JP2012001103A - ダンパ付き開閉蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダンパを外部に露出させない構造でありながら、ボックス本体の収納部等のスペースにも影響を与えることのないダンパ付き開閉蓋を提供する。
【解決手段】ボックス1を開放する開位置と、当該ボックスを閉鎖する閉位置との間で回動するアームレスト4において、ボックス本体3に回動自在に支持されると共に、外壁によって画成された内部空間Vを有する開閉蓋本体11と、内部空間に配置され、シリンダ71および当該シリンダ内で進退移動するピストン72を有するピストンダンパ25とを備え、ピストンとシリンダとは、一方がボックスの本体側に連結されると共に、他方が開閉蓋本体側に連結された構成とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、ボックスを開閉するダンパ付き開閉蓋に関し、特に、自動車のセンタコンソールボックスの蓋として好適に使用されるダンパ付き開閉蓋に関する。
従来、自動車のセンタコンソールボックスの蓋として、上端面が開放された箱形のボックス本体に対してヒンジを介して回動可能に連結されると共に、ボックス本体と蓋との間に介装された伸縮可能なアーム体を備え、蓋が勢い良く閉側に回動操作された際に、アーム体のダンパ作用によりその回動速度を減速させるようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
特許3239484号公報
ところで、上記のようなセンタコンソールボックス等の場合、蓋に比較的大きな操作力が加わるため、ダンパ作用を奏するアーム体にはピストンダンパが好適である。一方で、ピストンダンパは、その構造上、回転ダンパ等に比べて大型となる傾向にあり、これを意匠性向上等の観点から外部に露出しない構成とする場合には、上記特許文献1の従来技術のように、ボックス本体内にピストンダンパの設置スペースを確保する必要があった。その結果、ボックス本体の収納部のスペースが削られて狭くなってしまうという問題があった。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、ダンパを外部に露出させない構造でありながら、ボックス本体の収納部等のスペースにも影響を与えることのないダンパ付き開閉蓋を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の第1の側面によれば、ボックス(1)を開放する開位置と、当該ボックスを閉鎖する閉位置との間で回動するダンパ付き開閉蓋(4)であって、前記ボックスの本体(3)に回動自在に支持されると共に、外壁によって画成された内部空間(V)を有する開閉蓋本体(11)と、前記内部空間に配置され、シリンダ(71)および当該シリンダ内で進退移動するピストン(72)を有するピストンダンパ(25)とを備え、前記ピストンと前記シリンダとは、一方が前記ボックスの本体側に連結されると共に、他方が前記開閉蓋本体側に連結されたことを特徴とする。
また、本発明の第2の側面によれば、前記他方を前記開閉蓋本体側に固定するダンパ固定ブラケット(45)と、前記ボックスの本体側に設けられ、前記開閉蓋本体の回動に応じて前記ピストンダンパが少なくとも縮退する際に前記一方の変位を規制する規制部材(39)とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の第3の側面によれば、前記一方は、前記開閉蓋本体の回動軸と平行に延在するピン部材(92)を有し、前記規制部材は、前記ピン部材に当接するカム面(40a)を有することを特徴とする。
また、本発明の第4の側面によれば、前記規制部材は、前記ピン部材を移動自在に保持する長孔(40)を有し、当該長孔の内周面の少なくとも一部が前記カム面を形成することを特徴とする。
また、本発明の第5の側面によれば、有底の大径円筒部を有する外側ケース(76)と、当該外側ケースに摺動自在に挿入されることにより、前記大径円筒部と共に前記ピストンダンパの保持室(78)を画成する有底の小径円筒部を有する内側ケース(77)とを更に備え、前記外側ケースと前記内側ケースとは、一方が前記ダンパ固定ブラケットに固定されると共に、他方が前記規制部材によって変位を規制されることを特徴とする。
上記本発明の第1の側面によれば、ピストンダンパを外部に露出させない構造でありながら、ボックス本体の収納部等のスペースにも影響を与えることのないダンパ付き開閉蓋を実現することが可能となる。
また、上記本発明の第2の側面によれば、ピストンダンパの開閉蓋本体側が固定される(すなわち、ピストンダンパの軸方向(ピストンの進退移動方向)が開閉蓋本体に対して変化しない)構成であるため、ピストンダンパの設置スペースをコンパクト化して開閉蓋本体(内部空間)の設計の自由度を高めることができる。
また、上記本発明の第3の側面によれば、シリンダとピストンとの一方が固定されたピストンダンパの縮退動作を簡易な構成によって実現することができる。
また、上記本発明の第4の側面によれば、簡易な構成でありながら、シリンダとピストンとの一方が固定されたピストンダンパの縮退動作の安定化を図ることが可能となる。
また、上記本発明の第5の側面によれば、開閉蓋本体内へのピストンダンパの設置が容易となる。
実施形態に係るアームレストを備えたボックスの斜視図である。 図1に示したボックスの縦断面図である。 図1に示したアームレストの裏側から見た分解斜視図である。 図2に示した開閉機構の斜視図である。 図4に示した開閉機構の分解斜視図である。 図4に示した開閉機構の一動作状態(アームレストの開放状態)を示す断面図である。 図4に示した開閉機構の一動作状態(アームレストの閉鎖途中)を示す断面図である。 図4に示した開閉機構の一動作状態(アームレストの閉鎖状態)を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るダンパ付き開閉蓋を備えたボックスについて説明する。ここでは、乗用車の運転席と前部客席との間に設けられるセンタコンソールボックスの蓋(アームレスト)に本発明に係るダンパ付き開閉蓋を適用した例を示す。説明にあたり、方向を示す用語は、図1中の矢印で示した方向に従うものとする。
図1または図2に示すように、ボックス1は、上端面が開放された収納部2を有するボックス本体3と、このボックス本体3に回動自在に支持されることにより、収納部2を開放する開位置(図1に示す状態から回動軸21を中心に略90°回動させた直立状態)と、収納部2を閉鎖する閉位置(図1に示す状態)との間で変位するアームレスト4とを主として備える。
アームレスト4は、開閉蓋本体11と、この開閉蓋本体11とボックス本体3との間に介装された開閉機構12とから構成されている。開閉蓋本体11は、図3に示すように、アームレストの表側外壁(肘掛け面を画成する壁)を形成するアウタパネル13と、アームレストの裏側外壁(収納部2を開閉する面を画成する壁)を形成し、アウタパネル13と共にアームレスト4の内部空間V(図2参照)を画成するベースパネル14と、アウタパネル13とベースパネル14との間に介装されたインナパネル15とを有する。
アウタパネル13は、下面および後面が開放された箱状をなし、その上面は、クッション性に富む部材(図示せず)で覆われている。また、インナパネル15は、アウタパネル13に対して裏側から嵌装されることにより、アウタパネル13と一体化されている。さらに、ベースパネル14は、アウタパネル13の開放された下面を覆うように配置されている。後述するように、一体化されたアウタパネル13及びインナパネル15は、ベースパネル14に対して前後方向に相対移動可能に設けられている。
図4または図5に示すように、開閉機構12は、左右方向に延在する回動軸21を支持する軸支持ブラケット22と、回動軸21に回動自在に支持された可動ブラケット23と、この可動ブラケット23に対して略前後方向にスライド自在に取り付けられたスライダ24と、軸支持ブラケット22および可動ブラケット23を介してボックス本体3および開閉蓋本体11にそれぞれ接続されたピストンダンパ25とから主として構成されている。
軸支持ブラケット22は、ボックス本体3の後面にねじ(図示せず)で固定され、その上端側に、回動軸21を支持する3つの支持片31〜33を有している。中央の支持片31は、軸支持ブラケット22の上端側の左右中央部が略くの字状(図2参照)に後方に折り曲げられることにより設けられ、その両側には、左右の支持片32,33が上方に向けて延設されている。中央の支持片31は、左右に離間して配置された略環状の2つの軸取付部34,35を有しており、それら軸取付部34,35の間には捩りコイルばね36が取り付けられている。捩りコイルばね36は、アームレスト4の開放位置側に可動ブラケット23を付勢する。また、左右の支持片32,33は、軸取付部34,35の外側にそれぞれ配置された略環状の軸取付部37,38を有している。
軸支持ブラケット22において、中央の支持片31の前面側には、ピストンダンパ25(より厳密にはダンパケース75)を支持するダンパ支持部材39がねじ(図示せず)によって固定されている。ダンパ支持部材39は、前側部分が略上方に向けて突設された略L字状をなし、その前側部分には略上下方向に延在する長孔40が形成されている。
可動ブラケット23の後端部は、軸支持ブラケット22において後方に折り曲げられた支持片31の前側のスペースに挿入された状態で回動軸21に取り付けられている。また、可動ブラケット23の後端部には、略環状の2つの軸取付部41,42が設けられており、これら軸取付部41,42は、軸取付部34と軸取付部37との間と、軸取付部35と軸取付部38との間において、それぞれ回動軸21に取り付けられる。可動ブラケット23は、図3に示したように、ベースパネル14の上面にねじ(図示せず)によって固定されており、その上面に沿うように、後端側から前端側に向けて階段状に下方に折り曲げられた形状を有している。
また、後述するように、可動ブラケット23の中段部23aには、ピストンダンパ25を固定するためのダンパ固定ブラケット45が、スライダ24を左右に跨いだ状態でねじ(図示せず)によって固定されている。ダンパ固定ブラケット45は、略コ字状をなし、脚部をなす左右の一対の側板部46,46と、それら側板部46,46の上端を連結する上板部47とを有している。両側板部46,46は、インナパネル15の上壁に形成された略コ字状をなすスリット51の前後方向に延設された部位51a(図3参照)をそれぞれ上下に貫通する。これにより、図5に示すように、ピストンダンパ25が取り付けられる上板部47がインナパネル15の上方に位置し、また、後述するように、インナパネル15がベースパネル14に対して前後方向にスライドした場合でも、ダンパ固定ブラケット45がインナパネル15と干渉しない構成となっている。
スライダ24は、前後方向に延設された中央開口61の周縁の一部に形成された前後方向に延びるラック62を有している。ラック62は、可動ブラケット23側に固定されたピニオン63と共にスライド機構を構成する。これにより、スライダ24は、可動ブラケット23に対して所定の範囲内で前後方向にスライド可能である。また、スライダ24は、その上面に設けられた複数のフック65がインナパネル15の上面に設けられた複数の固定孔66(図3参照)にそれぞれ係止されることにより、インナパネル15に固定される。これにより、インナパネル15(及びアウタパネル13)は、図2中に実線および二点鎖線で示すように、所定の範囲内で前後方向にスライド可能となっている。
ピストンダンパ25は、周知の構成を有する速度応答型のダンパであり、図5に示すように、シリンダ71と、このシリンダ71内で進退移動するピストン72とを有している。ピストン72は、内蔵された圧縮ばね73によって常に伸長方向に付勢されている。また、ピストンダンパ25は略円筒形をなすダンパケース75内に保持されている。
ダンパケース75は、有底の大径円筒部を有する外側ケース76と、外側ケース76に摺動自在に挿入されることにより、その大径円筒部と共にピストンダンパの保持室78(図2参照)を画成する有底の小径円筒部を有する内側ケース77とを有する。シリンダ71の外周面に形成された鍔部71a(図5参照)は、内側ケース77の内周面に形成された環状凹部77a(図6参照)に係止される。また、ピストン72のロッド先端は外側ケース76の底面に常に当接した状態にある。
保持室78の長手方向のサイズは、アームレスト4が開閉された際の外側ケース76と内側ケース77との相対移動に応じて伸縮する。これにより、伸長側にばね付勢されているピストンダンパ25のストロークは、アームレスト4の開閉に応じて変化する。
外側ケース76は、その底部側に形成された取付片76aがねじ(図示せず)によってダンパ固定ブラケット45の上板部47に固定されている。また、内側ケース77は、その底部側に設けられた略コ字状のピン支持部77bに支持されたピン部材92を有している。ピン部材92は、回動軸21と平行に配置され、ダンパ支持部材39の長孔40内に保持される。
このような構成により、ピストンダンパ25は、シリンダ71がボックス本体3側に連結される一方、ピストン72が開閉蓋本体11側に連結される。なお、ここでは、ピストンダンパ25のピストン72側が外側ケース76に挿入される一方、シリンダ71側が内側ケース77に挿入される構成としたが、これとは逆向きにピストンダンパ25を配置することも可能である。また、ダンパケース75を使用することなく、シリンダ71およびピストン72をダンパ固定ブラケット45またはダンパ支持部材39にそれぞれ支持させる構成も可能である。
次に、図6、図7及び図8を参照して、上記構成のアームレスト4の動作(閉操作)について説明する。
アームレスト4が開位置にある場合、図6に示すように、ダンパ固定ブラケット45とダンパ支持部材39の長孔40との距離が最大となり、ダンパケース75は最も伸長した状態(つまり、保持室78の長手方向のサイズが最大)となる。これにより、ピストンダンパ25は最も伸長した状態となる。また、このとき、内側ケース77のピン部材92は長孔40の上部に移動した状態にある。
次に、アームレスト4が閉位置側に操作されると、図7に示すように、回動軸21を中心とした可動ブラケット23(ダンパ固定ブラケット45)と、ピン部材92を中心としたダンパケース75との回動半径の差に基づき、ダンパケース75(すなわち、ピストンダンパ25)が徐々に縮退する。このとき、外側ケース76がダンパ固定ブラケット45に固定されているため、可動ブラケット23(すなわち、開閉蓋本体11)に対するピストンダンパ25の相対位置(より厳密には、ピストンダンパ25の軸方向の角度)は変化せず、ピン部材92は長孔40内を下方に移動する。また、このとき、ピン部材92は、長孔40の後側周面(カム面)40aに摺接し、この後側周面40aによって略前方(ピストンダンパ25を縮退させる方向)に押圧される。
更に、アームレスト4が閉位置まで回動操作されると、図8に示すように、ダンパ固定ブラケット45とダンパ支持部材39の長孔40との距離が最小となり、ダンパケース75は最も縮退した状態(つまり、保持室78の長手方向のサイズが最小)となる。これにより、ピストンダンパ25は最も縮退した状態となる。また、このとき、ピン部材92は、長孔40の後側周面40aに押圧されながら、長孔40の下部まで移動する。
このような、アームレスト4の閉操作時におけるピストンダンパ25の縮退により、アームレスト4の回動速度を減速させるようにダンパ作用が生じる。
上記構成のアームレスト4では、ピストンダンパ25を開閉蓋本体11の内部空間Vに配置したため、ピストンダンパ25を外部に露出させない構造でありながら、ボックス本体3の収納部2等のスペースにも影響を与えることなく良好なダンパ作用を生じさせることができる。また、ピストンダンパ25として速度応答型のダンパを用いるため、図2中の二点鎖線で示したようなアームレスト4のスライド(すなわち、アームレスト4の重心位置の変化)によりアームレスト4にかかる力のモーメントが変化した場合でも安定したダンパ作用を生じさせることができ、アームレスト4が急に閉じてボックス本体3に大きな衝撃が加わる等のトラブルを防止できる。さらに、ボックス1を備えた車両が下り坂を走行するような場合には、開放状態のアームレスト4にはその閉じ方向に自重が作用するが、この場合にも、速度応答型のダンパによって安定したダンパ作用を生じさせることが可能となる。
また、上記構成のアームレスト4では、外側ケース76(ピストンダンパ25の開閉蓋本体側)がダンパ固定ブラケット45に固定され、ピストンダンパ25の軸方向(ピストンの進退移動方向)が開閉蓋本体11に対して変化しない構成であるため、開閉蓋本体11の内部空間Vにおけるピストンダンパ25の設置スペースをコンパクト化して開閉蓋本体11の設計の自由度を高めることができる。
また、上記構成のアームレスト4では、ピン部材92を保持する長孔40を有するダンパ支持部材39を設け、当該長孔40の一部(後側周面40a)がピン部材92の周面に当接するカム面として機能するため、ピストンダンパ25の開閉蓋本体側が固定された構成において、ピストンダンパ25の縮退動作を簡易かつ安定的に実現することができる。なお、ピン部材92は必ずしも長孔40に保持される必要はなく、ピストンダンパ25が少なくとも縮退する際に、ピン部材92に当接するカム面を有する構成であればよい。また、ダンパ支持部材39は、上述のように軸支持ブラケット22と別体に設ける必要はなく、これと一体に設けることも可能である。
また、上記構成のアームレスト4では、ピストンダンパ25がダンパケース75内に保持された構成としたため、開閉蓋本体11内へのピストンダンパ25の設置が容易である。
本発明を特定の実施形態に基づいて詳細に説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、本発明に係るダンパ付き開閉蓋を回動自在に指示するボックス本体は、収容部を省略することも可能である。また、ピストンダンパやアームレストのスライド機構については、任意の公知の構成を適用することができる。また、上記実施形態に示した本発明に係るダンパ付き開閉蓋の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて選択的に用いることが可能である。
1 ボックス
2 収納部
3 ボックス本体
4 アームレスト(ダンパ付き開閉蓋)
11 開閉蓋本体
12 開閉機構
21 回動軸
22 軸支持ブラケット
23 可動ブラケット
24 スライダ
25 ピストンダンパ
39 ダンパ支持部材(規制部材)
40 長孔
40a 後側周面(カム面)
45 ダンパ固定ブラケット
71 シリンダ
72 ピストン
75 ダンパケース
76 外側ケース
77 内側ケース
78 保持室
92 ピン部材
V 内部空間

Claims (5)

  1. ボックスを開放する開位置と、当該ボックスを閉鎖する閉位置との間で回動するダンパ付き開閉蓋であって、
    前記ボックスの本体に回動自在に支持されると共に、外壁によって画成された内部空間を有する開閉蓋本体と、
    前記内部空間に配置され、シリンダおよび当該シリンダ内で進退移動するピストンを有するピストンダンパと
    を備え、
    前記ピストンと前記シリンダとは、一方が前記ボックスの本体側に連結されると共に、他方が前記開閉蓋本体側に連結されたことを特徴とするダンパ付き開閉蓋。
  2. 前記他方を前記開閉蓋本体側に固定するダンパ固定ブラケットと、
    前記ボックスの本体側に設けられ、前記開閉蓋本体の回動に応じて前記ピストンダンパが少なくとも縮退する際に前記ボックスの本体側に連結された前記一方の変位を規制する規制部材と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のダンパ付き開閉蓋。
  3. 前記一方は、前記開閉蓋本体の回動軸と平行に延在するピン部材を有し、
    前記規制部材は、前記ピン部材に当接するカム面を有することを特徴とする請求項2に記載のダンパ付き開閉蓋。
  4. 前記規制部材は、前記ピン部材を移動自在に保持する長孔を有し、当該長孔の内周面の少なくとも一部が前記カム面を形成することを特徴とする請求項3に記載のダンパ付き開閉蓋。
  5. 有底の大径円筒部を有する外側ケースと、当該外側ケースに摺動自在に挿入されることにより、前記大径円筒部と共に前記ピストンダンパの保持室を画成する有底の小径円筒部を有する内側ケースとを更に備え、
    前記外側ケースと前記内側ケースとは、一方が前記ダンパ固定ブラケットに固定されると共に、他方が前記規制部材によって変位を規制されることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載のダンパ付き開閉蓋。
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