JP2011243803A - 光ファイバ増幅装置、及び該光ファイバ増幅装置における光信号増幅方法 - Google Patents
光ファイバ増幅装置、及び該光ファイバ増幅装置における光信号増幅方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】信号光を遮断することなく光増幅強度を増大することができる光ファイバ増幅装置を提供する。
【解決手段】光ファイバ増幅装置1は、光スイッチ108,109を用いて信号光をEDF増設ポートX1に入力するか、またはEDF増設ポートX1を迂回するかを選択できるように構成される。そして運用状態においては、光スイッチ108のポートB、光スイッチ109のポートDを選択し、EDF103だけで増幅された信号光を光コネクタ102から出力する。また、信号光パワーの光増幅強度を増大させる拡張構成の場合は、EDF増設ポートX1に増設EDFモジュールZ1を実装し、光スイッチ108のポートA、光スイッチ109のポートCを選択する。これにより、光コネクタ101から入力される信号光を、EDF103とEDF133とにより増幅して光コネクタ102から出力する。
【選択図】図1
【解決手段】光ファイバ増幅装置1は、光スイッチ108,109を用いて信号光をEDF増設ポートX1に入力するか、またはEDF増設ポートX1を迂回するかを選択できるように構成される。そして運用状態においては、光スイッチ108のポートB、光スイッチ109のポートDを選択し、EDF103だけで増幅された信号光を光コネクタ102から出力する。また、信号光パワーの光増幅強度を増大させる拡張構成の場合は、EDF増設ポートX1に増設EDFモジュールZ1を実装し、光スイッチ108のポートA、光スイッチ109のポートCを選択する。これにより、光コネクタ101から入力される信号光を、EDF103とEDF133とにより増幅して光コネクタ102から出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、信号光の信号パワーを増幅する光ファイバ増幅装置、及び該光ファイバ増幅装置における光信号増幅方法に関する。
1波長の信号光、または複数の波長を多重化した信号光の信号パワーを増幅する装置として、希土類金属のエルビウムを添加したエルビウム添加ファイバ(EDF(Erbium Doped Fiber))(以下、「EDF」と呼ぶ)を用いた光ファイバ増幅装置がある。そして、このEDF内に信号光を増幅可能とするエネルギー状態を形成するため、当該EDFにエネルギーを付与する励起レーザを含む光部品群(以下、「光モジュール」とも呼ぶ)を主体として備えた構成の光ファイバ増幅装置がよく知られている。この光ファイバ増幅装置から出力される信号光の信号パワーの強度は、EDFのファイバ長および励起レーザ(以下、「LD」とも呼ぶ)のパワー強度に大きく依存する。
ここで、光ファイバ増幅装置の信号光パワーの光増幅強度を増大させるには、装置内の光モジュールを取り外して所望の光増幅強度が得られる光モジュールに交換するか、あるいは光ファイバ増幅装置自身を所望の光増幅強度が得られる装置に交換する必要がある。しかし、いずれの方法の場合においても、光ファイバ増幅装置が信号光を増幅していない状態(非運用状態)においてのみ有効な方法であり、光ファイバ増幅装置が信号光を増幅している状態(運用状態)で実施すると信号光が遮断される。よって、光ファイバ増幅装置を適用した光伝送装置では、光ファイバ増幅装置の信号光パワーの光増幅強度を増大または変更する度に信号光を遮断する必要がある。
ここで、一般的な光ファイバ増幅装置の構成について、図6を参照して説明する。なお、図6に示す光ファイバ増幅装置5の構成は、後述する本発明の光ファイバ増幅装置と基本的な構成部分が同じであるため、ここで、その構成と動作について説明しておく。
図6に示す光ファイバ増幅装置5は、光部品群と励起レーザとで構成され、伝送する信号光を増幅する光モジュール部100Bと、この光モジュール部100Bを制御する電子制御部200Bと、に分類することができる。
図6に示す光ファイバ増幅装置5は、光部品群と励起レーザとで構成され、伝送する信号光を増幅する光モジュール部100Bと、この光モジュール部100Bを制御する電子制御部200Bと、に分類することができる。
光モジュール部100Bは、光コネクタ101及び102と、光カプラ111〜114と、光検出器であるPD104及び105と、信号光を光直接増幅する媒体であるEDF103と、励起レーザであるLD106及びLD107とで構成される。
この光モジュール部100Bにおいては、光コネクタ101とEDF103の入力端とが光ファイバの伝送路115を通して接続され、また、EDF103の出力端は、光ファイバの伝送路116を通して光コネクタ102に接続される。この光ファイバの伝送路115上には、光検出器であるPD104に信号光を分波するための光カプラ111と、励起レーザであるLD106から出力される励起光を合波するための光カプラ112とが設けられている。また、光ファイバの伝送路116上には、光検出器であるPD105に信号光を分波するための光カプラ114と、励起レーザであるLD107から出力される励起光を合波するための光カプラ113とが設けられている。
この光モジュール部100Bにおいては、光コネクタ101とEDF103の入力端とが光ファイバの伝送路115を通して接続され、また、EDF103の出力端は、光ファイバの伝送路116を通して光コネクタ102に接続される。この光ファイバの伝送路115上には、光検出器であるPD104に信号光を分波するための光カプラ111と、励起レーザであるLD106から出力される励起光を合波するための光カプラ112とが設けられている。また、光ファイバの伝送路116上には、光検出器であるPD105に信号光を分波するための光カプラ114と、励起レーザであるLD107から出力される励起光を合波するための光カプラ113とが設けられている。
光カプラ111はPD104と光ファイバにより接続されており、光カプラ111により分波された光信号がPD104に入力される。PD104は、光カプラ111から入力される光信号を検出することにより、光コネクタ101から光モジュール部100Bに入力される光信号のパワー強度を検出する。また、光カプラ114はPD105と光ファイバにより接続されており、光カプラ114により分波された光信号がPD105に入力される。PD105は、光カプラ114から入力される光信号を検出することにより、光コネクタ102から出力される信号光のパワー強度を検出する。
また、光カプラ112はLD106と光ファイバにより接続されており、この光カプラ112を通して、LD106から出力される励起光をEDF103に注入する。また、光カプラ113はLD107と光ファイバにより接続されており、この光カプラ113を通して、LD107から出力される励起光をEDF103に注入する。
また、光カプラ112はLD106と光ファイバにより接続されており、この光カプラ112を通して、LD106から出力される励起光をEDF103に注入する。また、光カプラ113はLD107と光ファイバにより接続されており、この光カプラ113を通して、LD107から出力される励起光をEDF103に注入する。
また、電子制御部200Bは、変換部201と、変換部202と、LD制御部203と、LD制御部204と、演算制御部221とで構成される。変換部201はPD104と信号線で接続されており、この変換部201では、PD104から出力される光電流の信号を数値データ化し、この数値データを演算制御部211に出力する。変換部202はPD105と信号線で接続されており、この変換部202では、PD105から出力される光電流の信号を数値データ化し、この数値データを演算制御部211に出力する。
演算制御部211は、変換部201と変換部202のそれぞれと信号線及び制御線Sにより接続されており、また、LD制御部203とLD制御部204のそれぞれと信号線及び制御線Sにより接続されている。この演算制御部211では、変換部201及び変換部202から光電流信号の数値データを受信し、光モジュール部100Bにおいて信号光を増幅するために必要な励起光パワーを算出してLD制御部203及び204に、制御線Sを通して制御データを設定する。
上記構成において、EDF103に対してLD106及びLD107から励起光パワーが注入されることにより、EDF103が励起状態となる。そして、光コネクタ101からEDF103に入力された信号光は、EDF103を通過する際に、誘導放出により光パワー強度が増幅され、この増幅された信号光が光コネクタ102から出力される。
なお、関連する光増幅装置および光伝送システムがある(特許文献1を参照)。この特許文献1に記載の光増幅装置および光伝送システムは、故障したときの影響を小さくすることができるN分岐出力の光増幅装置を提供すること目的としている。この光増幅装置および光伝送システムでは、光増幅装置に入力された信号光は、先ず前段光増幅器により光増幅されて2分岐され、次に後段光増幅器それぞれにより更に光増幅され分岐されて出力される。この動作の際に、監視部により、前段光増幅器および後段光増幅器それぞれの状態が監視される。そして、電力供給部それぞれにより、前段光増幅器、後段光増幅器および監視部それぞれに電力が供給されるように構成されている。
また、関連する光中継器がある(特許文献2を参照)。この特許文献2に記載の光中継器は、現用光アンプ回路と予備光アンプ回路とを有する光中継器の切換方式において、光アンプ回路の出力側光信号のみを監視し切換えることにより、入力側光信号の監視に用いる高価な光・電気変換部を不要とすることを目的としている。このために、現用側光アンプ回路からの出力光信号レベルが規定レベル以下である場合に現用側光アンプ回路の障害と判断し、現用側光アンプ回路から予備側光アンプ回路へ切換えを開始すると同時に、光源回路からの直流光信号の送出を開始し、切り換えが終了すると同時に、直流光信号の送出を終了させる制御を行うように構成されている。
図6に示す光ファイバ増幅装置5において、信号光の光増幅強度を増大させるためにはEDF103のファイバ長を長大にする必要がある。しかしながら、EDF103のファイバ長を長大にするためには、EDF103を取り外しまたは交換する必要があり、この際に、信号光を遮断しなければならないという問題が生じる。
本発明の主たる課題は、信号光を遮断することなく光増幅強度を増大させることができる、光ファイバ増幅装置、及び該光ファイバ増幅装置における光信号増幅方法を提供することにある。
本発明の主たる課題は、信号光を遮断することなく光増幅強度を増大させることができる、光ファイバ増幅装置、及び該光ファイバ増幅装置における光信号増幅方法を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の光ファイバ増幅装置は、入力した信号光を第1のEDFにより増幅する光ファイバ増幅装置に、前記第1のEDFのファイバ長を増大させるための増設用の第2のEDFと、前記信号光の伝送経路を変更するための光スイッチとを追加し、前記光スイッチを制御することにより、前記第1のEDFに前記増設用の第2のEDFを直列に接続して信号光を伝送するか、または、前記増設用の第2のEDFを迂回して信号光を伝送するかを選択することを特徴とする。
本発明の光ファイバ増幅装置においては、増設用の第2のEDFと光スイッチとを追加し、この光スイッチを制御することにより、常時使用される第1のEDF(固定的に使用されるEDF)と増設用の第2のEDFと直列に接続し、この増設用の第2のEDFによりファイバ長を延長して光信号を増幅するか、または、増設用の第2のEDFを迂回し、第1のEDFのみより光信号を増幅するかを選択可能にする。
これにより、運用状態においても信号光を遮断することなく、光ファイバ増幅装置の光増幅強度を増大させることができる。
本発明の光ファイバ増幅装置においては、増設用の第2のEDFと光スイッチとを追加し、この光スイッチを制御することにより、常時使用される第1のEDF(固定的に使用されるEDF)と増設用の第2のEDFと直列に接続し、この増設用の第2のEDFによりファイバ長を延長して光信号を増幅するか、または、増設用の第2のEDFを迂回し、第1のEDFのみより光信号を増幅するかを選択可能にする。
これにより、運用状態においても信号光を遮断することなく、光ファイバ増幅装置の光増幅強度を増大させることができる。
本発明の光ファイバ増幅装置においては、第1のEDFに対して、第1のEDFのファイバ長を増大させるための増設用の第2のEDFを直列に接続して光信号を伝送するか、または、増設用の第2のEDFを迂回して信号光を伝送するかを、光スイッチにより選択できるようにしたので、これにより、信号光を遮断することなく光増幅強度を増大できる光ファイバ増幅装置を提供できる。
以下、本発明の光ファイバ増幅装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係わる光ファイバ増幅装置の構成を示す図である。図1に示す光ファイバ増幅装置1は、本発明の代表的な構成例として、EDFを用いた光直接増幅器の例を示したものである。
図1に示す光ファイバ増幅装置1が、図6に示す一般的な光ファイバ増幅装置5と構成上異なるのは、図6に示す光ファイバ増幅装置5に、図1に示す光スイッチ108と、光スイッチ109と、符号120で示すEDF増設ポートX1とを新たに追加した点である。このEDF増設ポートX1には、符号130で示す増設EDFモジュールZ1が挿入される。他の構成は図6に示す光ファイバ増幅装置4と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付している。
図1は、本発明の実施形態に係わる光ファイバ増幅装置の構成を示す図である。図1に示す光ファイバ増幅装置1は、本発明の代表的な構成例として、EDFを用いた光直接増幅器の例を示したものである。
図1に示す光ファイバ増幅装置1が、図6に示す一般的な光ファイバ増幅装置5と構成上異なるのは、図6に示す光ファイバ増幅装置5に、図1に示す光スイッチ108と、光スイッチ109と、符号120で示すEDF増設ポートX1とを新たに追加した点である。このEDF増設ポートX1には、符号130で示す増設EDFモジュールZ1が挿入される。他の構成は図6に示す光ファイバ増幅装置4と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付している。
図1に示す光ファイバ増幅装置1において、光モジュール部100では、光コネクタ101から信号光を入力し、EDF103(またはEDF103と増設EDFモジュールZ1内のEDF133)により信号光を増幅し、この増幅された信号光を光コネクタ102から出力する。EDF103とEDF133は信号光を光直接増幅する媒体である。PD104及びPD105は、光モジュール部100の入出力信号(光信号)の信号光パワーを検出するための光検出器である。励起レーザであるLD106及びLD107は、EDF103に励起光を注入すると共に、EDF増設ポートX1(120)に実装される増設EDFモジュールZ1(130)内のEDF133に励起光を注入する。
光スイッチ108及び光スイッチ109は、信号光および励起光の伝送方向を切り替えるための光スイッチである。また、光コネクタ121及び光コネクタ122は、EDF増設ポートX1に実装される増設EDFモジュールZ1に対して、光信号を入出力するための光コネクタである。光カプラ111及び光カプラ114は、光ファイバの伝送路115及び116に流れる光信号を分波するための光カプラであり、分波した光信号を光検出器であるPD104及びPD105のそれぞれに対して出力する。また、光カプラ112及び光カプラ113は、LD106及びLD107から出力される励起光を、光ファイバの伝送路115及び116において合波するための光カプラである。
また、増設EDFモジュールZ1は、EDF増設ポートX1の光コネクタ121と接続するための光コネクタ131と、EDF増設ポートX1の光コネクタ122と接続するための光コネクタ132とを有している。この増設EDFモジュールZ1は、光増幅強度を増大させるためのEDF133が搭載されており、このEDF133の入力端は光コネクタ131に、出力端は光コネクタ132に接続されている。
また、上記光スイッチ108は、1つの入力ポートCMと2つの出力ポートA,Bとを有し、入力ポートCMから入力された信号光を2つの出力ポートA,Bの内のいずれかのポートを選択して出力する、1×2の光インターフェースを有する光スイッチである。また、光スイッチ109は、2つの入力ポートC,Dと1つの出力ポートCMとを有し、2つの入力ポートC,Dの内のいずれかのポートから入力される信号光を選択して1つの出力ポートCMに出力する、2×1の光インターフェースを有する光イッチである。
この光スイッチ108の入力ポートCMにEDF103の出力端が接続され、光スイッチ108の出力ポートAは、光コネクタ120及び光コネクタ131を介して、増設EDFモジュールZ1内のEDF133の入力端に接続される。光スイッチ108の出力ポートBは、光スイッチ109の入力ポートDに接続される。また、光スイッチ109の入力ポートCは、光コネクタ122及び光コネクタ132を介して、増設EDFモジュールZ1内のEDF133の出力端に接続される。光スイッチ109の入力ポートDは、光スイッチ108の出力ポートBに接続される。
また、電子制御部200内の変換部201は、光検出器PD104から出力される光電流の信号を数値データ化するための変換回路であり、変換部202は、光検出器PD105から出力される光電流の信号を数値データ化するための変換回路である。LD制御部203は、LD106から出力される励起光パワーを制御するための回路であり、LD制御部204は、LD107から出力される励起光パワーを制御するための回路である。演算制御部211は、変換部201及び変換部202から出力される光信号の数値データを受信し、信号光を増幅するために必要な励起光パワーを算出し、制御線Sを通してLD制御部203及びLD制御部204に制御データを設定するための演算制御部である。また、演算制御部211は、光スイッチ108と制御線S1で接続されており、この制御線S1を通して、光スイッチ108におけるポート切り替えを制御する。同様に、演算制御部211は、光スイッチ109と制御線S2で接続されており、この制御線S2を通して、光スイッチ109におけるポート切り替えを制御する。
図1に示す光ファイバ増幅装置1の構成において、光スイッチ108はEDF103から入力される信号光を、EDF増設ポートX1の光コネクタ121に出力するか、またはEDF増設ポートX1を迂回して光スイッチ109のポートDに出力するかを選択する。光スイッチ109は、EDF増設ポートX1の光コネクタ122から入力される信号光、または光スイッチ108のポートBから入力される信号光のいずれか選択し、光コネクタ102から出力する。
光ファイバ増幅装置1が、初期の光増幅強度で信号光を増幅している運用状態においては、光スイッチ108のポートB、光スイッチ109のポートDを選択することにより、EDF103だけで増幅された信号光を光コネクタ102から出力される。ここで、光ファイバ増幅装置1の信号光パワーの光増幅強度を増大させる場合、EDF増設ポートX1に増設EDFモジュールZ1を実装し、光スイッチ108のポートA、光スイッチ109のポートCを選択する。これにより、増設EDFモジュールZ1(130)に、信号光と、LD106及びLD107からの励起光パワーとが流入し、EDF103と、増設EDFモジュールZ1内のEDF133の両方で信号光が増幅される。このように、本発明の光ファイバ増幅装置1では、光スイッチ108及び109を制御することにより、運用状態においても信号光を遮断することなく、光ファイバ増幅装置1における光増幅強度を増大させることが可能となる。
なお、光モジュール部100内のEDF103及びEDF133を用いた光直接増幅の方式は、光ファイバ増幅装置及びこれに関連する分野における通常の知識を有する者(すなわち当業者)にとっては良く知られたものであり、また本発明とは直接関係しないので、その詳細な説明は省略する。
また、LD106及びLD107は、EDF103及び増設EDFモジュールZ1内のEDF133の光増幅強度が大きくない場合、どちらか一方を削除する構成としてよい。そして、LD106を削除する場合は光カプラ112を、LD107を削除する場合は光カプラ113を削除することができる。また、信号光のパワーをモニタする必要が無い場合、PD104およびPD105のいずれか一方、または両方を削除する構成とすることもできる。そして、PD104を削除する場合は光カプラ111を、PD105を削除する場合は光カプラ114を削除することができる。
また、図1に示す例では、光スイッチ108及び光スイッチ109は、1×2及び2×1の光インターフェースを有する光スイッチで構成されているが、信号光の伝送方向を切り替えることが可能な構成な光スイッチであれば、どのような構成のものであってもよい。また、光スイッチ108及び109の制御方式については、演算制御部211からのスイッチ切り替え制御が可能な方式であれば、どのような制御方式を用いてもよい。
また、変換部201および変換部202は、一般的には、光検出信号(電流信号)を電圧信号に変換する電流−電圧変換回路(I/V変換回路)と、この電圧信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換回路(A/D変換回路)とで構成される。なお、この変換部201及び変換部202は、PD104及びPD105から出力される光検出信号を演算制御部211が数値データとして認識できるようにデジタル信号に変換できるものであればよく、その構成方法については特に限定されない。
LD制御部203及びLD制御部204は、一般的にデジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換回路(D/A変換回路)、および電流駆動回路により構成される。なお、このLD制御部203及びLD制御部204は、演算制御部211からLD106及びLD107に対して励起光の出力制御が可能な構成のものであればよく、その構成方法については特に限定されない。
また、演算制御部211は、内部にCPU、ROM及びRAMを含むコンピュータシステムを有している。そして、この演算制御部211において行われる処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体(ROM等)に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、演算制御部211に必要な機能が実現される(もちろん、演算制御部211の一部または全部の機能が、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよい)。
また、EDF103及び増設EDFモジュールZ1内のEDF133の前後に、信号光の信号品質を維持するために光利得等化器(GEQ)、光減衰器(VOA)、光利得傾斜器(VASK)、光アイソレータ等の光デバイスを接続する構成とすることもできる。なお、光デバイスを用いた光ファイバ増幅装置の特性、および機能などは当業者にとって良く知られており、また本発明とは直接関係しないので、その詳細は省略する。なお、信号光パワーおよび励起光パワーが低減しないように、光スイッチ108、光スイッチ109、光カプラ111、光カプラ112、光カプラ113、及び光カプラ114の光学的損失は出来るだけ小さい方が良い。同様に、光コネクタ101、光コネクタ102、光コネクタ121、光コネクタ122、光コネクタ131、及び光コネクタ132の光学的損失は出来るだけ小さい方が良い。
次に、光ファイバ増幅装置1の動作を、図1および図2を参照して、詳細に説明する。まず、光ファイバ増幅装置が初期の光増幅強度で信号光を増幅している運用状態を初期状態とし、この初期状態では、図1に示す光スイッチ108及び109の接続構成により制御を行う。この図1に示す接続構成の状態を、「初期構成」と呼ぶ。つまり、運用状態では、演算制御部211により、光スイッチ108においてはポートBを、光スイッチ109においてはポートDを選択する制御を行う。
この初期構成では、EDF103に対してLD106及びLD107から励起光パワーが注入されることにより、EDF103が励起状態となる。そして、光コネクタ101から入力された信号光がEDF103を通過する際に、誘導放出によりパワーが増幅された信号光がEDF103から出力され、この増幅された信号光が光コネクタ102から出力される。
この初期構成において、信号光を遮断することなく光ファイバ増幅装置の光増幅強度を増大させるため、増設EDFモジュールZ1を実装した構成(「拡張構成」と呼ぶ)を図2に示す。この拡張構成における制御および動作を以下に説明する。
図1に示すように、光ファイバ増幅装置1の初期構成による運用状態の時、増設EDFモジュールZ1をEDF増設ポートX1に実装しても光ファイバ増幅装置1の光増幅制御には何ら影響しない。この増設EDFモジュールZ1をEDF増設ポートX1に実装した後に、演算制御部211から、光スイッチ108をポートA、光スイッチ109をポートCに選択する制御を実施することにより、図2に示す拡張構成となる。この拡張構成により、光モジュール部100では、EDF103と、増設EDFモジュールZ1内のEDF133とがあたかも直列に接続される構成となり、EDF103及びEDF133の両方に対して、LD106及びLD107から励起光を注入することが可能となる。
この拡張構成では、増設EDFモジュールZ1のEDF133によりファイバ長が増加する。信号光の光増幅強度はEDFのファイバ長に比例するため、EDF133によるファイバ長が増加した分だけ、信号光の光増幅強度を増大させることができる。
この拡張構成では、増設EDFモジュールZ1のEDF133によりファイバ長が増加する。信号光の光増幅強度はEDFのファイバ長に比例するため、EDF133によるファイバ長が増加した分だけ、信号光の光増幅強度を増大させることができる。
このように、光ファイバ増幅装置1では、増設EDFモジュールZ1をEDF増設ポートX1に実装することにより、信号光を遮断することなく光ファイバ増幅装置1の光増幅強度を増大させることが可能となる。なお、光スイッチ108及び光スイッチ109の切り替え制御時に信号光が一瞬遮断しないように、光スイッチ108及び光スイッチ109の切り替え速度は可能な限り高速であることが望ましい。
また、拡張構成により増設EDFモジュールZ1内のEDF133によりファイバ長が増加するが、同時にEDF103及びEDF133の励起状態を形成するのに必要な励起光パワーも増加する。この拡張構成を考慮して、LD106及びLD107を、ファイバ長の増加に応じて励起光パワー出力を増大できる部品(定格容量の大きな部品)を用いて構成し、演算制御部211により光増幅強度に応じて励起光パワーを調整できるようにすることが望ましい。
以上説明したように、光ファイバ増幅装置1では、光スイッチ108及び109と、増設EDFモジュールZ1(130)とを使用することにより、光ファイバ増幅装置1の光増幅制御に影響を与えることなく、初期構成から拡張構成に変更できる。また、光ファイバ増幅装置1の拡張構成の状態において、光スイッチ108及び109を使用して、信号光および信号光を増幅する励起光の伝送経路を切り替えることにより、信号光を遮断することなく光増幅強度を増大できる。また、増設EDFモジュールZ1は、EDF増設ポートX1により着脱可能に構成されており、光増幅強度を増大させることが必要な場合にのみ、この増設EDFモジュールZ1を装着するようにできる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係わる光ファイバ増幅装置の構成を示す図である。図3に示す光ファイバ増幅装置2の構成は、図1に示す光ファイバ増幅装置1と比較して、基本的な構成は同じであるが、更に、光スイッチ141と、光スイッチ142と、符号150で示すEDF増設ポートX2とを追加した点が異なる。他の構成は図1に示す光ファイバ増幅装置1と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係わる光ファイバ増幅装置の構成を示す図である。図3に示す光ファイバ増幅装置2の構成は、図1に示す光ファイバ増幅装置1と比較して、基本的な構成は同じであるが、更に、光スイッチ141と、光スイッチ142と、符号150で示すEDF増設ポートX2とを追加した点が異なる。他の構成は図1に示す光ファイバ増幅装置1と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この光ファイバ増幅装置2では、EDF増設ポートX2内に、符号160で示す増設EDFモジュールZ2を実装するように構成されている。この光ファイバ増幅装置2においては、EDF増設ポートX2内に増設EDFモジュールZ2を装着し、EDF増設ポートX1内に増設EDFモジュールZ1を装着する。これにより、増設EDFモジュールZ1内のEDF133と、増設EDFモジュールZ2内のEDF163とを直列に接続することにより、信号光の光増幅強度をより増大可能な構成にしている。
図3に示す光ファイバ増幅装置2において、EDF増設ポートX2は、EDF増設ポートX1と同等の機能を持つものであり、このEDF増設ポートX2に、光ファイバ増幅装置2の光増幅強度を増大させるための増設EDFモジュールZ2(160)が実装される。このEDF増設ポートX2は、増設EDFモジュールZ2の光コネクタ161と接続するための光コネクタ151と、増設EDFモジュールZ2の光コネクタ162と接続するための光コネクタ152とを備えている。
上記光スイッチ141は、1つの入力ポートCMと2つの出力ポートE、Fとを有し、入力ポートCMから入力された信号光を2つの出力ポートE、Fの内のいずれかのポートを選択して出力する、1×2の光インターフェースを有する光スイッチである。この光スイッチ141は、演算制御部211と制御線S3で接続され、演算制御部211からの制御信号により、ポートの切り替えが行われる。また、光スイッチ142は、2つの入力ポートG、Hと1つの出力ポートCMとを有し、2つの入力ポートG、Hの内のいずれかのポートから入力される信号光を選択して1つの出力ポートCMに出力する、2×1の光インターフェースを有する光イッチである。この光スイッチ142は、演算制御部211と制御線S4で接続され、演算制御部211からの制御信号により、ポートの切り替え行われる。
この光スイッチ141では、入力ポートCMが、光スイッチ109の出力ポートCMに接続され、光スイッチ141の出力ポートFが、光スイッチ142の入力ポートHに接続され、光スイッチ141のポートEが、EDF増設ポートX2の光コネクタ151に接続されている。また、光スイッチ142の入力ポートGが、EDF増設ポートX2の光コネクタ152と接続され、光スイッチ142の入力ポートHが、光スイッチ141のポートFと接続され、光スイッチ142の出力ポートCMが光カプラ113の入力端に接続されている。
また、増設EDFモジュールZ2は、EDF増設ポートX2に装着された状態において、光コネクタ161がEDF増設ポートX2の光コネクタ151と接続され、光コネクタ162がEDF増設ポートX2の光コネクタ152と接続される。
また、増設EDFモジュールZ2は、EDF増設ポートX2に装着された状態において、光コネクタ161がEDF増設ポートX2の光コネクタ151と接続され、光コネクタ162がEDF増設ポートX2の光コネクタ152と接続される。
図3に示す光ファイバ増幅装置2では、まず初期構成において演算制御部211により光スイッチ141及び光スイッチ142を制御し、光スイッチ141のポートF、および光スイッチ142のポートHを選択しておく。そして、初期構成の運用状態から、EDF増設ポートX1に増設EDFモジュールZ1を実装して拡張構成の運用状態とした後に、更に光ファイバ増幅装置2の光増幅強度を増大したい場合は、EDF増設ポートX2に増設EDFモジュールZ2を実装する。
そして、演算制御部211から光スイッチ141及び光スイッチ142を制御し、光スイッチ141のポートEおよび光スイッチ142のポートGを選択する。この構成により、EDF103と、EDF133と、EDF163とがあたかも直列に接続される構成となり、これらのEDF103,133,163のそれぞれにLD106及びLD107から励起光を注入することが可能となる。これにより、EDF103と、EDF133と、EDF163とを用いて信号光を増幅することができる。
そして、演算制御部211から光スイッチ141及び光スイッチ142を制御し、光スイッチ141のポートEおよび光スイッチ142のポートGを選択する。この構成により、EDF103と、EDF133と、EDF163とがあたかも直列に接続される構成となり、これらのEDF103,133,163のそれぞれにLD106及びLD107から励起光を注入することが可能となる。これにより、EDF103と、EDF133と、EDF163とを用いて信号光を増幅することができる。
上記構成により、光ファイバ増幅装置2が増設EDFモジュールZ1を用いた拡張構成にて運用状態であっても、更に増設EDFモジュールZ2を増設することが可能となり、信号光を遮断することなく、光増幅強度を増大させることが可能となる。なお、第2の実施形態では、EDF増設ポートX1とEDF増設ポートX2とを2段に直列に接続する構成例を示したが、更に拡張して、EDF増設ポートを多段(3段以上)に直列に接続する構成とすることもできる。この場合、多段のEDF増設ポートに対して、所望の個数の増設EDFモジュールを装着することにより、光ファイバ増幅装置における増幅強度を可変に設定することができる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図4は、本発明の第3の実施形態に係わる光ファイバ増幅装置の構成を示す図である。図4に示す光ファイバ増幅装置3の構成は、図3に示す光ファイバ増幅装置2と比較して、基本的な構成は同じであるが、EDF増設ポートX1とEDF増設ポートX2とを並列に接続することにより、光スイッチの使用個数を低減している点に特徴がある。他の構成は図3に示す光ファイバ増幅装置2と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図4は、本発明の第3の実施形態に係わる光ファイバ増幅装置の構成を示す図である。図4に示す光ファイバ増幅装置3の構成は、図3に示す光ファイバ増幅装置2と比較して、基本的な構成は同じであるが、EDF増設ポートX1とEDF増設ポートX2とを並列に接続することにより、光スイッチの使用個数を低減している点に特徴がある。他の構成は図3に示す光ファイバ増幅装置2と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図4に示す光ファイバ増幅装置3においては、図3に示す光スイッチ108の替わりに1×3の光インターフェースを有する光スイッチ143を用い、図3に示す光スイッチ109の替わりに3×1の光インターフェースを有する光スイッチ144を用いている。この光スイッチ143は、演算制御部211と制御線S1で接続され、演算制御部211からの制御信号により、ポートの切り替えが行われる。また、光スイッチ144は、演算制御部211と制御線S2で接続され、演算制御部211からの制御信号により、ポートの切り替え行われる。
そして、光スイッチ143の入力ポートCMは、EDF103の出力端に接続され、光スイッチ143の出力ポートJは、EDF増設ポートX1の光コネクタ121に接続される。光スイッチ143の出力ポートKは、EDF増設ポートX2の光コネクタ151に接続され、光スイッチ143の出力ポートLは、光スイッチ144の入力ポートPに接続される。
また、光スイッチ144の入力ポートMは、EDF増設ポートX1の光コネクタ122に接続され、光スイッチ144の入力ポートNは、EDF増設ポートX2の光コネクタ152に接続される。光スイッチ144の入力ポートPは、光スイッチ143の出力ポートLに接続される。
そして、光スイッチ143の入力ポートCMは、EDF103の出力端に接続され、光スイッチ143の出力ポートJは、EDF増設ポートX1の光コネクタ121に接続される。光スイッチ143の出力ポートKは、EDF増設ポートX2の光コネクタ151に接続され、光スイッチ143の出力ポートLは、光スイッチ144の入力ポートPに接続される。
また、光スイッチ144の入力ポートMは、EDF増設ポートX1の光コネクタ122に接続され、光スイッチ144の入力ポートNは、EDF増設ポートX2の光コネクタ152に接続される。光スイッチ144の入力ポートPは、光スイッチ143の出力ポートLに接続される。
この第3の実施形態の光ファイバ増幅装置3では、まず初期構成において演算制御部211から光スイッチ143及び光スイッチ144の制御を行い、光スイッチ143のポートL、光スイッチ144のポートPを選択する。初期構成の運用状態から、EDF増設ポートX1に増設EDFモジュールZ1を実装して拡張構成の運用状態とする場合は、演算制御部211から光スイッチ143及び光スイッチ144を制御し、光スイッチ143のポートJ、光スイッチ144のポートMを選択する。この構成により、EDF103とEDF133とがあたかも直列に接続される構成となり、このEDF103とEDF133に対し、LD106及びLD107から励起光を注入することが可能となる。
更に、光ファイバ増幅装置3の光増幅強度を増大したい場合、EDF増設ポートX2に増設EDFモジュールZ2を実装し、演算制御部211から光スイッチ143及び光スイッチ144を制御し、光スイッチ143のポートK、光スイッチ144のポートNを選択する。この場合、増設EDFモジュールZ1内に実装されるEDF133に対して、増設EDFモジュールZ2内に実装されるEDF163のファイバ長は長大でなければならない。この構成により、EDF103とEDF163とがあたかも直列に接続される構成となり、このEDF103とEDF163に対し、LD106及びLD107から励起光を注入することが可能となる。
上記構成の光ファイバ増幅装置3により、図3に示す光ファイバ増幅装置2における光スイッチ141、光スイッチ142を削減する事が可能となる。なお、図4に示す光ファイバ増幅装置3では、EDF増設ポートX1及びX2の2段を並列に接続する構成であるが、更に拡張して、EDF増設ポートを多段(3段以上)に並列接続する構成も可能である。また、増設EDFモジュールZ1内に実装されるEDF133に対して、増設EDFモジュールZ2内に実装されるEDF163のファイバ長を短小とすることにより、EDF増設ポートX2を選択する拡張構成にて増大した利得強度を低減することも可能である。
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図5は、本発明の第4の実施形態に係わる光ファイバ増幅装置の構成を示す図である。図5に示す光ファイバ増幅装置4の構成は、図1に示す光ファイバ増幅装置1と比較して、図1に示す光モジュール部100を多段に接続して、符号100Aで示す一つの統合光モジュール部100Aを構成することにより、光ファイバ増幅装置の光増幅強度を更に増大している点に特徴がある。なお、統合光モジュール部100Aでは、初段の光モジュール部W1から数えてn段目に接続されている光モジュール部を光モジュール部Wnで示している。各光モジュール部W1〜Wn、及び演算制御部211の構成は図1に示す光ファイバ増幅装置1と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図5は、本発明の第4の実施形態に係わる光ファイバ増幅装置の構成を示す図である。図5に示す光ファイバ増幅装置4の構成は、図1に示す光ファイバ増幅装置1と比較して、図1に示す光モジュール部100を多段に接続して、符号100Aで示す一つの統合光モジュール部100Aを構成することにより、光ファイバ増幅装置の光増幅強度を更に増大している点に特徴がある。なお、統合光モジュール部100Aでは、初段の光モジュール部W1から数えてn段目に接続されている光モジュール部を光モジュール部Wnで示している。各光モジュール部W1〜Wn、及び演算制御部211の構成は図1に示す光ファイバ増幅装置1と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示す光ファイバ増幅装置4においては、光モジュール部W1〜Wnを多段に接続して一体化した統合光モジュール部100Aに加えて、増幅された信号光の信号品質を改善および維持するための光デバイス181を使用している。この光デバイス181は、光モジュール部W1〜Wnにおいて、前段の光モジュール部と後段の光モジュール部との間に挿入される。
図5に示す光ファイバ増幅装置4では、各光モジュール部W1〜Wnに実装される全てのPD104及び105による光電流データの取得、および全てのLD106及び107による励起光パワー制御を、電子制御部200A内の演算制御部211により制御する。光コネクタ101から入力された信号光は、統合光モジュール部100A内に実装される各光モジュール部W1〜Wnにより増幅される。この場合、光モジュール部W1から出力される光信号は光デバイス181に入力され、この光デバイス181から出力された信号光は更に次段の光モジュール部にて増幅される。最終的に光モジュール部Wnにて増幅された信号光が光コネクタ102から出力される。
この第4の実施形態の構成により、第1乃至第3の実施形態と比較して、光ファイバ増幅装置の光増幅強度を更に増大させることが可能となり、かつ、ファイバ増幅装置を通過する信号光を遮断することなく、光増幅強度を増大させることが可能となる。
なお、上述した第4の実施形態では、増幅された信号光の信号品質を改善および維持するための光デバイス181を使用しているが、信号光の信号品質を改善および維持する必要がなければ削除しても良い。また、演算制御部211により、統合光モジュール部100Aに実装される全ての光部品を制御することができない場合は、複数の演算制御部を使用して制御する構成とすることもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、ここで、本発明と上記実施形態との対応関係について補足して説明しておく。本発明における第1のEDFは、図1乃至図5に示すEDF103が対応し、本発明における第2のEDF(増設用のEDF)は、図1乃至図5に示すEDF133が対応する。また、本発明における第3のEDF(増設用のEDF)は、図3乃至図5に示すEDF163が対応する。また、本発明における第1の光スイッチは、図1乃至図3、及び図5に示す光スイッチ108が対応し、本発明における第2の光スイッチは、図1乃至図3、及び図5に示す光スイッチ109が対応する。また、本発明における第3の光スイッチは、図4に示す光スイッチ143が対応し、本発明における第4の光スイッチは、図4に示す光スイッチ144が対応する。また、本発明における演算制御部は、演算制御部211が対応し、本発明における増設EDFモジュールは、図1に示す増設EDFモジュールZ1(130)等が対応し、本発明におけるEDF増設ポートは図1に示すEDF増設ポートX1(120)等が対応する。また、本発明における光モジュール部は、図1乃至図4に示す光モジュール部100、図5に示す統合光モジュール部100A内の光モジュール部W1〜Wnが対応する。
そして、上記実施形態においては、入力した信号光を第1のEDF103により増幅する光ファイバ増幅装置1に、第1のEDF103のファイバ長を増大させるための増設用の第2のEDF133と、信号光の伝送経路を変更するための光スイッチ108,109とを追加し、光スイッチ108,109を制御することにより、第1のEDF103に増設用の第2のEDF133を直列に接続して信号光を伝送するか、または、増設用の第2のEDF133を迂回して信号光を伝送するかを選択する。
このような構成の光ファイバ増幅装置1においては、増設用のEDF133と光スイッチ108,109とを追加し、光スイッチ108,109を制御することにより、常時使用される第1のEDF(固定的に使用されるEDF)103と増設用の第2のEDF133とを直列に接続し、この増設用のEDF133によりファイバ長を延長して光信号を増幅するか、または、増設用の第2のEDF133を迂回し、第1のEDF103のみより光信号を増幅するかを選択可能にする。
これにより、運用状態においても信号光を遮断することなく、光ファイバ増幅装置1の光増幅強度を増大させることができる。
このような構成の光ファイバ増幅装置1においては、増設用のEDF133と光スイッチ108,109とを追加し、光スイッチ108,109を制御することにより、常時使用される第1のEDF(固定的に使用されるEDF)103と増設用の第2のEDF133とを直列に接続し、この増設用のEDF133によりファイバ長を延長して光信号を増幅するか、または、増設用の第2のEDF133を迂回し、第1のEDF103のみより光信号を増幅するかを選択可能にする。
これにより、運用状態においても信号光を遮断することなく、光ファイバ増幅装置1の光増幅強度を増大させることができる。
また、上記実施形態において、図1及び図2に示す光ファイバ増幅装置1は、入力した信号光を増幅する第1のEDF103と、第1のEDF103と選択的に直列に接続される増設用の第2のEDF133と、1つの入力ポートと2つの出力ポートとを有する第1の光スイッチ108と、2つの入力ポートと1つの出力ポートとを有する第2の光スイッチ109と、第1及び第2の光スイッチ108,109を制御するための演算制御部211と、を備え、第1の光スイッチ108の入力ポートCMと第1のEDF103の出力端とが接続され、第1の光スイッチ108の第1の出力ポートAと第2のEDF133の入力端とが接続され、第1の光スイッチ108の第2の出力ポートBと第2の光スイッチ109の第2の入力ポートDとが接続され、第2の光スイッチ109の第1の入力ポートCと第2のEDF133の出力端とが接続され、第2の光スイッチ109の第2の入力ポートDと第1の光スイッチ108の第2の出力ポートBとが接続され、演算制御部211は、第1及び第2の光スイッチ108,109を制御することにより、第1のEDF103から出力される信号光を、第2のEDF133を迂回して第1の光スイッチ108から第2の光スイッチ109に直接に伝送する初期構成と、第1のEDF103から出力される信号光を、第1の光スイッチ108、第2のEDF133、および第2の光スイッチ109を通して伝送する拡張構成と、を選択するように構成される。
このような構成の光ファイバ増幅装置1では、初期構成の運用状態においては、光スイッチ108のポートB、光スイッチ109のポートDを選択し、EDF103のみで信号光を増幅する。そして、光ファイバ増幅装置1の信号光パワーの光増幅強度を増大させる拡張構成の場合、光スイッチ108のポートA、光スイッチ109のポートCを選択する。この拡張構成により、第1のEDF103と第2のEDF133とを直列に接続させ、この第1のEDF103及び第2のEDF133の両方に励起光パワーを流入させることにより、EDF103とEDF133の両方で信号光を増幅する。これにより、本発明の光ファイバ増幅装置1では、運用状態においても信号光を遮断することなく、光ファイバ増幅装置1における光増幅強度を増大させることが可能となる。
このような構成の光ファイバ増幅装置1では、初期構成の運用状態においては、光スイッチ108のポートB、光スイッチ109のポートDを選択し、EDF103のみで信号光を増幅する。そして、光ファイバ増幅装置1の信号光パワーの光増幅強度を増大させる拡張構成の場合、光スイッチ108のポートA、光スイッチ109のポートCを選択する。この拡張構成により、第1のEDF103と第2のEDF133とを直列に接続させ、この第1のEDF103及び第2のEDF133の両方に励起光パワーを流入させることにより、EDF103とEDF133の両方で信号光を増幅する。これにより、本発明の光ファイバ増幅装置1では、運用状態においても信号光を遮断することなく、光ファイバ増幅装置1における光増幅強度を増大させることが可能となる。
また、上記実施形態において、第2のEDF133と、第1の光スイッチ108と、第2の光スイッチ109とで構成される増設用の光モジュール部が、直列にn段(nは整数)に接続されて構成される。
これにより、運用状態においても信号光を遮断することなく、信号光の光増幅強度をより増大させことができる。また、信号光の光増幅強度の選択範囲を広げることができる。また、所望の個数の増設用のEDFを装着することにより、光ファイバ増幅装置における増幅強度を可変に設定できる。
これにより、運用状態においても信号光を遮断することなく、信号光の光増幅強度をより増大させことができる。また、信号光の光増幅強度の選択範囲を広げることができる。また、所望の個数の増設用のEDFを装着することにより、光ファイバ増幅装置における増幅強度を可変に設定できる。
また、上記実施形態において、図4に示す光ファイバ増幅装置3は、入力した信号光を増幅する第1のEDF103と、第1のEDF103と、いずれかが選択的に直列に接続される増設用の第2及び第3のEDF133,163と、1つの入力ポートと3つの出力ポートとを有する第3の光スイッチ143と、3つの入力ポートと1つの出力ポートとを有する第4の光スイッチ144と、第3及び第4の光スイッチ143,144を制御するための演算制御部211と、を備え、第3の光スイッチ143の入力ポートCMと第1のEDF103の出力端とが接続され、第3の光スイッチ143の第1の出力ポートJと第2のEDF133の入力端とが接続され、第3の光スイッチ143の第2の出力ポートKと第3のEDF163の入力端とが接続され、第3の光スイッチ143の第3の出力ポートLと第4の光スイッチ144の第3の入力ポートPとが接続され、第4の光スイッチ144の第1の入力ポートMと第2のEDF133の出力端とが接続され、第4の光スイッチ144の第2の入力ポートNと第3のEDF163の出力端とが接続され、第4の光スイッチ144の第3の入力ポートPと第3の光スイッチ143の第3の出力ポートLとが接続され、演算制御部211は、第3及び第4の光スイッチ143,144を制御することにより、第1のEDF103から出力される信号光を、第2及び第3のEDF133,163を迂回して、第3の光スイッチ143から第4に光スイッチ144に直接に伝送する初期構成と、第1のEDF103から出力される信号光を、第2のEDF133または第3のEDF163のいずれかを通して伝送する拡張構成と、を選択するように構成される。
このような構成の光ファイバ増幅装置3では、初期構成においては、光スイッチ143のポートL、光スイッチ144のポートPを選択し、第1のEDF103のみで信号光を増幅する。そして、光ファイバ増幅装置1の信号光パワーの光増幅強度を増大させる拡張構成の場合、光スイッチ143のポートJ、光スイッチ144のポートMを選択する。この拡張構成により、第1のEDF103と第2のEDF133とが直列に接続され、この第1のEDF103及び第2のEDF133の両方に励起光パワーを流入させることにより、EDF103とEDF133の両方で信号光を増幅する。
更に、光ファイバ増幅装置3の光増幅強度を増大したい場合、光スイッチ143のポートK、光スイッチ144のポートMを選択する。この場合、第2のEDF133に対して、第3のEDF163のファイバ長は長大でなければならない。この構成により、第1のEDF103と第3のEDF163とが直列に接続され、この第1のEDF103及び第3のEDF163の両方に励起光パワーを流入させることにより、EDF103とEDF163の両方で信号光を増幅する。
これにより、運用状態においても信号光を遮断することなく、信号光の光増幅強度をより増大させことができる。また、信号光の光増幅強度の選択範囲を広げることができる。
このような構成の光ファイバ増幅装置3では、初期構成においては、光スイッチ143のポートL、光スイッチ144のポートPを選択し、第1のEDF103のみで信号光を増幅する。そして、光ファイバ増幅装置1の信号光パワーの光増幅強度を増大させる拡張構成の場合、光スイッチ143のポートJ、光スイッチ144のポートMを選択する。この拡張構成により、第1のEDF103と第2のEDF133とが直列に接続され、この第1のEDF103及び第2のEDF133の両方に励起光パワーを流入させることにより、EDF103とEDF133の両方で信号光を増幅する。
更に、光ファイバ増幅装置3の光増幅強度を増大したい場合、光スイッチ143のポートK、光スイッチ144のポートMを選択する。この場合、第2のEDF133に対して、第3のEDF163のファイバ長は長大でなければならない。この構成により、第1のEDF103と第3のEDF163とが直列に接続され、この第1のEDF103及び第3のEDF163の両方に励起光パワーを流入させることにより、EDF103とEDF163の両方で信号光を増幅する。
これにより、運用状態においても信号光を遮断することなく、信号光の光増幅強度をより増大させことができる。また、信号光の光増幅強度の選択範囲を広げることができる。
また、上記実施形態において、図1に示す光ファイバ増幅装置1では、増設用のEDF133は、光ファイバ増幅装置1内の光モジュール部100に対して着脱可能な増設EDFモジュールZ1に搭載され、光ファイバ増幅装置1内の光モジュール部100には増設EDFモジュールZ1を装着するためのEDF増設ポートX1を備え、増設EDFモジュールZ1とEDF増設ポートX1のそれぞれには、増設EDFモジュールZ1とEDF増設ポートX1との間で光信号を伝送するための光コネクタ121,122、131、132を備える。
このように、増設EDFモジュールZ1は、EDF増設ポートX1により脱着可能に構成されており、光増幅強度を増大させる必要な場合にのみ装着することができる。
このように、増設EDFモジュールZ1は、EDF増設ポートX1により脱着可能に構成されており、光増幅強度を増大させる必要な場合にのみ装着することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の光ファイバ増幅装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1,2,3,4,5・・・光ファイバ増幅装置、100,100A,100B・・・光モジュール部、101,102・・・光コネクタ、108,109・・・光スイッチ、111,112,113,114・・・光カプラ、115,116・・・光ファイバの伝送路、120・・・EDF増設ポートX1、121,122・・・光コネクタ、130・・・増設EDFモジュールZ1、131,132・・・光コネクタ、133・・・EDF(増設用のEDF)、141,142,143,144・・・光スイッチ、150・・・EDF増設ポートX2、151、152・・・光コネクタ、160・・・増設EDFモジュールZ2、161,162・・・光コネクタ、163・・・EDF(増設用のEDF)、181・・・光デバイス、200,200A,200B・・・電子制御部、201,202・・・変換部、203,204・・・LD制御部、211・・・演算制御部
Claims (9)
- 入力した信号光を第1のEDFにより増幅する光ファイバ増幅装置に、前記第1のEDFのファイバ長を増大させるための増設用の第2のEDFと、前記信号光の伝送経路を変更するための光スイッチとを追加し、前記光スイッチを制御することにより、前記第1のEDFに前記増設用の第2のEDFを直列に接続して信号光を伝送するか、または、前記増設用の第2のEDFを迂回して信号光を伝送するかを選択することを特徴とする光ファイバ増幅装置。
- 入力した信号光を増幅する第1のEDFと、
前記第1のEDFと選択的に直列に接続される増設用の第2のEDFと、
1つの入力ポートと2つの出力ポートとを有する第1の光スイッチと、
2つの入力ポートと1つの出力ポートとを有する第2の光スイッチと、
前記第1及び第2の光スイッチを制御するための演算制御部と、
を備え、
前記第1の光スイッチの入力ポートと前記第1のEDFの出力端とが接続され、
前記第1の光スイッチの第1の出力ポートと前記第2のEDFの入力端とが接続され、
前記第1の光スイッチの第2の出力ポートと前記第2の光スイッチの第2の入力ポートとが接続され、
前記第2の光スイッチの第1の入力ポートと前記第2のEDFの出力端とが接続され、
前記第2の光スイッチの第2の入力ポートと前記第1の光スイッチの第2の出力ポートとが接続され、
前記演算制御部は、
前記第1及び第2の光スイッチを制御することにより、前記第1のEDFから出力される信号光を、前記第2のEDFを迂回して、前記第1の光スイッチから前記第2の光スイッチに直接に伝送する初期構成と、
前記第1のEDFから出力される信号光を、前記第1の光スイッチ、前記第2のEDF、および前記第2の光スイッチを通して伝送する拡張構成と、
を選択することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ増幅装置。 - 前記第2のEDFと、前記第1の光スイッチと、前記第2の光スイッチとで構成される増設用の光モジュール部が、直列にn段(nは整数)に接続されて構成されることを特徴とする請求項2に記載の光ファイバ増幅装置。
- 入力した信号光を増幅する第1のEDFと、
前記第1のEDFと、いずれかが選択的に直列に接続される増設用の第2及び第3のEDFと、
1つの入力ポートと3つの出力ポートとを有する第3の光スイッチと、
3つの入力ポートと1つの出力ポートとを有する第4の光スイッチと、
前記第3及び第4の光スイッチを制御するための演算制御部と、
を備え、
前記第3の光スイッチの入力ポートと第1のEDFの出力端とが接続され、
前記第3の光スイッチの第1の出力ポートと前記第2のEDFの入力端とが接続され、
前記第3の光スイッチの第2の出力ポートと前記第3のEDFの入力端とが接続され、
前記第3の光スイッチの第3の出力ポートと前記第4の光スイッチの第3の入力ポートとが接続され、
前記第4の光スイッチの第1の入力ポートと前記第2のEDFの出力端とが接続され、
前記第4の光スイッチの第2の入力ポートと前記第3のEDFの出力端とが接続され、
前記第4の光スイッチの第3の入力ポートと前記第3の光スイッチの第3の出力ポートとが接続され、
前記演算制御部は、
前記第3及び第4の光スイッチを制御することにより、前記第1のEDFから出力される信号光を、前記第2及び第3のEDFを迂回して、前記第3の光スイッチから前記第4に光スイッチに直接に伝送する初期構成と、
前記第1のEDFから出力される信号光を、前記第2のEDFまたは前記第3のEDFのいずれかを通して伝送する拡張構成と、
を選択することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ増幅装置。 - 入力した信号光を増幅する第1のEDFと、
前記第1のEDFと、いずれかが選択的に直列に接続されるn−1個(nは3以上の整数)の増設用のEDFと、
1つの入力ポートとn個の出力ポートとを有する第3の光スイッチと、
n個の入力ポートと1つの出力ポートとを有する第4の光スイッチと、
前記第3及び第4の光スイッチを制御するための演算制御部と、
を備え、
前記第1の光スイッチの入力ポートと前記第1のEDFの出力端とが接続され、
前記第3の光スイッチの第N(N=1,・・・,n−1)の出力ポートと前記第Nの増設用のEDFの入力端とが接続され、
前記第3の光スイッチの第nの出力ポートと前記第4の光スイッチの第nの入力ポートとが接続され、
前記第4の光スイッチの第Nの入力ポートと前記第Nの増設用のEDFの出力端とが接続され、
前記第4の光スイッチの第nの入力ポーと前記第1の光スイッチの第nの出力ポートとが接続され、
前記演算制御部は、
前記第3及び第4の光スイッチを制御することにより、前記第1のEDFから出力される信号光を、前記n−1個の増設用のEDFのすべてを迂回して、前記第3の光スイッチから前記第4に光スイッチに直接に伝送する初期構成と、
前記第1のEDFから出力される信号光を、第3の光スイッチ、前記n−1個の増設用のEDFの内のいずれかのEDF、および前記第4の光スイッチを通して伝送する拡張構成と、
を選択することを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ増幅装置。 - 前記増設用のEDFは、光ファイバ増幅装置内の光モジュール部に対して着脱可能な増設EDFモジュールに搭載され、
前記光ファイバ増幅装置内の光モジュール部には前記増設EDFモジュールを装着するためのEDF増設ポートを備え、
前記増設EDFモジュールと前記EDF増設ポートのそれぞれには、前記増設EDFモジュールと前記EDF増設ポートとの間で光信号を伝送するための光コネクタを備える
ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光ファイバ増幅装置。 - 前記光ファイバ増幅装置内の光モジュール部には、前記第1のEDFと、前記増設用のEDFとに、励起エネルギーを付与する励起レーザを含む光部品群を備える
ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光ファイバ増幅装置。 - 前記請求項7に記載の光ファイバ増幅装置内の光モジュール部を多段に直列に接続して構成される
ことを特徴とする光ファイバ増幅装置。 - 入力した信号光を第1のEDFにより増幅する光ファイバ増幅装置に、前記第1のEDFのファイバ長を増大させるための増設用の第2のEDFと、前記信号光の伝送経路を変更するための光スイッチとを追加し、前記光スイッチを制御することにより、前記第1のEDFに前記増設用の第2のEDFを直列に接続して信号光を伝送するか、または、前記増設用の第2のEDFを迂回して信号光を伝送するかを選択する
ことを特徴とする光ファイバ増幅装置における光信号増幅方法。
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JP2010115541A JP2011243803A (ja) | 2010-05-19 | 2010-05-19 | 光ファイバ増幅装置、及び該光ファイバ増幅装置における光信号増幅方法 |
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