーザに異変があったと判断して、何らかの対処をする。以上のように、ユーザからの応答の有無に応じて、ユーザの安否を確認することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。端末側装置の通信機器として、親機および子機、あるいは親機だけであってもよい。通信機器間の無線通信は、例えば無線LAN、ブルートゥース等であってもよい。親機とセンタ側装置とは、公衆電話回線網あるいはインターネット網といった通信回線を介して接続されてもよい。
また、各通信機器において、複数のインターフェースに優先設定を行ってもよい。このとき、優先設定されたインターフェースに、メータを接続してもよい。メータが通常とは異なる検針値を検知したとき、メータは、通信機器に異常値を検出したという情報を入力する。通信機器は、この異常値の検知をセンタ側装置に通報する。
携帯端末に、異常通報用のスイッチを設け、通信機器の制御部は、このスイッチの操作による携帯端末からの入力があると、この処理を優先して行う。すなわち、ユーザがこのスイッチを操作したとき、携帯端末の制御部は、通信機器に異常の発生を通報する。通信機器は、この通報を受けると、優先的に処理して、すぐにセンタ側装置に携帯端末からの異常発生を通報する。
1 ホストコンピュータ
2 センタ網制御装置
3 公衆網
4 無線親機
5 無線子機
6 中継機
8 メータ
9 接点機器
10 携帯端末

Claims (8)

  1. センタ側装置と端末側装置とが通信回線を通じて通信可能に接続され、端末側装置は、所定の情報を検知する端末機器を接続する複数の入力端子を有し、端末側装置は、特定の入力端子に対して、端末機器からの入力に対する処理を優先する優先設定を行い、端末側装置は、処理の実行中に、特定の入力端子からの入力の有無を監視し、特定の入力端子に接続された端末機器から情報の入力があったとき、実行中の処理を中止し、端末機器からの情報に基づいてセンタ側装置に通報することを特徴とするデータ通信システム。
  2. 端末側装置は、端末機器から入力があったとき、自装置に応じて決められた時間だけ待機してから、センタ側装置と通信することを特徴とする請求項1記載のデータ通信システム。
  3. 端末側装置は、端末機器から入力があったとき、他の入力端子に接続されている端末機器から情報を収集して、他の端末機器からの情報をセンタ側装置に通報することを特徴とする請求項1または2記載のデータ通信システム。
  4. 端末側装置は、端末機器の動作を規制する指令を出力し、端末機器の動作が規制されたことを確認すると、規制したことを示す情報をセンタ側装置に通報することを特徴とする請求項3記載のデータ通信システム。
  5. 端末側装置は、端末機器から情報を収集し、情報の変化が認められたとき、センタ側装置に通報し、情報の変化が認められないとき、センタ側装置への通報を中止することを特徴とする請求項3記載のデータ通信システム。
  6. 端末側装置と通信可能な携帯端末が設けられ、端末側装置は、端末機器から入力があったとき、携帯端末に通報することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のデータ通信システム。
  7. 端末側装置は、携帯端末から応答があったとき、センタ側装置への通報を中止することを特徴とする請求項6記載のデータ通信システム。
  8. 端末側装置は、携帯端末から応答があったとき、応答ありの情報をセンタ側装置に通報することを特徴とする請求項6記載のデータ通信システム。
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