JP4032804B2 - 光増幅器及びその出力制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ファイバ波長多重信号光伝送システムの伝送路に用いられる光増幅器及びその出力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバを介して波長多重信号光を伝送する、光ファイバ多重信号光伝送システムにおいては、光送信端局と光受信端局間を光ファイバで接続し、光送信端局において、光増幅器を用いて信号光を所定の光利得で増幅したのち、光ファイバを介して光受信端局へ伝送することによって、光波長多重通信を行う。
一般に、このような場合の光増幅器としては、少なくとも2波長以上の、複数の980nm帯励起光源からの励起光と、伝送しようとする信号光とを光増幅器に加えることによって、所定の光利得で増幅された信号光を出力するようにしたものが用いられている。
【0003】
以下、このような目的に用いられている従来の光増幅器の構成と、従来の光増幅器における利得傾斜利得依存性とを説明する。
図7は、光ファイバ多重信号光伝送システムにおける、従来の光増幅器の構成の一例を示したものである。
従来の光増幅器は、図7に示すように、エルビウムドープファイバ(以下、EDFと略す)1と、励起光源2と、励起LD制御部3と、合波器4と、波長合波器5と、光アイソレータ6と、利得等化器7とから概略構成されている。
【0004】
EDF1は、エルビウム(Er)をドープしたシングルモードファイバからなり、信号光と励起光とを入力したとき、誘導放出作用によって信号光を増幅して出力する。励起光源2は、複数の励起レーザダイオード(LD)21,…,2nを有し、複数の異なる波長の励起光を発生する。励起LD制御部3は、励起光源2の各励起LD21,…,2nを駆動して、各励起光の出力を制御する。合波器4は、複数の励起LD21,…,2nからの励起光を合波する。波長合波器5は、EDF1の入力端1a側から入力された信号光と、合波器4から入力された複数の励起光とを合波する。光アイソレータ6は、EDF1から出力端1b側へ向かう方向の光のみを通過させ、出力端1b側からEDF1へ向かう方向の光を阻止する。利得等化器7は、EDF1の光増幅作用の利得波長特性を平坦化する。
【0005】
図7に示された従来の光増幅器においては、励起光源2から、合波器4と波長合波器5とを経て、常に一定の強度の励起光をEDF1に供給することによって、信号光に対して、特定の利得状態で、平坦特性又は所定の利得波長特性によって、増幅作用を行うように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の光増幅器は、動作利得が変動すると、利得傾斜も変化するという特性を有していた。
そのため、このような光増幅器を用いた光通信システムでは、伝送路損失のばらつきや経時劣化、及び伝送路の修理等によって生じた損失増加等に基づく、光増幅器の動作利得の変化によって、利得傾斜特性の変動が生じるという問題があった。
【0007】
図8は、従来の光増幅器における利得波長特性の利得依存性を説明するものであって、(a)はトータル利得が所定利得Gの場合を示し、信号光波長が変化しても、出力光パワーは一定である。(b)はトータル利得が増加してG+ΔGになった場合を示し、利得傾斜は短波長側が大きくなる。(c)はトータル利得が減少してG−ΔGになった場合を示し、利得傾斜は長波長側が大きくなる。
【0008】
この発明は上述の事情に鑑みてなされたものであって、光増幅器の利得が変化した場合でも出力光の波長特性が一定になるように、利得波長特性を制御することが可能な光増幅器及びその出力制御方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は光増幅器に係り、エルビウムドープファイバ(以下、EDFと略す)の入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、上記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器であって、
上記EDFの出力側に設けられた、上記EDFの出力光から選択的反射によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生するモニタ光波長特性検出手段と、上記両検出信号のレベルに応じて上記励起光源における各励起光の強度を制御することによって上記信号光に対する利得波長特性を一定に保つ励起光源制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】
また、請求項2記載の発明は光増幅器に係り、EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、上記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器であって、
上記EDFの出力側に設けられた、上記EDFの出力光から選択的透過によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生するモニタ光波長特性検出手段と、上記両検出信号のレベルに応じて上記励起光源における各励起光の強度を制御することによって上記信号光に対する利得波長特性を一定に保つ励起光源制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
また、請求項3記載の発明は光増幅器に係り、EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、上記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器であって、
上記EDFの出力側と入力側にそれぞれ設けられた、上記EDFの出力光又は入力光から選択的反射によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生するモニタ光波長特性検出手段と、上記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、上記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて上記励起光源における各励起光の強度を制御することによって上記信号光に対する利得波長特性を一定に保つ励起光源制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
また、請求項4記載の発明は光増幅器に係り、EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、上記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器であって、
上記EDFの出力側と入力側にそれぞれ設けられた、上記EDFの出力光又は入力光から選択的透過によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生するモニタ光波長特性検出手段と、上記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、上記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて上記励起光源における各励起光の強度を制御することによって上記信号光に対する利得波長特性を一定に保つ励起光源制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0013】
また、請求項5記載の発明は光増幅器に係り、EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、上記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器であって、
上記EDFの出力側又は入力側に設けられた、上記EDFの出力光又は入力光から選択的反射によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、上記EDFの入力側又は出力側に設けられた、上記EDFの入力光又は出力光から選択的透過によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生するモニタ光波長特性検出手段と、上記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、上記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて上記励起光源における各励起光の強度を制御することによって上記信号光に対する利得波長特性を一定に保つ励起光源制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0014】
また、請求項6記載の発明は、請求項1,3,5のいずれか一に記載の光増幅器に係り、上記信号光から選択的反射によって検出信号を発生するモニタ光波長検出手段が、上記EDFの出力側又は入力側に設けられた信号光を含む帯域の光を分岐するための光分岐手段と、上記分岐された光からモニタ光を選択的に反射する反射手段と、該反射された光を光/電気変換して検出信号を生成する受光手段とからなることを特徴としている。
【0015】
また、請求項7記載の発明は、請求項2,4,5のいずれか一に記載の光増幅器に係り、上記信号光から選択的透過によって検出信号を発生するモニタ光波長検出手段が、上記EDFの出力側又は入力側に設けられた信号光を含む帯域の光を分岐するための光分岐手段と、上記分岐された光からモニタ光を選択的に透過する透過手段と、該透過された光を光/電気変換して検出信号を生成する受光手段とからなることを特徴としている。
【0016】
また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一に記載の光増幅器に係り、上記モニタ光が、上記信号光の帯域の両外側にあることを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか一に記載の光増幅器に係り、上記モニタ光が、上記信号光の帯域の両端部にあることを特徴としている。
【0017】
また、請求項10記載の発明は、請求項1乃至9のいずれか一に記載の光増幅器に係り、上記励起光源制御手段が行う信号光に対する利得波長制御特性の制御が、短波長側と長波長側の信号光の強度を等しくするものであることを特徴としている。
【0018】
また、請求項11記載の発明は、請求項1乃至9のいずれか一に記載の光増幅器に係り、上記励起光源制御手段が行う信号光に対する利得波長特性の制御が、短波長側と長波長側の信号光のレベル差を一定に保つものであることを特徴としている。
【0019】
また、請求項12記載の発明は光増幅器の出力制御方法に係り、EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、上記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器において、
上記EDFの出力側における、上記EDFの出力光から選択的反射によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、上記両検出信号のレベルに応じて上記励起光源における各励起光の強度を制御することによって上記信号光に対する利得波長特性を一定に保つことを特徴としている。
【0020】
また、請求項13記載の発明は光増幅器の出力制御方法に係り、EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、上記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器において、
上記EDFの出力側における、上記EDFの出力光から選択的透過によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、上記両検出信号のレベルに応じて上記励起光源における各励起光の強度を制御することによって上記信号光に対する利得波長特性を一定に保つことを特徴としている。
【0021】
また、請求項14記載の発明は光増幅器の出力制御方法に係り、EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、上記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器において、
上記EDFの出力側と入力側において、上記EDFの出力光又は入力光から選択的反射によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、上記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、上記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて上記励起光源における各励起光の強度を制御することによって上記信号光に対する利得波長特性を一定に保つことを特徴としている。
【0022】
また、請求項15記載の発明は光増幅器の出力制御方法に係り、EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、上記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器において、
上記EDFの出力側と入力側において、上記EDFの出力光又は入力光から選択的透過によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、上記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、上記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて上記励起光源における各励起光の強度を制御することによって上記信号光に対する利得波長特性を一定に保つことを特徴としている。
【0023】
また、請求項16記載の発明は光増幅器の出力制御方法に係り、EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、上記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器において、
上記EDFの出力側又は入力側において、上記EDFの出力光又は入力光から選択的反射によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、上記EDFの入力側又は出力側において、上記EDFの入力光又は出力光から選択的透過によって上記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、上記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、上記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて上記励起光源における各励起光の強度を制御することによって上記信号光に対する利得波長特性を一定に保つことを特徴としている。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
◇第1実施例
図1は、この発明の第1実施例である光増幅器の構成を示すブロック図、図2は、本実施例の光増幅器における、980nm帯励起光による利得傾斜の励起波長特性を示す図、図3は、本実施例の光増幅器における、利得波長特性の利得依存性を示す図である。
【0025】
この例の光増幅器は、図1に示すように、EDF1と、励起光源2Aと、合波器4と、波長合波器5と、光アイソレータ6と、利得等化器7と、光分岐器8a,8bと、反射手段9a,9bと、受光部(PD)10a,10bと、励起LD制御部20とから概略構成されている。
光分岐器8a,8b、反射手段9a,9b、受光部10a,10bは、モニタ光波長特性検出手段21を形成している。
これらのうち、EDF1,合波器4,波長合波器5,光アイソレータ6及び利得等化器7の構成と機能は図7に示された従来例の場合と同様なので、以下においてはこれらについての詳細な説明を省略する。
【0026】
励起光源2Aは、複数の励起LD21,…,2nを有し、少なくとも2波長以上の980nm帯の励起光を発生するが、各励起LD21,…,2nが発生するそれぞれの励起光の出力は、励起LD制御部20から入力される制御信号に応じて制御されるように構成されている。
光分岐器8a,8bは、それぞれEDF1から出力された光の一部を分岐する。反射手段9aは、光分岐器8aで分岐された光に含まれる、短波長側のモニタ光のみを選択的に反射する。反射手段9bは、光分岐器8bで分岐された光に含まれる、長波長側のモニタ光のみを選択的に反射する。受光部10a,10bは、それぞれ反射手段9a,9bからのモニタ光を電気信号に変換する。
励起LD制御部20は、受光部10a,10bにおいて光/電気変換されて生じた、それぞれの検出信号のレベルに応じて制御信号を発生することによって、励起光源2Aにおける各励起LD21,…,2nからの励起光の出力を制御する。
【0027】
次に、図1乃至図3を参照して、この例の光増幅器における、利得波長特性の制御動作を説明する。
光増幅器の入力である、波長多重信号光とその帯域の両外側に配置されたモニタ光はは、EDF1の入力端1aから入力される。また、励起光源2Aからの励起光は、波長合波器5からEDF1に加えられる。
EDF1の増幅作用に基づいて増幅された信号光及びモニタ光は、光アイソレータ6及び利得等化器7を経て、出力端1bに出力される。
この際、信号光及びモニタ光の一部が、EDF1の出力側に設けられた光分岐器8a,8bによって分岐される。
光分岐器8a,8bによって分岐されたそれぞれの光から、光分岐器8a,8bの出力側に設けられた反射手段9a,9bによって、それぞれ短波長側と長波長側のモニタ光のみが選択的に反射される。
【0028】
反射手段9a,9bによって反射された2波長のモニタ光は、それぞれ受光部10a,10bに入力されて光/電気変換され、変換結果のそれぞれの検出信号は励起LD制御部20に入力される。
励起LD制御部20では、受光部10a,10bから入力されたそれぞれの検出信号のレベル差が一定になるように、励起光源2Aにおける、各励起LD21,…,2nの強度比を調整して光増幅器の利得波長特性を制御するので、光増幅器の信号出力光の波長特性が、常に一定になるように制御が行われる。
【0029】
図2は、980nm帯励起光に対する、この例の光増幅器の利得傾斜−励起波長特性を示したものである。
この例の光増幅器では、980nm帯励起光が短波長になるほど、信号光の利得傾斜は長波長側の利得が大きくなり、励起光が長波長側では、信号光の利得傾斜は短波長側の利得が大きくなる特性を示す。
図2の例では、励起波長が短い(例えば、974nm)ときは、利得波長特性は長波長側で高くなり、励起波長が長い(例えば、980nm)ときは、利得波長特性は長波長側で低くなっている。
【0030】
この例の光増幅器における、利得波長特性の制御の一例を示せば、以下のようになる。
いま、短波長側と長波長側のモニタ光の波長をそれぞれλ1,λ2とし、モニタ光のレベルをそれぞれP1,P2とする。さらに、励起光源としては、波長974nmと980nmのものをそれぞれ1個ずつ使用し、励起強度をそれぞれPp1,Pp2とする。ここで、
Pp1+Pp2=一定のとき、P1=P2
P1>P2のとき、Pp1>Pp2
P1<P2のとき、Pp1<Pp2
となる特性をもつ制御回路を適用した場合、
P1>P2、すなわち短波長側でモニタ光の出力レベルが大きいときは、Pp1>Pp2、すなわち、974nmの励起光強度が大きくなり、図2のように、利得傾斜は長波長側で大きくなる。
また、P1<P2、すなわち長波長側でモニタ光の出力レベルが大きいときは、Pp1<Pp2、すなわち、980nmの励起光強度が大きくなり、図2のように、利得傾斜は長波長側で小さくなる。
【0031】
図3は、この例の光増幅器における、信号光出力波長特性の動作利得依存性を例示したものである。
図3(a)に示すように、光増幅器利得Gで信号光の出力波長特性が平坦であった場合、(b)に示すように、光増幅器利得が増加してG+ΔGになったときも、(C)に示すように、光増幅器利得が減少してG−ΔGになったときも、信号光の出力波長特性は平坦である。
【0032】
このように、この例の光増幅器によれば、利得波長特性が励起光の波長に依存する、EDFを信号光増幅媒体とする光増幅器において、光増幅器から出力されるモニタ光のレベル差をモニタ光波長特性検出手段21で反射手段を用いて検出し、検出されたレベル差に応じて、励起LD制御部20によって、少なくとも2波長以上からなる複数個の励起光を発生する励起光源の励起光強度の比率を制御することによって、光増幅器の利得波長特性を制御するようにしたので、信号光出力の波長特性を常に一定に保持することができ、従って、光増幅器から出力される波長多重光の相対出力波長特性が、光増幅器の動作利得変動によって変化しないようにすることができる。
【0033】
◇第2実施例
図4は、この発明の第2実施例である光増幅器の構成を示すブロック図である。
この例の光増幅器は、図4に示すように、EDF1と、励起光源2Bと、合波器4と、波長合波器5と、光アイソレータ6と、利得等化器7と、光分岐器8c,8dと、受光部(PD)10a,10bと、透過手段11a,11bと、励起LD制御部20Aとから概略構成されている。
光分岐器8c,8d、透過手段11a,11b、受光部10a,10bは、モニタ光波長特性検出手段22を形成している。
これらのうち、EDF1,合波器4,波長合波器5,光アイソレータ6及び利得等化器7の構成と機能は図1に示された第1実施例の場合と同様なので、以下においてはこれらについての詳細な説明を省略する。
【0034】
励起光源2Bは、複数の励起LD21,…,2nを有し、少なくとも2波長以上の980nm帯の励起光を発生するが、各励起LD21,…,2nが発生するそれぞれの励起光の出力は、励起LD制御部20Aから入力される制御信号に応じて制御されるように構成されている。
光分岐器8cは、EDF1から出力された光の一部を分岐し、さらに光分岐器8dは、光分岐器8cで分岐された光の一部を分岐する。透過手段11aは、光分岐器8dで分岐された一方の光に含まれる、短波長側のモニタ光を選択的に透過させる。透過手段11bは、光分岐器8dで分岐された他方の光に含まれる、長波長側のモニタ光を選択的に透過させる。受光部10a,10bは、それぞれ透過手段11a,11bからのモニタ光を電気信号に変換する。
励起LD制御部20Aは、受光部10a,10bにおいて、光/電気変換されて生じたそれぞれの検出信号のレベルに応じて制御信号を発生することによって、励起光源2Bにおける各励起LD21,…,2nからの励起光の出力を制御する。
【0035】
次に、図4を参照して、この例の光増幅器における、利得波長特性の制御動作を説明する。
光増幅器の入力である、波長多重信号光とその帯域の両外側に配置されたモニタ光はは、EDF1の入力端1aから入力される。また、励起光源2Bからの励起光は、波長合波器5からEDF1に加えられる。
EDF1の増幅作用に基づいて増幅された信号光及びモニタ光は、光アイソレータ6及び利得等化器7を経て、出力端1bに出力される。
この際、信号光及びモニタ光の一部が、EDF1の出力側に設けられた光分岐器8cによって分岐され、光分岐器8cによって分岐された光は、光分岐器8dによってさらに分岐される。
光分岐器8dによって分岐されたそれぞれの光から、透過手段11a,11bによって、それぞれ短波長側と長波長側のモニタ光のみが選択的に透過される。
【0036】
透過手段11a,11bによって透過された2波長のモニタ光は、それぞれ受光部10a,10bに入力されて光/電気変換され、変換結果のそれぞれの検出信号は励起LD制御部20Aに入力される。
励起LD制御部20Aでは、受光部10a,10bから入力されたそれぞれの検出信号のレベル差が一定になるように、励起光源2Bにおける、各励起LD21,…,2nの強度比を調整して光増幅器の利得波長特性を制御するので、光増幅器の信号出力光の波長特性が、常に一定になるように制御が行われる。
【0037】
このように、この例の光増幅器によれば、利得波長特性が励起光の波長に依存する、EDFを信号光増幅媒体とする光増幅器において、光増幅器から出力されるモニタ光のレベル差をモニタ光波長特性検出手段22で透過手段を用いて検出し、検出されたレベル差に応じて、励起LD制御部20Aによって、少なくとも2波長以上からなる複数の励起光を発生する励起光源の励起光強度の比率を制御することによって、光増幅器の利得波長特性を制御するようにしたので、信号光出力の波長特性を常に一定に保持することができ、従って、光増幅器から出力される波長多重光の相対出力波長特性が、光増幅器の動作利得変動によって変化しないようにすることができる。
【0038】
◇第3実施例
図5は、この発明の第3実施例である光増幅器の構成を示すブロック図である。
この例の光増幅器は、図5に示すように、EDF1と、励起光源2Cと、合波器4と、波長合波器5と、光アイソレータ6と、利得等化器7と、光分岐器8a,8bと、反射手段9a,9bと、受光部(PD)10a,10bと、光分岐器12a,12bと、反射手段13a,13bと、受光部(PD)14,14bと、励起LD制御部20Bとから概略構成されている。
光分岐器8a,8b、反射手段9a,9b、受光部10a,10bは、出力側モニタ光波長特性検出手段21Aを形成し、光分岐器12a,12b、反射手段13a,13b、受光部14a,14bは、入力側モニタ光波長特性検出手段23を形成している。
これらのうち、EDF1,合波器4,波長合波器5,光アイソレータ6及び利得等化器7の構成と機能は図1に示された第1実施例の場合と同様なので、以下においてはこれらについての詳細な説明を省略する。
【0039】
励起光源2Cは、複数の励起LD21,…,2nを有し、少なくとも2波長以上の980nm帯の励起光を発生するが、各励起LD21,…,2nが発生するそれぞれの励起光の出力は、励起LD制御部20Bから入力される制御信号に応じて制御されるように構成されている。
光分岐器8a,8bは、それぞれEDF1から出力された光の一部を分岐する。反射手段9aは、光分岐器8aで分岐された光に含まれる、短波長側のモニタ光のみを選択的に反射する。反射手段9bは、光分岐器8bで分岐された光に含まれる、長波長側のモニタ光のみを選択的に反射する。受光部10a,10bは、それぞれ反射手段9a,9bからのモニタ光を電気信号に変換する。
【0040】
光分岐器12a,12bは、それぞれEDF1の入力側における光の一部を分岐する。反射手段13aは、光分岐器12aで分岐された光に含まれる、短波長側のモニタ光のみを選択的に反射する。反射手段13bは、光分岐器12bで分岐された光に含まれる、長波長側のモニタ光のみを選択的に反射する。受光部14a,14bは、それぞれ反射手段13a,13bからのモニタ光を電気信号に変換する。
励起LD制御部20Bは、受光部10aと14aにおいて、光/電気変換されて生じたそれぞれの検出信号のレベル差と、受光部10bと14bにおいて、光/電気変換されて生じたそれぞれの検出信号のレベル差とに応じて制御信号を発生することによって、励起光源2Cにおける各励起LD21,…,2nからの励起光の出力を制御する。
【0041】
次に、図5を参照して、この例の光増幅器における、利得波長特性の制御動作を説明する。
光増幅器の入力である、波長多重信号光とその帯域の両外側に配置されたモニタ光はは、EDF1の入力端1aから入力される。また、励起光源2Cからの励起光は、波長合波器5からEDF1に加えられる。
EDF1の増幅作用に基づいて増幅された信号光及びモニタ光は、光アイソレータ6及び利得等化器7を経て、出力端1bに出力される。
この際、信号光及びモニタ光の一部が、EDF1の入力側に設けられた光分岐器12a,12bによって分岐される。
光分岐器12a,12bによって分岐されたそれぞれの光から、光分岐器12a,12bの出力側に設けられた反射手段13a,13bによって、それぞれ短波長側と長波長側のモニタ光のみが選択的に反射される。
【0042】
一方、信号光及びモニタ光の一部が、EDF1の出力側に設けられた光分岐器8a,8bによって分岐される。
光分岐器8a,8bによって分岐されたそれぞれの光から、光分岐器8a,8bの出力側に設けられた反射手段9a,9bによって、それぞれ短波長側と長波長側のモニタ光のみが選択的に反射される。
【0043】
反射手段9a,13aによって反射された短波長側のモニタ光は、それぞれ受光部10a,14aに入力されて光/電気変換され、変換結果のそれぞれの検出信号は励起LD制御部20Bに入力される。
また、反射手段9b,13bによって反射された長波長側のモニタ光は、それぞれ受光部10b,14bに入力されて光/電気変換され、変換結果のそれぞれの検出信号は励起LD制御部20Bに入力される。
【0044】
励起LD制御部20Bでは、受光部10a,14aから入力された短波長側の検出信号のレベル差と、受光部10b,14bから入力された長波長側の検出信号のレベル差との差が一定になるように、励起光源2Cにおける、各励起LD21,…,2nの強度比を調整して光増幅器の利得波長特性を制御するので、光増幅器の信号出力光の波長特性が、常に一定になるように制御が行われる。
【0045】
このように、この例の光増幅器によれば、利得波長特性が励起光の波長に依存する、EDFを信号光増幅媒体とする光増幅器において、光増幅器の出力と入力における短波長側のモニタ光のレベル差と長波長側のモニタ光のレベル差を、出力側モニタ光波長特性検出手段21Aと入力側モニタ光波長特性検出手段21とによって、それぞれ反射手段を用いて検出し、検出された両レベル差に応じて、励起LD制御部20Bによって、少なくとも2波長以上からなる複数の励起光を発生する励起光源の励起光強度の比率を制御することによって、光増幅器の利得波長特性を制御するようにしたので、信号光出力の波長特性を常に一定に保持することができ、従って、光増幅器から出力される波長多重光の相対出力波長特性が、光増幅器の動作利得変動によって変化しないようにすることができる。
【0046】
◇第4実施例
図6は、この発明の第3実施例である光増幅器の構成を示すブロック図である。
この例の光増幅器は、図6に示すように、EDF1と、励起光源2Dと、合波器4と、波長合波器5と、光アイソレータ6と、利得等化器7と、光分岐器8c,8dと、透過手段11a,11bと、受光部(PD)10a,10bと、光分岐器12c,12dと、透過手段15a,15bと、受光部(PD)14a,14bと、励起LD制御部20Cとから概略構成されている。
光分岐器8c,8d、透過手段11a,11b、受光部10a,10bは、出力側モニタ光波長特性検出手段22Aを形成し、光分岐器12a,12b、透過手段15a,15b、受光部14a,14bは、入力側モニタ光波長特性検出手段24を形成している。
これらのうち、EDF1,合波器4,波長合波器5,光アイソレータ6及び利得等化器7の構成と機能は図1に示された第1実施例の場合と同様なので、以下においてはこれらについての詳細な説明を省略する。
【0047】
励起光源2Dは、複数の励起LD21,…,2nを有し、少なくとも2波長以上の980nm帯の励起光を発生するが、各励起LD21,…,2nが発生するそれぞれの励起光の出力は、励起LD制御部20Cから入力される制御信号に応じて制御されるように構成されている。
光分岐器8cは、EDF1から出力された光の一部を分岐し、さらに光分岐器8dは、光分岐器8cで分岐された光の一部を分岐する。透過手段11aは、光分岐器8dで分岐された一方の光に含まれる、短波長側のモニタ光を選択的に透過させる。透過手段11bは、光分岐器8dで分岐された他方の光に含まれる、長波長側のモニタ光を選択的に透過させる。受光部10a,10bは、それぞれ透過手段11a,11bからのモニタ光を電気信号に変換する。
【0048】
光分岐器12cは、EDF1の入力側における光の一部を分岐し、さらに光分岐器12dは、光分岐器12cで分岐された光の一部を分岐する。透過手段15aは、光分岐器12dで分岐された一方の光に含まれる、短波長側のモニタ光を選択的に透過させる。透過手段15bは、光分岐器12dで分岐された他方の光に含まれる、長波長側のモニタ光を選択的に透過させる。
励起LD制御部20Cは、受光部10aと14aにおいて、光/電気変換されて生じたそれぞれの検出信号のレベル差と、受光部10bと14bにおいて、光/電気変換されて生じたそれぞれの検出信号のレベル差とに応じて制御信号を発生することによって、励起光源2Dにおける各励起LD21,…,2nからの励起光の出力を制御する。
【0049】
次に、図6を参照して、この例の光増幅器における、利得波長特性の制御動作を説明する。
光増幅器の入力である、波長多重信号光とその帯域の両外側に配置されたモニタ光はは、EDF1の入力端1aから入力される。また、励起光源2Dからの励起光は、波長合波器5からEDF1に加えられる。
EDF1の増幅作用に基づいて増幅された信号光及びモニタ光は、光アイソレータ6及び利得等化器7を経て、出力端1bに出力される。
【0050】
この際、信号光及びモニタ光の一部が、EDF1の入力側に設けられた光分岐器12cによって分岐され、光分岐器12cによって分岐された光は、光分岐器12dによってさらに分岐される。
光分岐器12dによって分岐されたそれぞれの光から、透過手段15a,15bによって、それぞれ短波長側と長波長側のモニタ光のみが選択的に透過される。
一方、信号光及びモニタ光の一部が、EDF1の出力側に設けられた光分岐器8cによって分岐され、光分岐器8cによって分岐された光は、光分岐器8dによってさらに分岐される。
光分岐器8dによって分岐されたそれぞれの光から、透過手段11a,11bによって、それぞれ短波長側と長波長側のモニタ光のみが選択的に透過される。
【0051】
透過手段11a,15aによって透過された短波長側のモニタ光は、それぞれ受光部10a,14aに入力されて光/電気変換され、変換結果のそれぞれの検出信号は励起LD制御部20Cに入力される。
透過手段11b,15bによって透過された長波長側のモニタ光は、それぞれ受光部10b,14bに入力されて光/電気変換され、変換結果のそれぞれの検出信号は励起LD制御部20Cに入力される。
【0052】
励起LD制御部20Cでは、受光部10a,14aから入力された短波長側の検出信号のレベル差と、受光部10b,14bから入力された長波長側の検出信号のレベル差との差が一定になるように、励起光源2Dにおける、各励起LD21,…,2nの強度比を調整して光増幅器の利得波長特性を制御するので、光増幅器の信号出力光の波長特性が、常に一定になるように制御が行われる。
【0053】
このように、この例の光増幅器によれば、利得波長特性が励起光の波長に依存する、EDFを信号光増幅媒体とする光増幅器において、光増幅器の出力と入力における短波長側のモニタ光のレベル差と長波長側のモニタ光のレベル差を、出力側モニタ光波長特性検出手段22Aと入力側モニタ光波長特性検出手段24とによって、それぞれ透過手段を用いて検出し、検出された両レベル差に応じて、励起LD制御部20Cによって、少なくとも2波長以上からなる複数個の励起光源の励起光強度の比率を制御することによって、光増幅器の利得波長特性を制御するようにしたので、信号光出力の波長特性を常に一定に保持することができ、従って、光増幅器から出力される波長多重光の相対出力波長特性が、光増幅器の動作利得変動によって変化しないようにすることができる。
【0054】
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、各実施例においては、モニタ光が信号光の帯域の両外側にあるものとしたが、これに限らず、信号光帯域の両端部の信号光をモニタ光として用いてもよい。
また、励起LD制御部の行う利得波長特性の制御方法が、光増幅器の信号光出力の波長特性を一定に保つものとしたが、この場合の信号光出力の波長特性の制御方法は、具体的には、短波長側の信号光レベルと長波長側の信号光レベルとが等しくなるものとしてもよく、又は、両信号光レベルが所定のレベル差になるものとしてもよい。
【0055】
さらに、第3実施例と第4実施例においては、入力側と出力側のモニタ光波長特性検出手段が、ともに、反射手段又は透過手段によって、モニタ光を検出するものとしたが、このような組み合わせに限らず、入力側で反射手段によって、出力側で透過手段によってモニタ光を検出してもよく、又は逆に、入力側で透過手段によって、出力側で反射手段によってモニタ光を検出するようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光増幅器及びその出力制御方法によれば、利得波長特性が励起光の波長に依存する、EDFを信号光増幅媒体とする光増幅器において、光増幅器からの信号光出力の波長特性が、光増幅器の動作利得変動によって変化しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である光増幅器の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例の光増幅器における、980nm帯励起光による利得傾斜の励起波長特性を示す図である。
【図3】同実施例の光増幅器における、利得波長特性の利得依存性を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例である光増幅器の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3実施例である光増幅器の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第4実施例である光増幅器の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の光増幅器の構成例を示す図である。
【図8】従来の光増幅器における利得波長特性の利得依存性を示す図である。
【符号の説明】
1 エルビウムドープファイバ(EDF)
2,2A,2B,2C 励起光源
4 合波器
5 波長合波器
6 光アイソレータ
7 利得等化器
8a,8b,8c,8d 光分岐器(光分岐手段)
9a,9b 反射手段
10a,10b 受光部(受光手段)
11a,11b 透過手段
12a,12b,12c,12d 光分岐器(光分岐手段)
13a,13b 反射手段
14a,14b 受光部(受光手段)
15a,15b 透過手段
20,20A,20B,20C 励起LD制御部(励起光源制御手段)
21,21A 出力側モニタ光波長特性検出手段
22,22A 出力側モニタ光波長特性検出手段
23 入力側モニタ光波長特性検出手段
24 入力側モニタ光波長特性検出手段
Claims (16)
- エルビウムドープファイバ(以下、EDFと略す)の入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、前記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器であって、
前記EDFの出力側に設けられた、 前記EDFの出力光から選択的反射によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生するモニタ光波長特性検出手段と、前記両検出信号のレベルに応じて前記励起光源における各励起光の強度を制御することによって前記信号光に対する利得波長特性を一定に保つ励起光源制御手段とを備え、前記励起光の波長は980nm帯であることを特徴とする光増幅器。 - EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、前記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器であって、
前記EDFの出力側に設けられた、 前記EDFの出力光から選択的透過によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生するモニタ光波長特性検出手段と、前記両検出信号のレベルに応じて前記励起光源における各励起光の強度を制御することによって前記信号光に対する利得波長特性を一定に保つ励起光源制御手段とを備え、前記励起光の波長は980nm帯であることを特徴とする光増幅器。 - EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、前記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器であって、 前記EDFの出力側と入力側にそれぞれ設けられた、
前記EDFの出力光又は入力光から選択的反射によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生するモニタ光波長特性検出手段と、前記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、前記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて前記励起光源における各励起光の強度を制御することによって前記信号光に対する利得波長特性を一定に保つ励起光源制御手段とを備え、前記励起光の波長は980nm帯であることを特徴とする光増幅器。 - EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、前記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器であって、 前記EDFの出力側と入力側にそれぞれ設けられた、
前記EDFの出力光又は入力光から選択的透過によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生するモニタ光波長特性検出手段と、前記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、前記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて前記励起光源における各励起光の強度を制御することによって前記信号光に対する利得波長特性を一定に保つ励起光源制御手段とを備え、前記励起光の波長は980nm帯であることを特徴とする光増幅器。 - EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、前記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器であって、
前記EDFの出力側又は入力側に設けられた、 前記EDFの出力光又は入力光から選択的反射によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、前記EDFの入力側又は出力側に設けられた、
前記EDFの入力光又は出力光から選択的透過によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生するモニタ光波長特性検出手段と、前記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、前記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて前記励起光源における各励起光の強度を制御することによって前記信号光に対する利得波長特性を一定に保つ励起光源制御手段とを備え、前記励起光の波長は980nm帯であることを特徴とする光増幅器。 - 前記信号光から選択的反射によって検出信号を発生するモニタ光波長検出手段が、前記EDFの出力側又は入力側に設けられた信号光を含む帯域の光を分岐するための光分岐手段と、前記分岐された光からモニタ光を選択的に反射する反射手段と、該反射された光を光/電気変換して検出信号を生成する受光手段とからなることを特徴とする請求項1,3,5のいずれか一に記載の光増幅器。
- 前記信号光から選択的透過によって検出信号を発生するモニタ光波長検出手段が、前記EDFの出力側又は入力側に設けられた信号光を含む帯域の光を分岐するための光分岐手段と、前記分岐された光からモニタ光を選択的に透過する透過手段と、該透過された光を光/電気変換して検出信号を生成する受光手段とからなることを特徴とする請求項2,4,5のいずれか一に記載の光増幅器。
- 前記モニタ光が、前記信号光の帯域の両外側にあることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の光増幅器。
- 前記モニタ光が、前記信号光の帯域の両端部にあることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一に記載の光増幅器。
- 前記励起光源制御手段が行う信号光に対する利得波長特性の制御が、短波長側と長波長側の信号光の強度を等しくするものであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載の光増幅器。
- 前記励起光源制御手段が行う信号光に対する利得波長特性の制御が、短波長側と長波長側の信号光のレベル差を一定に保つものであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一に記載の光増幅器。
- EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、前記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器に
おいて、
前記EDFの出力側における、 前記EDFの出力光から選択的反射によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、前記両検出信号のレベルに応じて前記励起光源における各励起光の強度を制御することによって前記信号光に対する利得波長特性を一定に保つことを特徴とし、前記励起光の波長は980nm帯である光増幅器の出力制御方法。 - EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、前記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器において、
前記EDFの出力側における、 前記EDFの出力光から選択的透過によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、前記両検出信号のレベルに応じて前記励起光源における各励起光の強度を制御することによって前記信号光に対する利得波長特性を一定に保つことを特徴とし、前記励起光の波長は980nm帯である光増幅器の出力制御方法。 - EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、前記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器において、
前記EDFの出力側と入力側において、 前記EDFの出力光又は入力光から選択的反射によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、前記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、前記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて前記励起光源における各励起光の強度を制御することによって前記信号光に対する利得波長特性を一定に保つことを特徴とし、前記励起光の波長は980nm帯である光増幅器の出力制御方法。 - EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、前記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器において、
前記EDFの出力側と入力側において、 前記EDFの出力光又は入力光から選択的透過によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、前記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、前記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて前記励起光源における各励起光の強度を制御することによって前記信号光に対する利得波長特性を一定に保つことを特徴とし、前記励起光の波長は980nm帯である光増幅器の出力制御方法。 - EDFの入力端に、励起光源からの異なる波長の複数の光からなる励起光とともに任意の周波数帯域の信号光を加えることによって、前記EDFの出力端から、増幅された信号光を得るように構成されている光増幅器において、
前記EDFの出力側又は入力側において、 前記EDFの出力光又は入力光から選択的反射によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、前記EDFの入力側又は出力側において、
前記EDFの入力光又は出力光から選択的透過によって 前記信号光に付加された短波長側と長波長側のモニタ光のレベルに対応して検出信号を発生し、前記出力側と入力側の短波長側のモニタ光検出信号のレベル差と、前記出力側と入力側の長波長側のモニタ光検出信号のレベル差とに応じて前記励起光源における各励起光の強度を制御することによって前記信号光に対する利得波長特性を一定に保つことを特徴とし、前記励起光の波長は980nm帯である光増幅器の出力制御方法。
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