JP2011248111A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の発光源を有し、さらに、APC制御用のモニタ用光束として当該発光源からの一部の光束を分離するための光束分割素子を有する光走査装置において、比較的低コストで且つ精度良くモニタ用光ビームを抽出することのできる光走査装置を提供する。
【解決手段】複数の発光源を有する光源、及び、光源からの出射光ビームの一部をモニタ用光ビームとして反射させる反射面を備えた光束分割素子とを有し、さらに当該反射面でモニタ用光ビームとして反射させられた反射光を光検知センサに入射させる光走査装置において、光束分割素子は、少なくとも反りが発生する程度にまで薄く構成されると共に、当該反りの凹面側が反射面として採用されること、及び、光束分割素子は、反射面とは逆側の非反射面側における最も凸となる部分を光束分割素子押圧部材により押圧されることにより、光束分割素子保持部材に保持されることを特徴とする光走査装置で解決される。
【選択図】図11

Description

本発明は、電子写真方式のプリンタ、ファクシミリ、複写機あるいはこれらの少なくとも2つの機能を有する複合機などの画像形成装置において、感光体などの像担持体の表面に静電潜像を形成するための光走査装置、特に、複数の発光源を有する光源からの複数の光ビームを同時に走査して高速に画像を形成するマルチビーム走査方式の光走査装置に関し、さらには、当該光走査装置を搭載する画像形成装置に関する。
従来から公知の電子写真方式を利用した画像形成装置においては、光源ユニットから出射された光ビームを、回転多面鏡によって偏向走査し、この偏向走査された光ビームを結像レンズや折り返しミラーなどの適宜適切な光学部材を用いて、感光体などの像担持体に結像して、所望の静電潜像を像担持体上に形成している。また、回転多面鏡によって偏向走査された光ビームの一部を、折り返しミラーなどで分離・抽出し、この分離された光ビームを光検知センサに入射させることで、走査開始信号や走査終了信号などの電気的なトリガ信号として利用する構成も知られている。このような従来から公知の、光ビームの一部を分離・抽出するための折り返しミラーには、従来からガラス基材の光学部材が広く用いられているが、特許文献1では、このガラス基材の折り返しミラーに相当する部材として、鏡面加工された金属性ブロックを用いる技術を開示している。
ところで、昨今の多色画像形成装置は、高速化が進むことでオンデマンドプリンティングシステムとしての簡易印刷に用いられるようになっており、その結果、より高精細な画像品質が使用者から求められてきている。そのため、特許文献2などによれば、複数の発光源を有する2次元アレイ素子(面発光型半導体レーザーアレイ:VCSEL)を用いることで、複数の光ビームを用いて像担持体上を同時に一括走査し、複数ラインの静電潜像を同時に形成する方式(マルチビーム走査方式)を提案しており、この特許文献2に開示されるようなマルチビーム走査方式は、高精細な画像を高速に作像することができる光走査装置として非常に注目されてきている技術である。
ここで、一般に、画像形成装置では、上記した複数発光源を有する2次元アレイ素子や従来から広く使用されている単一の発光源である端面発光レーザーなどの採用されている光源にかかわらず、温度変化や経時変化に伴って光源から出射される光束の光量が変化してしまうことで、最終的に出力される画像に濃度ムラが発生する恐れ乃至問題点が存在する。そこで、これを抑制するために、従来から広く用いられてきた端面発光レーザーを用いた光走査装置においては、後方に出射される後方出射光をモニタすることで、自動で光源の光量を調整するAPC制御(auto power control)を行っている。しかしながら、先に記述したマルチビーム走査方式で用いられるような複数発光源を有する2次元アレイ素子では、その構造上、後方への後方出射光を生じないため、前方に、すなわち静電潜像形成用に出射された光束の一部を光路の一部で分離・抽出し、さらには折り返すなどして当該抽出光をモニタ用光束としてフォトダイオードなどの光検知センサに受光させ、その受光光量に基づいてAPC制御を行う必要がある。
しかしながら、前方に出射された光束の一部を分離・抽出し、さらには折り返すなどして、APC制御を行うにあたり、特許文献1に記載されるような鏡面加工された金属ブロックや、トリガ信号を抽出するための従来から知られているガラス基材の光学部材を用いる方式を採用しようとすると、例えば鏡面加工された金属ブロックを用いる場合には、金属ブロックに鏡面加工を施す必要があるため製造コストが高くなるという問題が生じ、従来から広く用いられているガラス基材の折り返しミラーを使用するにしても、所定位置に配置される光検知センサまで光源から出射された光の一部分だけを抽出して折り返すには、複数の折り返しミラーやプリズムなどが必要となり、やはりコスト面で高くなりすぎる傾向があるとともに、装置が大型化してしまうという問題があり、特にローコストを要求される昨今の装置においては、コスト面でのメリットが少ない。
そこで、特許文献2では、2次元アレイ素子である光源からの光束よりも小さい径の開口が設けられた光束分割素子であって、光軸と直交する面から所定角度、例えば45°傾けて配置された光束分割素子の光源側に、高輝度の反射面を設ける構成が開示されている。このような構成では、光束分割素子の開口を通過した光束は、静電潜像形成用の書き込み光束としてそのまま直進してポリゴンミラーなどの回転多面鏡へ向かい、さらには回転多面鏡によって偏向走査された後で適宜適切な光学部材を介して像担持体へと向かうが、光源の光束よりも小さい開口を通過せずに、光束分割素子の光源側の反射面で反射されたその周辺光は、収束レンズや折り返しミラーなどを経て、光源が配置される回路基板上まで折り返され、当該回路基板上に設けられた光検知センサで、その周辺光の光量が読み取られ、この光量に基づいてAPC制御を実施できるようになっている。
このような構成であれば、比較的低コストに光源からの光ビームの光量を検知してAPC制御を行うことが可能であるが、先に記述したように昨今の画像形成装置ではより高精細な画像が要求されており、高精細な画像を獲得しようとする場合には、より精密に乃至厳密にAPC制御を行う必要がある。そのため、光束分割素子からの抽出された周辺光をより精度良く検知して、APC制御に利用する必要が生じるが、2次元アレイ素子などのようなVCSELを光源として採用する場合では、複数の発光源を有する光源からの複数の出射光ビームの一部を1つの光検知センサに入射させるため、光検知センサ入射時における全光源からのビームスポット径は所望の大きさになっている必要があり、そのためには、光束分割素子の取り付け姿勢やその精度が問題となる。しかしながら、特許文献2では、特に2次元アレイ素子の位置決めや、カップリングレンズ以降の光学素子の調整、位置決め及び回路基板の保持に関する技術に言及するのみで、精度良く光束分割素子の反射面で反射される周辺光を光検知センサで検知するための光束分割素子の保持方法までは開示していない。
また、より精度良くAPC制御を行おうとする場合には、光検知センサに入射されるべき、光束分割素子で反射された反射光ビームにできる限り外乱が混入しないようにするのが望ましいが、上記した光束分割素子は、光軸と直交する面に対して傾けて配置されているため、光源からの光束の光軸に対して光束分割素子が斜めに配置されていることになり、光束分割素子の開口を通過しようとする光ビームの一部が、光束分割素子の厚み部分に当たって反射されてしまう。この場合、この光束分割素子の開口における厚み部分で反射された反射光が、光束分割素子の反射面で反射されて、光検知センサまで導かれるモニタ用の反射光ビーム乃至光束に外乱として干渉してしまうという問題もある。
そのため、光束分割素子は、できる限り薄く構成して、当該光束分割素子の厚み部分で反射する外乱反射光をできる限り低減するのが望ましいが、光束分割素子を薄く構成乃至製造しようとすると、必ず光束分割素子に反りが発生してしまい、反りを矯正せずに用いれば、光束分割素子で反射される反射光ビームが所望の反射角で反射されないため、今度はこの反りの影響で、APC制御の精度が悪くなってしまうという問題が存在する。
本発明は、上記した問題点に鑑み、2次元アレイ素子などの複数の発光源を備えた光源を有し、さらに、APC制御用のモニタ用光ビームとして当該発光源からの一部の光束を分離するための光束分割素子を有する光走査装置において、光束分割素子からのモニタ用光束を比較的低コストで、且つ、精度良く抽出することのできる光学系を備えた光走査装置を提供することを目的とし、さらには、この光走査装置が設けられる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、
複数の発光源を有する光源、及び、
前記光源からの出射光ビームの一部を、像担持体へ静電潜像を作り出すための書き込み用光束として通過させるための開口と、前記書き込み用光束以外の光束を、前記光源の光量を調整するためのモニタ用光ビームとして反射させるために、前記光源からの出射光ビームの光経路で見て当該光源側に設けられる反射面と、が設けられる光束分割素子、を有し、
前記光束分割素子が、前記光源からの出射光ビームに対して斜めに配置される光学系であって、
さらに、前記モニタ用光ビームとして反射させられた反射光を光検知センサに入射させる光学系を備えた光走査装置において、
前記光束分割素子は、少なくとも反りが発生する程度にまで薄く構成されると共に、当該反りの凹面側を前記反射面として採用すること、及び、
前記光束分割素子は、前記反射面とは逆側の非反射面側における最も凸となる部分であって、前記開口には接触しない凸部分を光束分割素子押圧部材により押圧することにより、前記光束分割素子を保持する光束分割素子保持部材に保持されること、
を特徴とする光走査装置を提案する。
また、本発明において、前記光束分割素子の最も凸となる部分が、前記光束分割素子の略中央部であり、当該略中央部を前記光束分割素子押圧部材により押圧すると好適である。
さらにまた、本発明において、前記光束分割素子が、板金で形成されると好適である。
さらにまた、本発明において、前記光束分割素子に設けられる前記開口が、前記光源からの出射光ビームの光束よりも小さな開口として構成されると好適である。
さらにまた、本発明において、前記光学系における前記複数の発光源を有する光源と前記光検知センサとが同一の回路基板に保持されており、さらに、前記光学系が、前記光束分割素子から反射されたモニタ用光ビームを前記光検知センサに入射させるための少なくとも一つの折り返しミラーを有すると好適である。
さらにまた、本発明において、前記光束分割素子保持部材が前記複数の発光源を有する光源を担持するために構成される光源ユニットに設けられていると好適である。
さらにまた、本発明において、前記光源ユニットは、前記複数の発光源を有する光源と、
前記複数の発光源を有する光源及び前記光検知センサを保持する回路基板と、
前記光源からの出射光ビームを平行光束、あるいは、発散状態又は収束状態の光束にするための、少なくとも一つの光学素子と、
前記光学素子を保持するための光学素子保持手段と、
前記光束分割素子からの反射光を、前記光検知センサに入射させるための少なくとも一つの折り返しミラーと、
を一体的に有すると好適である。
さらにまた、前記押圧部材が、前記光束分割素子と前記折り返しミラーとを同時に保持するように構成されていると好適である。
さらにまた、本発明において、上記目的を達成するために、請求項1〜請求項8に記載の光走査装置が設けられた画像形成装置を提案する。
本発明によれば、光束分割素子が少なくとも反りが発生する程度にまで薄く構成されることで、光束分割素子において光源からの出射光ビームが通過する開口における厚み部分での、APC制御の外乱となり得る反射光の影響を効果的に抑えることができるようになると共に、当該反った光束分割素子の凹面側を反射面として採用し、且つ、当該反射面とは逆側の非反射面側における最も凸となる部分であって、出射光ビームが通過する開口には接触しない凸部分を押圧部材により押圧することによって、光束分割素子保持部材に光束分割素子を保持する構成を採用するので、比較的容易に且つ精度良く平坦に製造することが可能な光束分割素子保持部材の平坦面に、薄く構成することで反りが発生してしまった光束分割素子を倣わせて保持することが可能になり、その結果、安価に光束分割素子を平坦に保持することが可能となるため、光束分割素子が反ってしまったことによる反射光検知制度悪化を効果的に抑制することが可能となる。
本発明にかかる光走査装置が搭載されるような画像形成装置の一例を示す概略断面図である。 本発明が適用されるような光走査装置の一例を示した概略斜視図である。 図2に示される光走査装置の概略断面図である。 本発明の光源ユニットの外観を示すための斜視図であり、図4aは、当該光源ユニットを正面から見て左側からの眺めで示す斜視図であり、図4bは、当該光源ユニットを正面から見て右側からの眺めで示す斜視図である。 回路基板を正面側から眺めた概略斜視図である。 複数の発光源を備えた光源だけを抽出した概略斜視図である。 面発光光源の配列の一例を示した図である。 中間ホルダの概略斜視図を示したものであり、図8aは、回路基板側の中間ホルダを概略斜視図で示し、図8bは、光学素子ホルダ側の中間ホルダを概略斜視図で示す。 中間ホルダと回路基板とが接続された状態における回路基板をその後方から眺めた概略斜視図である。 光学素子ホルダの中間ホルダ側の面を示した概略斜視図である。 光学素子ホルダの光束分割素子が取り付けられる光束分割素子保持手段部分を拡大して示した概略斜視図である。 光束分割素子保持部材に光束分割素子を保持させた状態を概略で示した断面図である。 光束分割素子が押圧部材により押圧されて保持された状態の光学ユニットの上面図である。 光束分割素子が押圧部材により押圧されて保持された状態の光学ユニットの正面図である。 光束分割素子が押圧部材により押圧されて保持された状態の光学ユニットの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
最初に、図1を用いて本発明の光走査装置100が設けられるような画像形成装置500の構成を説明する。ここで、図1は、画像形成装置の一例としてのフルカラープリンタの概略断面図を示したものであり、この図1に示されるような画像形成装置は、後述する光走査装置100におけるモニタ用光束を光検知センサに導くための光学系及び当該光学系を備えた光源ユニット200以外は当業者に従来からよく知られた画像形成装置である。
図1に示される画像形成装置500は、電子写真方式の画像形成部を備えて成り、その画像形成部には4つの画像形成手段1a、1b、1c及び1dが設けられている。この第1〜第4の画像形成手段1a、1b、1c及び1dは、それぞれ同一の構成ではあるが、対応するトナー色だけが異なっており、これら画像形成手段において、例えばブラックトナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像及びイエロートナー像がそれぞれ形成される。なお、これら画像形成手段は現像剤(トナー)色の違い以外はそれぞれ同一の構成であるため、以下の説明では、添え字a、b、c及びdを必要に応じて適宜省略して説明する。
ここに図示した画像形成手段1には、像担持体であるドラム状の感光体30が配置されており、当該感光体30のまわりに、帯電部材32、現像装置33及びクリーニング手段31が設けられている。この感光体30は、時計回りに回転駆動可能であり、当該回転駆動する感光体30の表面は、帯電部材32に所定のバイアス電圧を印加することにより、その表面を一様に帯電できるようになっている。なお、ここに図示した帯電部材32は、コロナ放電などを利用する非接触式のものを採用しているが、感光体30に接触するローラ状部材を採用することも可能である。
また、図1に示される画像形成装置では、4つの画像形成手段1の上方に、後述する光走査装置100が設けられている。この光走査装置100は、光源、回転多面鏡であるポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどの適宜適切な光学構成部材を有しており、各色トナーの画像データに応じて形成された画像情報に基づいて、帯電部材32により帯電させられた各感光体30を光走査乃至露光し、それぞれの感光体30上に静電潜像を作り出すために設けられる。この光走査装置100を用いて感光体30上に形成された静電潜像は、感光体30の回転により、現像装置33を通るときに各色トナーが付与されることで現像され、顕像化される。
さらに、この各画像形成手段1の感光体30に対向して中間転写体として構成される、無端ベルト状の中間転写ベルト40が配置され、この中間転写ベルト40の表面には各感光体30が当接している。図1に示した中間転写ベルト40は、複数の支持ローラ(40a、40b、40c)に巻きかけられて構成されており、図示した例では、支持ローラ40bが、図示しない駆動源としての駆動モータと連結されていて、この駆動モータを駆動させることで、中間転写ベルト40は、図中半時計回りに(図1の矢印方向参照)回転移動すると共に、従動回転可能な支持ローラ40a及び40cが中間転写ベルト40の回転に伴って従動回転させられる。また、中間転写ベルト40の裏面には、そのベルトを挟んで感光体30に対向して位置する一次転写ローラ(図示せず)が配置されている。この一次転写ローラにやはり図示しない高圧電源から一次転写バイアスが印加され、現像装置33により顕像化されたトナー像が中間転写ベルト40に一次転写されるようになっている。なお、一次転写されずに感光体30上に残された一次転写残トナーは、感光体30による次の画像形成動作に備えるためにクリーニング装置31に設けられたクリーニングブレードより除去され、感光体30上におけるトナーが完全に除去される。
さらにまた、図示した画像形成装置500では、従動ローラ40cの中間転写ベルト40を挟んで対抗する位置に、二次転写装置としての二次転写チャージャ48が設けられており、この二次転写チャージャ48は、中間転写ベルト40とは所定の距離をおいて離間配置される。この二次転写チャージャ48には、帯電手段32とは逆極性の電圧が印加される。また、当該画像形成装置500は、記録媒体を積載するための給紙カセット60、給送コロ54に加え、レジストローラ対56などを備えると共に、二次転写チャージャ48から見て、記録媒体の搬送方向下流側には、熱と圧力とを記録媒体に加えて未定着トナー像を記録媒体に定着させるために加圧ローラと加熱ローラとのローラ対からなる定着装置50が配置され、その搬送方向下流側には、当該定着装置50を出た記録媒体を排紙トレイ501aなどの記録媒体排出部に排紙するための搬送ローラ対52及び排紙ローラ対58などが設けられている。
次に、この画像形成装置における画像形成動作について説明する。この画像形成動作においても、各感光体30にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト40に転写する構成は、そのトナー像の色が異なるだけで、実質的に全て同一であるため、添え字a,b,c及びdは必要に応じて適宜省略する。
まず、図示しないパーソナルコンピューターなどからの画像形成信号を受けた画像形成装置では、上記した感光体30が図示しない駆動源により時計回り方向に回転駆動を開始させられ、このとき感光体30表面にやはり図示しない除電装置からの光が照射されて表面電位が初期化される。この表面電位を初期化された感光体30の表面が、今度は帯電部材32によって所定の極性に一様に帯電させられる。帯電させられた感光体30表面には、後述する光走査装置100からのレーザー光が照射され、これによって感光体30表面に所望の静電潜像が形成される。なお、光走査装置100から各感光体30に露光乃至光走査される画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及び黒の各トナー色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体30上に形成された静電潜像は、現像装置33を通る際に、当該現像装置33から各色トナー(現像剤)が付与され、顕像化されたトナー像として可視化される。
ここで、中間転写ベルト40は、図中反時計回りに走行駆動させられるが、上記した図示しない一次転写ローラには、感光体30上に形成されたトナー像のトナー帯電極性と逆極性の一次転写電圧が印加される。この一次転写電圧の作用により、感光体30と中間転写ベルト40との間に一次転写電界が形成され、感光体30上のトナー像が、その感光体30と同期して回転駆動されている中間転写ベルト40上に静電的に一次転写される。このように一次転写される各色トナー像は、中間転写ベルト40の搬送方向上流側から逐次タイミングを併せて中間転写ベルト40上に重ね合わされ、所望のフルカラートナー像が中間転写ベルト40上に形成される。
その一方で、画像を形成されるべき記録媒体は、給紙カセット60に積載された記録媒体束から給送ローラ54などの適宜適切な搬送部材の作用によりレジストローラ対56まで一枚ごとに分離されて給送され、未だ回転駆動を開始していないレジストローラ対56のニップ部まで搬送される。その際、レジストローラ対56においては、搬送されてきた記録媒体の先端が当該レジストローラ対56におけるニップ部に突き当たり、所謂ループを形成することで、記録媒体のレジストレーションが行われる。その後、中間転写ベルト40上に担持されたフルカラートナー像とのタイミングを図って、レジストローラ対56の回転駆動が開始され、支持ローラ40cと、これに中間転写ベルト40を介して所定間隔だけ離れて対向する二次転写チャージャ48とで構成される二次転写部に向けて記録媒体が送出される。本実施例では、二次転写チャージャ48に所定の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト40表面に形成されたフルカラートナー像が記録媒体上に一括して転写され、当該記録媒体上で未定着トナー像として担持される。トナー像を転写された記録媒体は、定着装置50までさらに搬送され、当該定着装置50を通過するときに、この定着装置50で熱と圧力とを加えられ、半永久的なフルカラー画像として記録媒体に定着させられる。定着装置50で画像を定着させられた記録媒体は、さらに搬送されて、搬送ローラ対52及び排紙ローラ対58などを介して排出トレイ501aなどの記録媒体排出部に排出されることで画像形成動作が完了する。なお、二次転写チャージャ48が配置される二次転写部で転写されずに中間転写ベルト40上に残留した残留トナーは、図示しない中間転写ベルトクリーニング手段により取り除かれ回収される。
次に、図2及び図3を用いて、図1に一例として示されるような画像形成装置500に搭載される光走査装置100の構成と作用とについてさらに説明する。なお、ここに示される光走査装置100も、後述する光源ユニット200以外は当業者によく知られた構成であるため、光走査装置100全体としての構成については概略で説明する。
図2は、本発明が適用されるような光走査装置100の一例を概略斜視図で示したものであり、図3は当該光走査装置100の概略断面図である。なお、図1から見て取ることができるように、ここに図示する画像形成装置500では、感光体30a及び30b用の光走査装置と、感光体30c及び30d用の光走査装置との2つの光走査装置が搭載されており、図2及び図3では、その内の一方だけ、すなわち感光体30a及び30b用の光走査装置100だけを示していることに注意されたい。感光体30a及び30b用の光走査装置と、感光体30c及び30d用の光走査装置とは、実質的に同一の構成であるため、以下では、感光体30a及び30b用の光走査装置100を本発明の光走査装置の一例として説明する。
まず、図2及び図3に示す光走査装置100は、偏向手段としての回転多面鏡であるポリゴンミラー104を備えて成る。また、このポリゴンミラー104から見て、光源から出射された光ビームが各感光体30まで導かれる光経路で見た場合の光経路下流側には、順番に、第一走査レンズ105a及び105bと、第一反射ミラー106a及び106bと、第二反射ミラー108a及び108bと、第三反射ミラー109a及び109bなどが配設されており、さらに、第一反射ミラー106a、106bと第二反射ミラー108a、108bとの間には、第二走査レンズ107a及び107bが配設されている。さらにまた、ポリゴンミラー104から見て光路上流側には、後で詳細に説明する光源ユニット200a及び200bも設けられている。
光源ユニット200a及び200bは、これに搭載されている光源からの出射光を、ポリゴンミラー104の偏光面に対して所定の角度から入射させるように構成されており、光源ユニット200a及び200bとポリゴンミラー104との間には、ポリゴンミラー104に入射させるべき光源からの出射光を、それぞれポリゴンミラー104近傍で副走査方向に結像させるためのシリンダレンズ103a及び103bが光路に沿って順次配列されている。また、ポリゴンミラー104は、側面に光ビームの偏光面が形成された例えば六角柱状部材であり、図示しない駆動手段により図2の矢印で示すような所定方向に、所定角速度で回転駆動される。光源ユニット200a及び200bから、シリンダレンズ103a及び103bを経てポリゴンミラー104の偏光面近傍にそれぞれ集光された光ビームは、ポリゴンミラーの側面に設けられた偏光面で偏向された後で、第一走査レンズ105a及び105b、第一反射ミラー106a及び106b、第二走査レンズ107a及び107b、第二反射ミラー108a及び108b、第三反射ミラー109a及び109bを順次に介して、像担持体である感光体30a及び30bの書き込み領域に入射する。なお、第一走査レンズ105a及び105bは、ポリゴンミラー104によって一定の角速度で偏向された光ビームの像面を感光体30の軸方向である主走査方向に対して等速移動させている。また、第一反射ミラー106a及び106bは、第一走査レンズ105a及び105bを経由した後の光ビームを折り返して、第二走査レンズ107a及び107bに入射させるために設けられており、当該第二走査レンズ107a及び107bは、各感光体30a及び30bの表面に入射されるべき光ビームを、第二反射ミラー108a及び108bと、第三反射ミラー109a及び109bとを介して結像させるために設けられている。
このように構成される光走査装置100では、上述したように、図示しないパーソナルコンピューターなどからの画像形成信号を画像形成装置500が受けると、やはり図示しない本体制御部などで各色トナー像に分解された所望の画像情報に基づいた光ビームが、各色トナー毎に、光源ユニット200a及び200bから出射され、この出射光ビームは、シリンダレンズ103a及び103bによってポリゴンミラー104の偏光面近傍に集光される。この集光された出射光ビームは、次いで、ポリゴンミラー104によって偏向走査されて、第一走査レンズ105a及び105bに入射する。第一走査レンズ105a及び105bに入射された光ビームは、反射ミラー106a及び106bにより反射されて、第二走査レンズ107a及び107bに入射され、第二走査レンズ107a及び107bに入射された光ビームは、当該第二走査レンズ107a及び107bの作用により、第二反射ミラー108a及び108bと、第三反射ミラー109a及び109bとを介して像担持体30a及び30bに結像する。なお、この像担持体30a及び30bに結像する光ビームは、冒頭で述べられているように、濃度ムラなどの画像形成不良を防止するために、予め設定された光強度乃至光量の状態で、すなわち、後述するAPC制御を受けた状態で、感光体30a及び30bの書き込み領域に入射される必要がある。
次に、図4を用いて、本発明の光源ユニット200a及び200bについてさらに詳細に説明する。光源ユニット200a及び200bは実質的に同一の構成であるため、以下では、参照符号a、bを適宜省略して説明する。
図4は、本発明の光源ユニット200の外観を示すための斜視図であり、図4aは、当該光源ユニット200を正面から見て左側からの眺めで示す斜視図であり、図4bは、当該光源ユニット200を正面から見て右側からの眺めで示す斜視図である。ここに示される光源ユニット200は、複数の発光源を有する面発光光源10aであって、当該発光源から発光される光ビームの出射方向と直行する面内に2次元的(モノリシック)に複数の発光源を配列した面発光光源10aと、面発光光源10aを収容するパッケージ10bとから構成される光源10を実装する回路基板75をまずは備えて成り、さらには、光源10からの光ビームを平行光束あるいは所定の収束状態又は発散状態の光束とする少なくとも一つの光学素子としてのカップリングレンズ11、温度補正レンズ12、及び、後述する光束分割素子13を保持する光学素子ホルダ72を備えて成り、さらに加えて、回路基板75と光学素子ホルダ72との間に配設され、回路基板75に実装されている面発光光源10aと当接して、光源ユニット200における面発光光源10aの配置位置を決定して固定するための中間ホルダ71を備えて成る。なお、図4では、回路基板75が光源ユニット200に組み込まれた状態であるため、光源10や光検知センサ17などは図4において見えていないことに注意されたい。光源10や光検知センサ17については、回路基板75を示している図5などを用いて後述する。
光学素子ホルダ72に保持されるカップリングレンズ11は、光学素子ホルダ72に設けられたカップリングレンズ保持手段としてのカップリングレンズ受け部に取り付けられており、当該カップリングレンズ11は、例えば屈折率が1.5程度に設定され、光源10から出射される出射光ビームを略平行に整えたり、あるいは、収束状態又は発散状態の光束としたりする働きをする。また、透明樹脂を素材とした温度補正レンズ12は、光学素子ホルダ72に設けられた温度補正レンズ保持手段としての温度補正レンズ受け器に取り付けられており、当該温度補正レンズ12の光学特性は、光源ユニット200の温度の変動に伴いカップリングレンズ11と光源10との距離が微小変動するなどによる光源ユニット200の光学特性の変動を補正すべく変化するように構成されている。なお、この温度補正レンズ12は、その長辺がカップリングレンズ受け部の幅よりも長く形成されていて、これにより図示しない調整治具によるクランプが容易化され、調整が容易に行えるように構成されている。
さらにまた、ここに図示した光束分割素子13は、略中央に矩形の開口が形成された薄板状の部材であり、光源10を向いている側(図4aで見えている側とは反対側の裏面側)、すなわち、光源10からの出射光ビームの光経路で見て当該光源10側に設けられる乃至向いている側に、光ビームを反射することのできる反射面が形成されている。また、ここに図示した光束分割素子13は、開口の中心がカップリングレンズ11の焦点位置又はその近傍に位置すると共に、反射面が光束の光路に対して例えば45°傾いた状態で、光束分割素子保持手段としての保持部72aに取り付けられている。
上述した複数の光学素子11、12、13の構成により、カップリングレンズ11及び温度補正レンズ12を通過した光源10からの出射光ビームは、その一部が、像担持体である感光体30へ静電潜像を作り出すための書き込み用光束として、光束分割素子13の開口を通過する一方で、残りの光束(すなわち、書き込み用光束以外の光束)を、後述する光源10の光量を調整するためのモニタ用光束として光束分割素子13の反射面で反射させ、当該反射光をやはり後述する光検知センサ17に入射させる。すなわち、光源10からの出射光ビームは、光束分割素子13で、書き込み用光束と、モニタ用光束とに分割乃至分岐される。なお、ここに図示した例では、光束分割素子13の開口は、光源10から出射される出射光の光束よりも小さい径の開口として構成されており、開口を通った書き込み用光束の周辺光束が、光束分割素子13の反射面で反射される構成を採用しているが、本発明では、光源10からの出射光ビームの一部を、像担持体である感光体30へ静電潜像を作り出すための書き込み用光束として開口を通過させる一方で、残りの光束をモニタ用光束として光束分割素子13の反射面で反射させ、当該反射光を光検知センサに入射させるように構成されていれば良く、この実施形態に限られるものではない。
さらに、光学素子ホルダ72は、図4bに示すように、光束分割素子13の反射面で反射されたモニタ用光束をAPC制御用の光検知センサに入射させるためのモニタ用光束用の光学系として、当該モニタ用光束を回路基板75側に折り返すための折り返しミラー14、第二開口(第二アパーチャ)15、及び、集光レンズ16を保持している。折り返しミラー14は、図4bに見えている面とは紙面で見て逆側の面に光ビームを反射させるための反射面を備えた板状の部材として構成されており、ここに図示した実施形態では、この反射面が光源10から出射される出射光ビームに対して51.1°傾いた状態で、光学素子ホルダ72の折り返しミラー取り付け面に取り付けられている。この折り返しミラー14で回路基板75側に折り返された、光束分割素子13の反射面で反射されたモニタ用光束の反射光ビームは、第二開口15に達する。この第二開口15は、モニタ用光束の絞り部材として、折り返しミラー14と集光レンズ16との間に配置されている。また、集光レンズ16は、平凸型の単玉レンズであり、光学素子ホルダ72の集光レンズ受け部に取り付けられている。第二開口15と集光レンズ16とにより、折り返しミラー14で回路基板側に折り返されたモニタ用光束は、回路基板75に実装されている光検知センサ17上に所定のビーム径となるように絞り込まれる。
このように構成される光源ユニット200では、モニタ用光束が光検知センサ17へ入射したときに出力される信号が常時モニタされ、光源10から出射されるレーザー光の光量制御(APC制御)が行われる。すなわち、光源ユニット200では、モニタ用光束を受光した光検知センサ17から出力される光電変換信号に基づいて、光源10から出射されるレーザー光の強度を検出しており、この検出されたレーザー光強度が予め設定された強度となるように、2次元アレイ素子へ供給する注入電流の決定を行っている。その結果、光源10から出射された出射光は、リニアに乃至ダイレクトに制御されながら、予め設定された光強度を維持するようにして感光体30へ照射されることになる。
次に、回路基板75を正面側から眺めた概略斜視図である図5を用いて、光源ユニット200が有する回路基板75を説明する。図5に示すように、回路基板75には、正面側の面に光源10及び光検知センサ17が配設されており、図示されたのとは逆側の回路基板75の反対側、すなわち裏面側には、複数の発光源を有する光源10を駆動するための駆動回路が配設されている。なお、ここに図示した光源10は、当該光源10だけを抽出して概略斜視図で示した図6に示されるように、正方形板状のパッケージ10bと、当該パッケージ10b内に収容される複数の発光素子を有する面発光源10aと、面発光源10aの配線である図示しないリード端子とを有する面発光型の2次元レーザアレイである。面発光光源10aは、複数の発光源(VCSEL)がこの発光源から発光される光ビームの出射方向と直交する面内に2次元的に配列された発光面を有する素子から成っていて、当該発光面は、パーッケージ10bの光軸方向基準面10xと平行な状態に配置され、さらには、パッケージ10bの内部でリード端子が配線された状態でパッケージ10b内に収納されている。パッケージ10bは、例えばセラミックを素材とする箱型ケースにガラス板が貼付されることにより形成されており、箱形ケース内部には不活性ガスが充填されている。なお、パッケージ10bの図6における手前側の面が前記した光軸方向基準面10xであり、光軸方向基準面10xと直行する面であって、図6で見て側方向の面が主走査方向基準面10yであり、光軸方向基準面10xと直行する面であって、図6で見て上下方向の面が副走査方向基準面10zとして構成されている。
また、光源10の面発光光源10aには、図7に示すように、マトリックス状に等間隔dで配列されたn列×m行、本実施形態で採用されているのは8列×6行で2次元的に配列された発散光を射出する40個の発光源が設けられている。なお、図7は、例えば40個存在する面発光光源10aの配列の一例として、その一部を抽出して描いた図である。本実施形態では、光軸中心を回転軸として光源ユニット200全体を傾け量γだけ傾けることにより、各感光体30上の副走査方向におけるビームスポット間ピッチpが記録密度に相当する走査ラインピットに合うように調整されており、各感光体30上には、40ラインが同時に走査されるように構成されている。ここで、光学走査装置100における光学系全体の副走査倍率βsを用いると、傾け量γは、以下の式、sinγ=(cosγ)/n=p/d×βsで表される。このような発光源の傾け量γを設けることに関しては、当然に面発光型半導体レーザーアレイの加工プロセスの段階で予め発光点の配列方向が所定角度だけ傾くようにレイアウトしてもよい。但し、狙いの傾け量を加工プロセスにおいて決定したとしても、2次元アレイ素子の加工精度、光源を保持するためのホルダ等の機械精度、走査光学系の公差などが積み上がるため、各発光点間のピッチを高精度に設定するためには、所望の傾け量γになるように光源ユニット200を光走査装置100に装着するときに調整することが必須となる。
次に、光源ユニット200が有する中間ホルダ71であって、回路基板75と光学素子ホルダ72との間に配設され、回路基板75に実装されている面発光光源10と当接して、光源ユニット200における光源10の配置位置を決定して固定するための中間ホルダ71について図8を用いて説明する。図8は、中間ホルダ71の概略斜視図を示したものであり、図8aは、回路基板75側の中間ホルダ71を概略斜視図で示し、図8bは、光学素子ホルダ72側の中間ホルダ71を概略斜視図で示す。ここに図示した中間ホルダ71は、アルミニウムなどからなる金属製の略矩形ブロック部材として構成されており、さらには、図8に示すように、開口部71a、71bを有している。開口部71aは、光源10から出射される出射光ビームが通過し、開口部71bは、モニタ用光束が回路基板75に戻ってきて通過するために設けられていて、開口部71aの周辺には、回路基板75に実装された光源10を嵌め込むための額縁部が設けられている。この額縁部には、光軸方向の突き当て部としての71xが設けられており、この突き当て部71xにパッケージ10bの光軸方向基準面10xが突き当たる。さらに、額縁部の側方に設けられた主走査方向突き当て部71yにパッケージ10bの側面に設けられた主走査方向基準面10yが突き当たり、さらにまた、額縁部の上下方向に設けられた副走査方向突き当て部71zにパッケージ10bの上下面に設けられた副走査方向基準面10zが突き当たり、このような構成によって光源10のパッケージ10bがこの額縁部に嵌め込まれた状態で、光源10の位置決めがなされるようになっている。また、中間ホルダ71の図8aに示した回路基板側の面には、開口部71a及び71bを取り囲むように、3個の円筒状部71fが設けられており、さらにまた、回路基板75と中間ホルダ71とを接続するための補強部材76a、76b(図4及び図9参照)を中間ホルダ71に固定するための2個の固定孔71cが、それぞれ中間ホルダ71の両側面に形成されている。
ここに図示するような中間ホルダ71と回路基板75とを接続する構成を図8に加えて、図9を用いて説明する。図9は、中間ホルダ71と回路基板75とが接続された状態における回路基板75をその後方から眺めた概略斜視図である。光源10のパッケージ10bが、中間ホルダ71の額縁部に嵌挿されると、この図9に示されるように、中間ホルダ71に設けられた3つの円筒状部71fが、これに対応して回路基板75に設けられた逃げ部75c(図5参照)を貫通するようになっている。また、回路基板75の後方から当該回路基板75を介してパッケージ10bを中間ホルダ71側に押圧するためのパッケージ押圧部材78が本実施形態では設けられており、当該押圧部材78は、回路基板75の光源10の配設位置の裏面側に位置して、3つの円筒状部71fに螺合する3個のネジ79cにより中間ホルダ71に固定される。この押圧部材78は、弾性を有する板状の部材を板金加工することにより形成され、弾性力を作用させるための押圧部78aを有している。押圧部材78が図9に示すように、ネジ79cにより中間ホルダ71に固定されると、回路基板75は、押圧部78aにより中間ホルダ71に近接する方向に押圧され、これに伴い、光源10のパッケージ10bの光軸方向基準面10xが、中間ホルダ71の額縁部における光軸方向突き当て部71xに当接乃至突き当たると共に、主走査方向基準面10yが主走査方向突き当て部71yに、副走査方向基準面10zが副走査方向突き当て部71zに当接し、回路基板75に過度に負荷をかけることなく、面発光光源10aが位置決めされた状態で保持される。また、中間ホルダ71の両側面に設けられた固定孔71cにネジなどの固定部材を用いて取り付けられた補強部材76a、76bを、図9に示されるようにネジなどの固定部材により回路基板75と連結することでも、中間ホルダ71と回路基板75とは連結される。なお、このように中間ホルダ71と回路基板75とを連結すると、回路基板75に設けられた光検知センサ17(図5参照)が、中間ホルダ71に設けられた開口部71bに面するように、光検知センサ17は、回路基板75上に位置決めされている。
次に、中間ホルダ71と光学素子ホルダ72との連結について、図8bに加えて、図10を用いて説明する。ここで、図10は、光学素子ホルダ72の中間ホルダ71側の面を概略斜視図で示した図である。図8bに示されているように、中間ホルダ71には、基準ピン71dが設けられており、この基準ピン71dを、図10に示されるように、光学素子ホルダ72に設けられた主基準孔72dに挿入し、さらに、光学素子ホルダ72側からネジなどの固定部材を、光学素子ホルダ72の外周領域に設けられた4つの固定孔72gを介して中間ホルダ71側の固定孔71gに挿入・固定することで、中間ホルダ71と光学素子ホルダ72とを位置関係が一定としたまま保持するように構成されている。このように構成することで、先に説明したモニタ用光束を光検知センサ17に入射するための、モニタ用光束光学系である折り返しミラー14、第二開口15及び集光レンズ16が、光検知センサ17と位置関係一定に保持される。さらに、中間ホルダ71と光学素子ホルダ72とをそれぞれ線膨張係数に差のない部材で構成すると、位置決めした状態からの位置変動を極小に抑えることが可能となるため好適である。本実施形態では、中間ホルダ71と光学素子ホルダ72とは、両者共にアルミ合金で構成されている。
これまで説明してきたような構成で、すなわち、複数の発光源を有する光源10と、光源10及び光検知センサ17を保持する回路基板75と、光源10からの出射光ビームを平行光束、あるいは、発散状態又は収束状態の光束にするための、少なくとも一つの光学素子11と、当該光学素子11を保持するための光学素子保持手段と、光束分割素子13と、当該光束分割素子13からの反射光を、光検知センサ17に入射させるための少なくとも一つの折り返しミラー14と、を少なくとも一体的に有するように構成された光源ユニット200を用いて、当該光源ユニット200を光走査装置100に装着するようにすると、光源ユニット200の位置調整及び角度調整の際に、光源10、カップリングレンズ11、温度補正レンズ12、光束分割素子13、折り返しミラー14、第二開口15、集光レンズ16、光検出センサ17らの相互間の位置関係が変動せずに、各感光体30の表面にそれぞれ形成される走査線のピッチ調整を正確に行うことができるために好適である。
次に、図11を用いて、本発明において特徴的な光束分割素子13の構成とさらに取り付け方法とについて説明する。ここで、図11は、先に説明した光学素子ホルダ72の光束分割素子13が取り付けられる光束分割素子保持部材72a部分を拡大して示した概略斜視図である。この図11に示した光束分割素子保持部材72aは、図11では未だ取り付けられていない光束分割素子13の外周部を、光束分割素子保持手段72aの取り付け面72eに突き当て、さらに、光束分割素子13のモニタ用光束反射面とは逆側の非反射面を光束分割素子押圧部材としての板バネ20の押圧部20aによって押圧することで、光束分割素子13を取り付け面72eに倣わせて保持するように構成している。また、光束分割素子押圧部材20の押圧部20aが光束分割素子20の非反射面側を押圧する際に、当該押圧部材20が書き込み用光束として開口を通過する光束に干渉しないように、押圧部材20の押圧部20aは、開口部に接触しない位置で光束分割素子13を押圧する必要がある。
さらにまた、ここに示される本発明の光束分割素子13は、書き込み用光束が光束分割素子の開口部を通過する際に、光束分割素子13の厚み部分で反射される反射光が、光束分割素子13の反射面側で反射されるモニタ用光束への外乱となることをできるだけ阻止するべく、当該外乱が無視できる乃至許容できる程度にまで薄くされた薄板状の部材で構成されており、本実施形態では、0.5mmの板厚を有し、外形形状としては、10mm×15mmの薄板状部材が採用されている。なお、この種の薄板状部材を市販品として入手する場合を例示すると、例えば、アラノッド社製のMIRO(登録商標)2若しくはMIRO−SILVER(登録商標)などを採用することができる。MIRO(登録商標)2は、反射面側にアルミ蒸着が施されており、MIRO−SILVER(登録商標)は、反射面側に銀蒸着が施された材料である。これら2者を比較すると、MIRO−SILVER(登録商標)の方が反射率が高いが、使用乃至適用する光源10や光検知センサ17などに応じて使い分けることができる。
また、上記したように、モニタ用光束への外乱が無視乃至許容できる程度にまで薄くされたこの種の薄板部材においては、非常に薄く構成されていることからロール方向を必ず持っており、すなわち必ず反ってしまっている。反りを持ったままの光学素子部材13をモニタ用光束光学系にそのまま配置し、当該反りがあることを前提にモニタ用光束光学系を構成してしまうと、光束分割素子13には、それぞれ製造過程における公差などが存在しているため、全ての光束分割素子13が全て同じ反り量を有しているとは限らず、多数の画像形成装置の製造において、多数製造される光学素子部材13間で、設計値よりも光学素子部材13の反りが大きくなる(すなわち、曲率半径が小さくなる)場合もあり、この反りが大きいままの光束分割素子13を使用したモニタ用光束の光学系においては、光検知センサ17に入射する光ビームのスポット径が設計値よりも大きくなり、複数の発光源を有する光源10から出射される全ての発光源からのビームスポットが光検知センサ17に入射されないことが懸念される。また、このような場合とは対照的に、反りが逆側を向いてしまっていると、すなわち、反射面側が凸になってしまうと、さらに光検知センサ17に入射する光ビームのスポット径が大きくなり、光源10から出射される全ての発光源からのビームスポットが光検知センサ17に入射されないことが懸念される。例示したアラノッド社製のMIRO(登録商標)2若しくはMIRO−SILVER(登録商標)などの場合には、製造過程の都合上、金属蒸着面が凹面となっているため、必ず反射面が凹面になり、反り量の実力としては、曲率半径1000mmR以上は確保できることが解っており、アラノッド社製のMIRO(登録商標)2若しくはMIRO−SILVER(登録商標)が有する反り量の実力値としての1000mmR程度の反り量であれば、この種の懸念がないことは確認できている。しかしながら、より精密にAPC制御を行おうとする場合には、反射面として理想的な平面にできるだけ近づけることが望ましく、さらにまた、例示したアラノッド社製のMIRO(登録商標)2若しくはMIRO−SILVER(登録商標)以外の材料を光束分割素子13として採用する場合には、反り量が1000mmR程度に収まっていない、あるいは、逆側に反ってしまっていることも考えられるため、この観点からも、光束分割素子13をできるだけ平坦に保持することが望ましい。なお、光束分割素子13を取り付ける取り付け面72eは、2次加工を施すことで比較的容易且つ安価に平面度及び面精度を確保することが可能である。
そこで、本発明では、図12に示されるように、薄くすることで反ってしまう光束分割素子13の凹面側を反射面として採用し、さらに、反射面とは逆側の凸面となっている非反射面側を板バネ等の押圧部材20を用いて光束分割素子保持部材に押圧して保持するように構成した。ここで、図12は、光束分割素子保持部材72aに光束分割素子を保持させた状態を概略で示した断面図であり、発明の理解を深めるために光束分割素子押圧部材20は省略されて描かれているが、光束分割素子13が平坦になっていることを見て取ることができる。また、先に記述したように、反ってしまう光束分割素子13を、平坦な取り付け面72eに倣わせるために、光束分割素子保持部材20は、光束分割素子13の凸面側である非反射面側を押圧するため、当該光束分割素子保持部材20は、最も凸となる非反射面部分を押圧することが好ましい。このように最も凸となる非反射面部分を押圧することで、反ってしまった光束分割素子13を、最も効果的に平坦面に倣わせることが可能となる。なお、光束分割素子13を反りが発生するまで薄く構成した場合に、非反射面側で最も凸となる、又は、反射面側で最も凹となるのは、光束分割素子13の略中央部であることが一般的であり、そのため、図示されるように当該略中央部を押圧部材20で押圧するように構成するのが最も一般的である。
このように構成することで、比較的容易且つ安価に平面度を備えることができる取り付け面72eに、反ってしまう光束分割素子13を倣わせて配置することが可能になるので、その結果、安価に光束分割素子を平坦に保持することが可能となるため、光束分割素子が反ってしまったことによるモニタ用光束の反射光検知制度悪化を効果的に抑制することが可能となる。
なお、図13、図14及び図15に、光束分割素子13が押圧部材20により押圧されて保持された状態の光学ユニット200を示した。図13は、光束分割素子13が押圧部材20により押圧されて保持された状態の光学ユニット200の上面図であり、図14は、正面図であり、図15は、斜視図である。図11に示される光束分割素子13が未だ光束分割素子保持部材72aの取り付け面72eに取り付けられていない状態から、まずは、当該取り付け面72eに光束分割素子13を配置し、その後、押圧部材20を嵌め込むことで、図13〜15に示されるように、光束分割素子13を、取り付け面72eに倣わして保持する。これら図13〜15からも明らかなように、押圧部材20は、光源ユニット200の光学素子ホルダ72に設けられた爪部72fを、押圧部材20の嵌合孔20fに嵌め込むことで、押圧力を付与しながら、光束分割素子13を保持するように構成されている。さらにまた、これら図13、図14及び図15からも見て取ることができるように、光束分割素子保持部材20は、光束分割素子13によって分割されたモニタ用光束を回路基板75に設けられた光検知センサ17に折り返すための折り返しミラー14も同時に押圧して保持するように構成されている。このように構成することで、部品点数を減らすことが可能となり好適である。
なお、光束分割素子13を樹脂製の材料で構成してもよい。樹脂製材料から成る光束分割素子13の一方の面側に高輝度を有する金属などを蒸着するなどして、反射面とすることも可能である。しかしながら、樹脂製材料を薄く構成し、さらに当該薄膜状の樹脂材料に金属を蒸着させると非常にコストがかかり、また、樹脂製材料を薄く構成すると反りが非常に大きくなることも考えられるため、コスト的に及び製造要因的に最も適した材料は、金属の板金である。
最後にこれまで説明してきた例では、複数の発光源を有する光源10と、当該複数の発光源を有する光源10及び光検知センサ17を保持する回路基板75と、光源10からの出射光ビームを平行光束、あるいは、発散状態又は収束状態の光束にするための、少なくとも一つの光学素子11と、当該光学素子11を保持するための光学素子保持手段と、光束分割素子13と、当該光束分割素子13からの反射光を、光検知センサ17に入射させるための少なくとも一つの折り返しミラー14と、を少なくとも一体的に有する光学ユニット200について説明してきたが、本発明はこの構成に限られるものではない。例えば、光検知センサ17を、光源10が配置される回路基板75とは別に配置することも可能であるし、それに伴って、モニタ用光束を光検知センサ17に入射させるための折り返しミラー14を、光学ユニット200とは別体で設けることも可能であるし、あるいは、当該折り返しミラー14を用いずに、光束分割素子13から分割されたモニタ用光束を直接に光検知センサ17に入射させるように光検知センサ17を配置することも可能である。さらには、当然ながら、光学ユニット200に、光束分割素子13を設けずに、光源10から像担持体30までの光経路の内のいずれかに配置することも可能である。
本発明は、感光体などの像担持体の表面に静電潜像を形成するための光走査装置、特に、複数の発光源を有する光源からの複数の光ビームを同時に走査して高速に画像を形成するマルチビーム走査方式の光走査装置に好適に利用することが可能であり、さらには、当該光走査装置を搭載する画像形成装置に好適に利用することができる。
10 光源
13 光束分割素子
14 モニタ用光束折り返しミラー
17 光検知センサ
20 光束分割素子押圧部材
30 像担持体
71 中間ホルダ
72 光学素子ホルダ
72a 光束分割素子保持部材
72e 光束分割素子取り付け面
75 回路基板
100 光走査装置
200 光学ユニット
500 画像形成装置
特開平08−106039号公報 特開2009−47924号公報

Claims (9)

  1. 複数の発光源を有する光源、及び、
    前記光源からの出射光ビームの一部を、像担持体へ静電潜像を作り出すための書き込み用光束として通過させるための開口と、前記書き込み用光束以外の光束を、前記光源の光量を調整するためのモニタ用光ビームとして反射させるために、前記光源からの出射光ビームの光経路で見て当該光源側に設けられる反射面と、が設けられる光束分割素子、を有し、
    前記光束分割素子が、前記光源からの出射光ビームに対して斜めに配置される光学系であって、
    さらに、前記モニタ用光ビームとして反射させられた反射光を光検知センサに入射させる光学系を備えた光走査装置において、
    前記光束分割素子は、少なくとも反りが発生する程度にまで薄く構成されると共に、当該反りの凹面側を前記反射面として採用すること、及び、
    前記光束分割素子は、前記反射面とは逆側の非反射面側における最も凸となる部分であって、前記開口には接触しない凸部分を光束分割素子押圧部材により押圧することにより、前記光束分割素子を保持する光束分割素子保持部材に保持されること、
    を特徴とする光走査装置。
  2. 前記光束分割素子の最も凸となる部分が、前記光束分割素子の略中央部であり、当該略中央部を前記光束分割素子押圧部材により押圧することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記光束分割素子が、板金で形成されることを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載の光走査装置。
  4. 前記光束分割素子に設けられる前記開口が、前記光源からの出射光ビームの光束よりも小さな開口として構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光走査装置。
  5. 前記光学系における前記複数の発光源を有する光源と前記光検知センサとが同一の回路基板に保持されており、さらに、前記光学系が、前記光束分割素子から反射されたモニタ用光ビームを前記光検知センサに入射させるための少なくとも一つの折り返しミラーを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
  6. 前記光束分割素子保持部材が前記複数の発光源を有する光源を担持するために構成される光源ユニットに設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
  7. 前記光源ユニットは、前記複数の発光源を有する光源と、
    前記複数の発光源を有する光源及び前記光検知センサを保持する回路基板と、
    前記光源からの出射光ビームを平行光束、あるいは、発散状態又は収束状態の光束にするための、少なくとも一つの光学素子と、
    前記光学素子を保持するための光学素子保持手段と、
    前記光束分割素子からの反射光を、前記光検知センサに入射させるための少なくとも一つの折り返しミラーと、
    を一体的に有することを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  8. 前記押圧部材が、前記光束分割素子と前記折り返しミラーとを同時に保持するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
  9. 請求項1〜請求項8に記載の光走査装置が設けられることを特徴とする画像形成装置。
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