JP5979714B2 - 車両用アームレスト - Google Patents

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Description

この発明は、車両の座席シートに隣接して設けられる車両用アームレストに関するものである。
従来、この種の車両用アームレストとしては、例えば特許文献1〜特許文献3に開示されるような構成が提案されている。
特許文献1に記載の従来構成においては、アームレスト本体に上面を開口したカップホルダ用の凹部が形成され、その凹部の開口部には蓋が前方側へ開閉回動可能に取り付けられている。
また、特許文献2に記載の従来構成においては、車両のセンタコンソールに設けられるカップホルダ本体の上面開口部に、蓋が側方へ開閉回動可能に取り付けられている。カップホルダ本体内には、カップを保持するための筒状のホルダ部が設けられている。ホルダ部の外周には、側壁部材が上下動可能に配置されている。そして、蓋が開放されるとき、側壁部材がホルダ部上にせり上がって、カップを保持可能なホルダ部の保持深さが深くなるように構成されている。
さらに、特許文献3に記載の従来構成においては、アームレスト本体に上面を開口した容器状の収容部が形成されている。収容部の上面開口部の前側には、前側蓋が前方側へスライド開閉可能に取り付けられている。収容部の上面開口部の後側には、後側蓋が後方側へ開閉回動可能に取り付けられている。前側蓋は前方にスライド開放させた状態で、アームレスト本体の収容部側へ反転回動可能に構成されて、表裏が逆転される。そして、この前側蓋の反転状態において、前側蓋の裏面をトレーとして使用することができるようになっている。
特開平10−297338号公報 特開2010−247565号公報 特開2000−325181号公報
特許文献1の従来構成においては、カップホルダの蓋が開放状態において前方側に回動されて、ほとんどの部分がアームレストの内部に入り込んでしまうため、閉鎖状態に戻すことが面倒である。
また、特許文献2及び特許文献3の従来構成においては、アームレスト本体上の収容部の上面開口部を覆う蓋が開放状態においてカップホルダやアームレスト本体の外方に突出して邪魔になりやすい。
また、アームレスト本体に、上面を開口したカップホルダ等の収容部とスイッチ操作部とを前後方向に並設し、その収容部とスイッチ操作部との上面に蓋を開閉回動可能に設けたアームレストも従来から提案されている。この収容部とスイッチ操作部とが前後に並設されたアームレストにおいて、スイッチ操作部の蓋が肘掛けとしての機能を有するように構成した場合には、その肘掛け機能を向上させるために、スイッチ操作部の蓋が閉止状態においてカップホルダ等の収容部の蓋よりも高い位置に配置されるように構成することがある。
このように、両蓋間に高低差を設けた場合において、両蓋を左右横方向の同方向に開放させるように構成した場合は、アームレスト本体からの両蓋の突出量が異なったものとなる。このため、両蓋の開放状態での外観が悪くなるとともに、突出量の大きな蓋が邪魔になりやすい。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、収容部とスイッチ操作部との蓋を開放状態で整列させることができて、両蓋の開放状態での外観が悪くなったり、突出量の大きな蓋が邪魔になったりするおそれを防止することができる車両用アームレストを提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、上面に同方向へ開閉回動可能な蓋をそれぞれ有する収容部とスイッチ操作部とを前後方向に並設するとともに、両蓋間に高低差を設けた車両用アームレストにおいて、前記両蓋の回動軸線をずらせて、その両蓋が開放状態で両蓋の表面が前後方向において同一面上に整列されるように構成したことを特徴としている。
従って、この発明の車両用アームレストにおいては、収容部とスイッチ操作部とを覆う蓋間に高低差が設けられていても、両蓋の閉止状態からの開放時には、それらの蓋が異なった位置の回動軸線を中心に開放回動されて、両蓋が開放状態で前後方向においてほぼ同一面上に整列される。よって、両蓋の開放状態での突出量をほぼ同じにすることができて、両蓋の外観が悪くなったり、突出量の大きな蓋が邪魔になったりするおそれを防止することができる。
前記の構成において、前記収容部はカップホルダであって、その蓋は閉止状態でスイッチ操作部の蓋より低位置に配置されるように構成するとよい。
前記の構成において、前記スイッチ操作部の蓋は肘掛けとしての機能を有するように、その表面に表皮によって覆われたクッション材を備えているとよい。
前記の構成において、前記収容部のケースとスイッチ操作部のケースとをそれらの端部間において連結し、その連結部の下方の位置に、前記両蓋のうちの少なくとも一方の蓋の開閉回動に対して抵抗を付与するためのダンパを設けるとよい。
前記の構成において前記収容部のケースとスイッチ操作部のケースとをそれらの端部間において連結し、その連結部の下方の位置に、前記両蓋のうちの少なくとも一方の蓋の開閉回動に対してデッドポイントを越えたところで回動力を付与するためのデッドポイント機構を設けるとよい。
前記の構成において、収容部及びスイッチ操作部の蓋を座席シート側に開放回動されるように構成するとよい。
以上のように、この発明によれば、収容部とスイッチ操作部との蓋を開放状態で整列させることができて、両蓋の開放状態での外観が悪くなったり、突出量の大きな蓋が邪魔になったりするおそれを防止することができるという効果を発揮する。
一実施形態の車両用アームレストを示す斜視図。 図1の車両用アームレストの正面図。 同車両用アームレストの平面図。 図2の4−4線における部分拡大断面図。 図2の5−5線における部分拡大断面図。 図3の6−6線における部分拡大断面図。 車両用アームレストにおける収容部としてのカップホルダを取り出して示す後側から見た側面図。 同カップホルダの前側から見た側面図。 同カップホルダの分解斜視図。 車両用アームレストにおけるスイッチ操作部を取り出して示す後側から見た側面図。 同スイッチ操作部の前側から見た側面図。 同スイッチ操作部の分解斜視図。
以下に、この発明を具体化した車両用アームレストの一実施形態を図面に従って説明する。
図1〜図3に示すように、この実施形態の車両用アームレスト21は、車両の座席シート22の側部に隣接して配置されるアームレスト本体23を備えている。アームレスト本体23上には、収容部としてのカップホルダ24とスイッチ操作部25とが前後方向に並設されている。
図4に示すように、カップホルダ24は、アームレスト本体23に固定されるとともに、上面及び内側面(座席シート22側の面)を開口したホルダ本体26と、そのホルダ本体26の上面及び内側面の開口部に位置するとともに、回動軸線27を中心にして内側方(座席シート22側)へ開閉回動可能に取り付けられた蓋28とを備えている。そして、図4に2点鎖線で示すように、蓋28の開放状態において、蓋28の内蓋281がホルダ本体26の底壁とともにカップホルダ24の底壁を構成し、カップホルダ24内に収容されたカップや缶等の底部が受けられるようになっている。
図5に示すように、スイッチ操作部25は、アームレスト本体23に固定されるとともに、上面及び内側面(座席シート22側の面)を開口した操作部本体29と、その操作部本体29の上面及び内側面の開口部に位置するとともに、回動軸線30を中心にしてカップホルダ24の蓋28と同方向の内側方(座席シート22側)へ開閉回動可能に取り付けられた蓋31とを備えている。
図5及び図6に示すように、前記スイッチ操作部25の蓋31は肘掛けとしての機能を有するように、その表面に表皮によって覆われたクッション材311を備えている。アームレスト本体23の上面後部には、閉止状態のスイッチ操作部25の蓋31に連なる肘掛け部32が固設されている。スイッチ操作部25の操作部本体29内には、車両の室内灯の開閉操作,照度調整や室内スピーカの音量調節等を行うための各種のスイッチ,ダイヤル等のスイッチ類33が配置されている。
図1,図2及び図6に示すように、前記カップホルダ24及びスイッチ操作部25の蓋28,31間には、それらの蓋28,31の閉止状態において高低差34が存在するように構成されている。つまり、カップホルダ24の蓋28がスイッチ操作部25の蓋31より低位置に配置されるように構成されて、高位置に配置されたスイッチ操作部25の蓋31における肘掛け機能が向上されるようになっている。
両蓋28,31の回動軸線27,30は、蓋28,31間の高低差34に応じて上下方向及び回動軸線27,30と直交する横方向へずらせた位置に配置されている。これにより、図3〜図5に2点鎖線で示すように、両蓋28,31が回動軸線27,30を中心に座席シート22側へ開放回動された状態で、それらの座席シート22側への突出量35が同じになって、両蓋28,31の表面が前後方向において同一面上に整列状態で配置される。
図6〜図9に示すように、前記カップホルダ24のホルダ本体26の前後両壁には、一対の軸孔38が蓋28の回動軸線27を形成するように透設されるとともに、一対の規制溝39が回動軸線27を中心にして円弧状に延びるように透設されている。カップホルダ24の蓋28は、互いに固定された前記内蓋281と外蓋282とより構成されている。内蓋281の前後両壁の外面には、ホルダ本体26の各軸孔38に対応する一対のボス部40が突設され、その中心にはネジ筒401が形成されている。ホルダ本体26の各軸孔38には、ほぼ円筒状の支持軸41,42が回転可能に嵌挿されている。そして、各支持軸41,42の外側から内蓋281の各ボス部40のネジ筒401にネジ43が螺合されることにより、蓋28が支持軸41,42を介してホルダ本体26の軸孔38に回動可能に支持されている。外蓋282の前後両壁の外面には、ホルダ本体26の規制溝39に係合して蓋28の回動範囲を規制するための一対の規制突起44が形成されている。
図9に示すように、前記カップホルダ24の蓋28における内蓋281の内側には、カップ保持体45がその両側の軸部451を介して回動可能に支持されている。カップ保持体45と内蓋281との間には、カップ保持体45を図4に示す位置に向かって回動付勢するためのバネ46が介装されている。そして、図4に鎖線で示すように、カップホルダ24の蓋28が開放回動された状態で、カップ保持体45がほぼ水平な位置に配置される。このため、カップ保持体45がカップホルダ24のホルダ本体26及び内蓋281上に支持した図示しないカップの外周面にバネ46の付勢力で当接して、そのカップをガタツキなく保持できるようになっている。
図6、図8及び図9に示すように、前記カップホルダ24の蓋28を支持する一対の支持軸41,42のうちで前側の支持軸41の外周には、一対の突片47,48が形成されている。一方の突片47上には、ホルダ本体26の外側面上の係合部49に係合可能な緩衝部材50が取り付けられている。そして、図8に示すように、蓋28が閉止位置に回動されたとき、緩衝部材50が係合部49に係合することによって、蓋28やその周辺の部材に対する衝撃が緩和されるようになっている。
図8及び図9に示すように、前記支持軸41上の他方の突片48とホルダ本体26の外側面上の掛止部51との間には、デッドポイント機構52を構成するバネ53が掛装されている。そして、図8に示すように、カップホルダ24の蓋28が支持軸41の中心と掛止部51の中心とを結ぶデッドポイント54を越えて開放回動または閉止回動されたとき、そのデッドポイント54を越えたところでバネ53の付勢方向が反転されて、蓋28に対して開方向または閉方向への回動力が付与されるようになっている。
図6、図8及び図9に示すように、前側の前記支持軸41の近傍位置においてホルダ本体26の前側壁には透孔55が形成されるとともに、その透孔55の周側外面には取付枠部56が突設されている。取付枠部56には、ダンパ57が無理嵌め状態で取り付けられている。ダンパ57のホルダ本体26の内側面に位置する部分には、ホルダ本体26の透孔55を介してホルダ本体26内に突出する駆動ギヤ58が設けられている。内蓋281の前壁側のボス部40の外周面には、ダンパ57の駆動ギヤ58に噛合する被動ギヤ59が設けられている。そして、カップホルダ24の蓋28が開閉回動されるとき、ダンパ57により両ギヤ58,59を介して蓋28の回動に対して抵抗が付与されて、蓋28の急激な回動が規制されるようになっている。
図6、図9及び図12に示すように、前記カップホルダ24のホルダ本体26における後側壁の上端外面には、連結孔621を有する連結部62が突設されている。スイッチ操作部25の操作部本体29における前側壁の上端外面には、カップホルダ24のホルダ本体26側の連結孔621に対応可能な連結孔631を有する連結部63が突設されている。そして、図6に示すように、両連結部62,63が互いに重合された状態で、それらの連結孔621,631に連結ピン64が装着されることにより、カップホルダ24のホルダ本体26とスイッチ操作部25の操作部本体29とがそれらの対向端部間において連結されている。
図6及び図10〜図12に示すように、前記スイッチ操作部25の操作部本体29の前後両壁には、一対の軸孔65が蓋31の回動軸線30を形成するように透設されるとともに、一対の規制溝66が回動軸線30を中心にして円弧状に延びるように透設されている。蓋31の前後両壁の外面には、操作部本体29の各軸孔65に対応する一対のボス部67が突設されている。操作部本体29の各軸孔65には、ほぼ円筒状の支持軸68,69が回転可能に嵌挿されている。そして、各支持軸68,69の外側から蓋31の各ボス部67のネジ孔にネジ70が螺合されることにより、蓋31が支持軸68,69を介して操作部本体29の軸孔65に回動可能に支持されている。蓋31の前後両壁の外面には、操作部本体29の規制溝66に係合して蓋31の回動範囲を規制するための一対の規制突起71が形成されている。
図10〜図12に示すように、前記スイッチ操作部25の蓋31を支持する一対の支持軸68,69の外周には、突片72が形成されている。各突片72と操作部本体29の両側外面上の各掛止部73との間には、デッドポイント機構74を構成するバネ75が掛装されている。そして、図10及び図11に示すように、スイッチ操作部25の蓋31が支持軸68,69の中心と掛止部73の中心とを結ぶデッドポイント76を越えて開放回動または閉止回動されたとき、そのデッドポイント76を越えたところでバネ75の付勢方向が反転されて、蓋31に対して開方向または閉方向への回動力が付与されるようになっている。
図11及び図12に示すように、前記前側の支持軸68の近傍位置において操作部本体29の前側壁には、透孔77が形成されている。透孔77にはダンパ78が無理嵌め状態で取り付けられ、そのダンパ78の外側面には駆動ギヤ79が操作部本体29外に突出するように設けられている。前側の支持軸68の外周面には、ダンパ78の駆動ギヤ79に噛合する被動ギヤ80が設けられている。そして、スイッチ操作部25の蓋31が開閉回動されるとき、ダンパ78により両ギヤ79,80を介して蓋31の回動に対し抵抗が付与されて、蓋31の急激な回動が規制されるようになっている。
この場合、図6、図11及び図12に示すように、スイッチ操作部25の蓋31に回動力を付与するための一方のデッドポイント機構74のバネ75、及び蓋31に抵抗を付与するためのダンパ78が、スイッチ操作部25の操作部本体29の前方側に配置されている。そして、そのデッドポイント機構74のバネ75及びダンパ78が、カップホルダ24のホルダ本体26とスイッチ操作部25の操作部本体29との連結部62,63の下方位置の空間を利用して収容配置されている。
次に、前記のように構成された車両用アームレストの作用を説明する。
さて、図1〜図6に示す状態では、カップホルダ24及びスイッチ操作部25の蓋28,31がそれらの本体26,29の上面開口部を閉止した位置に回動配置されている。この状態においては、両蓋28,31間に高低差34が設けられて、肘掛け機能を有するスイッチ操作部25の蓋31がカップホルダ24の蓋28より高位置に配置されている。このため、座席シート22に着座した乗員が、高位置の蓋31に肘を掛けて便利に使用することができる。このとき、肘掛け機能を有するスイッチ操作部25の蓋31が座席シート22側に開放回動されるようになっているため、閉止状態の蓋31を肘掛けとして使用している際に、その蓋31に下方への力が加えられても、蓋31が座席シート22と反対側の外側方へ不用意に開放回動されるおそれはない。従って、乗員の肘が蓋31とともに座席シート22の外側に落ちることを防止できて、乗員の姿勢が崩れることを回避できる。
この両蓋28,31の閉止状態において、カップホルダ24を使用したり、スイッチ操作部25のスイッチ類33を操作したりする場合には、それらの蓋28,31を座席シート22側に開放回動させる。この場合、両蓋28,31の回動軸線27,30が蓋28,31間の高低差34に応じて、上下方向及び回動軸線27,30と直交する横方向へずらせた位置に配置されていて、両蓋28,31はそれらの回動軸線27,30を中心に開放回動される。これにより、図3〜図5に鎖線で示すように、両蓋28,31の開放状態での突出量35がほぼ同じになって、両蓋28,31の表面が前後方向においてほぼ同一面上に整列状態で配置される。
また、カップホルダ24及びスイッチ操作部25の蓋28,31にはデッドポイント機構52,74が設けられているため、蓋28,31がデッドポイント54,76を越えて開放方向または閉止方向に回動されたとき、デッドポイント機構52,74のバネ53,75の付勢方向が反転される。よって、蓋28,31がバネ53,75の付勢力により開方向または閉方向に切り換え回動されて、蓋28,31の開閉操作を容易に行うことができる。さらに、両蓋28,31にはダンパ57,78が設けられているため、前記バネ53,75の付勢力のもとで両蓋28,31が開閉回動される際に、その開閉回動に対してダンパ57,78により抵抗が付与される。よって、両蓋28,31が急激に開閉回動されるおそれはない。
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) この車両用アームレストにおいては、上面を開口した収容部としてカップホルダ24とスイッチ操作部25とが前後方向に並設され、そのカップホルダ24及びスイッチ操作部25の上面には高低差34を有する蓋28,31がそれぞれ同方向へ開閉回動可能に取り付けられている。両蓋28,31の回動軸線27,30は互いにずらせた位置に設けられ、その両蓋28,31が開放状態で前後方向においてほぼ同一面上に整列状態で配置されるように構成されている。
このため、カップホルダ24とスイッチ操作部25とを覆う蓋28,31間に高低差34が設けられていても、両蓋28,31の閉止状態からの開放時には、それらの蓋28,31が異なった位置の回動軸線27,30を中心に開放回動されて、両蓋28,31が開放状態で前後方向においてほぼ同一面上に配置される。よって、両蓋28,31の開放状態での突出量35をほぼ同じにすることができて、両蓋28,31の外観が悪くなったり、突出量35の大きな蓋が邪魔になったりするおそれを防止することができる。
(2) この車両用アームレストにおいては、前記収容部がカップホルダ24であって、その蓋28が閉止状態でスイッチ操作部25の蓋31より低位置に配置されるようになっている。このため、収容部をカップホルダ24として便利に使用することができる。つまり、カップホルダを使用していないときには、カップホルダ24の蓋28がスイッチ操作部25の蓋31より低いところに位置するため、カップホルダ24が邪魔になることなく、スイッチ操作部25の蓋31を肘掛けとして使用できる。また、蓋28を開放して、カップホルダ24内に清涼飲料水のカップ等を収容した場合は、肘掛け側からカップ等をスムーズに出し入れできる。
(3) この車両用アームレストにおいては、前記スイッチ操作部25の蓋31が肘掛けとしての機能を有するように構成されている。このため、スイッチ操作部25の操作が不要な場合は、スイッチ操作部25を覆い隠して、外観を向上できるとともに、スイッチ操作部25の蓋31を肘掛けとして便利に使用することができる。
(4) この車両用アームレストにおいては、前記カップホルダ24のホルダ本体26とスイッチ操作部25の操作部本体29とがそれらの端部間において連結され、その連結部62,63の下方の位置に、前記蓋31の開閉回動に対して抵抗を付与するためのダンパ78が設けられている。このため、両本体26,29の連結部62,63の下方位置に形成される空間を有効に利用して、ダンパ78を収容配置することができて、省スペース化を図ることができるとともに、小型化に寄与できる。特に、連結部62,63の下方空間を利用して、ダンパ78を設けたことにより、スイッチ操作部25のスイッチ配置部の長さ331を長く確保することが可能となり、スイッチ類の配置の制約が少なくなって、スイッチ操作し易くなる。
(5) この車両用アームレストにおいては、前記カップホルダ24のホルダ本体26とスイッチ操作部25の操作部本体29とがそれらの端部間において連結され、その連結部62,63の下方の位置に、蓋31の開閉回動に対してデッドポイント76を越えたところで回動力を付与するためのデッドポイント機構74が設けられている。このため、両本体26,29の連結部62,63の下方位置に形成される空間を有効に利用して、蓋31ためのデッドポイント機構74を収容配置することができて、前記と同様に、省スペース化を図ることができるとともに、スペースの有効利用に寄与できる。また、カップホルダ24のダンパ57が同ホルダ24の前部側に設けられているため、前記下方位置の空間の前後長さを長くする必要がない。このため、カップホルダ24とスイッチ操作部25との間の間隔を狭くできて、余分なスペースを小さくでき、前記のように省スペース化とスペースの有効利用を図ることができる。
(6) カップホルダ24及びスイッチ操作部25の蓋28,31が座席シート22側に開放回動されるように構成されているため、肘掛け状態の乗員の肘が蓋の回動とともに座席シートの外側へ落ち込むことを防止できる。従って、乗員の着座姿勢が崩れることを防止できる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態において、カップホルダ24のホルダ本体26とスイッチ操作部25の操作部本体29との連結部62,63の下方位置に、カップホルダ24の蓋28側のデッドポイント機構52及びダンパ57のうちの少なくとも一方を配置すること。
・ 前記実施形態において、カップホルダ24のホルダ本体26とスイッチ操作部25の操作部本体29との連結部62,63の下方位置に、カップホルダ24の蓋28及びスイッチ操作部25の蓋31の双方におけるデッドポイント機構52,74及びダンパ57,78を配置すること。
・ 前記実施形態において、カップホルダ24に代えて、収容部を煙草の吸殻を収容する構成にしたり、小物を収容する構成にしたりすること。
21…車両用アームレスト、23…アームレスト本体、24…収容部としてのカップホルダ、25…スイッチ操作部、26…カップホルダのケース、27…回動軸線、28…蓋、29…スイッチ操作部のケース、30…回動軸線、31…蓋、33…スイッチ類、34…高低差、35…突出量、41,42…支持軸、52…デッドポイント機構、53…バネ、54…デッドポイント、57…ダンパ、58…駆動ギヤ、59…被動ギヤ、62,63…連結部、68,69…支持軸、74…デッドポイント機構、75…バネ、76…デッドポイント、78…ダンパ、79…駆動ギヤ、80…被動ギヤ。

Claims (6)

  1. 上面に同方向へ開閉回動可能な蓋をそれぞれ有する収容部とスイッチ操作部とを前後方向に並設するとともに、両蓋間に高低差を設けた車両用アームレストにおいて、
    前記両蓋の回動軸線をずらせて、その両蓋が開放状態で両蓋の表面が前後方向において同一面上に整列されるように構成したこと特徴とする車両用アームレスト。
  2. 前記収容部はカップホルダであって、その蓋は閉止状態でスイッチ操作部の蓋より低位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載の車両用アームレスト。
  3. 前記スイッチ操作部の蓋は肘掛けとしての機能を有するように、その表面に表皮によって覆われたクッション材を備えていることを特徴とした請求項1または2に記載の車両用アームレスト。
  4. 前記収容部のケースとスイッチ操作部のケースとをそれらの端部間において連結し、その連結部の下方の位置に、前記両蓋のうちの少なくとも一方の蓋の開閉回動に対して抵抗を付与するためのダンパを設けたことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の車両用アームレスト。
  5. 前記収容部のケースとスイッチ操作部のケースとをそれらの端部間において連結し、その連結部の下方の位置に、前記両蓋のうちの少なくとも一方の蓋の開閉回動に対してデッドポイントを越えたところで回動力を付与するためのデッドポイント機構を設けたことを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の車両用アームレスト。
  6. 収容部及びスイッチ操作部の蓋を座席シート側に開放回動されるように構成したことを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の車両用アームレスト。
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