JP2012000673A - 穴あけされたブシュブランクのためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置および穴あけされたブシュブランクを鍛造するための方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】穴あけされたブシュブランクの極めて正確な位置決めを可能にし、ひいてはブシュブランクの正確でかつフレキシブルな変形加工/鍛造を可能にする。
【解決手段】ブシュブランク3の周面を変形加工する鍛造サドル9に対して鍛造マンドレル5が、ブシュブランク3の穴あけ部4の内側でカウンタホルダを形成しており、鍛造サドル9が、駆動装置10,11によって比較的高速に駆動可能であり、当該供給装置が、ブシュ拡開装置1内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、相互間隔を置いて配置された載置装置25,33,34を有しており、該載置装置が、鉛直方向でストローク運動可能でかつ回転運動可能な3つの支承台を有しており、鍛造サドル9の駆動装置も、載置装置および当該供給装置のための駆動装置も、1つのCNC制御部49に、プログラム制御されるように関係付けられている。
【選択図】図1
【解決手段】ブシュブランク3の周面を変形加工する鍛造サドル9に対して鍛造マンドレル5が、ブシュブランク3の穴あけ部4の内側でカウンタホルダを形成しており、鍛造サドル9が、駆動装置10,11によって比較的高速に駆動可能であり、当該供給装置が、ブシュ拡開装置1内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、相互間隔を置いて配置された載置装置25,33,34を有しており、該載置装置が、鉛直方向でストローク運動可能でかつ回転運動可能な3つの支承台を有しており、鍛造サドル9の駆動装置も、載置装置および当該供給装置のための駆動装置も、1つのCNC制御部49に、プログラム制御されるように関係付けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、穴あけされたブシュブランク(gelocht. Buechsenrohling)、つまり穴あけされたリング素材のためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置に関する。
さらに本発明は、穴あけされたブシュブランクを鍛造するための方法に関する。
国際公開第2009/146715号パンフレットに基づき公知のブシュ拡開装置では、穴あけされたブシュブランクが、内部で冷却媒体により冷却可能な鍛造マンドレルに被せ嵌め可能であり、かつ載置ローラ上に載置可能である。さらに、このブシュブランクは、側方に配置された、間欠的にモータ式に、たとえばハイドロリック式に駆動可能な少なくとも1つの変形加工工具によって、その長手方向軸線を中心としたブシュブランクの間欠的な回転の後に、その外面の所定の区分にわたって変形加工可能であり、そしてこのときに内部では鍛造マンドレルに支持される。この公知のブシュ拡開装置を用いると、たとえば数百トン、たとえば200〜600トン、有利には約400トンの単個品重量と、3000〜10000mm、有利には8000mmの直径と、1〜9メートル、有利には3〜6メートルの全高とを有するブシュブランクを、外面の所定区分にわたる変形加工によって加工し、鍛造することができる。この場合、ブシュブランクは鍛造マンドレルを介してクレーンによって載置ローラに載置される。次いで、カウンタホルダもしくは押えの閉鎖後に、部分的な鍛造が開始される。各ストロークの後にセンタリングローラがブシュブランクを少しだけ鍛造マンドレルから離れる方向に移動させて、このブシュブランクを小さな角度量だけその長手方向軸線で引き続き回転させ、その後に次の鍛造ストロークが実施される。鍛造マンドレルは同じ角度だけ回転させられる。このためには、レーザ測定システムにより、センタリングローラを適正な作業位置へ運動させることができる。鍛造時に所定のタイミングで行われるチェンジ、ひいては部分的に行われる鍛造は、極めて高速に、たとえば1分間当たり30〜90ストローク、有利には40〜60ストロークで行われることが望ましい。また、円錐状のブランクを円筒状のブシュに拡開させ、ブシュの高さを増大させることもできる。
また、大型のリングローリング装置(Ringwalzwerke)を使用することも知られている。このための投資コストは極めて高い。比較的小さな個数では、しばしば、このようなリングローリング装置のための投資コストは割に合わない。ブシュを長くすることはできない。中央内部における組織は許容され得ない。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3126120号明細書に基づき、リングまたはブシュを製造し得るようにするために、鍛造マンドレルを備えた水平方向の鍛造プレスを有するリング鍛造プレスに設けられたターンテーブルマニピュレータが公知である。この鍛造プレス自体については、詳しい記載が行われていない。
欧州特許出願公開第0524815号明細書には、鉛直なプレスに挿入することのできる装置が開示されている。ハイドロリック的なエネルギは当該装置の水平なシリンダへ変向され、これによりブシュが拡開される。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2420921号明細書に記載の構成は、組織の鍛造度に影響を与え、円錐度を取り除き、かつブシュを異形成形するために部分的な鍛造を行うためには適していない。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第2434587号明細書に基づき、鍛造されたリングブランクを拡開させるための機械が公知である。
本発明の根底を成す課題は、それぞれの穴あけされたブシュブランクの極めて正確な位置決めを可能にし、ひいてはブシュブランクの正確でかつフレキシブルな変形加工/鍛造を可能にする、ブシュ拡開装置に用いられる供給装置を提供することである。
さらに、本発明の根底を成す課題は、極めて大型でかつ重量のあるブシュブランクを鍛造するための方法を提供することである。
この課題を解決するために本発明の供給装置の第1の構成(請求項1)では、それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランクの外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランクのためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランクの穴あけ部内へ導入可能な鍛造マンドレルが設けられており、該鍛造マンドレルが、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランクの周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式(液圧式)に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドルが設けられており、該変形加工工具または鍛造サドルに対して前記鍛造マンドレルが、ブシュブランクの穴あけ部の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドルが、所定のタイミングでモータ式に駆動装置によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置が、側方でブシュ拡開装置内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランクまたは変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置を有しており、該載置装置が、鉛直方向で互いに逆向きに、つまり往復方向に、モータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランクが、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドルの駆動装置も、前記載置装置および当該供給装置のための駆動装置も、1つのCNC制御部に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられているようにした。
上記課題を解決するために本発明の供給装置の第2の構成(請求項2)では、それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランクの外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランクのためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランクの穴あけ部内へ導入可能な鍛造マンドレルが設けられており、該鍛造マンドレルが、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランクの周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式(液圧式)に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドルが設けられており、該変形加工工具または鍛造サドルに対して前記鍛造マンドレルが、ブシュブランクの穴あけ部の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドルが、所定のタイミングでモータ式に駆動装置によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置が、側方でブシュ拡開装置内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランクまたは変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置を有しており、該載置装置が、鉛直方向で互いに逆向きに、つまり往復方向に、モータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランクが、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドルの駆動装置も、前記載置装置および当該供給装置のための駆動装置も、1つのCNC制御部に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、CNC制御されてストローク運動可能である、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体(液圧媒体)により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであるようにした。
上記課題を解決するために本発明の供給装置の第3の構成(請求項3)では、それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランクの外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランクのためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランクの穴あけ部内へ導入可能な鍛造マンドレルが設けられており、該鍛造マンドレルが、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランクの周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式(液圧式)に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドルが設けられており、該変形加工工具または鍛造サドルに対して前記鍛造マンドレルが、ブシュブランクの穴あけ部の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドルが、所定のタイミングでモータ式に駆動装置によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜25ストロークで駆動可能であり、当該供給装置が、側方でブシュ拡開装置内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランクまたは変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置を有しており、該載置装置が、鉛直方向で互いに逆向きに、つまり往復方向に、モータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランクが、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドルの駆動装置も、前記載置装置および当該供給装置のための駆動装置も、1つのCNC制御部に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、CNC制御されてストローク運動可能である、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体(液圧媒体)により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであり、ブシュブランクが載置されているストローク運動可能な前記載置装置、たとえばピストンまたはストローク運動可能なシリンダが、それぞれ1つのモータ式の駆動装置によって所定のタイミングで回転駆動可能であるようにした。
上記課題を解決するために本発明の供給装置の第4の構成(請求項4)では、それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランクの外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランクのためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランクの穴あけ部内へ導入可能な鍛造マンドレルが設けられており、該鍛造マンドレルが、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランクの周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式(液圧式)に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドルが設けられており、該変形加工工具または鍛造サドルに対して前記鍛造マンドレルが、ブシュブランクの穴あけ部の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドルが、所定のタイミングでモータ式に駆動装置によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置が、側方でブシュ拡開装置内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランクまたは変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置を有しており、該載置装置が、鉛直方向で互いに逆向きに、つまり往復方向に、モータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランクが、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドルの駆動装置も、前記載置装置および当該供給装置のための駆動装置も、1つのCNC制御部に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、CNC制御されてストローク運動可能である、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体(液圧媒体)により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであり、ブシュブランクが載置されているストローク運動可能な前記載置装置、たとえばピストンまたはストローク運動可能なシリンダが、それぞれ1つのモータ式の駆動装置によって所定のタイミングで回転駆動可能であって、前記各載置装置の回転駆動のためのモータ式の駆動装置が、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体(液圧媒体)により互いに逆向きに、つまり往復方向に交互に駆動可能なピストンシリンダユニットであり、該ピストンシリンダユニットが、偏心体を介して、前記各載置装置を周方向に少なくとも所定の鋭角の角度だけ、有利には90゜だけ、互いに逆向きの方向に駆動するようにした。
上記課題を解決するために本発明の第1の方法(請求項17)では、それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランクの外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランクを鍛造する方法において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランクの穴あけ部内へ導入可能な鍛造マンドレルが設けられており、該鍛造マンドレルが、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランクの周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式(液圧式)に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドルが設けられており、該変形加工工具または鍛造サドルに対して前記鍛造マンドレルが、ブシュブランクの穴あけ部の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドルが、所定のタイミングでモータ式に駆動装置によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置が、側方でブシュ拡開装置内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランクまたは変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置を有しており、該載置装置が、鉛直方向で互いに逆向きに、つまり往復方向に、モータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランクが、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドルの駆動装置も、前記載置装置および当該供給装置のための駆動装置も、1つのCNC制御部に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられるようにした。
上記課題を解決するために本発明の第2の方法(請求項18)では、それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランクの外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランクを鍛造する方法において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランクの穴あけ部内へ導入可能な鍛造マンドレルが設けられており、該鍛造マンドレルが、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランクの周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式(液圧式)に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドルが設けられており、該変形加工工具または鍛造サドルに対して前記鍛造マンドレルが、ブシュブランクの穴あけ部の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドルが、所定のタイミングでモータ式に駆動装置によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置が、側方でブシュ拡開装置内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランクまたは変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置を有しており、該載置装置が、鉛直方向で互いに逆向きに、つまり往復方向に、モータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランクが、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドルの駆動装置も、前記載置装置および当該供給装置のための駆動装置も、1つのCNC制御部に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、ストローク運動可能にCNC制御される、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体(液圧媒体)により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであるようにした。
上記課題を解決するために本発明の第3の方法(請求項19)では、それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランクの外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランクを鍛造する方法において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランクの穴あけ部内へ導入可能な鍛造マンドレルが設けられており、該鍛造マンドレルが、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランクの周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式(液圧式)に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドルが設けられており、該変形加工工具または鍛造サドルに対して前記鍛造マンドレルが、ブシュブランクの穴あけ部の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドルが、所定のタイミングでモータ式に駆動装置によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜25ストロークで駆動可能であり、当該供給装置が、側方でブシュ拡開装置内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランクまたは変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置を有しており、該載置装置が、鉛直方向で互いに逆向きに、つまり往復方向に、モータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランクが、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドルの駆動装置も、前記載置装置および当該供給装置のための駆動装置も、1つのCNC制御部に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、CNC制御されてストローク運動可能である、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体(液圧媒体)により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであり、ブシュブランクが載置されているストローク運動可能な前記載置装置、たとえばピストンまたはストローク運動可能なシリンダが、それぞれ1つのモータ式の駆動装置によって所定のタイミングで回転駆動されるようにした。
上記課題を解決するために本発明の第4の方法(請求項20)では、それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランクの外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランクを鍛造する方法において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランクの穴あけ部内へ導入可能な鍛造マンドレルが設けられており、該鍛造マンドレルが、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランクの周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式(液圧式)に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドルが設けられており、該変形加工工具または鍛造サドルに対して前記鍛造マンドレルが、ブシュブランクの穴あけ部の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドルが、所定のタイミングでモータ式に駆動装置によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置が、側方でブシュ拡開装置内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランクまたは変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置を有しており、該載置装置が、鉛直方向で互いに逆向きに、つまり往復方向に、モータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランクが、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドルの駆動装置も、前記載置装置および当該供給装置のための駆動装置も、1つのCNC制御部に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、CNC制御されてストローク運動可能である、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体(液圧媒体)により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであり、ブシュブランクが載置されているストローク運動可能な前記載置装置、たとえばピストンまたはストローク運動可能なシリンダが、それぞれ1つのモータ式の駆動装置によって所定のタイミングで回転駆動可能であって、前記各載置装置の回転駆動のためのモータ式の駆動装置が、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体(液圧媒体)により互いに逆向きに、つまり往復方向に交互に駆動可能なピストンシリンダユニットであり、該ピストンシリンダユニットが、偏心体を介して、前記各載置装置を周方向に少なくとも所定の鋭角の角度だけ、有利には90゜だけ、互いに逆向きの方向に駆動するようにした。
本発明による供給装置は、実際のブシュ拡開装置もしくは鍛造プレスから独立しており、したがって自在に取り扱うことができる。当該供給装置はブシュブランクの重量を受け止め、このブシュブランクを鍛造プレスに搬入し、かつ鍛造プレスから搬出する。当該供給装置は、鉛直方向で互いに逆向きにモータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能である複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された載置装置を備えた支承台をも有している。これらの載置装置の運動、ひいてはこれらの載置装置の制御ならびに変形加工工具または当該供給装置の全ての駆動は、CNC制御部に関係付けられているので、プログラミングされた極めて正確な作業が可能となる。有利には3つの、相互間隔を置いて配置された載置装置により、CNC制御部に基づき、必要に応じて各鍛造ストローク後のブシュブランクの極めて正確な位置調節を得ることができる。これにより鍛造ストロークの周方向および/または長手方向軸線方向において大きな精度を持って、狭い公差を有する正確な鍛造が可能になる。
同様のことは、請求項2に記載の第2の解決手段にも云える。この場合、載置装置は、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体(液圧媒体)により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンを成しており、これらのピストンシリンダユニットは互いに独立していて、ただし必要に応じて同期的に同時にCNC制御されてストローク運動可能となる。
請求項3にも記載されているような基本的な解決手段において、載置装置およびそのモータ式の駆動装置が回転運動式に駆動可能であると特に有利である。こうして、載置装置によってブシュブランクをその周方向で特定の角度量だけ回転させることができる。次いで、載置装置を降下させることができるので、ブシュブランクは相応する支承突出部、壁またはこれに類するものに載置される。次いで、載置装置を所定の角度量だけ戻し回転させ、その後に引き出し、これによりブシュブランクを持ち上げることができるので、次の鍛造過程の後に再度、ブシュブランクを必要に応じて特定の角度量だけさらに回転させて作業を継続することができる。
請求項4には、基本的に同じ解決手段過程において載置装置に用いられる偏心体駆動装置が記載されている。
本発明の別の構成は請求項5〜請求項16に記載されている。
請求項5に記載の供給装置、すなわち前記載置装置が、1つの三角形の頂点にそれぞれ配置されている供給装置は、ブシュブランクの安定した、しかも正確な位置調整を可能にする。
請求項6に記載の実施態様では、ストローク運動可能な前記載置装置のうちの1つが、相互間隔を置いてかつ互いに平行に配置された条片状の載置壁の間に配置されており、ストローク運動可能な前記載置装置のうちの、同じく当該三角形の頂点に配置された別の2つの載置装置が、互いに平行に延びる前記載置壁に対して角度を持って延びる条片状の載置壁に並んで配置されている。このような構成では、ストローク運動可能な載置装置のうちの1つの載置装置の両側に、互いに平行に配置された条片状の摺動載置壁が設けられており、別の2つの載置装置は1つの三角形の頂点にそれぞれ配置された支承台に、条片状の載置壁に並んで配置されている。これらの載置壁は、たとえば載置装置を特定の角度量だけ戻し回転させるために、載置装置を降下させた後にブシュブランクを収容するために働く。
請求項7に記載の実施態様では、ブシュブランクの周面にわたって分配されて少なくとも2つのレーザ測定装置システムが配置されており、該レーザ測定装置システムが、CNC制御部に電気的に接続されており、該レーザ測定装置システムが、前記載置装置に対するブシュブランクの鉛直方向の向きおよびブシュジオメトリを測定して、前記載置装置上でのブシュブランクの鉛直方向の向きに関する測定値が、前記載置装置のストローク調節を制御するためにCNC制御部に取り込まれている。この実施態様に記載されているように、ブシュブランクの周面が、少なくとも2つのレーザ測定装置によって測定されると特に有利である。これにより、ブシュブランクは正確に載置装置に向けられ、特にその鉛直方向の向きが正確に測定され、これによって所望通りのできるだけ正確な鍛造が可能になる。測定値は信号としてCNC制御部へ電気的に取り込まれ、載置装置の駆動装置は相応して制御される。しかし、測定値は1つまたは複数の鍛造工具を制御するために利用することもできる。これによって、たとえば種々異なる厚さの壁範囲を相応して、より頻繁に、または相応して大きなエネルギによって変形加工することができる。
さらに、請求項8に記載の実施態様が特に有利である。請求項8に記載の実施態様では、当該供給装置が、前記載置装置のためのモータ式の駆動装置と共に、ホイールまたはローラ上に、有利には強制案内されて、特にレールに沿って、移動可能に配置されている。この場合、当該供給装置は台車として形成されていて、ホイールまたはローラ上を走行する。これらのホイールまたはローラは強制案内されて、特にレールに沿って移動可能に配置されていてよい。これにより、ブシュブランクを相応して容易に鍛造装置に引き込むことができ、かつこのブシュブランクを再び鍛造装置から取り除くことができ、これによりこのブシュブランクを、たとえば炉に戻すことができる。この炉内でブシュブランクは所定の鍛造時間の後に引き続き加熱される。
請求項9に記載の実施態様では、レーザ測定装置が、鋭角の角度、有利には90゜の角度だけ、ブシュブランクの周面にわたって分配されて配置されていて、鉛直方向でブシュブランクにおいて測定値をピックアップし、この測定値はCNC制御部へ伝送される。このことは載置装置上でのブシュブランクの正確な鉛直方向の位置調整を可能にする。
請求項10に記載の実施態様では、鍛造マンドレルが、クレーンを介してブシュブランクの穴あけ部内に挿入され、かつ再びこの穴あけ部から引き出されて、引き続き搬送される。挿入時に鍛造マンドレルはハイドロリック式の導入シリンダを介して下方へ向かって支承部もしくは軸受けに載着され、かつセンタリングされる。
載置装置の中心点は、請求項11に記載されているように、1つの二等辺三角形の頂点にそれぞれ位置しており、それに対して請求項12に記載の実施態様では、載置装置のストロークシリンダの中心点は、1つの二等辺三角形の頂点にそれぞれ配置されている。
さらに、請求項13に記載の実施態様におけるように、載置装置のストロークシリンダが、CNC制御部によって制御され、この場合、ストロークシリンダが、ブシュブランクの直径増大に相応してモータ式にその水平方向の位置を適合させるようになっていることが特に有利である。これによって、ブシュブランクは常に確実にかつ信頼性良く支持され、そのぴたりと合った正確な鉛直方向位置を維持する。
請求項14に記載の実施態様では、前記複数の載置装置、特に3つの載置装置の載置面または載置点が、並進的なストロークビームシステムとして働く。この並進的なストロークビームシステムでは、ストロークがCNC制御部を介して無段階に前選択可能となる。相応する信号はCNC制御部のソフトウェアにファイルされていてよい。
さらに、請求項15に記載されているように、載置装置の載置面または載置点が鍛造時に水平方向に自由に運動可能であり、これにより各鍛造ストロークの後にブシュブランクが自動的に適正な位置へ戻されることが特に有利である。このために必要となる、載置装置の駆動装置の制御は、CNC制御部により行うことができる。
請求項16に記載の実施態様では、ストロークシリンダの位置調整レベリングによって鍛造ブランクの端面位置が検出される。
請求項17〜請求項20に記載の本発明による方法は、穴あけされたブシュブランクの極めて正確でかつ効果的な鍛造を可能にし、特に供給過程の際の設備時間および無駄時間の減少を可能にする。
本発明による方法の有利な実施態様は、請求項21〜請求項24に記載されている。
以下に、本発明を実施するための形態を図面につき詳しく説明する。
図面には、本発明が、鍛造プレスとして形成されたブシュ拡開装置における使用につき図示されている。ブシュ拡開装置は符号1で示されている。
ブシュ拡開装置1には、全体を符号2で示された、台車式の供給装置を用いてブシュブランク3を供給し、そしてブシュ拡開装置1から再び搬出することができる。
ブシュブランク3は、たとえば鋼から成っていてよく、そして鋼の場合には1200℃を越える鍛造熱でブシュ拡開装置1に供給され得る。ブシュブランク3はブシュ拡開装置1内に特定の時間、たとえば1〜2時間留まり、次いで再び供給装置2によって搬出されて、たとえば炉にまで運搬され、そしてこの炉内でブシュブランク3は新たに鍛造温度にまで加熱される。別の炉内では、別のブシュブランク3を中間時間中に加熱することができる。これらのブシュブランク3は台車式の供給装置2によって交互に同一のブシュ拡開装置1に供給されるか、または同じホールまたは別のホールに相並んでかつ/または相前後して配置されている複数または多数のブシュ拡開装置1に供給される。
それゆえに、同一のブシュ拡開装置1または複数のブシュ拡開装置1のために、1つの台車式の供給装置2だけでなく、複数の台車式の供給装置2が設けられていてもよい(図示しない)。
ブシュブランク3は図示の実施形態では、内側および外側が円筒状に形成されているか、または円錐状に減径されているか、またはプロファイル(異形成形)されて形成されており、したがってブシュブランク3は内側に、このブシュブランク3を貫通した、図面には理想化されて図示された穴あけ部4を有している。この穴あけ部4は初期段階においては円筒状の形状から多かれ少なかれ偏倚していてもよい。穴あけ部4内には、上方からクレーン(図示しない)またはその他のマニピュレータを用いて鍛造マンドレル5が挿入可能である。鍛造マンドレル5は上側および下側において、相応する軸受け6,7またはカウンタホルダ(押え)によりロックされかつセンタリングされて保持されている。鍛造マンドレル5は、この鍛造マンドレル5を貫通した長手方向通路8を有しており、この長手方向通路8を通じて、冷却媒体、特に冷却水が、ポンプ(図示しない)によって圧送される。
符号9で金敷もしくは鍛造サドルが図示されている。鍛造サドル9は、適当な、たとえばハイドロリック式に操作される駆動装置10,11を介して方向X、Yに、つまりブシュブランク3の周面へ駆動され、このブシュブランク3を相応して変形加工する。図面には、鍛造サドル9として形成された1つの鍛造型または変形加工型しか図示されていない。しかし、このような鍛造型9が複数個、上下にかつ/またはブシュブランク3の周方向で相並んで配置されていてもよい。これらの鍛造型9は一緒にまたは交互に間欠的に駆動装置10,11によって駆動されて、ブシュブランク3を相応して変形加工しかつ鍛造する。ブシュブランク3も、有利には鍛造マンドレル5も、その長手方向軸線を中心にして必要に応じて回転可能でかつ方向Xもしくは方向Yにおいても調節可能で、かつ長手方向軸線においてロック可能に配置されている。
駆動装置10,11はハイドロリック駆動装置として形成されていてよい。ハイドロリック駆動装置は、交互に両側で適当な圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体によって制御されて駆動可能である。
符号12によって、鍛造プレスとして形成されたブシュ拡開装置のためのフレームまたは基礎が示されている。フレーム12は、たとえば振動コンクリート(Schwingbeton)、コンクリート等から成る適当な別の基礎に不動に載置されている(図示しない)。
台車式の供給装置2は、複数または多数のホイールまたはローラ13を有している。これらのホイール13のうち、供給装置の両側には複数のホイールセットが配置されており、これらのホイールセットは、方向X;Yにおいてその軸線が相互間隔を持って相前後して配置されているので、台車式の供給装置2は、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの初期重量の大型のブシュブランク3を、鍛造温間状態で支持し、かつ搬送することができる。ホイールセットまたはホイール13は、工場ホールフロア(図示しない)内またはプロファイルキャリヤ(Profiltraeger)に沿って敷設されているレールに沿って強制案内されて配置されていてよい(同じく図示しない)。
図面、特に図4、図5、図6ならびに図7および図8から判るように、台車式の供給装置2はフレーム状の下側架台14を有しており、この下側架台14には、方向Xもしくは方向Yに向けられたその長手方向軸線15に対して対称的に互いに平行に延びる、ワーク収容部として形成された載置壁16,17が対応している。載置壁16,17は台車式の供給装置2の、外方に向けられた端面18にまで延びていて、しかもこの端面18と面一に整合していてよい。
前記載置壁16,17には、段付けされた、同じくワーク収容部として形成された載置壁21;22が続いている。これらの載置壁21,22の、上方へ向けられた表面は、やはり同一の水平方向の平面に位置しており、この場合、これらの載置壁21,22の長手方向軸線19,20は、台車式の供給装置2の長手方向軸線15と共にそれぞれ鋭角の角度α;βを形成している。載置構造体として形成された載置壁21,22の、上方へ向けられた端面は、同一の水平方向の平面に位置していて、かつ前記載置壁16,17の上側の端面と同じ水平方向の平面に配置されていてよい。
ワーク収容部として働く載置壁16,17の間には、レールガイド23,24が配置されている。このレールガイド23,24は載置装置25の長手方向案内および強制案内のために働く。載置装置25はモータ式の駆動装置26によって台車式の供給装置2の長手方向軸線15の方向に調節可能でかつロック可能に配置されている。このモータ式の駆動装置26はこの場合、ワーク位置決め・リニアシリンダとして形成されていて、ピストンシリンダユニットを有している。このピストンシリンダユニットのピストンは交互に両側で、適当な圧力媒体によって、たとえばハイドロリック圧力媒体によって、ハイドロリック源(図示しない)から制御されて負荷可能である。
載置装置25には、同じく、鉛直方向で、つまり互いに逆向きの方向でストローク運動可能でかつそれぞれ所望のストローク位置でロック可能でもあるピストンシリンダユニットが対応している。このピストンシリンダユニットも、やはり適当な圧力媒体により、特にハイドロリック液によって交互に両側で負荷される。この圧力媒体は、同じく図示されていない圧力媒体源から、たとえばポンプユニット(同じく図示しない)によって圧送されて来る。エネルギ供給は、図示されていないケーブルドラッグチェーン(Energieschleppkette)を介して行われる。
さらに、載置装置25はモータ式の回転駆動装置または旋回駆動装置27を備えている。この回転駆動装置または旋回駆動装置27は回転・収容キャリッジ28に結合されていて、偏心体駆動装置29においてジョイント30を介して偏心体レバー31とジョイント運動可能に連結されている。
符号32で、台車式の供給装置2のためのモータ式の駆動装置が示されている。この駆動装置32はこの場合、やはりピストンシリンダユニットとして形成されている。このピストンシリンダユニットのピストンは交互に両側で、適当な圧力媒体、つまりハイドロリック圧によって、適当な圧力媒体源から負荷され得るようになっていて、これにより供給装置2を方向Xもしくは方向Yに移動させ、かつそれぞれ所望の位置にロックすることもできる。
モータ式の駆動装置32のためのピストンシリンダユニットの代わりに、別の適当なモータ式の駆動装置、たとえば適当なリニアモータ、スピンドル伝動装置またはこれに類するものも考えられる。
特に図5から良く判るように、フレーム状の下側架台14のフレーム部分と、載置壁21,22との間では、長手方向軸線15の両側に対称的にそれぞれ1つの別の載置装置33;34が配置されている。この載置装置33;34は、たとえば上記載置装置25と同一に形成されている。各載置装置33;34には、上記載置装置25と同様にそれぞれ1つのモータ式の駆動装置35;36が対応している。これらのモータ式の駆動装置35,36はこの場合、やはりピストンシリンダユニットとして形成されている。このピストンシリンダユニットも、前記回転・旋回駆動装置26と同様に圧力媒体圧、特にハイドロリック媒体によって交互に両側で負荷され得るようになっており、これにより、偏心体レバー39;40とジョイント41;42とを備えたそれぞれ1つの偏心体駆動装置37;38を介して、載置装置33または載置装置34をその長手方向軸線を中心にして、前記載置装置25と同様に特定の角度範囲にわたって回転駆動し、かつ所望の回転位置もしくは所望の旋回位置にロックすることもできる。載置装置33,34も、やはりピストンシリンダユニットを有しており、このピストンシリンダユニットは交互に両側で圧力媒体圧により、特にハイドロリック的に、適当な圧力媒体源から前記載置装置25と同様に負荷され得る。それぞれ所望の高さ位置において、全ての載置装置25,33,34を極めて精密に調節しかつロックすることができる。このことは、各偏心体駆動装置によるその回転駆動にも云える。
載置装置33,34は前記載置装置25と同様に、それぞれ回転・収容キャリッジ54;55に配置されていて、それぞれ1つのモータ式の駆動装置43;44を介してそれぞれ線状移動調節可能で、しかもそれぞれ所望の位置に調節可能である。モータ式の駆動装置43,44は前記モータ式の駆動装置26と同様にワーク位置決めシリンダとして形成されており、この場合、これらのモータ式の駆動装置には、それぞれピストンが対応しており、このピストンは交互に両側で圧力媒体圧、特にハイドロリック圧によって負荷されるようになっており、これにより回転・収容キャリッジを移動させかつそれぞれ所望の位置にロックすることができる。これらの調節作業は精密に実施可能である。
図9および図10には、モータ式の駆動装置27を備えた載置装置25の構造がもう一度、より正確に図示されている。以下に、図9および図10につき、この構造について詳しく説明する。載置装置33,34のための別のモータ式の駆動装置の構造も、相応して形成されていて、載置装置25およびそのモータ式の駆動装置と同様の形で機能する。
特に図10から判るように、ワーク位置決め・回転シリンダとして形成されたモータ式の駆動装置27は、移動距離測定システム45を備えている。この移動距離測定システム45を介して、ピストンロッドもしくはシリンダの移動距離、ひいては間接的に調節角度を測定することができる。この調節角度は、図10に最大で回転・収容キャリッジ28の長手方向軸線の両側で45゜と記載されている。
台車位置決め・リニアシリンダとして形成されているモータ式の駆動装置26も、このような移動距離測定システム46を有している。この移動距離測定システム46を介して、回転・収容キャリッジ28の移動距離を測定しかつ決定することができる。各載置装置には、正確に言えば、台車収容・位置調整シリンダとして形成されたピストンシリンダユニットには、偏心体47が対応している。この偏心体47には、偏心体レバー31が対応しており、この偏心体レバー31はジョイント30とモータ式の駆動装置27とを介してそれぞれ方向Aもしくは方向Bへ旋回させられ、これにより長手方向軸線48の両側でそれぞれ最大45゜の台車収容・位置調整シリンダの旋回が生ぜしめられる。既に述べたように、別の両載置装置33,34は構造的に同一に形成されており、すなわち同じ偏心体駆動装置、ピストンシリンダユニット、モータ式の駆動装置および移動距離測定システム45,46と同様の移動距離測定システムを有している。
図4から判るように、ブシュ拡開装置にはCNC制御部49が対応している。このCNC制御部49には、バルブセット51を備えたスイッチキャビネットもしくはエンクロージャ50が対応している。スイッチキャビネットもしくはエンクロージャ50は各制御素子および電子構成部品を有している。
さらに、ブシュ拡開装置には、図示の実施形態では、ブシュブランク3の周方向で90゜だけずらされた2つのレーザ測定システム52,53が対応している。レーザ測定システム52,53は電気的な線路(概略的にのみ示す)を介してスイッチキャビネットもしくはエンクロージャ50に接続されており、ひいてはCNC制御部49に接続されている。全てのモータ式の駆動装置、つまり載置装置25,33,34、測定システムおよびレーザ測定システム52,53のモータ式の駆動装置および駆動装置10,11は、CNC制御部49に関係付けられているので、変形加工過程もしくは鍛造過程を含めた運動シーケンス全体のプログラム制御を実現することができる。レーザは、ブシュ輪郭全体を検出することのできるスキャンレーザである。図面には、互いに90゜だけずらされた2つのスキャンレーザしか図示されていない。位置測定、プロファイル測定、楕円度測定および壁厚さ測定のための別のスキャンレーザは図示されていない。
1実施形態のための例:
完成した鍛造ブシュ:外径3000〜8000ミリメートル
内径:2600〜8300ミリメートル
高さ:2000〜6000ミリメートル
変形加工装置もしくは鍛造装置1のローディング重量:100〜800トン、たとえば100〜400トン
変形加工工具の変形加工速度もしくは鍛造速度:たとえば30〜150mm/秒
鍛造周波数(Schmiedefrequez):2〜6度毎
再ヒートアップサイクル:ブシュブランク3の1〜6回
駆動エネルギ:たとえば約8000〜20000kW
全変形加工機の高さ:約16200ミリメートル
要求される面:約25000×75000ミリメートル
450トン−ブシュブランク3のための機械の重量:約3000トン
鍛造サドルおよび載置装置もしくは調節シリンダのモータのための駆動媒体:水−オイル乳濁液(ハイドロリック液)
1鍛造ストロークのための時間:2〜20秒
完成した鍛造ブシュ:外径3000〜8000ミリメートル
内径:2600〜8300ミリメートル
高さ:2000〜6000ミリメートル
変形加工装置もしくは鍛造装置1のローディング重量:100〜800トン、たとえば100〜400トン
変形加工工具の変形加工速度もしくは鍛造速度:たとえば30〜150mm/秒
鍛造周波数(Schmiedefrequez):2〜6度毎
再ヒートアップサイクル:ブシュブランク3の1〜6回
駆動エネルギ:たとえば約8000〜20000kW
全変形加工機の高さ:約16200ミリメートル
要求される面:約25000×75000ミリメートル
450トン−ブシュブランク3のための機械の重量:約3000トン
鍛造サドルおよび載置装置もしくは調節シリンダのモータのための駆動媒体:水−オイル乳濁液(ハイドロリック液)
1鍛造ストロークのための時間:2〜20秒
例示的な方法:
1250℃を超える温度を有する、鋼もしくは鋼合金から成る、鍛造温度にまで加熱されたブシュブランク3を取り出す。
1250℃を超える温度を有する、鋼もしくは鋼合金から成る、鍛造温度にまで加熱されたブシュブランク3を取り出す。
加熱されたブシュブランク3を、台車式の供給装置2へ載置する。
クレーンにより、鍛造マンドレル5をブシュブランク3内に挿入し、その後に鍛造マンドレル5をロックする。
レーザ測定システムによりブシュブランク3の位置を検出し、このブシュブランク3を、載置装置25,33,34のモータ式の駆動装置および/または台車式の供給装置2の駆動装置の相応する制御により補正する。
ある程度の時間の後に、鍛造マンドレル5のロックを取り除き、鍛造マンドレル5をクレーンによって持ち上げ、まだ完全に変形加工されていないブシュブランク3を炉内で再び鍛造温度にまで加熱する一方、予め加熱されたブシュブランク3を、準備された供給装置2にローディングする。平行して、多数の炉と協働する複数のブシュ拡開装置1を使用することができる。
変形加工工具の駆動のための水−オイル乳濁液中の圧力は250〜650バールであってよい。
要約書、特許請求の範囲および発明の詳細な説明中に記載されている特徴ならびに図面から明らかである特徴は、それぞれ単独の形でも、任意に組み合わされた形でも、本発明を実現するために重要となり得る。
1 ブシュ拡開装置
2 供給装置
3 ブシュブランク
4 穴あけ部
5 鍛造マンドレル
6,7 軸受け
8 長手方向通路
9 鍛造サドル
10,11 駆動装置
12 フレーム
13 ホイール
14 下側架台
15 長手方向軸線
16,17 載置壁
18 端面
19,20 長手方向軸線
21,22 載置壁
23,24 レールガイド
25 載置装置
26 駆動装置
27 回転駆動装置または旋回駆動装置
28 回転・収容キャリッジ
29 偏心体駆動装置
30 ジョイント
31 偏心体レバー
32 駆動装置
33,34 載置装置
35,36 駆動装置
37,38 偏心体駆動装置
39,40 偏心体レバー
41,42 ジョイント
43,44 駆動装置
45,46 移動距離測定システム
47 偏心体
48 長手方向軸線
49 CNC制御部
50 エンクロージャ
51 バルブセット
52,53 レーザ測定システム
54,55 回転・収容キャリッジ
X,Y 移動方向もしくは調節方向
2 供給装置
3 ブシュブランク
4 穴あけ部
5 鍛造マンドレル
6,7 軸受け
8 長手方向通路
9 鍛造サドル
10,11 駆動装置
12 フレーム
13 ホイール
14 下側架台
15 長手方向軸線
16,17 載置壁
18 端面
19,20 長手方向軸線
21,22 載置壁
23,24 レールガイド
25 載置装置
26 駆動装置
27 回転駆動装置または旋回駆動装置
28 回転・収容キャリッジ
29 偏心体駆動装置
30 ジョイント
31 偏心体レバー
32 駆動装置
33,34 載置装置
35,36 駆動装置
37,38 偏心体駆動装置
39,40 偏心体レバー
41,42 ジョイント
43,44 駆動装置
45,46 移動距離測定システム
47 偏心体
48 長手方向軸線
49 CNC制御部
50 エンクロージャ
51 バルブセット
52,53 レーザ測定システム
54,55 回転・収容キャリッジ
X,Y 移動方向もしくは調節方向
Claims (24)
- それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランク(3)の外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランク(3)のためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)内へ導入可能な鍛造マンドレル(5)が設けられており、該鍛造マンドレル(5)が、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランク(3)の周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドル(9)が設けられており、該変形加工工具または鍛造サドル(9)に対して前記鍛造マンドレル(5)が、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)が、所定のタイミングでモータ式に駆動装置(10,11)によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置(2)が、側方でブシュ拡開装置(1)内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランク(3)または変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置(25,33,34)を有しており、該載置装置(25,33,34)が、鉛直方向で互いに逆向きにモータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランク(3)が、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)の駆動装置も、前記載置装置(25,33,34)および当該供給装置(2)のための駆動装置も、1つのCNC制御部(49)に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられていることを特徴とする、穴あけされたブシュブランクのためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置。
- それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランク(3)の外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランク(3)のためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)内へ導入可能な鍛造マンドレル(5)が設けられており、該鍛造マンドレル(5)が、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランク(3)の周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドル(9)が設けられており、該変形加工工具または鍛造サドル(9)に対して前記鍛造マンドレル(5)が、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)が、所定のタイミングでモータ式に駆動装置(10,11)によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置(2)が、側方でブシュ拡開装置(1)内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランク(3)または変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置(25,33,34)を有しており、該載置装置(25,33,34)が、鉛直方向で互いに逆向きにモータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランク(3)が、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)の駆動装置も、前記載置装置(25,33,34)および当該供給装置(2)のための駆動装置も、1つのCNC制御部(49)に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置(25,33,34)が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、CNC制御されてストローク運動可能である、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであることを特徴とする、穴あけされたブシュブランクのためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置。
- それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランク(3)の外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランク(3)のためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)内へ導入可能な鍛造マンドレル(5)が設けられており、該鍛造マンドレル(5)が、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランク(3)の周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドル(9)が設けられており、該変形加工工具または鍛造サドル(9)に対して前記鍛造マンドレル(5)が、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)が、所定のタイミングでモータ式に駆動装置(10,11)によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜25ストロークで駆動可能であり、当該供給装置(2)が、側方でブシュ拡開装置(1)内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランク(3)または変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置(25,33,34)を有しており、該載置装置(25,33,34)が、鉛直方向で互いに逆向きにモータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランク(3)が、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)の駆動装置も、前記載置装置(25,33,34)および当該供給装置(2)のための駆動装置も、1つのCNC制御部(49)に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置(25,33,34)が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、CNC制御されてストローク運動可能である、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであり、ブシュブランク(3)が載置されているストローク運動可能な前記載置装置(25,33,34)、たとえばピストンまたはストローク運動可能なシリンダが、それぞれ1つのモータ式の駆動装置によって所定のタイミングで回転駆動可能であることを特徴とする、穴あけされたブシュブランクのためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置。
- それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランク(3)の外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランク(3)のためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)内へ導入可能な鍛造マンドレル(5)が設けられており、該鍛造マンドレル(5)が、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランク(3)の周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドル(9)が設けられており、該変形加工工具または鍛造サドル(9)に対して前記鍛造マンドレル(5)が、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)が、所定のタイミングでモータ式に駆動装置(10,11)によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置(2)が、側方でブシュ拡開装置(1)内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランク(3)または変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置(25,33,34)を有しており、該載置装置(25,33,34)が、鉛直方向で互いに逆向きにモータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランク(3)が、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)の駆動装置も、前記載置装置(25,33,34)および当該供給装置(2)のための駆動装置も、1つのCNC制御部(49)に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置(25,33,34)が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、CNC制御されてストローク運動可能である、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであり、ブシュブランク(3)が載置されているストローク運動可能な前記載置装置(25,33,34)、たとえばピストンまたはストローク運動可能なシリンダが、それぞれ1つのモータ式の駆動装置(27)によって所定のタイミングで回転駆動可能であって、前記各載置装置(25,33,34)の回転駆動のためのモータ式の駆動装置(27)が、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体により互いに逆向きに交互に駆動可能なピストンシリンダユニットであり、該ピストンシリンダユニットが、偏心体(30,31,47)を介して、前記各載置装置(25,33,34)を周方向に少なくとも所定の鋭角の角度だけ、有利には90゜だけ、互いに逆向きの方向に駆動するようになっていることを特徴とする、穴あけされたブシュブランクのためのブシュ拡開装置に用いられる供給装置。
- 前記載置装置(25,33,34)が、1つの三角形の頂点にそれぞれ配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の供給装置。
- ストローク運動可能な前記載置装置のうちの1つ(25)が、相互間隔を置いてかつ互いに平行に配置された条片状の載置壁(16,17)の間に配置されており、ストローク運動可能な前記載置装置のうちの、同じく当該三角形の頂点に配置された別の2つの載置装置(33,34)が、互いに平行に延びる前記載置壁(16,17)に対して角度を持って延びる条片状の載置壁(21,22)に並んで配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の供給装置。
- ブシュブランク(3)の周面にわたって分配されて少なくとも2つのレーザ測定装置システム(52,53)が配置されており、該レーザ測定装置システム(52,53)が、CNC制御部(49)に電気的に接続されており、該レーザ測定装置システム(52,53)が、前記載置装置(25,33,34)に対するブシュブランク(3)の鉛直方向の向きおよびブシュジオメトリを測定して、前記載置装置(25,33,34)上でのブシュブランク(3)の鉛直方向の向きに関する測定値が、前記載置装置(25,33,34)のストローク調節を制御するためにCNC制御部(49)に取り込まれている、請求項1から6までのいずれか1項記載の供給装置。
- 当該供給装置(2)が、前記載置装置(25,33,34)のためのモータ式の駆動装置と共に、ホイールまたはローラ(13)上に、有利には強制案内されて、特にレールに沿って、移動可能に配置されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の供給装置。
- レーザ測定装置システム(52,53)が、ブシュブランク(3)の周面にわたって鋭角の角度、有利には90゜の角度毎に分配されて配置されていて、鉛直方向でブシュブランク(3)における測定値を検出して、CNC制御部(49)へ伝送するようになっている、請求項7または8記載の供給装置。
- 鍛造マンドレル(5)が、クレーンを介してブシュブランク(3)の穴あけ部(4)内に挿入可能でかつ再び引出し可能に配置されていて、鍛造マンドレル(5)が、導入シリンダを介してマニュアル式に、またはモータ式に自動的に鍛造マンドレル(5)のための軸受けへ導入可能である、請求項1から9までのいずれか1項記載の供給装置。
- 前記載置装置(25,33,34)の中心点が、1つの二等辺三角形の頂点にそれぞれ配置されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の供給装置。
- 前記載置装置の中心点もしくは前記載置装置のストロークシリンダまたはピストンロッド(25,33,34)の中心点が、1つの二等辺三角形の頂点にそれぞれ配置されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の供給装置。
- 前記載置装置もしくは前記載置装置のストロークシリンダ(25,33,34)が、変形加工過程時のブシュブランク(3)の直径増大に相応して自動的にその水平方向の位置を調整するようになっている、請求項1から12までのいずれか1項記載の供給装置。
- 3つの載置装置(25,33,34)の載置点もしくは載置面が、並進的なウォーキングビームシステムを形成していて、このようなウォーキングビームシステムとして作動するようになっており、それぞれ個々の載置装置(25,33,34)のストロークが、無段式に前選択可能に、特にCNC制御部(49)に関係付けられている、請求項1から13までのいずれか1項記載の供給装置。
- 前記載置装置(25,33,34)の載置点もしくは載置面が、鍛造時に水平方向に自由に運動可能であって、鍛造ストロークの後にブシュブランク(3)を自動的に、次の鍛造工程のために設定された適正な位置へCNC制御されて戻すようになっている、請求項1から14までのいずれか1項記載の供給装置。
- 前記載置装置(25,33,34)のストロークシリンダの調整レベリングにより、ブシュブランク(3)の端面プロファイルが測定可能であり、これにより検知可能であり、かつ前記載置装置(25,33,34)の駆動装置のための制御信号としてCNC制御部(49)へ伝送可能である、請求項1から15までのいずれか1項記載の供給装置。
- それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランク(3)の外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランク(3)を鍛造する方法において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)内へ導入可能な鍛造マンドレル(5)が設けられており、該鍛造マンドレル(5)が、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランク(3)の周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドル(9)が設けられており、該変形加工工具または鍛造サドル(9)に対して前記鍛造マンドレル(5)が、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)が、所定のタイミングでモータ式に駆動装置(10,11)によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置(2)が、側方でブシュ拡開装置(1)内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランク(3)または変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置(25,33,34)を有しており、該載置装置(25,33,34)が、鉛直方向で互いに逆向きにモータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランク(3)が、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)の駆動装置も、前記載置装置(25,33,34)および当該供給装置(2)のための駆動装置も、1つのCNC制御部(49)に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられることを特徴とする、穴あけされたブシュブランクを鍛造する方法。
- それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランク(3)の外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランク(3)を鍛造する方法において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)内へ導入可能な鍛造マンドレル(5)が設けられており、該鍛造マンドレル(5)が、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランク(3)の周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドル(9)が設けられており、該変形加工工具または鍛造サドル(9)に対して前記鍛造マンドレル(5)が、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)が、所定のタイミングでモータ式に駆動装置(10,11)によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置(2)が、側方でブシュ拡開装置(1)内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランク(3)または変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置(25,33,34)を有しており、該載置装置(25,33,34)が、鉛直方向で互いに逆向きにモータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランク(3)が、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)の駆動装置も、前記載置装置(25,33,34)および当該供給装置(2)のための駆動装置も、1つのCNC制御部(49)に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置(25,33,34)が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、ストローク運動可能にCNC制御される、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであることを特徴とする、穴あけされたブシュブランクを鍛造する方法。
- それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランク(3)の外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランク(3)を鍛造する方法において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)内へ導入可能な鍛造マンドレル(5)が設けられており、該鍛造マンドレル(5)が、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランク(3)の周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドル(9)が設けられており、該変形加工工具または鍛造サドル(9)に対して前記鍛造マンドレル(5)が、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)が、所定のタイミングでモータ式に駆動装置(10,11)によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜25ストロークで駆動可能であり、当該供給装置(2)が、側方でブシュ拡開装置(1)内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランク(3)または変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置(25,33,34)を有しており、該載置装置(25,33,34)が、鉛直方向で互いに逆向きにモータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランク(3)が、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)の駆動装置も、前記載置装置(25,33,34)および当該供給装置(2)のための駆動装置も、1つのCNC制御部(49)に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置(25,33,34)が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、CNC制御されてストローク運動可能である、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであり、ブシュブランク(3)が載置されているストローク運動可能な前記載置装置(25,33,34)、たとえばピストンまたはストローク運動可能なシリンダが、それぞれ1つのモータ式の駆動装置によって所定のタイミングで回転駆動されることを特徴とする、穴あけされたブシュブランクを鍛造する方法。
- それぞれ必要とされる加工温度、たとえば鋼の場合には1000℃よりも高い加工温度に相当する温度と、たとえば温かい状態もしくは加工温度状態で数百トン、たとえば200〜800トン、有利には200〜600トンの供給重量と、初期供給状態で2000〜14000ミリメートル、有利には3000〜8500ミリメートルのブシュブランク(3)の外径と、初期供給状態で1〜9メートル、有利には3〜6メートルの高さとを有する、たとえば鋼から成る穴あけされたブシュブランク(3)を鍛造する方法において、冷却媒体により冷却された、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)内へ導入可能な鍛造マンドレル(5)が設けられており、該鍛造マンドレル(5)が、冷却媒体によって冷却可能でかつ運搬可能であり、ブシュブランク(3)の周面を部分的に変形加工しかつモータ式に、たとえばハイドロリック式に駆動可能である変形加工工具または鍛造サドル(9)が設けられており、該変形加工工具または鍛造サドル(9)に対して前記鍛造マンドレル(5)が、ブシュブランク(3)の穴あけ部(4)の内側でカウンタホルダもしくは押えを形成しており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)が、所定のタイミングでモータ式に駆動装置(10,11)によって比較的高速に、たとえば1分間当たり5〜30ストローク、有利には5〜10ストロークで駆動可能であり、当該供給装置(2)が、側方でブシュ拡開装置(1)内に引込み可能な台車を有しており、該台車が、ブシュブランク(3)または変形加工の終了したブシュを載置させるための、相互間隔を置いて配置された複数の載置装置(25,33,34)を有しており、該載置装置(25,33,34)が、鉛直方向で互いに逆向きにモータ式にストローク運動可能でかつモータ式に回転運動可能な複数の、有利には3つの、相互間隔を置いて配置された支承台を有しており、該支承台上に、ブシュブランク(3)が、変形加工過程の間、鉛直方向に向けられて配置されており、前記変形加工工具または鍛造サドル(9)の駆動装置も、前記載置装置(25,33,34)および当該供給装置(2)のための駆動装置も、1つのCNC制御部(49)に、たとえばプログラム制御されるように関係付けられており、前記載置装置(25,33,34)が、互いに独立して、ただし同期的に同時にも、CNC制御されてストローク運動可能である、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体により駆動可能な、ピストンシリンダユニットのシリンダおよびピストンであり、ブシュブランク(3)が載置されているストローク運動可能な前記載置装置(25,33,34)、たとえばピストンまたはストローク運動可能なシリンダが、それぞれ1つのモータ式の駆動装置(27)によって所定のタイミングで回転駆動可能であって、前記各載置装置(25,33,34)の回転駆動のためのモータ式の駆動装置(27)が、圧力媒体、特にハイドロリック圧力媒体により互いに逆向きに交互に駆動可能なピストンシリンダユニットであり、該ピストンシリンダユニットが、偏心体(30,31,47)を介して、前記各載置装置(25,33,34)を周方向に少なくとも所定の鋭角の角度だけ、有利には90゜だけ、互いに逆向きの方向に駆動するようになっていることを特徴とする、穴あけされたブシュブランクを鍛造する方法。
- ブシュブランク(3)の周面にわたって分配されて少なくとも2つのレーザ測定装置システム(52,53)が配置されており、該レーザ測定装置システム(52,53)が、CNC制御部(49)に電気的に接続されており、該レーザ測定装置システム(52,53)が、前記載置装置(25,33,34)に対するブシュブランク(3)の鉛直方向の向きおよびブシュジオメトリを測定して、前記載置装置(25,33,34)上でのブシュブランク(3)の鉛直方向の向きに関する測定値が、前記載置装置(25,33,34)のストローク調節を制御するためにCNC制御部(49)に取り込まれる、請求項17から20までのいずれか1項記載の方法。
- ブシュブランク(3)の周面にわたって鋭角の角度、有利には90゜の角度毎に分配されて配置されたレーザ測定装置システム(52,53)が、鉛直方向でブシュブランク(3)における測定値を検出して、CNC制御部(49)へ伝送するようになっている、請求項17から21までのいずれか1項記載の方法。
- 前記載置装置(25,33,34)の載置点もしくは載置面が、鍛造時に水平方向に自由に運動可能であって、鍛造ストロークの後にブシュブランク(3)を自動的に、次の鍛造工程のために設定された適正な位置へCNC制御されて戻すようになっている、請求項17から22までのいずれか1項記載の方法。
- 前記載置装置(25,33,34)のストロークシリンダの調整レベリングにより、ブシュブランク(3)の端面プロファイルが測定可能であり、これにより検知可能であり、かつ前記載置装置(25,33,34)の駆動装置のための制御信号としてCNC制御部(49)へ伝送される、請求項17から23までのいずれか1項記載の方法。
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