JP2011237703A - 複合ラベルおよびその切取り方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】各種の配送伝票などに利用可能で、その一部を切り取る際の操作が容易かつ確実な複合ラベルおよびその切取り方法を提供すること。
【解決手段】第1の表示領域6および第2の表示領域7を被貼付け体に貼り付け、第1の表示領域6および第2の表示領域7の少なくともいずれか一方における切取り領域15を切取り線14において切り取り可能としている複合ラベルであって、切取り線14は、互いに対向する第1の切取り線16および第2の切取り線17と、第1の切取り線16および第2の切取り線17にまたがる第3の切取り線18と、を有するとともに、切取り領域15を画定するミシン目21、24、27を有し、第1の切取り線16、第2の切取り線17および第3の切取り線18の少なくともひとつの切取り線におけるミシン目21、24、27に連続してスリット23、25、26を形成していることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は複合ラベルおよびその切取り方法にかかるもので、とくに配送荷物などの被貼付け体に貼り付ける配送伝票その他各種伝票などに利用可能な複合ラベルおよびその切取り方法に関するものである。
従来から、配送荷物などに貼り付ける配送伝票に利用可能な複合ラベルとして、剥離紙(台紙)上に二層ないし各種構成の複合ラベルを仮着したものがあるが、省資源ないし環境保護の観点から、剥離紙を省略してラベル基材の表裏面を折り畳んで二層構造とした構成の複合ラベルがある。
たとえば、複合ラベルを配送伝票として利用する場合には、配送荷物に貼り付ける送り状に加えて、物流センター用の控票、あるいは配送先における配送料金の領収書および配送受取り人による受領印を押印するための受領票などの各種伝票用の領域を形成しておくことが必要であり、とくに、上記伝票は、複合ラベルの本体からその一部をはがす、ないしは切り取る必要があることから、その切取り易さおよび切取り操作の確実性が要請されるという問題がある。
しかしながら、上記物流センター用の控票、あるいは配送先における領収書および受領票などを複合ラベル上に連接して形成している場合には、一枚の伝票を切り取る際にもう一枚の伝票が一緒につられて切り取られる、ないしはその一部が破けてしまう可能性があり、体裁上はもちろん伝票処理に支障が生じかねないという問題がある。
上記伝票は、一般的にはミシン目によりその切取り領域を画定しているが、操作性が良好で、かつ切取り操作が確実な構成が要請されている。
特開2000−66596号公報
本発明は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、剥離紙を用いずに省資源および環境に配慮しているとともに、各種の配送伝票などに利用可能な複合ラベルおよびその切取り方法を提供することを課題とする。
また本発明は、その一部を切り取る、あるいははがし取る際の操作が容易かつ確実な複合ラベルおよびその切取り方法を提供することを課題とする。
また本発明は、物流センター用の控票、あるいは配送先における領収書および受領票などの部分を切り取る操作を容易かつ確実に行うことができるような複合ラベルおよびその切取り方法を提供することを課題とする。
すなわち本発明は、切取り線としてのミシン目にスリットを連続して形成することに着目したもので、第一の発明は、ラベル基材を折畳み線において折り畳んで、その表面側における第1の表示領域およびその裏面側における第2の表示領域を形成し、この第1の表示領域および第2の表示領域にそれぞれ所定の情報を印字し、上記折畳み線においてこの第1の表示領域および第2の表示領域を同一平面上に開いた状態で被貼付け体に貼り付け可能とするとともに、この第1の表示領域および第2の表示領域の少なくともいずれか一方における切取り領域を切取り線において切り取り可能としている複合ラベルであって、上記切取り線は、互いに対向する第1の切取り線および第2の切取り線と、この第1の切取り線および第2の切取り線にまたがる第3の切取り線と、を有するとともに、上記切取り領域を画定するミシン目を有し、上記第1の切取り線、上記第2の切取り線および上記第3の切取り線の少なくともひとつの上記切取り線におけるこのミシン目に連続してスリットを形成していることを特徴とする複合ラベルである。
第二の発明は、ラベル基材を折畳み線において折り畳んで、その表面側における第1の表示領域およびその裏面側における第2の表示領域を形成し、この第1の表示領域および第2の表示領域にそれぞれ所定の情報を印字し、上記折畳み線においてこの第1の表示領域および第2の表示領域を同一平面上に開いた状態で被貼付け体に貼り付け可能とするとともに、この第1の表示領域および第2の表示領域の少なくともいずれか一方における切取り領域を切取り線において切り取り可能としている複合ラベルの切取り方法であって、上記切取り線は、互いに対向する第1の切取り線および第2の切取り線と、この第1の切取り線および第2の切取り線にまたがる第3の切取り線と、を有するとともに、上記切取り領域を画定するミシン目を有し、上記第1の切取り線、上記第2の切取り線および上記第3の切取り線の少なくともひとつの上記切取り線におけるこのミシン目に連続してスリットを形成し、上記切取り領域は、上記第1の切取り線、上記第2の切取り線および上記第3の切取り線により画定されて互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、上記スリットは、この第1の切取り領域および第2の切取り領域の境界部における上記ミシン目に連続して形成した境界部スリットと、この第1の切取り領域および第2の切取り領域の少なくともいずれか一方の切取り縁部に位置するように、上記ミシン目に連続して形成した切取り縁部スリットと、を有し、この切取り縁部スリットを形成しているこの第1の切取り領域あるいは第2の切取り領域から、この第2の切取り領域あるいは第1の切取り領域に向かって切り取るようにすることを特徴とする複合ラベルの切取り方法である。
上記第1の表示領域および上記第2の表示領域は、上記折畳み線において折り畳んだ状態で互いに対向するそれぞれの裏面に、粘着剤層および剥離剤層を互いに対向するように互い違いに形成してあることができる。
上記切取り領域は、互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、上記スリットは、この第1の切取り領域および第2の切取り領域の境界部における上記ミシン目に連続してこれを形成していることができる。
上記切取り領域は、互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、上記スリットは、この第1の切取り領域および第2の切取り領域の少なくともいずれか一方の上記切取り線における上記ミシン目に連続してこれを形成していることができる。
上記切取り領域は、互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、上記スリットは、この第1の切取り領域および第2の切取り領域の少なくともいずれか一方の切取り縁部に位置するように、上記ミシン目に連続してこれを形成していることができる。
上記切取り領域は、互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、上記スリットは、この第1の切取り領域および第2の切取り領域の少なくともいずれか一方の内方部に位置している上記ミシン目に連続してこれを形成していることができる。
上記切取り領域は、互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、上記スリットは、この第1の切取り領域および第2の切取り領域において上記ミシン目に連続して少なくともこれを二本形成してあることができる。
上記切取り領域は、互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、上記スリットは、この第1の切取り領域および第2の切取り領域の境界部における上記ミシン目、さらにこの第1の切取り領域における上記上記ミシン目のみに連続してこれを形成していることができる。
上記切取り領域は、互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、この第1の切取り領域および第2の切取り領域のいずれか一方の上記ミシン目に接続部を形成してあることができる。
上記切取り領域は、互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、この第2の切取り領域をこの第1の切取り領域の下流側に位置するように上記ラベル基材を移送して印字可能としていることができる。
本発明による複合ラベルおよびその切取り方法においては、切取り領域を画定する切取り線(互いに対向する第1の切取り線および第2の切取り線、ならびに第1の切取り線および第2の切取り線にまたがる第3の切取り線)の少なくともひとつの切取り線におけるミシン目に連続してスリットを形成しているので、切取り領域を物流センター用の控票、あるいは配送先における領収書および受領票などの伝票として利用する際に、これらの伝票の切取り操作が容易かつ確実である。
とくに第一の発明の複合ラベルによれば、ミシン目から構成した切取り線に連続してスリットを形成したので、切取り領域を切り取る際にその操作を容易かつ確実にすることができる。
とくに第二の発明の複合ラベルの切取り方法によれば、ミシン目に連続している境界部スリットおよび切取り縁部スリットを形成しているので、互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域のいずれかを切り取る際に、切取り縁部スリットを形成している、たとえば第1の切取り領域から第2の切取り領域に向かって切り取るようにすれば、その切取り操作を容易かつ確実にすることができる。
本発明の実施例による複合ラベル2を連接した帯状の複合ラベル連続体1の斜視図である。 同、図1のII−II線断面図である。 同、複合ラベル連続体1に印字するための両面印字プリンター8の概略側面図である。 同、複合ラベル2を折畳み線5において開いた状態の平面図である。 同、複合ラベル2を折畳み線5において開いた状態の透視裏面図である。 同、複合ラベル2を配送荷物Mに貼り付けた状態の平面図である。 同、複合ラベル2を配送荷物Mに貼り付けた状態から第1の切取り領域19を切り取った状態の平面図である。 同、第1の切取り領域19を切り取った状態から第2の切取り領域20を切り取った状態の平面図である。
本発明は、切取り領域を画定する切取り線(第1の切取り線、第2の切取り線および第3の切取り線)の少なくともひとつの切取り線におけるミシン目に連続してスリットを形成したので、切取り領域を物流センター用の控票、あるいは配送先における領収書および受領票などの伝票として利用することができるとともに、これらの伝票の切取り操作を容易かつ確実とすることができる複合ラベルおよびその切取り方法を実現した。
つぎに本発明の実施例による複合ラベルおよびその切取り方法を図1ないし図8にもとづき説明する。
図1は、帯状の複合ラベル連続体1の斜視図であって、複合ラベル連続体1は、単葉の複合ラベル2を切取り分離線3の部分で連接させている。
図2は、図1のII−II線断面図であって、複合ラベル2は、ラベル基材4を、たとえばミシン目などによる折畳み線5において折り畳み、複合ラベル2の表面側における第1の表示領域6およびその裏面側における第2の表示領域7を形成している。
図3は、複合ラベル連続体1に印字するための両面印字プリンター8の概略側面図であって、両面印字プリンター8の用紙供給部9に帯状の複合ラベル連続体1をファンホールド状に装填し、たとえば第1の表示領域6および第2の表示領域7に熱発色剤層を形成しておき、サーマル印字方式による第1の印字部10および第2の印字部11において第1の表示領域6および第2の表示領域7にそれぞれ所定の情報(たとえば、各種伝票に必要な送り状、控票、領収書、受領票などの各欄およびその必要なデータ)を印字する。もちろん、熱転写印字方式その他任意の印字方式を採用することができる。
第2の印字部11の下流側に用紙切断部12を設けて、複合ラベル連続体1の切取り分離線3の部分で切断し、単葉の複合ラベル2として発行可能とする。なお、切取り分離線3の部分にあらかじめ分離用ミシン目(図示せず)などを形成して、手により切り取り分離可能としてもよい。
また、第2の表示領域7には、複合ラベル2の移送方向下流側に位置して複合ラベル2の位置検出用マーク13をあらかじめ印刷してある。
両面印字プリンター8により印字した複合ラベル2を、その折畳み線5において第1の表示領域6および第2の表示領域7を同一平面上に開いた状態で被貼付け体(たとえば配送荷物M、図6ないし図8)に貼り付け可能とする。
さらに、第1の表示領域6および第2の表示領域7の少なくともいずれか一方(図示の例では第1の表示領域6)における切取り線14の部分で切取り領域15を切り取り可能としている。
すなわち、図4は、複合ラベル2を折畳み線5において開いた状態の平面図、図5は、同開いた状態の透視裏面図であって、切取り線14は、複合ラベル2の移送方向に沿ってその下流側縁部から上流側縁部に向かう互いに平行に対向する第1の切取り線16および第2の切取り線17と、第1の切取り線16および第2の切取り線17に直交するようにまたがる第3の切取り線18と、を有する。
切取り領域15は、第1の切取り線16、第2の切取り線17および第3の切取り線18により画定される上流側に位置する第1の切取り領域19と、同じく第1の切取り線16、第2の切取り線17および第3の切取り線18により画定される下流側に位置する第2の切取り領域20と、を有する。
すなわち、切取り領域15は、互いに隣り合う第1の切取り領域19および第2の切取り領域20を有するとともに、両面印字プリンター8内に装填された状態で第2の切取り領域20を第1の切取り領域19の下流側に位置するように帯状の複合ラベル連続体1(ラベル基材4)を移送して印字可能としている。
第1の切取り線16は、第2の切取り領域20の図4中、上方縁部から始まる切取り縁部ミシン目21と、切取り縁部ミシン目21につづいて第2の切取り領域20の端部に位置するとともに切取り縁部ミシン目21の切断部よりわずかに長い接続部22と、第1の切取り領域19の端部に位置する内方スリット23と、内方スリット23に連続する内方ミシン目24と、内方ミシン目24に連続するとともに第1の切取り領域19の図4中、下方縁部に至る切取り縁部スリット25と、からこれを構成する。
第2の切取り線17は、第1の切取り線16と図中左右一対をなすもので、第1の切取り線16と同様に、上記切取り縁部ミシン目21、接続部22、内方スリット23、内方ミシン目24および切取り縁部スリット25からこれを構成する。
第3の切取り線18は、左右一対の内方スリット23にそれぞれの端部において連続する左右一対の境界部スリット26と、境界部スリット26の間においてこれに連続して中央部に位置する境界部ミシン目27と、からこれを構成する。
すなわち境界部スリット26は、第1の切取り領域19および第2の切取り領域20の境界部における境界部ミシン目27に連続してこれを形成している。
また内方スリット23および境界部スリット26は、第1の切取り領域19および第2の切取り領域20の内方部に位置している内方ミシン目24および境界部ミシン目27に連続していることになるとともに、互いにその端部において直交して連続し、かつ、内方スリット23は内方ミシン目24のみに連続し、境界部スリット26は境界部ミシン目27のみに連続している。
なお、上記スリット(内方スリット23、切取り縁部スリット25、境界部スリット26)の長さについては、第1の切取り領域19および第2の切取り領域20の寸法に応じて任意にこれを設計することができるが、第1の切取り領域19および第2の切取り領域20を横長長方形状とした図示の例ではたとえば、内方スリット23および切取り縁部スリット25は、ほぼ同等の長さであって、境界部スリット26の1/3〜1/4程度とすることができる。
さらに、境界部スリット26については、その左右一対の合計長さが第3の切取り線18の1/2〜1/3程度とすることができる。
かくして、切取り領域15は、上記切取り縁部ミシン目21、接続部22、内方スリット23、内方ミシン目24、切取り縁部スリット25、境界部スリット26および境界部ミシン目27からこれを画定している。
なお本発明においては、第1の切取り線16、第2の切取り線17および第3の切取り線18の少なくともひとつの切取り線におけるミシン目(内方ミシン目24あるいは境界部ミシン目27)に連続して、少なくとも一本のスリット(内方スリット23、切取り縁部スリット25あるいは境界部スリット26)を形成すればよい。
さらに本発明においては、内方スリット23、切取り縁部スリット25および境界部ミシン目27のうち、第1の切取り領域19および第2の切取り領域20においてミシン目(内方ミシン目24および境界部ミシン目27)に連続して少なくともこれを二本形成することが望ましい。
第1の切取り領域19は、配送荷物M(図6〜図8)の配送先における領収書あるいは物流センターにおける控票として利用されるもので、必要な情報を印字可能としている。
第2の切取り領域20は、配送荷物Mの配送先における受領票として利用されるもので、必要な情報を印字可能としているとともに、受領印を押印可能としている。
第2の表示領域7は、配送荷物Mの配送システムにおける送り状として利用されるもので、必要な情報を印字可能としている。
とくに図2、図5に示すように、第1の表示領域6および第2の表示領域7は、折畳み線5において折り畳んだ状態で互いに対向するそれぞれの裏面に、たとえばホットメルト系の粘着剤を塗布した粘着剤層(第1の粘着剤層29、第2の粘着剤層30、第3の粘着剤層32、第4の粘着剤層35)、およびシリコーンオイルなどの剥離剤を塗布した剥離剤層(第1の剥離剤層28、第2の剥離剤層31、第3の剥離剤層33、第4の剥離剤層34)を互いに対向するように互い違いに形成してある。
具体的には、折り畳んだ状態の複合ラベル2における表面側の第1の表示領域6の裏面においては、第1の切取り領域19および第2の切取り領域20に第1の剥離剤層28を形成し、対応する裏面側の第2の表示領域7の裏面においては第1の粘着剤層29を形成している。
折畳み線5を境にしてその左右には、第1の表示領域6の裏面に第2の粘着剤層30を形成し、対応する第2の表示領域7の裏面には第2の剥離剤層31を形成している。
第1の表示領域6の折畳み線5とは反対側の端部には、第3の粘着剤層32を形成し、対応する第2の表示領域7の裏面には、第3の剥離剤層33を形成している。
第1の表示領域6の最端部には、第4の剥離剤層34を形成し、対応する第2の表示領域7の裏面には、第4の粘着剤層35を形成している。
したがって、第1の表示領域6の裏面には、細幅状の第2の粘着剤層30および第3の粘着剤層32が形成されているので、第1の表示領域6を配送荷物Mに貼り付けておくことができ、第2の表示領域7の裏面には、広い面積にわたる第1の粘着剤層29が形成されているので、第2の表示領域7を配送荷物Mに貼り付けておくことができる。
また、第1の表示領域6の裏面における第1の切取り領域19および第2の切取り領域20の裏面は、第1の剥離剤層28が形成されているので、この第1の切取り領域19および第2の切取り領域20を複合ラベル2の本体から切り取って、配送荷物Mからはがすことができる。
なお、第2の表示領域7における第4の粘着剤層35の外側最端部には、つまみ縁部36を細幅状に形成し、折り畳んだ状態の複合ラベル2においてつまみ縁部36が第1の表示領域6から突出して、第1の表示領域6から第2の表示領域7を剥離して図4および図5に示す開放状態に開きやすいようにしている。
こうした構成の複合ラベル連続体1ないし複合ラベル2において、図1および図2に示すように折畳み線5において折り畳んだ状態の複合ラベル連続体1を両面印字プリンター8に装填して、第1の表示領域6および第2の表示領域7に必要な情報を印字し、折畳み線5の部分で開いて、配送荷物Mに貼り付ける。
図6は、複合ラベル2を配送荷物Mに貼り付けた状態の平面図、図7は、同、複合ラベル2を配送荷物Mに貼り付けた状態から第1の切取り領域19を切り取った状態の平面図、図8は、第1の切取り領域19を切り取った状態から第2の切取り領域20を切り取った状態の平面図である。
とくに、図6に示す状態から、第1の表示領域6における第1の切取り領域19を複合ラベル2から切り取る(配送荷物Mからはがす)際に、第1の切取り領域19の縁部には、左右一対の切取り縁部スリット25が形成されているので、切取り開始操作が容易かつ確実である。
また、第1の切取り領域19と第2の切取り領域20との間には、内方スリット23から始まって図6中、横方向に延びる境界部スリット26に至るスリットが連続して形成されているため、さらに、境界部スリット26の端部から第2の切取り領域20に至る部位には接続部22が形成されているので、第1の切取り領域19を切り取る際に、その切取り作用の引っ張り力が接続部22で抑えられるとともに内方スリット23から境界部スリット26の方向(横方向)に分散する結果、第2の切取り領域20が一緒に切り取られてしまうおそれ、あるいは第2の切取り領域20の一部が一緒に引っ張られてその一部が破けてしまうおそれは非常に少ない。
すなわち、切取り縁部スリット25を形成している第1の切取り領域19から第2の切取り領域20に向かって切り取るようにすることにより、第1の切取り領域19のみを容易かつ確実に切り取ることができる。なお、切取り縁部スリット25が形成されていなくても、上述のように、第1の切取り領域19および第2の切取り領域20の分離が容易であるため、切取り分離操作は容易かつ確実である。
さらに、第1の切取り領域19を切り取った図7の状態から第2の切取り領域20を切り取ることになるが、この切取り操作は、第2の切取り領域20の図中、上縁部あるいは下縁部に位置するいずれの切取り縁部ミシン目21からも切り取ることができ、切取り縁部ミシン目21の端部に接続部22があるとしても、一枚の第2の切取り領域20のみを切取り縁部ミシン目21の部分で切り取ればよいことになるため、容易に第2の切取り領域20を切り取って、図8の状態にすることができる。
なお上述の実施例においては、本発明による複合ラベル2を配送伝票として利用した場合を説明したが、任意の被貼付け体に貼り付けて必要な情報を印字し、さらにその一部を順次切り取ってゆくようなシステムに応用可能である。
1 複合ラベル連続体(図1)
2 複合ラベル(実施例、図2、図4、図5)
3 切取り分離線
4 ラベル基材
5 折畳み線
6 第1の表示領域
7 第2の表示領域
8 両面印字プリンター(図3)
9 用紙供給部
10 第1の印字部
11 第2の印字部
12 用紙切断部
13 位置検出用マーク
14 切取り線(第1の切取り線16、第2の切取り線17、第3の切取り線18)
15 切取り領域(第1の切取り領域19、第2の切取り領域20)
16 第1の切取り線(切取り縁部ミシン目21、接続部22、内方スリット23、内方ミシン目24、切取り縁部スリット25)
17 第2の切取り線(切取り縁部ミシン目21、接続部22、内方スリット23、内方ミシン目24、切取り縁部スリット25)
18 第3の切取り線(境界部スリット26、境界部ミシン目27)
19 第1の切取り領域
20 第2の切取り領域
21 左右一対の切取り縁部ミシン目
22 左右一対の接続部
23 左右一対の内方スリット
24 左右一対の内方ミシン目
25 左右一対の切取り縁部スリット
26 左右一対の境界部スリット
27 境界部ミシン目
28 第1の表示領域6の裏面における第1の剥離剤層
29 第2の表示領域7の裏面における第1の粘着剤層
30 第1の表示領域6の裏面における第2の粘着剤層
31 第2の表示領域7の裏面における第2の剥離剤層
32 第1の表示領域6の裏面における第3の粘着剤層
33 第2の表示領域7の裏面における第3の剥離剤層
34 第1の表示領域6の裏面における第4の剥離剤層
35 第2の表示領域7の裏面における第4の粘着剤層
36 第2の表示領域7に形成したつまみ縁部
M 配送荷物(被貼付け体、図6〜図8)

Claims (11)

  1. ラベル基材を折畳み線において折り畳んで、その表面側における第1の表示領域およびその裏面側における第2の表示領域を形成し、この第1の表示領域および第2の表示領域にそれぞれ所定の情報を印字し、前記折畳み線においてこの第1の表示領域および第2の表示領域を同一平面上に開いた状態で被貼付け体に貼り付け可能とするとともに、この第1の表示領域および第2の表示領域の少なくともいずれか一方における切取り領域を切取り線において切り取り可能としている複合ラベルであって、
    前記切取り線は、
    互いに対向する第1の切取り線および第2の切取り線と、
    この第1の切取り線および第2の切取り線にまたがる第3の切取り線と、を有するとともに、前記切取り領域を画定するミシン目を有し、
    前記第1の切取り線、前記第2の切取り線および前記第3の切取り線の少なくともひとつの前記切取り線におけるこのミシン目に連続してスリットを形成していることを特徴とする複合ラベル。
  2. 前記第1の表示領域および前記第2の表示領域は、
    前記折畳み線において折り畳んだ状態で互いに対向するそれぞれの裏面に、粘着剤層および剥離剤層を互いに対向するように互い違いに形成してあることを特徴とする請求項1記載の複合ラベル。
  3. 前記切取り領域は、
    互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、
    前記スリットは、
    この第1の切取り領域および第2の切取り領域の境界部における前記ミシン目に連続してこれを形成していることを特徴とする請求項1または2記載の複合ラベル。
  4. 前記切取り領域は、
    互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、
    前記スリットは、
    この第1の切取り領域および第2の切取り領域の少なくともいずれか一方の前記切取り線における前記ミシン目に連続してこれを形成していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の複合ラベル。
  5. 前記切取り領域は、
    互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、
    前記スリットは、
    この第1の切取り領域および第2の切取り領域の少なくともいずれか一方の切取り縁部に位置するように、前記ミシン目に連続してこれを形成していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の複合ラベル。
  6. 前記切取り領域は、
    互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、
    前記スリットは、
    この第1の切取り領域および第2の切取り領域の少なくともいずれか一方の内方部に位置している前記ミシン目に連続してこれを形成していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の複合ラベル。
  7. 前記切取り領域は、
    互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、
    前記スリットは、
    この第1の切取り領域および第2の切取り領域において前記ミシン目に連続して少なくともこれを二本形成してあることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の複合ラベル。
  8. 前記切取り領域は、
    互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、
    前記スリットは、
    この第1の切取り領域および第2の切取り領域の境界部における前記ミシン目、さらにこの第1の切取り領域における前記前記ミシン目のみに連続してこれを形成していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の複合ラベル。
  9. 前記切取り領域は、
    互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、
    この第1の切取り領域および第2の切取り領域のいずれか一方の前記ミシン目に接続部を形成してあることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の複合ラベル。
  10. 前記切取り領域は、
    互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、
    この第2の切取り領域をこの第1の切取り領域の下流側に位置するように前記ラベル基材を移送して印字可能としていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の複合ラベル。
  11. ラベル基材を折畳み線において折り畳んで、その表面側における第1の表示領域およびその裏面側における第2の表示領域を形成し、この第1の表示領域および第2の表示領域にそれぞれ所定の情報を印字し、前記折畳み線においてこの第1の表示領域および第2の表示領域を同一平面上に開いた状態で被貼付け体に貼り付け可能とするとともに、この第1の表示領域および第2の表示領域の少なくともいずれか一方における切取り領域を切取り線において切り取り可能としている複合ラベルの切取り方法であって、
    前記切取り線は、
    互いに対向する第1の切取り線および第2の切取り線と、
    この第1の切取り線および第2の切取り線にまたがる第3の切取り線と、を有するとともに、前記切取り領域を画定するミシン目を有し、
    前記第1の切取り線、前記第2の切取り線および前記第3の切取り線の少なくともひとつの前記切取り線におけるこのミシン目に連続してスリットを形成し、
    前記切取り領域は、
    前記第1の切取り線、前記第2の切取り線および前記第3の切取り線により画定されて互いに隣り合う第1の切取り領域および第2の切取り領域を有するとともに、
    前記スリットは、
    この第1の切取り領域および第2の切取り領域の境界部における前記ミシン目に連続して形成した境界部スリットと、
    この第1の切取り領域および第2の切取り領域の少なくともいずれか一方の切取り縁部に位置するように、前記ミシン目に連続して形成した切取り縁部スリットと、を有し、
    この切取り縁部スリットを形成しているこの第1の切取り領域あるいは第2の切取り領域から、この第2の切取り領域あるいは第1の切取り領域に向かって切り取るようにすることを特徴とする複合ラベルの切取り方法。
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