JP3092928U - 建物の緑化のための敷設用ブロック - Google Patents

建物の緑化のための敷設用ブロック

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JP3092928U JP2002005980U JP2002005980U JP3092928U JP 3092928 U JP3092928 U JP 3092928U JP 2002005980 U JP2002005980 U JP 2002005980U JP 2002005980 U JP2002005980 U JP 2002005980U JP 3092928 U JP3092928 U JP 3092928U
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茂 岡田
雅彦 悴田
彰光 長岡
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エスビック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】建物の緑化用に好適な、建物の緑化のための敷
設用ブロックを提供する。 【解決手段】建物のバルコニー、屋上等のスペースに敷
設される緑化用敷石であって、コンクリート平板1の下
面に合成樹脂製の裏板2を重合し、該裏板2には複数の
貫通孔4が形成され、各貫通孔4の上端近傍にコンクリ
ート平板1の裏面の一部が食い込むことで固定したこと
を特徴とする。なお、前記裏板2の上面には複数の誘導
溝が形成され、該誘導溝の底面には前記貫通孔4の上端
が開口しているのが好ましい。前記裏板2の下面にも複
数の排水溝5が形成されていればなおよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主に建物のバルコニー、ベランダ、屋上などのスペースを緑化する ための用途に供される敷設用ブロックに関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】
最近、庭に花や木を植えて楽しむ家庭が多くなり、ガーデニングがブームにな っており、このような傾向に伴ない、マンションなどの集合住宅やビルなどの建 物でも、バルコニー、ベランダ、屋上などのスペースを、単にプランターを置く というだけでなく、ガーデニング風に緑化したいとという要望が高まっている。
【0003】 その場合、建物のスペースに直接に鉢を置くのは味気ないので、ガーデニング の雰囲気を演出するために、床面にコンクリート製のブロックを敷設し、ブロッ クの表面を石を模した形状にすることにより、自然の敷石に近づけるようにして いる。
【0004】 通常は床面に直接にブロックを置くのではなく、床面に排水板を敷き、その上 にブロックを敷設しているが、直接に床面上に敷設するブロックも開発されてき ている。このようなブロックとして、コンクリートブロックの下部に排水用発泡 樹脂板を結合したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。上記構成の 床敷設用ブロックは、発泡樹脂板に形成された貫通孔にブロック板のコンクリー トの一部が充填されているから、ブロック板と発泡樹脂板とは一体に結合されて いる。
【0005】
【特許文献1】 実願平2−112339号(実開平4−68141号)のマイク ロフィルム(全文、第1図、第2図)
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の床敷設用ブロックをマンションのバルコニーに敷設 すると、発泡樹脂板に形成された貫通孔の上から下までブロック板のコンクリー トの一部が充填されているから、コンクリート部分も床面に当たる。したがって 、上記ブロックの上に例えば鉢を落としたときは、その衝撃や音は発泡樹脂板で 吸収されず、床面に伝わってしまう。同様に、貫通孔から露出したコンクリート 部分が敷設した床面を構成する防水層を傷つけるおそれがある。
【0007】 また、コンクリートブロック板から染み出した雨水は発泡樹脂板の上部に溜ま り、いつまでも排水されないため、カビが生えたり、異臭がしたりするという問 題があった。
【0008】 さらに、上記ブロックを廃棄するときは、コンクリートブロック板と発泡樹脂 板とは強固に結合しているので、分離させることはできない。
【0009】 したがって、上記のようなブロックは建物の緑化には不向きであった。
【0010】 本考案は上記問題点を解消し、建物の緑化用に好適な、建物の緑化のための敷 設用ブロックを提供することをその課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案に係る建物の緑化のための敷設用ブロックは 、建物のバルコニー、屋上等のスペースに敷設される緑化用敷石であって、コン クリート平板の下面に合成樹脂製の裏板を重合し、該裏板には複数の貫通孔が形 成され、各貫通孔の上端近傍にコンクリート平板の裏面の一部が食い込むことで 結合したことを特徴とする。
【0012】 なお、前記裏板の上面には複数の誘導溝が形成され、該誘導溝の底面には前記 貫通孔の上端が開口しているようにするのがよい。
【0013】 また、前記裏板の下面には複数の排水溝を形成するのが好ましい。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係る建物の緑化のための敷設用ブロックの斜視図であり、図2 はその縦断面図である。上記ブロックAはコンクリート平板1の下面に合成樹脂 製の裏板2を重合して固定したものである。
【0015】 裏板2は発泡スチロールやポリスチレンフォームなどの発泡合成樹脂から構成 され、図2〜図7に示されるように、上面には縦横の直線状の誘導溝3が形成さ れている。また、誘導溝3が交差する部分には貫通孔4が形成されている。した がって、上記貫通孔の上端は誘導溝3の底面に開口している。さらに、誘導溝3 でない上面にも複数(4個)の貫通孔4が形成されている。
【0016】 また、裏板2の下面にも、上記誘導溝3と同じ形状で同じ模様の排水溝5が形 成されている。なお、排水溝5の方が誘導溝3よりも溝の深さが深くなるように 形成されている。
【0017】 次に、コンクリート平板1と裏板2とを一体的に結合させるときは、図8に示 されるように、型枠9に練りコンクリート1aが充填されている状態で、その上 から裏板2を押圧して埋め込めばよい。埋め込み深さは、裏板2の貫通孔4の上 端近傍に練りコンクリート1aの一部8が1〜5mm程度入り込む程度とする。 なお、裏板2のコンクリート1aとの接面部(上面)にはコンクリート用剥離剤 (図示せず)を塗布しておくのが好ましい。コンクリート1aが硬化した後に型 枠から取り出せば、各貫通孔4の上端近傍にコンクリート平板1の裏面の一部が 食い込み、これによりコンクリート平板1と裏板2とは一体的に結合し、敷設用 ブロックAが完成する。コンクリート平板1は裏板2に固定され、高さ方向にも 面方向にもずれにくい構造となる。
【0018】 上記構成の敷設用ブロックは、例えば図9に示されるように、建物のバルコニ ー6の床面7に敷設すればよい。予め床面7上に防水層の保護材や排水板を張っ てからブロックを並べる方式ではなく、床面7に直接に上記ブロックを敷設すれ ばよいので、作業効率がよい。ブロックAの敷設により、コンクリートの床面7 がむき出しになっているよりも庭の雰囲気が出る。
【0019】 また、床面7に直接に接触しているのは合成樹脂製の裏板2であるから、固い 石を踏むよりも弾力が感じられ、踏んでも音がしないので心地よい。このように 、裏板2にはクッション機能があるので、耐衝撃性が向上するから、誤って植木 鉢のようなものを落としても、衝撃を吸収して階下への振動や音を伝えにくい。 また、バルコニーの床面を構成する防水層を傷つけない。
【0020】 また、降雨時には隣り合うコンクリート平板1の間から雨水が流れ落ちるが、 その一部はコンクリート平板1の下面側に染み出ていく。この雨水は矢印のよう に、裏板2の上面に形成された誘導溝3を流れて貫通孔4に導かれ、貫通孔4に 沿って下方に流れる。その後、裏板2の下面の排水溝5に沿って流れ、バルコニ ーの排水溝5から排水される。
【0021】 さらに、バルコニーの床面7上に上記ブロックAを敷設することにより、断熱 効果が得られる。
【0022】 加えて、コンクリート平板1と裏板2とは、コンクリートの一部が裏板2の貫 通孔4の上端近傍に食いこむことで結合されているだけで、接着剤を使用してい るわけではないので、コンクリート平板1から裏板2を強く引き出すことにより 、両者を容易に分離することができる。したがって、上記ブロックを廃棄すると きは、コンクリート平板1と裏板2とを容易に分別することができるとともに、 コンクリート平板1のみをリサイクルすることも可能となる。
【0023】 なお、コンクリート平板は軽量気泡コンクリートにするのが好ましい。これに よれば、軽量となり、断熱性や耐衝撃性、遮音効果が増す。また、裏板は、通常 の厚めの合成樹脂板でもよい。
【0024】 また、上記ブロックAを敷設するのはバルコニーに限定されない。ベランダや 屋上であってもよい。
【0025】 なお、裏板の誘導溝及び排水溝は上述の例に限定されない。例えば、図10〜 図14に示すような構造であってもよい。
【0026】 裏板2は発泡スチロールやポリスチレンフォームなどの発泡合成樹脂から構成 され上面には複数個(9個)の円形の誘導溝3と縦横3個の直線状の誘導溝3が 形成されている。直線状誘導溝3は円形状誘導溝3を直径方向に横切るように配 置されている。また、直線状誘導溝3が交差する部分には貫通孔4が形成され、 円形状誘導溝3が図10において左右に接する部分には貫通孔4が形成されてい る。したがって、上記貫通孔の上端は誘導溝の底面に開口している。さらに、誘 導溝3でない上面にも貫通孔4が形成されている。
【0027】
【考案の効果】
請求項1に係る考案によれば、予め床面上に防水層の保護材や排水板を張って からブロックを並べる方式ではなく、床面に直接に上記ブロックを敷設すればよ いので、作業効率がよい。
【0028】 また、敷設したときに建物のバルコニー等の床面に直接に接触しているのは合 成樹脂製の裏板であり、コンクリート平板1の裏面の一部は貫通孔4の上端近傍 に食い込んでいるだけであるから、固い石を踏むよりも弾力が感じられ、踏んで も音がしないので心地よい。このように、裏板にはクッション機能があるので、 耐衝撃性が向上するから、誤って植木鉢のようなものを落としても、衝撃を吸収 して階下への振動や音を伝えにくい。また、敷設した床面を構成する防水層を傷 つけない。
【0029】 さらに、建物のスペースの床面上に上記ブロックを敷設することにより、断熱 効果が得られる。
【0030】 加えて、コンクリート平板と裏板とは、コンクリートの一部が裏板2の貫通孔 の上端近傍に食いこむことで結合されているだけで、接着剤を使用しているわけ ではないので、コンクリート平板から裏板を強く引き出すことにより、両者を容 易に分離することができる。したがって、上記ブロックを廃棄するときは、コン クリート平板と裏板とを容易に分別することができるとともに、コンクリート平 板のみをリサイクルすることも可能となる。
【0031】 請求項2に係る考案によれば、降雨時には隣り合うコンクリート平板の間から 雨水が流れ落ちるが、その一部はコンクリート平板の下面側に染み出ていく。こ の雨水は裏板の上面に形成された誘導溝を流れて貫通孔に導かれ、貫通孔に沿っ て下方に流れる。その後、裏板の下面の排水溝に沿って流れ、バルコニーの排水 溝から排水される。したがって、コンクリート平板の排水効果が高い。
【0032】 請求項3に係る考案によれば、さらに裏板の下面に排水溝が形成されているの で、排水効果はより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る建物の緑化のための敷設用ブロッ
クの斜視図
【図2】上記ブロックの縦断面図
【図3】裏板の平面(底面)図
【図4】上記裏板の正面図
【図5】上記裏板の側面図
【図6】図2のX−X線上の断面図
【図7】図2のY−Y線上の断面図
【図8】コンクリート平板と裏板との結合態様を示す説
明図
【図9】ブロックをバルコニーに敷設した状態を示す断
面図
【図10】ブロックの他の例の裏板の平面(底面)図
【図11】上記裏板の正面図
【図12】上記裏板の側面図
【図13】図10のa−a線上の断面図
【図14】図10のb−b線上の断面図
【符号の説明】
1 コンクリート平板 2 裏板 3 誘導溝 4 貫通孔 5 排水溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物のバルコニー、屋上等のスペースに
    敷設される緑化用敷石であって、コンクリート平板の下
    面に合成樹脂製の裏板を重合し、該裏板には複数の貫通
    孔が形成され、各貫通孔の上端近傍にコンクリート平板
    の裏面の一部が食い込むことで結合したことを特徴とす
    る建物の緑化用敷石。
  2. 【請求項2】 前記裏板の上面には複数の誘導溝が形成
    され、該誘導溝の底面には前記貫通孔の上端が開口して
    いる、請求項1記載の建物の緑化のための敷設用ブロッ
    ク。
  3. 【請求項3】 前記裏板の下面には複数の排水溝が形成
    されている、請求項1または2に記載の建物の緑化のた
    めの敷設用ブロック。
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