JP2012003235A - シートバッファ装置、後処理装置、画像形成装置、および後処理装置の制御方法 - Google Patents

シートバッファ装置、後処理装置、画像形成装置、および後処理装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】バッファ可能なシートとバッファできないシートが混在される場合において、バッファする/しないの判定を後続のシートまで含めて判断し、バッファのキャンセル処理の発生を抑え、生産性の向上をはかる。
【手段】シートに後処理を行う後処理部へ搬送されるシートを滞留させるシートバッファ装置であって、前記後処理部へ搬送すべきシートを滞留させ、後続のシートと重ね合わせるバッファ処理を行うバッファ手段と、前記バッファ手段でバッファ処理を禁止されたシートであるか否かを判定する判定手段と、滞留させようとするシートの後続のシートがバッファ処理を禁止されたシートであると前記判定手段にて判定された場合、前記滞留させようとするシートを滞留させることを禁止させる制御手段とを有する。
【選択図】図16

Description

本発明は、画像形成されたシートに後処理を行っている間に後続のシートを滞留させるバッファ機能を有する後処理装置に関する。
従来、複写機などの画像形成装置において、画像形成装置のシート搬送方向に対して下流側に後処理装置(フィニッシャ)を接続し、ステイプル処理やパンチ処理といった後処理を施すシステムが提供されている。画像形成装置から受け取ったシートを、積載トレイの上流に設けられた中間トレイ(以下、処理トレイ)に順次シートを積載し、冊子を構成するシート全ての積載が完了した後、該処理トレイ上にてステイプル処理などの後処理を行う後処理装置が提案されている。処理トレイ上にて後処理が完了したシート束は、処理トレイから積載トレイへと排出される。
また、処理トレイで先行のシート束に対する後処理(ステイプル処理等)を行っている間に、後続のシートが後処理中のシート束へ衝突しないように、処理トレイの上流側で後続シートを数枚重ね合わせる(以下、バッファリング)装置がある(特許文献1)。特許文献1では、このような構成により後処理実行時の画像形成の生産性の低下を防止している。具体的には、特許文献1では、後処理を行う処理トレイの上流に設けられた巻き付けローラにシートを巻きつけて該ローラを停止して待機させ、後続のシートが到達するタイミングでローラを再び駆動することで、巻き付けられたシートと後続のシートとの重ね合わせを行う。後続のシート束となるシートを所定枚数重ね合わせることで、処理トレイでの先行するシート束に対する後処理の実行中に後続シート束のシートが処理トレイへ排出されないようにする。従って、画像形成装置でシートの搬送間隔を広げなくてもシート束の後処理が可能となり、画像形成装置の生産性を低下させることがない。
また、特定のマテリアルに対して、バッファリング動作を禁止したり、バッファリング動作においてシートを重ね合わせる枚数を制限したりする装置が提案されている(特許文献2)。特許文献2では、インデックス紙や厚紙、薄紙など特殊なシートのバッファリング動作を禁止したり制限することで、特殊シートを無理にバッファリングしてシートにキズやシワが生じたり、ジャムが発生したりすることを防止している。
特開平9−48545号公報 特開2001−97631号公報
従来の後処理装置では、バッファリングが可能なシートの後に、特許文献2で挙げられたようなバッファリングが禁止されるシートが搬送される場合、一旦処理トレイで先行したシート束の後処理が終了するまで待機させた後、バッファリングしたシートを処理トレイへ排紙する。そして、画像形成装置本体は、バッファリングが禁止されたシートを、バッファリングを行う場合よりも先行シートとのシート間隔を広げて後処理装置へ排出する。その後、後処理装置はバッファリングが禁止された後続のシートをバッファリングせずに、処理トレイへ排紙するというバッファリングのキャンセル処理を行っていた。
バッファリングを行う構成として、特許文献2のような巻き付けによりバッファリングを行う構成の他に、従来提案されている搬送路におけるスイッチバックを行うことでバッファリングを行う構成がある。スイッチバックでは、シート後端が搬送路上のバッファリングを行う搬送路との分岐点を通過後、シートを逆方向に搬送させ、パス分岐フラッパなどにより、バッファリングを行う搬送路の方へ導き、次紙が到達するまで待機させる。前述の2例のような構成を有する装置においては、バッファリングのためにシートを所定距離分搬送しなければならず、バッファリング自体に所定の時間が必要である。そのため、先行のシート束の後処理時間と、上流の画像形成装置本体の生産性によっては、バッファリングを一切行わずに1枚ずつ処理トレイへと搬送し、処理トレイでのシート束処理時には後続シートを予め処理時間分だけシート間隔を空けて画像形成装置本体から排出するように制御した場合のほうが生産性高くなるという問題が発生している。
近年、POD市場では、帳票印刷やトランザクション印刷などで、このような一つの束内に、様々な種類のシートを混合させた印刷ジョブが頻繁に実行されている。POD市場では、高い生産性が要求されるが、上記のような業務を行う際に、従来の後処理装置が接続された画像形成装置全体において、バッファリング処理のキャンセルが発生することにより、後処理装置の要因で生産性の低下を招いている。
本発明の目的は上記問題に鑑みたものであり、上記目的を達成するため、以下の構成を有する。すなわち、シートに後処理を行う後処理部へ搬送されるシートを滞留させるシートバッファ装置であって、前記後処理部へ搬送すべきシートを滞留させ、後続のシートと重ね合わせるバッファ処理を行うバッファ手段と、前記バッファ手段でバッファ処理を禁止されたシートであるか否かを判定する判定手段と、滞留させようとするシートの後続のシートがバッファ処理を禁止されたシートであると前記判定手段にて判定された場合、前記滞留させようとするシートを滞留させることを禁止させる制御手段とを有する。
また、本発明の別の構成として、以下の構成を有する。すなわち、画像形成部から受け取る複数のシートに対して後処理を行う後処理装置であって、受け取ったシートを搬送経路に沿って搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段により搬送される複数のシートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段に積載された前記複数のシートからなるシート束に対して後処理を行う後処理手段と、前記シート積載手段の上流に設けられ、前記シート束への後処理中に次のシート束を構成する先頭から所定枚数目までのシートを滞留させ、後続のシートと重ね合わせるバッファ処理を行うバッファ手段と、前記バッファ手段でバッファ処理を行うことが禁止されたシートであるか否かを判定するためのシート情報を取得する取得手段と、前記所定枚数目までのシートのうちのN枚目のシートのシート情報と、N+1枚目のシートのシート情報とに基づいてN枚目のシートを滞留させるか否かを制御する制御手段とを有する。
先行のシート束に対して、シートをバッファリングする/しないを設定する際に、後処理中のシート束の後続のシートのバッファリングが可能かどうかだけでなく、それよりもさらに後続のシートに関してもバッファリングが可能かどうかを判断してバッファリングの設定を行う。これにより、バッファリング処理のキャンセルの発生をなくし、様々なシートが混載されるようなジョブにおける生産性の低下を防止することが可能となる。
システムの全体構成図。 システムのコントローラ全体のブロック図。 操作表示部の説明図。 フィニッシャ断面図。 フィニッシャブロック図。 ノンソート動作の説明図。 ソート動作の説明図。 2部目以降のソート動作の説明図。 ステイプルソート動作の説明図。 ステイプルモード設定の説明図。 CPU952のバッファ制御動作のフロー図。 CPU901のシート間隔制御のフロー図。 通信データの説明図。 CPU952のシート情報通知受信時のフロー図。 後処理時間取得テーブルT1の説明図。 CPU952のバッファモード決定のフロー図。 バッファ枚数カウンタ取得テーブルT2の説明図。 CPU952のバッファモード決定のフロー図。 CPU952によるバッファ可否判定のフロー図。 バッファ制御時の紙間について説明するための図。
<第一の実施形態>
以下に本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
(全体構成・基本動作)
図1は本発明における画像形成装置の実施の一形態の主要部構成を示す全体構成図である。画像形成装置は、図1に示すように、画像形成処理を行う画像形成部である画像形成装置本体10と後処理部であるフィニッシャ500から構成され、画像形成装置本体10は原稿画像を読み取るイメージリーダ200およびプリンタ300を備える。また、フィニッシャ500は、画像形成装置本体10から送られてくる原稿を受け取るように装着されている。
イメージリーダ200には、原稿給送装置100が搭載されている。原稿給送装置100は、原稿トレイ上に上向きにセットされた原稿を先頭頁から順に1枚ずつ左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上を左から流し読み取り位置を経て右へ搬送し、その後外部の排紙トレイ112に向けて排出する。
この原稿がプラテンガラス102上の流し読み取り位置を左から右へ向けて通過するときに、この原稿画像は流し読み取り位置に対応する位置に保持されたスキャナユニット104により読み取られる。この読み取り方法は、一般的に、原稿流し読みと呼ばれる方法である。具体的には、原稿が流し読み取り位置を通過する際に、原稿の読取り面がスキャナユニット104のランプ103の光で照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、107を介してレンズ108に導かれる。このレンズ108を通過した光は、イメージセンサ109の撮像面に結像する。
このように流し読み取り位置を左から右へ通過するように原稿を搬送することによって、原稿の搬送方向に対して直交する方向を主走査方向とし、搬送方向を副走査方向とする原稿読み取り走査が行われる。すなわち、原稿が流し読み取り位置を通過する際に主走査方向に原稿画像を1ライン毎にイメージセンサ109で読み取りながら、原稿を副走査方向に搬送することによって原稿画像全体の読み取りが行われる。そして、光学的に読み取られた画像はイメージセンサ109によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ109から出力された画像データは、後述する画像信号制御部922において所定の処理が施された後にプリンタ300の露光制御部110にビデオ信号として入力される。
なお、原稿給送装置100により原稿をプラテンガラス102上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット104を左から右へ走査させることにより原稿を読み取ることも可能であるが、詳細は省略する。
プリンタ300の露光制御部110は、入力されたビデオ信号に基づきレーザ光を変調して出力し、該レーザ光はポリゴンミラー110aにより走査されながら感光ドラム111上に照射される。感光ドラム111には走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。
この感光ドラム111上の静電潜像は、現像器113から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、各カセット114,115、手差給紙部125または両面搬送パス124からシートが給紙される。
給紙されたシートは、ローラ119に到達すると一旦停止される。この停止時に、下流装置(ここでは、フィニッシャ500)へ、停止させたシートのシート情報を後述する通信手段を介して通知する。シート情報には、紙サイズや坪量、シート材種別、後処理モードなどが含まれる。詳細は後述するが、フィニッシャ500のCPU952は、画像形成装置本体10のCPU901からシート情報の通知を受けると、一時停止しているシートと直前に搬送されたシートの紙サイズや後処理モードを比較する。そして、自装置内で必要な後処理時間を算出し、前シートとのシート間隔を決定する。そして、そのシート間隔情報を画像形成装置本体10のCPU901へ通知する。画像形成装置本体10のCPU901は、フィニッシャ500のCPU952から受信したシート間隔が経過するまで、ローラ119でのシートを停止させる。停止時間が経過したら、このシートは感光ドラム111と転写部116との間に搬送される。感光ドラム111に形成された現像剤像は転写部116により給紙されたシート上に転写される。
現像剤像が転写されたシートは定着部117に搬送され、定着部117はシートを熱圧することによって現像剤像をシート上に定着させる。定着部117を通過したシートはフラッパ121および排出ローラ118を経てプリンタ300から外部(フィニッシャ500)に向けて排出される。
ここで、シートをその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン)で排出するときには、定着部117を通過したシートをフラッパ121の切り替え動作により一旦反転パス122内に導く。そして、そのシートの後端がフラッパ121を通過した後に、シートをスイッチバックさせて排出ローラ118によりプリンタ300から排出する。以下、この排紙形態を反転排紙と呼ぶ。この反転排紙は、原稿給送装置100を使用して読み取った画像を形成するときまたはコンピュータから出力された画像を形成するときなどのように先頭頁から順に画像形成するときに行われ、その排紙後のシート順序は正しい頁順になる。
さらに、シートの両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合には、フラッパ121の切り替え動作によりシートを反転パス122に導いた後に両面搬送パス124へ搬送する。その後、両面搬送パス124へ導かれたシートを上述したタイミングで感光ドラム111と転写部116との間に再度給紙する制御が行われる。プリンタ300から排出されたシートはフィニッシャ500に送られる。フィニッシャ500では綴じ処理などの各処理を行う。
(システムブロック図)
次に、画像形成装置全体の制御を司るコントローラの構成について図2を参照しながら説明する。図2は図1の画像形成装置全体の制御を司るコントローラの構成を示す全体ブロック図である。
コントローラは、図2に示すように、CPU回路部900を有する。CPU回路部900は、CPU901、ROM902、RAM903を内蔵し、ROM902に格納されている制御プログラムにより図2に示された各ブロックを総括的に制御する。RAM903は、制御データを一時的に保持し、また制御に伴う演算処理の作業領域として用いられる。
原稿給送装置制御部911は、原稿給送装置100をCPU回路部900からの指示に基づき駆動制御する。イメージリーダ制御部921は、上述のスキャナユニット104、イメージセンサ109などに対する駆動制御を行い、イメージセンサ109から出力されたアナログ画像信号を画像信号制御部922に転送する。
画像信号制御部922は、イメージセンサ109からのアナログ画像信号をデジタル信号に変換した後に各処理を施し、このデジタル信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。また、コンピュータ905から外部I/F904を介して入力されたデジタル画像信号に各種処理を施し、このデジタル画像信号をビデオ信号に変換してプリンタ制御部931に出力する。この画像信号制御部922による処理動作は、CPU回路部900により制御される。プリンタ制御部931は、入力されたビデオ信号に基づき上述の露光制御部110を駆動する。
操作表示装置制御部941は、操作表示装置400とCPU回路部900との間で情報のやり取りを行う。操作表示装置400は、画像形成に関する各種機能を設定する複数のキー、設定状態を示す情報を表示するための表示部などを有する。操作表示装置400は、各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部900に出力するとともに、CPU回路部900からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
フィニッシャ制御部951はフィニッシャ500に搭載され、CPU回路部900と情報のやり取りを行うことによってフィニッシャ全体の駆動制御を行う。この制御内容については後述する。
(操作表示装置)
図3は、図1の画像形成装置における操作表示装置400を示す図である。操作表示装置400には、画像形成動作を開始するためのスタートキー402、画像形成動作を中断するためのストップキー403、置数設定等を行うテンキー404〜412および414、IDキー413、クリアキー415、リセットキー416、各種装置の設定を行うユーザモードキー(不図示)などが配置されている。また、表面にタッチパネルが形成された表示部420が配置されており、画面上にソフトキーを作成可能となっている。
本画像形成装置では、後処理モードとしてノンソート、ソート、ステイプルソート(綴じモード)、製本モードなどの各処理モードを有する。このような処理モードの設定などは操作表示装置400からの入力操作により行われる。例えば、後処理モードを設定する際には、図3に示す初期画面でソフトキーである「仕上げ」を選択すると、メニュー選択画面が表示部420に表示され、このメニュー選択画面を用いて処理モードの設定が行われる。
(フィニッシャ)
次に、フィニッシャ500の構成について図4を参照しながら説明する。図4は図1のフィニッシャ500の構成図である。フィニッシャ500は、画像形成装置本体10から排出されたシートを順に取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つに束に束ねる処理、束ねたシート束の後端をステイプルで綴じるステイプル処理、ソート処理、ノンソート処理などの各シート後処理を行う。
フィニッシャ500は、後述の入口モータM1にて駆動される入口ローラ対502により、画像形成装置本体10から排出されたシートを内部に取り込む。入口ローラ対502により内部に取り込まれたシートは、同じく後述の入口モータM1にて駆動される搬送ローラ対503、504を介してバッファローラ505に向けて送られる。入口ローラ対502と搬送ローラ対503との間の搬送経路途中には、搬送センサ531が設けられおり、シートの通過を検出している。
バッファローラ505は、後述のバッファモータM2により駆動される。バッファローラ505は、その外周に搬送ローラ対503、504を介して送られたシートを所定枚数積層して巻き付け可能なローラであって、該ローラの外周にはその回転中にシートが各押下コロ512、513、514によって巻き付けられる。巻き付けられたシートはバッファローラ505の回転方向に搬送される。各押下コロ513,514間には、後述のソレノイドS1にて駆動される切換フラッパ511が配置され、押下コロ514の下流側には、後述のソレノイドS2にて駆動される切換フラッパ510が配置されている。また、バッファローラ505は、画像形成装置本体10からシートを受け取った位置から処理トレイ630までの搬送経路の間に位置している。つまり、シートが排出される処理トレイ630の上流に位置している。
切換フラッパ511はバッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505から剥離してノンソートパス521またはソートパス522に導くためのフラッパである。切換フラッパ510はバッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファローラ505から剥離してソートパス522に、またはバッファローラ505に巻き付けられたシートを巻き付けられた状態でバッファパス523に導くためのフラッパである。
バッファローラ505に巻き付けられたシートがノンソートパス521に導かれる際、切換フラッパ511が動作してバッファローラ505から巻き付けられたシートが剥離され、ノンソートパス521に導かれる。ノンソートパス521に導かれたシートは、後述の排紙モータM3によって駆動される搬送ローラ対509を介してサンプルトレイ701上に排紙される。ノンソートパス521の途中には、搬送センサ533が設けられている。
バッファローラ505に巻き付けられたシートをバッファパス523に導くときには、切換フラッパ510および切換フラッパ511はともに動作せず、シートはバッファローラ505に巻き付けられた状態でバッファパス523に送られる。バッファパス523途中には、バッファパス523上のシートを検出するための搬送センサ532が設けられている。バッファローラ505に巻き付けられたシートをソートパス522に導くときには、切換フラッパ511は動作せずに切換フラッパ510が動作してバッファローラ505から巻き付けられたシートが剥離され、このシートはソートパス522に導かれる。
ソートパス522に導かれたシートは、後述の排紙モータM3によって駆動される搬送ローラ対507、509を介してシート積載手段である処理トレイ630上に排出される。処理トレイ630上に束状に排出されたシートは、搬送ローラ対509と同期して駆動されるローレットベルト661と、後述のパドルモータM7によって駆動されるパドル660によって、搬送方向の後端側へと引き戻される。引き戻されたシートは、ストッパ631に突き当たり、停止する。
処理トレイ630上に、手前側と奥側に設けられた整合部材641はそれぞれ後述の前整合モータM5、後整合モータM6によってそれぞれシートの搬送方向に対して垂直な方向に移動する。処理トレイ630上に積載されたシートに対して、整合部材641による整合処理を行い、必要に応じてステイプル処理などが施された後に、排出ローラ680a、680bから構成される排出ローラ対680によりスタックトレイ700上に排出される。
排出ローラ対680は、後述の束排紙モータM4にて駆動され、排出ローラ680bは揺動ガイド650に支持されている。揺動ガイド650は後述の揺動モータM8により駆動され、排出ローラ680bを処理トレイ630上の最上部のシートに当接させるように揺動する。排出ローラ680bが処理トレイ630上の最上部のシートに当接された状態にあるときには、排出ローラ680bは排出ローラ680aと協働して処理トレイ630上のシート束をスタックトレイ700に向けて排出することが可能である。
出没トレイ670は、後述の出没トレイモータM11にて駆動される。処理トレイ630にシートを積載する際には、出没トレイ670を上方に突出させることにより、搬送ローラ対507で排出されたシートPの垂れ下がりや戻り不良などが防止されるとともに、処理トレイ630上のシートの整列性が向上される。
スタックトレイ700は、後述のトレイ昇降モータM12により、昇降可能となっている。後述の紙面検知センサ540にて、トレイまたはトレイ上のシートの最上面を検出することができる。紙面検知センサ540からの入力に応じて、トレイ昇降モータM12を駆動することで、常に前述の最上面が一定の位置になるように制御する。なお、サンプルトレイ701は、スタックトレイ700のように昇降可能ではなく、図4に図示された位置に固定されている。
ステイプル処理は、ステイプラ601により行われる。ステイプラ601は、後述のステイプルモータM9によって駆動され、綴じ処理を行う。ステイプラ601は、処理トレイ630に積載されたシート束を、シート搬送方向に対してシートの最後尾位置(後端)で綴じる。
また、ステイプラ601は、後述のステイプラ移動モータM10によって、処理トレイ630の外周に沿って搬送方向に対して垂直な方向に移動可能に構成され、ユーザが設定した綴じ位置の指定に応じた位置へ、シートが到達する前に予め移動する。
(フィニッシャブロック図)
次に、フィニッシャ500を駆動制御するフィニッシャ制御部951の構成について図5を参照しながら説明する。図5は図2のフィニッシャ制御部951の構成を示すブロック図である。フィニッシャ制御部951は、図5に示すように、CPU952、ROM953、RAM954などで構成される。通信IC(不図示)を介して画像形成装置本体10側に設けられたCPU回路部900と通信し、ジョブの情報や、シートの受け渡し通知などのデータ交換を行う。そして、CPU回路部900からの指示に基づきROM953に格納されている各種プログラムを実行してフィニッシャ500の駆動制御を行う。
フィニッシャ500に備えられた各種入出力に関して説明する。フィニッシャ500は、既述したシートの搬送のために、入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3、ソレノイドS1、ソレノイドS2、搬送センサ531〜534が備えられている。また、既述したソートやステイプルなどの後処理を行うために束排紙モータM4、前整合モータM5、後整合モータM6、パドルモータM7、揺動モータM8、ステイプルモータM9、ステイプラ移動モータM10、出没トレイモータM11、トレイ昇降モータM12、紙面検知センサ540を設けている。なお、本実施形態におけるフィニッシャ内にて、シートをバッファリングすることにより、シートバッファ装置として実現される。
(シートの流れ)
次に、フィニッシャ500におけるシートの流れについてノンソートモード、ソードモード、ステイプルモードの各モードに沿って説明する。
(ノンソート動作)
まず、ノンソートモードのシートの流れについて図3、図6および図10を参照しながら説明する。ユーザが画像形成装置本体10の操作表示装置400において、図3に示す初期画面でソフトキーである「仕上げ」を選択すると、図10(a)に示すような仕上げメニュー選択画面1001が表示部420に表示される。ここで、ユーザが図10(a)にて何れのソフトキーも選択されていない状態にしてから、仕上げの選択を終了した場合、ノンソートモードが設定される。
ユーザによりノンソートモードが指定されてジョブが投入されると、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952にシートのサイズなどの情報と併せて、ノンソートモードが選択されていることなどジョブに関する情報を予め通知する。
画像形成装置本体10からフィニッシャ500へシートPが排出される際、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952にシートの受け渡しを開始することを通知する。以降、CPU952のフィニッシャ500内の各種入出力の制御について説明する。
シートの受け渡し開始の通知を受け取ったCPU952は、入口モータM1、バッファモータM2、排紙モータM3を駆動して、図6に示すように入口ローラ対502、搬送ローラ対503、504、バッファローラ505、搬送ローラ対509を回転駆動する。そして、画像形成装置本体10から排出されたシートPはフィニッシャ500内に取り込まれて搬送される。
切換フラッパ511は、図6にて図示した位置にソレノイドS1により回転駆動され、シートPはバッファローラ505でバッファリングされることなく、ノンソートパス521に導かれる。搬送センサ533でシートPの後端を検知したら、排紙モータM3の速度を変更して、搬送ローラ対509を積載に適した速度で回転させ、サンプルトレイ701にシートPを排出する。
(ソートモード動作)
次に、ソートモードのシートの流れについて図7および図10、および図11のフローチャートを参照しながら説明する。図10(a)に示す仕上げメニュー選択画面にて、「ソート」のソフトキー1002を選択した状態で、仕上げの選択を終了した場合、ソートモードが設定される。ユーザによりソートモードが指定されて、ジョブが投入されると、ノンソートモード時と同様に、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952に、ソートモードが選択されたことを通知する。
以下、1つのシート束である1つの「部」を構成するシートの枚数が3枚である場合のソートモードの動作について説明する。まずは、後述するCPU952によるバッファリング動作モード(以下、バッファモード)の設定により、各シートのバッファモードが「通過」に設定された場合について述べる。画像形成装置本体10からフィニッシャ500へシートPが排出される際、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952にシートの受け渡しを開始することを通知する。以降、CPU952のフィニッシャ500内の各種入出力の制御について説明する。
シートの受け渡し開始の通知を受け取ったCPU952は、入口モータM1、バッファモータM2を駆動することにより、図7(a)に示すように入口ローラ対502、搬送ローラ対503、504、バッファローラ505を回転駆動する。そして、画像形成装置本体10から排出されたシートPはフィニッシャ500内に取り込まれて搬送される。このとき、各シートはバッファローラ505でバッファリングされることなく搬送される。
図11は、CPU952によるバッファリング動作(以下、バッファ動作)の流れを示すフローチャートである。CPU952は、搬送センサ531のONを検知したあと(S101)、シートPを所定距離だけ入口モータM1にて搬送すると(S102)、S103へ進む。
S103にて、バッファモードが「通過」であった場合は、S104にて、切換フラッパ510を図7(a)に図示しているように、ソートパス522側へシートを導くように位置決めする。そして、ジョブが継続するなら(S113にてNO)、S101へ戻り、次のシートが到達するまで、シートを滞留させ続けシートが導かれるのを待つ。
切換フラッパ511も図7(a)に図示する位置に位置決めされており、シートP1はソートパス522側に導かれる。ソートパス522に導かれたシートPは搬送ローラ対506、507により処理トレイ630に排出される。CPU952は、搬送センサ534によって、シートPの後端を検知してから、当該シートPが所定距離を進んだことを検出することで、処理トレイ630にシートP1が処理トレイ630に排出されたことを検知する。
処理トレイ630上に排出されたシートP1は、まず自重で処理トレイ630上をストッパ631へ向けて移動し始める。このシートPの移動はパドル660やローレットベルト661などの助勢部材で助勢されるように構成されている。シートP1の後端がストッパ631に当接してシートP1が停止すると、整合部材641により排出されたシートの整合が行われる。同様にシートP2、シートP3についても処理トレイ630へ積載していく。
その後、図7(b)に示すように揺動モータM8を駆動することで揺動ガイド650を下降させ、排出ローラ680aと680bでシート束Pを挟持して束排出動作を行い、シート束Pはスタックトレイ700に排出される。各シート束は画像形成面を下向きにした先頭ページを最下部としてページ順に上方に積まれた束となり、スタックトレイ700上に順次積載される(図7(c))。
次に、バッファモードの設定により、シートP1及びシートP2のバッファモードが「バッファ」、シートP2の後続シートであるシートP3のバッファモードが「最終紙」と設定された場合のバッファ動作について、図8、図11のフローチャートを参照して説明する。
図11で、CPU952が、シートP1に対して、搬送センサ531のONを検知し(S101)、入口モータM1にて所定距離搬送すると(S102)、S103へ進む。
S103にてシートP1のバッファモードを判定し、バッファモードが「バッファ」であるため、S107へと進む。そして、シートP1はバッファ1枚目であるので(S107にてYES)、切換フラッパ510を図8(a)に示すようにバッファパス523側へと切り換える(S108)。そして、搬送センサ532のONを検知し(S110)、バッファモータM2によりシートP1が所定距離だけ搬送されると(S111)、バッファモータを停止する(S112)。これにより、シートP1は、図8(b)に示すように、後続のシートP2と重ね合わせてバッファリングを行うために、バッファローラ505に巻き付けられた状態で停止し、シートP2が到達するまで待機する。つまり、シートは続く1以上のシートが到着するまで、所定の搬送経路上で滞留することとなる。
続いて、シートP2に対して、CPU952が同様に搬送センサ531のONを検知し(S101)、入口モータM1にてシートP2が所定距離だけ搬送されると(S102)、S103へ進む。
シートP2もシートP1と同じくバッファモードが「バッファ」であるためS107へと進み、S107でシートP2はバッファの2枚目なので(S107にてNO)、S109へ進む。そしてS109で、バッファモータM2を起動してバッファローラ505を回転させることで、バッファローラ505上でシートP1とシートP2を重ね合わせる。そして、搬送センサ532のONを検知し(S110)、バッファモータM2によりシートP2が所定距離だけ搬送されると(S111)、バッファモータを停止する(S112)。これにより、シートP1とシートP2は、図8(c)に示すように、バッファローラ505に巻き付けられた状態で停止する。
続いて、バッファモードが「最終紙」であるシートP3の流れについて説明する。CPU952がシートP3による搬送センサ531のONを検知すると(S101)、入口モータM1によりシートP3が所定距離だけ搬送される(S102)。その後、図8(d)に示すように切換フラッパ510をシートがソートパス522側に導かれるように切り換えられる(S105)。そして、S106にてバッファモータM2を起動することで、バッファローラ505は回転を開始し、次のシートP3はバッファローラ505の巻き付けから解放されるシートP1およびシートP2と重ね合わされる。そして、シートは図8(d)に示すようにソートパス522へと搬送される。
この時点では、処理トレイ630上に積載されたシート束Pの束排出動作は終了しており、処理トレイ630はシートを受け入れ可能な状態となっている。その後、シート束Pは処理トレイ630上へ排出される。以上のように、各シート束に対して先頭のシートから所定枚数目(本処理フローでは、最終紙の1シート前のシート)までを一時的にバッファリングし、最終紙が到着した後、バッファリングされた1枚以上のシートと最終紙のシートからなるシート束一式に対して排出動作を行う。
4枚目以降のシートがある場合は、1部目の束のシート排出動作と同様にソートパス522を通り処理トレイ630上に排出される。次の部以降のシート束に対しては、この2部目のシート束がスタックトレイ700に排出された後に、同じ動作が繰り返し行われ、所定設定部数のシート束がスタックトレイ700に積載される。
(ステイプルモード動作)
次に、ステイプルモードのシートの流れについて図9および図10を参照しながら説明する。図10(a)に示すような仕上げメニュー選択画面にて、「ステイプル」のソフトキー1003を押下すると、図10(b)に示すステイプル設定画面1010が表示部420に表示される。この表示において、ユーザはコーナー綴じや2箇所綴じなどの綴じ方法を選択することが可能となっている。
ユーザによりステイプルモードが設定されると、ソートモード時と同様に、CPU回路部900のCPU901は、フィニッシャ制御部951のCPU952に、ステイプルモードが選択されたことを通知する。そして、CPU952はフィニッシャ500内の各種入出力を制御することで、前述のソートモード時におけるシートの流れと同様にシートを処理トレイ630上に順次積載していく(図9(a))。
図9(b)に示すように、1つの冊子を構成する全てのシートが処理トレイ630上に積載され、最後に積載されたシートに対する整合部材641による整合処理が完了したあと、ステイプルモータM9を駆動し、ステイプラ601によりシート束を綴じる。なお、図9(c)に示すように、搬送方向に対して後端側を針Hによってシート束Pを綴じられている。
ステイプラ601による綴じ動作の完了後、揺動モータM8を駆動することで揺動ガイド650を下降させ、排出ローラ680aと680bでシート束Pを挟持して束排出動作を行い、シート束Pはスタックトレイ700に排出される。(図9(d))。ソートモード動作時と同様に、処理トレイ630にてシート束Pにステイプル処理を行っている間、後続のシートに対して、バッファローラ505による巻き付け処理を行う(図9(d))。以上のように、前のシート束に対する後処理中に次のシート束に対するバッファリングを行うことにより、生産性を低下させることなくステイプル処理(後処理)を実施することが可能となる。
(シート情報の通知とシート間隔の制御)
画像形成装置本体10のCPU901による、画像形成装置本体10からのシートの排紙間隔の制御について、図12のフローチャートと図13を用いて説明する。既述のとおり、カセット114等から給紙されたシートは、ローラ119に到達すると、CPU901による指令でプリンタ制御部931により一旦停止される。図12は、ローラ119での停止時におけるシート間隔をCPU901が決定する流れを表したフローチャートである。以下、特に記載がない場合は、CPU901による処理について述べている。なお、便宜上、連続するシートにおいて、N枚目のシートをシートN、N+1枚目のシートをシートN+1と記載する。
まず、S1001にて、画像形成装置本体10のCPU901は、フィニッシャ500のCPU952にシートNのシート情報を通信IC(不図示)を介して通知する。このシート情報通知のフォーマットを図13(a)に示す。このシート情報のフォーマットには、シート単位でシートの情報が定義されている。また、ここで示すフォーマットには、シートNの情報に加えて、シートNの後続のシートN+1に関して後述するバッファ可否の判定に必要な情報も付加されている。本実施形態では、シートN+1の紙長、紙幅、坪量、シート材種別、後処理モード(後処理の種類)が添付されている。また、シート情報通知にある「標準紙間時間」とは、画像形成装置本体10における生産性から算出される時間である。例えば1分間に120枚の割合で等間隔にシートを画像形成する場合、標準紙間時間は500[msec]となる。この標準紙間時間は、CPU901により算出され、シート情報通知に添付される。なお、本情報については、装置の仕様に伴って、予め定義しておいても良い。
S1002で、CPU901は、フィニッシャ500のCPU952から、シートNのシート間隔情報を受信するまで待機する。CPU952によるシート間隔情報の送信については、後述する。CPU952から、シート間隔情報を受信するとS1003へ進む。なお、CPU952から受信するシート間隔情報のフォーマットを図13(b)に示す。
S1003にて、CPU901はRAM903に配置された変数TにCPU952から受け取ったシート間隔情報通知の「必要紙間時間」を代入する。S1004にて、CPU901は、シートNがジョブの先頭紙かどうかを判定し、ジョブの先頭紙であれば(S1004にてYES)、RAM903上の変数Tにその時点のタイムスタンプを保存する(S1005)。ジョブの先頭紙である場合は、前シートからの紙間は存在しない。代わりに、フィニッシャ500が受入準備に要する時間(=T)だけ、待機するためにTをセットする。
S1006で、CPU901は、RAM903上の時間変数Tに現在のタイムスタンプを保存する。そして、CPU901は、T≧T+Tとなるまで待機する(S1007)。T+Tはローラ119による前シートN−1の搬送を開始した時間Tから、必要紙間時間Tが経過する時刻を示す。つまり、T≧T+Tとなるまで待機してからローラ119が搬送を開始すると、シートN−1と、シートNのシート間隔時間がT以上確保される。
そして、T≧T+Tとなったら(S1007にてYES)、Tにその時点のタイムスタンプを保存した後(S1008)、S1009へ進む。S1009にて、CPU901はプリンタ制御部931へシートNの搬送再開を要求し、プリンタ制御部931によりローラ119によるシートNの搬送が再開される。
(バッファ情報設定)
次に、フィニッシャ500のCPU952が、画像形成装置本体10のCPU901から受信したシートNのシート情報通知の内容に基づいて、シート間隔情報通知をCPU901へ通知する流れについて、図14のフローチャートと図15を用いて説明する。以下、特に記載がない場合は、CPU952が行う処理について述べている。
まずCPU952は、S1101にてCPU901からシートNのシート情報が通知されるまで待機し、シート情報通知を受信すると、シート情報をRAM954に保管し、S1102へ進む。S1102では、受信したシートNのシート情報の標準紙間時間情報をRAM954上に配置された変数Iに代入する。
S1103では、CPU952はRAM954上に配置された変数である必要紙間時間Dを0クリアし、S1104に進む。S1104で、シートNが、成果物の単位である「部」の先頭紙であるならば(S1104にてYES)、S1105へ進む。S1105にて、シートNおよびシートN−1のシート情報から、図15に示す後処理時間テーブルT1を参照し、RAM954上の変数TにテーブルT1から取得した後処理時間を代入する。
図15の後処理時間テーブルT1は、シートN−1とシートNの間に必要な時間、つまりシートN−1の後処理に要する時間と、シートNの後処理を行うための準備(例えば、ステイプラ601の初期位置への移動等)の時間を合計した時間を取得するためテーブルである。例えば、シートN−1、シートN共に排出先が「トレイ700」で後処理モードが「1ヵ所綴じ(手前)」であった場合、Tには、1200(単位はmsec)が代入される。また、例えば、シートNがジョブの先頭でシートN−1がなく、シートNの排出先が「トレイ700」、モードが「2ヶ所綴じ」であれば、シートNを受け取るための準備時間として、Tに2000(単位はmsec)が代入される。なお、後処理時間テーブルT1は、装置の仕様に応じて予め定義されているものとする。
S1105にて後処理時間を取得したのち、CPU952は、S1106に進み、処理Fを行う。処理Fは「部」の先頭紙に対して、バッファモードの設定と、必要紙間時間の算出を行う処理であり、詳細は後述する。ここでいう必要紙間時間とは、シートN−1とシートNの間に必要な紙間時間のことを指し、シートN−1とシートNの後処理内容のほかに、シートNのバッファ動作有無によって、必要な時間は変化する。
S1104で、CPU952は、シートNが「部」の先頭紙でなければ(S1104にてNO)、S1107へ進み、処理Fを行う。処理Fは「部」の先頭紙以外の場合に、バッファモードの設定と必要紙間時間の算出を行う処理であり、詳細は後述する。
S1106の処理FもしくはS1107のFの後、S1108で、CPU952は、処理Fまたは処理Fにて算出された必要紙間時間DがIより大きいか否かを判定する。必要紙間時間DがIより大きい場合は(S1108にてNO)、S1109へ進む。必要紙間時間DがIより小さい場合は(S1108にてYES)、DにIを代入し(S1111)、S1109へ進む。
S1109にて、CPU952は、シート間隔情報通知の必要紙間時間にDの値をセットして、通信IC(不図示)を介してCPU901へシート間隔情報通知を送信する。そして、S1110へ進み、ジョブが継続されるなら(S1110にてNO)、S1101へと戻る。
(バッファモード設定/必要紙間時間算出:先頭紙)
次に、CPU952による処理Fにおける「部」の先頭紙におけるバッファモードの設定と、必要紙間時間の算出の流れについて、図16のフローチャートおよび図17を用いて説明する。以下、特に記載がなければCPU952による処理について述べる。
まず、CPU952は、S1201において、既述の図14に示すS1105で取得した後処理時間Tと、同じく既述の図14に示すS1102で取得した標準紙間時間Iとを比較する。後処理時間Tが大きい場合は(S1201にてYES)S1202へ、それ以外は(S1201にてNO)S1214へと進む。
S1202で、RAM954上の変数バッファ枚数カウンタCに、排出先と後処理モードに応じて、図17に示すバッファ枚数取得テーブルT2から取得した値をセットする。例えば、サンプルトレイ701へ排出するソートモードであれば、C=0、スタックトレイ700へ排出する綴じモードであればC=2となる。これはシートNに対して、最大で何枚重ね合わせるかという情報であり、C=0の場合は重ね合わせを行わず、またC=2の場合は、バッファローラに最大2枚巻き付け、シートNを含めて最大で3枚重ね合わせて搬送するということを示す。ここで、バッファ枚数取得テーブルT2は、予め定義されているものとする。また、バッファ枚数取得テーブルT2に定義される情報は、図17に示したものに限定されず、装置の機能や他の後処理モードに対応してより多くの値を定義しても良い。
S1203で、バッファカウンタC=0なら(S1203にてYES)S1214へ、それ以外の値なら(S1203にてNO)S1204へ進む。S1204では、CPU952は、RAM954に配置された変数Tを0クリアする。変数である束間時間Tは、バッファによる重ね合わせが行われた場合に、フィニッシャ500内でバッファ処理が行われる前のシートと、バッファ処理されたシート束との束間時間がどれだけ経過したかを記憶するための変数である。
S1205で、CPU952はシートNのシート情報を処理Fに渡し、戻り値をRAM954上のバッファ可否情報に保存する。処理Fは、渡したシート情報に基づいてそのシートがバッファ可能かどうかをチェックし、バッファの可否を戻り値(TRUEもしくはFALSE)として返す処理であり、詳細は後述する。
S1206では、CPU952はS1205で取得したシートNのバッファ可否情報を判定し、バッファ可否情報がTRUEであればS1207へ、FALSEであればS1213へ進む。続いて、S1207では、CPU952はシートNが「部」の最終紙であるかどうかを判定し、最終紙であれば(S1207にてYES)S1213へ、最終紙でなければ(S1207にてNO)S1208へ進む。
S1208では、CPU952はシートNの情報に添付されているシートN+1のシート情報を処理Fに渡し、シートN+1のバッファ可否情報を取得する。処理Fの戻り値をRAM954上のバッファ可否情報に保存する。S1209では、CPU952はS1208で取得したシートN+1のバッファ可否情報を判定し、バッファ可否情報がTRUEであればS1210へ、FALSEであればS1213へ進む。
S1210では、CPU952はシートNのバッファモードを「バッファ」としてRAM954に記憶し、S1211へ進む。そして、CPU952は、束間時間Tに標準紙間Iを加算する(S1211)。そして、S1212にて、CPU952は必要紙間時間Dに0を代入し、処理Fを終了する。
S1206、S1207、S1209から、S1213へ進んだ場合、CPU952は、バッファカウンタCを0クリアし、S1214へ進む。そして、S1214にて、シートNのバッファモードを「通過」に設定し、S1215で必要紙間時間DにTを代入して、処理Fを終了する。
(バッファモード設定/必要紙間時間算出:先頭紙以外)
次に、CPU952による処理F、「部」の先頭以外のシートにおけるバッファモードの設定と、必要紙間時間の算出の流れについて、図18のフローチャートを用いて説明する。以下、特に記載がなければCPU952による処理について述べる。
まず、CPU952は、S1301において、シートN−1のバッファモードを判定し、モードが「バッファ」であれば(S1301にてYES)S1302へ、それ以外(「最終紙」「通過」)であれば、S1314へと進む。
S1302で、CPU952はシートNが「部」の最終紙かどうかを判定し、最終紙でない場合は(S1302にてNO)S1303へ、最終紙である場合は(S1302にてYES)S1307へ進む。続くS1303では、CPU952は処理時間Tと、束間時間T+標準紙間時間Iを比較し、バッファする必要があるかどうかを判定する。T>T+Iと判定されたならば(S1303にてYES)、バッファ処理による生産性向上が見込める場合であり、S1304へと進む。T≦T+Iと判定された場合は、バッファ処理による生産性向上が見込めない場合であり、S1307へと進む。
S1304では、CPU952はシートNの情報に添付されているシートN+1のシート情報を処理Fに渡し、シートN+1のバッファ可否情報を取得する。処理Fの戻り値をRAM954上のバッファ可否情報に保存する。S1305では、CPU952はS1304で取得したシートN+1のバッファ可否情報を判定し、バッファ可否情報がTRUEであればS1306へ、FALSEであればS1307へ進む。
S1306では、CPU952はバッファカウンタCを1だけデクリメントして、S1308へ進む。一方、S1302、S1303、S1305からS1307へ進んだ場合は、CPU952はバッファカウンタCを0クリアして、S1308へ進む。S1308にて、バッファカウンタC≠0であれば(S1308にてNO)S1309へ、C=0と判定されたならば(S1308にてYES)S1312へと進む。
S1309では、CPU952はシートNのバッファモードを「バッファ」に設定し、RAM954に保存する。そして、CPU952は、束間時間Tに標準紙間Iを加算する(S1310)。そして、S1311にてCPU952は、必要紙間時間Dには標準紙間Iを代入し、処理Fを終了する。
S1312では、CPU952はシートNのバッファモードを「最終紙」に設定し、RAM954に保存する。そして、CPU952は、必要紙間時間Dに先行のシート束の後処理時間TBから、バッファ動作により相殺される時間(束間時間T+標準紙間I)を減算したものを代入し(S1313)、処理Fを終了する。S1314では、CPU952はシートNのバッファモードを「通過」に設定し、RAM954に保存する。そして、S1315にて、CPU952は必要紙間時間Dに標準紙間Iを代入し、処理Fを終了する。
(バッファ可否判定)
次に、CPU952による処理F、渡されたシート情報に基づいて、バッファの可否を判定する流れについて、図19のフローチャートを用いて説明する。以下、特に記載がなければCPU952による処理について述べている。ここでの、バッファ可否判定とは、シートに対して、バッファ処理を適用するか、禁止するかの判定を行うことを指す。
まずS1401〜S1403にて、CPU952は、処理Fに渡されたシート情報の、シート材種別情報が、それぞれOHP、コート紙、インデックス紙のいずれかであるかを判定する。シートが上記種別のいずれかである場合にはS1408へ、いずれでもない場合はS1404へと進む。
S1404ではCPU952は、坪量が50gsm〜200gsmの範囲であるか、S1405では紙幅が182mm〜297mmの範囲であるか、S1406では紙長が182〜216mmの範囲にあるかをそれぞれ判定する。それぞれの判定において範囲外である場合は、S1408へ、全てが範囲内であれば、S1407へと進む。
S1407では、CPU952は、当該シートがバッファ可能であるシートであると判定して、結果にTRUEを代入する。S1408では、CPU952は、当該シートがバッファできないシートであると判定し、結果にFALSEを代入する。そして、CPU952は、この結果を戻り値として返し、処理Fを終了する。
なお、図19の判定にて示した各シート材種別や各シートの仕様(サイズ、坪量など)については、本発明を適用する装置の機能および仕様に応じて変更可能なものである。従って、図19に示した値および条件に限定されるものではない。
以上、説明したとおり、本発明はシートNに対してバッファ処理を行うか否かを判定する際に、シートNだけでなく後続シートN+1のバッファ可否判定結果も併せて判定を行う。これにより、シートN+1がバッファ不可のシートの場合でも、シートNをバッファリングした後にバッファ処理のキャンセルが発生することなく、どのようなシートの組み合わせにおいても、最適なシート間隔で後処理を行うことが可能となる。
図20を用いて、従来例と本実施形態における具体的な差異について述べる。図20の最上段に示すように、紙間時間I=500msとする。また、シート束の最終紙においては処理時間P=700msを要するとする。この場合、最終紙を処理するために紙間時間に対して200msの不足が発生する。この場合において、次のシート束(X+1部目)の1枚目のシートがバッファできれば、シート束とシート束との間の時間(束間時間B)を処理時間Pよりも長くすることができる。これにより、生産性に影響が生じない。図20では束間時間B=1000msとしている。このとき、紙間時間I=500msのままである。
続いて、従来例のバッファ制御において、次のシート束(X+1部目)の1枚目のシートがバッファできないシートである場合を考える。この場合、1枚目のシートは、バッファできないため、次のシート束の1枚目は処理時間Pを経過してから搬送させる。紙間時間I=500msのままであるとすると、前のシート束の処理が終了するまでに待機した時間の分(200ms)だけ排紙が遅延する。
しかし、従来例のバッファ制御では、以下のような状況が生じうる。次のシート束(X+1部目)の1枚目のシートがバッファできるシートであり、2枚目のシートがバッファできないシートであるとする。この場合において、前のシート束(X部目)の最終紙の処理時間Pが経過するまで、1枚目のシートをバッファする。しかし、2枚目のシートがバッファできないため、一旦バッファした1枚目のシートのバッファをキャンセルし、1枚目のシートを排紙することとなる。この場合、バッファ時間(300ms)の分だけ、1枚目のシートの排紙が遅延する。次のシート束(X+1部目)の1枚目と2枚目のシートの紙間時間Iが500msのままであるとすると、上述した処理時間Pを経過してから搬送する場合よりもさらに排紙が遅延することとなる。よって、システムは、1枚目のシートをバッファせずに、前のシート束の処理が終了するまで待機させた後、排紙した場合よりも更に生産性が低下することとなる。これは、シート束の1枚目のシートの情報のみを用いてバッファする/しないを決定していたため、2枚目のシートがバッファできない場合には、1枚目と2枚目のシートを重ねることなく排紙するためである(バッファのキャンセル)。
これに対し、本実施形態では、次のシート束(X+1部目)のY枚目とY+1枚目のシートの情報を用いて、Y枚目のバッファする/しないを決定している。これにより、従来例にて生じうる生産性の低下を生じさせないことができる。

Claims (10)

  1. シートに後処理を行う後処理部へ搬送されるシートを滞留させるシートバッファ装置であって、
    前記後処理部へ搬送すべきシートを滞留させ、後続のシートと重ね合わせるバッファ処理を行うバッファ手段と、
    前記バッファ手段でバッファ処理を禁止されたシートであるか否かを判定する判定手段と、
    滞留させようとするシートの後続のシートがバッファ処理を禁止されたシートであると前記判定手段にて判定された場合、前記滞留させようとするシートを滞留させることを禁止させる制御手段と
    を有することを特徴とするシートバッファ装置。
  2. 画像形成部から受け取る複数のシートに対して後処理を行う後処理装置であって、
    受け取ったシートを搬送経路に沿って搬送するシート搬送手段と、
    前記シート搬送手段により搬送される複数のシートを積載するシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載された前記複数のシートからなるシート束に対して後処理を行う後処理手段と、
    前記シート積載手段の上流に設けられ、前記シート束への後処理中に次のシート束を構成する先頭から所定枚数目までのシートを滞留させ、後続のシートと重ね合わせるバッファ処理を行うバッファ手段と、
    前記バッファ手段でバッファ処理を行うことが禁止されたシートであるか否かを判定するためのシート情報を取得する取得手段と、
    前記所定枚数目までのシートのうちのN枚目のシートのシート情報と、N+1枚目のシートのシート情報とに基づいてN枚目のシートを滞留させるか否かを制御する制御手段と
    を有することを特徴とする後処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記N枚目のシートがバッファ処理が禁止されていないシートである場合において、
    前記N+1枚目のシートがバッファ処理が禁止されているシートである場合には、前記制御手段は前記N枚目のシートを滞留しないように制御し、
    前記N+1枚目のシートがバッファ処理が禁止されているシートでない場合には、前記制御手段は前記N枚目のシートを滞留するよう制御することを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記N+1枚目のシートがバッファ処理が禁止されているシートである場合において、
    前記N枚目のシートが前記次のシート束の先頭のシートである場合、前記制御手段は前記N枚目のシートを滞留しないように制御し、
    前記N枚目のシートが前記次のシート束の先頭以外のシートである場合、
    前記制御手段は前記N枚目のシートに先行して前記バッファ手段により搬送経路に滞留された1枚以上のシートと前記N枚目のシートを重ね合わせて、前記シート積載手段へ搬送するように前記バッファ手段を制御する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の後処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記N枚目のシートを滞留させない場合には、前記画像形成部から前記後処理装置への前記N枚目のシートと先行するN−1枚目のシートの排紙間隔が、前記N枚目のシートを滞留させるときの排紙間隔よりも広くなるように制御することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の後処理装置。
  6. 前記シート情報は、紙サイズ、坪量、シート材種別、後処理の種類のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載の後処理装置。
  7. 前記バッファ処理が禁止されたシートは、
    前記シートの紙サイズが所定のサイズの範囲外である場合、または、
    前記シート情報の坪量が所定の坪量の範囲外であるシート、または、
    前記シート情報のシート材種別がインデックス紙、OHP、折りたたまれたシートのうちのいずれかであることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の後処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記バッファ手段に滞留するシートに紙サイズが異なるシートが含まれている場合に、バッファ処理を行わないように制御することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一項に記載の後処理装置。
  9. 請求項2乃至8のいずれか一項に記載の後処理装置と画像形成処理を行う画像形成部とを含む画像形成装置。
  10. 画像形成部から受け取ったシートを搬送経路に沿って搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段により搬送される複数のシートを積載するシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシート束に対して後処理を行う後処理手段と、前記画像形成部からシートを受け取る位置から前記シート積載手段までの前記シートの搬送経路において、前記後処理手段における前記シート束への後処理中に次のシート束を構成する先頭から所定枚数目までのシートを前記搬送経路に一時的に滞留させ後続のシートと重ねてバッファするバッファ手段とを有する後処理装置の制御方法であって、
    前記後処理装置の取得手段が、前記画像形成部から各シートに関するシート情報を取得する取得工程と、
    前記後処理装置の制御手段が、前記シート情報に基づいて、前記バッファ手段によるシートの滞留を制御する制御工程と
    を有し、
    前記制御工程において、前記所定枚数目までのシートのうちのN枚目のシートのシート情報とN+1枚目のシートのシート情報とに基づいてN枚目のシートを滞留させるか否かを制御することを特徴とする制御方法。
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