JP2003265621A - 留置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステント - Google Patents

留置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステント

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JP2003265621A
JP2003265621A JP2002069861A JP2002069861A JP2003265621A JP 2003265621 A JP2003265621 A JP 2003265621A JP 2002069861 A JP2002069861 A JP 2002069861A JP 2002069861 A JP2002069861 A JP 2002069861A JP 2003265621 A JP2003265621 A JP 2003265621A
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JP
Japan
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stent
introducer
indwelling
sleep apnea
apnea syndrome
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JP2002069861A
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Yoshifumi Hosokawa
芳文 細川
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Nihon University
Original Assignee
Nihon University
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明者は、睡眠時無呼吸症候群疾患やいびき
疾患用の気道拡張ステントと、これを簡易に装着できる
イントロデューサおよびプッシャの用具を提供する。 【解決手段】留置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステン
トは、咽喉舌根部の所定位置で自律的に拡張留置され、
収容圧によって所定口径に狭窄される拡張部と該拡張部
終端に延設されるワイヤ部とを備えたステントと、前記
拡張部が狭窄状態で収容される所定口径のイントロデュ
ーサと、前記ワイヤ部を貫通させる貫通孔を有し、その
先端が前記終端を押圧するプッシャーとからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、留置回収型睡眠無
呼吸症候群疾患に用いるステントに関する。
【0002】
【従来の技術】睡眠無呼吸症候群疾患は、目覚めている
覚醒時には、夜間充分な睡眠が取れていないため、眠気
をもよおし、典型例では居眠り運転などの事故を起こす
こともあるが、日常生活に異常をきたさない健常者であ
っても、睡眠時には、呼吸気道のうちの上気道軟口蓋や
舌根(舌のつけ根)部分が狭窄を起こし、そのため、吸
気の際に舌が奥に引き込まれ舌根が沈下して気道が狭く
なり、気道閉塞が生じ、これがために呼吸困難に陥り睡
眠が妨げられる。図11は、無呼吸症候群疾患患者の舌
根が沈下して気道が狭くなり、気道閉塞が生じている状
態を示す概要図である。図11において、符号100
は、気道を、101は、鼻腔気道、102は口蓋気道、
103は、沈下した舌根、104は、気道を示したもの
である。なお、図11において示す矢印は、呼気の流れ
を示す。
【0003】このような睡眠無呼吸症候群疾患患者に対
しては、睡眠時において気道狭窄を防止するために、従
来から図10に示すような口および鼻腔に加圧マスクを
装着させて、水柱圧数〜10数cmHO程度の加圧空
気を送り込み、強制的に前記沈下舌根103を押し上
げ、前記狭窄部分を解放するようにする治療が行われて
いた。図10は、加圧マスクを装着して無呼吸症候群疾
患患者の無呼吸状態になることを防止する状態を示す概
略図であり、105は、鼻腔および口蓋を覆うマスクで
ある。
【0004】ところが、このようなマスク105を装着
するには、高額な大型の人工呼吸器が必要であり、旅行
の際には持ち運びに不便なことに加え、このような人工
呼吸器には、当然、電源が必要であり、これを着用する
本人はともかく、周囲の近親者等居住を共にするものに
とっては騒音源となるという欠点があった。
【0005】一方、一般には、人体の体腔内の気道その
他の閉塞を防止するためステントと称する体腔拡張用具
が知られている。このステントと称されるこの種の用具
は、体腔内で気道や血管等の何らかの原因で閉塞された
部分に挿通し、当該閉塞部分を拡張して、呼吸や血流等
を確保するというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら使用されるこれら体腔拡張用具であるステントは、通
常は、医療現場での一定の処置により、体腔内の必要箇
所に処置をしたら、相当の長期間その部分にステントを
留置させて使用するものであり、これを自在に適宜に取
り外して使用することは考えられていなかった。
【0007】ところが、前述の睡眠時無呼吸症候群疾患
にあっては、睡眠時のみには気道狭窄が生じ、覚醒時に
も、気管開放が正常に行われるものの、夜間充分な睡眠
が取れていないため、強い眠気に伴う仕事効率の低下時
には、作業中の事故、交通事故などをきたすことがある
ので、睡眠時無呼吸症候群疾患で悩む人々にとっては、
長期間留置しなければならないタイプのステントは、む
しろ生活上邪魔であり、ステントを使用するということ
は想定できなかった。しかしながら、覚醒時時は、取り
外しできる反面、睡眠時にのみ装着できるステントで、
しかも、患者自らが自宅等で簡易に装着・取り外しがで
きるものであれば、睡眠無呼吸症候群疾患患者といえど
も、健常者と全く同じような生活を送ることができ、そ
のようなものができれば、睡眠無呼吸症候群疾患患者に
とってはまさに福音となり、そのようなものの出現がの
ぞまれていた。
【0008】しかも、同様に、前記舌根103の沈下に
よる気道の狭窄により口呼吸となり、それが原因で「い
びき」を引き起こす、いわゆる夜の「いびき」で悩む人
々にとっても、事情は全く同じことがいえ、毎夜の睡眠
前に自分で装着でき、覚醒時に自分で取り外しの可能な
ステントが出現すれば、病院に行く時間や待ち時間ひい
ては装着時間等を節減でき便利となる。そして、ひいて
は、いびきに悩まされる周囲の人々にとっても福音とな
る。本発明者は、このような事情に鑑み、睡眠時無呼吸
症候群疾患やいびき疾患用の気道拡張ステントと、これ
を簡易に装着できるイントロデューサおよびプッシャの
用具を案出し、これを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る留置
回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステントは、咽喉舌根部
の所定位置で自律的に拡張留置され、収容圧によって所
定口径に狭窄される拡張部と該拡張部終端に延設される
ワイヤ部とを備えたステントと、前記拡張部が狭窄状態
で収容される所定口径のイントロデューサと、前記ワイ
ヤ部を貫通させる貫通孔を有し、その先端が前記終端を
押圧するプッシャーとからなり、留置の際には、前記ス
テントが狭窄状態で収容された前記イントロデューサを
咽喉舌根部位置まで押し込み、しかる後、前記拡張部終
端を前記プッシャーで押圧しつつ前記イントロデューサ
を抜き取り、さらに、前記ワイヤ部が貫通した前記プッ
シャを抜き取って前記ステントを所定位置で拡張留置固
定させ、回収の際には、前記イントロデューサに前記ワ
イヤ部を貫通させて咽喉舌根部まで押し込み、その押し
込み力によって前記自律的拡張留置状態にあるステント
を前記イントロデューサに収容する構造としたことを特
徴とする。
【0010】また、本願請求項2に係る留置回収型睡眠
無呼吸症候群疾患用ステントは、前記請求項1に係る留
置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステントにおいて、前
記所定位置で自律的に拡張留置され、収容圧によって所
定口径に狭窄される拡張部は、先端が大口径部からな
り、前記終端が前記ワイヤ部より大きな口径を有する錐
形のスパイラル形状であることを特徴とする。さらに、
本願請求項3に係る留置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用
ステントは、前記請求項2に係る留置回収型睡眠無呼吸
症候群疾患用ステントにおいて、前記錐形のスパイラル
形状の拡張部は、前記ワイヤ部が連続した一本のワイヤ
がスパイラル状に巻回されたものであることを特徴とす
る。また、本願請求項4に係る留置回収型睡眠無呼吸症
候群疾患用ステントは、前記請求項1ないし3のいずれ
かに係る留置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステントに
おいて、前記所定位置で自律的に拡張留置され、収容圧
によって所定口径に狭窄される拡張部は、形状記憶材質
からなり、前記イントロデューサが抜き取られると自律
的に拡張するものであることを特徴とする。また、本願
請求項5に係る留置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステ
ントは、前記請求項3に係る留置回収型睡眠無呼吸症候
群疾患用ステントにおいて、前記所定位置で自律的に拡
張留置され、収容圧によって所定口径に狭窄される拡張
部を形成する一本のワイヤは、中空構造を有し、該中空
部に空気が注入されることにより外側に向かって拡張す
る構造を有するものであることを特徴とする前記請求項
3に記載の留置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステン
ト。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明にかかる留置回収型睡眠無
呼吸症候群疾患用ステントの一実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明する。
【0012】図1(a)、(b)、(c)は、本発明に
かかる留置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステントの一
実施の形態の概略を示すものであり、図1(a)におい
て、1は、ステントであり、X,Yの2次元方向に自立
的に拡張する構造を有するものである。本実施の形態に
おいて使用するステント1は、1本のステンレススチー
ルワイヤをスパイラル状に巻き込み、各スパイラルの間
を所定の間隔に維持する網目状糸5からなり、ステント
先端の大口径部6において最大拡張領域を有する錐形の
萎み構造を形成する。すなわち、全体として、いわゆる
錐形に形成され、さらには、外部からの収圧によって細
長く自在に窄み構造を有する。
【0013】図1(a)は、本発明に係るステント1の
概略を示したものであって、図1(a)において、1
は、先端が咽喉の舌根部で拡張配置されるステントであ
り、当該ステント1の大口径部6に至るまで錐形にスパ
イラル状に巻回される拡張編み目構造を有する。前記ス
テント1は、さらに、以下の構成からなり、符号2で示
されるのは、前記所定のスパイラル巻回で構成される拡
張部、3は、該拡張部2に延設されて当該ステント1を
引き抜くワイヤ部3である。4は、前記スパイラル巻回
が終了する拡張部の終端であり、前記拡張部2のスパイ
ラル構造の終端であり、前記ワイヤ部3に延設される前
記ワイヤ部3より太い口径に形成される。なお、本実施
の形態においては、前記拡張部2を構成する一本のステ
ンレススチールワイヤは、前記拡張部2の終端4におい
て、前記一本のステンレススチールワイヤがそのまま延
設されて、前記ワイヤ部3を形成する。
【0014】そして、前記拡張部2は、本実施の形態に
おいては、前述するように、約 mmφの一本のステン
レススチールワイヤが錐形に約1.5cm間隔にスパイ
ラル状に巻回され、外部からの収圧が加わらない状態で
は、2次元方向(錐形が開く方向)に自律的に拡張する
ように構成される。また、該拡張部2が、例えば、細い
管状の内部に収容されるときには、収容による外部圧力
により、前記拡張部2自体が狭窄される構造を有する。
なお、図1(a)において、符号5は、同スパイラル状
に巻回される拡張部2が拡張された場合に所定大きさ・
形状に保つ網目状糸である。
【0015】本発明に係るステント1は、上述するよう
に、通常状態では錐形の大口径部6と、この大口径部6
から順次錐形に窄まって、前記終端4において、前記ワ
イヤ部3よりは太いが、前記大口径部6よりは小さな口
径を有する。そして、本発明の実施の形態に係るステン
ト1においては、前記大口径部6の口径は約12mm程
度、前記終端4の口径は約2〜4mm程度で、前記大口
径部6から終端4までは約16cm程度の長さを有す
る。また、前記ワイヤ部3は約60cm程度の長さを有
する。もちろん、狭窄を押し開く咽喉と鼻腔の間は各人
の個体差によって長短様々であることから、実際には、
適宜の長さ・大きさのものを使用することは当然であ
る。
【0016】このようなステント1を鼻腔から押し込ん
で咽喉に装着する際および装着されたステント1を回収
する際には、別途のイントロデューサ10およびプッシ
ャー20と称する治具を必要とする。すなわち、当該ス
テント1は、それ自体は他の体腔拡張具とほぼ同様の構
成野茂のであるが、本発明に係る留置回収型睡眠無呼吸
症候群疾患用ステントには、睡眠無呼吸症候群疾患患者
の鼻腔を通じて咽喉の舌根まで延設して当該ステント1
を領置し、しかる後、領置箇所から当該ステント1を回
収する際に使用される治具が必要である。これらの治具
をイントロデューサ10およびプッシャー20と称して
いる。以下、これらのイントロデューサ10およびプッ
シャー20についても説明する。
【0017】図1(b)は、このイントロデューサ10
と称されるステント装着のための用具の概略を示すもの
であり、当該イントロデューサ10は、やや硬い材質で
あるが熱を加えると容易にある程度曲げることができる
材質、例えば、シリコン等からなり、その内径4mm程
度の薄いチューブ形状を有する。そして、該イントロデ
ューサ10は、一端がフレア状に広がり形状のフレア端
11を有し、拡張した前記ステント1を前記ワイヤ部3
で引き込む際に前記ステント1が窄まり易い形状として
いる。また、他端12は、通常の切除形状であるが、鼻
腔や咽喉を通過するためには、むしろ、先端の角が若干
先細に形成された形状が望ましい。
【0018】また、図1(c)は、前記プッシャー20
の概略を示すものであり、当該プッシャー20は、全長
を通じて前記ワイヤ部3を貫通させるが、前記ステント
終端4を阻止する細い径の貫通孔21を有し、プッシャ
ー20の外径は、前記イントロデューサ10の内径にす
っぽり納まる外径、本実施の形態においては、3.5〜
3.8mm程度のものである。そして、該プッシャー2
0の一端には、半回転ないしは一回転させることによ
り、前記貫通したワイヤ部3を固定できるワイヤ部固定
手段22を有する。
【0019】つぎに、このようなステント1およびイン
トロデューサ10、プッシャー20を用いて、気道へ装
着し、気道を解放する状態を説明する。図2は、前記ス
テント1を前記イントロデューサ10に挿通させ、さら
に、前記ワイヤ部3を前記プッシャー20に挿通させた
状態を示す図であり、前記ステント1の大口径部6を始
めステント1全体は、前記イントロデューサ10に完全
に収容されて、窄まった状態にあることを示す。
【0020】なお、図2においては、前記ステント1の
終端4は、前記イントロデューサ10の内部にあり、こ
の状態で睡眠無呼吸症候群疾患患者の鼻腔から挿通して
装着すれば良いのであるが、このステント1を拡張して
領置するためには、ステント1の領置位置が決まった
ら、その位置で該イントロデューサ10のみを抜き取る
必要があるため、通常は、この状態で、前記プッシャー
20を前記ステント1のワイヤ部3を挿通して、前記ス
テント1の終端4まで押し込んでおくようにする。この
ようにして装着の準備が整う。
【0021】図3は、図2に示した装着の準備が整った
ものを患者の鼻腔から咽喉に装着する様子を示すもので
ある。図3において、符号1,10,20で示されるも
のは、前記イントロデューサ10の中にステント1が窄
まった状態で収納され、さらに、前記プッシャー20が
内部に前記ワイヤ部3を貫通させて、前記ステント1の
終端4にまで達するように配置されているステント1、
イントロデューサ10、プッシャー20のそれぞれを示
す。本実施の形態に係るイントロデューサ10は、透明
材質のものを使用しているので、内部が透けて見えるよ
うに図示しているが、必ずしも、透明材質のものを用い
る必要はない。
【0022】図3に示すように、前記イントロデューサ
10の中にステント1が窄まった状態で収納され、さら
に、前記プッシャー20が内部に前記ワイヤ部3を貫通
させて、前記ステント1の終端4にまで達するように配
置されているステント1、イントロデューサ10、プッ
シャー20が一体に収納されて患者の鼻腔30から挿入
される。なお、このとき、鼻腔30の内部の内腔形状に
沿って、予め熱等で前記イントロデューサ10が柔らか
くなるような材質のものであれば、図3に示すように若
干湾曲をつけても良い。
【0023】そして、図4に示すように前記イントロデ
ューサ10の先端が咽喉40の領域に達すると前記プッ
シャー20で内部を押し込みながら前記イントロデュー
サ10内を引き抜くこととなる。図4は、前記ステント
1が窄まった状態で収納された前記イントロデューサ1
0の先端が、開放すべき咽喉40の位置まで挿通される
状態を示すものである。この位置は、各患者によって異
なるので、予め、内部を計測して正確な位置を把握して
おくことが望ましい。
【0024】なお、前記プッシャー20は、予め、前記
イントロデューサ10内に挿通させた状態で患者に装着
するように説明したが、前記プッシャー20は、必ずし
も前記イントロデューサ10内に鼻腔30から装着する
前に配置しておく必要はなく、咽喉の所定位置に前記ス
テント1を配置した後に、前記ステント1を広げる際に
プッシャー20を内部に前記ワイヤ部3を貫通させて前
記イントロデューサ10内に挿通させるようにしても良
いものである。
【0025】図5は、前記イントロデューサ10を引き
抜いて、内部に配置された前記ステント1が広がる様子
を示した図である。この図5が示すように、前記ステン
ト1を所定の位置に留置するためには、留置位置を確定
した後に前記イントロデューサ10内を引き抜くように
しなければならない。そのためには、前記プッシャー2
0を押しつけてプッシャー20の先端が前記ステント1
の終端4を所定の留置位置に止めるようにして、前記イ
ントロデューサ10を引き抜くようにする。このように
前記イントロデューサ10が引き抜かれ、さらに、前記
プッシャー20も引き抜かれると、前記ステント1は、
図6に示すように、患者の咽喉40を押し広げた状態で
留置される。
【0026】図6は、前記ステント1が患者の咽喉40
を押し広げた状態で留置される状態を示す図である。こ
の状態で患者の鼻腔30から飛び出ている前記ワイヤ部
3は、丸めて患者のほっぺ部(図示外)に絆創膏等で貼
り付け、就寝に入れるようにする。このように咽喉40
が拡張した前記ステント1によって開放されているの
で、睡眠無呼吸症候群の患者は睡眠に入っても、舌根等
が沈下することがなく、気道閉塞が生じなく滞りなく睡
眠を維持できることとなる。また、同様に、舌根が沈下
することがないので、口呼吸によって生じるいびき患者
のいびきも防止できることとなる。
【0027】翌朝、覚醒して、気道拡張の必要がなくな
ったときに、咽喉40の舌根部に留置されたステント1
を回収することとなるのであるが、この回収作業は、図
7に示すように、患者の咽喉40の節根位置に拡張して
留置されたステント1に対して、前記イントロデューサ
10のフレア状に広がり形状を有する一端11を患者の
鼻腔30側に向けて前記ワイヤ部3を挿通し、フレア端
11を前記ワイヤ部3に沿って患者の鼻腔30から挿通
する。図7は、フレア端11を先頭にして患者の鼻腔3
0からイントロデューサ10が咽喉40に舌根部まで挿
入される状態を示した図である。
【0028】イントロデューサ10が患者の鼻腔30か
ら咽喉40の舌根部まで挿通されると、前記フレア端1
1が前記ステント1を窄めながら前記ステント1を該イ
ントロデューサ10内に収容される。図8は、前記フレ
ア端11を有する前記イントロデューサ10によって、
前記ステント1が窄まりながら前記イントロデューサ1
0内に収容される状態を示した図である。前記ステント
1が完全に前記イントロデューサ10に収納されたら、
図9に示すように、該ステント1とイントロデューサ1
0を鼻腔30から引き抜く。このようにして、ステント
1の回収を終了する。図9は、前記フレア端11を有す
る前記イントロデューサ10に前記ステント1が窄まり
ながら完全に収容された状態を示した図である。
【0029】なお、前記フレア端11を有する前記イン
トロデューサ10に前記ステント1の収容に際しては、
前記ステント1の前記大口径部6が完全に前記イントロ
デューサ10に収容された位置を知るためには、前記ワ
イヤ部3の一部に予め目印を付けておいて、その目印が
前記イントロデューサ10の終端に来たときにステント
1の収容を確認してイントロデューサ10を引き抜くよ
うにしても良い。
【0030】なお、図7ないし図9に示すステント1の
回収においては、前記プッシャー20を使用してない
が、前記フレア端11を先頭にした前記イントロデュー
サ10を鼻腔30から押し込む際に、前記ステント1が
引っ張られて咽喉40や鼻腔30を損傷させる恐れがあ
るときには、予め、前記プッシャー20をワイヤ部3を
貫通させて鼻腔30から前記終端4まで押し込んでお
き、前記ステント1が移動しないようにしてから、前記
フレア端11を先頭にした前記イントロデューサ10を
鼻腔30から押し込むようにしても良い。
【0031】さらに、本実施の形態においては、ステン
ト1は、錐形に拡張するステント1を使用したが、これ
は、錐形に限られるものではなく、柱状に拡張するステ
ントであっても良く、また、前記イントロデューサ10
から取り出されると自然と拡張する、いわば、形状記憶
型ステントとしたが、これは、例えば、ステントを構成
するワイヤ自体に後端から注射器等により空気を送り込
むことによって所定の形状に拡張されるような中空型材
質を使用するものであっても良い。
【0032】
【発明の効果】以上、詳述するように、本件発明にかか
る 留置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステントは、就
寝前に簡易に装着でき、睡眠時に生じる気道狭窄を防止
できる反面、覚醒時には、容易に回収できるので、覚醒
時には、装着が持続されることがなく、健常者と同等の
生活がおくれることができるという効果を有する。した
がって、従来のこの種のステントは、長期間留置するこ
とが前提とされていたので、睡眠時無呼吸症候群疾患で
悩む人々の生活上邪魔にならず、簡単にこの種のステン
トを使用することができるという効果を有する。
【0033】また、本発明にかかる留置回収型睡眠無呼
吸症候群疾患用ステントは、睡眠無呼吸症候群疾患患者
やいびきに悩む人々が病院等での大がかりな装置や医師
等による処置を必要としないで、多少の熟練があれば、
単独でも装着、回収が可能であるので、装着および回収
のために病院に通院することの弊害から逃れることがで
き、この面からも健常者と同等の生活を営むのに貢献す
ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)、(b)、(c)は、本発明にかか
る留置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステントの一実施
の形態の概略を示す図である。
【図2】図2は、前記ステント1を前記イントロデュー
サ10に挿通させ、さらに、前記ワイヤ部3を前記プッ
シャー20に挿通させつつある状態を示す図である。
【図3】図2に示した装着の準備が整ったステント1,
イントロデューサ10、プッシャー20を患者の鼻腔か
ら咽喉に挿入する様子を示す図である。
【図4】図4は、前記ステント1が窄まった状態で収納
された前記イントロデューサ10の先端が、開放すべき
咽喉40の位置まで挿通される状態を示す図である。
【図5】図5は、前記イントロデューサ10を引き抜い
て、内部に配置された前記ステント1が広がる様子を示
した図である。
【図6】図6は、前記ステント1が患者の咽喉40を押
し広げた状態で留置される状態を示す図である。
【図7】図7は、フレア端11を先頭にして患者の鼻腔
30からイントロデューサ10が咽喉40に舌根部まで
挿入される状態を示した図である。
【図8】図8は、前記フレア端11を有する前記イント
ロデューサ10によって、前記ステント1が窄まりなが
ら前記イントロデューサ10内に収容される状態を示し
た図である。
【図9】図9は、前記フレア端11を有する前記イント
ロデューサ10に前記ステント1が窄まりながら完全に
収容された状態を示した図である。
【図10】図10は、加圧マスクを装着して無呼吸症候
群疾患患者の無呼吸状態になることを防止する状態を示
す概略図である。
【図11】図11は、無呼吸症候群疾患患者の舌根が沈
下して気道が狭くなり、気道閉塞が生じている状態を示
す概要図である。
【符号の説明】
1・・・ステント、 2・・・拡張部、 3・・・ワイヤ部、 4・・・終端、 5・・・網目状糸、 6・・・大口径部、 10・・・イントロデューサ、 11・・・フレア端、 12・・・他端、 20・・・プッシャー、 21・・・貫通孔、 22・・・ワイヤ部固定手段、 30・・・鼻腔、 40・・・咽喉、 100・・・気道、 101・・・鼻腔気道、 102・・・口蓋気道、 103・・・舌根、 104は・・・胸門気道、 105・・・マスク、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】咽喉舌根部の所定位置で自律的に拡張留置
    され、収容圧によって所定口径に狭窄される拡張部と該
    拡張部終端に延設されるワイヤ部とを備えたステント
    と、 前記拡張部が狭窄状態で収容される所定口径のイントロ
    デューサと、 前記ワイヤ部を貫通させる貫通孔を有し、その先端が前
    記終端を押圧するプッシャーとからなり、 留置の際には、前記ステントが狭窄状態で収容された前
    記イントロデューサを咽喉舌根部位置まで押し込み、し
    かる後、前記拡張部終端を前記プッシャーで押圧しつつ
    前記イントロデューサを抜き取り、さらに、前記ワイヤ
    部が貫通した前記プッシャを抜き取って前記ステントを
    所定位置で拡張留置固定させ、回収の際には、前記イン
    トロデューサに前記ワイヤ部を貫通させて咽喉舌根部ま
    で押し込み、その押し込み力によって前記自律的拡張留
    置状態にあるステントを前記イントロデューサに収容す
    る構造としたことを特徴とする留置回収型睡眠無呼吸症
    候群疾患用ステント。
  2. 【請求項2】前記所定位置で自律的に拡張留置され、収
    容圧によって所定口径に狭窄される拡張部は、先端が大
    口径部からなり、前記終端が前記ワイヤ部より大きな口
    径を有する錐形のスパイラル形状であることを特徴とす
    る前記請求項1に記載の留置回収型睡眠無呼吸症候群疾
    患用ステント。
  3. 【請求項3】前記錐形のスパイラル形状の拡張部は、前
    記ワイヤ部が連続した一本のワイヤがスパイラル状に巻
    回されたものであることを特徴とする前記請求項2に記
    載の留置回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステント。
  4. 【請求項4】前記所定位置で自律的に拡張留置され、収
    容圧によって所定口径に狭窄される拡張部は、形状記憶
    材質からなり、前記イントロデューサが抜き取られると
    自律的に拡張するものであることを特徴とする前記請求
    項1ないし3のいずれかに記載の留置回収型睡眠無呼吸
    症候群疾患用ステント。
  5. 【請求項5】前記所定位置で自律的に拡張留置され、収
    容圧によって所定口径に狭窄される拡張部を形成する一
    本のワイヤは、中空構造を有し、該中空部に空気が注入
    されることにより外側に向かって拡張する構造を有する
    ものであることを特徴とする前記請求項3に記載の留置
    回収型睡眠無呼吸症候群疾患用ステント。
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