JP2011509131A - フィステル再循環および心肺再循環の全再循環に対するフィステル内の再循環および/または心肺再循環の比率を求める方法 - Google Patents

フィステル再循環および心肺再循環の全再循環に対するフィステル内の再循環および/または心肺再循環の比率を求める方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、置換液体が特定の置換流量でダイアライザ(1)またはフィルタの第1のチャンバ(3)の上流側または下流側の血液に送られ、一方で液体が血液から特定の流量でダイアライザ(1)またはフィルタの膜(2)を介して引き出される体外血液治療中、フィステル再循環および心肺再循環の総和に対するフィステル再循環および/または心肺再循環の比率を求める方法および機器に関する。本発明による方法および本発明による機器は、置換流量Qsが、ダイアライザまたはフィルタの下流側または上流側で所定の量だけ変更され、その間、ダイアライザの膜を通って引き出される液体の流量QFMが変更されることを特徴とする。血液量またはヘマトクリット値に基づいてフィステル再循環Rを算出するために、血液量RBV(t)または血液量に関連付けられた変数、たとえばヘマトクリット値Hct(t)が、置換流量、またはダイアライザまたはフィルタ膜を通って引き出される液体の流量を変更する前後で求められる。加えて、フィステル再循環(R)および心肺再循環(Rcp)の総和Rが求められる。フィステル再循環(R)および/または心肺再循環(Rcp)の総和に対するフィステル再循環(R)および/または心肺再循環(Rcp)の比率が、求められたフィステル再循環(R)ならびにフィステル再循環(R)および心肺再循環(Rcp)の総和Rから算出される。

Description

本発明は、膜によって第1のチャンバおよび第2のチャンバに分割されたダイアライザまたはフィルタの第1のチャンバを含む体外血液回路と、ダイアライザまたはフィルタの第2のチャンバを含む流体システムとを備え、血液が、特定の血流量でダイアライザまたはフィルタの第1のチャンバに送られ、置換流体が、特定の置換流量でダイアライザまたはフィルタの第1のチャンバの上流側または下流側の血液に送られ、流体が、特有の流量で、血液からダイアライザまたはフィルタの膜を介して引き出される体外血液治療用機器のための、フィステル再循環および心肺再循環の総和におけるフィステル内の再循環および/または心肺再循環の割合を求める方法に関する。
また本発明は、体外血液治療用機器のためのフィステル再循環および心肺再循環の総和におけるフィステル再循環および/または心肺再循環の割合を求める装置に関する。さらに本発明は、フィステル再循環および心肺再循環の総和におけるフィステル再循環および/または心肺再循環の割合を求める装置を備えた体外血液治療機器に関する。
通常は尿と共に除去される物質を取り除くため、また、流体を引き出すために、体外血液治療および浄化のためのさまざまな方法が用いられている。血液透析の場合、患者の血液は、身体の外側においてダイアライザで浄化される。ダイアライザは、半透膜によって分離された血液チャンバおよび透析流体チャンバを備える。治療中、患者の血液は、血液チャンバを通って流れる。通常は尿と共に除去される物質から血液を効果的に浄化するために、新鮮な透析流体が、透析流体チャンバを通って連続的に流れる。
透析流体と血液の間の濃度差(拡散)による血液透析(HD)の場合、ダイアライザの膜を通るより小分子の物質の移送が実質的に求められるが、血漿水分中に溶解した物質、特により大分子の物質は、ダイアライザの膜を通る高流量の流体(還流)による血液ろ過(HF)の場合に効果的に取り除かれる。ダイアライザは、血液ろ過におけるフィルタとして作用する。血液透析ろ過(HDF)は、この2つの方法の組合せである。
血液(透析)ろ過の場合、ダイアライザの膜を通って血液から引き出された流体の一部が、殺菌置換流体に置き換えられるが、この殺菌置換流体は、一般に、ダイアライザの上流側またはダイアライザの下流側にある体外血液回路に送られる。ダイアライザの上流側への置換流体の供給は前希釈とも称され、ダイアライザの下流側への供給は後希釈とも称される。
透析流体がオンラインで新鮮な水および透析流体濃縮物から調製され、置換流体がオンラインで透析流体から調製される、血液(透析)ろ過のための機器が知られている。
既知の血液(透析)ろ過機器の場合、置換流体(置換物)が、この機器の流体システムから置換物供給ラインを介して体外血液回路に送られる。前希釈の場合、置換物ラインは、ダイアライザまたはフィルタの上流側の動脈血液ライン上の接合点に至り、一方で後希釈の場合、置換物ラインは、ダイアライザまたはフィルタの下流側の静脈血液ライン上の接合点に至る。置換物ラインは、たとえば、それによって静脈または動脈の血液ラインに連結され得る連結器を備える。流体供給を中断するために、クランプまたはそのようなものが、置換物ラインに設けられる。そのような血液(透析)ろ過機器は、たとえば欧州特許出願公開第0189561号明細書から知られている。
長期にわたる血液浄化療法、たとえば血液透析、血液ろ過、および血液透析ろ過の既知の方法では、血管系へのアクセスとして、動静脈のフィステルが外科的に適用されることが多い。インプラントの使用もまた可能である。以下において「フィステル」と言うとき、これは、患者の静脈と動脈の間の任意の種類の連結を意味すると理解される。
フィステルを通って流れる血液は、実際の透析治療中のみ使用される。透析が行われない期間、フィステル内の血流は、機能上の左/右シャントに対応し、この場合、毎分心拍出量(HMV)からもたらされる動脈血の一部は、末梢用途を迂回して静脈系および心臓に直接送られる。フィステルの流れは、心臓および肺を介して再循環する。毎分心拍出量内のフィステルの流れの機能的部分は、心肺再循環として定義される。
心肺再循環は、患者の循環負荷のみならず、透析の効率にも影響を及ぼす。体外回路からの透析された血液は、体の大循環からの静脈逆流と混合され、それによって全身循環領域を迂回するので、動脈血液内の透析可能な成分の濃度が系統的に低減される結果となる(D.Schneditzら、:Cardiopulmonary recirculation during haemodialysis. Kidney Int.42:1450〜1456、1992年)。
フィステルの機能的能力で重要なのは、そのかん流である。フィステルの流れが臨界値を下回って減少する場合、フィステル閉塞のリスクが増大し、それに伴って血管アクセスが損失する可能性があり、これは、透析治療では、重要な合併症となる(W.Bayら、:Color Doppler flow predicts PTFE graft failure、J.Am.Soc.Nephrol.5:407(1994年))。透析治療中のフィステルの流れが体外の血流(Q)よりも少ない場合、局所的なフィステル再循環が起こり、それによって静脈血液ラインでフィステルに送り返された透析された血液の一部が、再度動脈血液ラインを介してダイアライザに送られる。フィステル再循環Rにより、透析効果が著しく低下する(F.Gotch:「Models to predict recirculation and its effects on treatment time in single−needle−dialysis」、First Intel.Symposium on Single−Needle−Dialsis、publisher:S.Rignoir、R.Vanholder and P.Ivanovich、Cleveland、ISAO Press、1984年、305ページ以下)。したがって、血管アクセスの品質の測定が、透析治療における品質保証の重要な手段である。
臨床上の重要性のために、フィステル再循環(R)を測定する様々な方法が知られている。そのすべてに共通するのは、体外回路の静脈分枝内で変えられる、血液の物理的または化学的特性量の測定である。血液の物理的または化学的特性量は、インジケータの手動注入によって、または間接的にダイアライザの調製ユニットを介することによっても変えることができる。
熱希釈法と称される再循環の測定のための方法は、EDTNA−ERCA Journal19、6(1993年)から知られている。この既知の方法では、透析流体回路内で短時間の温度低下が引き起こされ、この温度低下は、体外回路の静脈分枝に伝えられ、再循環が起こるときに、体外回路の動脈分枝内での検出可能な急激な温度変化をもたらす。
熱希釈法と称される方法を実施する既知の装置は、動脈分枝内に配置された温度センサと、体外回路の静脈分枝内の温度センサとを備える。静脈の温度センサは、透析流体回路内で生じた温度降下に起因する温度の急激な変化を検出するために使用される。測定された温度の急激な変化は、時間で積分され、あるいは別の形で特徴付けられ、その後、動脈の測定センサ内に記録された温度経過と比較される。2つの温度積分の互いの比または他の特性量の比が、フィステルおよび心肺再循環による透析治療の効率の全体的な低減の尺度となる。
再循環の測定のための既知の装置が、実際に試され、試験されてきた。しかし、フィステル再循環Rと心肺再循環RCPとの合計に相当する以下では再循環Rとして示される全再循環しか測定できないことが欠点であることが判明している。
再循環R、すなわちフィステル再循環(R)および心肺再循環(RCP)の総和を測定する方法はまた、独国出願公告第19702441号明細書からも知られている。この既知の方法では、透析流体の物理的または化学的特性量が、ダイアライザの上流側の透析流体経路内で変更され、これが、血液側の物理的または化学的特性量の変化をもたらす。血液側における透析流体の特性量の変化は、ダイアライザの透析流体チャンバの下流側での透析流体の特性量の変化をもたらす。再循環を求めるために、ダイアライザの下流側の透析流体経路内で特性量が測定され、再循環Rが、時間の関数としての特性量の変化の経過から求められる。物理的または化学的特性量として、透析流体のイオン濃度、たとえば透析流体のNa濃度、または透析流体の温度もまた変更され、測定されることができる。しかし、ここでもその欠点は、既知の方法では、フィステル再循環Rと心肺再循環RCPを区別することが不可能であることである。
独国特許出願公告第19528907号明細書は、心肺再循環を求める方法を記載している。心肺再循環の測定は、血流の逆戻りの前後に自動的に行われる、互いに連続して続く再循環部分の2回の測定に基づいている。この既知の方法は、血流の逆戻りを必要とすることが欠点である。
再循環を求める方法は、米国特許第6537240号明細書から知られており、これは、所定の時間間隔内での限外ろ過流量の増減による、体外血液回路内での血液の組成物の変化に基づくものである。
欧州特許出願公開第0189561号明細書 独国出願公告第19702441号明細書 独国特許出願公告第19528907号明細書 米国特許第6537240号明細書
本発明の根本的な課題は、フィステル再循環および心肺再循環の全体におけるフィステル内の再循環および/または心肺再循環の割合を求めることを可能にする方法を提供することである。さらに、本発明の課題は、フィステル再循環および心肺再循環の全体におけるフィステル再循環および/または心肺再循環の割合を求める装置を利用可能にすることである。本発明の他の課題は、フィステル再循環および心肺再循環の全体におけるフィステル再循環および/または心肺再循環の割合を求める装置を備える体外血液治療機器を提供することである。
本発明によれば、これらの課題は独立請求項の特徴によって解決される。本発明の有利な実施形態は、下位請求項の主題である。
以下では再循環とも称される、フィステル再循環と心肺再循環との総和におけるフィステル再循環および/または心肺再循環の割合を求める、本発明による方法および本発明による装置は、体外血液治療を必要とし、この体外血液治療では、置換流体が特定の置換流量でダイアライザまたはフィルタの第1のチャンバの上流側または下流側の血液に送られ、流体が、特定の流量で血液からダイアライザまたはフィルタの膜を介して引き出される。本発明による方法および本発明による装置は、この置換流量が、ダイアライザまたはフィルタの上流側または下流側において所定量だけ変更され、同時に、ダイアライザの膜を通って引き出される流体の流量が変更されるという事実に基づいている。
置換流量、またはダイアライザもしくはフィルタの膜を通って引き出される流体の流量を変更する前に、血液量RBV(t)または血液量に関連する量、たとえばヘマトクリット値Hct(t)、血液濃度またはヘモグロビン濃度が求められる。血液量またはヘマトクリット値が、置換流量または膜を通って引き出される流体の流量を変更する前に知られている場合、血液量またはヘマトクリット値の測定は省くことができる。
置換流量、または膜を通って引き出される流体の流量を変更した後、置換流量または膜を通って引き出される流体の流量を変化させた結果として、血液量または血液量に関連する量の変化を検出することを可能にするために、血液量または血液量に関連する量が再度求められる。原則的に、流量の変化の前後での血液量は絶対量として求められる必要はなく、むしろ置換流量またはダイアライザの膜を通って引き出される流体の流量を変化させた結果として血液量の変化を求めることで十分である。たとえば、流量の変化の前後での相対血液量の商を求めることで十分である。
フィステル再循環Rは、血液量または血液量に関連する量を、置換流量および膜を通って引き出される流体の流量の変化の前後で比較することに基づいて求められる。したがって、フィステル再循環Rは、血液量の変化に基づくのみで求めることが可能である。変更された血液量値は比較的すばやく到達するため、フィステル再循環の測定は、実際には1分から2分の間になり得る比較的短い測定時間によって特徴付けられる。この比較的短い測定時間の効果は、再循環R、すなわちフィステル再循環と心肺再循環との総和において、フィステル再循環の割合だけが検出され、心肺再循環の割合は検出されないことである。心肺再循環は、この比較的短い測定時間が経過して初めて起こるため、再循環のこの割合は検出されない。
再循環Rにおけるフィステル再循環Rの割合を求めるために、再循環Rは既知の方法で確認される。再循環Rは、たとえば、熱希釈法として知られている方法で求めることができる(EDTNA−ERCA Journal 19、6(1993年))。しかし、他の既知の方法で再循環を求めることも可能である。
再循環Rが求められるとすぐに、再循環Rにおけるフィステル再循環Rの割合および/または再循環Rにおける心肺再循環RCPの割合が求められる。心肺再循環RCPは、フィステル再循環Rを求めた後、再循環Rと再循環Rの差から算出することができる。
したがって、本発明による方法および本発明による装置は、再循環におけるフィステル再循環および心肺再循環のそれぞれの割合を確認できるようにするために、置換流量およびダイアライザまたはフィルタを通って引き出される流体の流量の変化に基づいてフィステル再循環を迅速に求めること、ならびにフィステル再循環および心肺再循環の総和を求めることの組合せによって実質的に特徴付けられる。
置換流量および膜を通って引き出される流体の流量の変化に基づいてフィステル再循環を求めることは、これらの流量の変化が、血液濃度または血液成分の濃度の変化をもたらすという事実に基づいている。体外血液回路内には、時間が限られた「ボーラス」を示すある種の濃縮または希釈された「血柱」が形成され、それは、フィステル内を非常にすばやく再循環するため、それよりも遅い心肺再循環の開始前に体外血液回路内で検出することができる。その結果、心肺再循環ではなくフィステル再循環が、比較的迅速な測定で検出され、それにより、既知の測定方法を用いたフィステルおよび心肺再循環の総和の測定後、再循環におけるフィステルおよび/または心肺再循環のそれぞれの割合を求めることができる。原則的に、体外血液回路の動脈または静脈分枝内の血液量または血液量に関連する量、たとえばヘマトクリット値が求められるかどうかは重要ではない。その理由は、体外回路の静脈または動脈の分枝における量は、動脈または静脈の分枝内におけるこの特性量の測定後に算出できるためである。
本発明による方法および本発明による装置の好ましい実施形態は、置換流量およびダイアライザまたはフィルタの膜を通って引き出される流体の流量が、同じ量だけ低減するのを実現する。
別の実施形態では、ダイアライザまたはフィルタの上流側または下流側で中断された置換流体の供給、およびダイアライザまたはフィルタの膜を介した流体の引き出しが、完全に中断される。この中断は、好ましくは所定の時間間隔の間行われ、それにより、その時間間隔が経過した後、元の状態が復元される。
しかし、原則的に、置換流量およびダイアライザまたはフィルタの膜を通って引き出される流体の流量を、好ましくは同じ量だけ増大させる、あるいはダイアライザまたはフィルタの上流側または下流側の置換流体の供給およびダイアライザまたはフィルタの膜を介した流体の引き出しを実施することも可能であり、血液量または血液量に関連する量は、事前におよび事後に測定される。ここでもやはり、「血柱」の形成があり、血液は後希釈で希釈され、前希釈で濃縮する。
既知の血液治療機器における本発明による方法の実施は、装置に関して多額の出費を必要としないが、これは、置換ポンプを短時間停止させること、および流体をダイアライザまたはフィルタの膜を介して引き出すことができないようにダイアライザまたはフィルタを体外血液回路から分離することしか必要としないからである。たとえば、測定は、置換ポンプが停止され、バイパス内にダイアライザが接続される血液治療機器を用いて、既知の圧力保持試験と共に実施することができる。
フィステルと心肺再循環との総和におけるフィステル再循環および/または心肺再循環の割合を求める装置を備えた体外血液治療機器の非常に簡易化された概略図である。 体外血液治療中の時間の関数としての相対血液量を示すグラフである。 体外血液治療のあるセグメント中の時間の関数としての相対血液量の経過を示す拡大グラフである。
本発明による血液治療機器の実施形態の一例を、図を参照して以下で詳細に説明するが、前記機器は、フィステルと心肺再循環との総和におけるフィステル再循環および/または心肺再循環の割合を求める、本発明による装置を備える。
図1は、再循環におけるフィステル再循環および/または心肺再循環の割合を求めるのに適切な体外血液治療機器の主要構成要素を概略図で示している。
本発明の血液治療機器は、ダイアライザ1を備える血液(透析)ろ過機器であり、ダイアライザ1は、半透膜2によって、血液チャンバと称されて血液が流れる第1のチャンバ3と、ダイアライザ流体チャンバと称されて透析流体が流れる第2のチャンバ4とに分離される。第1のチャンバ3は、体外血液回路5A内に組み込まれ、一方で第2のチャンバ4は、血液(透析)ろ過機器の透析流体システム5B内に組み込まれる。
体外血液回路5Aは、チャンバ3の入口3aに至る動脈血液ライン6と、ダイアライザ1のチャンバ3の出口3bから離れる静脈血液ライン7とを備える。患者の血液は、血液ライン6上に配設された動脈血液ポンプ8、特にローラポンプによってダイアライザ1の血液チャンバ3を通って送られる。血液ポンプは、血液を特定の血流量Qでダイアライザの血液チャンバ3に送る。血液ライン6、7およびダイアライザ3は、1回使用の使い捨て品を形成し、透析治療用透析機器内に挿入される。気泡を排除するために、空気分離器(ドリップチャンバ)を動脈および静脈の血液ライン内に組み込むことができる。
新鮮な透析流体が、透析流体源9内で調製される。透析流体源9からは、透析流体供給ライン10が、ダイアライザ1の透析流体チャンバ4の入口4aに至る。透析流体排出ライン11は、透析流体チャンバ4の出口4bからドレイン12に至る。第1の透析流体ポンプ13は、透析流体供給ライン10内に組み込まれ、第2の透析流体ポンプ14は、透析流体排出ライン11内に組み込まれる。第1の透析流体ポンプ13は、透析流体を透析流体源から特定の透析流体送出量Qdiで透析流体チャンバ4の入口4aに送り、一方で第2の透析流体ポンプ14は、透析流体を特定の透析流体排出量Qdoで透析流体チャンバ4の出口4bからドレイン12に送る。
透析治療中、透析流体を、第1の透析流体ポンプ13の上流側の透析流体供給ライン10から分岐する置換流体ライン15を介して、置換流体として透析流体システム5Bから体外血液回路5Aに送ることができる。置換流体ライン15は、2つのラインセグメント15aおよび15bを備え、その一方のラインセグメント15aは動脈血液ライン6に至り、他方のラインセグメント15bは静脈血液ライン7に至る。
置換流体は、置換流体ライン15が中に挿入される置換ポンプ16、特にローラポンプを用いて送られる。2つのチャンバ17a、17bに分割された殺菌フィルタ17が、置換ポンプの上流側の置換流体ライン15内に組み込まれる。置換ポンプは、それぞれのラインおよび殺菌フィルタとともに、透析機器の置換装置を形成する。置換流体ライン15の2本のラインセグメント15a、15bをクランプ締めするために、遮断要素、たとえばチューブクランプを設けることができるが、これは図の明瞭化のために示されていない。
血液ポンプ8、第1および第2の透析流体ポンプ13および14、ならびに置換ポンプ16は、制御ライン8’、13’、14’、16’を介して中央制御調節ユニット18に接続され、そこからポンプが、所定の治療パラメータを考慮に入れて制御される。
血液(透析)ろ過機器が血液透析機器として作動する場合、血液ポンプ8ならびに第1および第2の透析流体ポンプ13および14が作動され、それによって透析流体はダイアライザ1の透析流体チャンバ4を通って流れる。血液(透析)ろ過機器が血液透析ろ過機器として作動する場合、置換ポンプ16が作動され、それにより、殺菌透析流体が、置換流体として殺菌フィルタ16を介して、任意選択で血液ポンプ8の下流側かつ血液チャンバ3の上流側の動脈供給点15A(前希釈)、または血液チャンバの下流側の静脈供給点15B(後希釈)に流れる。しかし、単に血液ろ過機器としてのみの血液(透析)ろ過機器の作動は、第1の透析流体ポンプ13が作動されず、したがってダイアライザの透析流体チャンバ内への透析流体の供給が中断される場合にも可能である。
再循環におけるフィステル再循環および/または心肺再循環の割合を求める装置は、体外血液治療機器の一構成要素である。装置は、血液治療機器の中央制御演算ユニット18の一構成要素である制御ユニットを備える。
さらに、機器は、相対血液量RBV(t)または血液量に関連する量、たとえばヘマトクリット値Hct(t)を求めるユニット19を備える。このユニットは、図1に概略的にのみ示されているが、これは、血液量またはヘマトクリット値を測定するための装置が、当業者に既知であるためである。原則的に、これらの量を測定するためのすべての既知の装置を使用することができる。本実施形態の例では、動脈血液ライン6を通って流れている血液中の相対血液量またはヘマトクリット値が求められる。
加えて、この機器は、フィステル再循環Rと心肺再循環Rcpとの総和を求めるユニット20を備える。そのような装置はまた、当業者に知られている。たとえば、熱希釈法(EDTNA−ERCA Journal 19、6(1993年))として知られている方法によって再循環Rを求める装置を使用することができる。しかし、原則的に、再循環Rを求めるすべての他の既知の装置もまた使用することができる。
機器はまた、相対血液量またはヘマトクリット値を求めるユニット19および再循環を求めるユニット20にデータライン22、23を介して接続された評価ユニット21も備える。評価ユニットは、別のデータライン24を介して中央制御ユニット18と通信する。
体外血液治療中、制御ユニット18は、血液ポンプ8を、血液が血流量Qでダイアライザ1の血液チャンバ3内に流れるように制御し、第1および第2の透析流体ポンプ13、14を、透析流体が透析流体流量Qdiで透析流体チャンバ4内に流れ、透析流体が透析流体流量Qdoで透析流体チャンバ4から流出するように制御する。制御ユニット18は、置換ポンプ16を、置換流体が置換流量Qsで、任意選択で血液チャンバ3の上流側(前希釈)および/または下流側(後希釈)の血液に送られるように制御する。
次に、置換ポンプ16が置換流体を置換流量Qsで血液チャンバの下流側の血液に供給する後希釈の場合を説明する。この場合、置換流体は置換流体ラインのラインセグメント15bを介して流れ、その間ラインセグメント15aは遮断される。
体外血液治療中、相対血液量RBV(t)またはヘマトクリット値Het(t)が、ユニット19によって連続的に監視される。図2は、数時間続く血液治療中の時間の関数として相対血液量の経過を示している。
再循環におけるフィステル再循環および/または心肺再循環の割合を求めるために、制御ユニット18は、置換ポンプ16を、その送出流量が、好ましくは所定の時間間隔の間のみ所定の量だけ低減される、あるいは置換ポンプが、好ましくは所定の時間間隔の間停止されるように制御する。それと同時に、制御ユニット18は、第1および第2の透析流体ポンプ13および14を、流量QFM、すなわち流体が体外血液回路からダイアライザの膜を介して引き出される流量が、置換流量が低減されるのと同じ量だけ同じ時間間隔の間低減される、あるいは膜を介した流体の引き出しが、同じ時間間隔内で完全に中断されるように制御する。これは、たとえば米国特許第4267040号明細書に記載された透析機械の場合と同様に、2つの透析流体ポンプ13および14の機能が1:1平衡システムおよび別個の限外ろ過ラインによって実施される透析機械によって特に容易にもたらすことができる。この場合、置換流体ライン15は、好ましくは平衡システムの下流側の透析流体供給ライン10から分岐する。次いで置換ポンプの電源が切られる場合、流体が体外血液回路からダイアライザの膜を介しての引き出しに対応して流量が低減する。次いでダイアライザが、ダイアライザ供給ラインとダイアライザ排出ラインの間でバイパス(図示せず)を用いて分断される場合、ダイアライザでのいかなる限外ろ過も防止される。
図2は、置換ポンプ16の電源が所定の短い時間間隔の間切られ、それと同時に第1および第2の透析流体ポンプ13、14が、流体(限外ろ過液)がダイアライザの膜を介して引き出されないように制御される場合を示している。ダイアライザの膜を介した流体の引き出しの中断を同時に伴う置換物ポンプの停止は、相対血液量RBV(t)またはヘマトクリット値Het(t)を短時間で変化させる。血液量RBV(t)の変化を、短いピークとして図2で明確に見ることができる。置換ポンプは、血液治療中、所定の時間間隔の間、所定の時間間隔で停止されるので、血液量の多数の短いピークが生じる。
図3は、血液治療のあるセグメント中の限外ろ過液の引き出しの中断を同時に伴って置換ポンプを停止させた結果としての、血液量の短時間の変化を拡大図で示している。相対血液量RBV(t)は、常に同じ量だけ減少することを理解することができる。同じことが血液量に関連する量、たとえばヘマトクリット値にも当てはまる。置換ポンプの電源が切られ、置換物の引き出しが中断された後、体外回路には、「ボーラス」を示すある種の濃縮された「血柱」が形成され、これが血液量RBVまたはヘマトクリット値の変化を導く。
相対血液量の低減または血液もしくは血液成分の密度の増大は、後希釈の場合、置換流体が血液に送られる置換流量Qs、および流体が血液からダイアライザまたはフィルタの膜を介して引き出される流体流量QFMが同時に低減した直後は、流体の対応する量が、置換流体による対応する希釈がダイアライザの下流側で行われることなく、ダイアライザから現在流出している血液から膜を介して依然として引き出されているという事実によるものである。その結果、ダイアライザまたはフィルタから流出する血液は、流量QsおよびQFMが低減した直後に濃縮される。したがって、ダイアライザを通過した後(後希釈)に血液に送られた置換流体の量の低減は、すぐにダイアライザの下流側の血液回路の血液または血液成分の密度の増大をもたらす。その反対に、流量QsおよびQFMが前希釈において低減される場合、ダイアライザまたはフィルタ内に位置する血液は、すでに置換流体の事前供給によって希釈されている。置換物の流れに対応するダイアライザ内のろ過は低減され、または無くなるため、この場合、患者に戻る血液密度は減少する、すなわち相対血液量は増大する。
相対血液量を求めるユニット19は、置換ポンプの停止前の相対血液量(RBV(t))、および置換ポンプの停止および限外ろ過液の引き出しを中断した後の相対血液量(RBV(t))を求める。置換流体の供給および限外ろ過液の引き出しが中断される時間は、相対血液量が測定される時間tまたはtとは一致しない。その反対に、測定は、前述の流量の変更前またはその後の特定の時間間隔内の時間で行われるが、これは、ポンプの電源が切られた後、「血柱」が測定点に達するまでに一定の時間がかかるためである。次いで、フィステル再循環Rが、以下に詳細に説明するように、置換ポンプの停止の前後の血液量の比k(RBV(t))/(RBV(t))に基づいて算出される。
個々の量は、以下のように示される:
:シャント/フィステル内の再循環
Hct:透析患者のヘマトクリット値
Hct:動脈針と血液ポンプの間の動脈血液ライン中のヘマトクリット値
Hct:静脈のドリップチャンバと静脈針の間の静脈血液ライン中のヘマトクリット値
BPR:血液ポンプの送出流量
UFR:正味限外ろ過流量
:置換ポンプの送出流量
α:血液ポンプの送出流量に対するUFRの比
β:後希釈での算出係数
β:前希釈での算出係数
RBV:相対血液量
FM:流体が血液からダイアライザの膜を介して引き出される流量
次の式が成り立つ:QFM=Q+UFR
次に後希釈の場合を検討する。血液ポンプ8は、血液を、送出流量BPRで体外回路5Aを通して時間tにおいて圧送しており、一方で置換ポンプ16は、置換流体を、送出流量Qでダイアライザ1またはフィルタの血液チャンバ3の下流側の体外回路内の血液に供給しており、流体は、流量Qsでダイアライザの膜2を介して引き出されているものとする。
Figure 2011509131
次に、置換ポンプは、時間tで停止され、それと同時にダイアライザの膜を介した流体の引き出しは中断されるものとする。他方では、血液ポンプの送出流量BPRは、変化がないままである(RBV(t)=(RBV(t))。
Figure 2011509131
以下は、方程式(4)および(5)からの結果である。
Figure 2011509131
患者のヘマトクリット値および再循環が変化しないという前提において、すなわち、
Hctp(t1)=Hctp(t2)=R(t1)=R(t2)=R では、以下の結果となる。
Figure 2011509131
方程式(8)の変形後、以下の結果となる:
Figure 2011509131
Figure 2011509131
ただし、
Figure 2011509131
および
Figure 2011509131
前希釈の場合、以下の結果となる:
Figure 2011509131
ただし、
Figure 2011509131
および
Figure 2011509131
したがって、評価ユニット21は、限外ろ過流量UFRおよび血液ポンプBPRの送出流量および置換ポンプの送出流量Qs、ならびに置換および限外ろ過の中断前の時間tおよび置換および限外ろ過の中断後の時間tにユニット19によって測定された動脈血液ライン内の血液のヘマトクリット値Hct(t)およびHct(t)の比kから、方程式(9)に従って後希釈の場合の再循環を算出し、方程式(10)に従って前希釈の場合の再循環を算出する。
係数kは、ヘマトクリット値の代わりに、置換および限外ろ過の中断後の時間tにおける相対血液量RBV(t)および置換および限外ろ過の中断前の時間tにおける相対血液量RBV(t)の商から算出することもできる。したがって、中断前後の相対血液量の比または血液量に関連する量、たとえばヘマトクリット値の比だけが問題となる。
全再循環Rにおけるフィステル再循環Rの割合を求めるために、制御ユニット18は、所定の時間間隔の間置換ポンプ16を停止させ(Q=0)、透析流体ポンプ13および14の送出流量を、流体が所定の時間間隔内でダイアライザの膜を介して血液から引き出されない(QFM=0)ように調整する。この効果は、限外ろ過が中断される(UFR=0)ということである。透析流体ポンプ13および14の送出流量はまた、ゼロに等しくなるように調整することもできる(Qdi=Qdo=0)。そのような状況は、たとえばダイアライザが圧力保持テストの一部としてバイパスで繋がれるときに起こる。その時間が経過すると、制御ユニット18は、ポンプの元の送出流量を再調整する。
置換および限外ろ過の中断の前後において、ユニット19は、相対血液量RBV(t)およびRBV(t)またはヘマトクリット値Hct(t)およびHct(t)を求める。評価ユニット21は、相対血液量またはヘマトクリット値の値から係数kを算出する。加えて、評価ユニットは、方程式(3)に従って、置換および限外ろ過の中断前の正味限外ろ過流量UFR、ならびに置換および限外ろ過の中断前後において一定のままである血液ポンプBPRの送出流量から係数αを算出する。演算ユニットは、方程式(6)に従って、正味限外ろ過流量UFRおよび置換流量Qおよび血液ポンプの送出流量BPRから係数βを算出する。次いで、演算ユニットは、後希釈の場合、方程式(9)に従ってフィステル再循環Rを算出する。
前希釈の場合では、演算ユニットは、方程式(3)に従って係数αを、方程式(11)に従って係数βを算出する。次いで、前希釈の場合のフィステル再循環Rが、方程式(10)に従って演算ユニットによって算出される。
再循環の測定は非常にすばやく行われるため、フィステル再循環および心肺再循環の総再循環Rではなくフィステル再循環Rのみが検出される。フィステル再循環Rおよび心肺再循環RCPの総再循環Rは、既知の方法、たとえば熱希釈法として知られている方法(EDTNA−ERCA Journal 19、6(1993年))に従って、ユニット20によって求められる。
評価ユニット21は、次いで、フィステル再循環および心肺再循環の総和Rにおけるフィステル再循環Rの割合を算出する。心肺再循環RCPは、フィステル再循環および心肺再循環の測定された総再循環Rと算出されたフィステル再循環Rとの間の差が求められるという事実によって、評価ユニット内で算出される。
再循環の値は、表示ユニット(図示せず)上に表示することができ、かつ/または体外血液治療の他の量特性を算出するために使用することができる。

Claims (20)

  1. フィステル再循環(R)および心肺再循環(RCP)の総和におけるフィステル内の前記再循環(R)および/または前記心肺再循環(RCP)の割合を求める方法であって、
    該方法が、膜によって第1のチャンバおよび第2のチャンバに分割されたダイアライザまたはフィルタの前記第1のチャンバを含む体外血液回路と、前記ダイアライザまたはフィルタの前記第2のチャンバを含む流体システムとを備え、血液が、特定の血流量で前記ダイアライザまたはフィルタの前記第1のチャンバに送られ、置換流体が、特定の置換流量で前記ダイアライザまたはフィルタの前記第1のチャンバの上流側または下流側の前記血液に送られ、流体が、特定の流量で前記血液から前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を介して引き出される、体外血液治療用機器のためのものである方法において、
    置換流量Qが、前記ダイアライザまたはフィルタの上流側または下流側で所定の量だけ変更され、その間、前記ダイアライザの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMが変更され、
    血液量(RBV(t))または前記血液量に関連する量が、前記置換流量および前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量が変更される前に求められ、
    血液量(RBV(t))または前記血液量に関連する量が、前記置換流量および前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量が変更された後に求められ、
    前記フィステル再循環(R)が、前記置換流量および前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量の変更前後の、確認された前記血液量(RBV(t));(RBV(t))または前記血液量に関連する前記量から求められ、
    フィステル再循環(R)と心肺再循環(Rcp)との総和が確認され、
    フィステル再循環(R)および/または心肺再循環(Rcp)の総和におけるフィステル再循環(R)および/または前記心肺再循環(Rcp)の割合が、確認された前記フィステル再循環(R)ならびにフィステル再循環(R)および心肺再循環(Rcp)の確認された総和から求められることを特徴とする方法。
  2. 置換流量Qsおよび前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMが、同じ量だけ低減されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 置換流体の供給および前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を介した流体の前記引き出しが中断されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 置換流体の前記供給および前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を介した流体の前記引き出しが、所定の時間間隔の間中断されることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 置換流体が特定の置換流量Qで前記ダイアライザまたはフィルタの前記第1のチャンバの下流側の血液に送られ、流体が、特定の限外ろ過流量UFRで患者から引き出されるように前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を介して前記血液から特定の流量QFMで引き出される、体外血液治療機器のための方法であって、限外ろ過流量UFRと血流量BPRの商が、第1の係数αとして算出され、限外ろ過流量UFRおよび置換流量Qの合計と血流量BPRの商が、第2の係数βとして算出され、フィステル再循環Rが、置換流量Qまたは前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMの変更前後の、血液量RBVまたは前記血液量に関連する前記量の比kに基づいて、かつ第1および第2の係数α、βに基づいて求められることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. フィステル再循環Rが、置換流量Qおよび前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMの変更前後の、血液量RBVまたは前記血液量に関連する前記量の比k、ならびに第1および第2の係数α、βから以下の方程式に従って算出されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
    Figure 2011509131
  7. 置換流体が特定の置換流量Qで前記ダイアライザまたはフィルタの前記第1のチャンバの上流側の血液に送られ、流体が、特定の限外ろ過流量UFRで患者から引き出されるように前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を介して前記血液から特定の流量QFMで引き出される、体外血液治療機器のための方法であって、限外ろ過流量UFRと血流量BPRの商が、第1の係数αとして算出され、限外ろ過流量UFRおよび置換流量Qの差と血流量BPRの商が、第2の係数βとして算出され、フィステル再循環Rが、置換流量Qまたは前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMの変更前後の、血液量RBVまたは前記血液量に関連する前記量の比kに基づいて、かつ第1および第2の係数α、βに基づいて求められることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  8. フィステル再循環Rが、置換流量Qおよび前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMの変更前後の、血液量RBVまたは前記血液量に関連する前記量の比k、ならびに第1および第2の係数α、βから以下の方程式に従って算出されることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
    Figure 2011509131
  9. 前記心肺再循環が、フィステル再循環Rと心肺再循環Rcpとの確認された総和Rと確認されたフィステル再循環Rの差から算出される、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  10. 体外血液治療用機器のための、フィステル再循環(R)と心肺再循環(Rcp)との総和におけるフィステル内の前記再循環(R)および/または前記心肺再循環((Rcp)の割合を求めるための、
    膜(2)によって第1のチャンバ(3)および第2のチャンバ(4)に分割されたダイアライザ(1)またはフィルタの前記第1のチャンバを含む体外血液回路(5A)、および前記ダイアライザまたはフィルタの前記第2のチャンバを含む流体システム(5B)と、
    血液を特定の血流量で前記ダイアライザまたはフィルタの前記第1のチャンバ内に供給する装置(8)と、
    置換流体を特定の置換流量で前記ダイアライザまたはフィルタの上流側または下流側の前記血液に供給する置換装置(16)と、
    流体を特定の流量で前記血液から前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を介して引き出す限外ろ過装置(13、14)とを備える装置において、
    フィステル再循環(RA)および/または心肺再循環(Rcp)の総和におけるフィステル内の前記再循環(R)および/または前記心肺再循環(Rcp)の割合を求めるための当該装置が、
    前記置換装置(16)および前記限外ろ過装置(13、14)を制御する制御ユニット(18)であって、置換流量Qが、前記ダイアライザまたはフィルタの上流側または下流側で所定の量だけ変更され、その間、前記ダイアライザの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMが変更されるように設計されている制御ユニット(18)と、
    前記置換流量および前記ダイアライザの前記膜を通って引き出される前記流体の流量の変更前後の、血液量(RBV(t));(RBV(t))または前記血液量に関連する量を求めるユニット(19)と、
    フィステル再循環(R)と心肺再循環(Rcp)との合計を求めるユニット(20)と、
    評価ユニット(21)であって、
    フィステル再循環(R)を、置換流量Qsおよび前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMの変更前後の、確認された前記血液量または前記血液量に関連する前記量から求めることができ、かつ
    フィステル再循環(R)と心肺再循環((Rcp)との総和における前記フィステル再循環(R)および/または前記心肺再循環((Rcp)の割合が、確認されたフィステル再循環(R)ならびにフィステル再循環(R)および心肺再循環((Rcp)の確認された前記総和から求められるように設計された評価ユニット(21)とを備えることを特徴とする装置。
  11. 前記制御ユニット(18)が、置換流量Qおよび前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMが同じ量だけ低減されるように設計されることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
  12. 前記制御ユニット(18)が、置換流体の前記供給および前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を介した流体の前記引き出しが中断されるように設計されることを特徴とする、請求項10または11に記載の装置。
  13. 前記制御ユニット(18)が、置換流体の前記供給および前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を介した流体の前記引き出しが所定の時間間隔の間中断されるように設計されることを特徴とする、請求項12に記載の装置。
  14. 置換流体が特定の置換流量Qで前記ダイアライザまたはフィルタの前記第1のチャンバの下流側の血液に送られ、流体が、特定の限外ろ過流量UFRで患者から引き出されるように前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を介して前記血液から特定の流量QFMで引き出されるように前記置換装置が設計された、体外血液治療機器のための装置であって、前記評価ユニット(21)が、流量Qと血流量BPRの商が第1の係数αとして算出され、限外ろ過流量UFRおよび置換流量Qの合計と血流量BPRの商が、第2の係数βとして算出され、フィステル再循環Rが、置換流量Qおよび前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMの変更前後の、血液量RBVまたは前記血液量に関連する前記量の比kに基づいて、かつ第1および第2の係数α、βに基づいて求められるように設計されることを特徴とする、請求項10から13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記評価ユニット(21)は、フィステル再循環Rが、置換流量Qおよび前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMの変更前後の、血液量RBVまたは前記血液量に関連する前記量の比k、ならびに第1および第2の係数α、βから、以下の方程式に従って算出されるように設計されることを特徴とする、請求項14に記載の装置。
    Figure 2011509131
  16. 置換流体が特定の置換流量Qで前記ダイアライザまたはフィルタの前記第1のチャンバの上流側の血液に送られ、流体が、特定の限外ろ過流量UFRで患者から引き出されるように前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を介して前記血液から特定の流量QFMで引き出されるように前記置換装置が設計された、体外血液治療機器のための装置であって、前記評価ユニット(21)は、流量Qおよび血流量BPRの商が第1の係数αとして算出され、限外ろ過流量UFRおよび置換流量Qの差と血流量BPRの商が、第2の係数βとして算出され、フィステル再循環Rが、置換流量Qおよび前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMの変更前後の、血液量RBVまたは前記血液量に関連する前記量の比kに基づいて、かつ第1および第2の係数α、βに基づいて決定されるように設計されることを特徴とする、請求項10から13のいずれか一項に記載の装置。
  17. 前記評価ユニット(21)は、フィステル再循環Rが、置換流量Qおよび前記ダイアライザまたはフィルタの前記膜を通って引き出される前記流体の流量QFMの変更前後の、血液量RBVまたは前記血液量に関連する前記量の比k、ならびに第1および第2の係数α、βから、以下の方程式に従って算出されるように設計されることを特徴とする、請求項16に記載の装置。
    Figure 2011509131
  18. 前記評価ユニット(21)は、心肺再循環Rcpが、フィステル再循環Rおよび心肺再循環Rcpの確認された総和Rと確認されたフィステル再循環Rの差から算出されるように設計されることを特徴とする、請求項10から17のいずれか一項に記載の装置。
  19. フィステル再循環(R)と心肺再循環(Rcp)との総和におけるフィステル(R)内の前記再循環および/または前記心肺再循環(Rcp)の割合を求める、請求項10から18のいずれか一項に記載の装置を備えた血液治療機器。
  20. 膜(2)によって第1のチャンバ(3)および第2のチャンバ(4)に分割された、ダイアライザ(1)またはフィルタと、
    前記ダイアライザ(1)またはフィルタの前記第1のチャンバ(3)に至る血液供給ライン(6)と、前記ダイアライザまたはフィルタの前記第1のチャンバから離れる血液排出ライン(7)とを備える体外血液回路(5A)と、
    前記ダイアライザ(1)またはフィルタの前記第2のチャンバ(4)を含む流体システム(5B)と、
    前記ダイアライザ(1)またはフィルタの上流側に置換流体を供給するための第1の置換物ライン(15、15a)であって、前記血液供給ライン(6)上の第1の供給点(15A)に至る第1の置換物ライン(15、15a)、および/または前記ダイアライザ(1)またはフィルタの下流側に置換流体を供給するための第2の置換物ライン(15、15b)であって、前記血液排出ライン(7)上の第2の供給点(15B)に至る第2の置換物ラインを備えた置換装置(16)と、
    流体を血液から前記ダイアライザ(1)の前記膜(2)を介して引き出すことができる限外ろ過装置(13、14)とを備えることを特徴とする、請求項19に記載の血液治療機器。
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