JP2011529734A - 閉塞性睡眠時無呼吸を治療するために補助気道を形成する方法及び装置 - Google Patents

閉塞性睡眠時無呼吸を治療するために補助気道を形成する方法及び装置 Download PDF

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Abstract

細長い導管(50)を咽頭の咽頭壁の下に埋め込むことによって、閉塞性睡眠時無呼吸を治療するための補助気道を形成する。細長い導管は、咽頭の第1の領域と連通する近位端(64)と、咽頭の第2の領域と連通する遠位端(62)と、咽頭の中咽頭領域にバイパスを形成するために咽頭壁の下に延在する一部分とを有する。このシステムは、細長い導管の第1の開口部と連通する咽頭壁の第1の開口部(68)と、細長い導管の第2の開口部と連通する咽頭壁の第2の開口部(70)とを含む。このシステムは、咽頭壁の第1の開口部を導管の第1の開口部と連結するための第1の吻合部連結装置(500)と、咽頭壁の第2の開口部を導管の第2の開口部と連結するための第2の吻合部連結装置とを有する。

Description

本発明は一般に、睡眠障害の治療に関し、より詳細には、閉塞性睡眠時無呼吸及び呼吸低下を患っている患者を治療するために補助気道を形成する方法及び装置に関する。
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA:obstructive sleep apnea)は、気道の閉塞によって引き起こされ、通常は、睡眠中に喉の軟組織軟組織が倒壊及び閉鎖したときに発生する。それぞれの無呼吸が起きる間、脳は、呼吸の再開を誘導するために患者を一時的に目覚めさせるのであるが、しかしながら、このタイプの睡眠は極めて断片的であり、かつ質が悪い。治療しないでおくと、睡眠時無呼吸症は、高血圧、心臓血管疾患、体重増加、性交不能症、頭痛、記憶障害、仕事への支障、及び自動車事故を引き起こす場合がある。
国立衛生研究所によると、OSAは予想以上に一般的であり、1,200万人を超えるアメリカ人が罹患している。女性よりも男性の方が多くOSAに罹患している。その他の危険因子には、肥満であること、及び40歳以上であることが挙げられるが、しかしながら、年齢にかかわらず誰でも、子供でさえも睡眠時無呼吸症にかかる可能性がある。OSAの深刻さにもかかわらず、一般の人々及び医療専門家の認識が欠如しているため、患者の大部分が診断未確定であり、かつ未治療のままとなっている。
OSAの治療を目的とした多くの取り組みがなされてきた。例えば、いびき及び閉塞性睡眠時無呼吸を治療するために軟口蓋を電気的に刺激するための装置が、米国特許第5,284,161号及び同第5,792,067号に開示されている。これら装置は、患者がレジメンを遵守することが必要であり、睡眠中患者に不快感を与え、患者が繰り返し目を覚ます結果となるので、これら装置の成果はまちまちであった。
外科治療も採用されてきた。そのような治療の1つは口蓋垂口蓋咽頭形成術と呼ばれ、舌と喉の咽頭壁との間を粗動させる軟口蓋の能力を低減するために、軟口蓋の後縁を約2cm除去するものである。この手技は、いびきを緩和するのに効果的であったが、痛みを伴い、かつ望ましくない副作用をもたらすことがしばしばある。特に、軟口蓋の後縁の除去は、嚥下及び発語中に鼻道を閉鎖する軟口蓋の能力に障害を生じさせる。その結果、口蓋垂口蓋咽頭形成術を受けた患者の25%では、飲んでいる間に口から液体が漏れて、鼻に流れ込む。
別の手技は、手術用のレーザーメスを使用して、軟口蓋の表面に瘢痕組織を形成する。瘢痕組織は、軟口蓋の柔軟性を低減し、その結果いびき及び/又は気道の閉鎖を低減する。
焼灼による口蓋硬化手術(CAPSO:Cautery-assisted palatal stiffening operation)は、局所麻酔で診療所で行われる、近年開発された手技である。軟口蓋粘膜の正中の細片を除去し、創傷を癒合させる。弛緩した口蓋が硬化されて、口蓋いびきが止む。
口蓋垂口蓋咽頭形成術及び上述されたもののような外科的手技は、引き続き問題を有している。外科治療される(即ち、口蓋組織の除去又は口蓋組織の瘢痕)領域が、患者の症状を治療するのに必要な領域を超える場合がある。加えて、提案されている手技は痛みを伴い、治癒期間が長く、かつその間不快である。例えば、軟口蓋の瘢痕組織は、患者に継続的な刺激原を提供する場合がある。更に、これらの手技は、有害な副作用を誘発してしまう場合は症状を改善することが可能でない。
特別に設計された鼻マスク又は枕を通して空気を気道に送る持続的気道陽圧法(CPAP:continuous positive airway pressure)が睡眠時無呼吸症に対する治療として採用されている。患者が吸い込むときに空気の流れが正圧を形成して、気道を開いたままに維持する。CPAPは、いびき及び閉塞性睡眠時無呼吸を緩和するために最も有効な非外科的治療であると多くの人々によって考えられているが、患者は、腫脹、鼻の乾燥、及びドライアイなど、マスク及びホースから受ける不快感についての不満を訴えている。その結果、患者のコンプライアンスはたった約40%である。
舌又は軟口蓋の組織を収縮させるために無線周波数又はマイクロ波エネルギーを採用する、その他の外科的手法(ソムノプラスティー)が試みられてきた。組織内に熱損傷を作り出すために、軟口蓋の高周波アブレーションが用いられる。ソムノプラスティー装置は、単純ないびきに関しては口蓋組織、及びOSAに関しては舌根の高周波アブレーションとして、米国食品医薬品局(FDA)によって承認されている。ある状況において、軟口蓋と舌根の周波数は、マルチレベルな手技として同時に行われる。今日まで、単独又は組み合わされた治療は、患者の50%超過に軽減を提供できていない。
いびき又は閉塞性睡眠時無呼吸の治療を目的とする別の装置は、舌又は口蓋垂の組織をより硬くして咽頭壁にもたれかかりにくくするために埋め込まれる、数個の網組まれたPETの円筒を使用する。Restore Medical(St.Paul,MN)から販売されているPillar(商標)口蓋インプラントシステムは、FDAの認可を得ている埋め込み型装置である。この装置は、軽度から中等度の閉塞性睡眠時無呼吸を患っている患者の気道閉塞の発生率を低減するために、軟口蓋の粘膜下に永久的に埋め込まれる、編組まれたポリエステルフィラメントの円筒形状セグメントである。Pillar装置は、脱出、感染、及び患者の不快感などの多くの有害な副作用を合併してきた。
InfluENT(Concord,NH)によって商標「REPOSE(商標)」で販売されている別のインプラントシステムは、口腔底の下顎骨の後面に挿入されるチタンネジを使用する。縫合糸は、舌根を通って下顎骨のネジに取り付けられる。Repose(商標)手技は、舌根の懸吊又はハンモックの状態を達成して、睡眠中に舌根が脱出しないようにする。覚醒状態の間に舌が活発に活動することに起因して、この装置の縫合要素は舌に対する「チーズカッター」としての働きをすることが知られており、装置故障の原因となり、その後の除去を必要とする。したがって、このインプラントによってもたらされる有益な効果の持続時間は1年未満である。
磁石もまた、睡眠時無呼吸症治療用のインプラントとして考慮されてきた。インプラント移動、組織操作又は治療の程度の制御不能、及び装置が一時的な結果しか提供しないことが原因で、これらの装置は限られた成果を示してきた。
上記の取り組みにもかかわらず、閉塞性睡眠時無呼吸を効果的に治療するために使用されてきた装置は1つもない。したがって、長期的結果をもたらし、患者のコンプライアンスを促進し、かつ患者の不快感を最小限に抑える侵襲の少ない手法を通じて、閉塞性睡眠時無呼吸に対処する負担を軽減する方法及び装置の必要性が存在する。
本発明は、閉塞性睡眠時無呼吸に伴う問題を克服するために、鼻咽頭と下咽頭との間、気管の近傍、又は気管の中に補助気道を形成するための方法及び装置を目的とする。一実施形態において、補助気道装置は、自然気道の外側の組織の中に埋め込まれて、咽頭の一つの部位から別の部位、例えば、鼻咽頭と気管との間に補助気道を提供する。補助気道装置は、好ましくは、閉塞性睡眠時無呼吸の症状の発現の間に自然気道を閉鎖する中咽頭領域(例えば軟口蓋、喉頭蓋、及び舌の後部)内に存在する軟組織にバイパスを形成するものである。一実施形態において、補助気道装置は、咽頭壁、例えば咽頭壁の後部又は側部、の下の組織の中に埋め込まれる。補助気道装置は、ステント又は生体適合性管などの生体適合性導管を含んでもよい。
一実施形態において、補助気道装置は、アプリケータ又は送達器具を使用して組織の中に埋め込まれる。送達器具は、組織に開口部を形成し、かつ補助気道装置を組織の中に導入するために使用されることができる。一実施形態において、補助気道装置は、可撓性マンドレルの上に揺動可能に受容される、ステントなどの細長い導管である。一実施形態において、送達器具の遠位端は、鼻咽頭領域内の近位部及び気管の近くの下咽頭領域内の遠位部の咽頭壁の下にトンネルを形成する。
補助気道装置が咽頭壁の下に埋め込まれた後、治癒、組織の装置の中への内方成長、及び粘膜面の形成を提供するために、一定期間(例えば数週間)経過させる。治療用期間の後、マンドレルはステントから除去されて、新しい補助気道を画成することができる。軟口蓋、喉頭蓋、及び/又舌などの咽頭の軟組織が、咽頭を通る通常の気道を遮断する場合、補助気道装置は、鼻咽頭と下咽頭との間を延びる補助気道を通って空気流が発生するのを可能にする。したがって、補助気道装置は、閉塞性睡眠時無呼吸に伴う問題を治療しかつ克服するのに有用である。
一実施形態において、補助気道装置の表面の任意の部分は、抗炎症剤及び/又は抗菌剤を含浸してもよい又はそれらでコーティングされてもよい。抗炎症剤及び抗菌剤は、装置の許容を改善し、かつ感染の可能性を最小限に抑えるのが好ましい。一実施形態において、鼻咽頭と下咽頭との間の補助気道の形成を増進すると考えられている瘢痕化の形成を促進するために、硬化剤を補助気道装置の中又は周囲に注入することができる。硬化剤はまた、補助気道の任意の部分又は表面の上にコーティングされてもよい。別の実施形態では、補助気道装置を支持するための硬い瘢痕化したトンネルを形成するために、無線周波数エネルギーなどのエネルギーを補助気道装置の中及び/又は周囲に導入して、補助気道装置の周囲の瘢痕化を促進してもよい。
一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸を治療する方法は、咽頭壁の下に延在する補助気道を形成することを含む。補助気道は、咽頭の第1の領域(例えば鼻咽頭領域)と連通する近位端と、咽頭の第2の領域(例えば下咽頭領域)と連通する遠位端とを有するのが望ましい。補助気道の形成は、咽頭壁の下に補助気道装置を埋め込むことを含んでもよく、補助気道装置は近位端と遠位端とを有し、第1の開口部は近位端に隣接しており、第2の開口部は遠位と隣接している。当該方法は、補助気道装置の近位端と隣接する第1の開口部と連通する咽頭壁に第1の開口部を形成することと、補助気道装置の遠位端と隣接する第2の開口部と連通する咽頭壁に第2の開口部を形成することとを含んでもよい。1つの好ましい実施形態において、補助気道装置は咽頭壁の外壁を通る。
一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸を治療する方法は、咽頭壁の下に延在する補助気道を形成することを含む。トンネルは、周知の技術を用いて組織を貫通して形成されてもよく、マンドレルは、組織の下のトンネル内に位置決めされてもよい。一実施形態において、マンドレルを包囲する組織、及びトンネル内の組織を硬化させるために、硬化剤が使用される。別の実施形態において、無線周波数エネルギーなどのエネルギーを用いて、マンドレルを包囲する損傷、及びトンネル内の損傷を作ってもよい。治癒の後、マンドレルは除去され、周囲の硬化した組織又は瘢痕組織は、ステント又は管などのインプラントの使用を必要とせずに、補助気道の組織を支持する役割を果たす。
一実施形態において、咽頭壁の第1の開口部を、補助気道装置の近位端に隣接する第1の開口部と連結するために、第1の吻合部連結装置が使用される。咽頭壁の第2の開口部を、補助気道装置の遠位端に隣接する第2の開口部と連結するために、第2の吻合部連結装置が使用されてもよい。
一実施形態において、補助気道装置は、主要本体部分と、装置の主要本体部分の近位端と遠位端との間を通る中央ルーメンとを含む。補助気道装置の主要本体部分は、楕円形又は概ね平坦な断面形状を有してもよい。補助気道装置の近位端に隣接する第1の開口部は、主要本体部分の外壁を通って延び、中央ルーメンと連通してもよい。補助気道装置の遠位端に隣接する第2の開口部は、主要本体部分の外壁を通って延び、中央ルーメンと連通してもよい。一実施形態において、第1及び第2の開口部は、主要本体部分の後壁に形成される。主要本体部分の後壁は平坦であってもよい。
埋め込み工程は、補助気道装置の中央ルーメン内にマンドレルを位置決めすることと、マンドレルを位置決めした後、補助気道装置及びマンドレルを咽頭壁の下に挿入することとを含んでもよい。一実施形態において、マンドレルは中央ルーメンを有し、マンドレルを埋め込み部位まで前進させるために、ガイドワイヤが中央ルーメンに通される。治癒期間の後、マンドレルは、補助気道装置の中央ルーメンから除去されてもよい。一実施形態において、咽頭壁に形成された開口部に加わる摩擦を最小限にするためにマンドレルの異なる部品を個別に除去することができるように、マンドレルは複数の部品を有することができる。一実施形態において、装置の埋め込みの間補助気道装置を支持するためにマンドレルを膨張させてもよく、摩擦を最小限にするために、マンドレルを埋め込まれた補助気道装置から除去する前にマンドレルを収縮させてもよい。
一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸を治療するためのシステムは、咽頭の咽頭壁の下に埋め込まれる、生体適合性ステント又は生体適合性管などの、細長い導管を含む。細長い導管は、咽頭の第1の領域(例えば鼻咽頭領域)と連通する近位端と、咽頭の第2の領域(例えば下咽頭領域)と連通する遠位端とを有するのが望ましい。細長い導管は、咽頭の中咽頭領域にバイパスを形成するために咽頭壁の下に延在する中間部分を含むのが好ましい。
一実施形態において、細長い導管は、その近位端に隣接する第1の開口部、及びその遠位端に隣接する第2の開口部とを有する。このシステムはまた、細長い導管の近位端に隣接する第1の開口部と連通する咽頭壁の第1の開口部と、細長い導管の遠位端に隣接する第2の開口部と連通する咽頭壁の第2の開口部とを含むのが望ましい。
一実施形態において、細長い導管は、生体適合性導管、ステント、ポリマー管、及び管から選択されるのが好ましい。細長い導管は、約3〜10cmの長さ及び約2〜8mmの直径を有するのが好ましい。壁厚は約0.1〜2.0mmの間で様々であってもよい。細長い導管は、その近位端と遠位端との間に延びる中央ルーメンを含むのが望ましい。マンドレルは、細長い導管が咽頭壁の下の組織等の組織の中に埋め込まれるときに細長い導管を支持する目的で、細長い導管の中央ルーメン内に挿入可能であるのが好ましい。マンドレルはその後除去されてもよい。
一実施形態において、システムは、咽頭壁の第1の開口部を、細長い導管の近位端に隣接する第1の開口部と連結するための第1の吻合部連結装置と、咽頭壁第2の開口部を、細長い導管の遠位端に隣接する第2の開口部と連結するための第2の吻合部連結装置とを含むのが好ましい。
一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸を治療するための補助気道装置は、組織の中に埋め込まれる細長い導管を含み、この細長い導管は、咽頭の鼻咽頭領域の開口部と連通する第1の開口部と、咽頭の下咽頭領域の開口部と連通する第2の開口部とを有する。細長い導管は、咽頭壁の下に埋め込まれるのが好ましく、咽頭壁の側部部分の中に埋め込まれるのがより好ましい。
一実施形態において、細長い導管は、近位端及び遠位端と、その近位端に隣接する近位開口部と、その遠位端に隣接する遠位開口部とを有する。近位開口部は、咽頭の鼻咽頭領域内に位置付けられた咽頭壁の第1の開口部と連通するのが好ましく、遠位開口部は、咽頭の下咽頭領域内に位置付けられた咽頭壁の第2の開口部と連通するのが好ましい。
補助気道装置は、好ましくは、細長い導管の近位開口部と、咽頭壁の第1の開口部とを連結する第1の吻合部連結装置と、細長い導管の遠位開口部と、咽頭壁の第2の開口部とを連結する第2の吻合部連結装置とを含む。
細長い導管は、咽頭壁の下に埋め込まれた中間部分を有するのが好ましい。細長い導管の中間部分は、咽頭の中咽頭領域内の軟組織にバイパスを形成するのが好ましい。
一実施形態において、細長い導管を組織の中に埋め込むのを容易にするために、細長い外側シースが細長い導管の周囲に位置決めされてもよく、細長い導管を組織の中に埋め込む間細長い導管を支持するために、細長い導管内にマンドレルが設置されてもよい。
一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸を治療するためのシステムは、咽頭の咽頭壁の下に延在する細長い導管を含み、細長い導管は、咽頭の第1の領域(例えば鼻咽頭領域)と連通する近位端と、咽頭の第2の領域(例えば下咽頭領域)と連通する遠位端とを有する。細長い導管の中間部分は、倒壊して咽頭の気道及び/又は中咽頭領域を閉塞する可能性がある軟組織にバイパスを形成するために、咽頭壁の下に延在するのが好ましい。
一実施形態において、細長い導管は、導管の近位端に隣接する第1の開口部と、導管の遠位端に隣接する第2の開口部とを有する。システムはまた、細長い導管の近位端に隣接する第1の開口部と連通する咽頭壁の第1の開口部と、細長い導管の遠位端に隣接する第2の開口部と連通する咽頭壁の第2の開口部を含む。システムはまた、咽頭壁の第1の開口部を、細長い導管の近位端に隣接する第1の開口部と連結するための第1の吻合部連結装置と、咽頭壁の第2の開口部を、細長い導管の遠位端に隣接する第2の開口部と連結するための第2の吻合部連結装置とを含むのが望ましい。
一実施形態において、細長い導管は、その近位端と遠位端との間に延びる中央ルーメンを含むのが望ましい。マンドレルは、細長い導管が咽頭壁の下に埋め込まれるときに細長い導管を支持するために、細長い導管の中央ルーメン内に挿入可能であり得る。細長い導管は、生体適合性導管、ステント、ポリマー管、及び管などの構造体の群から選択されるのが望ましい。
一実施形態において、細長い導管は、最初にステントの細長い中央ルーメン内にマンドレルを設置し、ステント及びマンドレルをシース内に設置することによって組織の下に埋め込まれるステントである。シースは、組織の下にトンネルを形成し、かつステント及びマンドレルを埋め込むための細長い開口部を形成する目的で使用されるのが好ましい。シースを使用してステント及びマンドレルを埋め込んだ後、シースは除去されることができる。ステント及びマンドレルは、治癒期間中、組織に形成されたトンネルの中の所定位置に留まるのが好ましい。治癒期間が完了した後、ステントが組織の中に埋め込まれたままの状態で、マンドレルをステントを通る中央ルーメンから除去することができる。
一実施形態では、本明細書に開示されかつ記載される補助気道装置を埋め込むために、送達器具を使用しない。この実施形態では、補助気道装置は、トンネル形成装置又は太針を使用してステント/マンドレルの組み合わせを組織を通して引き込むTVT式の装置と同様の技術を用いて埋め込まれてもよい。この特定の実施形態では、補助気道装置は、咽頭壁の中央切開部から通され、ステント/マンドレルの組み合わせを咽頭内の所望の上位及び下位位置に位置決めするために、相反する方向に引っ張られる。
一実施形態において、送達器具及び/又はマンドレルは、そこを通って延びるルーメンを有し、ガイドワイヤはルーメンを貫通する。送達器具、マンドレル、及び補助気道装置を組織内の所望の位置まで前進させるために、ガイドワイヤを使用してもよい。
一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸を治療する方法は、咽頭壁の下に延在する補助気道を形成することを含み、この補助気道は、咽頭(例えば鼻咽頭領域)の第1の領域と連通する近位端と、咽頭(例えば下咽頭領域)の第2の領域と連通する遠位端とを有する。補助気道は、咽頭壁の下にマンドレルを埋め込み、かつ組織を硬化させるために、マンドレルを包囲する組織を硬化剤又はエネルギーに暴露することによって形成され得る。この方法は、しばらくした後にマンドレルを除去することを含み、硬化した組織は、補助気道を開いた状態に維持するために補助気道を支持する。一実施形態において、マンドレルの外側表面上に硬化剤がコーティングされる。一実施形態において、マンドレルは硬化剤を含浸する又は硬化剤を坦持する。一実施形態において、組織を硬化させるエネルギーは、電気、超音波、熱、及び/又は無線周波数エネルギーであり得る。エネルギーは、導線をマンドレルに接続することによって、又は外部から加えられることによって適用されてもよい。
本明細書に開示される方法及び装置は、舌又は周辺組織が気道の閉塞を引き起こしたときに、呼吸を生じさせることできる。したがって、この装置は、閉塞性睡眠時無呼吸及びその他の関連睡眠障害を治療するのに有用である。
本発明のこれら及びその他の好ましい実施形態は、下記に詳しく記述される。
鼻腔と咽頭とを含む人頭の断面図を示す。 正常呼吸の間のヒトの鼻腔及び咽頭の断面図を示す。 閉塞性睡眠時無呼吸の発現時の鼻腔及び咽頭の断面図を示す。 本発明の一実施形態による、補助気道装置を埋め込むためのアプリケータ器具を示す。 本発明の一実施形態による、補助気道装置を埋め込むためのアプリケータ器具を示す。 本発明の一実施形態による、補助気道装置を埋め込むためのアプリケータ器具を示す。 本発明の一実施形態による、人頭に補助気道を形成するための補助気道装置を埋め込む方法を示す。 本発明の一実施形態による、人頭に補助気道を形成するための補助気道装置を埋め込む方法を示す。 本発明の一実施形態による、人頭に補助気道を形成するための補助気道装置を埋め込む方法を示す。 本発明の一実施形態による、人頭に埋め込まれた補助気道装置を示す。 本発明の一実施形態による、補助気道装置を埋め込むためのアプリケータ器具を示す。 本発明の一実施形態による、補助気道装置を埋め込むためのアプリケータ器具を示す。 本発明の一実施形態による、補助気道装置を埋め込むためのアプリケータ器具を示す。 本発明の一実施形態による、補助気道装置を埋め込むためのアプリケータ器具を示す。 本発明の一実施形態による、補助気道装置を埋め込むためのアプリケータ器具を示す。 本発明の一実施形態による、補助気道装置を埋め込むためのアプリケータ器具を示す。 本発明の一実施形態による、補助気道装置を埋め込むためのアプリケータ器具を示す。 本発明の一実施形態による補助気道装置の斜視図。 本発明の一実施形態による補助気道装置の斜視図。 本発明の一実施形態による、咽頭壁の下に埋め込まれた図12の補助気道装置を示す。 本発明の一実施形態による、吻合連結装置を介して咽頭壁の開口部と連結した補助気道装置を示す。 本発明の一実施形態による、吻合連結装置を介して咽頭壁の開口部と連結した補助気道装置を示す。 本発明の一実施形態による、吻合連結装置を介して咽頭壁の開口部と連結した補助気道装置を示す。 本発明の一実施形態による補助気道装置を示す。 本発明の一実施形態による補助気道装置を示す。 本発明の一実施形態による補助気道装置を示す。 本発明の一実施形態による補助気道装置を示す。 本発明の一実施形態による、人頭に補助気道を形成する方法の工程を示す。 本発明の一実施形態による、弁を有する補助気道装置の斜視図を示す。 本発明の一実施形態による、弁を有する補助気道装置の斜視図を示す。
図1は、鼻腔Nと、骨Bと、硬口蓋HPと、軟口蓋SPと、口Mと、舌Tと、気管TRと、喉頭蓋EPと、食道ESと、後部咽頭壁PPWとを含む解剖学的構造を有する人頭の断面を示す。
人体において、鼻腔Nと喉頭LXとの間の空気で満たされた空隙は、上気道と呼ばれる。睡眠障害を伴う上気道の最も重要な部分は咽頭PXである。図2を参照すると、咽頭は3つの異なる解剖学的レベルを有する。鼻咽頭NPは、鼻腔Nの後部に位置する咽頭の上部である。中咽頭OPは、軟口蓋SPと、喉頭蓋EPと、舌Tの後部の湾曲部とを包含する咽頭の中間部である。下咽頭HPは、中咽頭OPの軟組織の下に位置する咽頭の下部である。中咽頭OPは、空気流のための空隙が少なくなる軟組織構造の高率発生に起因して倒壊する可能性が最も高い咽頭部分である。下咽頭HPは、喉頭の開口の下方かつ喉頭の後方に位置し、食道まで延びる。
当業者にはよく知られているように、軟口蓋及び舌は共に、非常に柔軟性のある構造体である。軟口蓋SPは、鼻腔Nと口Mとの間に隔壁を提供する。多くの場合、軟口蓋SPは必要以上に長く、その結果、舌Tの後部と後部咽頭壁PPWとの間にかなりの距離延びる。
図2を参照すると、個人が目覚めているとき、舌Tの後部及び軟口蓋SPは、それぞれの内部の筋肉によってそれらの形状及び緊張を維持している。その結果、咽頭を通る気道Aは開いたままであり、かつ遮るものはない。しかしながら、睡眠中、筋肉の緊張は低下し、その結果、舌の後部及び軟口蓋はより柔軟になりかつ膨張性になる。図3を参照すると、舌の後部及び軟口蓋の形状を維持し、かつ単独で又は群としてそれらを定位置に維持する正常な筋肉の緊張がなくなり、舌の後部T、喉頭蓋EP、及び軟口蓋SPは容易に倒壊して気道Aを遮断する傾向がある。
睡眠中は体全体の筋肉が弛緩するが、呼吸器系の筋肉のほとんどは活性状態を維持する。吸入時に、横隔膜は収縮し、陰圧に空気Aを鼻腔N及び口Mの中まで引き込ませる。次に、空気は、咽頭PXを越え、気管TRを通って肺の中まで流れる。陰圧は、上気道の組織をわずかに変形させ、これにより気道経路が狭くなる。無呼吸の患者では、軟口蓋SP、舌T、及び/又は喉頭蓋EPは、後部咽頭壁PPWにぶつかって倒壊して、気管の中への空気流を遮断する。気道が狭くなると、咽頭を通る空気流は乱流となり、これが軟口蓋SPを振動させる原因となり、一般にいびきとして知られる音を生成する。
睡眠中、人は、典型的には、空気流の短時間の閉塞及び/又は気管及び肺の中に入る空気流の量のわずかな低下を経験する。10秒を超える空気流の閉塞は、無呼吸と見なされる。50%を超える空気流の減少は、呼吸低下と見なされる。睡眠障害の重症度は、睡眠1時間の間に発生する無呼吸及び呼吸低下の回数で判断される。
無呼吸又は呼吸低下が1時間に5回を超えて発生する場合、ほとんどの医療関係者は、その個人が上気道の抵抗問題を有していると診断する。これらの患者の多くは、日中の眠気、抑うつ症、及び集中力の欠如などの睡眠障害に関連した症状を呈することが多い。
睡眠1時間の間に10回以上の無呼吸又は呼吸低下の症状を発現する個人は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群を有すると正式に分類される。気道が閉塞すると、個人は、無理に吸入するための試みを繰り返し行う。これらの症状の発現の多くは無音であり、個人が無理に空気を肺の中に引き込むときの腹部及び胸壁の動きによって特徴付けられる。典型的には、無呼吸の症状の発現は1分以上続く可能性がある。この間、血中の酸素濃度は低下する。最終的に、閉塞は、個人が大きな音のいびきを引き起こすことによって、又は息苦しい感覚によって目覚めることによって、克服される。
一実施形態では、本発明は、咽頭の狭く閉ざされた又は閉塞した領域にバイパスを形成するための補助気道又は経路を形成する装置及び方法を開示する。一実施形態では、補助気道は、咽頭壁の下の組織などの組織内に埋め込まれる、ステント又は多孔質管などの埋め込み型補助気道装置を使用して形成される。この装置は、可撓性マンドレルと揺動可能に係合するステントを含むことができる。この装置は、咽頭壁の後方に埋め込まれ、第1の末端部は鼻咽頭内に位置付けられ、第2の末端部は下咽頭内に位置付けられる。この装置は、鼻咽頭と連通する近位開口部と、下咽頭と連通する遠位開口部とを有するのが好ましい。埋め込みの後、組織は、粘膜様面を形成するように、ステントストラット内、及びマンドレルとステント自体との間の多孔空隙に向かって増殖することができる。粘膜面は、補助気道内のルーメンの中を粘液が通過するのを助ける。治癒期間(例えば3週間)の後、マンドレルを装置から除去して、鼻咽頭と下咽頭との間に新しい補助気道を提供することができる。補助気道装置は、舌又は周辺軟組織が気道内に倒壊したときでも、又は気道を部分的に閉塞した時でも、呼吸を生じさせることできるのが好ましい。更に、補助気道は、完全な気道倒壊の可能性を最小限にするために、部分的に倒壊した気道と共に機能する代替経路を提供する寸法に設定されることができる。この実施形態では、補助気道は、流速に誘発される減圧が上気道内に生じるのを防止する最小直径の自己支持型(self-supporting)気道を提供するように寸法設定される。
図4A〜図4Cを参照すると、一実施形態において、補助気道を形成するためのシステムは、近位端34と遠位端36とを備えた外側シース32を有するアプリケータ器具30を含む。遠位端36及び外側シースは、中央開口部38と、中央開口部38から外方に延びるスリット40とを含む。スリット40は、外側シース32の遠位端36にフラップ41A〜41Dを画定するのが好ましく、このフラップは、普段は閉鎖しているが、補助気道装置を配置するためにより大きな開口部を提供するために、互いに離れるように屈曲するように構成されている。
アプリケータ器具30は、外側シース32の中に挿入可能な押出機42を含む。押出機42は、近位端44と、遠位端46と、その近位端と遠位端との間に延びる中央ルーメン48とを有する。アプリケータ器具30は、外側シース32の遠位端36の近くに位置決めされる、ステント50などの補助気道装置を更に含む。一実施形態では、ステント50は、ステントストラット52と、ステントストラットを覆うステントグラフト54とを含むのが好ましい。ステント50の内側に配置されるマンドレル56は、その長さに沿って延びる中央ルーメン58を有する。マンドレル56の中央ルーメン58は、外側シース32の遠位端36で中央開口部38と連通する。マンドレル56が外側シース32内に位置決めされ、押出機42の遠位端46がマンドレル56の近位端に連結されるとき、押出機42の中央ルーメン48は、マンドレル56の中央ルーメン58、及び外側シース32の遠位端の中央開口部38の両方と位置合わせされるのが好ましい。
図4Bは、外側シース32の遠位端36を含むアプリケータ器具30の遠位端の拡大図を示す。ステントストラット52とステントグラフト54とを含むステント50は、外側シース32内に配置され、マンドレル56は、ステント50の内側に配置される。マンドレル56の中央ルーメン58は、外側シース32の遠位端36において中央開口部38と位置合わせされるのが好ましい。図4Aを参照すると、一実施形態において、ステント50は、近位端60と遠位端62とを有する。ステント50は可撓性であるのが好ましい。一実施形態では、ステントは、約3〜15cmの長さ及び2〜8mmの直径を有する。
図4Bを参照すると、一実施形態では、ガイドワイヤ55が標的組織に通される。ガイドワイヤ55は、まず組織にトンネルを形成し、次にガイドワイヤをトンネルに通すことによって組織に通されてもよい。一実施形態では、ガイドワイヤ55の先端に針(図示せず)を取り付けてもよく、ガイドワイヤを配置するために針を組織に引き込んでもよい。押出機42の中央ルーメン48及びマンドレル56の中央ルーメン58は、組織に形成されたトンネル内の所望の位置にステント50を位置決めするために、ガイドワイヤ55の上を前進する。図4Aを参照すると、ステント50がガイドワイヤに沿って組織内の所定の位置まで前進し終わった時点で、外側シース32の近位端34を所定のD方向に引っ張ることによって、外側シース32遠位端36からステント50を配置することができる。外側シース32は、押出機42の近位端44に向けて、所定のD方向に引っ張られ、押出機44の遠位端46は、ステント50及びマンドレル56を外側シース32の遠位端に向けて付勢し、ステント50を組織に形成されたトンネルの中に配置するために可撓性フラップ41A〜41D(図4C)が開く。
図4A及び4Bを参照すると、一実施形態では、マンドレル56はステント50内に位置決めされている。マンドレル56は、近位端64と遠位端66とを含み、好ましくは可撓性である。マンドレル56は、好ましくは、ステントが組織の中に埋め込まれるときにステント50を支持する。マンドレルは、好ましくは、e−PTFE、PFTE、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリカーボネート、又はシリコーンなどの生体適合性材料で形成され、長さ3〜20及び直径1〜7mmを有する。一実施形態において、マンドレルの近位端及び/又は遠位端は、ステントからマンドレルを除去し易くするために変更を加えられてもよい。一実施形態において、可撓性マンドレルの近位端及び遠位端は、把持器具を用いてマンドレルの末端部を把持できるようにする球様構造を有してもよい。他の実施形態では、可撓性マンドレルの近位端及び遠位端は、把持器具を用いて把持されることができる開口を含んでもよい。
一実施形態では、マンドレルは複数の部品を有することができ、マンドレルの異なる部品をステントの内側から多段階で取り外すことができるようにするモジュール方式で製造されることができる。一実施形態では、モジュール構造は、マンドレルを引き抜く際の摩擦を低減するために個別に取り外すことができるセグメント又は部品を含む。一実施形態では、マンドレルは、ステントの配置の間、及び必要であれば治癒期間の間に追加の膨張力を供給するために、可膨張性であってもよい。引き抜く間、可膨張性のマンドレルは、摩擦抵抗を低減するために収縮することができる。
図4Aを参照すると、一実施形態では、外側シース32は、ステント50とマンドレル56とを坦持している。外側シース32は好ましくは可撓性である。シースは、ステント−マンドレルの組み合わせの上に設置されて、ステント及びマンドレルを咽頭壁の下の空隙の中に非外傷的に配置するのを可能にする。シースは、ステント−マンドレルの組み合わせが配置された後に除去されることができる。あるいは、シースは、ステントの中への組織の内方成長を可能にすることができるように、生体再吸収性であってもよく、生体内で迅速に再吸収される。必要であれば、非外傷的な除去を助けるために、シースに潤滑コーティングを塗布することができる。あるいは、シースは、ポリラクチド、ポリグリコリド、これらのコポリマー、ポリ(ε−カプロラクトン)、又はポリジオキサノンなどの再吸収可能なポリマーを含んでもよい。一実施形態では、シースは、埋め込み後に患者内に残留して、配置後に迅速に再吸収されてもよい。この特定の実施形態は、シースの除去中に生じ得る過度の組織損傷の機会を減少させる。コラーゲン及び上皮粘膜の形態の組織の内方成長は、シースがその場で再吸収されるときに生じる。
一実施形態では、ステント−マンドレルの組み合わせは、送達カテーテルなしに送達されてもよい。この実施形態では、ステント−マンドレルの組み合わせは、単一又は双腕の弓形のトンネル形成装置又は太針を用いて、組織平面を通して引き込まれる。これらの実施形態では、装置は、ステントマンドレルを所望の上位及び下位位置内に位置付けるために、咽頭壁の中央切開部から相反する方向に通されてもよく、又は、咽頭壁及び/又は軟組織内の入口点から出口点まで一方向に通されてもよい。
図5は、人頭に埋め込まれた後のステント50及びマンドレル56を例示している。ステント及びマンドレルは、外来処置の間に、又は短期入院が必要な手術の間に配置されてもよい。図5では、マンドレル56は、依然としてステント50のルーメン内の定位置にある。ステント50の近位端64は、鼻咽頭内に位置決めされている。鼻咽頭内のステント50の近位端64の正確な位置は様々であってよく、患者の生体構造によって決まる。一実施形態では、ステントの近位端64は、口又は患者の耳管の中に設置されてもよい。ステント50の遠位端66は、喉頭蓋EPに近接しているが喉頭LXの上方の、咽頭の下咽頭領域内に位置決めされる。
図6を参照すると、治癒期間(例えば数週間)の後、図5に示されるマンドレルは除去され、ステント50のみが人頭の組織下に埋め込まれたままとなる。ステント50は、望ましくは、鼻咽頭領域内に位置決めされるステントの近位端60に第1の開口部68を有する。ステントは、下咽頭領域HP内に位置付けられるステント50の遠位端62に第2の開口部70を有する。第1の開口部68及び第2の開口部70を有するステント50は、睡眠時無呼吸症の症状の発現中に人が自由に呼吸できるようにする、鼻咽頭と下咽頭との間の補助気道を画成する。更に、補助気道は、完全な気道倒壊の可能性を最小限にするために、部分的に倒壊した気道と共に機能する代替経路を提供する寸法に設定されることができる。この実施形態では、補助気道は、流速に誘発される減圧が上気道内に形成されるのを防止する最小直径の自己支持型気道を提供するように寸法設定される。
図7を参照すると、治癒が起こった後で、かつステント50が定位置に収まると、鼻咽頭と気管TRとの間に補助気道72が形成される。図7では、人頭を通る補助気道のより明瞭な視覚化を提供するために、舌は削除されている。一実施形態では、補助気道は、外部又は後部咽頭壁のいずれかの後方の鼻咽頭と下咽頭との間に延びる。一実施形態では、トンネルは、鼻腔/副鼻腔内から始まり、口蓋弓内、下部下顎後方部の内側、及びオトガイ舌筋の下を下降する。トンネルは、オトガイ舌骨/二腹筋の正中線を通って下方に下降し、大体において下位/後方向に向かい、気管に直接入るか、それとも咽頭の外壁を経由してもよい。
一実施形態では、本明細書に記載の補助気道装置は、断面が円形のステント又は管である。しかしながら、他の実施形態では、補助気道装置は、断面で見たときに平坦又は非円筒状であってもよく、同様の形状を有する対応するマンドレルを使用することができる。一実施形態では、断面で見たときに、補助気道装置及びマンドレルは、咽頭壁の変形を少なくする矩形又は楕円形の輪郭を有していてもよい。これらの実施形態では、埋め込まれた装置は、組織のテンティング、及び咽頭壁の内腔側の拡張を最小限に抑える。
図8は、図5〜図7に示されかつ上述された補助気道装置の簡略版を示す。図8に示されるように、一実施形態において、補助気道は、鼻咽頭領域NPと、喉頭蓋EP及び舌根Tの下に位置する下咽頭領域HPとの間に延びるステント50を使用して形成される。ステント50は、後部咽頭壁PPWを通って延びる第1の開口部68を有する近位端60を有する。ステント50は、喉頭蓋EP及び舌根Tの近くの後部咽頭壁PPWを通って延びる第2の開口部70を有する遠位端62を有する。ステント50によって形成される補助気道は、閉塞性睡眠時無呼吸に伴う上記の問題を克服するために、軟口蓋(soft palette)SP、喉頭蓋EP、及び中咽頭領域の舌根Tにバイパスを形成する。図8では、補助気道を形成するステント50は、後部咽頭壁PPWの後方を通るように示されている。しかしながら、非常に好ましい実施形態では、ステントは咽頭の外壁を通る。
図9A〜図9Cを参照すると、一実施形態において、補助気道を形成するシステムは、近位端134と遠位端136とを備えた外側シース132を有するアプリケータ器具130を含む。ガイドワイヤ開口部138を有する遠位先端174は、外側シース132の遠位端136に固定される。アプリケータ器具130は、近位端144と遠位端146とを有する押出機142を含む。押出機142は、その近位端144から遠位端146まで延びる中央ルーメン148を有する。
図9A及び図9Bを参照すると、アプリケータ器具130は、ステント150を配置するために利用される。一実施形態において、ステント150は、組織内に配置された後に拡張可能な小型化されたステントグラフトである。ステント150は、そこを通って延在する中央ルーメン158を有する。中央ルーメン158は、ガイドワイヤ開口部138、及び押出機142の中央ルーメン148と位置合わせされているのが望ましい。アプリケータ器具130はまた、押出機142の中央ルーメン148、及び拡張可能なステント装置150の中央ルーメン158を通って挿入可能なガイドワイヤルーメン176を含むのが望ましい。
図9Bは、図9Aに示されるアプリケータ器具130の遠位端の拡大図である。アプリケータ器具130は、遠位端136と、外側シース132の遠位端136に固定される遠位先端174とを有する外側シース132を含む。拡張可能なステント150は、外側シース132内に配置される。拡張可能なステント150は、ステントストラット152とステントグラフト材料154とを含む。遠位先端174はガイドワイヤ開口部138を含み、ガイドワイヤルーメン176はガイドワイヤ開口部138と位置合わせされている。
図9Bを参照すると、一実施形態では、ガイドワイヤ155は、ガイドワイヤルーメン176を貫通して、遠位先端174のガイドワイヤ開口部138を越えるのが好ましい。ガイドワイヤ155の先端178は、ステント150を配置するために標的組織に通される。遠位先端174及び外側シース132は、拡張可能なステント150を組織内の好ましい埋め込み部位に位置決めするために、ガイドワイヤ155の上を前進する。図9Aを参照すると、ステント150が埋め込み部位まで前進し終わると、外側シース132の近位端134は、所定のD方向に(即ち、押出機142の近位端144に向けて)引っ張られる。このように、外側シース132の遠位端136は、拡張可能なステント150を埋め込み部位において組織に露出するために、近位方向に引っ張られる。拡張可能なステント150が外側シース132の遠位端136を越えて露出した時点で、組織内に補助気道を形成するために、ステント150は拡張する。拡張後、拡張可能なステント150は、遠位先端174の外径よりも大きな直径を有する中央ルーメン(図示せず)を有する。その結果、遠位先端174をステント150の中央ルーメンを通って後退させて、患者から除去することができる。
図10A及び図10Bを参照すると、一実施形態では、補助気道を形成するシステムは、近位端234と遠位端236とを備えた外側シース232を有する送達器具230を含む。アプリケータ器具230は、近位端280と遠位端(distal)282とを備えたマンドレル256を含む。ステントストラット252とステントグラフト254とを含むステント250は、外側シース232内に配置される。マンドレル256は、ステント250内のルーメン又は細長い開口部を貫通する。一実施形態では、マンドレル256の遠位端282は、ステント250の遠位端262を越えて延び、尖端部286を有する針284に取り付けられる。
ステント250は、針284の尖端部286を組織の中に挿入し、かつ組織を通して針284を前進させることによって、組織内に配置されることができる。針284が組織を通って前進するにつれ、外側シース232、ステント250、及びマンドレル256は針284と共に前進する。ステント250が所望の埋め込み位置に位置付けられるようにアプリケータ器具230が前進した時点で、ステント250を組織内に埋め込むために外側シース232を後退させることができる。一実施形態では、針284は、外側シース232の遠位端236から取り除かれ、かつマンドレル256から分離されてもよい。外側シース232及びマンドレル256の遠位端236から針284が係合離脱した後、針を患者から除去することができる。ほぼ同時に、ステント250及びマンドレル256を配置するために、外側シース232を所定のD方向に後退させることができる。ステント250及びマンドレル256は、治癒の間、組織内の所定位置に留まるのが好ましい。治癒期間の後、マンドレル256をステントから、好ましくは所定のD方向に除去することができる。マンドレル256が除去された後、ステント250は、補助気道を形成するために所定位置に留まる。
図11A及び図11Bを参照すると、一実施形態では、補助気道を形成するためのシステムは、近位端334と遠位端336とを備えたシース332を有するアプリケータ器具330を含む。アプリケータ器具は、ステントストラット352と、ステントストラット352を包囲するステントグラフト材料354とを含む。アプリケータ器具330は、先端366と終端364とを有するステント350のルーメン内に配置されたマンドレル356を含む。マンドレル356の先端366は第1の小穴388を含み、マンドレル356の終端364は第2の小穴390を含む。
一実施形態では、針又は当業者に周知のその他の装置を用いるなどして、標的組織を貫通してトンネルが形成される。一実施形態では、組織に形成されたトンネルを通してテザー355が引き込まれる。テザー355は、ステント350を配置するためにトンネルを通してアプリケータ器具330を引き込むための1つ以上の穴388、390に取り付けられるのが好ましい。アプリケータ器具330が組織内の所望の場所に位置付けられると、ステント−マンドレルの組み合わせを組織内に埋め込むために、外側シース332をそれらから分離することができる。一実施形態では、外側シース332は、テザー355を使用してトンネルの両端から除去される。外側シース332が除去された後、ステント350及びマンドレル356は、標的組織内の所定位置に留まる。治癒期間の後、補助気道を形成するためにステントを定位置に留置するために、マンドレル356をステント350から後退させる。マンドレル356はテザー355を使用して除去されてもよい。
一実施形態では、補助気道は、咽頭壁の中に細長い開口部を形成し(例えば切削し)、ステントなどの補助気道装置を開口部内に設置することによって作られてもよい。次に、咽頭壁は、その中に埋め込まれた補助気道装を覆うために閉鎖される(例えば縫合される)ことができる。第1の開口部は、補助気道装置の第1の末端部にある開口部と位置合わせされる咽頭壁に形成されるのが好ましく、第2の開口部は、補助気道装置の第2の末端部にある開口部と連通する咽頭壁に形成される。
図12を参照すると、一実施形態では、補助気道を形成する補助気道装置450は、近位端460と遠位端462とを有する細長い本体492を含む。補助気道装置は多様な生体適合性材料で作製することができ、生体適合性材料には、延伸ポリ−テトラフルオロエチレン(e−PTFE)、シリコーン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、非延伸PTFE、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリフッ化ビニリデン、及びポリプロピレンなどの生体適合性ポリマーが挙げられる。補助気道装置は、その近位端460と遠位端462との間に延びる少なくとも1つの中央開口部464を含む。中央開口部464は、小さい輪郭を有し、かつ組織が自然気道にテンティング及び衝突する可能性を最小限に抑える低侵襲的装置を提供するために、楕円形であってもよく、又は一方向に細長くてもよい。補助気道装置450は、主要本体部分492から側方に延びるフレア形状側部466、468を含む。フレア形状の横方向側部466、468は、装置450の長さに沿って延びる複数の開口部470を含む。開口部470は、補助気道装置450を組織に固定するための機構を提供する。1つの非常に好ましい実施形態では、開口部470は、補助気道装置450を組織にしっかりと固定するのを目的として、組織が内方成長するための空隙を提供する。
図13は、図12に示されかつ上述された装置と概ね同様である補助気道装置450’を示す。図13の実施形態では、補助気道装置450’は、埋め込み後の組織の内方成長を容易にする網様構造を有するフレア形状の横方向側部466’、468’を含む。網構造は、補助気道の側面に、又は下面若しくは上面に設置することができる。
図14は、図12の補助気道装置450が咽頭壁PWの後方に埋め込まれた後の該装置を示している。補助気道装置450は、鼻咽頭と連通する第1の開口部を含む近位端と、軟口蓋の下及び喉頭蓋の近くにあり、患者の気管と連通する第2の開口部を含む遠位端とを有するのが好ましい。開口部は、以下により詳細に記載されるような1つ以上の吻合部連結器492を使用して形成されてもよい。
図15A〜図15Cを参照すると、一実施形態では、吻合は、補助気道装置450の主要本体部分492の後壁に第1の開口部494を形成することによって作られる。第1の開口部494は、補助気道装置450の近位端と遠位端との間に延びる細長いチャネル464と連通するのが望ましい。主要本体部分492の近位端460にある第1の近位開口部495は、プラグ497を使用して閉鎖されてもよい。他の実施形態では、接着剤、木片(spale)、縫合糸、又は熱エネルギーを用いて近位端又は遠位端を閉鎖してもよい。図15Cを参照すると、主要本体部分492の後壁の第1の開口部494は、鼻咽頭領域内であり、かつ閉塞性睡眠時無呼吸の症状の発現と通常は関連がある軟組織の上方に位置付けられた、咽頭壁の開口部499と連通するのがのぞましい。第1の開口部と同様の第2の開口部(図示せず)は、主要本体部分492の後壁(real wall)に形成されるのが望ましい。第2の開口部は、主要本体部分492の遠位端に隣接するのが好ましい。第2の後壁開口部はまた、補助気道装置450を通る細長いチャネル464と連通するのが望ましい。第2の開口部は、中咽頭の下で喉頭蓋の近くにある下咽頭領域内に位置付けられた咽頭壁の第2の開口部と連通するのが望ましい。
図15Cを参照すると、一実施形態では、補助気道装置450の開口部と咽頭壁PWの開口部とを連結するために、吻合部連結装置500が使用される。図15Cに示される吻合部連結装置500は、補助気道装置450の近位端に形成された第1の後壁開口部494(図15B)と連結される。第2の吻合部連結装置は、補助気道装置の遠位端に隣接する第2の後壁開口部と連結して、補助気道装置と咽頭壁PWの第2の開口部との間の第2の連結を提供してもよい。吻合を形成するために縫合糸を用いてもよい。更に、シアノアクリレートなどの生体適合性接着剤を、吻合を形成するための縫合糸と共に又は縫合糸なしで、使用してもよい。
図16を参照すると、一実施形態では、補助気道装置550は、近位端560と、近位端560から遠くにある遠位端562とを有する細長い本体592を含む。本体592は、近位端560から遠位端562まで延びる一対の細長い開口部564A、564Bを含む。細長い開口部564A、564Bは、断面で見たときに平坦又は楕円形の外観を有していてもよい。本体592は、補助気道装置550を組織にしっかりと固定するのを目的として、組織の内方成長を促進するように適合されたフレア形状の横方向側部566、568を含む。網状又は多孔性材料成分は、補助気道装の上部、底部、又は両側部にまで及んでもよい。1つ以上の吻合が本体592により形成されてもよい。吻合は、本体592を通る細長い開口部564A、564B、及び咽頭壁を通る開口部の少なくとも一方と連通するのが好ましい。
図17A〜図17Cを参照すると、一実施形態では、補助気道装置650は近位端660と遠位端662とを有する。図17Bを参照すると、補助気道装置650は、近位端660と遠位端662との間に延びる内管694と、内管694を包囲するステント695とを含む。一実施形態では、内管694は布製筒であり、より好ましくはe−PTFE管であり、ステント695は、好ましくはニチノールステントである。ステントは、少なくとも部分的に、チタン、タンタル、鉄又はマグネシウム合金、金、白金、及びステンレス鋼を更に含んでもよい。一実施形態では、補助気道装置650は、ニチノール−ステントが付いたe−PTFE管であり、このステントは、縫合又は接着剤によってe−PTFE管に取り付けられる、あるいはステントはe−PTFE管の壁部の中に埋め込まれる。別の実施形態では、補助気道装置は、約1〜5mmの直径を有する多孔性布地(PET)グラフトで作製されてもよい。好ましい実施形態では、上記の補助気道装置のいずれかを、哺乳動物の気道の経路の少なくとも一部分の皮下腔の中に埋め込んで、閉塞性睡眠時無呼吸又は呼吸低下を治療するために使用することができる。
図18を参照すると、一実施形態では、ステントされた気道は、頬又は軟口蓋から得られる粘膜のフラップから作られる咽頭弁PFの下に設置される。一実施形態では、咽頭壁に切開が作られ、咽頭壁の下に補助気道装置が設置され、装置を覆って咽頭弁PFが定位置に縫合される。フラップは、頬組織の腔粘膜、胸部、腕、又は咽頭壁自体など、身体内の多くの部位から採取可能である。
図19を参照すると、一実施形態では、補助気道装置750の開口部の1つ以上は、その中に形成される弁を有してもよい。図19では、弁はバイリーフレット弁797である。他の実施形態では、弁は、ボール弁又はフラッパー型の弁など、当業者に周知の任意の好適な弁構造であってよい。図19に示される弁を使用することで、補助気道の中への空気の方向性流れを好ましく制限する。弁は、製造前に若しくは後に、又は埋め込み前に若しくは後に、補助気道装置の開口部の中にステントされる又は縫い付けられることができる。図20は、開口部の一方の上にフラッパー型の弁897を有する別の補助気道装置850を示す。呼気過程の間、弁機構は強制的に閉鎖され、呼気は自然気道の外へ押し出される。吸入時の減圧により弁は開く。弁が開いて補助気道が開くとき、補助気道の追加断面積は、咽頭のルーメンを通過する空気の速度の低下を促進する。空気流と関連する機械的構造の結果、低下した速度は気道内に大きな圧力を生じさせる。増加した圧力は、低圧の影響によって気道が引っ張られて閉鎖する可能性を最小限に抑える。
一実施形態では、補助気道装置は、異なる剛性を有する領域で形成されてもよい。1つの特定の実施形態では、補助気道装置の近位端及び/又は遠位端は、周囲組織のより少ない支持を提供するために、装置の中間部よりも剛性が低くてもよい。剛性が低い末端部を包囲する組織は、嚥下中に及び/又は発語中の舌の構音の間に、補助気道装置の末端部を圧縮するのに十分な圧力を必然的に供給することができる。一実施形態では、圧縮は人工気道の末端部の倒壊を引き起こして末端部を遮断し、発語に伴う呼気の間に空気が補助気道の中に入るのを防ぐ、又は嚥下中に食べ物が人工気道の中に逆流するのを防ぐ。
本発明は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群及び呼吸低下を治療するのに用いられる従来技術の方法及び装置に優る多くの利点を提供する。まず、本明細書に開示される方法及び装置は、侵襲の少ない単純な外科的手技を提供する。典型的には、本明細書に開示される方法及び装置は、外来処置の間に利用することができる。加えて、本明細書に開示される方法及び装置は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群及び呼吸低下の治療の即座の結果及び長期的結果の両方を提供する。本発明はまた、既知の生体適合性を有する材料から形成される補助気道装置を開示する。更に、本発明は、舌、舌骨、又は軟口蓋に影響を与えない方法及び装置を提供する。本明細書に開示される方法及び装置はまた、補助気道装置の埋め込み後に、嚥下又は発語に影響を及ぼさない。
本明細書に使用される項目は整理目的のものであり、本明細書又は請求項の範囲を制限するために使用することを意図したものではない。本出願全体に使用される用語「〜得る(may)」は、許可の意味(すなわち、その可能性を有するという意味)で使用されるものであり、命令の意味(すなわち、しなければならないという意味)ではない。同様に、「含む(include、including、及びincludes)」は、それらを含むが限定されないことを意味する。理解を促進するために、可能な場合には、図に共通の同様要素を指定するために、同様の参照番号が使用される。
本明細書に開示された様々な実施形態は人での使用を目的としているが、本発明は、全ての哺乳動物において、及び気道を有する全ての動物において使用され得ることが想到される。更に、本明細書に開示された補助気道装置は、生体適合性である任意の材料、並びに装置が埋め込まれた後の拒絶反応を最小限にする、組織の内方成長を促進する、粘膜層の形成を促進する、及び身体による装置の許容を改善する任意の溶液又は構成成分を組み込むことができる。
前述の事項は、本発明の実施形態に向けられているが、本発明の基本的範囲から逸脱することなく、本発明の他の実施形態、及び更なる実施形態を考案することができる。
〔実施の態様〕
(1) 咽頭の咽頭壁の下に埋め込まれた細長い導管を含む、閉塞性睡眠時無呼吸を治療するためのシステムであって、
前記細長い導管は、前記咽頭の第1の領域と連通する近位端と、前記咽頭の第2の領域と連通する遠位端とを有し、前記細長い導管の一部分は、前記咽頭の中咽頭領域にバイパスを形成するために前記咽頭壁の下に延在する、システム。
(2) 前記細長い導管が、その前記近位端に隣接する第1の開口部、及びその前記遠位端に隣接する第2の開口部を有し、前記システムが、
前記細長い導管の前記近位端に隣接する前記第1の開口部と連通する前記咽頭壁の第1の開口部と、
前記細長い導管の前記遠位端に隣接する前記第2の開口部と連通する前記咽頭壁の第2の開口部と、を更に含む、実施態様1に記載のシステム。
(3) 前記咽頭壁の前記第1の開口部が、前記咽頭の鼻咽頭領域内にあり、前記咽頭壁の前記第2の開口部が、前記咽頭の下咽頭領域内にある、実施態様2に記載のシステム。
(4) 前記咽頭壁の前記第1の開口部を、前記細長い導管の前記近位端に隣接する前記第1の開口部と連結するための第1の吻合部連結装置と、
前記咽頭壁の前記第2の開口部を、前記細長い導管の前記遠位端に隣接する前記第2の開口部と連結するための第2の吻合部連結装置と、を更に含む、実施態様2に記載のシステム。
(5) 前記細長い導管が、その前記近位端と遠位端との間に延びる中央ルーメンを含み、前記システムが、
前記細長い導管が前記咽頭壁の下に埋め込まれるときに前記細長い導管を支持するための、前記細長い導管の前記中央ルーメン内に挿入可能なマンドレルを更に含む、実施態様2に記載のシステム。
(6) 前記細長い導管が、生体適合性導管、ステント、ポリマー管、及び管からなる群から選択される、実施態様2に記載のシステム。
(7) 前記細長い導管が、約5〜20cmの長さ及び約2〜8mmの直径を有する、実施態様1に記載のシステム。
(8) 細長い導管を含む、閉塞性睡眠時無呼吸を治療するための補助気道であって、
前記細長い導管は、咽頭の第1の領域と連通する第1の開口部と、該咽頭の第2の領域と連通する第2の開口部とを有する、補助気道。
(9) 前記第1の領域が前記咽頭の鼻咽頭領域であり、前記第2の領域が前記咽頭の下咽頭領域である、実施態様8に記載の補助気道。
(10) 前記細長い導管が咽頭壁の下に埋め込まれる、実施態様8に記載の補助気道。
(11) 前記細長い導管が、前記咽頭壁の側部部分に埋め込まれる、実施態様10に記載の補助気道。
(12) 前記細長い導管が生体適合性材料を含む、実施態様8に記載の補助気道。
(13) 前記細長い導管が、ステント及び管からなる群から選択される構造体である、実施態様8に記載の補助気道。
(14) 前記細長い導管が、近位端及び遠位端と、その該近位端に隣接する近位開口部と、その該遠位端に隣接する遠位開口部とを有し、前記近位開口部が、前記咽頭の前記鼻咽頭領域内に位置付けられる前記咽頭壁の第1の開口部と連通し、前記遠位開口部が、前記咽頭の前記下咽頭領域に位置付けられる前記咽頭壁の第2の開口部と連通する、実施態様10に記載の補助気道。
(15) 前記細長い導管の前記近位開口部と前記咽頭壁の前記第1の開口部とを連結する第1の吻合部連結装置と、前記細長い導管の前記遠位開口部と前記咽頭壁の前記第2の開口部とを連結する第2の吻合部連結装置とを更に含む、実施態様14に記載の補助気道。
(16) 前記細長い導管が前記咽頭壁の下に埋め込まれる中間部分を有し、前記細長い導管の前記中間部分が前記咽頭の中咽頭領域にバイパスを形成する、実施態様10に記載の補助気道。
(17) 前記細長い導管を前記咽頭壁の下に埋め込むのを容易にするために、前記細長い導管を包囲する細長いシースと、
前記細長い導管を前記咽頭壁の下に埋め込む間前記細長い導管を支持するために、前記細長い導管内に配置されるマンドレルと、を更に含む、実施態様10に記載の補助気道。
(18) 咽頭の第1の領域と連通する近位端と、該咽頭の第2の領域と連通する遠位端とを有する、咽頭壁の下に延在する補助気道を形成することを含む、閉塞性睡眠時無呼吸の治療方法。
(19) 前記形成工程が、
マンドレルを前記咽頭壁の下に埋め込むことと、
前記マンドレルを包囲している組織を、該組織を硬化させるために、硬化剤又はエネルギーに暴露することと、を含む、実施態様18に記載の方法。
(20) 前記マンドレルを除去することを更に含み、前記硬化した組織が、前記補助気道を開いた状態に維持するために前記補助気道を支持する、実施態様19に記載の方法。
(21) 前記硬化剤が前記マンドレルの外側表面上にコーティングされる、又は前記マンドレルが前記硬化剤を含浸する、実施態様19に記載の方法。
(22) 前記エネルギーが、電気、超音波、熱、及び無線周波数からなる群から選択される、実施態様19に記載の方法。
(23) 前記形成工程が、
近位端及び遠位端と、該近位端に隣接する第1の開口部と、該遠位端に隣接する第2の開口部とを有する補助気道装置を、前記咽頭壁の下に埋め込むことと、
前記補助気道装置の前記近位端に隣接する前記第1の開口部と連通する第1の開口部を前記咽頭壁に形成することと、
前記補助気道装置の前記遠位端に隣接する前記第2の開口部と連通する第2の開口部を前記咽頭壁に形成することと、を含む、実施態様18に記載の方法。
(24) 前記咽頭壁の前記第1の開口部を、前記補助気道装置の前記近位端に隣接する前記第1の開口部と連結するための、第1の吻合部連結装置を提供することと、
前記咽頭壁の前記第2の開口部を、前記補助気道装置の前記遠位端に隣接する前記第2の開口部と連結するための、第2の吻合部連結装置を提供することと、を更に含む、実施態様23に記載の方法。
(25) 前記補助気道装置が、その前記近位端と遠位端との間に延びる中央ルーメンを有し、前記埋め込み工程が、
前記補助気道装置の前記中央ルーメン内にマンドレルを位置決めすることと、
前記マンドレルの位置決め工程の後、前記補助気道装置及び前記マンドレルを前記咽頭壁の下に埋め込むことと、
治癒期間の後、前記マンドレルを前記補助装置の前記中央ルーメンから除去することと、を更に含む、実施態様23に記載の方法。

Claims (10)

  1. 細長い導管を含む、閉塞性睡眠時無呼吸を治療するための補助気道であって、
    前記細長い導管は、咽頭の第1の領域と連通する第1の開口部と、該咽頭の第2の領域と連通する第2の開口部とを有する、補助気道。
  2. 前記第1の領域が前記咽頭の鼻咽頭領域であり、前記第2の領域が前記咽頭の下咽頭領域である、請求項1に記載の補助気道。
  3. 前記細長い導管が咽頭壁の下に埋め込まれる、請求項1に記載の補助気道。
  4. 前記細長い導管が、前記咽頭壁の側部部分に埋め込まれる、請求項3に記載の補助気道。
  5. 前記細長い導管が生体適合性材料を含む、請求項1に記載の補助気道。
  6. 前記細長い導管が、ステント及び管からなる群から選択される構造体である、請求項1に記載の補助気道。
  7. 前記細長い導管が、近位端及び遠位端と、その該近位端に隣接する近位開口部と、その該遠位端に隣接する遠位開口部とを有し、前記近位開口部が、前記咽頭の前記鼻咽頭領域内に位置付けられる前記咽頭壁の第1の開口部と連通し、前記遠位開口部が、前記咽頭の前記下咽頭領域に位置付けられる前記咽頭壁の第2の開口部と連通する、請求項3に記載の補助気道。
  8. 前記細長い導管の前記近位開口部と前記咽頭壁の前記第1の開口部とを連結する第1の吻合部連結装置と、前記細長い導管の前記遠位開口部と前記咽頭壁の前記第2の開口部とを連結する第2の吻合部連結装置とを更に含む、請求項7に記載の補助気道。
  9. 前記細長い導管が前記咽頭壁の下に埋め込まれる中間部分を有し、前記細長い導管の前記中間部分が前記咽頭の中咽頭領域にバイパスを形成する、請求項3に記載の補助気道。
  10. 前記細長い導管を前記咽頭壁の下に埋め込むのを容易にするために、前記細長い導管を包囲する細長いシースと、
    前記細長い導管を前記咽頭壁の下に埋め込む間前記細長い導管を支持するために、前記細長い導管内に配置されるマンドレルと、を更に含む、請求項3に記載の補助気道。
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