JP5554715B2 - フィステルでの再循環率または心肺再循環率を求める方法および機構、ならびにフィステル再循環率または心肺再循環分率を求めるデバイスを備える血液処理デバイス - Google Patents

フィステルでの再循環率または心肺再循環率を求める方法および機構、ならびにフィステル再循環率または心肺再循環分率を求めるデバイスを備える血液処理デバイス Download PDF

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Description

本発明は、処理すべき血液がダイアライザの血液チャンバを通って体外血液回路に流れる血液の体外処理中にフィステルでの再循環率および/または心肺再循環比率を求める方法に関する。ここで、ダイアライザは、半透膜によって血液チャンバと透析流体チャンバに分割され、透析流体が、透析流体用の経路内でダイアライザの透析流体チャンバを通って流れる。本発明はまた、フィステルでの再循環率および/または心肺再循環比率を求める機構、ならびにフィステル再循環率および/または心肺再循環比率を求める機構を有する血液処理装置に関する。
血液透析、血液濾過、および血液透析濾過など長期的な血液クレンジング療法で採用されるプロセスでは、血液が体外血液回路を通して送られる。血管系へのアクセスとして、手術によって動静脈フィステルが形成されることが多い。また、インプラントの使用も可能である。以下に「フィステル」に言及するとき、これは、患者の静脈と動脈の間の任意の種類の接続を意味する。
フィステルを通って流れる血液は、実際の透析治療中にしか使用されない。透析が行われない期間には、フィステル内の血液の流れは、機能的な左/右のシャントに相当し、心拍出量によってもたらされる動脈血液の一部分が静脈系および心臓に直接供給され、末梢では使用されない。フィステル流は、心臓および肺を通って再循環する。心拍出量に対するフィステル流量の比率は、心肺再循環率と定義される。心肺再循環率は、患者の循環系に対する負荷のみではなく、透析の効率にも影響を及ぼす。全身循環領域を迂回した体外回路からの透析された血液は、より大きい循環系からの静脈返血流と混合されるので、動脈血液中の透析可能成分の濃度の系統的な減少がある(D.Schneditz等「Cardiopulmonary recirculation during hemodialysis」Kidney Int.42:1450〜1456,1992)。
フィステルが適切に機能する能力に関して、その潅流が重要な因子である。フィステル流量が臨界レベル未満に下がる場合、フィステル血栓症の危険が高まり、バスキュラーアクセスが損なわれる可能性があり、これは、透析治療の主な合併症である(W.Bay等「Color Doppler flow predicts PTFE graft failure」J.Am.Soc.Nephrol.5:407(1994))。透析治療中のフィステル流量が体外血流量(Q)未満である場合、局所フィステル再循環が生じ、静脈血液ラインによってフィステルに戻された透析された血液の一部分が、動脈血液ラインを通してダイアライザに戻される。フィステル再循環(R)は、透析の効率の大幅な低下をもたらす(F.Gotch「Models to predict recirculation and its effect on treatment time in single−needle dialysis」First Intl.Symposium on Single−Needle Dialysis,S.Rignoir、R.Vanholder、P.Ivanovich編,Cleveland,ISAO Press,1984,305ページ以下)。したがって、バスキュラーアクセスの質の測定は、透析治療の質を保証する重要な手段である。
臨床での重要性から、再循環率を測定する様々な既知の方法がある。それら全てに共通なのは、体外回路の静脈部分内で変えられる血液の物理的または化学的パラメータの測定である。血液の物理的または化学的パラメータは、指示薬を手動で注入することによって、または透析治療ユニットを介して間接的に変えることができる。
以下において、再循環率(R)、フィステル再循環率(R)、または心肺再循環比率(RCP)に言及する場合、これらの用語は、絶対量ではなく、心拍出量に対するそれぞれのタイプの再循環の比率を表す。実際に、フィステル内で生じる再循環プロセスを評価できるようにするには相対量で十分である。
熱希釈法と呼ばれる、再循環率を測定する方法が、「EDTNA−ERCA Journal」19,6(1993)から知られている。この既知の方法では、透析流体回路内で短時間の温度降下が引き起こされ、これは、再循環が生じているときに、体外回路の静脈部分に伝達されて、体外回路の動脈部分での検出可能な突然の温度変化を生み出す。
熱希釈と呼ばれる方法を行うための既知の機構は、体外回路の動脈部分内に配置された温度センサと、静脈部分内に配置された温度センサとを有する。静脈温度センサは、透析流体回路内で引き起こされた温度降下に起因する突然の温度変化を検知する。測定された突然の温度変化が分析され、次いで、動脈センサに記録されている温度曲線と比較される。2つの温度積分の互いの比、またはそれらの大きさの比が、フィステルおよび心肺再循環によって引き起こされる透析治療の全体的な効率低下の尺度である。
再循環率を測定するための既知の機構は、実際に有効であることが判明している。しかし、欠点として分かっていることは、以下において再循環率(R)と称す総再循環率しか測定できないことである。再循環率(R)は、フィステル再循環率(R)と、以下において心肺再循環比率(RCP)と称す心肺再循環に起因する比率との和である。ここで、心肺再循環比率(RCP)と、以下において心肺再循環率(Rcp)と称す心拍出量に対するフィステル流量の比率とを区別しなければならない。
熱希釈法と呼ばれる、フィステル再循環率と心肺再循環率から構成される総再循環率を測定する方法は、Drukker、Parsons、およびMaherによる「Replacement of Renal Function by Dialysis」第5版,2004,Kluwer Academic Publishers BVにも記載されている。
再循環率(R)、すなわちフィステル再循環率(R)と心肺再循環比率(RCP)の和を測定する方法は、独国出願公告第19702441号明細書から知られている。この既知の方法では、透析流体の物理的または化学的パラメータが、透析流体がたどる経路内でダイアライザの上流で変えられ、これにより、血液側での物理的または化学的パラメータの変化が生じる。血液側での透析流体のパラメータの変化は、ダイアライザの透析流体チャンバの下流で、透析流体のパラメータの変化をもたらす。再循環率を求めるために、透析流体がたどる経路内でダイアライザの下流でパラメータが測定され、時間経過に従った曲線からパラメータの変化によって再循環率(R)が求められる。物理的または化学的パラメータとして変化および測定しうるのは、例えば透析流体中のNa濃度など透析流体のイオン濃度、または透析流体の温度である。しかしここでも、この既知の方法によって、フィステル再循環率または心肺再循環率を求めることができず、全体としての再循環率しか求めることができないことが欠点である。
独国特許出願公告第19528907号明細書が、心肺再循環率を求める方法を記載している。心肺再循環率の測定は、相次ぐ2回の再循環分率の測定に基づき、これらの測定は、血流を逆にした前後に自動的に行われる。この既知の方法は、血流を逆にする必要があることが欠点である。
米国特許第6537240号明細書は、再循環率を求める方法であって、限外濾過率が変えられ、限外濾過率の変化の前後に、血液の体積に対する血漿の体積の比を表す血液パラメータの値が求められる方法を記載する。
独国出願公告第19702441号明細書 独国特許出願公告第19528907号明細書 米国特許第6537240号明細書
本発明の根底にある目的は、体外血液回路内の血液の流れを逆にすることなく、体外血液処理中にフィステル再循環率および/または心肺再循環率を求めることができるようにする方法を提供することである。
本発明のさらなる目的は、血液の流れを逆にすることなくフィステル再循環率および/または心肺再循環率を求めるための機構を提供することである。
さらに、本発明の目的は、血液の流れを逆にすることなくフィステル再循環率および/または心肺再循環率を求めることができるようにする血液処理装置を提供することである。
これらの目的は、本発明によれば請求項1およびの特徴によって実現される。本発明の有利な実施態様は、従属請求項の主題を成す。
本発明による方法および本発明による機構は、互いに異なる2つの血液流量に関して、フィステル再循環率(R)と心肺再循環比率(RCP)の和、すなわち再循環率(R)を求めることに基づく。次いで、2つの血液流量での再循環率から、フィステル再循環率および/または心肺再循環率が求められる。
本発明による方法および本発明による機構に関して、フィステル再循環率と心肺再循環比率の和を求める方法および機構は重要ではない。したがって、既知の方法および既知の機構によって2つの血液流量での再循環率を求めることができる。
続いてフィステル再循環率および心肺再循環率を計算するために再循環率を求めるための測定が非侵襲性で行われるときに有利となる。したがって、熱希釈法として知られている再循環率を測定する方法が、1つの明らかな候補として挙げられる(「EDTNA−ERCA Journal」19,6(1993))。
2つの血液流量に関してフィステル再循環率および/または心肺再循環比率を求めると言うとき、これは、3つ以上の血液流量に関する再循環率からはフィステル再循環率および/または心肺再循環比率を求めることができないということは意味しない。例えば、複数の連続する測定を行うことができ、平均値を取ることができる。
第1の再循環率測定は、フィステル再循環が生じることがある高い血流量(QBH)で行われ、第2の測定は、フィステル再循環が生じない低い血流量(QBL)で行われる。これら2つの測定値が、フィステル再循環率および/または心肺再循環率を求めるための基礎を成す。
本発明による方法および本発明による機構は、フィステル再循環率および/または心肺再循環比率を式に基づいて計算することができるようにし、この式は、項として、第1の測定での血流量(QBH)と、第2の測定での血流量(QBL)と、第1および第2の測定で再循環率に関して求められた値(それぞれRおよびR)とを含む。
実験室での測定から、本発明による方法によって、フィステル再循環率および/または心肺再循環比率を高い精度で計算することができることが示されている。
フィステル再循環率および/または心肺再循環比率を求めるための本発明による機構は、血液の物理的または化学的パラメータを変える手段と、血液の物理的または化学的パラメータを測定する手段とを有する。物理的または化学的パラメータは、例えば、血液中の物質の濃度、または血液の温度であってよい。好ましくは、血液の温度が変えられる。血液の温度の変化は、好ましくは、透析流体の温度を変えることによって行われ、この場合、温度ボーラスが、透析流体側からダイアライザを介して血液側に伝達される。
また、本発明による機構は、第1および第2の血液流量で測定された物理的または化学的パラメータに基づいてフィステル再循環率および/または心肺再循環比率を求めることができるように設計された計算および分析ユニットを有する。
本発明による機構の好ましい実施態様では、血液の物理的または化学的パラメータを変える手段は、血液の温度を変える手段であり、血液の物理的または化学的パラメータを測定する手段は、血液の温度を測定する手段である。
フィステル再循環率および/または心肺再循環比率を求めるための本発明による機構は、個別のサブアセンブリを形成してよく、または半透膜によって血液チャンバと透析液体チャンバに分割されたダイアライザを有する体外血液回路を有する血液処理装置の一部であってよい。
フィステル再循環率および/または心肺再循環比率を求めるための本発明による機構を、体内血液回路を含めて、血液処理装置と共に示す概略図である。 体外および体内血液回路を示す概略図である。 再循環率の測定中の、時間に対する動脈および静脈フィステル温度および透析液温度のプロットである。
本発明の一実施形態を、図面を参照して以下に詳細に説明する。
本実施形態では、フィステル再循環率および/または心肺再循環比率を求めるための機構が体外血液処理装置の一部であり、再循環比率を求めるための機構は、透析装置の構成要素のいくつかを利用する。
体内回路は、心臓の右心室1と、肺2と、左心室3と、内臓、筋肉組織、および皮膚などの全ての毛管系4とを備える。血管へのアクセスを得るために、動静脈フィステル5が形成される。
透析装置は、半透膜7によって血液チャンバ8と透析流体チャンバ9に分割されているダイアライザ6を有している。フィステル5の動脈部分から、動脈接続部(図示せず)を介して動脈血液ライン10が延び、このライン10は血液チャンバ8の入口につながり、ダイアライザ6の血液チャンバ8の出口からは静脈血液ライン11が延び、このライン11は、静脈患者接続部(図示せず)を介してフィステル5の静脈部分につながる。動脈血液ライン10内には、体外血液回路I内で、血液を所定の血液流量で送り出す血液ポンプ25が配置されている。
透析流体は手段12によって供給され、手段12から、透析流体送入ライン13が透析流体チャンバ9の入口につながり、一方、透析流体用の経路II内にある透析流体送出ライン14は、ダイアライザ6の透析流体チャンバ9の出口から、出口15につながる。透析流体送出ライン14内に透析流体ポンプ16が接続される。
透析装置は、制御ライン25Aおよび16Aを介して血液ポンプ25および透析流体ポンプ16に接続されている中央制御ユニット(マイクロプロセッサ)17を有している。制御ユニット17は、ポンプ25、16のポンプ速度を予め設定し、したがって、所与の血液流量Qが体外血液回路I内で設定され、所与の透析流体流量Qが透析流体用の経路II内で設定される。
フィステル再循環率および/または心肺再循環比率を求めるための機構は、データライン19によって中央制御ユニット17に接続される計算および分析ユニット18を有している。また、この機構は、血液の物理的または化学的パラメータを変える手段20を有する。本実施形態では、手段20は、血液の温度を短時間変える手段である。血液の温度のこの短時間の変化を、温度ボーラスと呼ぶ。
本実施形態では、手段20が、透析流体用の経路II内で、ダイアライザ6の透析流体チャンバ9の上流で温度ボーラスを生成する。温度ボーラスを生成するために、透析液の温度が、通常は2.5分間、約2.5℃上昇または下降され、次いで元の値に戻される。温度ボーラスを生成するための手段20は、制御ライン20Aによって、透析装置の制御ユニット17に接続される。
血液側での物理的または化学的パラメータの変化を検出する働きをするのは、静脈血液温度Tを測定するための非侵襲性静脈温度センサ21と、動脈血液温度Tを測定するための非侵襲性動脈温度センサ22とを備える手段である。静脈および動脈温度センサ21、22は、データライン21Aおよび22Aによって、計算および分析ユニット18に接続される。
以下、透析装置の動作を詳細に説明する。
左心室1によって送り出された血液の大部分は、全ての臓器の毛管系内に流れ、少量だけがフィステル5内に流れる。体外回路内の血流量が、フィステルの中または外に流れる血液の流量よりも小さい場合、フィステル血液の一部分が体外血液回路IIを通って流れ、残りの部分がフィステル5を通って流れる。体外血液、フィステルを通って流れる血液、および毛管系から出た血液は、最終的には心臓に戻るように再び合流される。他方、体外血流量がフィステル流量よりも大きい場合、体外血液回路からの血液が再循環し、静脈接続部からフィステルを通って動脈接続部への流れが生じる。
フィステル再循環率および心肺再循環比率を求めるために、まず、再循環率Rと称すフィステル再循環率と心肺再循環比率の和が求められる。まず、制御ユニット17は、手段20を制御して、透析流体用の経路II内でダイアライザ6の透析流体チャンバ9の上流で温度ボーラスを生成し、すなわち、透析流体の温度が変えられ、例えば、通常は2.5分間、約2.5℃上昇される。その後、ボーラスの開始時に適用されていた透析液の所望の温度に再び設定される。
温度ボーラスは、ダイアライザ6を介して体外血液回路I内に伝達され、血液回路I内で、ダイアライザ6から患者に流れる静脈血液の温度を上昇または下降させる。静脈温度センサ21が、この温度変化を検知する。フィステル再循環および心肺再循環により伝達された静脈温度ボーラスは、減衰した温度ボーラスとして、動脈温度センサ22によって検知される。計算および分析ユニット18は、静脈および動脈温度センサ21、22から測定値を受け取って記憶する。また、計算および分析ユニット18は、制御ユニット17によって予め設定された血液流量Qに関する値を受け取る。動脈温度および静脈温度に関する2つの測定値TおよびTから、計算および分析ユニット18が再循環率を計算する。
図3は、ダイアライザ6の上流での透析流体の温度TDIAと、静脈血液および動脈血液の温度TおよびTとを、時間の関数として示す。動脈応答ボーラスTの大きさと刺激ボーラスTの大きさとの比が、フィステル再循環率および/または心肺再循環比率の和に対応する。計算および分析ユニット18は、動脈および静脈温度ボーラスの大きさを積分によって、またはそれらの振幅によって求め、従来技術で知られている方法によって、2つの温度積分の比から再循環率を計算する。再循環率の算出は従来技術の一部であるので、その方法を詳細には説明しない。1つの開示として、例えば、「EDTNA−ERCA Journal」19,6(1993)に記載された方法が挙げられ、この方法は熱希釈法の原理を採用する。フィステル再循環率と心肺再循環率から構成される総循環率を測定するこの方法は、Drukker、Parsons、およびMaher「Replacement of Renal Function by Dialysis」第5版,2004年,Kluwer Academic Publishers BVにも記載されている。さらに、独国出願公告第19702441号明細書に記載されている方法によって、2つの血流量に関して総再循環率を求めることもできる。
本発明は、既知の方法によって、第1の測定では第1の血液流量QBHで、後続の第2の測定では第2の血液流量QBLで再循環率を求めることに基づいており、ここで2つの血液流量は互いに異なる。2つの血液流量の一方、例えば第1の血液流量QBHは、フィステル再循環率Rが生じるような大きさであり、他方の血液流量QBLは、フィステル再循環が生じないような大きさである。
フィステル再循環は、血流量がフィステル流量よりも大きいとき、すなわちフィステルに流れ込むよりも多くの血液がフィステルから引き出されるときに生じる。対照的に、フィステル流量が血流量よりも明らかに大きいときにはフィステル再循環は生じない。フィステル再循環が生じるより高い血流量、およびフィステル再循環が生じないより低い血流量に関する値として、経験値を使用することができる。この場合、実際に予め設定される条件下でのフィステル流量は800〜1000ml/分の間であり、しかし一般には1500ml/分以下であると仮定することができる。
フィステル再循環が生じるより高い血液流量QBHおよびフィステル再循環が生じないより低い血液流量QBLでの、再循環率R、Rの2つの値から、計算および分析ユニット18は、血液流量に依存するフィステル再循環率Rを計算する。次いで、計算および分析ユニット18は、所定の血液流量に関して求められた再循環率Rと、計算されたフィステル再循環率Rとから、心肺再循環比率RCPを計算する。
フィステル再循環率Rおよび心肺再循環比率RCPの計算は、実際に必要とされる精度で十分に良好な近似法によって行われ、この方法を以下に詳細に説明する。
図2は、体内回路および体外回路内での流れおよび温度の簡略化した概略図である。ここで、
Figure 0005554715
再循環がフィステルで生じる場合、全体としての再循環率Rは、フィステル再循環比率と心肺再循環比率から構成される。
総再循環率Rは、体内での(大きな)回路で事前に濃度平衡せずに動脈アクセスを介して体外血液回路に再び入る既に浄化された体外血流量Qalready cleanedの、血流量Qに対する比率(Qalready cleaned/Q)である。
総再循環率Rは、体内での大きな回路で事前に濃度平衡せずに、肺を通る回路の直後に再び体外血液回路に戻る浄化された血液の流れの比率RCPと、フィステル再循環率Rとから構成される。
R=R+RCP (1)
浄化された血液の流れの比率RCPは、文献では心肺再循環率とも呼ばれる。しかし、文献では、心拍出量(Q)に対する動静脈シャントを通る血流量(Q)の比率を心肺再循環率と表すこともある(Rcp=Q/Q)。この血流量と区別するために、濃度平衡せずに、肺を通る回路の直後に再び体外血液回路に戻る浄化された血液の流れの比率は、ここでは心肺再循環比率、すなわち総再循環率RCPに対する心肺再循環率の比率として表す。Schneditzは、これがRCP=Q/(Q−Q+Q)から計算することができることを述べている(Schneditz等「Seminars in Dialysis」Vol.16 No.6,2003年,483〜487ページ)。
また、フィステル再循環率Rは、静脈血液ラインによってフィステルに戻され、シャントでの流れを(一部)逆にすることにより動脈血液ラインを通してダイアライザに再び戻される透析された血流量の、体外血流量Qに対する比率と定義される(R=QReversal of flow/Q)。
熱希釈法として知られる再循環率を測定する方法は、図2に示される全ての流れおよび温度を考慮し、環境との熱交換が存在しないと仮定される。Tは、体系的な組織区画での微小循環から生じる体温である。TvFistは、フィステルの温度である。フィステル流との混合後、混合された体温T’が生じ、この温度で血液が心臓に、さらにはフィステルに達する。さらなる温度混合プロセスがフィステル内で行われる。
熱平衡の原理の下で、以下のことが当てはまる。
’=(Q−Q)T+QvFist
vFist=(Q−Q(1−R))T’+Q(1−R)T
ここで、
cp=Q/Q 心拍出量に対するフィステル流量の比率(=心肺再循環率)
=Q/Q 心拍出量に対する血流量の比率
Figure 0005554715
以下の式、
Figure 0005554715
に変形して代入すると、
Figure 0005554715
となる。
限外濾過の影響を考慮して、以下の式が、熱平衡の原理から同様に導出されて得られる。
Figure 0005554715
ここで、Qufは、限外濾過率(ml/分)であり、
uf=Quf/Q
である。
実際には、限外濾過の影響は無視することができる。したがって、上の式は、Quf=0のとき、
Figure 0005554715
となる。
フィステル再循環が生じない場合(R=0)には、
Figure 0005554715
となる。
Figure 0005554715
を変形すると、
Figure 0005554715
が得られる。
低い血流量QBLでの第1の再循環率測定からは、R=0と仮定して、
Figure 0005554715
となる。
高い血流量QBHでの第2の再循環率測定からは、R≠0と仮定して、
Figure 0005554715
となる。
式(4)および(5)から、
Figure 0005554715
となり、ここで、
Figure 0005554715
である。
再循環率を求めるための、再循環率の第1および第2の測定を行った後、計算および分析ユニット18は、Rがゼロであると仮定し、またRがゼロではないと仮定して、RおよびRに関する平均値と、Rがゼロの場合の低い血流量QBLおよびRがゼロでない場合の高い血流量QBHとから、式(6)を使用してフィステル再循環率Rを計算する。
次いで、計算および分析ユニット18は、式(1)から、血流量Qの関数として心肺再循環比率RCPを計算する。このために、計算および分析ユニットは、所与の血流量Qに関して測定された再循環率R、例えば先の第1の再循環率測定で測定された再循環率と、事前に計算されたフィステル再循環率Rとの差を求める。
フィステル再循環率Rおよび心肺再循環比率RCP2つの値は、データライン24によって計算および分析ユニット18に接続される例えばディスプレイなどの表示ユニット23に示される。
フィステル再循環率Rおよび心肺再循環比率RCPに関して求められた値から、計算および分析ユニットで、従来技術から知られている式を使用して、透析治療に関連するさらなる値を計算することができる。
1つの代替実施形態は、以下に説明する測定結果の分析を提供する。
心肺再循環比率RCPは、Schneditzの公式(Schneditz D,Kaufman AM,Levin N「Surveillance of access function by the blood temperature monitor」Semin Dial 16(6)(2003)483−7)によって、再循環がフィステル内で生じないと仮定して、以下の式から計算される。
Figure 0005554715
フィステル再循環が生じる場合、総再循環率は、フィステル再循環率Rと心肺再循環比率RCPの和から計算される。
R=R+RCP (8)
高い血流量QBH(フィステル再循環が生じ得る)での第1の再循環率測定は、
Figure 0005554715
である。
低い血流量QBL(フィステル再循環が生じない)での第2の再循環率測定は、
Figure 0005554715
である。
式(9)および(10)から、
Figure 0005554715
となり、ここで、
Figure 0005554715
である。
式(11)の有意な解は、
Figure 0005554715
である。
この代替実施形態では、フィステル再循環が生じる高い血流量QBHおよびフィステル再循環が生じない低い血流量QBLで再循環率RおよびRを求めるための2回の再循環率測定を行った後、計算および分析ユニット18が、式(12)からフィステル再循環率Rを計算する。
次いで、所与の血流量Qに関して、計算および分析ユニット18は、この血流量に関して求められた再循環率Rと、計算されたフィステル再循環率Rとから、式(8)を使用して心肺再循環比率RCPを計算する。
基本的には、より高い血液流量で行われる第1の測定に基づき、フィステル再循環が生じる可能性が低いと推定することができる場合には、低い血液流量での血液の物理的または化学的パラメータの第2の測定をなくすことができる。したがって、1つの代替実施形態は、フィステル再循環率と心肺再循環比率の和、すなわち総再循環率を求めるために、より高い流量QBHでの血液の物理的または化学的パラメータの定期的な測定を提供し、第1の測定において所定の限界値を超えた場合にのみ、より低い血流量で、物理的または化学的パラメータの第2の測定が行われる。所定の限界値は、経験値に基づく値であってよい。限界値として、心肺再循環比率RCPの下限を使用することができ、これは、例えば5〜10%であり、特に6〜8%である。しかし、他の経験値を使用することもできる。この代替実施形態は、別個に請求される1つの特定の本発明の概念を成す。

Claims (8)

  1. 処理すべき血液が、半透膜によって血液チャンバと透析流体チャンバとに分割されたダイアライザの血液チャンバを通って体外血液回路内に流れ、透析流体が、透析流体用の経路内で前記ダイアライザの透析流体チャンバを通って流れ、血液ポンプが、体外血液回路内に配置される血液処理装置用の、フィステルでの再循環率(R)および/または心肺再循環比率(RCP)を求める機構であって、
    血液の物理的または化学的パラメータを変える手段(20)と、
    血液の、第1の血液流量(QBH)での、物理的または化学的パラメータの第1の変化に起因する物理的または化学的パラメータ、および前記第1の血液流量と異なる第2の血液流量(QBL)での、物理的または化学的パラメータの第2の変化に起因する物理的または化学的パラメータを測定する手段(21、22)と、
    第1および第2の血液流量(QBH、QBL)で測定された物理的または化学的パラメータに基づいてフィステル再循環率(R)および/または心肺再循環比率(RCP)を求めることができるように設計された計算および分析ユニット(18)と、
    を備える機構。
  2. 前記計算および分析ユニット(18)は、前記第1の血液流量(QBH)で測定された物理的または化学的パラメータに基づいて、前記第1の血液流量に関してフィステル再循環率および心肺再循環比率の和(R)を求めることができ、前記第2の血液流量(QBL)で測定された物理的または化学的パラメータに基づいて、前記第2の血液流量に関してフィステル再循環率および心肺再循環比率の和(R)を求めることができるように設計されることを特徴とする請求項に記載の機構。
  3. 前記計算および分析ユニット(18)は、第1および第2の血液流量(QBHおよびQBL)で求められた心肺再循環比率(RCP)とフィステル再循環率(R)の和(RおよびR)から、以下の式
    Figure 0005554715
    ここで、
    Figure 0005554715
    によってフィステル再循環率(R)を求めることができるように設計されることを特徴とする請求項またはに記載の機構。
  4. 前記計算および分析ユニット(18)は、第1および第2の血液流量(QBHおよびQBL)で求められた心肺再循環比率(RCP)とフィステル再循環率(R)の和(RおよびR)から、以下の式
    Figure 0005554715
    によってフィステル再循環率(R)を求めることができるように設計されることを特徴とする請求項またはに記載の機構。
  5. 前記計算および分析ユニット(18)が、一方としての心肺再循環比率(RCP)とフィステル再循環率(R)の和と、他方としてのフィステル再循環率(R)との差を求める手段を有することを特徴とする請求項またはに記載の機構。
  6. 血液の物理的または化学的パラメータを変える手段(20)は、血液の温度(T)を変える手段であることを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の機構。
  7. 血液の物理的または化学的パラメータを測定する手段(21、22)は、血液の温度を測定する手段であることを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の機構。
  8. 半透膜(7)によって血液チャンバ(8)と透析流体チャンバ(9)に分割されたダイアライザ(6)を有し、
    体外血液回路(I)の一部として、前記ダイアライザの血液チャンバにつながる動脈血液ライン(10)および血液チャンバ(8)から延びる静脈血液ライン(11)を有し、前記体外血液回路に配置された血液ポンプ(25)を有し、前記ダイアライザ(6)の前記透析流体チャンバ(9)につながる透析流体送入ライン(13)および透析流体チャンバ(9)から出る透析流体送出ライン(14)を有する血液処理装置において、請求項1からのいずれか一項に記載の、フィステル再循環率(R)および/または心肺再循環比率(RCP)を求めるための機構によって特徴付けられる血液処理装置。
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