JP2011502877A - 充填部を備えたエアバッグ、エアバッグ及びガスジェネレータを備えたエアバッグ装置 - Google Patents

充填部を備えたエアバッグ、エアバッグ及びガスジェネレータを備えたエアバッグ装置 Download PDF

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Abstract


本発明は、充填部(120)を備え、ガスジェネレータ(200)のガスがこの充填部を介してエアバッグ(100,1100,2100,3100)に充填可能とされたエアバッグに関する。前記充填部(120)は、前記エアバッグ(100)の管状部(140)を折込むことで形成される。本発明の別の変更例では、ガスジェネレータのガス流出部は、ガスジェネレータに取り付けられた布地保護層によって少なくとも一部が取り囲まれ、ガスジェネレータの少なくとも一部は、布地保護層と共にエアバッグの充填部の中に配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、請求項1の前文に記載の、充填部を備えたエアバッグ、また請求項11の前文に記載の、エアバッグ及びガスジェネレータを備えたエアバッグ装置に関するものである。
車両乗員拘束システムのエアバッグをガスで充填するべく、エアバッグに充填部を形成する技術が知られており、エアバッグは、ガスジェネレータのガスをその充填部を介して充填可能とされる。そのような構成の課題は、エアバッグが流入ガスによって損傷しないようにすることである。
本発明は、充填部を有するエアバッグと、エアバッグの熱負荷が小さくエアバッグのガス充填を簡便に行なうことが可能なエアバッグ装置とを提供するという目的に基づいている。
本発明の目的は、請求項1の特徴を有するエアバッグ、請求項25の特徴を有するエアバッグ装置によって解決される。本発明の実施形態は、従属請求項で具現化される。
従って、本発明の第1の形態によれば、エアバッグの管状部を折込むことによってエアバッグの充填部が形成される。このため、従来のエアバッグの充填部が延長されて内側へ折込まれる。その場合、エアバッグは、エアバッグ材料が別個に切り出され、縫合されて、その後に追加の層を設けるべくエアバッグ内に配置される必要がなく、充填部の中に追加の保護層を収容する。従って、折込まれる充填部は、エアバッグのエアバッグ材料からなり、また追加の部品が必要ないため組み付けが簡素化される。
追加の保護層は、ガスジェネレータからのガス流出後すぐに高温ガスがエアバッグ布地の外壁に接触するのを防止し、これにより流入ガスは、エアバッグにダメージを与えないか、或いはダメージが僅かになる。
充填部の折込みは、縫合されたエアバッグと接着され或いは編み込まれたエアバッグの両方に使用することができる。
本発明の一実施の形態では、管状部のうち管状部の折込み後にエアバッグの内部に向かう端部は、エアバッグの内部へと延在している。このため、充填部を通じてエアバッグ内へと流れるガスは、エアバッグ内へと直に流れることができ、また適切に分散可能とされる。
エアバッグの別実施の形態では、管状部のうち管状部の折込み後にエアバッグの内部に向かう端部は、エアバッグ内へと直にガスを流す手段、例えばエアバッグを確実に規則的に充填する手段を有する。管状部のうち折込み後にエアバッグの内部に向かう端部は、エアバッグ充填時に流入ガスをエアバッグ内で所望の態様で分散させる開口を規定する1又はそれ以上の縫い目を有する。変更例又は追加例として、折込み式の管状部は、エアバッグの内部においてガスを所望の態様で分散させる働きの1又はそれ以上の側部開口を備えることもできる。また、管状部の端部は、管状部の長尺の延在部分に関し傾斜して形成されることも可能であり、このため更に流入方向が影響を受け得る。
別の実施形態では、エアバッグは、長尺状に延在する外側縁部を有し、また管状部は、その折込み前は、この外側縁部に平行に延在する。これにより、保護層を追加で折込むことのない簡単な充填部を備えるエアバッグと比較して、エアバッグの製造に用いるエアバッグカット体の高さを一定に維持することが可能とされる。エアバッグカット体の高さを一定にすることによって、追加の材料コストが発生しない。
別の実施形態では、エアバッグの管状部は、その折込み時に少なくとも一部も折込まれる少なくとも1つの追加の補強層を有する。従って、例えば2つの布地片が管状部の上面及び下面に縫合され、或いは接着される。その後、管状部は、これら追加の布地片と共に折込まれる。これにより、充填部の少なくとも一部に別の保護層を設けることによって更なる補強がなされる。このため、追加の保護層は、エアバッグとは異なる別の材料で製造され、また例えば特定範囲での耐熱性を有する。概して、そのような追加の補強層の複数は、必要に応じて異なる材料からなり、エアバッグのうち折込み式の管状部に固定可能とされる。
別の実施形態では、少なくとも1つの追加の布地層の領域は、管状部の端部の少なくとも一部を閉鎖するよう互いに接続される。従って、閉鎖されていない非閉鎖領域は、管状部の折込み後には、エアバッグ充填時に流入ガスをエアバッグ内で所望の態様で分散させる1又は複数の開口を形成する。
実施の変更例では、エアバッグは、ガスジェネレータの少なくとも一部を収容するのに、或いはガスジェネレータに接続されたディフューザの少なくとも一部を収容するのに適合するように構成される。
変更例では、充填部は、既に説明したように、管状部を長手方向に折込むことによって形成される。このため、管状部のうちエアバッグから突出する端部は、エアバッグの内部へ引き込まれる。別の実施形態では、充填部は、これと対照的に管状部が横方向(長手方向と交差する方向)に折込まれることによって形成される。このため特に、充填部は、両端部が開口しており長手方向の側面がエアバッグに接続されている管状部を横方向に折込むことによって形成される。このため、管状部は、横方向への折込み後においてエアバッグの内部に本質的に円筒形状のディフューザを形成する。
充填部及び管状部は、エアバッグに一体状の構成要素とされる。このため、特にエアバッグ内に単に挿入されるガスランスとは関連しない。例えば、管状部は、エアバッグを製造するエアバッグカット体の一構成要素とされる。別の実施の変更例では、管状部は、特に縫合又は接着によってエアバッグに固定状に接続された一部とされる。この管状部は、別の材料、特に高強度(高剛性)のエアバッグ布地、或いはエアバッグとは異なる別材料によって形成可能とされ、これにより充填部を特に安定性又は耐熱性を有するものとすることができる。
折込み式の管状部は、好ましくはエアバッグの内部にディフューザを形成し、そのディフューザは、ガスジェネレータのガスをエアバッグ内において所望の態様で分散させる。このディフューザは、ガスジェネレータのガスを1又は複数の流出開口を通じてエアバッグ内に直に案内するよう形成され得る。
折込み式の充填部を有するエアバッグの製造は、例えば以下のステップを用いることによって遂行される。それぞれ長尺状に延在し且つ側方へ突出する部位を有する2つの二次元エアバッグ層を設け、2つのエアバッグ層を接続し、長尺状に延在し且つ側方へ突出する2つの部位が、端部において少なくとも一部が開口する開口状の管状部を形成し、またエアバッグの充填部を形成するべく管状部を折込む。
折込み式の充填部を有するエアバッグの製造は、例えば以下のステップを用いた変更例の製造方法によって遂行される。所定の開口を有するエアバッグを設け、管状部を設け、管状部をエアバッグの開口の領域においてエアバッグに接続し、エアバッグの充填部を形成するべく管状部を折込む。
本発明の別形態では、エアバッグ及びガスジェネレータを有するエアバッグ装置が設けられる。エアバッグは、充填部を備え、ガスジェネレータのガスが充填部を介して充填可能とされ、ガスジェネレータの流出部からガスが流出する。本発明のこの別形態によれば、ガスジェネレータのガス流出部は、ガスジェネレータに取り付けられた布地保護要素によって少なくとも一部が取り囲まれ、またガスジェネレータの少なくとも一部は、布地保護要素と共にエアバッグの充填部の中に配置される。
従って、ガスジェネレータ用の追加の保護層が設けられ、フードとも称呼され、ガスジェネレータに取り付けられ、またガスジェネレータのガス流出部を直に取り囲む。このときガスジェネレータ及び布地保護要素を予め取り付けたものがエアバッグの充填部に挿入され、またこの充填部に接続される。このため、充填部は、簡便な態様によって、或いは本発明の第1の形態における折込み態様によって形成可能とされる。
布地保護要素は、概して任意とすることができる。エアバッグ材料を使用する代わりに、コーティングされた紙(織物)又はプラスチックを含む別の材料を用いることもできる。
布地保護要素は、例えば円筒状(管状)に形成され、また例えば、ガスジェネレータのうち布地保護要素の中に突出する部位を布地保護要素に対し確実に固定する縫い目のような手段を設けることもできる。布地保護要素がテーパー状とされ、このため流出ガス用のノズルとして作用するよう構成可能とされる。
本発明は、引き続き幾つかの典型的な実施形態によって図面を参照しつつより詳細に説明される。
第1の典型的な実施形態で構成された充填部を有する広げられた非膨張のエアバッグの詳細を示す図である。 充填部を有する公知のエアバッグを示す図である。 図1における充填部を有するエアバッグであって、図1の充填部を折込んだ後に管状部を形成する製造ステップでのエアバッグを示す図である。 図3の製造時のエアバッグを示す図であって、管状部を折込むプロセスがあらわされている。 図1におけるエアバッグ及び充填部を示す図であって、ガス分散機能を果たす折込まれた充填部の中にガスジェネレータが配置された状態があらわされている。 図1における充填部を備えたエアバッグを示す図であって、ガスジェネレータが充填部の中に配置され、また充填部がガス分散機能を発揮することなくエアバッグへとガスを導入するように形成された状態があらわされている。 図5における充填部を備えたエアバッグを示す図であって、ガスジェネレータに接続された追加のディフューザが充填部の中に配置された状態があらわされている。 図3の製造状態のエアバッグを示す図であって、管状部の外部に追加の補強層が配置される様子があらわされている。 図8Aのエアバッグを示す図であって、補強層が管状部に設けられ補強層の領域の折込みの様子が示されている。 図8Bの補強層を有する管状部を折込んで形成された充填部を備えたエアバッグを示す図である。 充填部の中に配置され、且つその充填部に接続されたガスジェネレータを有する図8Cのエアバッグを示す図である。 ガスジェネレータに取り付け可能な第1の典型的な実施形態の布地保護要素を示す図である。 ガスジェネレータに取り付けられた図9Aの布地保護要素を示す図である。 ガスジェネレータに取り付け可能な第2の典型的な実施形態の布地保護要素を示す図である。 ガスジェネレータに取り付けられた図10Aの布地保護要素を示す図である。 ガスジェネレータに取り付け可能な第3の典型的な実施形態の布地保護要素を示す図である。 ガスジェネレータに取り付けられた図11Aの布地保護要素を示す図である。 ガスジェネレータに取り付け可能な第4の典型的な実施形態の布地保護要素を示す図である。 ガスジェネレータに取り付けられた図12Aの布地保護要素を示す図である。 布地保護要素を有するガスジェネレータをエアバッグの充填部の中に取り付ける様子を示す図である。 図13Aの取り付け状態を示す図である。 管状部の外面に追加の補強層が設けられる別の典型的な実施形態のエアバッグを示す図である。 図14Aのエアバッグにおいて管状部に補強層が固定された状態を示す図である。 管状部の外面に追加の補強層が設けられる別の典型的な実施形態のエアバッグを示す図である。 図15Aのエアバッグにおいて管状部に補強層が固定された状態を示す図である。 別部材として形成された管状部の典型的な実施形態を示す図である。 図16の管状部がエアバッグの充填部に固定された後の状態を示す図である。 図17の管状部を折込むことによって形成された充填部を有するエアバッグを示す図である。 充填部に配置され且つその充填部に接続されたガスジェネレータを有する図18のエアバッグを示す図である。 エアバッグ形状によって形成された管状部を有するサイドエアバッグを広げられた非膨張状態にて示す図である。 図20のエアバッグにおいて、エアバッグに縫合された別部分によって管状部が形成された構成を示す図である。 図20又は図21の管状部を折込むことによって形成された充填部を有するエアバッグを示す図であって、内側に入り込んだ領域が折込み式のディフューザを形成した状態があらわされている。 図22におけるエアバッグにガスジェネレータが取り付けられた状態を示す図である。 図21における管状部の実施形態を示す図であって、管状部の前面が縫合された状態があらわされている。 図24のエアバッグを示す図であって、内側に入り込んだ領域が折込み式のディフューザを形成した状態があらわされている。 図25におけるエアバッグにガスジェネレータが取り付けられた状態を示す図であって、折込み式のディフューザから前方へとガス流出が生じる状態があらわされている。 広げられた非膨張状態のサイドエアバッグの典型的な実施形態を示す図であって、エアバッグカット体によって形成された管状部を構成し、その管状部が長軸と交差して折込まれるよう構成配置された状態があらわされている。 図27のエアバッグにおいて、管状部が別部材によって形成され、またエアバッグに縫合された構成を示す図である。 図27又は28のエアバッグにおいて、管状部が長軸と交差して折込まれてガスジェネレータのための収容体を形成した状態を示す図である。 図29のエアバッグの一部を示す図であって、内側に折込まれた層があらわされている。 図30におけるエアバッグにガスジェネレータが取り付けられた状態を示す図である。 図30に示すエアバッグ装置においてガスジェネレータから流出するガスを示す図である。
本発明をより良く理解するべく、最初に図2を参照しつつ公知のエアバッグについて説明する。従って、公知のエアバッグ100は、ガスジェネレータ(「ガス発生器」ともいう)200の少なくとも1つの部位210を収容する機能を果たす充填部(「充填部分」、「充填要素」、或いは「充填ピース」ともいう)120’を有し、この充填部の中に配置された部位210はガス流出部230を備えており、作動時にガスジェネレータ200によって発生したガスがこのガス流出部から流出する。充填部120’は、ガスジェネレータ200に強固に固定され、ガスジェネレータ200から流出したガスを、エアバッグ100の内部へと案内する機能を果たす。
図2には、更にエアバッグカット体(エアバッグ製造用にカットされた「エアバッグカット片」ともいう)の上部層及び下部層を互いに接続するエアバッグの縫い目130と、エアバッグを車両構造体に固定するための固定タブ110が示されている。
エアバッグ100を製造するのに必要となるエアバッグカット体は、空間上の2方向に関し規定寸法を有する。図2において、エアバッグカット体の高さH1は、カット体の下側縁部(図示省略)と上側縁部170との間の距離として規定され、上側縁部170は、実際のエアバッグから突出する充填部120’の上端部によって規定される。エアバッグを製造するのに必要とされ、また従って材料コスト及び製造コストに影響を及ぼすエアバッグ材料の量が、エアバッグカット体の高さH1のよって規定される。
図1には、充填部(「充填部分」、「充填要素」、或いは「充填ピース」ともいう)120を有するエアバッグ100が示されており、当該充填部は、エアバッグの管状部を内側に折込む(「折返す」ともいう)ことによって形成される。従って、この充填部120は、図3及び図4に示されている同一の管状部(「円筒部」ともいう)140の2つの材料層(「保護層」或いは「布地層」ともいう)140a,140bによって構成されている。従って、この充填部は、図2に示す公知の充填部120’に比べて長尺状とされ、この長尺部分が内側に折込まれている。このため、この長尺状の充填部は、準備がなされた充填部120と用語上区別するために、この記載の範囲においては管状部として説明される。
従って、保護層140bが追加され、この保護層はエアバッグカット体と一体状に形成されていて別部材として構成されておらず、また特には、切断し、縫合した後にエアバッグ又は充填部の中へと挿入する必要なく形成可能とされる。端部において少なくとも一部が開口する長尺状の管状部を折込む製造方法によって充填部120が形成され、その充填部の2つの層は、折込みにより充填部120の前面端部で互いに連続的に接続され、また同一の材料カット体によって構成される。
図3には、またエアバッグ100の1又は複数のチャンバー或いは領域を形成するべく、上部エアバッグ層と下部エアバッグ層を互いに接続する縫い目130が示されている。
これら図面に示されているエアバッグは、側面窓ガラスに沿って展開する頭部エアバッグ(サイドカーテン)として明確にされている。これは、典型的な例として理解される。一般的には、それとは異なる形状や配置のエアバッグについても折込み式の充填部を用いることができる。
図3には、管状部140を有するエアバッグ100と、管状部140を折込むことによって、2つの布地層140a,140b(図1参照)を有する充填部120が形成される前の状態とが示されている。このエアバッグ100は、外形が合同で縫い目130によって互いに接続される2つの二次元エアバッグ層からなる。縫い目130によって接続する代わりに、変更例として接着剤による接続を用いることもできる。概して、編み込み状の1つの(単一の)エアバッグを使用することも考え得る。
従って、エアバッグ100を形成する2つのエアバッグ層は、それぞれ長尺状に延在し、且つ側方に突出する領域を有し、2つのエアバッグ層が接続された後には、これら2つの領域は、長尺状に延在し、且つ管状部140から側方に突出する。
一実施の形態では、必須とはされないが、エアバッグのうち長尺状に延在する外側縁部101と管状部140とが本質的に平行に延在するよう構成される。このため、エアバッグの製造に必要なエアバッグカット体の高さH2を、図2における公知のエアバッグのエアバッグカット体の高さに対して拡張する必要がなく、即ち図3における高さH2は、図2における高さH1に等しい。折込み式の充填部を用いることによってエアバッグカット体の高さが増えないので、追加の材料コストが必要ない。これに比べて、別実施の形態では、管状部140がエアバッグの外側縁部101に関して所定角度をなして延在するよう構成することもできる。
図3において、管状部140のうちエアバッグ100から離間する側(反対側)の端部141に、エアバッグ充填時に所望の態様(目標として設定された態様)でエアバッグ内へと流入ガスを分散(「拡散」ともいう)させる開口を規定する1又は複数の縫い目を設けることができる。このため、端部141は、管状部を折込んだ後はエアバッグの内部に向けられることとなる。
図3における典型的な実施形態では、管状部140の端部141に縫い目131が設けられており、その縫い目131が2つのガス流出開口151,152を規定ない形成している。このため、下側のガス流出開口152は一部が側方に延在しており、即ち、管状部140の長軸に垂直にガス流出が生じる。図3に示されているこれらの縫い目131及びガス流出開口151,152は、単なる典型例として理解される。端部141又は管状部140の側面に、1又はそれよりも多い縫い目を別の態様で形成することもでき、それぞれの場合には、エアバッグを一様に(均一に)充填するために及び/又はエアバッグの1つの(単一の)チャンバーを所望の状態に充填するために、ガスジェネレータから流出したガスが制御された所望の態様でエアバッグ内へと流れるのを許容する開口部分が設けられる。
図4には、管状部140を折込むステップが矢印Aによって示されている。管状部を折込んだ後の充填部が図1に示されている。
図5には、図1におけるエアバッグがガスジェネレータ200と共に示されており、またエアバッグ100内への流入ガスの導入方向B,Cが示されている。ガスジェネレータ200は、当該ガスジェネレータのガス流出部230を有する部位210において、充填部120の中に配置されている。充填部120のガスジェネレータ200との接続は、従来の方法によって達成される。作動時にはガスがガス流出部230から流出して充填部120に流入する。このため、図3の管状部を内側に折込むことによって形成される内側の保護層140bにのみ流出ガスが接触する。このため、ガスジェネレータ200から流出したガスによって、エアバッグの外壁がダメージを受けるのが防止される。このとき、ガスは、ガス流出開口151,152を通じて、内側の保護層140bからエアバッグ100内へと2つの空間上の流れB,Cによって案内される。開口の大きさや数によってエアバッグ内への空気流入量が制御可能とされ、エアバッグの異なるチャンバーは別個のガス充填が可能とされる。
充填部120は、そのガス分散機能(「ガス拡散機能」ともいう)によってディフューザ(「分散器」又は「拡散器」ともいう)として作用し、折込み式のディフューザとしても構成され得る。このため、この折込み式のディフューザ120は、別部品ではなく、エアバッグのエアバッグカット体から製造される。
図6には、実施形態の変更例が示されており、この変更例では、エアバッグ内部への流入量に関して図5の実施形態のエアバッグと相違している。従って、図6に示す実施形態では、折込まれた保護層140bには、その端部領域又は前面領域に1つの開口のみが設けられており、これにより保護層140bは、ガスを分離して拡散させる機能が達せられない。
図7には、典型的な実施形態が示されており、この実施形態では、充填部120の中にディフューザ300が追加で配置されており、このディフューザ300は、ガスジェネレータ200に接続されている。このとき、ディフューザ300から流出したガスは、図5に示されるように、ガス流出開口151,152を通じてエアバッグ100内へとガス流れB,Cの方向へと流れる。このディフューザ300は、例えば図6の実施形態と組み合わせて使用することによっても効果を発揮する。
内側の保護層140bの端部141は、これらの実施形態では傾斜しており、即ち、充填部120の長軸に垂直な方向には延在していない。内側の保護層140bの端部141が傾斜していることによって、更にエアバッグ内へ流入するガスの流れ方向に影響を及ぼす。一方で、内側の保護層の端部141の傾斜構造は、単なる典型例であって、必須とはされない。
図面に示されているガスジェネレータ200は、細長状(長尺状)に形成されたガスジェネレータであって、例えばチューブ状(円筒形状)のガスジェネレータとされる。一方で、折込まれた充填部を有するエアバッグは、典型的には図7に示されるようなディフューザを追加して使用することによって、必要に応じて別のガスジェネレータと接続することもできる。
図8Aから図8Dには、典型的な実施形態が示されており、この実施形態では、管状部140に補強層が追加で固定されており、管状部の折込みの間にこの追加の補強層も少なくとも一部が折込まれる。図8Aによれば、追加の補強層は、例えば2つの布地片(「布地部」ともいう)161,162からなり、この布地片はそれぞれ、管状部140の上面及び下面に縫合され、或いは接着される。
図8Bには、管状部140がそれに固定された補強布地片161と共に示されている。補強層161,161の固定後に、矢印Aで示されるように管状部140が再び内側へ折込まれる。このため、補強層161,162も少なくとも一部が折込まれる。図8Cには、その折込み結果の状態が示されている。追加の補強層161,162は、充填部120のうちの最も内側の保護層を形成し、また更に流出ガスからエアバッグ100を保護する。ガス流出部230を有する細長状(長尺状)のガスジェネレータ200は、充填部120内へ挿入されて、図8Dに示されるようにその充填部に固定される。例えばクランプ部材240によって固定され、このクランプ部材は、ガスジェネレータ200及び充填部120のカラー形状の領域(襟状部の領域)を本質的にガス気密(ガス密封)の形態で取り囲む。
図14A,図14Bは、図8Aから図8Dの典型的な実施形態の変更例に関するものであり、この変更例では、追加の補強層が1つの矩形(長方形)の布地片163からなり、当該布地片は管状部140のまわりに配置されて、その両端部163aにおいて管状部に縫合され、或いは接着される。このため、管状部140に対する補強層163の両端部163aの固定は、管状部140の縫い目130の領域で行われるのが好ましい。図14Bには、管状部140に対しそれに固定される補強層163が既に取り付けられた状態が示されている。このようにして形成された管状部140は、図8C及び図8Dに示されるように、その後に補強層163と共に内側へ折込まれる。
図15A,図15Bには、典型的な実施形態の別の変更例が示されており、この変更例では、管状部140に保護層が追加して固定されている。この追加の補強層(保護層)は、図14A,図14Bの典型的な実施形態の場合のように布地片164からなり、この布地片は、管状部140のまわりに配置されて、その両端部164aにおいて当該管状部に縫合され、或いは接着される。一方で、2つの別体の布地片を有する図8A,図8Bにおける実施形態を含むこともできる。このため、布地片164は、エアバッグの内部から離間する側の前面に2つの突出部(「突片」ともいう)164bを備えている。
図14A,14B及び図8A,8Bの典型的な実施形態とは異なり、補強層164は、その前面側において縫い目132に沿って、すなわち突出部164bに沿って縫合され、或いは接着され、これにより管状部140の端部141が部分的に閉鎖される。このため、互いに縫合され、或いは接着された突出領域164bに隣接して2つのガス流出開口153,154が形成され、それらガス流出開口153,154からガスの流出が可能とされる。図8C,図8Dにおいて管状部140が折込まれた後は、これらガス流出開口153,154は、エアバッグの内部(内側)に向けられる。これら2つのガス流出開口153,154によって、エアバッグに所望の充填態様でガスを充填することができる。ガス流出開口153,154のサイズ及び配置は、縫い目132の長さ及び形状によって影響を受け、従ってガスによる所望の態様でのエアバッグの充填が調節可能とされる。補強層の前面側に複数の縫い目を設けることもできる。
図9Aから図13Bは、典型的な実施形態に関するものであり、この実施形態では、ガスジェネレータのガス流出部は、ガスジェネレータに取り付けられた布地保護要素によって少なくとも一部が取り囲まれており、ガスジェネレータの一部は、この布地保護要素と共にエアバッグの充填部の中に配置される。このため、この充填部は、図1及び図3から図8Dにおいて折込まれた充填部になり得る。ガス流出部に配置される布地保護要素を単一層(1つの層)の充填部に組み合わせて用いることもできる。
図9Aによれば、布地保護要素400は、2つの開口端部を有する円筒状(チューブ状)の形態で形成されている。この布地保護要素は、長手方向(長軸方向)に関し互いに接続された第1の部位401及び第2の部位402を備えている。図9によれば、細長状に形成されたガスジェネレータ200の1つの部位250が第1の部位401の中に配置され、このガスジェネレータ200はガス流出部230を備えている。
第1の部位401と第2の部位402との間の二箇所に、布地保護要素400の長手方向(長軸方向)に垂直に延在する縫い目403が設けられており、これら2つの縫い目403は、図9Bに示すように、ガスジェネレータ200のうち第1の部位401の中に配置された部位205を、この第1の部位401の中で固定する機能を有する。このため、2つの縫い目403によって形成された所定の開口を通じてガス流出部230が突出するよう組み付けが可能とされる。
図10A及び図10Bには、典型的な第2の実施形態の布地保護層410が示されている。この布地保護層もまた、第1の部位411及び第2の部位412を備えている。第2の部位412は、断面がテーパー形状(先細状)とされた構成が特徴とされる。ガスジェネレータ200のうち第1の部位411の中に配置された部位250は、この第2の部位412のテーパー断面形状によって、第1の部位411内で確実に固定されることとなる。
このテーパー形状の第2の部位412は、更に、有効な流出ガスの流れを生じさせるためのノズルを形成している。概して、布地保護要素の第2の部位の形状によって、ガス流の方向及び速度に影響を及ぼすことができる。
図11A,図11Bにおける典型的な第3の実施形態では、本質的に矩形(長方形)の布地片によって形成された管状要素420が設けられており、この布地片が1回折り畳まれ、その折り畳み部分にて対向する両縁部が所定の縫い目によって互いに接続される。垂直に延在する縫い目423が再び設けられており、この縫い目は、ガスジェネレータ200のうちガス流出部230を備えたガス流出部230を収容する第1の部位421を第2の部位422から分離している。
図12A,図12Bの典型的な実施形態は、本質的に図11A,図11Bの典型的な実施形態と一致する一方、ここでは第1の部位431を第2の部位432から分離する縫い目が、布地保護要素430の縁部に設けられた縁部縫い目の輪郭上の凹み部433によって形成されている。
図13Aによれば、ガスジェネレータの一端部は、エアバッグの充填部120’’の中に配置される布地保護要素が、充填部120’’内へ挿入される前に第2の部位422にて外側へ折り返されることによって、取り付けが可能とされる。このため、作動時にガスジェネレータ200から最初に流出するガスの衝撃力は、折り返し部(第2の部位)422を最初に直立状態にしなければならないために低下する。一方で、第2の部位422の折り返しは、単なる典型例とされるものであって必須とされるものではない。例えば、第2の部位が充填部120’’内へと不規則的に挿入されてもよい。
ガスジェネレータ200のうちガス流出部230を備える部位250が、ガス流出部230を直に取り囲む布地保護要素420と共に、充填部120’’の中に配置された後は、充填部120’’は、例えばクランプ部材240によって、ガスジェネレータ200に対し本質的に気密の形態で接続されて固定される。
図16には、典型的な実施形態が示されており、この実施形態では、折込み後にエアバッグ1100の充填部を形成する管状部1140が別部材として構成されている。このため、この管状部は、例えば2つの布地カット体1141,1142からなり、これらの布地カット体は縫合されるか、さもなければ長手方向の側面が互いに接続される。図17によれば、管状部1140は、特には縫合、接着、或いはそれと同様の方法によって、充填部突出部1120’においてエアバッグ1100に固定されている。
図18によれば、管状部1140によって形成された追加の補強層は、エアバッグ1100を流出ガスから保護するべく折り込まれた後に内側に配置される。折込まれた折込み式の充填部1120が形成される。ガス流出部230を有する細長状のガスジェネレータ200がその後に配置され、この目的のために充填部1120内に挿入されて、図19に示すようにその充填部に固定される。このため、例えばクランプ部材240によって固定され、このクランプ部材は、ガスジェネレータ200及び充填部1120のカラー形状の領域(襟状部の領域)を本質的にガス気密(ガス密封)の形態で取り囲む。
図16から図19に示すように、実際のエアバッグに接続される別部材の充填部の構成によって、充填部を高強度の材料から形成する場合が有効とされる。このため、例えば、図8A及び図8Bに記載されたような追加の補強部材を省略することができる。
折込み式の管状部1140は、折込みプロセスの後に布地ディフューザを形成し、この布地ディフューザは、ガスジェネレータ200から流出したガスをエアバッグ内で所望の形態で分散(拡散)させる。図16から図19の典型的な実施形態では、管状部1140の開口前面を通じてエアバッグ内へとガスが案内される。図1に関して説明したように、管状部に所望の形態で1又はそれ以上の開口を設けることができ、その開口は、エアバッグ充填の間にエアバッグ内において流入ガスを所望の態様で分散させる。折込み式の管状部は、本記載の場合には、折込み式のディフューザとしても説明される。
図20から図26には、典型的な実施形態が示されており、この実施形態では、折込み式のディフューザは、サイドエアバッグとして使用されるエアバッグ2100に適用されている。エアバッグ口に適合する構成を用いることによって、別の種類のエアバッグ、特には頭部エアバッグにも適合可能とされる。
図20によれば、管状部2140が再び設けられている。図20の実施形態では、折込み後の折込みディフューザを形成する管状部2140は、エアバッグカット体から形成されている。図21において、管状部2140は、別部材として構成されており、引き続いてエアバッグ2100に接続されている。このため、この管状部2140は、エアバッグ2100のうち長尺状に延在する外側縁部2101に縫合されて、この外側縁部に平行に延在している。
両方の変更例において、管状部2140の布地部分において規定位置に複数のガス流出開口2150が設けられている。ここで示された典型的な実施形態では、これらのガス流出開口2150は円形の開口部分によって形成されている。変更例として、これらのガス流出開口は、縁部の縫い目で遮蔽されることによっても形成される。更には、管状部2140の前面がガス流出開口2151を形成している。
図22には、エアバッグ内で充填部及び布地ディフューザを形成する折込み式の管状部が示されている。ガス分散機能を果たす流出開口2150も示されている。
図23によれば、その後に、細長状のガスジェネレータ200が充填部2120内に規定の態様で挿入される。例えば2つのボルト251,252及び/又は追加のクランプ部材240によって取り付けが行なわれる。折込み式のディフューザ2120からガス流出開口2150及び前面側の開口2151を介して、所望の態様でガスが流出する。
図24には、典型的な実施形態が示されており、この実施形態では、図20,図21とは異なり、管状部2140の前面が縫合されている。従って、折込まれ(図25)、ガスジェネレータが固定された後(図26)は、前面(正面)からガス流出が生じず、即ちエアバッグ2100の前部への方向に関し、折込み式のディフューザ2120の長手方向(長軸方向)に垂直な方向に、ガス流出開口2150によってガス流出が生じる。概して、ガス流出開口2150を通るガス流出を、異なる複数の方向に任意に制御することができる。ガスジェネレータユニット200は、再び2つのボルト251,252及び/又は追加のクランプ部材240によってエアバッグに接続される。
図27から図32には、典型的な実施形態が示されており、この実施形態では、両端部が開口した部位3140が横方向(管状部3140の長手方向と交差する方向)に折込まれ、また長手方向の側面がエアバッグ3100に接続されており、その管状部3140は、その折込み前にはエアバッグ3100から突出しており、折込み後はガスジェネレータ用の収容部を形成する。そのように折込まれたディフューザは、エアバッグ形状によって、或いはその後にエアバッグに接続される追加の層状体によって形成可能とされる。第1の変更例が図27に示されており、第2の変更例が図28に示されている。
図29によれば、管状部3140は、これまでの典型的な実施形態に比べると、長手方向(長軸方向)ではなく横方向に折込まれる。このため、細長状に形成された収容部3160は、細長状のガスジェネレータ200を収容する機能を果たす。
折込みプロセスは、図30の拡大図によってより詳細に示されている。細長状の部位3140は、横方向の折込みによって内側に折込まれ、本質的に円筒形状(シリンダー状)の布地ディフューザ3141を形成している。このため、内側に折込まれていない布地部分は、互いに折り畳み可能な2つのタブ3142,3143を形成している。
タブ3142,3143における管状部3140の開口3170に関し、当該開口は、管状部3140のうち内側に折込まれていない部位に形成されており、図31及び図32に示すように、タブ3142,3143を互いに接続する機能、及びガスジェネレータ200への接続機能を果たす。
折込みプロセス後に、ガスジェネレータ200が取り付けられる。この取り付けのために、ガスジェネレータ200は、細長状の収容部3160内へ挿入される。その後、タブ3142,3143は、互いに折り畳まれ、これによりガスジェネレータ200を取り囲み、また図31が参照されるように、ガスジェネレータ200に接続されたボルト251,252と開口3170とによって固定が行なわれる。
図32によれば、ガスは上方又は下方へと流れることが可能である。例えば図24から図26の実施形態のように、円筒形状の布地ディフューザ3141の中にガス流出開口が形成される場合にも、ガス流出はそれに垂直に、すなわちエアバッグ3100内へと前部に形成される。
上述の典型的な実施形態では、エアバッグに追加で接続される折込み式のディフューザは、別材料によって、或いは特に別体の補強層を省略するべく、高強度のエアバッグ布地によって製造可能とされる。この場合、材料を最大限利用するためにエアバッグカット体が活用される。エアバッグ内でのガス分散性(ガス拡散性)が、折込みディフューザによって所望の態様に制御可能とされる。このため、エアバッグ内にガスが直に流れることが可能とされ、またエアバッグを所望の態様で確実に充填することができる。
本発明は、その実施においては、前述の典型的な実施形態に限定されるものではない。例えば、エアバッグの種類及び形状、1又は複数のエアバッグチャンバーの形態、充填部の形状及び長さに関して、また使用されるガスジェネレータに関して変更が可能とされる。上述のエアバッグは、如何なるエアバッグ材料及び如何なるモジュール形状との接続においても使用可能とされる。特に、上述のディフューザの変形例として、サイドエアバッグや頭部エアバッグとして使用することができる。
100,1100,2100,3100 エアバッグ
101,2101 外側縁部
110 固定タブ
120,120’,120’’,1120,2120 充填部
130,131,132 縫い目
140,1140,2140,3140 管状部
140a,140b 材料層(保護層)
141 端部
151,152,153,154,2150,2151 ガス流出開口
161,162,163,164 布地片
163a,164a 端部
164b 突出部
170 上側縁部
200 ガスジェネレータ
210 部位
230 ガス流出部
240 クランプ部材
250 部位
251,252 ボルト
300 ディフューザ
400,410,420,430 布地保護要素
401,411,421,431 第1の部位
402,412,422,432 第2の部位
403,423 縫い目
420 管状要素
433 凹み部
1141,1142 布地カット体
1120’ 充填部突出部
3141 布地ディフューザ
3142,3143 タブ
3160 収容部
3170 開口

Claims (42)

  1. 充填部(120,1120,2120,3141)を備え、ガスジェネレータ(200)のガスがこの充填部を介してエアバッグ(100,1100,2100,3100)に充填可能とされたエアバッグであって、
    前記充填部(120,1120,2120,3141)は、前記エアバッグ(100,1100,2100,3100)の管状部(140,1140,2140,3140)を折込むことによって形成されていることを特徴とするエアバッグ。
  2. 請求項1に記載のエアバッグであって、
    前記充填部(120,1120,2120)は、管状部(140,1140,2140)を長手方向に折込むことによって形成されていることを特徴とするエアバッグ。
  3. 請求項1又は2に記載のエアバッグであって、
    前記管状部(140,1140,2140,3140)のうち折込み後にエアバッグ内部に向かう端部(141)が、エアバッグ内部へと延在していることを特徴とするエアバッグ。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    前記管状部(140,1140,2140,3140)のうち折込み後にエアバッグ内部に向かう端部(141)は、1又は複数の開口(151,152,2150,2151)を備え、当該開口は、エアバッグ(100,1100,2100,3100)の充填の間にこのエアバッグ(100,1100,2100,3100)内において所望の態様で流入ガスを分散させる構成であることを特徴とするエアバッグ。
  5. 請求項4に記載のエアバッグであって、
    前記開口(151,152,2150,2151)は、前記管状部(140,1140,2140,3140)において、1又は複数の縫い目によって、或いは孔によって規定されていることを特徴とするエアバッグ。
  6. 請求項1から5のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    折込み式の管状部(140)は、エアバッグ(100)内での所望のガス分散を行なう機能を有する1又はそれ以上の側部開口(152)を備えていることを特徴とするエアバッグ。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    エアバッグ(100,2100)は、長尺状に延在する外側縁部(101,2101)を有し、また前記管状部(140,2140)のうち折込まれる部位は、折込み前には前記外側縁部(101,2101)に本質的に平行に延在することを特徴とするエアバッグ。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    前記管状部(140)のうち折込み後にエアバッグ内部に向かう端部(141)は、傾斜した構成であることを特徴とするエアバッグ。
  9. 請求項1から8のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    少なくとも1つの追加の補強層(161,162,163,164)が前記管状部(140)に固定され、前記管状要素の折込み時に前記少なくとも1つの追加の補強層(161,162,163,164)も折込まれることを特徴とするエアバッグ。
  10. 請求項9に記載のエアバッグであって、
    前記少なくとも1つの追加の補強層が2つの布地片(161,162)を備え、当該布地片(161,162)はそれぞれ、前記管状部(140)の上面及び下面に縫合され或いは接着されていることを特徴とするエアバッグ。
  11. 請求項9に記載のエアバッグであって、
    少なくとも1つの追加の布地層(163)が布地片を備え、当該布地片は、前記管状部(140)のまわりに配置されて、その端部(163a)において前記管状部(140)に縫合され或いは接着されていることを特徴とするエアバッグ。
  12. 請求項8から11のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    前記少なくとも1つの追加の補強層(164)の部位(164b)は、前記管状部(140)の端部(141)を閉鎖するよう互いに接続され、閉鎖されていない非閉鎖領域は、エアバッグ充填時に流入ガスをエアバッグ内で所望の態様で分散させる1又はそれ以上の開口(153,154)を形成していることを特徴とするエアバッグ。
  13. 請求項1から12のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    前記充填部(120,1120,2120,3141)は、ガスジェネレータ(200)の少なくとも一部(210)を収容し、また前記ガスジェネレータ(200)に固定可能とされた構成であることを特徴とするエアバッグ。
  14. 請求項1から13のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    前記充填部(120)は、ディフューザ(300)の少なくとも一部を収容し、また前記ディフューザ(300)に、或いは前記ディフューザ(300)に接続されたガスジェネレータ(200)に固定可能とされた構成であることを特徴とするエアバッグ。
  15. 請求項1に記載のエアバッグであって、
    前記充填部(3141)は、管状部(3140)を横方向に折込むことによって形成されることを特徴とするエアバッグ。
  16. 請求項15に記載のエアバッグであって、
    前記充填部(3141)は、両端部が開口した管状部(3140)を横方向に折込むことによって形成されることを特徴とするエアバッグ。
  17. 請求項15又は16に記載のエアバッグであって、
    前記管状部(3140)は、横方向への折込み後にエアバッグ(3100)の内部に本質的に円筒形状のディフューザ(3141)を形成することを特徴とするエアバッグ。
  18. 請求項15から17のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    前記管状部(3140)は、横方向への折込み後にエアバッグ(3100)の外部に2つのタブ(3142,3143)を形成し、当該タブ(3142,3143)が互いに折り畳み可能とされた構成であることを特徴とするエアバッグ。
  19. 請求項1から18のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    前記充填部(120,1120,2120,3141)及び前記管状部(140)は、エアバッグに一体状の構成要素とされていることを特徴とするエアバッグ。
  20. 請求項1から19のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    前記管状部(140,1140,2140,1140)は、エアバッグが製造されるエアバッグカット体の構成要素とされていることを特徴とするエアバッグ。
  21. 請求項1から20のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    前記管状部(140,1140,2140,1140)は、特に縫合又は接着によってエアバッグに強固に接続される部位として構成されていることを特徴とするエアバッグ。
  22. 請求項20に記載のエアバッグであって、
    前記管状部(140,1140,2140,1140)は、別のエアバッグ布地、或いはエアバッグ以外の別の材料からなることを特徴とするエアバッグ。
  23. 請求項1から22のうちのいずれか一項に記載のエアバッグであって、
    折込み式の管状部(140,1140,2140,1140)は、エアバッグ内部に延在して、そこでガスジェネレータのガスをエアバッグ内において所望の態様で分散させるディフューザを形成することを特徴とするエアバッグ。
  24. 請求項20に記載のエアバッグであって、
    ガスジェネレータのガスを1又は複数の流出開口(151,152,2150,2151)を介してエアバッグ内へ直に案内するようディフューザが構成されていることを特徴とするエアバッグ。
  25. 充填部(120,120’’)を有するエアバッグ(100)と、ガス流出部(230)を有するガスジェネレータ(200)と、を備え、
    前記エアバッグ(100)が前記充填部(120,120’’)を介して前記ガスジェネレータ(200)のガスで充填可能とされたエアバッグ装置であって、
    前記ガスジェネレータ(200)の前記ガス流出部(230)は、少なくとも一部が前記ガスジェネレータ(200)に取り付けられた布地保護要素(400,410,420,430)によって取り囲まれ、また前記ガスジェネレータ(200)の少なくとも一部(250)が前記布地保護要素(400,410,420,430)と共に、前記エアバッグ(100)の前記充填部(120,120’’)内に配置されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  26. 請求項25に記載のエアバッグ装置であって、
    前記布地保護要素(400,410,420,430)は、円筒状に形成され、且つ長手方向に関し互いに接続された第1及び第2の部位(401,402;411,412;421,422;431,432)を備え、前記ガスジェネレータ(200)のうち前記ガス流出部(230)を備えて少なくとも一部(250)が前記第1の部位(401,411,421,431)の中に配置されることを特徴とするエアバッグ装置。
  27. 請求項26に記載のエアバッグ装置であって、
    前記布地保護要素の前記第1の部位と前記第2の部位との間に縫い目(403,423,433)が設けられ、少なくとも1つの縫い目が、前記ガスジェネレータのうち前記布地保護要素の前記第1の部位に配置された部位を固定する構成であることを特徴とするエアバッグ装置。
  28. 請求項27に記載のエアバッグ装置であって、
    前記少なくとも1つの縫い目(403,423)は、前記布地保護要素の長手方向に垂直に延在していることを特徴とするエアバッグ装置。
  29. 請求項27に記載のエアバッグ装置であって、
    前記少なくとも1つの縫い目(433)は、前記布地保護要素の縁部の縫い目の輪郭上の凹み部を含むことを特徴とするエアバッグ装置。
  30. 請求項25から29のうちのいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記布地保護要素(400)は、長手方向の縁部で接続される本質的に矩形の2つの布地片によって形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  31. 請求項25から29のうちのいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記布地保護要素(420,430)は、1回折り畳まれ、その折り畳み部にて対向する両縁部が互いに接続される本質的に矩形の布地片によって形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  32. 請求項26から29のうちのいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記布地保護要素(410)は、その第2の部位(412)の断面がテーパー形状とされていることを特徴とするエアバッグ装置。
  33. 請求項26に従属の請求項26から32のうちのいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記第2の部位(422)は前記第1の部位(421)の方向へと外側へ折り返され、また前記ガスジェネレータ(200)の一部(250)は、折り畳まれた布地保護要素(420)と共に前記エアバッグ(100)の充填部(120’’)の中に配置されることを特徴とするエアバッグ装置。
  34. 請求項25から33のうちのいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記ガスジェネレータ(200)のガス流出部(230)は、前記布地保護要素(400,410,420,430)によって直に取り囲まれていることを特徴とするエアバッグ装置。
  35. 請求項25から34のうちのいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記ガスジェネレータ(200)は細長状に構成され、またガス流出部(230)は、細長状の前記ガスジェネレータの端部に、或いはその端部に隣接して形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  36. 請求項25から35のうちのいずれか一項に記載のエアバッグ装置であって、
    前記エアバッグの充填部(120)が請求項1から24のいずれかにしたがって形成されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  37. 請求項1におけるエアバッグを製造するための方法であって、
    長尺状に延在し且つ側方へ突出する部位をそれぞれ有する2つの二次元エアバッグ層を設け、両方のエアバッグ層を接続し、長尺状に延在し且つ側方へ突出する両方の部位は、端部において少なくとも一部が開口する管状部(140,1140,2140,3140)を形成し、また、前記エアバッグ(100,1100,2100,3100)の充填部(120,1120,2120,3141)を形成するべく、前記管状部(140,1140,2140,3140)を折込むことを特徴とする方法。
  38. 請求項37に記載の方法であって、
    長尺状に延在し且つ側方へ突出する両部位の端部が、開口(151,152)を規定し、エアバッグ(100)の充填時に流入ガスをエアバッグ内において所望の態様で分散させる1又は複数の縫い目(131)によって接続されることを特徴とする方法。
  39. 請求項37に記載の方法であって、
    管状部(140)を形成する接続前又は接続後に、少なくとも1つの補強層(161,162)が側方へ突出している部位に取り付けられ、前記管状部(140)の折込み時に前記補強層(161,162)の少なくとも一部も折込まれることを特徴とする方法。
  40. 請求項1におけるエアバッグを製造するための方法であって、
    所定の開口を有するエアバッグ(1100,2100,3100)を設け、管状部(1140,2140,1140)を設け、前記管状部(1140,2140,3140)を前記エアバッグの前記開口の領域において前記エアバッグに接続し、前記エアバッグ(1100,2100,3100)の充填部(1120,2120,3141)を形成するべく前記管状部(1140,2140,3140)を折込むことを特徴とする方法。
  41. 請求項37から40のうちのいずれか一項に記載の方法であって、
    前記管状部(140,1140,2140)は長手方向に折込まれ、これにより前記管状部(140,1140,2140)の端部(141)が前記エアバッグの内部へ引き込まれることを特徴とする方法。
  42. 請求項37から40のうちのいずれか一項に記載の方法であって、
    前記管状部(3140)は横方向に折込まれることを特徴とする方法。
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