JP2013192299A - ハーネスプロテクタ - Google Patents

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一貴 小笠原
Motohiro Fukuda
元洋 福田
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徹 柳川
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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスで生じる余長や屈曲の周辺部品との干渉を抑制することができるハーネスプロテクタを提供する。
【解決手段】本ハーネスプロテクタは、軸4周りに開閉可能な一対の開閉部材(座部2及び背もたれ部3)の間に配索されるワイヤーハーネス5を支持するハーネスプロテクタ7であって、軸の外周近傍で軸芯方向に沿って配設される第1部材8及び第2部材9を備え、第1部材及び第2部材のうちの少なくとも一方の部材は、一対の開閉部材の開閉動作に追従して軸周りに回動可能とされ、第1部材及び第2部材のそれぞれには、ワイヤーハーネスの一部を収納可能な収納空間S1、S2が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハーネスプロテクタに関し、更に詳しくは、ワイヤーハーネスで生じる余長や屈曲の周辺部品との干渉を抑制することができるハーネスプロテクタに関する。
従来の車両シートとして、座部に対して背もたれ部を軸周りに開閉可能としたものが一般に知られている。この車両シートでは、例えば、図11に示すように、座部102及び背もたれ部103の間に配索されるワイヤーハーネ105の一部105aを軸104に対してクランプ106で保持する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記特許文献1の技術では、軸104に対してワイヤーハーネス105の一部105aをクランプ106で単純に保持しているだけであるため、車両シートのリクライニング動作(即ち、座部102に対する背もたれ部103の開閉動作)に伴ってワイヤーハーネス105の軸104の外周近傍の部位で余長や屈曲が発生してしまう。その結果、ワイヤーハーネス105で生じる余長や屈曲が周辺部品と干渉してしまう恐れがある。
特開平9−51594号公報
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、ワイヤーハーネスで生じる余長や屈曲の周辺部品との干渉を抑制することができるハーネスプロテクタを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、請求項1に記載の発明は、軸周りに開閉可能な一対の開閉部材の間に配索されるワイヤーハーネスを支持するハーネスプロテクタであって、前記軸の外周近傍で軸芯方向に沿って配設される第1部材及び第2部材を備え、前記第1部材及び前記第2部材のうちの少なくとも一方の部材は、前記一対の開閉部材の開閉動作に追従して前記軸周りに回動可能とされ、前記第1部材及び前記第2部材のそれぞれには、前記ワイヤーハーネスの一部を収納可能な収納空間が設けられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載において、前記第1部材及び前記第2部材のそれぞれは、前記軸に装着される縦断面略C字状の装着部を有し、該装着部の外周側には、縦断面略C字状の前記収納空間が設けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載において、前記第1部材及び前記第2部材のそれぞれの前記軸の軸芯方向の一端側には、互いに連結可能な連結部が設けられ、前記第1部材及び前記第2部材のそれぞれの前記軸の軸芯方向の他端側には、前記収納空間に連なり且つ前記ワイヤーハーネスを挿通可能な開口が設けられていることを要旨とする。
本発明のハーネスプロテクタによると、軸の外周近傍で軸芯方向に沿って配設される第1部材及び第2部材を備え、第1部材及び第2部材のうちの少なくとも一方の部材は、一対の開閉部材の開閉動作に追従して前記軸周りに回動可能とされ、第1部材及び第2部材のそれぞれには、ワイヤーハーネスの一部を収納可能な収納空間が設けられているので、一対の開閉部材の開閉動作に伴ってワイヤーハーネスの軸の外周近傍の部位で余長や屈曲が生じても、それら余長や屈曲は収納空間内に収納されている。これにより、ワイヤーハーネスで生じる余長や屈曲の周辺部品との干渉を抑制できるとともに、その余長や屈曲の大きさを小さくできる。よって、省スペース化を図り得るとともにワイヤーハーネスへの負荷を低減することができる。
また、前記第1部材及び前記第2部材のそれぞれが、前記軸に装着される縦断面略C字状の装着部を有し、該装着部の外周側に、縦断面略C字状の前記収納空間が設けられている場合は、装着部により第1及び第2部材は軸に装着され、ワイヤーハーネスの一部は軸の軸芯に更に近い位置で各収納空間内に収納される。よって、ワイヤーハーネスで生じる余長や屈曲の周辺部品との干渉を更に確実に抑制できるとともに、その余長や屈曲の大きさを更に小さくできる。
さらに、前記第1部材及び前記第2部材のそれぞれの前記軸の軸芯方向の一端側に連結部が設けられ、前記第1部材及び前記第2部材のそれぞれの前記軸の軸芯方向の他端側に開口が設けられている場合は、連結部により第1及び第2部材は連結され、ワイヤーハーネスは、各開口に挿通されてその一部が軸の軸芯方向に連なる各収納空間内に収納される。よって、ワイヤーハーネスで生じる余長や屈曲の周辺部品との干渉を更に確実に抑制できるとともに、その余長や屈曲の大きさを更に小さくできる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るハーネスプロテクタを備える車両シートの斜視図である。 図1の要部拡大図であるである。 上記ハーネスプロテクタの斜視図である。 上記ハーネスプロテクタの分解斜視図である。 図3のV矢視図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図5のVII−VII線断面図である。 図5のVIII−VIII線断面図である。 上記ハーネスプロテクタの作用を説明するための説明図であり、(a)は座部に対して背もたれ部が起立した状態を示し、(b)は座部に対して背もたれ部が後方に倒れた状態を示す。 その他の形態のハーネスプロテクタを示す斜視図である。 従来の車両シートでのワイヤーハーネスの配索形態を説明するための説明図である。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.ハーネスプロテクタ
本実施形態1.に係るハーネスプロテクタは、軸(4)周りに開閉可能な一対の開閉部材(2、3)の間に配索されるワイヤーハーネス(5)を支持するハーネスプロテクタ(7)であって、軸(4)の外周近傍で軸芯方向に沿って配設される第1部材(8)及び第2部材(9)を備え、第1部材(8)及び第2部材(9)のうちの少なくとも一方の部材は、一対の開閉部材(2、3)の開閉動作に追従して軸周りに回動可能とされ、第1部材(8)及び第2部材(9)のそれぞれには、ワイヤーハーネス(5)の一部(5c)を収納可能な収納空間(S1、S2)が設けられていることを特徴とする(例えば、図1、図2及び図4等参照)。
本実施形態1.に係るハーネスプロテクタとしては、例えば、上記第1部材(8)及び第2部材(9)のそれぞれは、軸(4)に装着される縦断面略C字状の装着部(8a、9a)を有し、装着部(8a、9a)の外周側には、縦断面略C字状の収納空間(S1、S2)が設けられている形態(例えば、図4等参照)を挙げることができる。なお、上記収納空間(S1、S2)の円周方向の角度(θ1、θ2)としては、例えば、250〜350(好ましくは270〜330)を挙げることができる(例えば、図7及び図8等参照)。
本実施形態1.に係るハーネスプロテクタとしては、例えば、上記第1部材(8)及び第2部材(9)のそれぞれの軸(4)の軸芯方向の一端側には、互いに連結可能な連結部(18、19)が設けられ、第1部材(8)及び第2部材(9)のそれぞれの軸(4)の軸芯方向の他端側には、収納空間(S1、S2)に連なり且つワイヤーハーネス(5)を挿通可能な開口(20、21)が設けられている形態(例えば、図5及び図6等参照)を挙げることができる。
本実施形態1.に係るハーネスプロテクタとしては、例えば、上記第1部材(8)は、一対の開閉部材(2、3)のうちの一方の部材に固定可能な固定部(13)を有し、第2部材(9)は、一対の開閉部材(2、3)のうちの一方の部材に固定可能な固定部(17)を有する形態(例えば、図2等参照)を挙げることができる。これにより、更に簡易な構成により、少なくとも一方の部材を一対の開閉部材の開閉動作に追従して軸周りに回動させることができる。また、軸に対する第1部材及び第2部材の軸芯方向への横ずれを防止できる。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)車両シートの構成
本実施例に係る車両シート1は、図1に示すように、着座者が着座する座部2(本発明に係る「一対の開閉部材」の一方の部材として例示する。)と、この座部2に対して回動不能に設けられる水平軸4周りに開閉可能とされた背もたれ部3(本発明に係る「一対の開閉部材」の他方の部材として例示する。)と、を備えている。なお、図1中において、上記座部2及び背もたれ部3として骨格フレームのみを示すが、これら骨格フレームには、通常、クッション材や表皮材等が設けられる。
上記座部2及び背もたれ部3の間には、複数の電線を束ねてなるワイヤーハーネス5が配索されている。このワイヤーハーネス5は、座部2上で延びる部位5aと、背もたれ部3上で延びる部位5bと、両部位5a、5bを連絡し且つ軸4の外周近傍に位置する中間部5cと、を備えている。なお、上記ワイヤーハーネス5は、その部位5aの一端側が座部2に設けられる昇降用モータ等の補機(図示省略)に接続され、その部位5bの一端側が背もたれ部3に設けられるリクライニング用モータや乗員検知センサ等の補機(図示省略)に接続される。
(2)ハーネスプロテクタの構成
本実施例に係るハーネスプロテクタ7は、図3〜図5に示すように、軸4の外周近傍で軸芯方向に沿って配設される樹脂製の第1部材8及び第2部材9を備えている。これら第1部材8及び第2部材9のそれぞれは、軸4に回動可能に装着される縦断面略C字状の装着部8a、9aを備えている。この装着部8a、9aの外周側には、ワイヤーハーネス5の中間部5cを収納可能な縦断面略C字状の収納空間S1、S2が形成されている。
上記第1部材8は、上記装着部8aと、装着部8aの円周方向の両端側に連なり装着部8aの外周面を覆う曲板状の覆い部8bと、これら装着部8a及び覆い部8bの軸芯方向の一端側を塞ぐ平板状の塞ぎ部8cと、を備え、軸4の軸芯方向の一方側を開放した箱状に形成されている(図6及び図7参照)。そして、これら装着部8a、覆い部8b及び塞ぎ部8cにより囲まれた空間(即ち、装着部8aの外周側の空間)が上記収納空間S1とされている。この収納空間S1の円周方向の角度θ1は約300度に設定されている。
上記第2部材9は、上記装着部9aと、装着部9aの円周方向の両端側に連なり装着部9aの外周面を覆う曲板状の覆い部9bと、これら装着部9a及び覆い部9bの軸芯方向の一端側を塞ぐ平板状の塞ぎ部9cと、を備え、軸4の軸芯方向の一方側を開放した箱状に形成されている(図6及び図8参照)。そして、これら装着部9a、覆い部9b及び塞ぎ部9cにより囲まれた空間(即ち、装着部9aの外周側の空間)が上記収納空間S2とされている。この収納空間S2の円周方向の角度θ2は約300度に設定されている。
上記第1部材8の外周側には、図2に示すように、軸4の遠心方向に延びる支持板11が設けられている。この支持板11には、座部2に取付けられたブラケット12の孔に弾性変形を経て挿入され固定される固定部13が設けられている。また、上記第2部材9の外周側には、軸4の遠心方向に延びる支持板15が設けられている。この支持板15には、背もたれ部3に取付けられた板材16の孔に弾性変形を経て挿入され固定される固定部17が設けられている。そして、上記第2部材9は、固定部17により背もたれ部3に固定されることから、座部2に対する背もたれ部3の開閉動作に追従して軸4周りに回動可能とされている。
上記第1部材8及び第2部材9のそれぞれの軸4の軸芯方向の一端側には、図6に示すように、互いに連結可能な連結部18、19が設けられている。この連結部18の外周側には爪部18aが設けられ、連結部19の内周側には爪部18aに弾性変形を経て係合可能な爪部19aが設けられている。これら爪部18a、19aは、第1部材8及び第2部材9が軸4の軸芯回りに相対回動可能で且つ軸4の軸芯方向に相対移動可能に係合されている。そして、これら爪部18a、19aの係合により、第1部材8及び第2部材9の各収納空間S1、S2は軸4の軸芯方向に連なっている。なお、上記爪部18a、19aの係合状態における第1部材8及び第2部材9の軸の軸芯方向への相対移動により、固定部13、17の固定位置の加工精度のバラツキが吸収される。
上記第1部材8及び第2部材9のそれぞれの軸4の軸芯方向の他端側には、図5及び図6に示すように、収納空間S1、S2に連なり且つワイヤーハーネス5を挿通可能な開口20、21が設けられている。よって、第1部材8及び第2部材9内で軸4の軸芯方向に連なる収納空間S1、S2は、開口20、21を介してのみ外部と連絡している。なお、上記覆い部8b、9bのうちの開口20、21に隣接する部位は、ヒンジ部22を介して、他の部位に対して開閉可能とされるとともに閉鎖状態に位置決め可能とされている(図4参照)。
(3)ハーネスプロテクタの作用
次に、上記構成のハーネスプロテクタ7の作用について説明する。先ず、ヒンジ部22を操作して覆い部8b、9bの一部を開放し(図4中に仮想線で示す。)、第1部材8及び第2部材9の各収納空間S1、S2内にワイヤーハース5の一部を収納する。次に、ヒンジ部22を操作して覆い部8b、9bの一部を閉鎖し(図4中に実線で示す。)、各開口20、21にワイヤーハーネス5を挿通させる。次いで、各連結部18、19を連結して第1部材8及び第2部材9を一体化し、各開口20、21から露出するワイヤーハーネス5の部位5a、5bを接着テープ23等により各支持板11、15に固定する(図2参照)。その後、各装着部8a、9aを軸4に装着し、各固定部13、17を座部2及び背もたれ部3に固定し、ワイヤーハーネス5を座部2及び背もたれ部3の間に配索する。すると、ワイヤーハーネス5は、ハーネスプロテクタ7により、その中間部5cが第1部材8及び第2部材9の各収納空間S1、S2内に収納された状態で支持される。
上記ハーネスプロテクタ7を用いたワイヤーハーネス5の配索において、図9(a)に示すように、座部2に対して背もたれ部3が起立した状態では、第1部材8及び第2部材9の各収納空間S1、S2内においてワイヤーハーネス5の中間部5cは軸の外周近傍で軸芯方向に沿って延びている。この状態より、図9(b)に示すように、座部2に対して背もたれ部3を後方に倒すと、第2部材9は、背もたれ部3の開閉動作に追従して軸4周りに回動され、第1部材8及び第2部材9の各収納空間S1、S2内においてワイヤーハーネス5の中間部5cには余長や屈曲が生じることとなる。
(4)実施例の効果
以上より、本実施例のハーネスプロテクタ7によると、軸4の外周近傍で軸芯方向に沿って配設される第1部材8及び第2部材9を備え、第2部材9は、座部2に対する背もたれ部3の開閉動作に追従して軸4周りに回動可能とされ、第1部材8及び第2部材9のそれぞれには、ワイヤーハーネス5の一部5cを収納可能な収納空間S1、S2が設けられているので、座部2に対する背もたれ部3の開閉動作に伴ってワイヤーハーネス5の軸4の外周近傍の部位で余長や屈曲が生じても、それら余長や屈曲は収納空間S1、S2内に収納されている。これにより、ワイヤーハーネス5で生じる余長や屈曲の周辺部品との干渉を抑制できるとともに、その余長や屈曲の大きさを小さくできる。よって、省スペース化を図り得るとともにワイヤーハーネス5への負荷を低減することができる。
なお、従来の余長吸収構造として、ワイヤーハーネスをバネ、ゴム等で所定方向に付勢するものが知られているが、このような従来の余長吸収構造に比べて、本実施例のハーネスプロテクタ7では極めて簡易且つ安価な構造で余長や屈曲を抑制できる。
また、本実施例では、第1部材8及び第2部材9のそれぞれが、軸4に装着される縦断面略C字状の装着部8a、9aを有し、装着部8a、9aの外周側に、縦断面略C字状の収納空間S1、S2が設けられているので、装着部8a、9aにより第1部材8及び第2部材9は軸4に装着され、ワイヤーハーネス5の一部5cは軸4の軸芯に更に近い位置で各収納空間S1、S2内に収納される。よって、ワイヤーハーネス5で生じる余長や屈曲の周辺部品との干渉を更に確実に抑制できるとともに、その余長や屈曲の大きさを更に小さくできる。
また、本実施例では、第1部材8及び第2部材9のそれぞれの軸4の軸芯方向の一端側に連結部18、19が設けられ、第1部材8及び第2部材9のそれぞれの軸4の軸芯方向の他端側に開口20、21が設けられているので、連結部18、19により第1部材8及び第2部材9は連結され、ワイヤーハーネス5は、各開口20、21に挿通されてその一部5cが軸4の軸芯方向に連なる各収納空間S1、S2内に収納される。よって、ワイヤーハーネス5で生じる余長や屈曲の周辺部品との干渉を更に確実に抑制できるとともに、その余長や屈曲の大きさを更に小さくできる。
さらに、本実施例では、第1部材8は、座部2に固定可能な固定部13を有し、第2部材9は、背もたれ部3に固定可能な固定部17を有するので、更に簡易な構成により、第2部材9を座部2に対する背もたれ部3の開閉動作に追従して軸4周りに回動させることができる。また、軸4に対する第1部材8及び第2部材9の軸芯方向への横ずれを防止できる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、第1部材8及び第2部材9を軸4の軸芯方向に連結してなるハーネスプロテクタ7を例示したが、これに限定されず、例えば、図10に示すように、第1部材8’及び第2部材9’を軸の軸芯方向に離間して配置してなるハーネスプロテクタ7’としてもよい。
また、上記実施例では、第1部材8及び第2部材9の2つの部材からなるハーネスプロテクタ7を例示したが、これに限定されず、例えば、3つ以上の部材からなるハーネスプロテクタとしてもよい。
また、上記実施例では、回動不能な軸4に対して第1部材8及び第2部材9を回動可能に装着する形態を例示したが、これに限定されず、例えば、回動可能な軸に対して第1部材8及び第2部材9を回動不能に装着するようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、車両シート1を構成する座部2及び背もたれ部3の間に配索されるワイヤーハーネス5を支持するハーネスプロテクタ7を例示したが、これに限定されず、例えば、グローブボックスを構成するボックス本体及び蓋体の間に配索されるワイヤーハーネスを支持するハーネスプロテクタとしたり、天井及びサンバイザの間に配索されるワイヤーハーネスを支持するハーネスプロテクタとしたり、車体及びドアトリムの間に配索されるワイヤーハーネスを支持するハーネスプロテクタとしたりしてもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
一対の開閉部材の間に配索されるワイヤーハーネスを支持するハーネスプロテクタに関する技術として広く利用される。
2;座部、3;背もたれ部、4;軸、5;ワイヤーハーネス、5c;中間部、7,7’;ハーネスプロテクタ、8,8’;第1部材、9,9’;第2部材、8a,9a;装着部、18,19;連結部、20,21;開口、S1,S2;収納空間。

Claims (3)

  1. 軸周りに開閉可能な一対の開閉部材の間に配索されるワイヤーハーネスを支持するハーネスプロテクタであって、
    前記軸の外周近傍で軸芯方向に沿って配設される第1部材及び第2部材を備え、
    前記第1部材及び前記第2部材のうちの少なくとも一方の部材は、前記一対の開閉部材の開閉動作に追従して前記軸周りに回動可能とされ、
    前記第1部材及び前記第2部材のそれぞれには、前記ワイヤーハーネスの一部を収納可能な収納空間が設けられていることを特徴とするハーネスプロテクタ。
  2. 前記第1部材及び前記第2部材のそれぞれは、前記軸に装着される縦断面略C字状の装着部を有し、該装着部の外周側には、縦断面略C字状の前記収納空間が設けられている請求項1記載のハーネスプロテクタ。
  3. 前記第1部材及び前記第2部材のそれぞれの前記軸の軸芯方向の一端側には、互いに連結可能な連結部が設けられ、前記第1部材及び前記第2部材のそれぞれの前記軸の軸芯方向の他端側には、前記収納空間に連なり且つ前記ワイヤーハーネスを挿通可能な開口が設けられている請求項1又は2に記載のハーネスプロテクタ。
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