JP2011246842A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011246842A5 JP2011246842A5 JP2010121055A JP2010121055A JP2011246842A5 JP 2011246842 A5 JP2011246842 A5 JP 2011246842A5 JP 2010121055 A JP2010121055 A JP 2010121055A JP 2010121055 A JP2010121055 A JP 2010121055A JP 2011246842 A5 JP2011246842 A5 JP 2011246842A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- yarn
- sample
- sheath
- average particle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
通常、合成繊維において、つや消し剤として用いる白色顔料(酸化チタン)は、平均粒子径が0.3μm程度であるが、本発明に使用される白色顔料Bの平均粒子径を0.8μm〜1.8μmと大きくすることによって、熱エネルギーに変換されやすい赤外線(波長0.8〜3μm)を反射するため、遮熱効果を発揮でき、涼感性のよいものが得られる。特に好ましくは、0.8〜1.5μmである。
上記芯鞘型複合合成繊維の横断面の好適な例として、図1の(b)〜(d)が例示できる。繊維の取扱性や糸質を保ちつつ、透け防止性、涼感性等の本発明の効果を発揮し易い点から、上記芯部が繊維横断面において繊維表面に露出しない図1(b)に記載のものが特に好ましい。
また、繊維の取り扱い性・糸質・触感の点からは、白色顔料Bは、繊維横断面の表面露
出度は70%以下が好ましく、50%以下がより好ましく、繊維表面に露出がないことが
より好ましい。
出度は70%以下が好ましく、50%以下がより好ましく、繊維表面に露出がないことが
より好ましい。
本発明の繊維は通常の染色に供した場合には十分な発色性を発揮する。染色は原料に使用するポリマーの種類に応じて適宜選択すれば良い。例えば、ポリエステル樹脂の場合には分散染料を用いて、高温高圧にて行われる。このような染色された布帛においても十分な透け防止性と涼感性を有するものとなる。
〔湿式評価〕
白板に巻きつけたサンプルおよび黒板に巻きつけたサンプルに、1mlの水滴をたらしたものをサンプルとする以外は、乾式評価と同様に評価した。
(涼感性)
経糸に、通常のセミダルのポリエステル糸56dtex/24f、緯糸に、得られたポリエステル糸を2本引き揃えた2本引き揃え糸を平織にて製織し、試料(本発明品)とした(経密度:110本/2.54cm、緯密度:77本/2.54cm)。緯糸に通常のセミダルのポリエステル糸56dtex/24fを2本引き揃えた糸を用いる以外は同様に製織し、対照品を得た。次に、試験室温度20℃のなかで黒画用紙の約5mm上に試料を保持し、試料側から50cm離れた距離のランプ光(岩崎電気製アイランプPRS100V500W)を照射し裏面の用紙中央の温度を熱電対で測定し30分後の温度差を求めた。
(平均粒子径)
透過型電子顕微鏡(日本電子社製 透過型電子顕微鏡JEM−1230)を用いて写真に撮影し、自動画像処理解析装置(ニコレ社性 LUZEX AP)にて体積基準の水平方向等分径を測定した。
(紡糸操業性)
上記繊維の製造工程において製造中の糸切れの発生や単糸切れ、毛羽立ちなどの不良品の割合、その他トラブルの発生状況を見た。結果がよいものから順に○、△、×とした。(実施例1)
平均粒子径が0.3μm(アナターゼ型)の酸化チタン2質量%とカーボンブラック(CB)2ppmと蛍光増白剤0.05質量%を含有せしめたポリエチレンテレフタレート(以下PETとゆうことがある)樹脂を複合繊維の鞘成分(鞘部)の原料M1とした。
白板に巻きつけたサンプルおよび黒板に巻きつけたサンプルに、1mlの水滴をたらしたものをサンプルとする以外は、乾式評価と同様に評価した。
(涼感性)
経糸に、通常のセミダルのポリエステル糸56dtex/24f、緯糸に、得られたポリエステル糸を2本引き揃えた2本引き揃え糸を平織にて製織し、試料(本発明品)とした(経密度:110本/2.54cm、緯密度:77本/2.54cm)。緯糸に通常のセミダルのポリエステル糸56dtex/24fを2本引き揃えた糸を用いる以外は同様に製織し、対照品を得た。次に、試験室温度20℃のなかで黒画用紙の約5mm上に試料を保持し、試料側から50cm離れた距離のランプ光(岩崎電気製アイランプPRS100V500W)を照射し裏面の用紙中央の温度を熱電対で測定し30分後の温度差を求めた。
(平均粒子径)
透過型電子顕微鏡(日本電子社製 透過型電子顕微鏡JEM−1230)を用いて写真に撮影し、自動画像処理解析装置(ニコレ社性 LUZEX AP)にて体積基準の水平方向等分径を測定した。
(紡糸操業性)
上記繊維の製造工程において製造中の糸切れの発生や単糸切れ、毛羽立ちなどの不良品の割合、その他トラブルの発生状況を見た。結果がよいものから順に○、△、×とした。(実施例1)
平均粒子径が0.3μm(アナターゼ型)の酸化チタン2質量%とカーボンブラック(CB)2ppmと蛍光増白剤0.05質量%を含有せしめたポリエチレンテレフタレート(以下PETとゆうことがある)樹脂を複合繊維の鞘成分(鞘部)の原料M1とした。
得られた未延伸糸に85℃の熱をかけ延伸して84dtex/24fの芯鞘型複合繊維
を得た。芯部と鞘部の複合比率は2:1(面積比)とした。
を得た。芯部と鞘部の複合比率は2:1(面積比)とした。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010121055A JP5379076B2 (ja) | 2010-05-26 | 2010-05-26 | 複合合成繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010121055A JP5379076B2 (ja) | 2010-05-26 | 2010-05-26 | 複合合成繊維 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011246842A JP2011246842A (ja) | 2011-12-08 |
JP2011246842A5 true JP2011246842A5 (ja) | 2013-06-13 |
JP5379076B2 JP5379076B2 (ja) | 2013-12-25 |
Family
ID=45412452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010121055A Active JP5379076B2 (ja) | 2010-05-26 | 2010-05-26 | 複合合成繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5379076B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6005070B2 (ja) * | 2012-01-27 | 2016-10-12 | 株式会社クラレ | 遮熱性及び発色性に優れたポリエステル系複合繊維 |
JP6355351B2 (ja) * | 2013-09-30 | 2018-07-11 | Kbセーレン株式会社 | 合成繊維 |
JP6355388B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-07-11 | Kbセーレン株式会社 | 複合繊維 |
KR102134173B1 (ko) * | 2014-11-27 | 2020-07-15 | 코오롱글로텍주식회사 | 냉감 소재가 적용된 통풍 시트용 원단 |
US10982353B2 (en) * | 2016-09-01 | 2021-04-20 | Dupont Safety & Construction, Inc. | Carbon-containing aramid bicomponent filament yarns |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2947662B2 (ja) * | 1992-03-04 | 1999-09-13 | 東レ株式会社 | 不透明.熱遮蔽性及び発色性に優れた水着用並びに下着用複合繊維 |
JP5378658B2 (ja) * | 2007-06-01 | 2013-12-25 | Kbセーレン株式会社 | 熱可塑性合成繊維 |
JP2008297683A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Kb Seiren Ltd | 複合繊維 |
JP2008297681A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Kb Seiren Ltd | 熱可塑性合成繊維 |
JP4955463B2 (ja) * | 2007-06-01 | 2012-06-20 | Kbセーレン株式会社 | 複合繊維 |
-
2010
- 2010-05-26 JP JP2010121055A patent/JP5379076B2/ja active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011246842A5 (ja) | ||
EP2980288B1 (en) | Spun yarn and woven or knitted fabric | |
TW201219616A (en) | Fluorescent fibres and their use | |
JP6180733B2 (ja) | 光熱変換性再生セルロース繊維、その製造方法及び繊維構造物 | |
WO2014104411A1 (ja) | 耐熱布帛 | |
TWI580831B (zh) | 隔熱性及顯色性優良的聚酯系複合纖維 | |
JP2008184693A (ja) | 保温性布帛および繊維製品 | |
JP6853877B2 (ja) | 異種糸からの炭素含有耐アーク性アラミド布 | |
JP4228856B2 (ja) | 熱可塑性繊維、布帛および繊維製品 | |
JP5379076B2 (ja) | 複合合成繊維 | |
JP5297331B2 (ja) | 芯鞘型複合繊維 | |
JP2008101288A (ja) | 寸法安定性に優れたスクリーン紗用モノフィラメント | |
JP2023168441A (ja) | 赤外線吸収性繊維、編織物、又は不織布 | |
JP2007186811A (ja) | 蓄熱性芯地 | |
JP2011241529A (ja) | 芯鞘型複合繊維 | |
JP5777391B2 (ja) | インテリア内装材 | |
JP6573420B2 (ja) | 壁紙およびその製造方法 | |
JP5336615B2 (ja) | スクリーン紗用モノフィラメント | |
JP2002105796A (ja) | 遮光性織物 | |
TWI615519B (zh) | 編織物及衣服 | |
JP2019007096A (ja) | ポリエステル系複合繊維及び繊維集合体 | |
JP3753281B2 (ja) | 井型断面中空複合繊維 | |
JPS61228817A (ja) | 暗幕の製造方法 | |
JP6355351B2 (ja) | 合成繊維 | |
JP2011047080A (ja) | 芯鞘型複合仮撚加工糸を含む布帛および繊維製品 |