JP2011503040A - モルヒネ化合物の調製方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、(i)α,β−不飽和化合物に対するマイケル付加反応の存在を可能にする条件下、13を超えるpHにて、粗モルヒネ化合物を塩基と接触させるステップ、(ii)モルヒネ化合物を反応混合物から分離するステップおよび(iii)適切な場合、モルヒネ化合物から形成された付加生成物を分離するステップを含む、低含有量のα,β−不飽和化合物を含むモルヒネ化合物を調製する方法に関する。本発明は、少なくとも99乾燥重量%のモルヒネ化合物またはその製薬上許容できる塩および100ppm未満の含有量のα,β−不飽和化合物を含む組成物にも関する。

Description

本発明は、低含有量のα,β−不飽和化合物を含むモルヒネ化合物、詳細にはナロキソンを調製する方法に関する。本発明は、この方法により得られる組成物も対象とする。
モルヒネならびにコデイン、ヒドロコドン、ヒドロモルホン、ナロキソン、ナルトレキソン、オキシコドンおよびオキシモルホンなどの類似体化合物は、鎮痛剤の活性成分として用いられている。
ナロキソン塩基(CAS番号465−65−6)は、薬剤の活性成分として、詳細には過剰服用を治療するのに用いられるモルヒネ誘導体であり、受容体からモルヒネを除いてモルヒネの作用を止めるために、ナロキソンが投与される。
この化合物は全合成により入手可能であるが、分子の複雑さにかんがみて、この合成は一般的には植物抽出物、詳細には、さく果から出発する、または樹脂(アヘン)から出発する、ポピーの抽出物から始まる。これらの抽出物は通常、合成中に、場合によっては分離することが難しい実体の形成をもたらす構造的に類似した異なった化合物を含む。
詳細には、一部のα,β−不飽和ケトン化合物の推定毒性により、モルヒネ化合物における、α,β−不飽和ケトン化合物の存在を制限しようとする試みが行われている。モルヒネ化合物は、100ppm未満であるα,β−不飽和化合物の含有量を示すことが好ましい。
文献WO2006/084389は、選択的水素化によるα,β−不飽和化合物の含有量の低下を示す。これに関連して、文献WO2006/084412は、無水酢酸を用いて事前にヒドロキシルβ−ケトン基を脱離基に変換し、次いで脱離基を選択的に水素化することを推奨している。更に、文献US2006/0111383は、混合物をpH6未満に酸性化する、および場合によっては水素化前に混合物を55℃超に加熱することを示す。
しかしながら、水素化は一般に触媒の使用を伴い、最終生成物中に触媒が完全に存在しないことをその後保証するのは非常に困難である。
文献WO2007/062184は、チオールとの反応によってオキシコドンからα,β−不飽和求電子化合物を除去することを示す。
文献WO2007/103105でも、α,β−不飽和化合物を除去するのに、チオールとの反応を用いている。
チオールの使用は、著しい臭気を伴い、チオールの大部分が毒性を有する。更に、活性生成物においてチオールが存在しないことを確かめることも必要である。
国際公開第2006/084389号 国際公開第2006/084412号 米国特許出願公開第2006/0111383号明細書 国際公開第2007/062184号 国際公開第2007/103105号
本発明の目的は、高純度のモルヒネ化合物を調製する方法を提供することであり、詳細には、低含有量のα,β−不飽和化合物を含む高純度のモルヒネ化合物を調製する方法を提供することである。
この目的は、マイケル付加としても知られている、共役ケトンへの1,4−付加を生じさせることができる条件下、塩基性媒質中にて粗生成物を処理するステップを含む、本発明による方法により達成される。
したがって、第1の態様によると、本発明は、
(i)α,β−不飽和化合物(複数可)に対するマイケル付加反応の存在を可能にする条件下、13を超えるpHにて、粗モルヒネ化合物を塩基と接触させるステップ、
(ii)モルヒネ化合物を反応混合物から分離するステップおよび
(iii)適切な場合、モルヒネ化合物から形成された付加生成物を分離するステップ
を含む、低含有量のα,β−不飽和化合物を含むモルヒネ化合物を調製する方法を対象とする。
第2の態様によると、本発明は、少なくとも99乾燥重量%、好ましくは少なくとも99.5乾燥重量%のモルヒネ化合物またはモルヒネ化合物の製薬上許容できる塩の1種および100ppm未満、好ましくは50ppm未満の含有量のα,β−不飽和化合物を含む組成物を対象とする。
実施例において得られた、低含有量のα,β−不飽和化合物を含むナロキソン塩基のHPLCによる分析の結果を示すグラフである。 実施例において得られた、低含有量のα,β−不飽和化合物を含む塩酸ナロキソンのHPLCによる分析の結果を示すグラフである。
定義
以下の記述において、表現「モルヒネ化合物」は、モルヒネの構造に類似の構造を有する、および詳細にはフェノール環を含む化合物を意味すると理解される。これらの化合物は、とりわけ化合物の置換基の性質において、および結合の性質においてモルヒネと異なり得る。より詳細には、モルヒネ化合物は、以下の式(I):
Figure 2011503040
(式中、
R1は水素原子またはヒドロキシル基を表し、
R2は水素原子または(C−C)アルキル、シクロ(C−C)アルキルもしくは(C−C)アルケニル基を表す。)
に対応する3−ヒドロキシモルヒノン誘導体である。
本発明の関連では、
−(C−C)アルキル基は、1個から6個の間の炭素原子を含む飽和、直鎖または分岐鎖、脂肪族基を意味すると理解される。例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基およびペンチル基等が挙げられる。
−シクロ(C−C)アルキル基は、3個から6個の間の炭素原子を含む環状アルキル基を意味すると理解される。例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基およびシクロへキシル基が挙げられる。
−(C−C)アルケニル基は、例えば、1個または2個のエチレン性不飽和を含み、2個から6個の間の炭素原子を含む、単不飽和または多価不飽和、直鎖または分岐鎖、脂肪族基を意味すると理解される。例えば、ビニル基が挙げられる。
ヒドロモルホン、ナロキソン、ナルトレキソン、ノルオキシモルホン、オキシモルホンおよびナルブフィン(nalbuphone)がとりわけ、対象とされる。
表現「α,β−不飽和化合物」は、6位においてケトンと共役したモルヒネ環の7位および8位において二重結合を含む化合物を意味すると理解される。より詳細には、α,β−不飽和化合物は、以下の式(II):
Figure 2011503040
(式中、
R1およびR2は上記と同じ意味を有する。)
に対応する3−ヒドロキシ−7,8−ジデヒドロモルヒノン誘導体である。
表現「α,β−不飽和化合物へのマイケル付加生成物」は、対応する飽和ヒドロキシル化化合物を意味すると理解される。より詳細には、α,β−不飽和化合物へのマイケル付加生成物は、以下の式(III):
Figure 2011503040
(式中、
R1およびR2は上記と同じ意味を有する。)
に対応する3,8−ジヒドロキシモルヒノン誘導体である。
表現「粗モルヒネ化合物」は、モルヒネ化合物または上記定義のような3−ヒドロキシモルヒノン誘導体および一般により少量のα,β−不飽和化合物または上記定義のような3−ヒドロキシ−7,8−ジデヒドロモルヒノン誘導体を本質的に含む化合物の混合物を意味すると理解される。
この混合物において、α,β−不飽和化合物の含有量は、一般に1重量%未満であり、最も多くは0.1重量%から0.2重量%の間である。
表現「アルドール縮合反応から生じる生成物」は、エノラートとケトンとの反応から生じる二量体を意味すると理解される。より詳細には、アルドール縮合反応から生じる生成物は、以下の式(IV):
Figure 2011503040
(式中、
R1およびR2は上記と同じ意味を有する。)
に対応するビスヒドロキシモルヒノール−モルヒノン誘導体である。
表現「クロトン化反応から生じる生成物」は、アルドールの脱水反応から生じる二量体を意味すると理解される。より詳細には、クロトン化反応から生じる生成物は、以下の式(V):
Figure 2011503040
(式中、
R1およびR2は上記と同じ意味を有する。)
に対応するビスヒドロキシモルヒネン−モルヒノン誘導体である。
本発明は、モルヒネ化合物中の、α,β−不飽和化合物、詳細には6位においてケトンに共役したモルヒネ環の7位および8位において二重結合を含む化合物の含有量が、水酸化イオンの二重結合へのマイケル型の付加により低下し得るという驚くべき知見に基づく。
方法
したがって、第1の態様によると、本発明は、
(i)α,β−不飽和化合物(複数可)に対するマイケル付加反応の存在を可能にする条件下において、粗モルヒネ化合物を塩基と接触させるステップ、
(ii)モルヒネ化合物を反応混合物から分離するステップおよび
(iii)適切な場合、モルヒネ化合物から形成された付加生成物を分離するステップ
を含む、低含有量のα,β−不飽和化合物を含むモルヒネ化合物を調製する方法を対象とする。
この方法は、
(iv)モルヒネ化合物を、対応する製薬上許容できる塩、詳細には塩酸塩に変換する
後続のステップを更に含むと有利である。
ステップ(i)のマイケル反応を可能にする条件、とりわけ温度条件および時間条件は、処理されるモルヒネ化合物に応じて変化してもよい。これらの条件は、通常の技術を用いて当業者により容易に決定され得る。ナロキソンの処理に関する温度条件および時間条件は、例証のために以下に示される。
記載の方法のステップ(i)は、
−粗モルヒネ化合物を塩基に導入することにより、
−20から25℃の温度において、
−1時間未満の接触時間で、および/または
−13を超えるpH、有利には14を超えるpHを示す媒質中にて、
行われることが好ましい。
好ましくは、ステップ(ii)は沈殿により行われ、これは中和剤、詳細には酸の添加により得ることが有利である。
ステップ(iii)は、ステップ(iv)と同時に行われることが好ましい。
この方法の好ましい実施形態によると、モルヒネ化合物はナロキソンである。α,β−不飽和化合物は7,8−ジデヒドロナロキソンであることが好ましい。
本発明による方法は、標準的および非毒性反応体を伴う単純で迅速な処理により、非常に高純度のモルヒネ化合物を得ることを可能にする。この方法は、とりわけ、α,β−不飽和化合物の存在を、調節閾値未満、一般的には検出閾値未満に低下させることを可能にする。
形成される付加化合物は親水性であり、この理由により容易に除去され得る。この除去は、通常の精製中、詳細には製薬上許容できる塩への変換中、例えば塩化水素処理中に起こる。精製は、詳細には、例えばアルミナを通した濾過のステップを含み得る。
したがって、記載の方法は、現在の手順および記録されている手順に大幅な修正を加えることなく、使用され得る。
記載の方法は、マイケル型付加として知られている求核付加反応により望ましくないα,β−不飽和化合物を変換することを可能にする。例えば、「Advanced Organic Chemistry」、SmithおよびMarch、第5版、(第15章、976頁、1022−1024頁)に記載されている反応などがよく知られている。
付加は、ケトン官能基に共役した二重結合上で起こる。それ故、形成される付加生成物は、対応するヒドロキシル化飽和化合物である。これらの化合物は、一般に、α,β−不飽和化合物よりも毒性が低い。
以下の反応スキーム1は、ナロキソンのこの特定の例のための方法の基本となる反応を示す。ナロキソンは、α,β−不飽和不純物として、詳細には7,8−ジデヒドロナロキソンを含み得る。この化合物は、塩基処理により8−ヒドロキシナロキソンに変換される。
Figure 2011503040
付加ヒドロキシル基の存在によって、反応により形成される化合物はより親水性になり、適切な場合、モルヒネ化合物から容易に除去され得る。
特定の実施形態によると、マイケル型付加反応により形成される化合物は、通常のその後の単離ステップおよび精製ステップ中に分離される。
マイケル型付加反応は、二次反応、詳細にはアルドール縮合およびクロトン化反応と競合して起こる。
アルドール縮合反応は、ナロキソンの例について以下の反応スキーム2に示されている。形成される二量体生成物は、比較的親水性である。この理由のために、二量体生成物は後続の単離ステップおよび精製ステップ中に容易に分離され得る。
Figure 2011503040
Figure 2011503040
ナロキソンのクロトン化は、対応する脱水化合物を生じさせる。ナロキソンの例について、この反応は上記反応スキーム3に例示される。構造NMR分析により、環内不飽和を有する化合物のみが形成されることが確立されている。
クロトン化は、アルドール縮合反応(この反応は、逆アルドール縮合として知られている可逆反応と平衡状態にある。)とは対照的に不可逆反応である。更に、アルドール生成物のクロトン化から生じる化合物は、水にそれ程可溶性ではなく、この理由により反応生成物から分離するのがより困難である。
驚くべきことに、上記方法の特定のパラメータを適切に選択することにより、二次反応の影響を制限できることが見出されている。
詳細には、クロトン化反応を制限するために有効な手段が、クロトン化の出発物質であるアルドールの形成を制限するために有効な手段であると実証された。
実際は、アルドール縮合反応は、低温において、非常に塩基性の媒質中にて、短い接触時間では不利であることが見出されている。
したがって、低温において反応を行うことが好ましい。しかしながら、マイケル付加は温度が低すぎるとき緩徐であることが観察されている。
10から40℃、特に20から25℃の反応温度は、一般に、良好な折衷をもたらす。加熱手段または冷却手段を用いず、周囲温度において反応を行うことが特に好ましい。
記載された特定のステップは、例えば「Chemistry of the Opium Alkaloids」、Lyndon F. SmallおよびRobert E. Lutz、「Public Health Reports」への増補108、US Government Printing Office、1982年等に記載の、既知の従来の方法の1つにより入手可能な粗モルヒネ化合物に対して行われる。
これらの方法により得られる粗モルヒネ化合物は、一般に、1重量%未満、一般に0.1重量%から0.2重量%のα,β−不飽和化合物の含有量を示す。
本発明による方法は、粗モルヒネ化合物中に存在するα,β−不飽和化合物に対するマイケル型付加反応を可能にする。
粗モルヒネ化合物は、一般に、適切な溶媒、有利には水溶液に溶解する。溶液が、5重量%から25重量%の間の粗モルヒネ化合物濃度を示すことが好ましい。
用いられる塩基は、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物、詳細には水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムのような強無機塩基であることが好ましい。
塩基の量は、含まれるモルヒネ化合物に対して過剰であることが好ましい。一般に、モルヒネ化合物に対して計算したとき、少なくとも3当量、実際には実に少なくとも5当量に相当する。反応混合物は、13を超えるpHを示すまたは実に14を超えるpHを好ましくは示す。したがって、塩基は濃縮溶液中で使用されることが好ましい。
これは、逆アルドール縮合反応が、クロトン化に利用可能なアルドールの量を制限する、強塩基性媒質中で行われることが好ましいためである。
好ましい実施形態によると、モルヒネ化合物の溶液は塩基に導入され、この逆ではない。逆流し込みとして知られる、この代替形は、常に強塩基性である反応媒質を提供する。
本発明による方法は、簡単に、従来の設備において行われ得る。
モルヒネ化合物は、攪拌しながら、塩基性媒質に接触させることが好ましい。反応媒質は、20から25℃の温度に維持されることが好ましい。
反応混合物の接触時間は、アルドール縮合を不利な立場に置くために、短いことが好ましい。これは、マイケル付加反応が10から40分、最も多くは20から30分で一般に完了するため、変換の観点では問題を提示しない。
反応の終わり(一般に1時間未満後である。)に、反応媒質は中和される。温度の上昇を制限し、これによりクロトン化反応を制限するために、中和剤を徐々に添加することにより反応混合物を中和することが好ましい。
中和剤は、強酸または弱酸であり、有機酸または無機酸である、一般にありふれた酸である。塩酸、硫酸または酢酸が特に好ましい。中和は、モルヒネ化合物が沈殿するまで行われる。モルヒネ生成物は、中性pHまたは中程度の塩基性pH、例えば8から10の間のpHにおいて一般に沈殿する。
固体生成物は、その後、従来の方法、例えば濾過により反応混合物から分離される。
アルミナのような極性媒質を通した濾過は、より水酸基化された化合物、詳細にはアルドール縮合生成物の親和性による保持を可能にするため、特に有利である。
溶媒和塩基形である、得られたモルヒネ化合物は、その後製薬上許容できる塩、詳細には塩酸塩、ムチン酸塩、臭化水素酸塩、ステアリン酸塩、パモ酸塩、ナプシル酸塩、2−ヒドロキシ−5−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)ベンゾエートまたは3,5−ビス(1,1−ジメチルエチル)−2,6−ジヒドロキシベンゾエートに一般に変換される。
このステップは、得られたモルヒネ化合物と対応する酸の反応により行われ得る。一般に、塩基は水にそれ程可溶性ではなく、したがって、モルヒネ化合物の溶液は、適切な溶媒、例えばアセトン中において調製される。酸の添加後、例えば沈殿により、形成された塩が分離される。
アルドール縮合およびクロトン化反応から生じる二量体化合物の塩は、モルヒネ化合物の塩よりも水に可溶性である。したがって、これらの含有量はこのステップ中に減少し得る。
これにより得られたモルヒネ化合物またはこの塩は、必要に応じて、既知の方法に従って、例えば再結晶化により更に精製され得る。
更に、溶媒を除去することにより、詳細にはオーブン内にて乾燥させることにより、無水モルヒネ化合物を得ることが可能である。
したがって、本発明の有利な態様によると、反応から生じた化合物および二次反応から生じた化合物は、この目的のために特に提供されるステップを必要とすることなく、その後の精製ステップにより分離される。
組成物
第2の態様によると、本発明は、少なくとも99乾燥重量%のモルヒネ化合物および100ppm未満の含有量のα,β−不飽和化合物を含む組成物に関する。詳細には、本発明は、少なくとも99乾燥重量%、好ましくは少なくとも99.5乾燥重量%のモルヒネ化合物またはモルヒネ化合物の製薬上許容できる塩の1種および100ppm未満、好ましくは50ppm未満、より好ましくは25ppm未満の含有量のα,β−不飽和化合物を含む組成物に関する。
モルヒネ化合物およびモルヒネ化合物の塩は、容易に溶媒和物を形成し、詳細には一水和物、二水和物または三水和物の形態である。したがって、これらの化合物の含有量は、水の含有量または溶媒の含有量を考慮することなく、乾燥化合物に関して一般に表される。したがって、以後示す含有量は、特に断らない限り、常に乾燥化合物に関して理解される。
このような組成物は、モルヒネ化合物がナロキソン、この塩酸塩または塩酸塩二水和物でもあるとき、特に対象とされる。これらの組成物において、α,β−不飽和化合物は7,8−ジデヒドロナロキソンであることが好ましい。
特定の実施形態によると、組成物は、アルドール縮合反応およびクロトン化反応から生じる少量の化合物を更に含む。
したがって、本発明の特定の主題は、少なくとも99乾燥重量%、好ましくは少なくとも99.5乾燥重量%のモルヒネ化合物またはモルヒネ化合物の製薬上許容できる塩の1種および100ppm未満、好ましくは50ppm未満の含有量のα,β−不飽和化合物を含み、アルドール縮合およびクロトン化反応から生じる少なくとも1種の化合物を更に含む組成物である。
アルドール縮合およびクロトン化反応から生じるこれらの化合物は、もはやα,β−不飽和ケトン構造に付随する遺伝毒性の潜在的危険性を示さない。
アルドール縮合反応およびクロトン化反応から生じる化合物は、本発明による組成物中において、1000ppm未満、詳細には500ppm以下の含有量にて一般に存在する。
本発明による組成物中において、モルヒネ化合物が塩の形態であるとき、アルドール縮合反応から生じる化合物は、20から200ppm、詳細には50から150ppmの範囲の含有量で一般に存在する。
本発明による組成物中において、モルヒネ化合物が塩の形態であるとき、クロトン化反応から生じる化合物は、150から500ppm、詳細には200から350ppmの範囲の含有量で一般に存在する。
ナロキソンに関して、これは6’,7−ナロキソール−ナロキソンおよび対応する6’,7’−オレフィンである。
モルヒネ化合物の製薬上許容できる塩、詳細には塩酸ナロキソンを含む本発明による組成物が特に好ましい。モルヒネ化合物またはモルヒネ化合物の塩は、一般に、溶媒和物、詳細には水和物である。ナロキソン塩酸塩二水和物を含む組成物が特に対象とされる。詳細には、本発明は、ナロキソン塩酸塩二水和物、特に90ppm未満の含有量の7,8−ジデヒドロナロキソン、特に50から150ppmの範囲の含有量の6’,7−ナロキソール−ナロキソン、および特に200から350ppmの範囲の含有量の6’,7−ナロキソール−ナロキソンの6’,7−オレフィンを含む組成物を対象とする。
モルヒネ化合物が溶媒和物の形態であるとき、組成物は、対応する量の溶媒を更に含む。ナロキソン塩酸塩二水和物の場合には、組成物は、組成物の総重量に対して最大10重量%の水を更に含んでもよい。
本発明は、以下の実施例および図を用いてより詳細に説明される。
実施例:低含有量のα,β−不飽和化合物を含むナロキソンの調製
60℃においてNaHCOの存在下にて臭化アリルによりジメチルホルムアミド中において塩酸ノルオキシモルホンをN−アリル化し、続いて水から沈殿させることにより得られた、15.08g(0.046モル)の粗ナロキソン塩基を、温度計および磁気バーを備えた250mlの3つ口フラスコに導入し、続いて105mlの水および9ml(0.06モル、2eq)の濃水酸化ナトリウム溶液(30%)を導入する。完全に溶解するまで、周囲温度において媒質を攪拌する。
その後、媒質を滴下漏斗に充填し、次いで36ml(0.27モル;8eq)の濃水酸化ナトリウム溶液(30%)を含む3つ口フラスコに滴加する。反応媒質の21.6℃の初期周囲温度は、添加の終わりには21.5℃に達し、次いで反応媒質のpHは14.4になる。
更に30分間、この温度で攪拌を維持する。温度の上昇を最小限に抑えるために、その後39ml(0.37モル;8.2eq)の濃塩酸(37%)を滴加する。
添加の終わりには、反応媒質は温度41.7℃およびpH9を示す。媒質を10℃に冷却し、沈殿を焼結ガラス漏斗を通して濾過することにより分離する。分離された固体生成物を、60℃の通風オーブン内にて乾燥させる。処理された粗ナロキソン塩基を、15.64g(乾燥重量)単離する。これらの作業の終わりに得られた生成物を、以下の表1から表4において「処理されたナロキソン塩基」と呼ぶ。
その後、得られた生成物をアセトンに溶解させ、アルミナを通して濾過し、トルエンから再結晶化する。これらの作業の終わりに得られた生成物を、以下の表1から表4において「純ナロキソン塩基」と呼ぶ。
得られたナロキソン塩基をアセトンに溶解させ、次いで濃塩酸の添加により塩酸塩に変換する。冷却により塩酸塩を沈殿させ、濾し取り、乾燥させる。これらの作業の終わりに得られる生成物を、以下の表1から表4において「純塩酸ナロキソン」と呼ぶ。
塩基処理後および塩酸塩への変換後、European Pharmacopoeiaに記載されているHPLC方法に従って得られた生成物を分析する。
同じ手順に従って試験を2度繰り返す。分析の結果を、以下の表1および表2に整理する。
本発明による方法は、塩基処理により、低含有量の7,8−ジデヒドロナロキソンを含むナロキソンを得ることを可能にすることが留意される。詳細には、この処理は、7,8−ジデヒドロナロキソンの含有量を初期の0.8重量%から0.03重量%未満に低下させ、これにより検出閾値より低くすることを可能にする。より詳細なHPLC方法によって、7,8−ジデヒドロナロキソンの含有量(これは100ppm未満でなければならず)が、60から90ppmの通常値を示していることを記録することが可能となる。
したがって、これにより得られたナロキソンは、この段階ではで、7,8−ジデヒドロナロキソンの含有量に関して規制基準を満たす。
更に、ナロキソン処理後、付加生成物である8−ヒドロキシナロキソン処理後、ならびにまたアルドール縮合およびクロトン化反応の競合からの少量の生成物処理後の出現が留意される。しかしながら、これらの化合物はその後の精製ステップおよび塩酸塩への変換ステップの間に、非常に大量に除去される。
より正確な定量法に従って処理された、表1および表2のHPLC分析の結果は、それぞれ以下の表3および表4に提示された値を導く。
Figure 2011503040
Figure 2011503040
Figure 2011503040
Figure 2011503040

Claims (20)

  1. (i)α,β−不飽和化合物に対するマイケル付加反応の存在を可能にする条件下、13を超えるpHにて、粗モルヒネ化合物を塩基と接触させるステップ、
    (ii)モルヒネ化合物を反応混合物から分離するステップおよび
    (iii)適切な場合、モルヒネ化合物から形成された付加生成物を分離するステップ
    を含む、低含有量のα,β−不飽和化合物を含むモルヒネ化合物を調製する方法。
  2. 後続のステップとして、
    (iv)モルヒネ化合物を、対応する製薬上許容できる塩に変換するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. ステップ(i)が、粗モルヒネ化合物を塩基に導入することにより行われる、請求項1または2に記載の方法。
  4. ステップ(ii)が、中和剤の添加により得られる沈殿により行われる、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. ステップ(iii)が、ステップ(iv)と同時に行われる、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. モルヒネ化合物がナロキソンであり、α,β−不飽和化合物が7,8−ジデヒドロナロキソンである、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. ステップ(i)が20から25℃の温度で行われる、請求項6に記載の方法。
  8. ステップ(i)が1時間未満の接触時間で行われる、請求項6または7に記載の方法。
  9. 少なくとも99乾燥重量%のモルヒネ化合物またはモルヒネ化合物の製薬上許容できる塩の1種および100ppm未満の含有量のα,β−不飽和化合物を含む組成物。
  10. 少なくとも99.5乾燥重量%のモルヒネ化合物またはモルヒネ化合物の製薬上許容できる塩の1種を含む、請求項9に記載の組成物。
  11. 50ppm未満のα,β−不飽和化合物の含有量を示す、請求項9または10に記載の組成物。
  12. アルドール縮合反応から生じる少なくとも1種の化合物を更に含む、請求項9から11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. アルドール縮合反応から生じる化合物の含有量が1000ppm未満である、請求項12に記載の組成物。
  14. クロトン化反応から生じる少なくとも1種の化合物を更に含む、請求項9から13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. クロトン化反応から生じる化合物の含有量が1000ppm未満である、請求項14に記載の組成物。
  16. モルヒネ化合物がナロキソンであり、α,β−不飽和化合物が7,8−ジデヒドロナロキソンである、請求項9から15のいずれか一項に記載の組成物。
  17. モルヒネ化合物の製薬上許容できる塩が塩酸ナロキソンであり、α,β−不飽和化合物が7,8−ジデヒドロナロキソンである、請求項9から15のいずれか一項に記載の組成物。
  18. モルヒネ化合物の製薬上許容できる塩がナロキソン塩酸塩二水和物であり、α,β−不飽和化合物が7,8−ジデヒドロナロキソンである、請求項9から15のいずれか一項に記載の組成物。
  19. 6’,7−ナロキソール−ナロキソンを更に含む、請求項16から18のいずれか一項に記載の組成物。
  20. 6’,7−ナロキソール−ナロキソンの6’,7’−オレフィンを更に含む、請求項16から19のいずれか一項に記載の組成物。
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