JP4480586B2 - 血液運搬ラインの血液の流量を測定する方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血液を運搬するライン中の血液流量を求める測定方法の分野に関する。
腎不全患者では、血液透析治療は、機能不全状態の腎臓に代わる一可能性である。血液透析では、血液は、動脈血液ラインを通って患者から抜き取られ、血液処理要素内で浄化され、そして静脈血液ラインを通って患者に戻される。血液処理要素は、血液透析器として設計されたものであるのがよく、かかる血液透析器内では、血液は、半透膜によって互いに分離された2つのチャンバのうち第1のものを通り、他方、透析流体は、第2のチャンバを通って流れる。透析器内の圧力比を調節することにより流体を血液から取り出すことができる。
また、血液処理要素を血液フィルタとして設計することが可能である。この場合、流体は、半透膜を通る血液から取り出されるに過ぎないが、第2のチャンバを連続的に通る流体は存在しない。取り出される流体の量の大部分は、置換流体を投与することにより患者に戻される。
かかる処理方法では、治療中における血液の適度の浄化を達成するには約200〜450ml/分の適当な血液の流量が必要であり、かかる治療は、数時間続き、1週間に約3回実施される。この理由で、透析に依存している患者には動脈と静脈との間に動静脈瘻(フィステル)又はシャントが設けられるのが通例である。適当な血液の流量は、この血管内で生じ、それと同時に、血管は、他の血管と比較して寸法が大きくなり、これは、針で穿刺するのに有利である。
かかる血管内での血液の流量は、経時的に変化する場合がある。特に、血管の漸次閉塞は、狭窄に起因して生じる場合がある。血液流量が体外循環において必要な血液流量を下回ると、治療の血液浄化能力が損なわれる。大抵の場合、血管狭窄は既に、例えば手術のような手技によってしか矯正できないような場合に進行している。したがって、間に合う初期の時点でかかる合併症が差し迫っていることを知ってこの合併症を無くすのに他の方法も利用できるようにすることが望ましい。
血管中の血液の流量を測定する多くの方法が提案された。例えば独立して用いられ又は体外血液循環系と併用される超音波ドップラーシステムのような方法(例えば、ヴァイツェル(Weitzel )他著,「アメリカン・ジャーナル・オブ・キドニー・ディジージズ(Am. J. Kidney Dis.)」,第38巻,p.935,2001年)では、追加の機器が必要であり、取扱いが複雑である。加うるに、測定は、特別に訓練された係員によって実施されなければならない。
別の公知の方法では、指示薬を一定の注入量で血管中に注入し、サンプルを下流側の血管から採取する(カイエ(Kaye)他著,「クリニカル・ネフロロジー(Clinical Nephrology )」,第8巻,p.533,1977年参照)。瘻中の流量は、希釈値の分析から演繹される。この方法では、追加の注入装置及びサンプル採取装置が必要であり、しかも指示薬の制御された使用が必要である。
他のシステムは、瘻中の流量を測定するために血液透析器械の体外血液循環を用いる。米国特許第5,866,015号明細書は、体外循環路中の血液流量を変化させ、体外循環路中の血液の温度の変化を測定して分析する方法を記載している。独国特許出願公開第19917197号明細書も又、種々の血液流量を利用して体外循環路中の測定圧力のパターンを分析する技術を記載している。これら方法の一欠点は、互いに異なる血液流量を制御することが、複雑なプロセスであり、血液の処理に悪影響を及ぼすということにある。加うるに、独国特許出願公開第19917197号明細書で提案された方法では、瘻中の流れを測定の一部にわたり中断させる必要がある。
欧州特許出願公開第781161号明細書の教示によれば、瘻への接近部を交換することに加えて、体外血液循環路の出口側端部のところの血液の物理的性質を変化させて識別可能な血液の特徴を生じさせることが必要である。次に、この変化の程度を希釈曲線の観点から分析する。この方法においても、追加の介入手技、例えば指示薬溶液の注入又は血液中の別の標的(目標とする)変化が必要である。分析においては、変化の経時的過程全体の検出が必要であり、これは、ボーラス型の変化で統合されなければならない。
例えば国際公開第WO02/053212号パンフレット又は第WO98/17193号パンフレットに記載されているような他の方法も又、体外血液中の標的変化及びこの中の経時的な変化を検出することが必要である点において共通している。
心肺再循環の測定を説明することに加えて、米国特許第5,830,365号明細書は、再循環測定法を利用して瘻内流量を測定する一可能性を記載しており、血液の特性中のボーラス様変化も又、標的手法で引き起こされ、この場合、かかるボーラス様変化はこの再循環測定が行われるよう分析される。
米国特許第4,894,164号明細書は、体外血液処理中における患者の熱収支を測定すると共にこれに影響を与える方法及び装置を記載している。瘻内流量の測定は、行われない。
したがって、本発明の目的は、血液を運搬するライン中の血液流量を測定する方法及び装置を提供することにより、この方法を血液の性質に対して追加の標的(目標とする)影響、即ち、制御された影響を及ぼさないで使用できるようにすることにある。
本発明の教示によれば、この目的は、請求項1の特徴を有する方法及び請求項10の特徴を有する装置によって達成される。本発明の有利な実施形態は、従属形式の請求項に記載されている。
本発明は、特に患者の血管中の血液流量を測定するために使用できる。本発明の使用法は、特に対応の血液ラインが体外血液処理の一部としてどこでも使用される場合にはいつでも推奨される。この場合、本発明の分析は、本質的にソフトウェアの仕様により既に手持ちのコンポーネントを用いることにより実現できる。
本発明は一般に、血液を運搬するラインが人体の外部に延びる場合(例えば、in-vitro用途をも含む)であってもかかるラインに使用できる。
本発明の追加の特徴及び利点は、添付の図面に示されるように本発明の装置の例示の実施形態に基づいて詳細に説明される。
図1に示す本発明の装置の実施形態は、透析循環系1及び血液循環系2を有している。透析流体は、送出し装置11により透析循環系1中で透析流体源7から透析流体入口ライン8、透析器3の透析流体チャンバ5及び透析流体出口ライン9を通って出口10に運搬される。
血液は、動脈アクセス部12を通って第1の場所で血液循環系2中の血液運搬ライン40から取り出される。動脈温度センサ20が接続されると共に血液ポンプ16も又連結された動脈ライン14が、このアクセス部に連結されている。動脈ライン14は、透析器3の血液チャンバ6に通じている。このチャンバから、血液は、静脈ライン15及び静脈アクセス部13を経て第2の場所で血液運搬ライン40に戻される。静脈温度センサ22が、静脈ライン15に接続されている。
血液チャンバ3と透析流体チャンバ5は、半透膜4によって分離されている。
この装置は、分析器ユニット27を更に有し、この分析器ユニットは、測定ライン23,24を介してそれぞれの温度を検出する動脈センサ20及び静脈センサ22に接続されている。分析器ユニット27は又、ライン17を介して血液ポンプ16をトリガする制御ユニット18にライン30によって接続されている。制御ユニット18により血液ポンプ16について吐出量を設定することができ、それと同時に、この吐出量は又、ライン30により分析器ユニット27に伝えられる。分析器ユニット27は、ライン29によりディスプレイ装置28に接続され、従って測定データ及び対照データ並びに分析結果をこのディスプレイ装置上に表示できるようにする。
本発明は、ライン40中のライン流量QFを測定することを目的として、例えば静脈ライン15内の血液特性の特定の操作を行うことは不要であるという知見に基づいている。これとは異なり、血液の物理化学的量Yから導き出される変数Xの正味の流量dX/dtを求めれば十分であり、この場合、この正味の流量は、動脈ライン14でライン40から取り出され、静脈ライン15により送り込まれる血液の量を意味している。動脈流量dXA/dtと静脈流量dXV/dtの差から求められる正味の流量dX/dtを、動脈ライン及び静脈ライン中の物理化学的性質Yの値YA,値YVの助けを借りて、測定時間中、十分な時定数性の場合に計算できる。次に、正味の流量dX/dtを用いると、ライン流量QFを導くことができる。
この状況では、以下の方程式が、正味の流量dX/dtに当て嵌まる。
Figure 0004480586
上式において、QBは、動脈ライン又は静脈ライン中の血液流量である。
測定されるべき血液流量QF及び血液循環系2中の血液流量QBに関し、図2に詳細に示されているように、種々の場合が考えられる。図2(a)及び図2(b)では、動脈ライン14の分岐部12は、静脈ライン15の分岐部13から見て上流側に位置している。図2(a)は、血液流量QBが測定されるべき血液流量QFよりも少ない場合に関する。この場合、動脈分岐部と静脈分岐部との間には流量QF−QBが残り、静脈ライン15を介して動脈ライン14に戻される血液の直接的な再循環はライン40には生じない。この場合、本発明は、当初適用できない。
しかしながら血液流量QFを超える血液流量QBが規定される場合(図2(b))、血液運搬ライン40には再循環が存在する。この状況を、測定されるべき血液流量QFが或る特定の値の範囲内でのみ予想される場合には制御された仕方で生じさせることができる。この場合、この値の範囲よりもQBだけ大きく、従って再循環が引き起こされるようになる。この場合、血液流量QBは以下のように2つの成分で構成されている。
Figure 0004480586
第1の成分は、再循環部分に関し、第2の成分は、ライン40に流入する部分に関する。再循環係数Rは、血液流量QB中の再循環流量の割合(百分率)を示している。
しかしながら、再循環成分は、正味の流量dX/dtには何ら寄与しない。というのは、この成分は、血液運搬ライン40に等しく加えられたりこれから取り出されるからである。第2の部分だけが、この正味の流量dX/dtに寄与することができる。
Figure 0004480586
上式において、YBは、第1の分岐部12から見て上流側のライン40中の物理化学的性質である。QFについて解を求めた後、方程式(3)は、次のようになる。
Figure 0004480586
Yが血液の単位容積当たりの熱エネルギであり、Xが血液運搬ライン40中の血液の熱エネルギEであれば、方程式(4)は、次のようになる。
Figure 0004480586
上式において、TA,TV,TBは、動脈ライン20中の血液、静脈ライン22中の血液、血液運搬ライン40に流入する血液のそれぞれの温度を表している。血液の熱容量は、cEとして与えられ、血液の密度は、ρBとして与えられ、この場合、これらは全てのラインにおいて同一であると見なされる。
Yが物質の濃度cであり、Xが血液運搬ライン40中のこの物質の量Cであれば、方程式(5a)は、対応の指数を持つ方程式(5b)として書き換えられる。
Figure 0004480586
本発明の方法を図1の実施形態により以下のように実施でき、この図1Aは、透析器械としても知られている血液透析装置を示している。透析治療において数秒から数分の時間の間、ライン14,15,40中の血液の温度は、十分に一定のままであると仮定できることが判明した。分析器装置27は、測定時間中、動脈ライン14中のセンサ20,22で測定された温度TA及び静脈ライン15中の温度TVを記憶する。精度を上げるために、センサ20,22はそれぞれ分岐部12,13にできるだけ近接して配置される。動脈センサ20から静脈センサ22に特に透析器3を経由して血液の移動する距離に基づいて、驚くべきこととして、この応用の場合における温度TA,TVは、ほとんど常に、本来的に測定を可能にするほど十分互いに異なっていることが判明した。
血液流量QBは、制御ユニット18により分析器ユニットに報告される。この血液流量値は、制御ユニット18によって十分に高いものであるよう選択されており、従って図2(b)の場合が生じることになる。
分析器ユニット27が今や方程式(5a)の助けにより血液運搬ライン40中の血液流量QFを測定できるようにするために、以下の追加の測定をこの実施形態において行い、即ち、温度TA,TVの測定の直前又は直後に、制御ユニットは、血液流量を、図2(a)に示す場合に関し、QB2<QB1であるような値に設定する。透析に当たり、例えば、QB2=150ml/分の値が適当であろう。分析器ユニット27は、血液流量QB2について温度の値TAを検出する。これ又分析器ユニット27によって記憶されるこの値は、方程式(5a)中の温度TBに対応している。かくして、方程式(5a)中の全ての変数が既知であり、分析器ユニット27は、血液流量QFを求めることができる。次に、この値をディスプレイ装置28上に表示するが、このようにするかどうかは任意である。
本発明の実施形態の別の変形例は、図2(c)に示す状況に基づいている。この場合、動脈ライン14は、静脈ライン15から見て下流側で血液運搬ライン40から分岐している。この構成は、図1の括弧に入れた状態で示されている。図1の装置の場合、これは、血液ポンプ16の流れ方向を逆にすることにより容易に達成される。連結部12,13を交換することは等しく可能である。この点に関し、独国特許第19528907号明細書の開示内容を明示的に参照されたい。なお、この独国特許明細書は、この場合に関し、シャント回路を開示している。この回路は、手動で又は制御ユニット18により自動的にトリガできる。
方程式(2)との類推から、以下のことが、図2の場合に当て嵌まる。
Figure 0004480586
この場合、以下のことも又当て嵌まる。
Figure 0004480586
この場合も又、方程式(6)中の第2の非循環成分だけが、正味の流量dX/dtに寄与し、これは、図2の場合に関し、dXrec/dtとして指示される。
方程式(3)はかくして、以下のように書き換えられる。
Figure 0004480586
Fについて解を求める場合、方程式(8)は次のようになる。
Figure 0004480586
今や、図2の場合について用いられたやり方と類似したやり方でプロセスを進めることが可能である。測定変数YBも又、類似した仕方で測定でき、この場合、連結部は、図2(a)に示すように構成されなければならない。これは、血液ポンプ16の出力の方向を逆にすることにより又は適当なシャント回路を用いることにより手動で実施でき、或いは、制御ユニット18によって制御できる。方程式(5a),(5b)に類似した関係は、以下のこと、即ち、温度T(これに更に比熱容量CE及び密度ρBを乗算するようになっている)及び(又は)濃度cを変数として方程式(9)中に挿入することにより導き出される。
本発明の実施形態の特に好ましい第3の変形例では、まず最初に、正味の流量dX/dtに関し、図2(a)又は図2(b)の構成例で第1の測定を実施する。次に、血液ポンプ16の吐出方向を逆にすることにより又は対応のシャント回路を用いることにより、図2(c)の構成例で正味の流量dXrec/dtの第2の測定を実施する。次に、方程式(8)を方程式(1)で除算すると、方程式(10)が得られる。
Figure 0004480586
血液流量QBがdX/dtの測定に関して図2(a)の場合がうまくゆくほど低いものであるよう選択された場合、YA=YBである。これを方程式(10)中に挿入すると、この場合、これによって次式が得られる。
Figure 0004480586
この変形例において、分析器ユニット27は方程式(11a),(11b)に従って血液流量QFを計算し、このために、分析器ユニット27は、上述の変形例の場合のように、最初に個々の測定値を記憶する。
今や、この場合も又、以下の変数、即ち、温度T(これに更に比熱容量CE及び密度ρBを乗算するようになっている)及び(又は)濃度cを方程式(11)中に挿入することにより方程式(5a),(5b)の関係に類似した関係が導き出される。dX/dt及びdXrec/dtに関する測定を互いに異なる血液流量QB,QB,recで行なう場合、方程式(11)をそれに応じて適合させることができる。
今や、方程式系(11a),(11b)を或る条件下で一段と単純化できる。図1に示す装置の場合、血液は、透析器3の血液チャンバ6を通って流れ、そのプロセスの間、透析流体チャンバ5内の透析流体との質量交換及びエネルギ交換が行なわれる。2つの流体は、血液透析においては一般に行なわれているように、透析器を通って向流状態で流れ、透析流体の流量は一般に、血液流量よりも高く設定される。広く用いられている流量比及び用いられる専用の透析器並びに特に温度に応じて、血液チャンバ6の出口のところの血液が透析流体チャンバ5の入口のところの透析流体の温度をとる状況が生じる場合が多い。
この場合、透析流体吐出ライン8中の温度が大抵の場合数秒から数分間続く測定段階中一定に保たれる場合、静脈ライン15中の血液の温度も又、一定のままである。動脈ライン14中の血液の温度の小規模なばらつきは、何ら影響を及ぼさない。これは、方程式(11b)中の温度TV及びTV,recが同一であることを意味している。(図1に示す実施形態の場合、透析の流れをdXrec/dtの測定の場合、ここでは逆にしなければならない。これは、流れ条件が透析器3内で維持されるシャント回路を用いる場合には必要ではない。)かくして、最初の等号の後の第2の分数の分子と分母を同じ量だけ減少させる。これを方程式(11a)中に挿入すると、次の方程式(12)が得られる。
Figure 0004480586
方程式(1)に従って求めた正味の流量dX/dt及びdXrec/dtは、血液運搬ライン40中の血液流量を測定するためにこの場合特に容易に利用できる。これは常に基準YV=YV,recを満たす場合である。本明細書において説明した実施形態は、動脈ライン14中の血液流量が静脈ライン15中の血液流量に等しいという仮定に基づいた上で得られる。
血液透析においては、流体を限外濾過により動脈及び(又は)静脈ラインから取り出す或る特定の場合においてはこの仮定から若干ずれる場合がある。しかしながら、方程式をこの状況に合うように改変することは、当業者の通常の創作能力の範囲内である。ラインのうちの一方の中の血液流量に加えて、限外濾過流量だけを追加の値として求めることが必要である。
同じことが、いわゆる心肺再循環の場合の患者の血管に対する測定の場合においても当て嵌まる。心肺再循環では、性質YVで静脈ライン15からライン40に送り出された血液は、動脈ライン14に達し、ここで、他の身体領域内での十分な代謝又は温度の平衡を受けないで、患者の血流中へ直接再循環される。しかしながら、この成分は一般に、非常に小さい。
本発明により、動脈ライン及び静脈ラインが分岐する基になるライン中の血液流量を最小限の労力で測定することができる簡単な方法及びこの方法に用いられる装置が提供される。これら測定を、短期間で実施して付随する血液治療に対する影響(もしあっても)を最小限に抑えることができ又は無視できるようにすることができる。指示薬の標的追加は、不要である。
本発明の装置の実施形態の略図である。 (a)〜(c)は、流量QFが測定される血液運搬ライン中の血液の流量の場合の種々の構成例を示す図である。

Claims (15)

  1. 血液運搬ライン(40)中の血液流量を測定する装置であって、
    血液運搬ライン(40)から分岐し、血液を血液運搬ラインから取り出す動脈ライン(14)を有し、
    血液運搬ライン(40)中に開口し、血液を血液運搬ラインに送り込む静脈ライン(15)を有し、
    値YAの動脈ライン(14)及び値YBの静脈ライン(15)中の血液の物理化学的変数Yを測定する動脈測定手段(20)及び静脈測定手段(22)を有し、前記変数は、測定期間にわたり一定であり、
    動脈測定手段(20)及び静脈測定手段(22)に連結された分析器ユニット(27)を有し、分析器ユニットは、血液運搬ライン(40)に出し入れされる物理学的変数Yから導き出される変数Xの正味の流量dX/dtを、動脈ライン(14)を通って取り出される流量dXA/dtと静脈ライン(15)を通って送り込まれる流量dXV/dtの差として値YA及びYVから求めるように構成されており、分析器ユニットは又、正味の流量dX/dtを用いて血液流量QFを求めるように構成されている、装置。
  2. 動脈ライン(14)及び静脈ライン(15)中の血液流量QBを検出すると共に(或いは)調整する手段(18)が設けられている、請求項1記載の装置。
  3. 血液流量QBを検出する手段は、分析器ユニット(27)に接続された流量センサから成る、請求項2記載の装置。
  4. 血液流量QBを検出する手段は、血液ポンプ(16)の吐出量を設定するために用いられる制御ユニット(18)から成り、前記制御ユニットは、動脈ライン(14)及び(又は)静脈ライン(15)中に設けられていて、分析器ユニット(27)に接続されている、請求項3記載の装置。
  5. 物理化学的変数Yは、血液の単位容積当たりの熱エネルギを表し、これから導き出された変数Xは、血液運搬ライン(40)中の血液の熱エネルギEを表している、請求項2〜4のうちいずれか一に記載の装置。
  6. 動脈ライン(TA)及び静脈ライン(TV)中の測定手段(20,22)は、正味の熱エネルギ量dE/dtを測定するための温度センサであり、分析器ユニット(27)は、以下の方程式、即ち、
    Figure 0004480586
    を用いることにより正味の熱エネルギ量を求めるのに適しており、上式において、cEは、比熱容量であり、ρBは、血液の密度である、請求項5記載の装置。
  7. 物理化学的変数Yは、血液中の物質の濃度cであり、Xは、血液運搬ライン(40)中のこの物質の量Cである、請求項2〜4のうちいずれか一に記載の装置。
  8. 物質の正味の量dC/dtを求めるために、動脈ライン(cA)及び静脈ライン(cV)中の測定手段(20,22)は、濃度センサであり、分析器ユニット(27)は、次の方程式、即ち、
    Figure 0004480586
    に基づいて物質の正味の量を求めるのに適している、請求項7記載の装置。
  9. 動脈ライン(14)は、静脈ライン(15)から見て上流側で血液運搬ライン(40)から分岐し、分析器ユニット(27)は、次の方程式、即ち、
    Figure 0004480586
    に基づいて血液流量QFを求めるのに適しており、上式において、YBは、動脈ライン(14)中の分岐部(12)から見て上流側における血液運搬ライン(40)中の物理化学的変数である、請求項1〜8のうちいずれか一に記載の装置。
  10. 動脈ライン(14)は、静脈ライン(15)から見て下流側で血液運搬ライン(40)から分岐し、正味の流量は、dXrec/dtとして表示され、静脈ライン中の物理化学的変数は、YV,recとして表され、分析器ユニット(27)は、次の方程式、即ち、
    Figure 0004480586
    を用いて血液流量QFを求めるのに適しており、上式において、YBは、動脈ライン(14)中の分岐部(12)から見て上流側における血液運搬ライン(40)中の物理化学的変数である、請求項2〜8のうちいずれか一に記載の装置。
  11. 分析器ユニット(27)は、血液運搬ライン(40)からの動脈ライン(14)中の分岐部が静脈ライン(15)に対し上流側に位置している場合の正味の流量dX/dtと、血液運搬ライン(40)からの動脈ライン(14)中の分岐部が静脈ライン(15)に対し下流側に位置した状態の正味の流量dXrec/dtの両方を、同一の血液流量QBで求め、次にこれから、次の方程式、即ち、
    Figure 0004480586
    に従って血液流量QFを求めるのに適している、請求項2〜8のうちいずれか一に記載の装置。
  12. 動脈ライン(14)及び静脈ライン(15)は、血液処理装置の体外血液循環系(2)の一部である、請求項1〜11のうちいずれか一に記載の装置。
  13. 血液処理装置は、血液透析装置である、請求項12記載の装置。
  14. 測定されるべき血液流量QFは、患者の血管中、特に動静脈瘻又はシャント中の血液流量である、請求項12又は13記載の装置。
  15. 血液流量QFを表示するのに適したディスプレイユニット(28)を有する、請求項1〜14のうちいずれか一に記載の装置。
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