JP2012002546A - 組合せ計量システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 手動で供給される被計量物を組合せ計量するシステムにおいて、組合せ不良の発生頻度を非常に少なくすることができる組合せ計量システムを提供する。
【解決手段】 半自動式組合せ秤Aと手動式組合せ秤Bとを備え、半自動式組合せ秤Aと手動式組合せ秤Bとが通信を行う連動動作モードのときに、収納部2a、2bの被計量物の重量値と計量皿31の被計量物の重量値とのうちの少なくとも収納部2a、2bの被計量物の重量値を含む被計量物の重量値の合計が所定重量範囲内になる、収納部2a、2bと計量皿31とのうちの少なくとも収納部2a、2bを含む組合せである排出組合せを1つ求める第3の組合せ手段を有し、制御部18は排出組合せに選択されている収納部2a、2bから被計量物を排出させるように構成され、表示灯33は、排出組合せに選択されている計量皿31を作業者に報知するように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被計量物の供給を手動で行う組合せ計量システムに関する。
組合せ秤は、計量を行う被計量物の計量部(計量ホッパ、計量トレイ等)への供給及び排出方法の違いにより、自動式組合せ秤、半自動式組合せ秤、手動式組合せ秤に大別される。自動式組合せ秤は、計量部への被計量物の供給と排出を自動(機械制御)で行う。半自動式組合せ秤では、計量部への被計量物の供給は作業者の手で行い、被計量物の排出は自動で行う。手動式組合せ秤では、被計量物の計量部への供給と物品の排出(取り出し)の両方を作業者の手で行う。
半自動式及び手動式の組合せ秤では、人の手で被計量物が組合せ秤に供給されるため、自動式組合せ秤で扱うことができない被計量物、例えば単体重量が大きく不定形な被計量物や機械によるハンドリングが難しい被計量物(例えば、ブロック状の鶏肉やイカ、タコ等)を取り扱う上で好適である。
半自動式組合せ秤では、制御装置と複数の計量部を有し、作業者が手を使って組合せ秤に被計量物を供給する。制御装置は、計量部で検出された重量を要素として組合せ演算を行い、合計重量が所定の条件を満たすものの中から最も適した組合せを選び、対応する計量部から被計量物を排出する。この排出された被計量物は例えば包装機へ供給され、包装機で袋詰めされて商品となる。
半自動式組合せ秤の問題点は、組合せ演算を行っても条件を満たす組合せが得られない組合せ不良が発生した場合、計量ホッパ内の被計量物を入れ替える必要がある。そのためには、作業者が計量ホッパ内の被計量物の交換を行うか、計量ホッパの上方に供給ホッパがある場合には計量ホッパから被計量物を強制的に排出して供給ホッパから被計量物が供給されるのを待たなければならなかった。このように組合せ不良が発生した場合には、計量ホッパ内の被計量物を入れ替えなければならないため、生産効率が低下することになる。
特許文献1には、組合せに参加できる計量部の数を増やせば、組合せ演算において、目標とする所定重量範囲の組合せができる確率が増すので、組合せに参加できる計量部を増やす方法として、例えば上皿秤のような一般の計量器を利用する技術が開示されている。
特開2007−64704号公報
特許文献1の構成では、組合せに参加できる計量部の数を増やせるので、組合せ不良の発生頻度を少なくできるが、より生産効率を向上させる上で、組合せ不良の発生頻度をより少なくできる構成が望まれる。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、手動で供給される被計量物を組合せ計量するシステムにおいて、組合せ不良の発生頻度を非常に少なくすることができる組合せ計量システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の組合せ計量システムは、手動で供給された被計量物を保持し排出する複数の収納部と、前記収納部に保持される被計量物の重量値を検出する第1の重量検出手段と、単独動作モードのときに保持されている被計量物の重量値の合計が第1の所定重量範囲内になる前記収納部の組合せを1つ求める第1の組合せ手段と、この組合せに選択されている前記収納部から被計量物を排出させる排出制御手段と、前記収納部から排出される被計量物を受け取って外部へ排出する排出手段とを有し、前記単独動作モードと連動動作モードとを切り替え可能に構成された半自動式組合せ秤と、手動で供給される被計量物を保持する複数の計量皿と、前記計量皿に保持されている被計量物の重量値を検出する第2の重量検出手段と、単独動作モードのときに保持されている被計量物の重量値の合計が第2の所定重量範囲内になる前記計量皿の組合せを1つ求める第2の組合せ手段と、この組合せに選択されている前記計量皿を作業者に報知する組合せ報知手段とを有し、前記単独動作モードと連動動作モードとを切り替え可能に構成された手動式組合せ秤とを備え、前記半自動式組合せ秤と前記手動式組合せ秤とはそれぞれ、前記連動動作モードのときに相互に通信を行うための通信手段が設けられ、前記連動動作モードのときに、前記収納部の被計量物の重量値と前記計量皿の被計量物の重量値とのうちの少なくとも前記収納部の被計量物の重量値を含む被計量物の重量値の合計が前記第1の所定重量範囲内になる、前記収納部と前記計量皿とのうちの少なくとも前記収納部を含む組合せである排出組合せを1つ求める第3の組合せ手段を有し、前記排出制御手段は、前記排出組合せに選択されている前記収納部から被計量物を排出させるように構成され、前記組合せ報知手段は、前記排出組合せに前記計量皿が選択されているときに、前記選択されている前記計量皿を作業者に報知するように構成されている。
なお、この構成において、半自動式組合せ秤の収納部で保持される被計量物は手動で直接またはホッパを介して供給される被計量物である。すなわち、作業者が収納部へ直接供給する構成であってもよいし、収納部の上方にホッパが設けられ、作業者がホッパへ被計量物を供給し、同ホッパから排出された被計量物が収納部へ供給される構成であってもよい。また、第1の重量検出手段は、収納部の上方にホッパが設けられているかいないかにかかわらず、収納部に被計量物が保持されているときに同被計量物の重量値を検出するものであってもよいし、収納部の上方にホッパが設けられている場合にホッパに被計量物が保持されているときに同被計量物の重量値を検出するものであってもよい。
上記構成によれば、連動動作モードのときに、排出組合せに選択されている計量皿がある場合には、作業者はその計量皿から被計量物を取り出して、収納部から排出される被計量物と合わせて1つの商品となるように、排出手段(例えば、搬送コンベア)へ供給する。この連動動作モードのときに、第3の組合せ手段は、半自動式組合せ秤の収納部と手動式組合せ秤の計量皿とに保持された被計量物の重量値を用いることができるので、単独動作モードの場合と比較して、求めるべき組合せが成立する確率が大幅に増大し、組合せ不良の発生頻度を非常に少なくすることができる。
また、前記第3の組合せ手段は、前記収納部のみの組合せからなる前記排出組合せを求める第1の組合せ処理を行い、この第1の組合せ処理において、被計量物の重量値の合計が前記第1の所定重量範囲内となる組合せがないときに前記計量皿と前記収納部との両方を含む組合せからなる前記排出組合せを求める第2の組合せ処理を行うように構成されていてもよい。
この構成によれば、連動動作モードのときに、まず収納部のみの組合せからなる排出組合せを求める第1の組合せ処理を行い、この第1の組合せ処理において排出組合せが求められなかったときに計量皿と収納部との両方を含む組合せからなる排出組合せを求める第2の組合せ処理を行うようにしているため、作業者が排出組合せに選択されている計量皿から被計量物を取り出して排出手段(例えば、搬送コンベア)へ供給する作業を少なくすることができ、作業者への負担を低減することができる。
また、前記第3の組合せ手段は、前記第2の組合せ処理において、被計量物の重量値の合計が前記第1の所定重量範囲内となる組合せが複数あるときに、選択される前記計量皿の個数が最も少ない組合せを前記排出組合せに選ぶように構成されていてもよい。
この構成によれば、作業者が排出組合せに選択されている計量皿から被計量物を取り出して排出手段(例えば、搬送コンベア)へ供給する作業をより少なくすることができ、作業者への負担をより低減することができる。
また、前記第3の組合せ手段は、前記排出組合せを繰り返し求めるように構成されるとともに、前回の排出組合せを含めて所定回数連続して前記排出組合せに選択されていない前記収納部である優先収納部が存在する場合、前記第1の組合せ処理の前に、前記収納部と前記計量皿との中から前記優先収納部を含む組合せからなる前記排出組合せを求める優先組合せ処理を行い、この優先組合せ処理において、被計量物の重量値の合計が前記第1の所定重量範囲内となる組合せがないときに前記第1の組合せ処理を行うように構成されていてもよい。
この構成によれば、所定回数連続して排出組合せに選択されていない収納部が存在する場合に、その収納部を優先収納部として第1の組合せ処理の前に、優先収納部を含む組合せからなる排出組合せを求める優先組合せ処理を行うようにすることにより、被計量物の鮮度の劣化を防止することができるとともに、次回において第1の組合せ処理による収納部のみの組合せからなる排出組合せが成立しやすくなる。
また、前記第3の組合せ手段は、前記優先組合せ処理及び前記第2の組合せ処理において、被計量物の重量値の合計が前記第1の所定重量範囲内となる組合せが複数あるときに、選択される前記計量皿の個数が最も少ない組合せを前記排出組合せに選ぶように構成されていてもよい。
この構成によれば、作業者が排出組合せに選択されている計量皿から被計量物を取り出して排出手段(例えば、搬送コンベア)へ供給する作業をより少なくすることができ、作業者への負担をより低減することができる。
また、前記連動動作モードのときに前記排出制御手段に排出指示信号を与えるための操作スイッチを有し、前記排出制御手段は、前記排出組合せに前記計量皿が選択されているときには前記組合せ報知手段が前記報知を行った後、前記操作スイッチからの前記排出指示信号に基づいて前記排出組合せに選択されている前記収納部から被計量物を排出させるように構成されていてもよい。
この構成によれば、作業者は排出組合せに選択されている計量皿から被計量物を取り出して排出手段へ供給した後、操作スイッチを押すと、排出指示信号が排出制御手段へ入力され、排出組合せに選択されている収納部から被計量物が排出手段へ排出され、排出組合せに選択された計量皿と収納部との被計量物が排出手段によって外部(例えば包装機)へ排出される。
本発明は、以上に説明した構成を有し、手動で供給される被計量物を組合せ計量するシステムにおいて、組合せ不良の発生頻度を非常に少なくすることができるという効果を奏する。また、手動式組合せ秤は、安価であり、半自動式組合せ秤とともに連動動作モードで使用したときに組合せ不良が非常に少なくなり、被計量物の入れ替え等の作業者の手間を省き、被計量物の損傷を防ぐことができるので、ユーザーにとっては投資効果がある。また、手動式組合せ秤は、連動動作モードで使用していないときは、本来の用途にも使えるので、ユーザーにとっては無駄にはならない。
(a)は、本発明の実施形態の組合せ計量システムの平面図であり、(b)は、同組合せ計量システムを一方向から見た側面図であり、(c)は、同組合せ計量システムに用いられている半自動式組合せ秤Aを上記一方向とは別の方向から見た側面図である。 本発明の実施形態の組合せ計量システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の組合せ計量システムの連動動作モードにおける動作例の半自動式組合せ秤の制御部による処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、本発明は、以下の実施形態に限定されない。
(実施形態)
図1(a)は、本発明の実施形態の組合せ計量システムの平面図であり、図1(b)は、同組合せ計量システムを一方向から見た側面図であり、図1(c)は、同組合せ計量システムに用いられている半自動式組合せ秤Aを上記一方向とは別の方向から見た側面図である。また、図2は、同組合せ計量システムの構成を示すブロック図である。
この組合せ計量システムは、被計量物の供給が作業者の手作業(手動)によって行われ、被計量物の排出は自動で行われる半自動式組合せ秤Aと、被計量物の供給及び排出(取出し)が作業者の手作業(手動)によって行われる手動式組合せ秤Bとを備えている。これら2つの組合せ秤A、Bは、例えば、図1(a)に示すように平面視においてL字状に隣接して配置されている。
〔半自動式組合せ秤Aの構成〕
まず、半自動式組合せ秤Aの構成について説明する。半自動式組合せ秤Aは、装置本体5の上部に、作業者によって被計量物が供給される複数の供給ホッパ1が1列に並んで直線状に列設され、装置本体5の上部の天板からなる作業台6には、各供給ホッパ1に対応して開口された供給口6aが設けられている。また、作業台6には、操作スイッチ13が設けられている。この操作スイッチ13は、例えば押しボタン式のものであり、I/O回路21を介して制御部18と接続され、作業者が必要に応じて押すことにより、トリガー信号が制御部18へ入力される。
各供給ホッパ1の下方には、2つの収納部2a、2bを有する計量ホッパ2が配設されている。各供給ホッパ1は、独立して駆動可能な2つの排出ゲート10a、10bが設けられ、計量ホッパ2の収納部2aと収納部2bとへ選択的に被計量物を排出可能なように構成されている。例えば、供給ホッパ1は、排出ゲート10aを開くことにより一方の収納部2aへ被計量物を排出し、排出ゲート10bを開くことにより他方の収納部2bへ被計量物を排出する。
また、各計量ホッパ2は、各々の収納部2a、2bに排出ゲート11a、11bが設けられ、各排出ゲートを開くことにより、各収納部2a,2bから別々に被計量物を排出可能なように構成されている。
計量ホッパ2の下方には、計量ホッパ2から排出された被計量物を受けて例えば矢印sの方向へ搬送する搬送コンベア3が配設されている。この場合、例えば矢印sの方向側(図1(b)における右側)に包装機が設置され、搬送コンベア3によって搬送された被計量物は、図示しない包装機へ供給される。また、包装機と反対側には回収箱51が配置される。また、搬送コンベア3の両側には、計量ホッパ2から排出された被計量物が搬送コンベア3の外へ飛び出さないようにガイド板12が配設されている。また、装置本体5に支柱4aを介して支持された操作表示器4が装置本体5の上方に配設されている。
また、装置本体5の下部には電装品収納部9が備えられ、この電装品収納部9には、図2に示された排出ゲート駆動回路14、A/D変換回路15、コンベア駆動回路17、制御部18、I/O回路21及び通信部(通信手段)22等が収納されている。
また、各供給ホッパ1にはロードセル等の重量センサ7が取り付けられており、この重量センサ7によって供給ホッパ1内の被計量物の重量が計測され、その重量値(アナログ重量信号)は、A/D変換回路15でディジタル信号に変換され、制御部18に送られる。制御部18は、重量センサ7で計測される重量値に基づいて供給ホッパ1内の被計量物の有無を判断して、排出ゲート10a、10bの制御等を行う。
また、各計量ホッパ2にはロードセル等の重量センサ8が取り付けられており、この重量センサ8によって計量ホッパ2内の被計量物の重量が計測され、その重量値(アナログ重量信号)は、A/D変換回路15でディジタル信号に変換され、制御部18に送られる。これにより制御部18は、計量ホッパ2内の被計量物の重量値を認識する。ここで、各計量ホッパ2では、一方の収納部例えば収納部2aのみに被計量物が供給されているときに、収納部2a内の被計量物の重量が重量センサ8により計量される。さらに他方の収納部2bに被計量物が供給されると、2つの収納部2a,2b内の被計量物の合計重量が重量センサ8により計量される。制御部18では、この2つの収納部2a,2b内の被計量物の合計重量から、先に計量されている収納部2a内の被計量物の重量を減算することで、収納部2b内の被計量物の重量を算出する。この場合、第1の重量検出手段は、重量センサ8、A/D変換回路15及び制御部18によって構成される。
制御部18は、例えばマイクロコンピュータ等によって構成され、CPU等からなる演算制御部19と、RAM及びROM等のメモリからなる記憶部20とを有している。記憶部20には、運転用プログラムが記憶されており、さらに計量結果のデータ等が記憶される。
そして、制御部18は、演算制御部19が記憶部20に記憶されている運転用プログラムを実行することにより、同組合せ秤Aの全体の制御を行うとともに後述の組合せ処理等を行う。例えば、制御部18は、排出ゲート駆動回路14を介して、各供給ホッパ1の排出ゲート10a、10bの開閉を制御するとともに各計量ホッパ2の排出ゲート11a、11bの開閉を制御する。また、コンベア駆動回路17を介して搬送コンベア3の駆動動作を制御する。また、A/D変換回路15を介して、各供給ホッパ1に取り付けられた重量センサ7によって計測される重量値を取得するとともに各計量ホッパ2に取り付けられた重量センサ8によって計測される重量値を取得する。また、I/O回路21を介して、操作スイッチ13からのトリガー信号を入力するとともに、外部の包装機(図示せず)等と信号の送受信を行う。また、操作表示器4から信号が入力されるとともに、操作表示器4へ表示するデータ等の信号を出力する。また、制御部18は、手動式組合せ秤Bの制御部37と互いの通信部22、43を介して情報等の送受信が可能である。なお、制御部18は、必ずしも単独の制御装置で構成される必要はなく、複数の制御装置が分散配置されていて、それらが協働して組合せ秤Aの動作を制御するよう構成されていてもよい。
操作表示器4は、制御部18と接続され、例えばタッチスクリーン式のディスプレイ画面を備え、このディスプレイ画面上で、組合せ秤Aの運転の操作、組合せ条件(目標重量値及びそれに対する許容範囲)等の運転条件の設定等を行うことができるとともに、制御部18による組合せ処理の結果(組合せ重量値等)等をディスプレイ画面上に表示することができる。
また、図1には、搬送コンベア3の上方で手動式組合せ秤Bに近い側にガイドシュート52が配設されているが、これは半自動式組合せ秤Aと手動式組合せ秤Bとが連動して動作する連動動作モードのときに用いられる。
〔手動式組合せ秤Bの構成〕
次に手動式組合せ秤Bの構成について説明する。この手動式組合せ秤Bは、載せ台50上に設置されており、被計量物が載せられる複数の計量皿31と、各計量皿31を支持し、計量皿31上の被計量物の重量を計量するためのロードセル等からなる重量センサ32と、複数の表示灯33と、操作スイッチ34と、装置フレーム35と、操作表示器36と、制御部37とを備えている。各重量センサ32、操作スイッチ34及び操作表示器36は装置フレーム35に固定されている。また、操作表示器36の筐体内部には、制御部37、表示灯駆動回路40、A/D変換回路41、I/O回路42及び通信部(通信手段)43等が収納されている。
各重量センサ32によって計測される各計量皿31上の被計量物の重量値(アナログ重量信号)は、A/D変換回路41でディジタル信号に変換され、制御部37に送られる。これにより制御部37は、計量皿31上の被計量物の重量値を認識する。この場合、第2の重量検出手段は、重量センサ32、A/D変換回路41及び制御部37によって構成される。表示灯33は、例えば発光ダイオードあるいは電球によって構成されている。表示灯33は、各々の計量皿31に対応して、それぞれ対応する計量皿31の近傍に設けられている。また、操作スイッチ34は、例えば押しボタン式のものであり、I/O回路42を介して制御部37と接続され、作業者が必要に応じて押すことにより、トリガー信号が制御部37へ入力される。
制御部37は、例えばマイクロコンピュータ等によって構成され、CPU等からなる演算制御部38と、RAM及びROM等のメモリからなる記憶部39とを有している。記憶部39には、運転用プログラムが記憶されており、さらに計量結果のデータ等が記憶される。
そして、制御部37は、演算制御部38が記憶部39に記憶されている運転用プログラムを実行することにより、同組合せ秤Bの全体の制御を行うとともに後述の組合せ処理等を行う。例えば、制御部37は、表示灯駆動回路40を制御することにより各表示灯33の動作(点灯及び消灯等)を制御し、A/D変換回路41を介して各重量センサ32によって計測される重量値を取得し、I/O回路42を介して操作スイッチ34からトリガー信号を入力する。また、操作表示器36から信号が入力されるとともに、操作表示器36へ表示するデータ等の信号を出力する。また、制御部37は、半自動式組合せ秤Aの制御部18と互いの通信部43、22を介して情報等の送受信が可能である。なお、制御部37は、必ずしも単独の制御装置で構成される必要はなく、複数の制御装置が分散配置されていて、それらが協働して組合せ秤Bの動作を制御するよう構成されていてもよい。
操作表示器36は、制御部37と接続され、例えばタッチスクリーン式のディスプレイ画面を備え、このディスプレイ画面上で、組合せ秤Bの運転の操作、組合せ条件(目標重量値及びそれに対する許容範囲)等の運転条件の設定等を行うことができるとともに、制御部37による組合せ処理の結果(組合せ重量値等)等をディスプレイ画面上に表示することができる。
本実施形態の組合せ計量システムでは、半自動式組合せ秤Aの制御部18と、手動式組合せ秤Bの制御部37とが、互いの通信部22、43を介して、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)ケーブルによって接続され、例えば連動動作モードのときに制御部18と制御部37との間で必要な情報を通信可能に構成されている。通信部22、43はそれぞれ、制御部18と制御部37との間で通信を行うための通信手段である。
また、半自動式組合せ秤Aと手動式組合せ秤Bとはそれぞれ複数の動作モードの中から任意の1つの動作モードを選択して設定し動作(運転)させるように構成されている。例えば作業者は、半自動式組合せ秤Aの操作表示器4を操作することによって、複数の動作モードの中から任意の1つの動作モードを選択して半自動式組合せ秤Aを動作(運転)させる。同様に、作業者は、手動式組合せ秤Bの操作表示器36を操作することによって、複数の動作モードの中から任意の1つの動作モードを選択して手動式組合せ秤Bを動作(運転)させる。いずれの組合せ秤A,Bも、大別して、単独動作モードと連動動作モードとを有している。
各組合せ秤A,Bにおいて、動作モードを設定する場合、例えば操作表示器4,36のタッチスクリーン式のディスプレイ画面に動作モード設定用の画面を表示させる。この動作モード設定用の画面には、設定可能な動作モードのタッチキーとして、例えば、単独動作モード設定用タッチキーと、連動動作モード設定用タッチキーとが表示され、いずれか1つのタッチキーをタッチすることにより、そのタッチされたタッチキーに対応する動作モードが制御部18,37に設定されるようになっている。
まず、単独動作モードにおける動作を説明する。この場合、前述のように、半自動式組合せ秤Aを単独動作モードに設定して運転を開始すると、同組合せ秤Aは単独動作モードの動作を行い、手動式組合せ秤Bを単独動作モードに設定して運転を開始すると、同組合せ秤Bは単独動作モードの動作を行う。この単独動作モードでは、2つの組合せ秤A,Bの制御部18,37の間で通信が行われず、各々の組合せ秤A,Bが単独で動作する。
〔半自動式組合せ秤Aの単独動作モードの動作例〕
半自動式組合せ秤Aが単独で動作する単独動作モードにおける動作の一例について説明する。この動作は制御部18の制御によって実現される。
まず、単独動作モードにおける制御部18による組合せ処理について説明する。この組合せ処理では、被計量物を保持している収納部2a、2b内の被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い、保持している被計量物の合計重量値(組合せ重量値)が所定重量範囲(目標重量値に対する許容範囲)内になる収納部(2a、2b)の組合せである適量組合せを全て求め、1つの適量組合せを排出組合せに決める。ここで、適量組合せが複数存在する場合には、その複数の適量組合せのうちの、組合せ重量値と目標重量値との差の絶対値が最小である適量組合せを排出組合せに決める。この組合せ処理は、例えば設定される計量速度に基づいて所定のタイミングで行われる。計量速度すなわち被計量物の排出速度が例えば1分間に20回と設定されている場合には、3秒間隔で組合せ処理が行われる。
次に、被計量物の流れに基づいて単独動作モードにおける動作を説明する。被計量物は、例えば、鶏肉などの食肉、水産物、農産物、漬物などである。この場合、作業者は、空の供給ホッパ1に被計量物を随時供給する作業を行う。
制御部18は、重量センサ7の計測値に基づいて被計量物が供給されている供給ホッパ1を認識し、被計量物が供給されている供給ホッパ1の下方の収納部2a、2bの少なくともいずれか一方が空である場合には、所定のタイミングで上記供給ホッパ1のいずれか一方の排出ゲート(10a、10b)を開閉させて、供給ホッパ1内の被計量物を空の収納部(2a、2b)へ供給させる。そして、制御部18は、組合せ処理を行うタイミングになると前述の組合せ処理を行い、排出組合せを求める。そして包装機からの排出命令信号がI/O回路21を介して入力されていると、排出組合せに選択されている収納部2a、2bの排出ゲート11a、11bを開閉させて、収納部内の被計量物を搬送コンベア3上に落下させる。そして搬送コンベア3を駆動させて、被計量物を搬送コンベア3によって矢印s方向へ搬送して包装機へ送り出す。また、制御部18は、排出組合せに選択されている収納部2a、2b内の被計量物を排出させると、I/O回路21を介して排出完了信号を包装機へ出力する。以上の動作が繰り返し行われる。
なお、組合せ処理を行った結果、排出組合せを求められなかった場合、すなわち、組合せ重量が所定重量範囲内である適量組合せが無かった場合(組合せ不良が発生した場合)、入替え処理を行う。この入替え処理では、例えば被計量物の重量値が大きいものから順に所定個数(1個ないし2個程度)の収納部を選択し、この選択した収納部から被計量物を排出させ、この被計量物を排出させた収納部へ供給ホッパ1から被計量物を供給するため、供給ホッパ1の排出ゲートを開閉する。さらに、搬送コンベア3を所定時間の間、矢印sとは逆方向に搬送させるように駆動し、収納部2a、2bから排出された被計量物を回収箱51へ排出させる。
〔手動式組合せ秤Bの単独動作モードの動作例〕
次に手動式組合せ秤Bの単独動作モードにおける動作の一例について説明する。この動作は制御部37の制御によって実現される。
この場合、作業者は、空の計量皿31に被計量物を供給し、表示灯33が点灯されると、点灯した表示灯33に対応する計量皿31から被計量物を取り出して例えば1つの袋に入れる作業を行う。被計量物は、例えば、ブロイラー等の解体工場では、ささみ、砂ずり等の副産物である。
制御部37は、各重量センサ32からの重量値を所定時間間隔で取得する。そして、重量センサ32からの重量値に基づいて計量皿31に被計量物が載せられているか否かを判断し、被計量物が載せられている計量皿31の個数が所定個数以上であれば組合せ処理を行う。この組合せ処理では、被計量物を保持している(被計量物が載せられている)計量皿31内の被計量物の重量に基づいて組合せ演算を行い、保持している被計量物の合計重量値(組合せ重量値)が所定重量範囲(目標重量値に対する許容範囲)内になる計量皿31の組合せである適量組合せを全て求め、1つの適量組合せを排出組合せに決める。ここで、適量組合せが複数存在する場合には、その複数の適量組合せのうちの、組合せ重量値と目標重量値との差の絶対値が最小である適量組合せを排出組合せに決める。
そして、制御部37は、排出組合せに選択されている計量皿31に対応する表示灯33を点灯させた後、重量センサ32の計測値に基づいて、排出組合せに選択されている計量皿31の被計量物が全て取出されたか否かを判定し、全て取り出されると、点灯している全ての表示灯33を消灯する。以上の動作が繰り返し行われる。
以上のように半自動式組合せ秤Aと手動式組合せ秤Bとは、単独動作モードのときに、各々個別に使用することができる。例えば、ブロイラー等の解体工場において、半自動式組合せ秤Aを業務用のムネ肉とかモモ肉の数kg用のパックを計量して生産するのに使用し、手動式組合せ秤Bを手羽先、内蔵などの残りの副産物の数百gのパックを計量して生産するのに使用してもよい。
次に、本実施形態の組合せ計量システムの連動動作モードにおける動作を説明する。この場合、前述のように、半自動式組合せ秤Aと手動式組合せ秤Bとを連動動作モードに設定する。この連動動作モードでは、半自動式組合せ秤Aの制御部18と手動式組合せ秤Bの制御部37とが、互いの通信部22、43を介して必要な情報等の送受信を行う。
〔連動動作モードにおける動作例〕
図3は、この組合せ計量システムの連動動作モードにおける動作例の半自動式組合せ秤Aの制御部18による処理を示すフローチャートである。
この動作例の場合、作業者は、半自動式組合せ秤Aの空の供給ホッパ1と、手動式組合せ秤Bの空の計量皿31とに同じ品種の被計量物を随時供給する。被計量物は、例えば、鶏肉などの食肉、水産物、農産物、漬物などである。
この場合、運転開始前に、半自動式組合せ秤Aの操作表示器4を操作することにより、組合せ条件として、例えば、目標重量値、所定重量範囲(目標重量値に対する許容範囲)を制御部18に設定する。
制御部18は、ステップS1で、各供給ホッパ1に接続された重量センサ7により計測される被計量物の重量値に基づいて、被計量物が供給されている供給ホッパ1を認識し、その被計量物が供給されている供給ホッパ1の下方の計量ホッパ2の少なくとも一方の収納部(2a、2b)が空である場合には、その供給ホッパ1から被計量物を排出させ、空の収納部へ供給する。
そして、ステップS2で組合せ処理を行うタイミングになるとステップS3へ進む。例えば、計量速度すなわち被計量物の排出速度が1分間に20回と設定されている場合には、通常3秒間隔でステップS3以降の処理が実行される。
ステップS3では、手動式組合せ秤Bの制御部37から各計量皿31の被計量物の重量値を取得する。
次にステップS4へ進み、優先収納部が有るか否かを判断し、優先収納部が有る場合にはステップS14へ進み、優先収納部が無い場合にはステップS5へ進む。なお、優先収納部とは、前回の排出組合せを含めて所定回数(例えば20回)連続して排出組合せに選択されていない収納部である。制御部18は、各収納部について、排出組合せを求めるたびに、排出組合せに連続して選択されていない回数をカウントするようにしている。
ステップS5では、半自動式組合せ秤Aの収納部2a、2bの被計量物の重量値のみを用いて組合せ演算を行い、被計量物の重量値の合計(組合せ重量値)が所定重量範囲内となる組合せを1つ求め、その組合せを排出組合せに決める。
ステップS5で排出組合せが求められたときには、ステップS6からステップS7へ進み、包装機からの排出命令信号が入力されると、排出処理を行う(ステップS8)。この排出処理では、排出組合せに選択されている収納部の排出ゲートを開閉させて被計量物を排出させるとともに、この排出された被計量物が包装機へ供給されるように搬送コンベア3を駆動させ、排出完了信号を包装機へ出力する。ここで、被計量物を排出させた収納部へは次のステップS1で、供給ホッパ1から被計量物が供給される。
また、ステップS4で優先収納部があった場合、ステップS14へ進み、優先組合せ処理を行う。この優先組合せ処理では、手動式組合せ秤Bの制御部37から取得した各計量皿31の被計量物の重量値と半自動式組合せ秤Aの収納部2a、2bの被計量物の重量値とを用いて組合せ演算を行い、優先収納部の被計量物の重量値を含む組合せ重量値が所定重量範囲内となる組合せを1つ求め、その組合せを排出組合せに決める。ここで、優先収納部の被計量物の重量値を含む組合せ重量値が所定重量範囲内となる組合せが複数得られる場合には、組合せに選択される計量皿31の個数が最も少ない組合せを排出組合せに決める。なお、上記計量皿31の個数が最も少ない組合せが複数あるときにはその中で組合せ重量値と目標重量値との差の絶対値が最小になる組合せを排出組合せに決める。
ステップS14で排出組合せが求められたときにはステップS16へ進み、求められなかったときにはステップS5へ進む(ステップS15)。ステップS16では、ステップS14で求めた排出組合せに計量皿31が選択されていない場合にはステップS7へ進み、計量皿31が選択されている場合にはステップS17へ進む。
ステップS17では、排出組合せに選択されている計量皿を手動式組合せ秤Bへ通知するために、制御部18は手動式組合せ秤Bの制御部37へ排出組合せに選択されている計量皿31の番号を送信する。なお、各計量皿31には、それぞれを識別するための番号が予め付与されている。次にステップS18で、手動式組合せ秤Bが排出組合せに選択されている旨を作業者に報知する。この報知は、例えば操作表示器4に手動式組合せ秤Bの計量皿が排出組合せに選択されている旨を表示することにより行う。
手動式組合せ秤Bの制御部37では、排出組合せに選択されている計量皿31の番号を受信すると、その計量皿31に対応する表示灯33を点灯させる。作業者は、表示灯33が点灯すると、点灯している表示灯33に対応する計量皿31の被計量物を取り出してガイドシュート52へ落とす。ガイドシュート52へ落とされた被計量物は搬送コンベア3上に落下する。そして、作業者は、半自動式組合せ秤Aの操作スイッチ13を押す。この操作スイッチ13が押されると、制御部18にトリガー信号(排出指示信号)が入力される。
制御部18は、トリガー信号を入力すると(ステップS19)、ステップS7へ進み、包装機から排出命令信号が入力されていれば、排出処理を行う(ステップS8)。
また、ステップS5で排出組合せが求められなかったときには、ステップS6からステップS11へ進み、第2の組合せ処理を行う。この第2の組合せ処理では、制御部18は、手動式組合せ秤Bの制御部37から取得した計量皿31の被計量物の重量値と半自動式組合せ秤Aの収納部2a、2bの被計量物の重量値とを用いて組合せ演算を行い、組合せ重量値が所定重量範囲内となる組合せを1つ求め、その組合せを排出組合せに決める。ここで、組合せ重量値が所定重量範囲内となる組合せが複数得られる場合には、組合せに選択される計量皿31の個数が最も少ない組合せを排出組合せに決める。なお、上記計量皿31の個数が最も少ない組合せが複数あるときにはその中で組合せ重量値と目標重量値との差の絶対値が最小になる組合せを排出組合せに決める。
ステップS11で排出組合せが求められたときにはステップS17へ進み、求められなかったときにはステップS13へ進み、入替え処理を行う。この入替え処理では、例えば被計量物の重量値が大きいものから順に所定個数(1個ないし2個程度)の収納部を選択し、この選択した収納部から被計量物を排出させ、この被計量物を排出させた収納部へ供給ホッパ1から被計量物を供給するため、供給ホッパ1の排出ゲートを開閉する。さらに、搬送コンベア3を所定時間の間、矢印sとは逆方向に搬送させるように駆動し、収納部2a、2bから排出された被計量物を回収箱51へ排出させる。
なお、制御部18は、ステップS19において、作業者が操作スイッチ13を押すことにより入力されるトリガー信号を入力したか否かを判定するようにしたが、手動式組合せ秤Bから処理終了信号を受信したか否かを判定するようにしてもよい。あるいは、トリガー信号及び処理終了信号のいずれかを入力あるいは受信したかを判定するようにしてもよい。ここで、作業者が手動式組合せ秤Bの操作スイッチ34を押すことにより制御部37にトリガー信号(排出指示信号)が入力され、制御部37はトリガー信号が入力されると、半自動式組合せ秤Aの制御部18へ処理終了信号を送信するように構成されている。
この連動動作モードにおいて、手動式組合せ秤Bの制御部37では、各重量センサ32からの重量値を所定時間間隔で取得しており、制御部18から重量値の送信要求を受けて、各計量皿31について、予め定められている計量皿31の番号と同計量皿31が保持している被計量物の重量値とを制御部18へ送信する。これにより、制御部18は各計量皿31の被計量物の重量値を取得する(ステップS3)。また、制御部37は、ステップS17の処理によって制御部18から送信される、排出組合せに選択されている計量皿31の番号を受信すると、その計量皿31に対応する表示灯33を点灯させる。そして、重量センサ32の計測値に基づいて、排出組合せに選択されている計量皿31の被計量物が全て取出されたか否かを判定し、全て取出されると、点灯している全ての表示灯33を消灯する。
この連動動作モードでは、半自動式組合せ秤Aの収納部2a、2bと手動式組合せ秤Bの計量皿31とに保持された被計量物の重量値を用いることができるので、単独動作モードの場合と比較して、求めるべき組合せが成立する確率が大幅に増大し、組合せ不良の発生頻度を非常に少なくすることができる。
また、まず収納部2a、2bのみの組合せからなる排出組合せを求める第1の組合せ処理(ステップS5)を行い、この第1の組合せ処理において排出組合せが求められなかったときに計量皿31と収納部2a、2bとの両方を含む組合せからなる排出組合せを求める第2の組合せ処理(ステップS11)を行うようにしているため、作業者が排出組合せに選択されている計量皿31から被計量物を取り出して搬送コンベア3へ供給する作業を少なくすることができ、作業者への負担を低減することができる。
さらに、所定回数連続して排出組合せに選択されていない収納部2a、2bが存在する場合に、その収納部を優先収納部として第1の組合せ処理の前に、優先収納部を含む組合せからなる排出組合せを求める優先組合せ処理(ステップS14)を行うようにすることにより、被計量物の鮮度の劣化を防止することができるとともに、次回において第1の組合せ処理による収納部2a、2bのみの組合せからなる排出組合せが成立しやすくなる。
また、第2の組合せ処理(ステップS11)及び優先組合せ処理(ステップS14)において、組合せ重量値が所定重量範囲内となる組合せが複数得られる場合には、組合せに選択される計量皿31の個数が最も少ない組合せを排出組合せに決めることにより、作業者が排出組合せに選択されている計量皿31から被計量物を取り出して搬送コンベア3へ供給する作業をより少なくすることができ、作業者への負担をより低減することができる。
なお、手動式組合せ秤Bが使用されておらず、半自動式組合せ秤Aを単独動作モードで動作中に、例えば組合せ不良が多発する場合に一旦動作を停止させて、手動式組合せ秤Bを連動動作モードに設定し、半自動式組合せ秤Aを連動動作モードに切り替えて動作を再開させることもできる。この場合、単独動作モードのときに半自動式組合せ秤Aに設定されていた所定重量範囲(目標重量値に対する許容範囲)をそのまま連動動作モードにおける所定重量範囲(目標重量値に対する許容範囲)として動作を再開させることができる。なお、半自動式組合せ秤Aでは、操作表示器4を操作することにより、半自動式組合せ秤Aの単独動作モード及び連動動作モードにおける目標重量値及びそれに対する許容範囲(所定重量範囲)を設定及び変更することができる。
本実施形態では、第1の組合せ手段及び排出制御手段は制御部18によって構成され、排出手段は搬送コンベア3によって構成されている。また、第2の組合せ手段は制御部37によって構成され、組合せ報知手段は表示灯33によって構成されている。また、第3の組合せ手段は、制御部18によって構成されている。
なお、上記実施形態において、図1に示した半自動式組合せ秤A及び手動式組合せ秤Bの構成は一例であり、これに限られない。例えば、半自動式組合せ秤Aにおけるホッパの構成は種々変更可能である。例えば、計量ホッパが1つの収納部しか備えていなくてもよい。また、作業者が計量ホッパに直接被計量物を供給する構成であってもよい。
また、排出組合せに選択されている計量皿31を作業者に報知するために表示灯33を用いたが、操作表示器36のディスプレイ画面上に排出組合せに選択されている計量皿を表示させるようにしてもよい。
本発明は、自動式組合せ秤で扱うのに適さない被計量物を組合せ計量し、組合せ不良の発生頻度を非常に少なくすることができる組合せ計量システム等として有用である。本発明は、ブロイラー等の解体工場において特に有用である。例えば、通常は、半自動式組合せ秤と手動式組合せ秤とをそれぞれ単独動作モードで使用し、半自動式組合せ秤で業務用のムネ肉とかモモ肉の数kg用のパックを計量し、残りの副産物を数百gのパックを手動式組合せ秤で計量する。そして、半自動式組合せ秤において、組合せ不良が頻繁に発生する状況が続くと、半自動式組合せ秤及び手動式組合せ秤を連動動作モードにして使用することにより、組合せ不良の発生頻度を非常に少なくすることができる。
1 供給ホッパ
2 計量ホッパ
2a、2b 収納部
3 搬送コンベア
4 操作表示器
5 装置本体
7 供給ホッパ用重量センサ
8 計量ホッパ用重量センサ
10a、10b 供給ホッパ用ゲート
11a、11b 計量ホッパ用ゲート
13 スイッチ
14 排出ゲート駆動回路
15 A/D変換回路
17 コンベア駆動回路
18 制御部
19 演算制御部
20 記憶部
21 I/O回路
22 通信部
31 計量皿
32 重量センサ
33 表示灯
34 スイッチ
36 操作表示器
37 制御部
38 演算制御部
39 記憶部
40 表示灯駆動回路
41 A/D変換回路
42 I/O回路
43 通信部

Claims (6)

  1. 手動で供給された被計量物を保持し排出する複数の収納部と、前記収納部に保持される被計量物の重量値を検出する第1の重量検出手段と、単独動作モードのときに保持されている被計量物の重量値の合計が第1の所定重量範囲内になる前記収納部の組合せを1つ求める第1の組合せ手段と、この組合せに選択されている前記収納部から被計量物を排出させる排出制御手段と、前記収納部から排出される被計量物を受け取って外部へ排出する排出手段とを有し、前記単独動作モードと連動動作モードとを切り替え可能に構成された半自動式組合せ秤と、
    手動で供給される被計量物を保持する複数の計量皿と、前記計量皿に保持されている被計量物の重量値を検出する第2の重量検出手段と、単独動作モードのときに保持されている被計量物の重量値の合計が第2の所定重量範囲内になる前記計量皿の組合せを1つ求める第2の組合せ手段と、この組合せに選択されている前記計量皿を作業者に報知する組合せ報知手段とを有し、前記単独動作モードと連動動作モードとを切り替え可能に構成された手動式組合せ秤とを備え、
    前記半自動式組合せ秤と前記手動式組合せ秤とはそれぞれ、前記連動動作モードのときに相互に通信を行うための通信手段が設けられ、
    前記連動動作モードのときに、前記収納部の被計量物の重量値と前記計量皿の被計量物の重量値とのうちの少なくとも前記収納部の被計量物の重量値を含む被計量物の重量値の合計が前記第1の所定重量範囲内になる、前記収納部と前記計量皿とのうちの少なくとも前記収納部を含む組合せである排出組合せを1つ求める第3の組合せ手段を有し、
    前記排出制御手段は、前記排出組合せに選択されている前記収納部から被計量物を排出させるように構成され、
    前記組合せ報知手段は、前記排出組合せに前記計量皿が選択されているときに、前記選択されている前記計量皿を作業者に報知するように構成された、
    組合せ計量システム。
  2. 前記第3の組合せ手段は、
    前記収納部のみの組合せからなる前記排出組合せを求める第1の組合せ処理を行い、この第1の組合せ処理において、被計量物の重量値の合計が前記第1の所定重量範囲内となる組合せがないときに前記計量皿と前記収納部との両方を含む組合せからなる前記排出組合せを求める第2の組合せ処理を行うように構成された、請求項1に記載の組合せ計量システム。
  3. 前記第3の組合せ手段は、
    前記第2の組合せ処理において、被計量物の重量値の合計が前記第1の所定重量範囲内となる組合せが複数あるときに、選択される前記計量皿の個数が最も少ない組合せを前記排出組合せに選ぶように構成された、請求項2に記載の組合せ計量システム。
  4. 前記第3の組合せ手段は、
    前記排出組合せを繰り返し求めるように構成されるとともに、
    前回の排出組合せを含めて所定回数連続して前記排出組合せに選択されていない前記収納部である優先収納部が存在する場合、前記第1の組合せ処理の前に、前記収納部と前記計量皿との中から前記優先収納部を含む組合せからなる前記排出組合せを求める優先組合せ処理を行い、この優先組合せ処理において、被計量物の重量値の合計が前記第1の所定重量範囲内となる組合せがないときに前記第1の組合せ処理を行うように構成された、請求項2に記載の組合せ計量システム。
  5. 前記第3の組合せ手段は、
    前記優先組合せ処理及び前記第2の組合せ処理において、被計量物の重量値の合計が前記第1の所定重量範囲内となる組合せが複数あるときに、選択される前記計量皿の個数が最も少ない組合せを前記排出組合せに選ぶように構成された、請求項4に記載の組合せ計量システム。
  6. 前記連動動作モードのときに前記排出制御手段に排出指示信号を与えるための操作スイッチを有し、
    前記排出制御手段は、前記排出組合せに前記計量皿が選択されているときには前記組合せ報知手段が前記報知を行った後、前記操作スイッチからの前記排出指示信号に基づいて前記排出組合せに選択されている前記収納部から被計量物を排出させるように構成された、請求項1〜5のいずれかに記載の組合せ計量システム。
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