JP2011254768A - 緑化マット、軌道緑化マットおよびその固定構造 - Google Patents

緑化マット、軌道緑化マットおよびその固定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】根の成長を制限して、根の張りすぎによる問題を防ぎ、保水力を向上させることにより強い日光が当たる場所への設置を可能にし、給水設備を不要あるいは簡単にし、管理を容易にする。また、軌道床に適用する場合には、設置したり移動させたりし易く、防音/吸震効果が大きく、軌道緑化に好適な軌道緑化マットを提供する。
【解決手段】上下2層の植栽基板層26、28の間に弱耐根層30を設けた。また軌道緑化マットは、a)左右の軌道の間に収容可能な防音/吸震材からなる底板22と、b)底板22に積層された上下2層の植栽基板層26、28と、c)上下2層の植栽基板層26、28の間に設けた弱耐根層30と、d)全体を包んで一体に運搬可能としたネット36と、とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、植物を育成する緑化マットと、鉄道軌道床に敷いて軌道床に植物を植栽するために用いる軌道緑化マットと、この軌道緑化マットを軌道床に固定するための固定構造とに関するものである。
都市部の鉄道では、特に夏期に軌道床の温度が上昇しこれが1つの熱源となってヒートアイランド現象を昂進させ、また車両走行時の騒音や振動が環境悪化の原因になるという問題がある。さらに砕石やコンクリートの軌道床は美観を損ねるという意見も近年強くなってきている。また軌道の緑化に先行してあるいは並行して、屋上の緑化や壁面、法面の緑化も従来より行われている。
特開2005−41 特開2009−268393 特開平8−311878
そこで軌道緑化の場合には、軌道に植物を植えて空気中に水分を蒸散させることにより周囲温度を下げると共に、騒音や振動を吸収させることによってこれら騒音や震動を抑制し、美観を向上させることが提案されている。
特許文献1には、路面電車の軌道間に上面が開いた皿形の緑化容器の収容し、この緑化容器の軌道(レール)に対向する辺(側壁)を高くして、植栽した植物が軌道近くまで進入して車輪が植物の根や、植栽床となる土壌などに接触して通行に支障が生じるのを防ぐことが開示されている。特許文献2には、自動給水用の栽培パレットを軌道(レール)間に配置し、このパレットの軌道に対向する縁に軌道の高さを超えない高さの遮蔽壁を設けルことが開示されている。この遮蔽壁によって植栽の茎が軌道方向に伸びることを防止し、線路間の絶縁を短絡させるなどの障害の発生を防止するものである。
また特許文献3には、垂直に近い壁面に取り付ける緑化パネルであって、無土壌培地(多孔質発泡体ポリプロピレンなどの植物の支持基盤層)の裏側に植物の育成コントロール層を設けたものか開示されている。ここに育成コントロール層は、植物の衰退と徒長を防止して初期の緑化状況を維持するためのものであり、例えば遅効性肥料と生育抑制剤とを貼着ないしは挟み込んだ不織布をアクリル多孔質合成繊維のフェルト間に挟み込んだものである(請求項1、段落0016など)。
植物の根が伸びすぎると、この根が緑化マットの基板(多孔質発泡体、樹脂繊維、不織布、フェルトなど)を裂いたりして傷めることになる。またこの根が軌道床の砕石の間に入ると軌道床の強度を弱めたり砕石の移動によって軌道の精度を低下させるという問題が生じ得る。さらに屋上、壁面、法面の緑化では、根の伸びすぎによって根が通気孔、排水孔や排水溝を詰まらせたり、屋上、壁面、法面の表面材を基礎構造体に固定する結合部(固定部)などに進入してこれらを傷めるという問題がある。根の成長を制限するために、緑化マットの底に耐根シートを敷き詰めることも行われている。
特許文献1や2に示されたものは路面電車や電車の路面に適用するものであり、いずれも植物が軌道の付近に生長することによって電車の走行の障害になるのを防止するものであって、根の成長を防ぐものではない。
特許文献3に示されたものは、垂直あるいは垂直に近い壁面に保持することを前提にするから、土壌でなく脱落する恐れがない無土壌培地を用い、この裏面に生育コントロール層を設けて、植物の根が充満して無土壌培地や生育コントロール層を押し出して緑化マットを傷めるのを防ぐものである。しかし、無土壌培地は通常保水力が弱いという問題があり、特に強い日光が当たる場所には設置できなかったり、設置が困難である。また別途給水設備を必要としたり、管理が面倒であるという問題もある。
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、根の成長を制限して、根の張りすぎによる前記の問題、すなわち緑化マットを傷めたり、軌道床の強度を弱めたり軌道精度を低下させたり、屋上や壁面や法面などの表面材の結合部(固定部)に進入してこれらを傷めたりするのを防ぎ、保水力を向上させることにより強い日光が当たる場所への設置を可能にし、給水設備を不要あるいは簡単にし、管理を容易にすることができる緑化マットを提供することを第1の目的とする。
また、軌道床に適用する場合には、設置したり移動させたりし易く、防音/吸震効果が大きく、軌道緑化に好適な軌道緑化マットを提供することを第2の目的とする。さらにこの軌道床に敷設した軌道緑化マットが走行風によって移動したり、まくれ上がるのを確実に防ぐことができる軌道緑化ユニットの固定構造を提供することを第3の目的とする。
この発明によれば第1の目的は、上下2層の植栽基板層の間に弱耐根層を設けたことを特徴とする緑化マット、により達成される。
第2の目的は、鉄道軌道床に敷き込んで鉄道軌道床に植物を育成するために用いる軌道緑化マットにおいて、
a)左右の軌道の間に収容可能な防音/吸震材からなる底板と、
b)前記底板に積層された上下2層の植栽基板層と、
c)前記上下2層の植栽基板層の間に設けた弱耐根層と、
d)全体を包んで一体に運搬可能としたネットと、
とを備えることを特徴とする軌道緑化マット、
により達成される。
第3の目的は、請求項7の軌道緑化ユニットを軌道床に固定するために用いる軌道緑化ユニット固定構造であって、軌道の外側で軌道床に敷かれた補助緑化マットを備え、前記軌道緑化マットと前記補助緑化マットとを、軌道の下方を通して結合したことを特徴とする軌道緑化ユニットの固定構造、によって達成される。
第1の発明によれば、上下2層の植栽基板層の間に弱耐根層を設けたので、上層の植栽基板層に植物を育成する場合に(植生マットを貼ったり、種をまいたり、苗を植えたりして育成する)、植物の根が下層の植栽基板層に進入しにくくなる。すなわち、この緑化マットによれば、植栽植物の根が弱耐根層によって下層の植栽基板層に進入しにくくなり、進入しても進入根が肥大化しにくくなり、養分吸収が確実になるまでに時間的遅れが生じる。このため植物根は上層植栽基板層に容易に根圏を拡大し、弱耐根層は下層への伸長を遅らせることとなる。時間経過と共に上層植栽基板層に根圏が充満し、成長の余地が無くなると根は弱耐根層を通って下層植栽基板層に根圏を求めて伸長を行う。このように弱耐根層は、限られた土壌容積を生育に併せて有効に振り分ける作用をもつ。このため根が張りすぎて緑化マットが破けるなどの損傷を受けたり植物が生長しすぎて背が高くなりすぎる、などの問題を防ぐことができる。このため、軌道床や屋上、壁面、法面などにおいて美観が損なわれたりするのを防止できる。
また弱耐根層の下に下層植栽基板層を設けているので、上層植栽基板層との協働によって保水力を大幅に向上させることができる。すなわち上層植栽基板層には、直射日光が当たって特に夏期の乾燥が著しく進むが、下層植栽基板層はその上の弱耐根層および上層植栽基板層によって水分の蒸発が抑制され、また植物の根はこの下層植栽基板層には入りにくいので植物からの蒸散も抑制される。このため保水力が向上する。
第2の発明によれば、請求項1の緑化マットを用いて、その下面に遮音/吸震材で形成した底板を入れたので、これを鉄道軌道床に敷いた場合に、前記請求項1の発明の効果と共に、車両の走行騒音や振動が軌道床から周囲に発散するのを防止あるいは低減させることができる。また全体をネットで包んだものであるから、ネットを保持して(ネットを牽引具などに掛けて)全体の運搬ができ、軌道緑化マットの設置や移動が容易になり、取り扱いに便利である。
第3の発明によれば、軌道間に敷いた軌道緑化ユニットを、軌道の外に敷いた補助軌道緑化マットと軌道の下方を通して結合して固定したものであるから軌道緑化ユニットが鉄道車両の走行風によって移動したりまくれ上がったりするのを確実に防ぐことができる。またこれらを軌道に固定しないから、車両の走行の障害になることもない。
本発明の一実施例を示す斜視図 軌道緑化マットの斜視図 軌道緑化マットの構造を示す図 軌道緑化マットの延出シートの固定構造を示す側断面図 軌道緑化マットの軌道床への設置状態を示す平面図 同じく図5におけるVI-VI線側断面図 同じく軌道緑化マットの固定構造を示す図5におけるVII-VII線断面図 弱耐根層の他の実施例を示す図 延出シートの固定構造である他の実施例を示す図 軌道緑化マットの固定構造である他の実施例を示す図
緑化マットは全体を運搬用のネットで包んでおけば、ネットを保持して(掛けて)全体の移動や運搬ができるから、緑化マットを設置したり移動するのが容易になり取り扱いに都合がよい(請求項2)。
緑化マットと底板との間に耐根シートを敷き込んでおいても良い。根は弱耐根層によってその過度な成長が抑制されるが、別に耐根シートを敷き込んでおけばこの底板の周囲から根が伸びたり、あるいは底板に排水溝や通気孔を設けた場合には根がこれらから外に伸びるのを一層確実に防ぐことができる。
上層の植栽基板層の上面には植生マットを保持しておくのがよい。この植生マットはポリエステル繊維の織布または不織布に植物(セダム類など)を予め適切な大きさまで生育させたものであり、この場合には緑化マットを屋上や壁面や法面、あるいは軌道間に設置した後で、植栽基板層に種をまいたり苗を植えたりするのに比べて、植物の生長が確実で最初から適切な美観が得られる。またこの植生マットは、その下の植栽基板層から培土が流出するのを防止できる効果もある(請求項15)。
植栽基板層は、三次元繊維構造に形成された樹脂繊維、不織布、フェルト、のいずれかからなる基板に軽量培土(鹿沼土、多孔質の火山石、シラス(火山噴火物)とセメントを混ぜて成形したブロックなどを砕いたもの、これらを混合したものなど)、肥料を充填あるいは詰め込んで所定寸法のマット状に成形したものがよい(請求項3)。弱耐根層は、下層の植栽基板層の上層部に粒径が大きい軽量培土層を分離して、この大粒径の層を弱耐根層としても良い(請求項4)。この場合は、大粒径の層は水分の吸い上げ機能が悪いから、この現象を利用して根に対する水分の供給を制限することによって根の成長を制限する。このように大粒径の層を形成するためには、樹脂繊維などの基板に粒径が異なる軽量培土を載せて基板を加震すればよい。震動によって細かい培土が基板内で下層に集まり、大径の培土が基板の上層に集まって容易に粒径が異なる層を分けて形成することができる。
弱耐根層は、適切な寸法以下の開口を有し根の成長を物理的に制限する強度を有するシートや(請求項5)、根の成長を制限する開口寸法と強度を有する不織布からなる透水性シートが適する(請求項6)。このようなシートは、防草シートとして知られたものが適する。例えばカーボンブラックを含有するポリオレフィン系樹脂から成形されるフラットヤーンを緻密に織成した織布(特開平10−42720)、ココヤシ繊維(特開2001−320984)、開孔率を一定以下にした熱可塑性樹脂シート(特開2002−266248)、遮光性と透水性と耐候性をそれぞれ所定範囲とした防草シート(特開2004−73146)、などを用いることができる。
請求項7の軌道緑化マットには、上層植栽基板層の上面とネットとの間に前記の植生マットを保持しておくのがよい(請求項8)。植生マットは、ポリエステル繊維の織布あるいは不織布に植物を生育させたものであり、培土の流出を防止できるものが適する。底板は、厚さ0.1〜10mmの合成高分子材、天然ゴム、不織布のいずれかであって、遮音吸音性能が−0.1dB以上であれば、良好な吸震/防音効果が得られる(請求項10)。
底板は軟質樹脂シートで作り軌道床の表面の凹凸に倣って変形可能とすれば、砕石軌道床などの場合に底板がこの表面の凹凸に良く倣って変形し、空隙ができるのを防いだり空隙を小さくできる(請求項9)。このため車両走行に伴い軌道床から拡散する騒音を減少させ防振/防音効果が向上する。ここに用いる軟質樹脂シートは、塩化ビニール樹脂に可塑剤、充填剤を添加し補強繊維を積層して成形した塩化ビニールシートが使用できる(請求項11)。また加硫ゴム系、非加硫ゴム系、塩化ビニル樹脂系、エチレン酢酸ビニル樹脂系、熱可塑性エラストマー、ウレタンフォーム、発泡ポリエチレン、シリコンゴム、ブチルゴム、酢酸ビニル樹脂、オレフィン樹脂、のいずれかに可塑剤、充填剤を添加したシートとすることができる。
植栽基板層は、三次元繊維構造に成形された樹脂繊維、不織布、フェルト、のいずれかからなる基板に軽量培土、肥料を充填して所定寸法のマット状に成形したものが適する(請求項12)。弱耐根層は開口寸法を適切に設定して根の成長を物理的に制限する不織布などの透水性シートとすることができる(請求項13、14)。植生マットは前記したもの(ポリエステル繊維のマットに植物を生育させたもの)が適する(請求項15)。
底板の少なくとも一辺に隣接する他の軌道緑化マットに達する幅広の延出シートを固定しておくのがよい(請求項16)。この延出シートは他の軌道緑化マットの下方に延出させたり、他の軌道緑化マットに結合することによって押さえられているので、軌道緑化マットを固定してその移動を防止できる。またまくら木を覆っているので、まくら木から騒音が周囲に発散されるのを防ぐことができる。
請求項17において軌道緑化マットを固定するために用いる補助緑化マットは、軌道緑化マットと同様に緑化マットを底板に載せて全体をネットで包んだものが良い。この場合は軌道を挟んだ軌道緑化マットをネット同志で結合すればよいので結合構造が単純になる。補助緑化マットは、まくら木の間からまくら木の長手方向の端部を囲むように平面視略L字状に形成し、その一端を軌道の下方を通して軌道緑化マットに結合し、他端を隣接する補助緑化マットに結合することができる(請求項18)。この場合は、軌道床を覆う軌道緑化マットおよび補助緑化マットによる被覆面積が広くなり、軌道緑化の効果が大きくなる。
図1において、符号10、10は左右一対の軌道(レール)であり、軌道10の長手方向に所定間隔で並べられた多数のまくら木12に保持されている。まくら木12は砕石軌道床14(図6、7)に載せられている。軌道10,10は、まくら木12に固定した公知のタイプレート16に載せられ、このタイプレート16に板ばね18によって固定されている。
20は軌道緑化マットであり、隣接するまくら木12と左右の軌道10,10に囲まれる空間に入る寸法に作られている。この軌道緑化マット20は図2〜4に示すように、底板22と、この底板22の上に載せた緑化マット24と、これらを包むネット26とで構成される。緑化マット24は図3に示すように、上層植栽基板層26と、下層植栽基板層28と、これらの間にはさまれた弱耐根層30とを積層して一体化したものである。底板22は軟質樹脂シートで作り、軌道床の凹凸に倣って変形可能にするのが良く、例えば、厚さ0.1〜10mmの合成高分子材、天然ゴム、不織布のいずれかであって、遮音吸音性能が−0.1dB以上であるものが適する。
植栽基板層26、28は、多孔質の基板に軽量培土と肥料を充填あるいは詰め込んで所定寸法のマット状に成形したものである。ここに用いる基板には、三次元繊維構造を持つ樹脂繊維、不織布、フェルトなどを使用できる。三次元繊維構造の基板は、例えば特開2000−64166に開示されているものであり、鞘芯型、偏心鞘芯型、並列型、海島型などの熱融着性複合繊維と、熱可塑性繊維とを所定割合で混繊し、繊維交点を熱接合して不織布としたものであり、表面から裏面にかけて繊維が貫通されて三次元分散による絡合構造としたものである。
軽量培土は、鹿沼土、多孔質の火山石、シラス(火山噴火物)とセメントを混ぜて成型したブロックを砕いたもの、あるいはこれらの混合物などであり、適度な大きさ(粒度)と保水性を有する。またこの軽量培土は、無機質多孔材や有機質を原料としたものなどであってもよく、これらは比重1以下のものが適する。ここに無機質多孔材は、パーライト、パミス、バーミキュウライト、ボラ土、煉瓦破砕品などの内部に空隙を有する無機質材料、溶融した無機質原料を発泡させた多孔質材などである。有機質を原料とするものとしては、発泡ポリスチレン、スポンジ類、中空に成形された樹脂材、木チップ、木材などを原料としたものである。
弱耐根層30は、適切な寸法以下の開口を有し根の成長を物理的に制限する強度を有するシート、根の成長を制限する開口寸法と強度を有する不織布からなる透水性シートである。例えば公知の防草シートとして知られたものを用い、上層植栽基板層26の下面に固定(接着など)しておいても良いし、下層植栽基板層28の上面に固定しておいても良い。この緑化マット24は上面および周縁を植生マット32で覆い、下面から周面を耐根シート34で包む。そして全体をネット36で包んだものである。本願では、この状態のものを軌道緑化マット20という。なお図2、4および後記する図8、9では植生マット32、耐根シート34を省いている。
この軌道緑化マット20には、軌道床14に敷設した状態で軌道10に非平行となる一辺から、幅広の延出シート38が延出している。この延出シート38は軟質樹脂シートであり、この軌道緑化マット20を軌道10、10間に設置した状態で隣接するまくら木12の上面を覆って他の軌道緑化マット20の下方に延出可能である。図5はこの設置した状態を示している。この延出シート38は、隣の軌道緑化マット20の下に入れるのに代えて、隣の軌道緑化マット20のネットに適宜の結束具(紐など)で結束するものであってもよい。この延出シート38は図4に示すように、ネット36の一辺に沿って設けた長窓40を通して、その一端が底板22の底面に接着され、この長穴を通して外に導き出されている。底板22を軟質樹脂シートとし、この底板22を延出させてこの延出部分を延出シート38としても良い。なお長窓40の上下の縁は、延出シート38に設けた適宜数の小孔42(図2参照)を通して紐44により結合され、長窓40が不必要に上下に開くのが防止される。なお底板22には適宜の排水溝、排水孔を設けておいても良い。また保水のための空隙を設けておいても良い。
図1、5において50は補助緑化マットである。補助緑化マット50は軌道の外側で軌道床14に敷設されるものであり、その1辺は軌道10に外側から近接する。すなわち軌道10を挟んで、前記軌道緑化マット20とこの補助緑化マット50が対向する。これらは軌道10の下方を通して図7に示すように、すなわち軌道10の下を通した締結具52によって、互いに連結される。ここに補助緑化マット50は、軌道緑化ユニット20と同じものである。
このように構成された軌道緑化ユニット20は図5(A)に示すように、まくら木12、12と軌道10、10で囲まれる空間に設置され、その延出シート38をまくら木12の上に載せて隣の軌道緑化マット20の下面に入れて保持する(図6)。補助緑化マット50は軌道10の外側でまくら木12,12の間に設置され、これらは軌道10の下方を通した締結具52によって結合される。
この実施例では、弱耐根層30の下に下層植栽基板層28を設けているので、上層植栽基板層26との協働によって保水力を大幅に向上させることができる。すなわち上層植栽基板層26には、直射日光が当たって特に夏期の乾燥が進むが、下層植栽基板層28はその上の上層植栽基板層26および弱耐根層30によって水分の蒸発が抑制され、また植物の根はこの下層植栽基板層28には入りにくいので植物からの蒸散も抑制されるからである。
前記実施例1では、弱耐根層30を植栽基板層26、28とは別体に形成したが、弱耐根層は下層の植栽基板層と一体に形成しても良い。図8はこのような実施例を示す。この実施例2では、下層植栽基板層28Aとなる基板60に粒度が異なる軽量培土を詰め込み、基板60に震動を加えることによって上層に粒径が大きい培土を、下層に粒径が小さい培土を集めて分離する。上層の培土の粒径は大きいので、水の吸い上げ作用が弱くなり、このため根はこの層では成長せず弱耐根層として機能する。この実施例によれば、弱耐根層として特別なシートを用意することなく、下層植栽基板28に弱耐根層30Aを形成するから、使用する素材数が減り、コストを下げることができる。
図5(B)は補助緑化マット50の他の実施例を示す。この実施例の補助緑化マット50Aは、まくら木12,12の間からまくら木12の長手方向の端部を囲むように平面視略L字状に形成され、その一端が軌道10の下方を通して軌道間に敷かれた軌道緑化マット20に締結具54で結合され、他端がまくら木12の長手方向の端部を囲んで隣接する補助緑化マット50Aに結合バンド52Aで結合されている。補助緑化マット50Aは前記実施例50と同様にネットで包んだものである。
この実施例によれば、補助緑化マット50Aは軌道緑化ユニット20と両隣の2つの補助緑化マット50Aとに合計3ヶ所で固定できることになり、軌道緑化ユニット20と補助緑化マット50Aの固定を確実にして、これらの移動を防止し、走行風によるまくり上がりを確実に防止できる。
図9は延出シート38の固定構造を示し、図10は軌道緑化マット20と補助緑化マット50(50A)とを接続する他の実施例を示す。図9の実施例では、延出シート38を底板22に紐44Aで縛り、この紐44Aの両端をネットに通して外に導き、延出シート38の小孔42に通して結んだものである。延出シート38はネット36に長窓40を設けることなく、ネット36に直接結合しても良い。この場合には延出シート38を底板22に固定したり、長窓40を設ける必要がないから、その制作が容易になる。
図10は、軌道緑化マット20と補助緑化マット50(50A)とを、それぞれの底板22、54に結びつけた紐52B、52Bを軌道10の下を通して互いに結合したものである。ここに各紐52A、52Aはネット36、56の編み目を通せばよいから作業が簡単である。また軌道緑化マット20や補助緑化マット50に結びつけた紐52Aは、軌道10を固定するタイプレート16や板ばね18(図1)に結び付けても良い。例えば軌道緑化マット20の紐52Aを軌道10の下方を通して軌道10の外側でタイプレート16や板ばね18に結び付け、補助緑化マット50(50A)の紐52Aを軌道10の下方を通して軌道10の内側でタイプレート16や板ばね18に結び付ける。
10 軌道
12 まくら木
14 軌道床
20 軌道緑化マット
22 底板
24 緑化マット
26 上層植栽基板層
28 下層植栽基板層
30、30A 弱耐根層
32 植生マット
36 ネット
50、50A 補助緑化マット

Claims (18)

  1. 上下2層の植栽基板層の間に弱耐根層を設けたことを特徴とする緑化マット。
  2. 全体が運搬用のネットで包まれている請求項1の緑化マット。
  3. 上下の植栽基板層は、三次元繊維構造に形成された樹脂繊維、不織布、フェルトのいずれかの基板に、軽量培土、肥料を充填して所定寸法のマット状に成形したものである請求項1の緑化マット。
  4. 下層の植栽基板層は、厚さ方向に開口目の大きさが異なるポリプロピレンの基板であって、上層部が水分供給を制限する粒径が大きい軽量培土が分布した弱耐根層となり、下層部に粒径が小さい軽量培土が分布している請求項1の緑化マット。
  5. 弱耐根層は、適切な寸法以下の開口を有し根の成長を物理的に制限する強度を有するシートであり、このシートが上下の植栽基板層の間に挟まれている請求項1の緑化マット。
  6. 弱耐根層は、根の成長を制限する開口寸法と強度とを有する不織布からなる透水性シートである請求項1の緑化マット。
  7. 鉄道軌道床に敷き込んで鉄道軌道床に植物を育成するために用いる軌道緑化マットにおいて、
    a)左右の軌道の間に収容可能な防音/吸震材からなる底板と、
    b)前記底板に積層された上下2層の植栽基板層と、
    c)前記上下2層の植栽基板層の間に設けた弱耐根層と、
    d)全体を包んで一体に運搬可能としたネットと、
    とを備えることを特徴とする軌道緑化マット。
  8. 上層の植栽基板層の表面に植生マットがネットの内側に保持されている請求項7の軌道緑化マット。
  9. 鉄道軌道床は砕石を充填したものであり、底板は軟質樹脂シートで作られて軌道床の表面の凹凸に倣って変形可能である請求項7の軌道緑化マット。
  10. 底板は、厚さ0.1〜10mmの合成高分子材、天然ゴム、不織布のいずれかであって、遮音吸音性能が−0.1dB以上である請求項7の軌道緑化マット。
  11. 軟質樹脂シートは、塩化ビニール樹脂に可塑剤、充填剤を添加し補強繊維を積層して成形した塩化ビニールシートである請求項9の軌道緑化マット。
  12. 植栽基板層は、三次元繊維構造に成形された樹脂繊維、不織布、フェルト、のいずれかからなる基板に軽量培土、肥料を充填して所定寸法のマット状に成形したものである請求項7の軌道緑化マット。
  13. 弱耐根膜は、根の成長を物理的に制限する強度と開口寸法とを有するシートである請求項7の軌道緑化マット。
  14. 弱耐根層は、根の成長を制限する開口寸法と強度とを有する不織布からなる透水性シートである請求項7の軌道緑化マット。
  15. 植生マットは、ポリエステル繊維のマットに植物を生育させたものであり、植栽基板層の培土の流出を防止できるものである請求項7の軌道緑化マット。
  16. 底板の一辺に隣接する他の軌道緑化マットに達する幅広の延出シートが固定されている請求項7の軌道緑化マット。
  17. 請求項7の軌道緑化マットを軌道床に固定するために用いる軌道緑化マット固定構造であって、
    軌道の外側で軌道床に敷かれた補助緑化マットを備え、軌道緑化マットの軌道に対向する側面を、軌道の下方を通して前記補助緑化マットに結合したことを特徴とする軌道緑化マットの固定構造。
  18. 補助緑化マットは、2つのまくら木の間からまくら木の長手方向の端部を囲むように平面視略L字状に形成され、この補助緑化マットの一端が軌道の下方を通して軌道間に敷かれた軌道緑化マットに結合され、他端が隣接する補助緑化マットに結合されている請求項17の軌道緑化マットの固定構造。
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