JP5859446B2 - 閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するための舌骨拡張装置を用いた舌懸架システム - Google Patents

閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するための舌骨拡張装置を用いた舌懸架システム Download PDF

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Description

本発明は、一般に睡眠障害の処置に関し、より詳細には、閉塞性睡眠時無呼吸症に苦しむ患者を処置するためのシステム、装置及び方法に関する。
閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)は、気道の閉塞によって引き起こされ、通常は、睡眠中に喉の軟組織が倒壊及び閉鎖したときに発生する。National Institutes of Healthによれば、OSAは1200万人を越える米国人を侵している。それぞれの無呼吸事象の間、脳はこの病人を覚醒させて呼吸の再開を開始させる。しかしながら、この種の睡眠は、極めて断片化されており、質が低い。処置しないでおくと、OSAは、高血圧、心臓血管疾患、体重増加、性交不能症、頭痛、記憶障害、仕事への支障、及び/又は自動車事故を引き起こす場合がある。OSAの重篤性にも関わらず、公衆及び医療専門家の間での一般的な認識の欠如により、大多数のOSA患者が未診断及び未処置のままとなっている。
OSAの処置に向けた多大な努力が為されている。例えば、いびき及び閉塞性睡眠時無呼吸症を治療するために軟口蓋を電気的に刺激するための装置が、米国特許第5,284,161号及び同第5,792,067号に開示されている。これら装置は、患者がレジメンを遵守することが必要であり、睡眠中患者に不快感を与え、患者が繰り返し覚醒する結果となるので、これら装置の成果はまちまちであった。
一般に持続的気道陽圧法(CPAP)と呼ばれる別の処置は、特別に設計された鼻マスク又は枕を通して空気を患者の気道内に送達する。患者が吸い込むときに空気の流れが正圧を形成して、気道を開いたままに維持する。CPAPは、いびき及び閉塞性睡眠時無呼吸症を緩和するために有効な非外科的治療であると多くの人々によって考えられているが、患者は、腫脹、鼻の乾燥、及びドライアイなど、マスク及びホースにより生じる不快感についての不満を訴えている。その結果、CPAPに関する患者のコンプライアンスは約40%のみである。
OSAの処置には、外科的処置も使用されている。そのような処置の1つは口蓋垂口蓋咽頭形成術と呼ばれ、舌と咽頭壁との間で痙攣する軟口蓋の能力を低減するために、軟口蓋の後縁を約2cm除去するものである。別の手技では、手術用レーザーを使用して軟口蓋の表面上に瘢痕組織を形成し、この瘢痕組織は軟口蓋の柔軟性を低下させて、いびき及び/又は気道の閉鎖を低減する。一般に焼灼器支援による口蓋硬化手術(CAPSO)と呼ばれる更なる別の手技は、局所麻酔下で行う診療所ベースの手技であり、軟口蓋粘膜の正中細長片が除去され、この創傷が治癒されて口蓋が硬化する。
上述されたもののような外科的手技は、引き続き問題を有している。より具体的には、外科的に処置された組織領域(例えば、口蓋組織の除去又は口蓋組織の瘢痕)は、しばしば患者の状態を処置するのに必要な程度よりも大きい。加えて、上述の外科的手技はしばしば、痛みを伴い、長期間の不快な治癒期間を有する。例えば、軟口蓋の瘢痕組織は、患者に持続的な刺激を与える場合がある。その上、上記の手技は、副作用の事象において元に戻すことができない。
OSA治療のためのもう1つの外科的手技では、組織内にインプラントされる数個の編組PET円筒を用い、舌又は口蓋垂の組織をより堅く、屈曲しにくいものにする。Restore Medical(St.Paul,MN)から販売されているPillar(商標)口蓋インプラントシステムは、編組ポリエステルフィラメントの円筒形エレメントからなり、軽度〜中程度のOSAに罹患している患者において、気道閉塞の事象を減らすために、これを軟口蓋内に埋め込む。Pillar装置は数多くの有害副作用を伴い、これには円筒形エレメントの突出、感染症、及び患者の不快感が挙げられる。
InfluENT(Concord,NH)によって商標「REPOSE(商標)」で販売されている別のインプラントシステムは、口腔底の下顎骨の後面に挿入されるチタン骨ネジを使用する。縫合糸のループを舌根に通し、下顎骨ネジに取り付ける。Repose(商標)手技は、舌根の懸吊又はハンモックの状態を達成して、睡眠中に舌根が逸脱しないようにする。しかしながら、覚醒状態の間に舌が活発に活動するために、この装置の縫合エレメントが舌の上で「チーズカッター」として機能する場合があり、装置故障の原因となり、その後の除去が必要となる。
上記の進歩にも関わらず、長期的な効果を提供し、患者のコンプライアンスを促し、また患者の不快感を最小にする、最小侵襲性手法によるOSA処置のための更なるシステム、装置及び方法が尚必要とされている。より具体的には、必要に応じて、手術後に容易に除去又は調節し得る、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのインプラントシステムに対する必要性が依然として存在する。先行技術の下顎固定システムに伴う歯列のリスクを回避するために、下顎を固定しない、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのインプラントシステム及び方法に対する必要性も依然として存在する。
一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのシステムは、舌骨拡張装置と、舌懸架エレメントとを含み、それらの両方が、組織の内部成長に実質的に不透過性である。一実施形態において、舌懸架エレメントは、その長さに沿って差別化されず、舌根の近傍に部分的にインプラントされる。舌懸架エレメントは、生体適合性で可撓性のリボン又は縫合糸を含み得る。舌骨拡張装置は、好ましくは、舌骨に連結され、舌下に位置する2つの筋肉面の間にインプラントされる。舌懸架エレメントの下端は、好ましくは、舌骨拡張装置の前方端に固着される。インプラントされた時、システムは、望ましくは、気道を閉塞しないように、睡眠中に、舌根が咽頭壁又は軟口蓋に対して封止するのを防止する。本発明の舌骨に連結された固定システムは、望ましくは、下顎固定システムに関連する歯列のリスクを回避するので、先行技術装置に見られる制限を克服する。加えて、本明細書に開示するシステムは、単一の外科的手技中にインプラントされ得る。その上、本システムは、好ましくは、外科医が、インプラント中及び/又は術後に、舌が懸架される程度を調節することを可能にするように、組織の内部成長に対して不透過性である。一実施形態において、組織の内部成長に対するシステム構成エレメントの不透過性は、構成エレメントのうちの1つ以上が、必要に応じて、システムを除去又は調節するために、インプラント後に容易に除去されることを可能にする。
一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのシステムは、好ましくは、舌内にインプラント可能な第1のエレメントと、舌下に位置する下顎下領域内の2つの筋肉面の間にインプラント可能な第2のエレメントとを含む。第1のインプラント可能なエレメントは、可撓性であり得、細長いリボン又は細長い縫合糸であり得る。一実施形態において、第2のエレメントは、オトガイ舌骨と顎下骨筋との間に位置付けられ得る。第2のエレメントは、好ましくは、後方舌面を反対の咽頭壁から離れて移動させるために、第1のエレメントと連結されるように適合された第1の端と、舌骨と連結されるように適合された第2の端とを有する。第1及び第2のインプラント可能なエレメントは、望ましくは、組織の内部成長に対して不透過性であり、かつ非吸収性である、外面を有する。
一実施形態において、第1のインプラント可能なエレメントは、ポリテトラフルオロエチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、テレフタレート、及びシリコーン等の材料、又は上記に列挙した材料のうちの2つ以上の組み合わせから作製され得る。第2のインプラント可能なエレメントは、e−PTFE、Teflon(登録商標)、ポリプロピレン、シリコーン、ポリウレタン、ニチノール、ステンレス鋼、ポリエチレン、テレプタレート、及びシルク等の材料、又は上記に列挙した材料のうちの2つ以上の組み合わせから作製され得る。
一実施形態において、第1のインプラント可能なエレメントは、好ましくは、細長である。第1のインプラント可能なエレメントは、第1の端と、第2の端と、該第1の端と該第2の端との間に位置する中央区画とを含み得る。一実施形態において、第1のインプラント可能なエレメントの中央区画は、舌内にインプラント可能である。第1のインプラント可能なエレメントの第1及び第2の端は、第2のインプラント可能なエレメント(すなわち、舌骨拡張装置)の第1の端に固着されるように、舌下で前進可能である。針、千枚通し、又はピン等の前進エレメントは、組織を通って第1及び第2の端を前進させるために、第1のインプラント可能なエレメントの第1及び第2の端に連結され得る。
一実施形態において、第1のインプラント可能なエレメントの中央領域は、第1のインプラント可能なエレメントのより幅広の部分を画定するバットレスを含む。一実施形態において、バットレス領域は、第1及び第2の端の幅よりも広い幅を有する。一実施形態において、第1のエレメントは、バットレスが舌の前方−後方軸を横断する軸に沿って延在するように、インプラント可能である。一実施形態において、このバットレス領域は口腔内で横方向に延在し、舌の前方−後方軸に対して実質的に垂直である。
一実施形態において、第2のインプラント可能なエレメントの第1の端は、望ましくは、第1のインプラント可能なエレメントの下端、又は第1のインプラント可能なエレメントの第1及び第2の端を、第2のインプラント可能なエレメントに固着するための、少なくとも1つの固定ポイントを有する。少なくとも1つの固定ポイントは、第1のインプラント可能なエレメントの第1及び第2の端を受容するように適合された1つ以上のループを含み得る。
一実施形態において、第2のインプラント可能なエレメントは、細長シャフトから外向きに延在し、かつ第2のインプラント可能なエレメントを安定化させるために、舌下に位置する2つの筋肉面の間にインプラント可能である、少なくとも一対の安定化アームを含み得る。一実施形態において、安定化アームは、オトガイ舌下又は二腹筋筋肉組織のいずれかの下等の舌下の2つの筋肉面の間に定置され得る。一実施形態において、少なくとも一対の横方向に延在する安定化アームは、好ましくは、第2のインプラント可能なエレメントの第1の端に隣接して位置する。第2のインプラント可能なエレメントの第2又は後方端は、好ましくは、舌骨の前面と一致し、かつそれを係合するように適合された少なくとも1つの凹面を含む。第2のインプラント可能なエレメントの第2の端は、好ましくは、一対の離間されたアームを含み、したがって、離間されたアームのそれぞれは、舌骨の前面に対して隣接する、それに一致する、及び/又はそれを係合するように適合された、凹面を有する後方端を有する。
一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのシステムは、舌内にインプラントされた上端と、舌下に延在する下端とを有する第1のエレメントと、舌下に位置する筋肉面の間にインプラントされた第2のエレメントとを含む。第2のエレメントは、好ましくは、第1のエレメントの下端と連結された前方端と、舌骨と連結された後方端とを有し、したがって、第1及び第2のエレメントは、組織の内部成長に対して不透過性である外面を有する。本発明は、動作の任意の特定の理論によって制限されないが、先行技術のOSAインプラントは、組織の内部成長がインプラント全体に及ぶことを可能にすることが認められている。その結果、患者がむしろ侵入性外科手技を受けずに、インプラントを術後に除去及び/又は調節し得ない。本明細書に開示されるインプラントの細胞に対する実質的に不透過性の性質は、術後の調節及び/又は除去を可能にさせる。好ましい実施形態は、実質的に不透過性であるが、本発明のある特定の実施形態が、制限された、すなわち、インプラントの全体に及ばない組織の内部成長を提供し得る。
一実施形態において、第1のエレメントの上端は、望ましくは、舌内にインプラントされた少なくとも1つのループを含み、第1のエレメントの下端は、第1のエレメントを第2のエレメントで固定するように適合された少なくとも1つの自由端を含む。少なくとも1つのループは、舌内に見られる線維帯の周りに巻き付けられ得る。
一実施形態において、第2のエレメントの前方端は、望ましくは、第1のエレメントの少なくとも1つの自由端を、第2のエレメントの前方端で固定するための固定ポイントを含む。第2のエレメントの後方端は、好ましくは、第2のエレメントを舌骨と連結させるために、舌骨の前面を係合するように適合された、少なくとも1つの凹面を含む。
一実施形態において、第2のインプラント可能なエレメント、又は舌骨拡張装置は、好ましくは、頂面と底面とを有するプレートと、プレートの前方端に隣接して位置し、かつプレートの頂面から底面に延在する少なくとも1つの貫通孔とを含む。少なくとも1つの貫通孔は、第1のエレメントを第2のエレメントに固定するために、第1のエレメントの端のうちの少なくとも1つを受容するように適合される。
一実施形態において、第2のインプラント可能なエレメントは、第1の区画と、該第1の区画から離間された第2の区画と、第1及び第2の区画が互いに向かって、かつ互いから離れて移動することを可能にするための、第1及び第2の区画を共に連結する少なくとも1つのバネエレメントとを含み得る。例えば、第2の区画は、患者が飲み込む時、第1の区画から離れて移動し得るが、少なくとも1つのバネエレメントは、患者が完全に飲み込んだ後に、第1及び第2の区画を正常な間隔に戻す。第2のインプラント可能なエレメントは、第1及び第2の区画のそれぞれの主要頂面の間に延在し、それらの上にある第1の可撓性フィルムと、第1及び第2の区画のそれぞれの主要底面の間に延在し、それらの上にある第2の可撓性フィルムとを含み得る。一実施形態において、第1及び第2の可撓性フィルムは、少なくとも1つのバネエレメントがフィルムによって被覆され、曝露されないように、第1の区画と第2の区画との間に延在する少なくとも1つのバネエレメントを被覆する。
一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するための方法は、組織の内部成長に対して実質的に不透過性である外面を有する舌懸架エレメントを提供することと、舌懸架エレメントの少なくとも一部分を舌内にインプラントすることと、舌懸架エレメントの下端を舌下に位置付けることと、を含む。該方法は、好ましくは、組織の内部成長に対して実質的に不透過性である外面を有する舌骨拡張装置を提供することと、舌骨拡張装置を舌下に位置する筋肉面の間にインプラントすることと、舌懸架エレメントの下端を舌骨拡張装置の前方端と連結することと、を含む。該方法は、好ましくは、下の後面を反対の咽頭壁の表面から離れて移動させるために、舌骨拡張装置の後方端を舌骨に連結することを含む。
一実施形態において、舌骨拡張装置の後方端は、好ましくは、少なくとも1つの凹面を備え、該方法は、好ましくは、舌骨拡張装置の後方端における少なくとも1つの凹面を舌骨の前面に対して隣接させることを含む。該方法は、縫合糸、クリップ、クランプ、ステープル、棘、又は接着剤を使用して、舌骨拡張装置の後方端を舌骨に固定することを含み得る。
本明細書で使用される用語「下顎下筋肉組織」は一般に、オトガイ舌骨筋、顎舌骨筋、二腹筋、及び翼状骨筋を指す。一実施形態において、張力は、好ましくは、第1のインプラント可能なエレメントの中心領域を下顎下筋肉組織に向かって引き寄せるために、舌骨懸架エレメントとも呼ばれる、第1のインプラント可能なエレメントの第1及び第2の端に印加され、それは、順次、舌の後面を反対の咽頭壁の表面から離れて移動させる。一実施形態において、張力が印加された後に、第1のインプラント可能なエレメントの第1及び第2の端は、望ましくは、睡眠中、舌の前面と、反対の咽頭壁の表面との間の隙間を維持するために、下顎下筋肉内の2つの筋肉面の間にインプラントされた第2のエレメントの前方端に固定される。
一実施形態において、第1のインプラント可能なエレメントは、第1の端から突出する第1群の棘と、第2の端から突出する第2群の棘とを含み得る。第1群及び第2群の棘は、互いに反対の向きに突出し得る。棘は、好ましくは、第1のインプラント可能なエレメントに対する組織の滑りを防止するために、舌組織を把持する。
一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置する方法は、少なくとも1つのループを線維束の周りに形成するように、第1のインプラント可能なエレメント(例えば、舌懸架エレメント)の少なくとも一部分を、舌を通って延在する筋線維束の周りに巻き付けることと、少なくとも1つのループを使用して、線維束を圧縮することと、テザー又はラインをループで連結することと、を含み得る。この方法は、望ましくは、テザーの自由端を下顎下筋肉組織内に前進させることと、ループ状になった細長エレメントを下顎下筋肉組織方向へ引っ張るためテザーに張力をかけることにより、舌の後部表面を、向かい合う咽頭壁表面から離れて移動させることと、そのテザーを下顎下筋肉組織内にインプラントされ、舌骨に固定された第2のエレメントに固定することと、を含む。一実施形態において、テザーは、少なくとも1つのループで一体化して形成される。
本発明のこれら及びその他の好ましい実施形態は、下記に詳しく記述される。
鼻腔及び咽頭を含む人頭の断面図。 正常な呼吸中のヒトの鼻腔及び咽頭の断面図。 閉塞性睡眠時無呼吸症の発現時のヒトの鼻腔及び咽頭の断面図。 本発明の一実施形態による、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのシステムのための舌懸架エレメント。 本発明の一実施形態による、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのシステムのための舌懸架エレメント。 本発明の一実施形態による、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのシステムの舌骨拡張装置。 本発明の一実施形態による、図4A及び図4Bに示す舌懸架エレメントのインプラント後の鼻腔を含む人頭の断面図。 本発明の一実施形態による、図4A及び図4Bの舌懸架エレメント及び図5の舌骨拡張装置のインプラント後のヒトの舌、下顎、及び舌骨の図。 本発明の一実施形態による、舌骨拡張装置。 本発明の別の実施形態による、舌骨拡張装置。 本発明の更に別の実施形態による、舌骨拡張装置。 本発明の別の実施形態による、舌骨拡張装置。 本発明の別の実施形態による、舌骨拡張装置。 本発明の一実施形態による、舌骨拡張装置。 本発明の一実施形態による、舌骨拡張装置。 本発明の一実施形態による、舌骨拡張装置。 本発明の一実施形態による、舌骨拡張装置。 本発明の一実施形態による、舌骨拡張装置の頂面図。 図15Aに示す舌骨拡張装置の側面の立面図。 本発明の一実施形態による、舌骨拡張装置の頂面図。 図16Aに示す舌骨拡張装置の側面図。 本発明の一実施形態による、少なくとも部分的に吸収性である舌骨拡張装置。 本発明の一実施形態による、少なくとも部分的に吸収性である舌骨拡張装置。 発明の一実施形態による、一対の横方向に離間された安定化アームを有する舌骨拡張装置。 発明の一実施形態による、一対の横方向に離間された安定化アームを有する舌骨拡張装置。
図1は、鼻腔Nと、硬口蓋HPと、軟口蓋SPと、口Mと、舌Tと、気管TRと、喉頭蓋EPと、食道ESと、咽頭後壁PPWとを含む解剖学的構造を有する人頭の断面を示す。
人体において、鼻腔Nと喉頭LXとの間の空気で満たされた空隙は、上気道と呼ばれる。睡眠障害を伴う上気道の最も重要な部分は咽頭PXである。図2を参照すると、咽頭は3つの異なる解剖学的レベルを有する。上咽頭NPは、鼻腔Nの後部に位置する咽頭の上部部分である。中咽頭OPは、軟口蓋SP、喉頭蓋EP、及び舌Tの後部の曲線を含む、咽頭の中間部分である。下咽頭HPは、中咽頭OPの軟組織の下方に位置する咽頭の下部部分である。中咽頭OPは、空気流のための空隙が少なくなる軟組織構造の高率発生に起因して倒壊する可能性が最も高い咽頭部分である。下咽頭HPは、喉頭の開口の下方かつ喉頭の後方に位置し、食道まで延びる。
当業者にはよく知られているように、軟口蓋及び舌は共に、柔軟性のある構造体である。軟口蓋SPは、鼻腔Nと口Mとの間に障壁を提供する。多くの場合、軟口蓋SPは必要以上に長く、舌Tの後部と咽頭後壁PPWとの間において相当の距離を延びる。
睡眠中、身体の筋肉は弛緩するが、呼吸器系の筋肉の殆どは依然として活動している。吸入時に、横隔膜は収縮し、陰圧に空気Aを鼻腔N及び口Mの中まで引き込ませる。次いで、空気は咽頭PXを通過して、気管TRを介して肺内に流れる。陰圧は、上気道の組織をわずかに変形させ、これにより気道経路が狭くなる。無呼吸の患者では、軟口蓋SP、舌T、及び/又は喉頭蓋EPは、咽頭後壁PPWにぶつかって倒壊して、気管の中への空気流を遮断する。気道が狭くなると、咽頭を通る空気流は乱流となり、これが軟口蓋SPを振動させる原因となり、一般にいびきとして呼ばれる音を生成する。
睡眠中、ヒトは、典型的には、空気流の短時間の閉塞及び/又は気管及び肺の中に入る空気流の量のわずかな低下を経験する。10秒を超える空気流の閉塞は、無呼吸と見なされる。50%を超える空気流の減少は、呼吸低下と見なされる。睡眠障害の重症度は、睡眠1時間の間に発生する無呼吸及び呼吸低下の回数で判断される。
無呼吸又は呼吸低下が1時間に5回を超えて発生する場合、ほとんどの医療関係者は、その個人が上気道の抵抗問題を有していると診断する。これらの患者の多くは、日中の眠気、抑うつ症、及び集中力の欠如などの睡眠障害に関連した症状を呈することが多い。
睡眠1時間の間に10回以上の無呼吸又は呼吸低下の症状を発現する個人は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群を有すると診断される。気道が閉塞すると、個人は、吸入するための試みを繰り返し行う。これらの症状の発現の多くは無音であり、個人が無理に空気を肺の中に引き込むときの腹部及び胸壁の動きによって特徴付けられる。典型的には、無呼吸の症状の発現は1分以上続く可能性がある。この間、血中の酸素濃度は低下する。最終的に、閉塞は、個人が大きな音のいびきを引き起こすことによって、又は息苦しい感覚によって目覚めることによって、克服される。
図2を参照すると、個人が起きている場合、舌Tの後部及び軟口蓋SPは、舌Tの後部及び軟口蓋SPのそれぞれの内部筋肉のために、それらの形状及び緊張を維持している。その結果、咽頭を通る気道Aは開いたままであり、かつ遮るものはない。しかしながら、睡眠中、筋肉の緊張が低下し、舌後面及び軟口蓋がより柔軟かつ膨張性となる。図3を参照すると、舌後面及び軟口蓋の形状を維持し、かつ単独で又は群としてそれらを定位置に維持する正常な筋肉の緊張がなくなり、舌Tの後面、喉頭蓋EP及び軟口蓋SPは倒壊して気道Aを遮断し得る。本発明は、これらの問題を回避するためのシステム、方法、及び装置を提供する。
図4A及び図4Bを参照すると、一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのシステムは、第1のインプラント可能なエレメント又は舌懸架エレメント20を含む。舌懸架エレメント20は、望ましくは、中央区画24と、第1の端26と、第2の端28とを有する、細長部材22を含む。細長部材22は、好ましくは、可撓性であり、第1及び第2の端26、28は、好ましくは、自由端である。舌懸架部材は、望ましくは、可撓性であり、舌の適合レベルとほぼ同等の適合レベルを有する。舌懸架エレメント20は、好ましくは、生体適合性であり、拡張されたTeflon材料(e−PTFE)等のリボン様材料であり得る。一実施形態において、舌懸架エレメント20は、棘を有し得るか、又は有し得ない生体適合性縫合糸を含み得る。図示されないが、針又はピンは、第1及び第2の端を組織を通って前進させるために、第1及び第2の端26、28に取り付けられ得る。
一実施形態において、舌懸架エレメントは、組織の内部成長に対して実質的に不透過性である。一実施形態において、舌懸架エレメントは、組織の内部成長を制限する外面を有する。一実施形態において、組織の内部成長が生じる場合、組織の内部成長は、望ましくは、舌懸架エレメントの表面を500ミクロン未満ほど貫通する。舌懸架エレメントは、好ましくは、生体適合性で非吸収性の組織成長不透過性材料(e−PTFE、Teflon、ポリプロピレン、シリコーン、ポリウレタン、ニチノール、ステンレス鋼、ポリエチレン、テレフタレート、シルク等)、又は当業者に公知の他の生体適合性非吸収性材料から作製される。舌懸架部材の自由端は、望ましくは、ノット、クリップ、糊、溶接、又は他の公知の接続エレメントを使用して舌骨に連結された、第2のインプラントエレメント又は舌骨拡張装置に取り付けられる。
一実施形態において、舌懸架エレメントは、その長さに沿って差別化されず、すなわち、その全長に沿って、構造、寸法、又は組成における差異はない。一実施形態において、舌懸架エレメントは、その第1及び第2の端の幅よりも広い幅を有する中央バットレスを有し得る。一実施形態において、舌懸架エレメント20は、同一出願人による米国特許第12/261,102号等に開示される特徴(例えば、バットレス、ループ)のうちの1つ以上を組み込み得、その開示は、参照により本明細遺書に組み込まれる。
舌骨拡張装置は、好ましくは、生体適合性で非吸収性の生体材料(e−PTFE、Teflon、ポリプロピレン、ポリカーボネート、シリコーン、ポリウレタン、ニチノール、ステンレス鋼、ポリエチレン、テレフタレート、シルク等)、又は生体材料の当業者に公知の他の生体適合性の非吸収性材料から作製される。一実施形態において、舌骨拡張装置の後方端は、望ましくは、インプラント中に舌骨に取り付けられるか、又はそれに対して隣接される。一実施形態において、舌骨拡張装置は、舌骨に縫合され得る。上術のように、本明細書に開示するシステムのインプラント可能な構成要素、すなわち、舌懸架エレメント及び舌骨拡張装置は、好ましくは、組織の内部成長に対して耐性である。「実質的に不透過性」という用語は、組織がこれらのエレメントの表面に付着し得るとき、組織の内部成長が、一般に、容易に除去され、医師がシステムを調節及び/又は除去し得ることを意味する。舌骨拡張装置は、好ましくは、下顎ベースシステムが有する神経及びそれらが刺激する歯を損傷することに対する問題がなく、OSAを処置するための舌懸架を可能にする。
図5を参照すると、一実施形態において、閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのシステムは、第2のインプラント可能なエレメント、又は前方端32と後方端34とを有する舌骨拡張装置30を含む。一実施形態において、舌骨拡張装置30は、図4A及び4Bに示し、上述の舌懸架エレメントの自由端を受容するように適合された前方ループ36を有する。前方ループ36は、舌懸架エレメントを舌骨拡張装置に接続するために、舌懸架エレメントの第1及び第2の端のうちの1つ以上を受容し得る。舌骨拡張装置30はまた、望ましくは、固定エレメント30の前方端32に沿って、互いから離れて延在する、一対の安定化アーム38A、38Bを含む。舌骨拡張装置30はまた、望ましくは、その前方端32と後方端34との間に延在する細長シャフト40を含む。一実施形態において、細長シャフト40は、舌骨拡張装置の後方端34に隣接して分割され、第1のアーム42A及び第2のアーム42Bを画定する。第1及び第2のアーム42A、42Bの後方端は、好ましくは、舌骨に隣接し、かつそれを係合するように適合された舌骨隣接エレメント44A、44Bを含む。図5に示される特定の実施形態において、舌骨隣接エレメント44A、44Bは、舌骨の前面に隣接し、かつそれを係合するように適合された、凹面46A、46Bを含む。
本発明は、動作の任意の特定の理論によって制限されないが、舌骨拡張装置30の後方端における凹面46A、46Bが、好ましくは、舌骨への舌骨拡張装置の固定を促進するように、典型的な舌骨の前面が凸状曲線を有すると考えられる。
舌骨拡張装置は、好ましくは、生体適合性の非吸収性生体材料(e−PTFE、Teflon、ポリプロピレン、シリコーン、ポリウレタン、ニチノール、ステンレス鋼、ポリエチレン、テレフタレート、シルク等)、又は生体材料の当業者に既知の他の生体適合性の非吸収性材料から作製される。一実施形態において、舌骨拡張装置の後方端は、望ましくは、インプラント中に舌骨に取り付けられるか、又はそれに対して隣接される。一実施形態において、舌骨拡張装置は、舌骨に縫合され得る。上術のように、本明細書に開示するシステムのインプラント可能な構成要素、すなわち、舌懸架エレメント及び舌骨拡張装置は、好ましくは、組織の内部成長に対して耐性である。組織は、これらのエレメントの表面に付着し得るが、組織の内部成長は、一般に、必要に応じて、容易に除去され、医師は、システムを調節及び/又は除去し得る。舌骨拡張装置は、好ましくは、下顎ベースシステムが有する神経及びそれらが刺激する歯を損傷することに対する問題がなく、OSAを処置するための舌懸架を可能にする。
図6を参照すると、一実施形態において、図4A及び図4Bに示される舌懸架エレメント20は、患者の口腔内にインプラントされ得る。図6に示されるように、口腔は典型的に、舌T、顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋、及びオトガイ舌筋を含む。顎舌骨筋は、下顎に固定された前方端と、舌骨(図示なし)に固定された後方端とを有する。図6に示される特定の実施形態において、舌懸架エレメント20は、好ましくは、舌懸架エレメントの中央区画24が舌根の中央部分内に位置し、口腔の側面に向かって横方向に延在するように舌内に位置付けられる。一実施形態において、舌懸架エレメントの中央区画24は、望ましくは、舌T(指定A−P)の前方−後方軸を横断するか、又はそれと実質的に垂直である軸に沿って延在する。一実施形態において、舌懸架エレメント20の中央区画24は、インプラントを定位置に維持するために、より大きな表面積又はバットレスを有し、先行装置を使用する時に典型的に生じる「チーズカッター」効果を回避する。一実施形態において、中央区画24がインプラントされた後、舌懸架エレメント20の第1及び第2の端26、28は、望ましくは、下顎下領域内に前進する。一実施形態において、舌懸架エレメント20の第1の端26は、好ましくは、中央区画24から顎舌骨筋の前方端に向かって延在し、舌懸架エレメント20の第2の端28は、望ましくは、中央区画24から顎舌骨筋の前方端に向かって延在する。
図7は、図4A及び図4Bのインプラントされた舌懸架エレメント20及び図5の舌骨拡張装置30を示す。舌懸架エレメント20は、好ましくは、患者の舌T内にインプラントされた中央区画24と、舌組織を通ってオトガイ舌骨筋の前方端に向かって延在する第1及び第2の端26、28とを含む。舌骨拡張装置30は、望ましくは、下顎下筋肉組織の2つの面の間にインプラントされる。一実施形態において、舌懸架エレメント20の自由端26、28は、好ましくは、舌骨拡張装置30の前方端32に提供される前方ループ36を通過させられる。2つの分離アーム42A、42Bは、望ましくは、筋肉面の間に摺動し、舌骨HBの前面に係合する後方端44A、44Bを有する。したがって、舌骨拡張装置30は、望ましくは、舌懸架エレメント20の第1及び第2の端26、28を、(舌骨拡張装置30を介して)舌骨HBに固定し、舌Tの後面を反対の咽頭壁(図示なし)から離れて移動させる。
図5及び図7を参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置30は、望ましくは、筋肉面内で舌骨拡張装置を安定させる、第1及び第2の横方向に延在する安定化アーム38A、38Bを含む。一実施形態において、第1及び第2の安定化アーム38A、38Bは、舌下又はオトガイ舌骨若しくは二腹筋筋肉組織のいずれかの下の2つの筋肉面の間を含む、種々の位置に定置され得る。一実施形態において、オトガイ舌骨及び/又は二腹筋筋肉組織のいずれかは、インプラント中に互いから切除され得る2つの別個の帯を有する。
図7を参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置30の後方端における舌骨係合エレメント44A、44Bは、舌骨の前面の周りに少なくとも部分的に巻き付けられ得る。1つの特定の実施形態において、舌骨係合エレメントは、舌骨HBの前面の周囲のうちの少なくとも3分の1以上の周りに巻き付けられる。第1及び第2のアーム42A、42Bの後方端における凹面46A、46Bは、二腹筋又はオトガイ舌骨筋が舌骨HBに付着する地点でフックされ得る。一実施形態において、凹面46A、46Bは、好ましくは、二腹筋の正中線を係合する舌骨上の繊維状トンネルにフックされる。
本明細書に開示されるインプラントシステムは、好ましくは、小さな切除のみを必要とし、容易にインプラントされる。一実施形態において、舌骨拡張装置は、好ましくは、舌懸架エレメントがインプラントされた後にインプラントされる。舌骨拡張装置が平面であり得る一方、1つ以上の実施形態において、舌骨拡張装置は、顎舌骨筋内に存在する角度を占め、かつ顎舌骨筋及び他の筋肉の自然な湾曲と一致するように中心がわずかに湾曲し得る。舌懸架エレメントは、Vicenteら(Tongue−Base Suspension in Conjunction with Uvulopalatopharyngoplasty for Treatment of Severe Obstructive Sleep Apnea:Long−Term Follow−Up Results;The Laryngoscope,116(7):1223〜1227)によって開示される方法のうちの1つ以上を使用してインプラントされ得る。しかしながら、出願者は、Vinceteらが、下顎へのインプラントの取り付けを教示する一方、本発明は、舌懸架エレメントが舌骨拡張装置に取り付けられることを教示することに留意する。
一実施形態において、患者には、局所麻酔又は全身麻酔を用いた手術準備が行なわれる。舌懸架エレメントの第1の端は、舌懸架エレメントの中央区画が舌の中央にくるまで、舌の後方部分を通って横方向に前進させられる。針は、第1の端において提供され得、好ましくは、舌の後方部分から、全体に前方及び下方方向へと舌内を通過して、下顎下筋肉構造に係合する。この針は、第1の端を舌Tの組織内に押し進めやすくする。舌懸架エレメントの第2の端はまた、好ましくは、同様の方法で、舌組織を通って前進させられる。
一実施形態において、細い直径のトロカールを、舌根近くの口底を通って押し進めることができる。スネアは、好ましくは、管腔を通って導入され、舌懸架エレメントの第1及び第2の端のそれぞれを把持する。第1及び第2の端は、好ましくは、トロカールを通して牽引され、トロカールが除去される。外科医は、舌の後面が前方方向に前進させられるまで、舌懸架エレメントの第1及び第2の端を牽引し得、睡眠中、咽頭の後壁に対する封止を形成する可能性が低くなる。舌懸架エレメントの第1及び第2の端は、下顎下領域内にインプラントされた舌骨拡張装置に取り付けられ得、舌を新たな位置に設置する。舌懸架エレメントの第1及び第2の端は、棘、糊、縫合糸、クリップ、又はそれらの任意の組み合わせを使用するか、又は舌懸架エレメントの2つの端を、舌骨拡張装置内の孔を通して牽引し、それらを共に結ぶことによって、舌骨拡張装置に取り付けられ得る。
他の実施形態において、異なる設計を有する舌骨拡張装置を、図5及び図7に示される舌骨拡張装置の代わりに使用し得る。例えば、図8を参照すると、一実施形態では、舌骨拡張装置130は、前方端132と、後方端134とを有する。舌骨拡張装置の前方端132は、前方ループ136と、望ましくは、固定エレメント130を筋肉面の間に安定させるための一対の向かい合う安定化アーム138A、138Bを含む。舌骨拡張装置130はまた、前方端と後方端132、134との間にそれぞれ延在する細長シャフト140を含む。細長シャフト140は、舌骨拡張装置の後方端134に向かって延在する舌骨固定化アーム142を含む。固定化アーム142は、舌骨の前面に対して隣接し、かつそれを係合するように適合された凹面146を有する舌骨固定化端144を含む。上述のように、第1及び第2の安定化アーム138A、138Bは、望ましくは、舌骨拡張装置を筋肉組織面の間に安定化させるために、下顎下筋肉組織面の間に延在する。
図9を参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置230は、好ましくは、前方端232と、向かい合う後方端234とを有する。前方端232は、好ましくは、図4A及び図4Bに示され、上述される舌懸架エレメント等の舌懸架エレメントの第1及び第2の端を受容するように適合された、一対の前方ループ236A、236Bを含む。舌骨拡張装置230はまた、望ましくは、好ましくは、舌骨拡張装置230の前方端232に隣接して横方向に延在する一対の向かい合う安定化アーム238A、238Bを含む。固定化エレメント230はまた、望ましくは、その前方端と後方端との間に延在する細長シャフト240を含む。細長シャフト240は、望ましくは、舌骨拡張装置の後方端234まで延在する後方端に隣接する固定化アーム242を含む。固定化アーム242の後方端は、望ましくは、舌骨に対して隣接する、及び/又はそれを係合するように適合された凹面246を含む、舌骨係合エレメント244を含む。
図10を参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置330は、望ましくは、前方端332と、向かい合う後方端334とを有する。舌骨拡張装置330は、望ましくは、その前方端332に隣接する前方ループ336を含む。舌骨拡張装置330は、望ましくは、第1の対の横方向に延在する安定化アーム338A、338Bを含む。第1の対の横方向に延在する安定化アーム338A、338Bは、好ましくは、舌骨拡張装置の前方端332に沿って延在する。
舌骨拡張装置330はまた、望ましくは、その前方端332と後方端334との間に延在する細長シャフト340を含む。細長シャフト340は、固定化アーム342を有する後方端を有する。固定化アームの後方端は、舌骨の前面等の舌骨を係合するように適合された凹面346を有する固定化エレメント344を含む。舌骨拡張装置330はまた、望ましくは、細長シャフト340の反対側から横方向に延在する、第2の対の補助的安定化アーム345A、345Bを含む。一実施形態において、補助的安定化アーム345A、345Bは、固定化アーム342上に位置し、固定化エレメントの前方端332よりも固定化エレメントの後方端334に接近する。第1及び第2の対の安定化アームは、望ましくは、下顎下領域内の筋肉組織面の間に延在し、舌骨拡張装置330を安定化させ、舌骨拡張装置が筋肉組織内で移動することを防止する。
図11A及び図11Bを参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置430は、前方端432及び後方端434を含む、ディスク又はプレートである。ディスク形状の舌骨拡張装置430は、望ましくは、一連の貫通孔436A〜436Dを含み、それらは、外科医が舌懸架エレメントの自由端を取り付けるための孔のうちの1つを選択して、異なる体系の患者及び異なる外科手術の必要性を調節することを可能にする。一実施形態において、一連の貫通孔436A〜436Dは、舌骨拡張装置430の前方端432から異なる距離で離間され、外科医が患者の生体構造又は外科手術の必要性に基づき手技を修正することを可能にする。例えば、外科医は、舌の裏が反対の咽頭壁からどれほど離れて離間されなければならないかどうかに基づき、貫通孔436A〜436Dのうちの1つを選択し得る。あるいは、外科医は、舌懸架エレメントと舌骨拡張装置との間のある一定の角度を提供することを望み得る。
図11A及び図11Bを参照すると、舌骨拡張装置430は、望ましくは、舌骨拡張装置の頂部に沿って延在する第1の主要表面450と、舌骨拡張装置の底部に沿って延在する第2の主要表面452とを含む。舌骨拡張装置の後方端434は、好ましくは、舌骨の前面等の舌骨の表面(例えば、凸面)を係合するように適合された、凹面446を含む。凹面446は、好ましくは、後方端434に沿って、かつ主要頂面450と主要底面452との間に延在する。
図12A及び図12Bを参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置530は、プレート形状の外見を有し、前方端532と、後方端534とを含む。舌骨拡張装置530は、その主要頂面550と主要底面552との間に延在する、一連の貫通孔536A〜536Cを含む。開口部536A〜536Cのそれぞれは、異なる手術の必要性に適応するために、固定化エレメント530の前方端532から異なる間隔を有する。舌骨拡張装置530はまた、望ましくは、舌骨拡張装置の第1の区画555Aと第2の区画555Bとの間に延在する、1つ以上のバネ又は可撓性エレメント554A、554Bを含む。バネエレメント554A、554Bは、患者が飲み込む時に生じ得るような、第1及び第2の区画555A、555Bが互いに対して屈曲する、及び/又は移動することを可能にさせる。舌骨拡張装置530はまた、望ましくは、それぞれの第1の区画555Aと第2の区画555Bとの間に延在し、かつバネ要素554A、554Bのそれぞれの上部及び下部領域を被覆する生体適合性頂部フィルム556と、生体適合性底部フィルム558とを含む。薄い生体適合性フィルム556A、558Bは、望ましくは、ポリテトラフルオロエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、シリコーン、及び/又はポリエチレン等の生体適合性ポリマーを含む。
図13を参照すると、一実施形態では、舌骨拡張装置630は、前方端632と、後方端634とを有する。舌骨拡張装置630は、望ましくは、生体適合性の可撓性フィルム656で被覆されたバネ部材654を含む。一実施形態において、バネ部材654は、前方端632に隣接する第1のループ660と、後方端634に隣接する第2のループとを有する8番の外見と同様の形状を有する。バネ部材654はまた、第1のループ660と第2のループ662との間に延在する、中央ウエスト区画664を含む。ウエスト区画664は、通常、図13に示される位置にある。バネ部材654が屈曲すると(例えば、患者の飲み込み又は発言に対して)、ウエスト区画664は、A−Aと指定された矢印によって示される方向に、内向き又は外向きに跳ねる。外力が取り除かれた後、バネ部材654は、好ましくは、図13に示される形状に戻る。
図13を参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置630は、その前方端632に隣接して位置する、舌骨拡張装置の幅を通って延在する第1の開口部636を含む。第1の孔632は、本明細書に示され、説明されるように、舌懸架エレメントの第1及び第2の自由端の下端を受容するように適合される。舌骨拡張装置630の後方端634は、舌骨拡張装置を舌骨に接続するための、舌骨の後面に対して隣接し、かつそれを係合するように適合された凹面を含み得る。
一実施形態において、図13に示されるバネ部材654は、バネ部材の中央領域670の上を延在する可撓性の生体適合性フィルムで完全に被覆され得る。一実施形態において、フィルムの第1の層は、バネ部材654の頂部の上を延在し、フィルムの第2の層は、バネ部材654の下部の下を延在する。一実施形態において、フィルムの第1及び第2の層は、好ましくは、バネ部材654によって境界された中央領域670を完全に被覆する。生体適合性フィルムは、好ましくは、組織の内部成長に対して不透過性である。
図14を参照すると、一実施形態では、舌骨拡張装置730は、前方端732と、後方端734とを有する。舌骨拡張装置の前方端732は、望ましくは、舌懸架エレメントの自由端を受容するように適合された、前方固定化ループ736を含む。一実施形態において、前方固定化ループの代わりに、孔は、舌骨拡張装置の厚さのすべてにわたって穿孔することができ、それによって、舌懸架エレメントの一端又は両端は、通過して結ばれるか、又は共に吻合することができる。前方端732はまた、望ましくは、固定化エレメント730の前方縁に沿って延在する、第1の対の横方向に延在する安定化アーム738A、738Bを含む。舌骨拡張装置730はまた、望ましくは、固定化エレメント730の後方端734に隣接して延在する、第2の対の安定化アーム745A、745Bを含む。固定化エレメントの後方端734は、望ましくは、舌骨の前面を係合するように適合された凹面746を有する舌骨拡張装置744を含む。バネ部材754は、望ましくは、第1の対の安定化アーム738A、738Bに接続された第1の端780と、第2の対の安定化アーム745A、745Bに接続された第2の端782とを有する。バネ部材754は、望ましくは、第1及び第2の対の安定化アームが互いから離れて移動することを可能にする。図示されないが、1つ以上の可撓性の生体適合性フィルムは、バネ部材754を被覆するために、第1の対の安定化アームと第2の対の安定化アームとの間に延在し得る。
図15A及び図15Bを参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置830は、前方端832と、後方端834とを有するプレートを含む。舌骨拡張装置830は、好ましくは、プレートの前方端832と、後方端834との間に延在する主要頂面850と、プレートの前方端832と後方端834との間にも延在する向かい合う主要底面852とを含む。主要頂面850は、固定化エレメントの前方端と後方端との間、並びに側面の間に延在する、わずかに凸状の曲線を有し得る。
図15A及び15Bを参照すると、舌骨拡張装置830は、望ましくは、固定化エレメントの主要頂面850に隣接して形成される、一対のチャネル832A、832Bを含む。図15Aを参照すると、第1のチャネル832Aは、前方端832に隣接する第1の開口部890と、該第1の開口部890と舌骨拡張装置の後方端834との間に位置する第2の開口部とを有する。第2のチャネル832Bは、望ましくは、前方端832に隣接して位置する第1の開口部894と、該第1の開口部894と舌骨拡張装置の後方端834との間に位置する第2の開口部とを有する。第1のチャネル832Aの第1及び第2の開口部890、892は、望ましくは、互いに連通しており、第1のチャネル832Aの第1及び第2の開口部890、892の両方は、望ましくは、固定化エレメントの主要頂面850においてアクセス可能である。同様に、第2のチャネル832Bの第1及び第2の開口部894、896は、互いに連通しており、好ましくは、固定化エレメントの主要頂面850においてアクセス可能である。チャネルは、舌懸架エレメント及び舌骨拡張装置を共に連結するために、舌懸架エレメントの少なくとも一部分を受容するように適合される。一実施形態において、第1又は第2のチャネル内の第1の開口部は、舌骨拡張装置の頂部上にあり、第1又は第2のチャネル上の第2の開口部は、舌骨拡張装置の底部上にある。
図15Bを参照すると、一実施形態において、チャネル832A、832Bのうちの少なくとも1つは、固定化エレメント830の長手方向軸に対して斜角で延在する。本発明は、動作の任意の特定の理論に制限されないが、チャネルのうちの少なくとも1つが斜角で延在することで、舌懸架エレメントがチャネル832A、832Bのうちの少なくとも1つを通過するときの舌懸架エレメントの締め付け又は切断が排除されると考えられる。
図15A及び図15Bを参照すると、舌骨拡張装置830の後方端834は、望ましくは、1つ以上の貫通開口部898A〜898Cを含む。貫通開口部898A〜898Cは、望ましくは、骨拡張装置の後方端834を舌骨に固着(例えば、縫合)するために使用される。図15Bを参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置の後方端834は、舌骨の前面等の舌骨を係合し、かつそれと一致するように適合された、凹面846を含む。
図16A及び図16Bを参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置930は、望ましくは、前方端932と、後方端934とを含む。舌骨拡張装置930は、望ましくは、前方端932と後方端934との間に延在する主要頂面950と、前方端と後方端との間にも延在する向かい合う主要底面952とを含む。一実施形態において、舌骨拡張装置930は、好ましくは、楕円ディスクのような形状である。
図16A及び図16Bを参照すると、舌骨拡張装置930は、望ましくは、固定化エレメントの主要頂面950の上にある、一対の管形状のエレメント932A、932Bを含む。図16Aを参照すると、第1の管状エレメント932Aは、舌骨拡張装置の前方端932に隣接する第1の開口部990と、該第1の開口部990と舌骨拡張装置の後方端934との間に位置する第2の開口部992とを有する。第2の管状チャネル932Bは、望ましくは、舌骨拡張装置の前方端932に隣接して位置する第1の開口部994と、該第1の開口部994と後方端934との間に位置する第2の開口部996とを有する。第1の管状エレメント932Aの第1及び第2の開口部990、992は、望ましくは、互いに連通しており、望ましくは、固定化エレメントの主要頂面950においてアクセス可能である。同様に、第2の管状エレメント932Bの第1及び第2の開口部994、996は、互いに連通しており、固定化エレメントの主要頂面950においてアクセス可能である。一実施形態において、舌懸架部材の第1及び第2の端のうちの少なくとも1つは、舌懸架エレメントを舌骨拡張装置に固着するために、第1及び第2の管状エレメント932A、932Bのうちの1つを通過させられ得る。
図16Bを参照すると、一実施形態において、管状エレメント932A、932Bのうちの少なくとも1つは、固定化エレメント930の主要頂面950に対して斜角で延在し得る。本発明は、動作の任意の特定の理論に制限されないが、斜角は、舌懸架エレメントが管状エレメント932A、932Bのうちの少なくとも1つを通過するときの舌懸架エレメントの締め付け又は切断を排除すると考えられる。
図16A及び16Bを参照すると、舌骨拡張装置930の後方端934は、望ましくは、第1の主要面950と第2の主要面952との間に延在する、1つ以上の貫通開口部998A〜998Cを含む。貫通開口部998A及び998Bは、望ましくは、骨拡張装置の後方端934を舌骨に固着するために使用される。図16Bを参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置の後方端934は、舌骨の前面を係合し、かつそれと一致するように適合された、凹面946を含む。
図15A及び図15B、並びに図16A及び図16Bに示される実施形態は、舌懸架エレメントの端が、ある時点において舌骨拡張装置を係合し、別の時点においてそこを出ることを可能にする。両方の実施形態において、舌骨拡張装置は、好ましくは、モノリシックであり、かつ射出成形鋳造、又は生体適合性ポリマー若しくは金属の機械加工によって製造され得る。舌骨拡張装置は、好ましくは、シリコーン等の非吸収性の生体適合性材料、Teflon(登録商標)、非吸収性の生体適合性ポリマー、及び非吸収性の生体適合性金属から作製される。ループのための開口部は、好ましくは、舌骨拡張装置の下顎側により向かって配向され、インプラントのためにより優れた角度を提供し、インプラント又は調節中のループへのアクセスをより容易にさせる。孔は、装置のいずれかの端に定置され得、好ましくは、少なくとも1つの孔は、後方端(すなわち、固定化エレメントの舌骨側)の上に位置し、必要に応じて、縫合糸による舌骨への固定を可能にする。一実施形態において、舌骨側上の舌骨拡張装置の後方縁は、面取りされ、隣接が生じた時に、舌骨に対するより優れた嵌合を可能にし得る。加えて、舌骨拡張装置の舌骨側は、下顎側よりも薄い場合があり、舌骨上に挿入される緊密に締まった筋肉に刺激をもたらさない。図15A及び図15Bは、ドーム形状の頂面を有する舌骨拡張装置を示す。図16A及び図16Bは、その頂面から突出する2つの異なるトンネルを有する舌骨拡張装置を示す。両方の実施形態において、チャネル又はトンネルは、好ましくは、舌懸架エレメントがそこを通過することを可能にするように適合される。次いで、舌懸架エレメントは、舌懸架エレメントの各自由端がトンネルを通過した後に、共に吻合又は締め付けられ得る。
図17Aを参照すると、一実施形態により、舌骨拡張装置1030は、少なくとも部分的に吸収可能であり、インプラント後に、1つ以上の可撓性接続部を固定ポイントとして残したまま、舌骨拡張装置の少なくとも一部分が身体内に吸収される。図17Aを参照すると、少なくとも部分的に吸収可能な舌骨拡張装置1030は、前方端1032と、後方端1034とを含む。前方端1032は、上述のように、好ましくは、舌懸架エレメントに連結されるように適合される、前方ループ1036を含む。細長シャフト1040、望ましくは、舌骨拡張装置1030の後方端1034まで延在する、固定化アーム1042を含む。固定化アーム1042の後方端は、好ましくは、舌骨に対して隣接する、及び/又はそれを係合するように適合された凹面1046を有する、舌骨係合エレメント1044を含む。少なくとも部分的に吸収可能な舌骨拡張装置1030はまた、好ましくは、その前方端1032と後方端1034との間に延在する、細長シャフト1040を含む。
図17A及び図17Bを参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置1030は、好ましくは、舌骨拡張装置1030の前方端1032に隣接して横方向に延在する、一対の向かい合う安定化アーム1038A、1038Bを含む。安定化アーム1038A、1038Bの外端は、望ましくは、開口部1041A、1041Bを画定する、それぞれの組織固定ループ1039A、1039Bを含む。インプラント時に、組織は、開口部1041A、1041Bを通って成長し得る。一定期間後、舌骨拡張装置1030の少なくとも一部分は、開口部1041Aと1041Bとの間に横方向に延在する第1の可撓性接続部1055、及び舌懸架エレメントに固定された前方ループ1036と舌骨拡張装置の後方端1034との間に延在する第2の可撓性接続部1065を残して、身体によって吸収され得る。図17A及び図17Bに示される実施形態は、動作の任意の特定の理論に制限されないが、少なくとも部分的に吸収可能な舌骨拡張装置を提供することで、剛性構造の不在下で長期の横方向の安定が提供され、それによって、長期の快適さと患者のコンプライアンスを改善させると考えられる。インプラント後に必要に応じて、外科医は、後に、開口部1041A、1041Bに隣接する横方向に延在する可撓性接続部1055を切断し、切除部分が除去され得ることによって、舌骨拡張装置1030を取り外し得る。同様に、長手方向の可撓性接続部1056はまた、前方ループ1036及び/又は後方端1034に隣接する部材を切断することによって取り外され得る。
図18A及び図18Bを参照すると、一実施形態において、舌骨拡張装置1130は、前方端1132と、後方端1134と、舌懸架エレメントで連結されるように適合された前方端に隣接する前方ループ1136とを含む。舌骨拡張装置1130は、好ましくは、その前方端と後方端との間に延在する細長シャフト1140を含む。舌骨拡張装置1130は、好ましくは、細長シャフト1140の両側から横方向に延在する第1の安定化棒1138Aと、好ましくは、細長シャフト1140の両側からも延在する第2の安定化棒1138Bとを含む。図18Bを参照すると、第1及び第2の安定化アームは、互いから垂直方向に離間され、第1の安定化棒1138Aが、細長シャフト1140の長手方向軸Aの上に横たわり、第2の安定化棒1138Bが、細長シャフト1140の長手方向軸の下で延在する。安定化アーム1138Aと1138Bとの間の垂直方向の間隔は、アームが、オトガイ舌骨又は二腹筋等の一組の筋肉の上下に定置されることを可能にし、対になった筋肉が3つの側面から捕捉されることを可能にする垂直方向の安定性を提供する。
一実施形態において、滑らかなコーティングは、舌骨拡張装置の外面上に定置され得、舌骨拡張装置の細長シャフト又は横方向に延在する安定化アームのいずれかに対して、摺動する筋肉組織の抵抗を低減する。一実施形態において、滑らかなコーティングは、カテーテル上に使用される材料等の親水性材料を含み得る。
一実施形態において、舌懸架エレメント及び/又は舌骨拡張装置は、不織布又は織布の上に提供されるシリコーン等のコーティングを有し得、内部成長に対して不浸透性であるが、経時的に適合したままである、可撓性インプラントを提供する。一実施形態において、不織布又は織布は、それ自体に溶接されるか、又は形成され得、座屈に対する軸耐性を提供するか、よじれに抵抗する方向的支持を提供するか、又は倒壊を防止する一方、筋肉組織の間により大きな可撓性表面積を提供して、ねじれを防止する。
本明細書に開示される非吸収性材料は、非吸収性ポリマー、シリコーン、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリカーボネート、ポリウレタン及びポリプロピレン等のポリマー材料、ニチノール、ステンレス鋼、及び/又は複合材料を含み得る。
本発明の一実施形態において、OSA治療のためのシステムには、舌を通って延びる線維(筋線維など)の周りに巻き付けられた細長エレメントが含まれる。一実施形態において、線維のうちのいくつかは、好ましくは、固有の垂直筋線維等の舌を通って一般に垂直方向に延在する、固有の筋線維である。本実施形態において使用される用語「垂直」とは、人体の上端及び下端に対する方向を示す。細長エレメントは、好ましくは、筋線維の周囲に少なくとも1周ループ状になっており、これによりループ内に筋線維が捕捉される。ループ状になった細長エレメントは、垂直に延びる線維に対して実質的に水平面に延在し得る。一束の筋線維をループ状になった細長エレメント内に捕捉すると、筋線維は望ましくは、細長エレメントによって圧密又は圧縮される。一実施形態において、細長エレメントの自由端に張力をかけることができ、これにより向かい合う咽頭壁から離れるよう舌を動かすことができる。細長エレメントの自由端は、舌を前方にシフトした位置に維持するために下顎下筋肉組織内のインプラントされた舌骨拡張装置に固定し得、これにより睡眠中に、舌の後部が、向かい合う咽頭壁に対して倒壊しない。
上述の実施形態は、動作の任意の特定の理論に制限されないが、固有の垂直筋等の舌内の固有の筋線維のいくつかが、それらが舌の上部粘膜面の近傍で終端すると一般に垂直方向に延在することが認識されている。このように、水平方向に延びるバンド又はループを、垂直に延在する線維の束の周囲に固定し、このバンド又はループを前方及び/又は下方方向に引っ張って、舌の位置を動かすことができる。テザー又は細長エレメントは、このバンド又はループと連結させることができ、テザー又は細長エレメントの下端を下顎下筋肉組織に固定した状態で、舌を前方にシフトした位置に保持することができ、これにより舌の後部は、向かい合う咽頭壁から間隔を開けた状態のままとなる。
本発明は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群及び呼吸低下を処置するための従来技術のシステム、装置、及び方法に優る多くの利点を提供する。まず、本明細書に開示されるシステム、装置、及び方法は、侵襲が最低限の単純な外科的手技を提供する。典型的には、本明細書に開示されるシステム、装置、及び方法は、外来処置の間に利用し得る。加えて、本明細書に開示されるシステム、装置、及び方法は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群及び呼吸低下の措置の即効性及び長期的結果の両方を提供する。更に、本明細書に開示されるシステム、装置、及び方法は、かなり高い患者コンプライアンスを必要としない。
加えて、本発明は舌の後側部分を不動の硬構造(例えば、下顎)に固定せず、好ましくは軟組織又は可動組織内及び又は軟組織又は可動組織に対してのみ固定を行う。よって、本発明は嚥下又は発語に影響する可能性が大幅に低くなり、これにより、先行技術の装置、システム及び方法に対して大きな改善をもたらす。本発明はまた、好ましくは、長期的な生物適合性を有する材料を用いる。
本明細書に開示される様々な実施形態は、人での使用を目的としているが、本発明は、哺乳動物において、及び気道を有する動物において使用され得ることが想到される。更に、本明細書に開示されるシステム、装置、及び方法は、生体適合性である任意の材料、並びに装置がインプラントされた後の拒絶反応を最小限にし、身体による装置の許容を改善する任意の溶液又は構成成分を組み込み得る。
本発明は、同一出願人による米国特許出願第12/182,402号(2008年7月30日出願)、同第12/183,955号(2008年7月31日出願)、同第12/257,563号(2008年10月24日出願)、同第12/261,102号(2008年10月30日出願)、及び同第12/325,350号(2008年12月1日出願)、並びに米国特許出願公開第2007/0005109号及び同第2007/0005110号に開示される特徴のうちの1つ以上を組み込み得、それらの開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書に使用される項目は整理目的のものであり、本明細書又は請求項の範囲を制限するために使用することを意図したものではない。本出願全体に使用される用語「〜得る(may)」は、許可の意味(即ち、その可能性を有するという意味)で使用されるものであり、命令の意味(即ち、しなければならないという意味)ではない。同様に、「含む(include、including、及びincludes)」は、それらを含むが限定されないことを意味する。理解を促進するために、可能な場合には、図に共通の同様エレメントを指定するために、同様の参照番号が使用される。
前述の事項は、本発明の実施形態に向けられているが、本発明の基本的範囲から逸脱することなく、本発明の他の実施形態、及び更なる実施形態を考案することができる。したがって、本発明の範囲は、添付の「特許請求の範囲」に明記されるようにのみ限定される。
〔実施の態様〕
(1) 閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのシステムであって、
舌内にインプラント可能な第1のエレメントと、
前記第1のエレメントと連結されるように適合された第1の端と、舌骨と連結されるように適合された第2の端とを有する、第2のエレメントと、を備える、システム。
(2) 前記第1及び第2のインプラント可能なエレメントが、組織の内部成長に対して実質的に不透過性である外面を有する、実施態様1に記載のシステム。
(3) 前記第1及び第2のインプラント可能なエレメントが、生体適合性かつ非吸収性である、実施態様1に記載のシステム。
(4) 前記第1のインプラント可能なエレメントが、ポリテトラフルオロエチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、テレフタレート(teraphthalate)、ポリプロピレン、及びシリコーンからなる群から選択される材料を備える、実施態様1に記載のシステム。
(5) 前記第2のインプラント可能なエレメントが、e−PTFE、Teflon(登録商標)、ポリプロピレン、シリコーン、ポリウレタン、ニチノール、ステンレス鋼、ポリエチレンテレフタレート、及びシルクからなる群から選択される材料を備える、実施態様1に記載のシステム。
(6) 前記第1のインプラント可能なエレメントが、細長であり、
第1の端と、第2の端と、前記第1の端と前記第2の端との間に位置する中央区画と、を備え、前記第1のインプラント可能なエレメントの断面積が、その長さに沿って実質的に一定である、実施態様1に記載のシステム。
(7) 前記第1のインプラント可能なエレメントの前記中央領域が、前記第1のインプラント可能なエレメントのより幅広の領域を画定するバットレスを備える、実施態様6に記載のシステム。
(8) 前記第1のエレメントが、前記バットレスが、前記舌の前方−後方軸を横断する軸に沿って延在するように、前記舌内にインプラント可能である、実施態様7に記載のシステム。
(9) 前記第2のインプラント可能なエレメントの前記第1の端が、前記第1のインプラント可能なエレメントの前記第1及び第2の端のうちの少なくとも1つを、前記第2のインプラント可能なエレメントに固着するための少なくとも1つの固定ポイントを備える、実施態様6に記載のシステム。
(10) 前記少なくとも1つの固定ポイントが、前記第1のインプラント可能なエレメントの前記第1及び第2の端のうちの少なくとも1つを受容するように適合されたループを備える、実施態様9に記載のシステム。
(11) 前記第1のインプラント可能なエレメントが、細長い可撓性のリボン、又は細長い縫合糸を備える、実施態様1に記載のシステム。
(12) 前記第2のインプラント可能なエレメントが、少なくとも一対の横方向に延在する安定化アームを備える、実施態様1に記載のシステム。
(13) 前記少なくとも一対の横方向に延在する安定化アームが、前記第2のインプラント可能なエレメントの前記第1の端に隣接して位置する、実施態様12に記載のシステム。
(14) 前記第2のインプラント可能なエレメントの前記第2の端が、舌骨の前面と一致し、かつそれを係合するように適合された、少なくとも1つの凹面を備える、実施態様1に記載のシステム。
(15) 前記第2のインプラント可能なエレメントの前記第2の端が、一対の離間されたアームを備え、前記離間されたアームのそれぞれが、前記第2のインプラント可能なエレメントを前記舌骨の前記前面と連結させるように適合された凹面を有する後方端を有する、実施態様14に記載のシステム。
(16) 前記第2のエレメントが更に、
頂面と底面とを有するディスクと、
前記第1のエレメントの下端を受容するための、前記ディスクの前方端に隣接して位置し、前記プレートの前記頂面から前記底面に延在する、少なくとも1つの貫通孔と、を備える、実施態様1に記載のシステム。
(17) 閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのシステムであって、
舌内にインプラントされた上端と、前記舌下に延在する下端とを有する、第1のエレメントと、
前記舌下に位置する筋肉面の間にインプラントされた第2のエレメントであって、前記第2のエレメントが、前記第1のエレメントの前記下端と連結した前方端と、舌骨と連結された後方端とを有し、前記第1及び第2のエレメントが、組織の内部成長に対して実質的に不透過性である外面を有する、第2のエレメントと、を備える、システム。
(18) 前記第1のエレメントの前記上端が、前記舌内にインプラントされた少なくとも1つのループを備え、前記第1のエレメントの前記下端が、前記第1のエレメントを前記第2のエレメントへ固定するように適合された、少なくとも1つの自由端を備える、実施態様17に記載のシステム。
(19) 前記第2のエレメントの前記前方端が、前記第1のエレメントの前記少なくとも1つの自由端を、前記第2のエレメントの前方端へ固定するための固定ポイントを備え、前記第2のエレメントの前記後方端が、前記舌骨の前面に係合するように適合された、少なくとも1つの凹面を備える、実施態様18に記載のシステム。
(20) 前記第2のエレメントが更に、
頂面と底面とを有するディスクと、
前記第1のエレメントの前記下端を受容するための、前記ディスクの前方端に隣接して位置し、前記プレートの前記頂面から前記底面に延在する少なくとも1つの貫通孔と、を備える、実施態様17に記載のシステム。
(21) 前記第2のエレメントが、
第1の区画と、
前記第1の区画から離間された第2の区画と、
前記第1及び第2のプレートが互いに対して移動することを可能にするように、前記第1及び第2の区画を共に連結する、少なくとも1つのバネエレメントと、を備える、実施態様17に記載のシステム。
(22) 前記第1及び第2のプレートのそれぞれの主要頂面の間に延在し、それらの上にある第1の可撓性フィルムと、
前記第1及び第2のプレートのそれぞれの主要底面の間に延在し、それらの上にある第2の可撓性フィルムと、を更に備え、前記第1及び第2の可撓性フィルムが、前記少なくとも1つのバネエレメントを被覆する、実施態様21に記載のシステム。
(23) 閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するための方法であって、
2つの端と、組織の内部成長に対して実質的に不透過性である外面とを有する、舌懸架エレメントを提供することと、
前記舌懸架エレメントの少なくとも一部分を、舌内にインプラントすることと、
前記舌懸架エレメントの少なくとも1つの端を、前記舌下に位置付けることと、
前方端と、後方端と、組織の内部成長に対して実質的に不透過性である外面と、を有する、舌骨拡張装置を提供することと、
前記舌骨拡張装置を、前記舌下に位置する筋肉面の間にインプラントすることと、
前記舌懸架エレメントの少なくとも1つの端を、前記舌骨拡張装置の前記前方端と連結することと、
前記舌の後面を咽頭壁の反対面から離れて移動させるために、前記舌骨拡張装置の後方端を舌骨に連結することと、を含む、方法。
(24) 前記舌骨拡張装置の前記後方端が、少なくとも1つの凹面を備え、前記方法が更に、前記舌骨拡張装置の前記後方端における前記少なくとも1つの凹面を、前記舌骨の前面に対して連結することを含む、実施態様23に記載の方法。
(25) 前記舌骨拡張装置の前記後方端を前記舌骨に連結するために、縫合糸、クリップ、クランプ、ステープル、棘、又は接着剤を使用することを更に含む、実施態様23に記載の方法。

Claims (16)

  1. 閉塞性睡眠時無呼吸症を処置するためのシステムであって、
    第1のインプラント可能なエレメントであって、前記第1のインプラント可能なエレメントは細長く、第1の端、第2の端、及び前記第1の端と第2の端との間に位置する中央区画を備え、前記中央区画は舌内にインプラント可能であり、前記第1および第2の端が舌下に位置する下顎下領域へと延びる、第1のインプラント可能なエレメントと、
    第2のインプラント可能なエレメントであって、前記下顎下領域内の筋肉面と筋肉面との間にインプラント可能であり、前記第1のインプラント可能なエレメントの前記第1及び第2の端と連結されるように適合された前方端と、舌骨の前面と連結されるように適合された後方端とを有する、第2のインプラント可能なエレメントと、を備える、システム。
  2. 前記第1及び第2のインプラント可能なエレメントが、組織の内部成長に対して実質的に不透過性である外面を有する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1及び第2のインプラント可能なエレメントが、生体適合性かつ非吸収性である、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記第1のインプラント可能なエレメントが、ポリテトラフルオロエチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、テレフタレート、ポリプロピレン、及びシリコーンからなる群から選択される材料を備える、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記第2のインプラント可能なエレメントが、e−PTFE、Teflon(登録商標)、ポリプロピレン、シリコーン、ポリウレタン、ニチノール、ステンレス鋼、ポリエチレンテレフタレート、及びシルクからなる群から選択される材料を備える、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記第1のインプラント可能なエレメントの断面積が、その長さに沿って実質的に一定である、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記第1のインプラント可能なエレメントの前記中央区画が、前記第1のインプラント可能なエレメントのより幅広の領域を画定するバットレスを備える、請求項1〜6のいずれかに記載のシステム。
  8. 前記第1のインプラント可能なエレメントが、前記バットレスが、前記舌の前方−後方軸を横断する軸に沿って延在するように、前記舌内にインプラント可能である、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記第2のインプラント可能なエレメントの前記前方端が、前記第1のインプラント可能なエレメントの前記第1及び第2の端のうちの少なくとも1つを、前記第2のインプラント可能なエレメントに固着するための少なくとも1つの固定ポイントを備える、請求項6に記載のシステム。
  10. 前記少なくとも1つの固定ポイントが、前記第1のインプラント可能なエレメントの前記第1及び第2の端のうちの少なくとも1つを受容するように適合されたループを備える、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記第1のインプラント可能なエレメントが、細長い可撓性のリボン、又は細長い縫合糸を備える、請求項1に記載のシステム。
  12. 前記第2のインプラント可能なエレメントが、少なくとも一対の横方向に延在する安定化アームを備える、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記少なくとも一対の横方向に延在する安定化アームが、前記第2のインプラント可能なエレメントの前記前方端に隣接して位置する、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記第2のインプラント可能なエレメントの前記後方端が、舌骨の前面と一致し、かつそれを係合するように適合された、少なくとも1つの凹面を備える、請求項1に記載のシステム。
  15. 前記第2のインプラント可能なエレメントの前記後方端が、一対の離間されたアームを備え、前記離間されたアームのそれぞれが、前記第2のインプラント可能なエレメントを前記舌骨の前記前面と連結させるように適合された凹面を有する後方端を有する、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記第2のインプラント可能なエレメントが更に、
    頂面と底面とを有するディスクと、
    前記第1のインプラント可能なエレメントの下端を受容するための、前記ディスクの前方端に隣接して位置し、前記プレートの前記頂面から前記底面に延在する、少なくとも1つの貫通孔と、を備える、請求項1に記載のシステム。
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