JP2010121457A - スタータ - Google Patents

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JP2010121457A
JP2010121457A JP2008293219A JP2008293219A JP2010121457A JP 2010121457 A JP2010121457 A JP 2010121457A JP 2008293219 A JP2008293219 A JP 2008293219A JP 2008293219 A JP2008293219 A JP 2008293219A JP 2010121457 A JP2010121457 A JP 2010121457A
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直樹 ▲高▼橋
Naoki Takahashi
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Mitsubishi Fuso Truck and Bus Corp
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Abstract

【課題】パワートレインの曲げ剛性を向上しつつ、パワートレインの小型化、軽量化、生産性向上を実現するとともに、スタータ本体から発せられる騒音及び振動を効果的に低減することができるスタータを提供する。
【解決手段】トランスミッション(6)を含むパワートレイン(4)が連結されるエンジン(2)の側方に配置され、エンジンを始動するスタータ(10)であって、スタータ本体(11)が固定されるスタータケース(14)を備え、スタータケースは、エンジンとトランスミッションとに固定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、スタータに係り、詳しくは、車両のエンジンを起動するのに好適なスタータに関する。
エンジンのシリンダブロックとミッションケースとに固定される略U字形のスティフナを備えたエンジンとミッションケースとの結合補強装置において、上記シリンダブロックの側方にスタータを配置し、このスタータの軸方向一端を上記ミッションケースに固定するとともに、スタータの軸方向他端を上記スティフナに固定したエンジン・ミッションからなる結合補強装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術によれば、エンジン及びミッションを含むパワートレインの曲げ剛性を向上することができる。
特開平02−40935号公報
しかしながら、上記従来技術では、スティフナは2つの部材から構成されており、スタータとは別にスティフナの取付スペースを要するため、パワートレインが大型化し、重量も増大するとの問題がある。
また、上記従来技術では、2つの部材からなるスティフナの組み付け作業には時間が掛かり、パワートレインの生産性が低下するとの問題もある。
更に、上記従来技術では、スタータ本体から発せられる騒音及び振動については格別な配慮がなされておらず、これらの低減には依然として課題が残されている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、パワートレインの曲げ剛性を向上しつつ、パワートレインの小型化、軽量化、生産性向上を実現するとともに、スタータ本体から発せられる騒音及び振動を効果的に低減することができるスタータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、請求項1記載のスタータは、トランスミッションを含むパワートレインが連結されるエンジンの側方に配置され、エンジンを始動するスタータであって、スタータ本体が固定されるスタータケースを備え、スタータケースは、エンジンとトランスミッションとに固定されることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明では、請求項1において、スタータケースは箱型であることを特徴としている。
更に、請求項3記載の発明では、請求項1において、スタータケースは、エンジンのクランクケースと、トランスミッションのミッションケースとに締結部材を介して固定されることを特徴としている。
更にまた、請求項4記載の発明では、請求項2において、スタータケースとスタータ本体との間の空隙に吸音吸振材を設けることを特徴としている。
請求項1記載の本発明のスタータによれば、スタータ本体が固定されるスタータケースを備え、スタータケースがエンジンとトランスミッションとに固定されることにより、スタータにパワートレインの曲げ剛性を向上するための補強部材たるスティフナとしての機能を持たせることができ、スタータとスティフナという異なる部品を1部品に集約することができる。従って、パワートレインの部品点数低減や省スペース化を図ることができ、パワートレインの曲げ剛性を向上しつつ、その小型化、軽量化、生産性向上を実現することができる。
しかも、スタータにスタータケースを設けることで、スタータ本体が完全に露出して設けられる場合に比して、スタータ本体から発せられる騒音及び振動を低減することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、スタータケースは箱型であることにより、スタータのスティフナとしての剛性を高めることができるため、パワートレインの曲げ剛性を更に向上することができる。
しかも、スタータ本体から発せられる騒音及び振動を効果的に低減することができる。
更に、請求項3記載の発明によれば、具体的には、スタータケースはエンジンのクランクケースと、トランスミッションのミッションケースとに締結部材を介して固定される。
更にまた、請求項4記載の発明によれば、スタータケースとスタータ本体との間の空隙に吸音吸振材を設けることにより、スタータ本体から発せられる騒音及び振動をより一層効果的に低減することができる。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
図1は、後輪駆動の車両の車体(図示せず)の前後方向に縦置きにて搭載されたエンジン2と、エンジン2に連結される車両の動力伝達装置であるパワートレイン4とを示している。
パワートレイン4は、エンジン2とトランスミッション6とを含んで構成され、トランスミッション6はミッションケース8に収容されている。
ミッションケース8は、クラッチハウジング8aとギアハウジング8bとから構成され、クラッチハウジング8aには、エンジン2のクランクシャフトが直結されるフライホイールや、クラッチ(何れも図示せず)が収容され、ギアハウジング8bには変速ギア列(図示せず)が収容されている。
クラッチハウジング8aは、エンジン2の上記クランクシャフトが収容されるクランクケース2aに接合され、ギアハウジング8bはクラッチハウジング8aに接合されており、即ち、パワートレイン4は、エンジン2にクラッチハウジング8a、ギアハウジング8bが車体の前後方向の後側に向けて順次接合されて構成されている。
ここで、エンジン2の側方にはエンジン2を始動するスタータ10が配置され、スタータ10の起動によって上記フライホイールの外周にリングギア(図示せず)が嵌合される。そして、スタータ10のモータ回転によって上記リングギアを介して上記フライホイール、及びそれに直結される上記クランクシャフトが回転され、エンジン2が始動される。
一方、ギアハウジング8bからは、上記フライホイール、クラッチ機構、変速ギア列を介してエンジン2の回転動力が伝達されるメインシャフト12が後方に延びており、メインシャフトがプロペラシャフトやデファレンシャルを介して車両の後輪(何れも図示せず)を回転駆動する。
ところで、本実施形態では、スタータ10は、スタータ本体11が固定されるスタータケース14を備え、スタータケース14は、エンジン2とトランスミッション6との互いの連結を補強するパワートレイン4の補強構造を構成している。
以下、図2のスタータ10を図1のA方向からみた拡大詳細上面図、及び、図3のスタータ10を図1のB方向からみた拡大詳細前面図を参照して、上記補強構造について説明する。
図2及び図3に示されるように、スタータケース14は、エンジン2側の内方壁14aと、トランスミッション6側の後方壁14bとがスタータ10の上下を長手方向とする略同一形状で且つ略同一面積の平面視略長方形状をなしている。
更に、有底の四方壁を有する完全な箱型からエンジン2の外方側の壁を排除することにより、スタータケース14の上方壁14c及び下方壁14dは、平面視略直角二等辺三角形状をなし、スタータ本体11の前後の長手方向の中間部近傍まで延びており、換言すると、スタータ本体11は、その中間部近傍から前部にかけてはスタータケース14から完全に露出されている。
図3に示されるように、スタータ本体11はスタータケース14の後方壁14bにボルト16によって締結、固定されている。
また、内方壁14aは、その略対角線上においてクランクケース2aに例えば2つのボルト(締結部材)18を介して締結、固定され、一方、後方壁14bは、その略対角線上においてクラッチハウジング8aのエンジン2側の端面などに例えば2つのボルト(締結部材)20を介して締結、固定されている。
更に、スタータケース14とスタータ本体11との間の空隙22には、所定の吸音吸振性を有する材料からなる吸音吸振材22(例えばスポンジ材やゴム材)が設けられ、吸音吸振材22はスタータ本体11から発される騒音及び振動がスタータケース14を介してクランクケース2aや、クラッチハウジング8a、ひいてはパワートレイン4全体に伝達されるのを遮断している。尚、板状の吸音吸振材22を各壁14a〜14dの内面に貼り付けるようにしても良い。
以上のように、本実施形態では、スタータ10は、エンジン2とトランスミッション6との互いの連結を補強するスタータケース14を備えることにより、スタータ10にパワートレイン4の曲げ剛性を向上するための補強部材たるスティフナとしての機能を持たせることができるため、スタータ10とスティフナという異なる部品を1部品に集約することができる。従って、パワートレイン4の部品点数低減や省スペース化を図ることができ、パワートレイン4の曲げ剛性を向上しつつ、その小型化、軽量化、生産性向上を実現することができる。
しかも、スタータ10にスタータケース14を設けることで、スタータ本体11が完全に露出して設けられる場合に比して、スタータ本体11から発せられる騒音及び振動を低減することができる。
また、スタータケース14を箱型とすることにより、スタータ10のスティフナとしての剛性を高めることができるため、パワートレイン4の曲げ剛性を更に向上することができ、しかも、スタータ本体11から発せられる騒音及び振動を効果的に低減することができる。
更に、スタータケース14とスタータ本体11との間の空隙に吸音吸振材22を設けることにより、スタータ本体11から発せられる騒音及び振動を更に効果的に低減することができる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態では、スタータケース14は上方視略直角二等辺三角形状をなす箱型に形成されるが、これに限らず、完全な箱型でも良いし、上方視にて他の形状をなす箱型に形成しても良い。但し、一般に、補強部材の締結面以外の非締結面を略直角二等辺三角形状とすることによって被補強部材の剛性が高まることが知られていることから、スタータケース14を上方視略直角二等辺三角形状をなす箱型に形成すれば、パワートレイン4の剛性をより一層効果的に向上することができて好ましい。
エンジンとエンジンに連結されるパワートレインとを示した側面図である。 図1のスタータを図1のA方向からみた拡大詳細上面図である。 図1のスタータを図1のB方向からみた拡大詳細前面図である。
符号の説明
2 エンジン
2a クランクケース
4 パワートレイン
6 トランスミッション
8 ミッションケース
10 スタータ
11 スタータ本体
14 スタータケース
18 ボルト(締結部材)
20 ボルト(締結部材)
22 吸音吸振材

Claims (4)

  1. トランスミッションを含むパワートレインが連結されるエンジンの側方に配置され、該エンジンを始動するスタータであって、
    前記スタータ本体が固定されるスタータケースを備え、
    前記スタータケースは、前記エンジンと前記トランスミッションとに固定されることを特徴とするスタータ。
  2. 前記スタータケースは箱型であることを特徴とする請求項1に記載のスタータ。
  3. 前記スタータケースは、前記エンジンのクランクケースと、前記トランスミッションのミッションケースとに締結部材を介して固定されることを特徴とする請求項1に記載のスタータ。
  4. 前記スタータケースと前記スタータ本体との間の空隙に吸音吸振材を設けることを特徴とする請求項2に記載のスタータ。
JP2008293219A 2008-11-17 2008-11-17 スタータ Withdrawn JP2010121457A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2390703A1 (en) 2010-05-27 2011-11-30 Ricoh Company, Limited Optical scanning unit and image forming apparatus

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