JP2011245883A - リアパーセルシェルフのヒンジ構造 - Google Patents

リアパーセルシェルフのヒンジ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 リアパーセルシェルフの後端を持ち上げるだけで、その起立した状態を維持することが可能なリアパーセルシェルフのヒンジ構造を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明のリアパーセルシェルフのヒンジ構造120の構成は、車体後部の内装部材124またはリアパーセルシェルフ140の一方に設けられた軸126と、他方に設けられこの軸126を保持する軸受部142とを含み、軸126は外周面に第1突起128および第2突起130を有し、軸受部142は第1突起128または第2突起130と嵌合する第1凹部144および第2凹部146を有し、リアパーセルシェルフ140が略水平状態にあるとき、第1突起128と第1凹部144のみが嵌合し、リアパーセルシェルフ140が起立状態にあるとき、第1突起128と第2凹部146、および第2突起130と第1凹部144がそれぞれ嵌合することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両荷室の上部にこの荷室を開閉可能に取り付けられるリアパーセルシェルフのヒンジ構造に関する。
跳上式のハッチバックドア(以下、単にバックドアと称する)を備えるハッチバック車等では、荷室を被覆して見栄えの向上を図るリアパーセルシェルフが設けられる場合がある。一般に、リアパーセルシェルフは略水平な状態で荷室上部に取り付けられており、荷物の出し入れ等を行う際には後端を上げて(起立させて)荷室を開放する。
特許文献1には、リアパーセルシェルフを貫通して直線状の連動部材の一端がバックドアに取り付けられ、他端に抜け止めとしてのストッパが取り付けられる技術が開示されている。この技術によれば、バックドア開放時には連動してリアパーセルシェルフが起立し、バックドア閉止時には連動部材の余剰部分がリアパーセルシェルフよりも下方に収容される。
特許文献2には、バックドア開放時に吊り紐によって起立するリアパーセルシェルフの後端に風防シートを取り付け、リアパーセルシェルフ起立時にこのリアパーセルシェルフの上端から車体の天井までの空間を風防シートによって遮蔽する技術が開示されている。この技術によれば、バックドアの開放状態において必要に応じて客室を荷室から遮蔽することができる。
実公昭58−3705号公報 実開平6−87091号公報
上記特許文献1および特許文献2の技術のように、バックドアの開閉にリアパーセルシェルフを連動させている場合には、荷物の出し入れ等の必要がない場合であってもバックドアを開放するとリアパーセルシェルフが起立する。しかし、バックドアの開閉に連動してではなく、独立してリアパーセルシェルフを起立させることが可能な構成が望まれている。
一方で、上記のバックドアとの連結を解くと、リアパーセルシェルフを起立した状態で維持することができなくなるため、荷物の出し入れ等を行う際にはリアパーセルシェルフの後端を手で支えなければならない。特許文献2の第2頁図2に示されるように、リアパーセルシェルフの前方にはヘッドレストが存在するので、リアパーセルシェルフを立て掛けておくこと(略水平な状態から90°以上回転させること)ができないからである。特許文献2のように、シート(風防シート)を介してリアパーセルシェルフの後端を天井に仮止めする構成も想定されるが、この作業は身長の低いユーザにとっては負担となる。また、シート等の追加部品が必要となりコストがかさむという問題もある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、リアパーセルシェルフの後端を持ち上げるだけで、その起立した状態を維持することが可能なリアパーセルシェルフのヒンジ構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の代表的な構成は、車両の荷室の上部にこの荷室を開閉可能に取り付けられるリアパーセルシェルフのヒンジ構造であって、車体後部の内装部材またはリアパーセルシェルフの一方に設けられた軸と、他方に設けられこの軸を保持する軸受部とを含み、軸は外周面に第1突起および第2突起を有し、軸受部は第1突起または第2突起と嵌合する第1凹部および第2凹部を有し、リアパーセルシェルフが略水平状態にあるとき、第1突起と第1凹部のみが嵌合し、リアパーセルシェルフが起立状態にあるとき、第1突起と第2凹部、および第2突起と第1凹部がそれぞれ嵌合することを特徴とする。
かかる構成では、リアパーセルシェルフが略水平状態にあるとき、第1突起と第1凹部のみが嵌合している。リアパーセルシェルフの後端を持ち上げると、まず上記嵌合が解かれ、リアパーセルシェルフに設けられた軸または軸受部の一方が他方に対して回動する。そして、回動が所定の角度に達すると、第1突起が第2凹部に、第2突起が第1凹部に嵌合する。このように、後端を持ち上げて所定の角度まで回動すると2箇所で突起と凹部がそれぞれ嵌合するため、リアパーセルシェルフを起立した状態で維持することができ、ユーザの使い勝手の向上を図ることができる。
上記軸に設けられた第1突起および第2突起、または軸受部の第1凹部および第2凹部の周辺が、少なくとも一方が弾性を有して他方から離れる方向に後退可能であるとよい。かかる構成では、複雑な機構(ロック機構等)を要さないため、コスト削減に寄与することができる。特に、本発明は、バックドアに連動してリアパーセルシェルフを起立させる構造と比すると、吊り紐等の追加部品を設定する必要がなく、コスト面での貢献が顕著なものとなる。
なお、本発明では、リアパーセルシェルフが略水平状態にあるときは車体の内装部材に1箇所で嵌合しているのに対し、リアパーセルシェルフが起立した状態にあるときは2箇所で嵌合するため、相対的に高い強度が確保される。これより、突起や凹部の周辺を弾性部材で形成しても、起立した状態から重力によって自然に倒れてしまうおそれを低減できる。
上記軸受部が、第1凹部および第2凹部と、軸の外周面に沿う円弧部と、第1凹部および第2凹部と円弧部の外側に沿って肉抜きされた第1空隙部と、第1凹部および第2凹部と円弧部の内側に沿って肉抜きされた第2空隙部とで構成されるとよい。
かかる構成では、弾性を有する材質であることを条件とし、第1凹部、第2凹部および円弧部の両側に空隙部が形成されてこれらが線状(帯状)となる。そのため、第1凹部、第2凹部および円弧部が撓みやすくなる。特に、凹部のコの字型の屈曲形状が広がることによって、全体的な径が大きく広がりやすくなる。これより、軸または軸受部の一方が他方に対してスムーズに回動することができる。
上記軸が車体後部の内装部材に設けられていて、軸受部がリアパーセルシェルフに設けられていて、リアパーセルシェルフは、リアパーセルシェルフの側面に形成されこの側面の端部から軸受部まで軸を通過させるための案内溝と、案内溝の底面であって軸の先端が当接する案内壁とを備え、案内壁の第2空隙部側の縁が、第2凹部の中途に連結されているとよい。
かかる構成によれば、リアパーセルシェルフ起立時のみ第1突起と嵌合する第2凹部の中途まで案内壁が延伸されているため、第2凹部が第1凹部と比して撓みづらくなる。そのため、リアパーセルシェルフが起立した状態にて、第2凹部から第1突起が比較的抜けにくくなり、重力によって自然に倒れてしまうことを防止できる。
上記案内壁には、軸の先端が当接するビードが形成されているとよい。かかる構成によれば、軸の回転による案内壁の傷つきを目立たなくすることが可能であり、リアパーセルシェルフを取り外した際の見栄えをよくすることができる。
本発明によれば、リアパーセルシェルフの後端を持ち上げるだけで、その起立した状態を維持することが可能なリアパーセルシェルフのヒンジ構造を提供可能である。
本実施形態にかかるリアパーセルシェルフのヒンジ構造を適用した車両後方の外観図である。 車両後方の側部の分解斜視図である。 軸を説明する図である。 軸受け部を説明する図である。 リアパーセルシェルフが略水平に配置され荷室を閉止している状態を示す図である。 リアパーセルシェルフが起立し荷室を開放した状態を示す図である。 本実施形態にかかるリアパーセルシェルフのヒンジ構造の他の例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかるリアパーセルシェルフのヒンジ構造を適用した車両後方の外観図である。図1に示すように、跳上式のバックドア112を備えるハッチバック車100の荷室L上部には、リアパーセルシェルフ140が取り付けられている。リアパーセルシェルフ140は、通常、略水平な状態で荷室L上部を被覆している。荷物の出し入れ等を行う際には、リアパーセルシェルフ140の後端が周方向Rに上げられて(起立して)、荷室Lを開放する。
図2は、車両(ハッチバック車100)後方の側部の分解斜視図である。図2(a)がその分解斜視図であり、図2(b)が図2(a)のリアパーセルシェルフ140およびクォータロアトリム124の拡大図である。図2(a)に示すように、ハッチバック車100のサイドボディパネル114には、クォータアッパトリム122やクォータロアトリム124等の内装部材が貼付される。図2(b)に示すように、クォータロアトリム124には車室内側にはほぼ垂直に突出した軸126が形成される。
図2(b)に示すように、リアパーセルシェルフ140の前端には上記軸126を保持する軸受部142が設定される。すなわち、リアパーセルシェルフ140の前端は軸受部142によって、クォータロアトリム124の軸126に軸支される。また、リアパーセルシェルフ140は、略水平な状態において、クォータロアトリム124に設定された車室内側に略水平に張り出した載置面132に支持される。
なお、図2(a)および(b)では、説明の簡略化のために片側の車体側部のみを図示しているが、実際には反対側の車体側部も同様の構成を有し、リアパーセルシェルフ140は、その両端を回動可能に支持される。
図3は軸126を説明する図であって、図3(a)が図2(b)のA矢視図、図3(b)が軸126の斜視図である。図3(a)、(b)に示すように、クォータロアトリム124の軸126の外周面には、第1突起128および第2突起130が形成される。なお、軸126はクォータロアトリム124に固定されており、回転しない。
図4は軸受部142を説明する図であって、図4(a)は図2(b)のB矢視図、図4(b)はその角度を変えた図である。図4(a)、(b)に示すように、リアパーセルシェルフ140の軸受部142には、上記軸126の外周面に沿う円弧部148と、この円弧部148上に設定された第1凹部144および第2凹部146とが形成される。すなわち、軸126の外周面に形成された第1突起128および第2突起130に対応して、軸126の外周面に沿う円弧部148上に、第1凹部144および第2凹部146が形成されている。
ここで、上記の軸126に設けられた第1突起128および第2突起130、または軸受部142の第1凹部144および第2凹部146の周辺が、少なくとも一方が弾性を有して他方から離れる方向に後退可能であるように構成する。これによって、上記第1突起128または第2突起130が、第1凹部144や第2凹部146に嵌合した状態であっても、軸受部142(または軸126)を回動させるように所定以上の力をかけることで一方が他方に対し後退し、嵌合を解くことが可能となる。以下では、軸受部142に弾性を持たせる場合について説明する。
図4(a)、(b)に示すように、本実施形態では、軸受部142に弾性を付与するために、第1凹部144および第2凹部146と円弧部148の外側に沿って肉抜きされた第1空隙部150を設定している。また、軸受部142に弾性を付与するために、それらの内側にも第2空隙部152を設定している。
上記のように、第1凹部144、第2凹部146および円弧部148の両側に空隙部を形成したため、これらが線状(帯状)となり容易に撓む。第1凹部144および第2凹部146のコの字型の屈曲形状が広がるように撓むことで、円弧部148の全体的な径が大きくなりやすくなるため、軸126または軸受部142の一方が他方に対してスムーズに回動することができる。
また、上述した軸受部142に軸126をはめるために、リアパーセルシェルフ140の側面には、この側面の端部から軸受部142まで軸126を通過させるための案内溝154と、案内溝154の底面をなす案内壁156とが設定される。本実施形態では、図4(b)に示すように、第2凹部146の中途に後述する案内壁156の縁が連結されているので、第2空隙部152は第2凹部146にかかるように形成される。
案内壁156の表面にはビード158a、158bが設けられ、この案内壁156のビード158a、158bに軸126の先端が当接する。かかるビード158a、158bを設けることで、軸126の回転による案内壁156の傷つきを目立たなくすることが可能であり、リアパーセルシェルフ140を取り外した際の見栄えをよくすることができる。
図5は、リアパーセルシェルフ140が略水平に配置され荷室Lを閉止している状態を示す図である。図5(a)はその概略図であり、図5(b)は図5(a)のリアパーセルシェルフのヒンジ構造120の拡大図である。図5(a)に示すように、リアパーセルシェルフ140は、略水平な状態において、その両端を軸126に軸支されるとともに、載置面132(図2、図3参照)に支持される。
図5(b)に示すように、リアパーセルシェルフ140が略水平な状態では、軸126の第1突起128と、軸受部142の第1凹部144のみが嵌合している。略水平な状態では、リアパーセルシェルフ140を軸126に加えて、載置面132でも支持しているため、軸126に軸受部142を軸支する強い力が要求されることはない。
上記の略水平な状態から、リアパーセルシェルフ140の後端を周方向R(図5(a)参照)に持ち上げると、第1突起128に対し第1凹部144が後退(変形)して嵌合が解かれ、軸126に対して軸受部142が回動する。これは、上述したように、第1凹部144、第2凹部146および円弧部148が線状(帯状)であって変形しやすく、容易に撓むためである。
図6は、リアパーセルシェルフ140が起立し荷室Lを開放した状態を示す図である。図6(a)はその概略図であり、図6(b)は図6(a)のリアパーセルシェルフのヒンジ構造120の拡大図である。
図6(a)に示すように、本実施形態の特徴として、リアパーセルシェルフ140の後端を続けて持ち上げ、軸126に対する軸受部142の回動が所定の角度まで達すると、リアパーセルシェルフ140は起立した状態で維持される。図6(b)に示すように、第1突起128と第2凹部146、および第2突起130と第1凹部144がそれぞれ嵌合するためである。なお、この所定の角度は、車両のリアシートのヘッドレスト162(図6(a)参照)が前方に存在するため、略水平な状態から90°以内に設定される。
上記の起立した状態においては、リアパーセルシェルフ140の荷重を、軸126と軸受部142によって支持しなければならない。この要件を満たすために、本実施形態のリアパーセルシェルフのヒンジ構造120では、リアパーセルシェルフ140が略水平な状態にあるときは軸126と軸受部142が1箇所のみで嵌合するのに対し、起立した状態では軸126と軸受部142が2箇所で嵌合するのである。嵌合箇所を2箇所とすることで1箇所とする場合よりも相対的に高い強度が確保され、リアパーセルシェルフ140の荷重を支持するのに充分な荷重が確保される。換言すれば、嵌合箇所を2箇所とする場合よりも、1箇所とした方がその強度が弱くなるため、略水平な状態から後端を周方向Rに持ち上げる際には、第1突起128と第1凹部144との嵌合が容易に解かれ好適である。
また、上記のように本実施形態では、案内壁156の縁が第2凹部146の中途に連結されている。すなわち、第1凹部144は内側全体が第2空隙部152に接しているのに対し、第2凹部146は内側一部が第2空隙部152に接しているにすぎない。そのため、第1凹部144に比して、第2凹部146は撓みづらくなる。これより、リアパーセルシェルフ140が起立した状態において、第2凹部146から第1突起128が比較的抜けにくくなり、重力によって自然に倒れてしまうことを防止できる。
上述したリアパーセルシェルフのヒンジ構造120によれば、リアパーセルシェルフ140の後端を持ち上げるだけで、その起立した状態を維持することが可能となる。すなわち、従来のようにバックドア112と連動することなく、独立してユーザがリアパーセルシェルフ140を起立させることが可能になる。バックドア112と連動させるための吊り紐等の追加部品を要せず、軸126と軸受部142の簡単な形状の設定のみで実施できるので、コストの面でも顕著な効果を奏する。
図7は、本実施形態にかかるリアパーセルシェルフのヒンジ構造120の他の例を示す図である。図7に示すように、他の例としてのリアパーセルシェルフのヒンジ構造120aでは、軸受部142aではなく軸126aの突起に弾性を付与している。
すなわち、軸受部142aの第1凹部144aまたは第2凹部146aに嵌合する第1突起128aおよび第2突起130aを、先端が三角形状の当接片162a、164aと、当接片162a、164aを支持するバネ166a、168aとで構成する。円弧部148aは、軸126aの外周面に沿うように形成される。これにより、略水平な状態からリアパーセルシェルフ140aの後端を持ち上げて軸126aに対し軸受部142aを回動させると、第1突起128aの当接片162aがバネ166aの付勢力に抗じてひっこみ、第1突起128aと第1凹部144aとの嵌合が解かれる。なお、かかる構成では、軸受部142aに弾性を付与する必要がないので、上述した第1空隙部150や第2空隙部152を設定する必要がない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。上記実施形態では、クォータロアトリム124に軸126、リアパーセルシェルフ140に軸受部142を設けたが、反対にクォータロアトリム124に軸受部142、リアパーセルシェルフ140に軸126を設けてもよい。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両荷室の上部にこの荷室を開閉可能に取り付けられるリアパーセルシェルフのヒンジ構造に利用することができる。
L…荷室、R…周方向、100…ハッチバック車、112…バックドア、114…サイドボディパネル、120、120a…リアパーセルシェルフのヒンジ構造、122…クォータアッパトリム、124…クォータロアトリム、126、126a…軸、128、128a…第1突起、130、130a…第2突起、132…載置面、140、140a…リアパーセルシェルフ、142、142a…軸受部、144、144a…第1凹部、146、146a…第2凹部、148、148a…円弧部、150…第1空隙部、152…第2空隙部、154…案内溝、156…案内壁、158a、158b…ビード、160…リアシート、162a、164a…当接片、166a、168a…バネ

Claims (5)

  1. 車両の荷室の上部に該荷室を開閉可能に取り付けられるリアパーセルシェルフのヒンジ構造であって、
    車体後部の内装部材または前記リアパーセルシェルフの一方に設けられた軸と、他方に設けられ該軸を保持する軸受部とを含み、
    前記軸は外周面に第1突起および第2突起を有し、
    前記軸受部は前記第1突起または第2突起と嵌合する第1凹部および第2凹部を有し、
    前記リアパーセルシェルフが略水平状態にあるとき、前記第1突起と前記第1凹部のみが嵌合し、
    前記リアパーセルシェルフが起立状態にあるとき、前記第1突起と前記第2凹部、および前記第2突起と前記第1凹部がそれぞれ嵌合することを特徴とするリアパーセルシェルフのヒンジ構造。
  2. 前記軸に設けられた前記第1突起および第2突起、または前記軸受部の前記第1凹部および第2凹部の周辺が、少なくとも一方が弾性を有して他方から離れる方向に後退可能であることを特徴とする請求項1に記載のリアパーセルシェルフのヒンジ構造。
  3. 前記軸受部が、前記第1凹部および第2凹部と、
    前記軸の外周面に沿う円弧部と、
    前記第1凹部および第2凹部と前記円弧部の外側に沿って肉抜きされた第1空隙部と、
    前記第1凹部および第2凹部と前記円弧部の内側に沿って肉抜きされた第2空隙部とで構成されることを特徴とする請求項2に記載のリアパーセルシェルフのヒンジ構造。
  4. 前記軸が車体後部の内装部材に設けられていて、
    前記軸受部が前記リアパーセルシェルフに設けられていて、
    前記リアパーセルシェルフは、該リアパーセルシェルフの側面に形成され該側面の端部から前記軸受部まで前記軸を通過させるための案内溝と、
    前記案内溝の底面であって前記軸の先端が当接する案内壁とを備え、
    前記案内壁の前記第2空隙部側の縁が、前記第2凹部の中途に連結されていることを特徴とする請求項3に記載のリアパーセルシェルフのヒンジ構造。
  5. 前記案内壁には、前記軸の先端が当接するビードが形成されていることを特徴とする請求項4に記載のリアパーセルシェルフのヒンジ構造。
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